JP2003253802A - 屋根ユニット及び該屋根ユニットを用いた施工方法 - Google Patents

屋根ユニット及び該屋根ユニットを用いた施工方法

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JP2003253802A
JP2003253802A JP2002052125A JP2002052125A JP2003253802A JP 2003253802 A JP2003253802 A JP 2003253802A JP 2002052125 A JP2002052125 A JP 2002052125A JP 2002052125 A JP2002052125 A JP 2002052125A JP 2003253802 A JP2003253802 A JP 2003253802A
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JP
Japan
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roof
roof unit
unit
building
temporary reinforcing
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JP2002052125A
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Tetsuya Aoyama
哲也 青山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目的に応じた所望の強度が得られると共に、製
造コストの上昇を抑制できる屋根ユニット及び該屋根ユ
ニットを用いた施工方法を提供する。 【解決手段】ユニット住宅6の上部に載置されて、屋根
面部8を支持する複数の支柱10,10を設けてなる屋
根ユニット7である。支柱10,10間に掛け渡される
と共に、取り外し可能となるように装脱着自在な仮補強
梁12,12が設けられている。また、ユニット住宅6
を構成する2つの居室ユニット2,2に跨らせて束部材
24が装着されて、屋根面部8,8及び屋根パネル部材
25,25の突き合わせ部分が下方から支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット工法に屋
根パネル部材を用いる際に好適な屋根ユニット及び該屋
根ユニットを用いた施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の構造としては、建物ユニッ
トを複数組み合わせてユニット建物を構成するユニット
工法で、屋根ユニットと屋根パネルとを組み合わせて、
屋根部を形成するものが提案されている(特開平8−3
12052号公報等参照)。
【0003】このうち、図9に示すようなユニット建物
1では、下階の建物ユニットとしての居室ユニット2…
の上部に、屋根部3の一部を構成する屋根ユニットとし
ての棟部ユニット4が、クレーン等を用いて吊り上げら
れて載置される(図9中(a))。
【0004】次に、図9中(b)に示すように、前記棟
部ユニット4の桁梁フレーム4aと、前記居室ユニット
2の桁梁フレーム2aとの間に、平板状の屋根パネル部
材5,5が、所定の角度、傾斜されて装着される。
【0005】このため、図9中(c)に示すように、棟
部ユニット4の屋根面4aと、屋根パネル部材5の屋根
面5aとは、棟から軒先まで連設されて、屋根部3が略
構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、前記棟部ユニット4が、単体で搬
送や或いは、前記クレーンによる吊り上げに耐える強度
を与えられている。
【0007】このため、屋根パネル部材5,5を装着し
た後の施工完了状態では、過剰な強度となり、製造コス
トの増大を招いてしまうといった問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、目的に応じた所望の強度が得
られると共に、製造コストの上昇を抑制できる屋根ユニ
ット及び該屋根ユニットを用いた施工方法を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、建物の上部に載置されて、
屋根面部を下方から支持する複数の支柱を設けてなる屋
根ユニットであって、前記支柱間に掛け渡されると共
に、載置状態では、取り外し可能となるように装脱着自
在な仮補強梁を設けた屋根ユニットを特徴としている。
【0010】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記屋根ユニットの搬送及び吊り上げを行う際に
は、前記仮補強梁が前記支柱間に掛け渡されて、吊り上
げ及び搬送に必要とされる所望の強度を得ることができ
る。
【0011】また、前記建物の上部に載置された状態で
は、前記屋根ユニットから、前記仮補強梁が取り外され
て、回収される。
【0012】このため、施工後は、過剰な強度となるこ
となく、製造コストの増大を抑制できる。
【0013】また、請求項2に記載されたものでは、前
記支柱は、屋根ユニットの一側面を構成する妻トラスと
一体に設けられている請求項1記載の屋根ユニットを特
徴としている。
【0014】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記支柱が、屋根ユニットの一側面を構成する妻
トラスと一体に設けられているので、前記仮補強梁を用
いて妻トラス間を接続するだけで、容易に吊り上げ及び
搬送に必要とされる所望の強度を有する屋根ユニットを
仮組みできる。
【0015】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記建物を構成する少なくとも2以上の建物ユニットに跨
って立設して、前記屋根面部に連設する屋根パネル部材
を下方から支持する束部材を、着脱可能に設けた請求項
1又は2記載の屋根ユニットを特徴としている。
【0016】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記束部材が、少なくとも2以上の建物ユニット
に跨って立設されて、前記屋根パネル部材の突き合わせ
部分が下方から支持される。
【0017】このため、屋根パネル部材の荷重は、該束
部材から下方の各建物ユニットに分散されて支持され、
安定性が良好である。
【0018】更に、請求項4に記載されたものでは、前
記複数の支柱間に前記仮補強梁を掛け渡して接合して、
前記屋根ユニットを搬送すると共に、施工現場では、該
屋根ユニットを前記建物の上部に載置した後、前記仮補
強梁を取り外し、前記束部材を装着して、前記屋根パネ
ル部材を下方から支持させる請求項3記載の屋根ユニッ
トを用いた施工方法を特徴としている。
【0019】このように構成された請求項4記載のもの
では、複数の前記支柱間が前記仮補強梁で接合されて、
仮組みされた前記屋根ユニットが搬送される。
【0020】該屋根ユニットでは、搬送及び吊り上げに
必要な強度を前記仮補強梁を掛け渡して接合することで
得ることが出来る。
【0021】また、施工現場では、該屋根ユニットが前
記建物の上部に載置された後、前記仮補強梁が取り外さ
れる。
【0022】取り外された前記仮補強梁は、回収されて
再利用されるので、更に製造コストの増大を抑制でき
る。
【0023】そして、前記束部材を装着することによっ
て、前記屋根パネル部材を下方から支持して、主に垂直
方向の荷重を受け持たせることが出来る。
【0024】このため、搬送時、吊り上げ時、及び施工
後に渡り、各状態で目的に応じた所望の強度が得られる
と共に、製造コストの上昇を抑制できる屋根ユニットを
用いた施工方法を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態1】次に、本発明の実施の形態1を
図面を参照しながら説明する。
【0026】図1乃至図8は、本発明の実施の形態1の
ユニット建物としてのユニット住宅1を示すものであ
る。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分は同一符号
を付して説明する。
【0027】まず、構成から説明すると、この実施の形
態1のユニット住宅6は、複数の箱型の建物ユニットと
しての居室ユニット2…の上部に、屋根部9が載置され
ている。
【0028】この屋根部9は、主に、屋根ユニット7と
この屋根ユニット7に予め形成される屋根面部8,8及
び屋根ユニット7とは別体の屋根パネル部材25,25
等を組み合わせて構成されている。
【0029】このうち、前記屋根ユニット7は、前記屋
根面部8,8を支持する左右一対の支柱10,10を、
横材10a,10aで連結してロの字状となるように一
体に形成された妻トラス11,11によって左,右両側
面が形成されると共に、これらの妻トラス11,11間
には、左,右仮補強梁12,12及び補助トラス部材1
3,13が掛け渡されて連結され、略直方体形状に仮組
みされるように構成されている。
【0030】また、図4に示すように、前記一方の妻ト
ラス11の上部には、略二等辺三角形形状の破風部を形
成する斜材10b,10bが設けられている。
【0031】そして、図3に示すように、前記仮補強梁
12,12は、前記補助トラス部材13,13を略中央
位置で固定する連結プレート部材14に対して、ボルト
15,15及びナット16,16を用いて締結すること
により固定されると共に、これらのボルト15,15及
びナット16,16の締結を解除することにより取り外
し可能として装脱着自在となるように固定されている。
【0032】すなわち、この連結プレート部材14は、
前記補助トラス部材13,13の一端がボルト17及び
ナット18を用いて固定される固定基板14aと、この
固定基板14aの左右方向略中央で直交するように立設
されて、前記仮補強梁12,12を着脱可能に固定する
縦挟持板部14bと、屋根面部8,8を下方から支持す
る断面略逆ハット状の支持面部14cとから主に構成さ
れている。
【0033】また、前記仮補強梁12は、断面略コ字状
に形成されると共に、前記縦挟持板部14bと対向する
端面部12aには、前記ボルト15,15を各々挿通可
能なボルト孔12b,12bが形成されている。
【0034】更に、この仮補強梁12の妻側端縁には、
前記妻トラス11の取付プレート11a,11aに各々
対向する取付片12c,12cが一体に設けられてい
る。
【0035】これらの取付片12c,12cには、各々
ボルト孔12d,12dが形成されている。
【0036】そして、図4に示すように、前記取付プレ
ート11a,11aに形成されたボルト孔11b,11
bと共に、ボルト15,15を挿通させることによっ
て、裏面側から螺合されるナット16,16を用いて締
結固定可能であると共に、螺合を緩めて、締結を解除す
ることにより、この仮補強梁12を取り外し可能として
装脱着自在となるように構成されている。
【0037】また、前記補助トラス部材13,13の他
端は、前記妻トラス11の支柱10,10下端近傍に設
けられた固定プレート11c,11cに各々ボルト17
及びナット18を用いて固定されている。
【0038】更に、この前,後の連結プレート14,1
4間には、水平梁19が掛け渡されると共に、この水平
梁19の略中央には、前記屋根面部8,8を支持する仮
置治具20が装脱着可能に設けられている。
【0039】この仮置治具20は、図7に示すように、
束部22の上端に形成されたパネル受け部21上面にス
リット21aが形成されると共に、このスリット21a
に、平板状の取付プレート23が介挿されて立設されて
いる。
【0040】更に、この屋根ユニット7では、前記ユニ
ット住宅6の上部に載置された後に、図1に示すような
束部材24が装着されるように構成されている。
【0041】この束部材24は、前記ユニット住宅6を
構成する少なくとも2以上の居室ユニット2,2の桁梁
フレーム2a,2aに跨って下端部の固定プレート24
aを装着することにより、束本体24bを立設させてい
る。
【0042】また、この束本体24bの上端には、前記
固定基板14aに固定される取付プレート24cが設け
られると共に、この取付プレート24cと一体に、断面
略逆ハット状の支持面部24dが設けられていて、前記
屋根面部8,8に連設されてこの屋根面部8,8よりも
軒先側に位置する屋根パネル部材25,25の棟側の突
き合わせ部分を下方から支持するように構成されてい
る。
【0043】更に、前記屋根面部8は、図5に示すよう
に、左,右一対の垂木26,26間に複数の桟木27…
が、所定間隔を置いて掛け渡されてラダー状を呈するよ
うに構成されると共に、上面には、野地板28が貼設さ
れている。そして、この野地板28の上面にルーフィン
グが、貼設されて前記屋根ユニット8が仮組みされてい
る。
【0044】また、この垂木26,26の外側面には、
金属製のアングル材29,29が、、そして、内側面に
はL字金具30,30が取り付けられていて、図8に示
すように、前記仮置治具20の取付プレート23及び前
記連結プレート14の支持面部14c等に固定されて装
着されるように構成されている。
【0045】次に、この実施の形態1の屋根ユニット及
び該屋根ユニットを用いた施工方法の作用について説明
する。
【0046】このように構成された実施の形態1の屋根
ユニット及び該屋根ユニットを用いた施工方法では、図
3に示すように、工場内で出荷前に、前記仮補強梁1
2,12を前記連結プレート14を用いて連結すると共
に、図5に示すように屋根面部8,8を、前記屋根パネ
ル部材25,25とは個別に組み立てる。
【0047】そして、図6乃至図8に示すように、屋根
ユニット7上部に、前記屋根面部8を載置して、棟側の
屋根部9を形成して、屋根ユニット7を仮組みする。
【0048】このうち、屋根ユニット7は、図4に示す
ように、左右一対の支柱10,10を、横材10a,1
0aで連結してロの字状となるように一体に形成された
妻トラス11,11間に、図3に示すように連結プレー
ト14を挟んで連結された前記仮補強梁12,12及び
補助トラス部材13,13が掛け渡されて連結される。
【0049】この際、前記支柱10,10は、屋根ユニ
ット7の左,右側面を構成する妻トラス11と一体に設
けられているので、前記仮補強梁12,12を用いて妻
トラス11,11間を接続するだけで、容易に吊り上げ
及び搬送に必要とされる所望の強度を有する略箱状の屋
根ユニット7が仮組みできる。
【0050】次に、前,後の仮補強梁12,12中央に
位置する連結プレート14,14間に掛け渡された水平
梁19の略中央に、前記屋根面部8,8を支持する仮置
治具20が、取付プレート23と共に図7に示すように
立設される。
【0051】そして、図8に示すように各屋根面部8,
8の前記アングル材29,29を、この取付部プレート
23に固定すると共に、前記L字金具30,30を、前
記連結プレート14の支持面部14c等に固定させる。
【0052】また、前記桟木27,27を前記斜材10
bに固定して、各屋根面部8…が屋根ユニット7上面に
装着される。また、前記屋根面部8は、図5に示すよう
に、左,右一対の垂木26,26間に複数の桟木27…
が、所定間隔を置いて掛け渡されてラダー状を呈するよ
うに接合されると共に、上面には、野地板28が貼設さ
れて、ルーフィングが貼設される。
【0053】このように仮組みされた屋根ユニット7
は、施工現場まで搬送されて、クレーン等を用いて、先
行して配置された居室ユニット2,2の上部に吊り上げ
られる。
【0054】この屋根ユニット7が、搬送されて、吊り
上げられる際には、前記仮補強梁12,12が前記支柱
10,10間に掛け渡されて、吊り上げ及び搬送に必要
とされる所望の強度を得ることができる。
【0055】前記居室ユニット2,2上に前記屋根ユニ
ット7が載置されると、図1に示すように、前記束部材
24,24の下端部の固定プレート24aが、少なくと
も2以上の居室ユニット2,2に跨って装着されると共
に、前記取付プレート24cが、前記固定基板4aに固
定される。
【0056】そして、前記屋根ユニット7から、前記仮
補強梁12…が取り外されて、回収される。
【0057】このため、施工後は、過剰な強度となるこ
となく、製造コストの増大を抑制できる。
【0058】この実施の形態1では、図1に示すよう
に、前記棟側の屋根ユニット7の下方の建物ユニット2
の桁梁フレーム2aと、軒先の前記屋根パネル部材2
5,25の下方の建物ユニット2の桁梁フレーム2aに
跨って下端部の固定プレート24aが装着されている。
【0059】そして、この束本体24bの上端に設けら
れた取付プレート24cが、前記固定基板14aの側面
に固定されて、前記屋根ユニット7の前,後側面部に沿
って立設される。
【0060】更に、この束部材24の支持面部24dに
は、前記屋根パネル部材25,25の棟側側縁の突き合
わせ部分が載置されて固定され、これらの屋根面部8,
8及び屋根パネル部材25,25が下方から支持される
ことにより、屋根面部8,8及び屋根パネル部材25,
25が、棟側から軒先まで連設される。
【0061】このため、前記屋根面部8,8の荷重と共
に屋根パネル部材25,25の荷重が、この束部材24
から下方の2つの居室ユニット2…に分散伝達されて支
持されるので、安定性が良好である。
【0062】このように、複数の前記支柱10,10間
が前記仮補強梁11,11で接合されて、仮組みされた
前記屋根ユニット7が、前記屋根面部8,8と別途搬送
される。
【0063】この屋根ユニット7では、搬送及び吊り上
げに必要な強度が前記仮補強梁11,11を接合するこ
とで得られる。
【0064】また、施工現場では、屋根ユニット7が前
記ユニット住宅6の上部に載置された後、前記仮補強梁
11,11が取り外される。
【0065】このため、施工後は、過剰な強度となるこ
となく、製造コストの増大を抑制できる。
【0066】前記取り外された前記仮補強梁11,11
は、回収されて再利用されるので、更に製造コストの増
大を抑制できる。
【0067】そして、この実施の形態1では、搬送時に
は、前記支柱10,10間に前記仮補強梁12,12が
掛け渡されて、一体となって搬送しやすい略方形形状等
の屋根ユニットとして構成されている。
【0068】また、主に吊り上げ時には、例えば、図9
(a)に示すように屋根ユニット4の四角にワイヤを掛
けて吊り上げる際に、柱間を接続する桁には、水平方向
略中央に向けて圧縮される力が加わる。
【0069】このため、必要とされる水平方向の強度
を、これらの仮補強梁12,12で受け持たせた後、設
置後には、これらの仮補強梁12,12を取り外す。
【0070】そして、予め形成された前記屋根面部8,
8及び、施工後に装着される屋根パネル部材25,25
が、前記束部材24によって、下方から支持されて、主
に垂直方向の荷重を受け持たせることが出来る。
【0071】このため、搬送時、吊り上げ時、及び施工
後に渡り、各状態で目的に応じた所望の強度が得られる
と共に、製造コストの上昇を抑制できる屋根ユニットが
提供されることができる。
【0072】しかも、この実施の形態1では、前記補助
トラス部材13,13が、支柱10,10の下端部から
前記連結プレート14まで斜めに装着されているので、
支柱10,10の下端部間に、下側の梁フレーム部材を
掛け渡さなくてもよい。
【0073】このため、更に、製造コストの上昇を抑制
できる。
【0074】更に、この実施の形態1では、前記仮補強
梁12,12が、連結プレート14によって連結されて
いるので、取り外し後、回収する際に、長手方向で略2
分割される。
【0075】従って、これらの仮補強梁12,12が連
結されている長さである支柱10,10間の長さに比し
て短くすることが出来るので、回収時の搬送が容易に行
える。
【0076】
【発明の効果】以上、上述してきた様に、請求項1に記
載のものでは、前記屋根ユニットの搬送及び吊り上げを
行う際には、前記仮補強梁が前記支柱間に掛け渡され
て、吊り上げ及び搬送に必要とされる所望の強度を得る
ことができる。
【0077】また、前記建物の上部に載置された状態で
は、前記屋根ユニットから、前記仮補強梁が取り外され
て、回収される。
【0078】このため、施工後は、過剰な強度となるこ
となく、製造コストの増大を抑制できる。
【0079】また、請求項2に記載されたものでは、前
記支柱が、屋根ユニットの一側面を構成する妻トラスと
一体に設けられているので、前記仮補強梁を用いて妻ト
ラス間を接続するだけで、容易に吊り上げ及び搬送に必
要とされる所望の強度を有する屋根ユニットを仮組みで
きる。
【0080】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記束部材が、少なくとも2以上の建物ユニットに跨って
立設されて、前記屋根パネル部材の突き合わせ部分が下
方から支持される。
【0081】このため、屋根パネル部材の荷重は、該束
部材から下方の各建物ユニットに分散されて支持され、
安定性が良好である。
【0082】更に、請求項4に記載されたものでは、複
数の前記支柱間が前記仮補強梁で接合されて、仮組みさ
れた前記屋根ユニットが搬送される。
【0083】該屋根ユニットでは、搬送及び吊り上げに
必要な強度を前記仮補強梁を掛け渡して接合することで
得ることが出来る。
【0084】また、施工現場では、該屋根ユニットが前
記建物の上部に載置された後、前記仮補強梁が取り外さ
れる。
【0085】取り外された前記仮補強梁は、回収されて
再利用されるので、更に製造コストの増大を抑制でき
る。
【0086】そして、前記束部材を装着することによっ
て、前記屋根パネル部材を下方から支持して、主に垂直
方向の荷重を受け持たせることが出来る。
【0087】このため、搬送時、吊り上げ時、及び施工
後に渡り、各状態で目的に応じた所望の強度が得られる
と共に、製造コストの上昇を抑制できる、という実用上
有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の屋根ユニット及び該屋
根ユニットを用いた施工方法で、全体の構成を説明する
分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の屋根ユニット及び該屋根ユニッ
トを用いた施工方法で、ユニット住宅の模式図である。
【図3】実施の形態1の屋根ユニット及び該屋根ユニッ
トを用いた施工方法に用いられる仮補強梁の分解斜視図
である。
【図4】実施の形態1の屋根ユニット及び該屋根ユニッ
トを用いた施工方法で、屋根ユニットを仮組みする様子
を説明する分解斜視図である。
【図5】実施の形態1の屋根ユニット及び該屋根ユニッ
トを用いた施工方法で、屋根面部の分解斜視図である。
【図6】実施の形態1の屋根ユニット及び該屋根ユニッ
トを用いた施工方法で、屋根ユニットに屋根面部を形成
する様子を説明する分解斜視図である。
【図7】実施の形態1の屋根ユニットに屋根面部を形成
する様子を説明し、仮置治具付近を拡大した分解斜視図
である。
【図8】実施の形態1の屋根ユニットに屋根面部を形成
する様子を説明する分解斜視図である。
【図9】従来例のユニット工法にパネル工法を併用する
場合の屋根部の組み立てを説明し、(a)は、居室ユニ
ットの上部に棟部ユニットを装着する様子を示し、
(b)は、屋根パネル部材を装着する様子を示し、
(c)は、屋根パネル部材を装着した様子を示したユニ
ット建物の模式図である。
【符号の説明】
2 居室ユニット(建物ユニット) 6 ユニット住宅(ユニット建物) 7 屋根ユニット 8,8 屋根面部 25,25 屋根パネル部材 9 屋根部 10 支柱 11 妻トラス 12 仮補強梁 13 補助トラス部材 14 連結プレート 24 束部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の上部に載置されて、屋根面部を下方
    から支持する複数の支柱を設けてなる屋根ユニットであ
    って、 前記支柱間に掛け渡されると共に、載置状態では、取り
    外し可能となるように装脱着自在な仮補強梁を設けたこ
    とを特徴とする屋根ユニット。
  2. 【請求項2】前記支柱は、屋根ユニットの一側面を構成
    する妻トラスと一体に設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の屋根ユニット。
  3. 【請求項3】前記建物を構成する少なくとも2以上の建
    物ユニットに跨って立設して、前記屋根面部に連設する
    屋根パネル部材を下方から支持する束部材を、着脱可能
    に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の屋根ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】前記複数の支柱間に前記仮補強梁を掛け渡
    して接合して、前記屋根ユニットを搬送すると共に、施
    工現場では、該屋根ユニットを前記建物の上部に載置し
    た後、前記仮補強梁を取り外し、前記束部材を装着し
    て、前記屋根パネル部材を下方から支持させることを特
    徴とする請求項3記載の屋根ユニットを用いた施工方
    法。
JP2002052125A 2002-02-27 2002-02-27 屋根ユニット及び該屋根ユニットを用いた施工方法 Pending JP2003253802A (ja)

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