JP2003253704A - 建設機械の盗難防止装置 - Google Patents

建設機械の盗難防止装置

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JP2003253704A
JP2003253704A JP2002035033A JP2002035033A JP2003253704A JP 2003253704 A JP2003253704 A JP 2003253704A JP 2002035033 A JP2002035033 A JP 2002035033A JP 2002035033 A JP2002035033 A JP 2002035033A JP 2003253704 A JP2003253704 A JP 2003253704A
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switching valve
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electromagnetic switching
pilot
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JP2002035033A
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Homare Matsui
誉 松居
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータに暗所番号の記憶等の負担を掛け
ないで、しかも容易に盗難されがたい盗難防止システム
を提供することを課題としている。 【解決手段】 水平角度を検出する角度検出手段を設け
てコントローラの入力端に接続し、油圧回路の何れかに
電磁切換弁を介挿して該電磁切換弁のソレノイドをコン
トローラの出力端に接続し、かつ、電磁切換弁の作動を
検出する作動検出手段と燃料供給装置装置を設けて、コ
ントローラは建設機械本体が所定角度以上に傾倒した場
合に電磁切換弁のソレノイドに通電して油圧回路を遮断
するようにすると共に電磁切換弁が作動しない場合には
該燃料供給装置への燃料供給を遮断するように構成した
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械の盗難
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来から、建設機械は夜間や休止期間等の
作業をしない場合は作業現場に放置されることが多い。
このため、近年建設機械の盗難が頻発し、これを防止す
るための種々のシステムが開発され、実用化されつつあ
る。しかし、盗難は建設機械を無断で運転して運搬する
場合の他に、建設機械が運転不能な状態、例えばエンジ
ンが作動しない状態にあっても、クレーン等の手段で吊
り上げてトレーラ等に乗せて運搬する場合もあり、盗難
は複雑化しつつある。しかし、後者の場合は組織的大規
模な盗難であり、GPS等のシステムや通信衛星を利用
する必要があり、システムが高価になるだけでなく、監
視体制も組織的にする必要がある。そこで、簡易な盗難
防止システムも必要である。
【0003】簡易な建設機械の盗難防止システム(或い
は盗難防止装置)としては、例えば、公開特許公報、特
開2001−82010、同特開2000−25538
2、同特開2000−73411、同特開平8−301
072等に開示されている。これらの公報に記載の盗難
防止システムにおいては、キースイッチと建設機械に割
り当てられた個別コード(暗証番号)を入力する手段を
具備し、キースイッチがオンにされた場合に入力された
個別コードが記憶装置に記憶されている認証コードと一
致するか否かを判別し、一致した場合のみエンジン始
動、油圧回路を操作可能として盗難を防止するシステム
である。
【0004】上記システムにおける個別コードの桁数は
入力方法の関係から複雑なコードにすることはできない
ために、解読されやすい。従って、キーが盗難に遭った
場合又は無断で複製された場合等においてはその建設機
械は容易に盗難されるケースが多くなる等の問題点があ
る。また、オペレータには暗証番号を記憶しなければな
らないという余分な負担がかかる。
【0005】また、従来の盗難防止装置を備えた建設機
械の中には、パイロット油圧回路又は主油圧回路に電磁
切換弁を設け、通常その電磁切換弁を開(連通)状態に
し、盗難等の異常時にコントローラから電磁切換弁のソ
レノイド制御部に通電して電磁切換弁を切換え、パイロ
ット油圧回路又は主油圧回路を閉(遮断)状態にするこ
とにより、走行その他の動作を不能とし、盗難を防止す
るものが存在する。
【0006】しかし、この種の盗難防止装置は、コント
ローラと電磁切換弁のソレノイドとを接続する配線が切
断された場合にはコントローラから電磁切換弁のソレノ
イドに通電されず、電磁切換弁は切換わらず開(連通)
状態を維持することになる。これらの場合には、走行そ
の他の動作が可能となり、建設機械が盗難に遭うことも
考えられ、盗難を防止できないという課題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は上記事実に
鑑みなされたものであり、オペレータに暗所番号の記憶
等の余分な負担を掛けないで、しかも容易に盗難されが
たい盗難防止システムを提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段として以下の構成を採用している。即
ち、建設機械を盗難する場合は、建設機械自体を走行さ
せてトレーラに乗せ、運搬することが多い。建設機械を
トレーラへの搭乗させるときに建設機械のアタッチメン
トが大きく揺動したり、建設機械本体が進行方向に大き
く傾く。そこで、建設機械本体が所定角度以上に傾倒し
た場合等にそれを検出して、盗難防止システムが作動す
るように構成している。具体的には以下の構成を採用し
ている。
【0009】請求項1に記載の発明は、下部走行体上に
上部旋回体を旋回可能に装架し、エンジンにより駆動さ
れるメインポンプと該メインポンプからの圧油により駆
動されるアクチュエータと該アクチュエータに供給され
る圧油の方向を制御する方向切換弁を含む主油圧回路
と、前記エンジンにより駆動されるパイロットポンプと
前記方向切換弁のパイロット制御部にパイロットポンプ
のパイロット圧を導出するパイロット弁を含むパイロッ
ト油圧回路とを具備した建設機械において、該建設機械
の下部走行体と地面との間の水平角度を検出する角度検
出手段を設けてコントローラの入力端に接続し、前記油
圧回路の何れかに電磁切換弁を介挿して該電磁切換弁の
ソレノイドを該コントローラの出力端に接続し、かつ、
該電磁切換弁の作動を検出する作動検出手段を設けて該
コントローラの入力端に接続し、該コントローラの出力
端をエンジンの燃料供給装置に接続し、該コントローラ
は建設機械本体が所定角度以上に傾倒した場合に前記電
磁切換弁のソレノイドに通電して前記油圧回路を遮断す
るようにすると共に該電磁切換弁が作動しない場合には
該燃料供給装置への燃料供給を遮断するように構成した
ことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、下部走行体上に
上部旋回体を旋回可能に装架し、エンジンにより駆動さ
れるメインポンプと該メインポンプからの圧油により駆
動されるアクチュエータと該アクチュエータに供給され
る圧油の方向を制御する方向切換弁を含む主油圧回路
と、前記エンジンにより駆動されるパイロットポンプと
前記方向切換弁のパイロット制御部にパイロットポンプ
のパイロット圧を導出するパイロット弁を含むパイロッ
ト油圧回路とを具備した建設機械において、該建設機械
のアタッチメントの揺動を検出する揺動センサを設けて
コントローラの入力端に接続し、前記油圧回路の何れか
に電磁切換弁を介挿して該電磁切換弁のソレノイドを該
コントローラの出力端に接続し、かつ、該電磁切換弁の
作動を検出する作動検出手段を設けて該コントローラの
入力端に接続し、該コントローラの出力端をエンジンの
燃料供給装置に接続し、該コントローラは建設機械本体
が所定角度以上に傾倒した場合に前記電磁切換弁のソレ
ノイドに通電して前記油圧回路を遮断するようにすると
共に該電磁切換弁が作動しない場合には該燃料供給装置
への燃料供給を遮断するように構成したことを特徴とし
ている。請求項2記載の発明は請求項1において建設機
械の傾き角度を検出する代わりにアタッチメントの揺動
を検出するようにしたことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記角度検出手段は走行方向の下部走
行体と地面との間の水平角度を検出するセンサであるこ
とを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1〜
請求項3に記載の発明において、前記作動検出手段は前
記電磁切換弁のソレノイドに信号電流が流れたことを検
出するセンサであることを特徴とする。請求項5に記載
の発明は、請求項1〜請求項4に記載の発明において、
前記作動検出手段は前記電磁切換弁の下流側に設けられ
た油圧検出センサであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図に基づ
いて説明する。図1は本発明を実施する実施形態のコン
トローラの構成を示し、図2は本発明を採用した油圧シ
ョベル全体側面図を示し、図3は本発明に係る実施形態
の電気・油圧回路図を示す。また、図4〜図7は本発明
に係る他の実施形態における電気・油圧回路図を示す。
【0013】図2において、下部走行体1には走行装置
2が装着され、下部走行体1には上部旋回体3が旋回可
能に装架されている。そして上部旋回体3の前部にはブ
ーム4a、アーム4b及びバケット4cから構成される
アタッチメント4が俯仰動可能に枢着されている。
【0014】図3において、5はパイロットポンプで、
6はパイロット弁である。パイロットポンプ5とパイロ
ット弁6を繋ぐパイロット一次圧配管7の途中に電磁切
換弁8を介挿している。この電磁切換弁8を常時ポジシ
ョンが8a側に位置させて開(連通)状態を維持し、通
電時にポジション8b側に切換えて閉(遮断)状態とな
るように接続する。このために、電磁切換弁8の入力ポ
ートを前記パイロットポンプ5に接続し、電磁切換弁8
の出力ポートはパイロット弁6の減圧弁6a、6bの入
力ポートに接続し、更に、パイロット弁6の減圧弁6
a、6bの出力ポートはパイロット二次圧配管9、10
により方向切換弁11のパイロット制御部11a、11
bに夫々接続している。
【0015】また、パイロット弁6の減圧弁6a、6b
のタンクポートはタンク12に接続されている。そし
て、方向切換弁11は上流側をエンジン13により駆動
されるメインポンプ14とメイン一次圧配管15により
接続され、下流側をメイン二次圧配管16、17により
走行装置2を構成する走行油圧モータ18と接続されて
いる。一方、上部旋回体3には角度検出手段19が装着
されている。角度検出手段19は水準器やジャイロ等を
利用して構成されたセンサで水平面(水平な地面)と下
部走行体1との間の水平角度を検出する。なお、水平角
度を検出する代わりに、水平角度が所定値以上であるか
又は所定値以下であるかを検出するセンサでもよい。
【0016】水平角度検出手段は、図1に示すように、
コントローラ20の入力側に接続されている。コントロ
ーラ20の出力側には電磁切換弁8のソレノイド8cが
接続されており、コントローラ20とソレノイド8c間
の配線が断線又は短絡、或いは電磁切換弁8が正常に作
動することを確認するための作動検出センサ32がコン
トローラ20の入力側に接続されている。作動検出セン
サ32はコントローラ20の制御信号出力端に接続され
た電圧センサ、又は電磁切換弁8の下流側に設けられた
圧力センサで構成してもよい。なお、コントローラ20
にはメモリ20aが接続されている。
【0017】更に、該コントローラ20の入力側にはア
タッチメント4の揺動を検出する揺動検出センサ33が
接続されている。揺動検出センサ33はブーム4aのブ
ームフートに設けられているブーム角度を検出するため
のポテンショメータ19aを利用して構成してもよい
し、更に、アーム角度検出のためのポテンショメータ1
9b、バケット角度検出のためのポテンショメータ19
cを利用して検出するようにしてもよい。
【0018】コントローラ20の出力側には、電磁切換
弁8のソレノイドに接続されている他に、さらに燃料供
給遮断装置34が接続されている。燃料供給装置34は
エンジン13の燃料供給装置13aに設けられており、
コンのローラ20からの遮断制御信号によりエンジン1
3への噴射燃料の供給路(図示省略)が遮断される。
【0019】尚、コントローラ20には解除装置21が
接続され、解除装置21に入力された暗号が前記コント
ローラ20のメモリ20aに記憶されている暗号と一致
している場合には電磁切換弁8のソレノイド8cへの通
電を遮断する。
【0020】コントローラ20は以下のように機能す
る。角度検出センサ19からの水平角度がメモリ20a
に記憶された所定角度以上になったときは電磁切換弁8
のソレノイド8cに制御信号を通電し、電磁切換弁8を
状態8aから状態8bに切換えて油路7を遮断する。こ
の際に、作動検出センサ32は制御信号出力端の電圧を
検出して、配線27が切断又は短絡しているかどうかを
検出する。作動検出センサ32からの切断又は短絡の信
号を受けた場合は、コントローラ20が燃料供給遮断装
置34に制御信号を送出して燃料供給路を遮断する。こ
れによって、エンジンは停止して、トレーラに建設機械
を搭載することが不可能になり、盗難が防止される。
【0021】なお、角度検出センサ19からの角度の代
わりに揺動センサ33からの信号により揺動振幅、揺動
周期を検出してもよい。即ち、これらの値がメモリ20
aに記憶されている値の範囲内にあるときは、コントロ
ーラ20は制御信号を電磁切換弁に出力する。また、作
動検出センサ32は上記した電圧の代わりに電磁切換弁
8の下流側に設けられた圧力センサ(又は圧力スイッ
チ)からの信号により電磁切換弁8が正常に制御されて
いないと判断されたときは燃料供給路を遮断するように
してもよい。
【0022】なお、解除装置21から解除信号が入力さ
れた場合は、メモリ20aに記憶されている暗号と比較
し、一致した場合には電磁切換弁8のソレノイド8cへ
の通電を遮断し、電磁切換弁8を開(連通)状態に戻す
ことにより通常の作業における傾斜地走行を可能にす
る。このとき、作動検出センサからの信号は無視され
る。
【0023】本実施形態は上記した構成により以下のよ
うに機能する。即ち、平坦な現場で作業する場合、角度
検出器19は殆ど振れず、振れてもコントローラ20に
記憶されている所定の角度以内であり、コントローラ2
0から電磁切換弁8のソレノイド8cに通電されること
はない。仮に、工事現場に起伏があり、角度検出器19
が大きく振れてコントローラ20に記憶されている所定
の角度以上になった場合は電磁切換弁8のソレノイド8
cに通電され、油路が遮断される。その場合において
も、解除装置21に所定の暗号を入力し、その暗号がコ
ントローラ20に記憶されている暗号と一致すれば通電
状態を解除することが可能であり、支障はない。
【0024】一方、油圧ショベル等の建設機械4が盗難
に遭い、自力でトレーラに搭乗する場合は、油圧ショベ
ル等の建設機械4は進行方向に大きく傾き、コントロー
ラ20に記憶されている所定の角度以上に建設機械4本
体が振れることになる。その結果、コントローラ20か
ら電磁切換弁8のソレノイド8cに通電され、電磁切換
弁8は状態8aから状態8bに切換えられ、油路が遮断
され、方向切換弁11の切換えが不能となる。従って、
数トン〜数十トンもある油圧ショベル等の建設機械は前
進も後進もすることができなくなり、トレーラへの搭載
が不可能となり、盗難を防止することができる。
【0025】しかし、コントローラ20と電磁切換弁8
のソレノイド8cを接続する配線が切断された場合等に
はコントローラ20から電磁切換弁8のソレノイド8c
へ通電されず、電磁切換弁8の切換が不能になり、パイ
ロット油圧回路又は主油圧回路を遮断することができな
いため、油圧ショベル等の建設機械が自走によりトレー
ラへの搭乗が可能になり、盗難に遭うことも考えられ
る。そのような場合でも、コントローラ20はエンジン
13へ燃料供給路を遮断する信号が出力され、エンジン
13に燃料が供給されずエンジン13の始動が不能とな
り、盗難を防止することができる。
【0026】図4は更に別の実施形態を示す。この実施
形態では、電磁切換弁22をパイロット弁6の減圧弁6
a、6bと方向切換弁11のパイロット制御部11a、
11bを接続するパイロット二次圧配管9、10に介挿
させたもので、パイロット二次圧を遮断するようにした
ものである。
【0027】図5は更に別の実施形態を示す。この実施
形態では、電磁切換弁23をメインポンプ14と方向切
換弁11を接続するメイン一次圧配管15に介挿させた
もので、メイン一次圧を遮断するようにしたものであ
る。
【0028】図6は更に別の実施形態を示す。この実施
形態では、電磁切換弁24を方向切換弁11と走行油圧
モータ18を接続するメイン二次圧配管16、17に介
挿させたもので、メイン二次圧を遮断するようにしたも
のである。なお、図4から図6に示した実施形態は上記
した実施形態と同様に機能する。詳細な説明は省略す
る。
【0029】図7は更に別の実施形態を示す。この実施
形態ではアタッチメントの揺動を検出して電磁切換弁8
の切換、燃料供給の遮断をするようにした場合である。
図7において、ポテンショメータ19をアタッチメント
4に装着したもので、ブーム4aのブームフートにポテ
ンショメータ19aを、ブーム4aとアーム4bの枢着
部にポテンショメータ19bを、また、アーム4bとバ
ケット4cの枢着部にポテンショメータ19cが夫々装
着されている。
【0030】この実施形態では以下のように機能する。
アタッチメント4を構成するブーム4a、アーム4b、
バケット4cの何れかが揺動して、ポテンショメータ1
9a、19b、19cの何れかが所定角度以上に揺動し
た場合は、コントローラ20から電磁切換弁25のソレ
ノイド25cに通電されて電磁切換弁25は切換えら
れ、パイロット一次圧配管7は遮断される。また、コン
トローラ20と電磁切換弁25のソレノイド25cを接
続する配線が切断された場合等においては、コントロー
ラ20から電磁切換弁25のソレノイド制御部25cへ
は通電されず、電磁切換弁25を切換えることができな
いため、パイロット一次圧配管7を遮断することができ
ず、盗難を防止することができない。しかし、かかる場
合もエンジン13に燃料が供給されずエンジン13の始
動が不能となるので、盗難を防止できる。
【0031】以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳
述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるも
のではなく、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変
を為すことができ、そして、本発明が該改変されたもの
に及ぶことは当然である。例えば、水平角度を検出する
角度検出手段19は一方向(前後方向)の角度を検出す
る検出器としてもよい。けだし、建設機械4を自走させ
てトレーラに搭載させる場合はキャブの運転席は前方に
向くと考えられるからである。
【0032】
【発明の効果】この発明は、コントローラと電磁切換弁
のソレノイド制御部を接続する配線が切断された場合に
おいても、燃料供給遮断信号が出力され、エンジンの燃
料供給を遮断するため、エンジンの始動が不可能にな
り、その結果走行その他の動作が不能になる等、2重の
盗難防止のためのチェックを設けている。従って、より
確実に建設機械を盗難から防止することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したコントローラと制御ブロッ
クとの関係を示す。
【図2】 本発明を採用した油圧ショベル全体側面図で
ある。
【図3】 本発明に係る盗難防止装置の実施形態の電気
・油圧回路図である。
【図4】 本発明に係る他の実施形態の電気・油圧回路
図である。
【図5】 本発明に係る他の実施形態の電気・油圧回路
図である。
【図6】 本発明に係る他の実施形態の電気・油圧回路
図である。
【図7】 本発明に係る他の実施形態の電気・油圧回路
図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 走行装置 3 上部旋回体 4 アタッチメント 5 パイロットポンプ 6 パイロット弁 6a 減圧弁 6b 減圧弁 8 電磁切換弁 11 方向切換弁 13 エンジン 13a 燃料供給装置 14 メインポンプ 18 走行油圧モータ 19 ポテンショメータ 20 コントローラ 20a メモリ 21 解除装置 22〜25 電磁切換弁 32 作動検出器 33 揺動検出器 34 燃料供給遮断装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に
    装架し、エンジンにより駆動されるメインポンプと該メ
    インポンプからの圧油により駆動されるアクチュエータ
    と該アクチュエータに供給される圧油の方向を制御する
    方向切換弁を含む主油圧回路と、前記エンジンにより駆
    動されるパイロットポンプと前記方向切換弁のパイロッ
    ト制御部にパイロットポンプのパイロット圧を導出する
    パイロット弁を含むパイロット油圧回路とを具備した建
    設機械において、該建設機械の下部走行体と地面との間
    の水平角度を検出する角度検出手段を設けてコントロー
    ラの入力端に接続し、前記油圧回路の何れかに電磁切換
    弁を介挿して該電磁切換弁のソレノイドを該コントロー
    ラの出力端に接続し、かつ、該電磁切換弁の作動を検出
    する作動検出手段を設けて該コントローラの入力端に接
    続し、該コントローラの出力端をエンジンの燃料供給装
    置に接続し、該コントローラは建設機械本体が所定角度
    以上に傾倒した場合に前記電磁切換弁のソレノイドに通
    電して前記油圧回路を遮断するようにすると共に該電磁
    切換弁が作動しない場合には該燃料供給装置への燃料供
    給を遮断するように構成したことを特徴とする建設機械
    の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 下部走行体上に上部旋回体を旋回可能に
    装架し、エンジンにより駆動されるメインポンプと該メ
    インポンプからの圧油により駆動されるアクチュエータ
    と該アクチュエータに供給される圧油の方向を制御する
    方向切換弁を含む主油圧回路と、前記エンジンにより駆
    動されるパイロットポンプと前記方向切換弁のパイロッ
    ト制御部にパイロットポンプのパイロット圧を導出する
    パイロット弁を含むパイロット油圧回路とを具備した建
    設機械において、該建設機械のアタッチメントの揺動を
    検出する揺動センサを設けてコントローラの入力端に接
    続し、前記油圧回路の何れかに電磁切換弁を介挿して該
    電磁切換弁のソレノイドを該コントローラの出力端に接
    続し、かつ、該電磁切換弁の作動を検出する作動検出手
    段を設けて該コントローラの入力端に接続し、該コント
    ローラの出力端をエンジンの燃料供給装置に接続し、該
    コントローラは建設機械本体が所定角度以上に傾倒した
    場合に前記電磁切換弁のソレノイドに通電して前記油圧
    回路を遮断するようにすると共に該電磁切換弁が作動し
    ない場合には該燃料供給装置への燃料供給を遮断するよ
    うに構成したことを特徴とする建設機械の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記角度検出手段は走行方向の下部走行
    体と地面との間の水平角度を検出するセンサであること
    を特徴とする請求項1に記載の建設機械の盗難防止装
    置。
  4. 【請求項4】 前記作動検出手段は前記電磁切換弁のソ
    レノイドに信号電流が流れたことを検出するセンサであ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1に記
    載の建設機械の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記作動検出手段は前記電磁切換弁の下
    流側に設けられた油圧検出センサであることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3の何れか1に記載の建設機械の盗
    難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107130655A (zh) * 2017-06-22 2017-09-05 山推工程机械股份有限公司 一种推土机的控制方法及控制系统

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