JP2003252526A - 保護フィルム剥離方法及び装置 - Google Patents

保護フィルム剥離方法及び装置

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JP2003252526A
JP2003252526A JP2002060794A JP2002060794A JP2003252526A JP 2003252526 A JP2003252526 A JP 2003252526A JP 2002060794 A JP2002060794 A JP 2002060794A JP 2002060794 A JP2002060794 A JP 2002060794A JP 2003252526 A JP2003252526 A JP 2003252526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な費用で簡単に板材から保護フィルムを
剥離できる保護フィルム剥離方法及び装置を提供するこ
と。 【解決手段】 保護フィルム2、2が貼り付けられたワ
ーク1を移送する搬送テーブル11と、該搬送テーブル
11のワーク移送方向端部に配置され該ワーク移送方向
とは逆方向に回転する回転ゴムローラー12とを具備
し、該搬送テーブル11上を移送するワーク1の保護フ
ィルム2に該回転ゴムローラー12を接触させ該保護フ
ィルム2を剥離し、該剥離した保護フィルム2を溝状の
フィルム送込み部21に送り込むようにした。また、ワ
ーク検出センサ20がワーク1を検出したら保護フィル
ム2の剥離動作を停止し、検出しなくなったら剥離動作
を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護フィルムが貼
り付けられた板材(ワーク)より、その保護フィルムを
剥離する保護フィルム剥離方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】板材の表面に傷が付いたり、腐食した
り、汚れたりするのを防止する目的で、一般に板材の表
面に保護フィルムを貼り付けることが多い。このように
表面に保護フィルムが貼り付けられた板材は使用段階で
該保護フィルムを剥離する必要がある。従来この保護フ
ィルムを剥離するのに、粘着材を使用して、手作業で剥
離する方法、また粘着テープを自動巻取り化して剥離す
る方法、保護フィルムを吸着(真空吸着)して自動剥離
する方法等が提案されている。
【0003】しかしながら、上記粘着材にて剥離する方
法は,粘着材が消耗品として必要であり、保護フィルム
剥離のために継続的費用が発生するという問題がある。
また、保護フィルムを吸着して剥離する場合は、真空発
生機器を含め真空源が必要となり、実施する環境に制約
がある他、構造が複雑となるためコスト面でも高価とな
るという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、安価な費用で簡単に板材から保護
フィルムを剥離できる保護フィルム剥離方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、保護フィルムが貼り付けられ
たワークと回転する回転ゴムローラーを有し、該ワーク
又は回転ゴムローラー又は双方の移動により、該ワーク
のエッジ部保護フィルムと回転ゴムローラーを対向させ
て接触させ、該ワークから保護フィルムを剥離するきっ
かけを作ることを特徴とする保護フィルム剥離方法にあ
る。
【0006】上記のようにワーク又は回転ゴムローラー
又は双方の移動、即ち相対的移動により、該ワークのエ
ッジ部保護フィルムと回転ゴムローラーを対向させて接
触させることにより、回転ゴムローラーと保護フィルム
の摩擦力により、保護フィルムのエッジ部がワークから
剥離され、保護フィルムが剥離するきっかけが作られ
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の保護フィルム剥離方法において、回転ゴムローラーを
回転し続けるとともにワークと回転ゴムローラーの相対
的移動を続け、剥離した保護フィルムを溝状のフィルム
送込み部に送り込むことを特徴とする。
【0008】上記のようにワークから剥離した保護フィ
ルムを溝状のフィルム送込み部に送り込むので、剥離さ
れた保護フィルムはこの溝状のフィルム送込み部に案内
され、剥離された保護フィルムが回転ゴムローラー付近
に滞留することなく、スムーズに排出部へと送られる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の保護フィルム剥離方法において、回転ゴムロー
ラーの回転速度とワークの移送速度に関連性を持たせ
て、剥離ミスを防止することを特徴とする。
【0010】上記のように回転ゴムローラーの回転速度
とワークの移送速度に関連性を持たせる(例えば、ワー
クの移送速度<回転ゴムローラーの回転速度)ことによ
り、ワークから保護フィルムを確実に剥離することが可
能となる。
【0011】請求項4に記載の発明は、保護フィルムが
貼り付けられたワークを移送する搬送テーブルと、該搬
送テーブルのワーク移送方向端部に配置され該ワーク移
送方向とは逆方向に回転する回転ゴムローラーとを具備
し、該搬送テーブル上を移送するワークの保護フィルム
に該回転ゴムローラーを接触させ該保護フィルムを剥離
することを特徴とする保護フィルム剥離装置にある。
【0012】上記のように保護フィルム剥離装置を、ワ
ークを移送する搬送テーブルと回転ゴムローラーとを具
備する構成とすることにより、搬送テーブルで移送され
てくるワークが回転ゴムローラーに接触すると、該回転
ゴムローラーと保護フィルムの摩擦力で保護フィルムが
ワークから剥離する。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の保護フィルム剥離装置において、搬送テーブルのワー
ク移送方向端部と回転ゴムローラーの間に剥離した保護
フィルムを送り込む溝状のフィルム送込み部を設けたこ
とを特徴とする。
【0014】上記のように搬送テーブルの端部と回転ゴ
ムローラーの間に剥離した保護フィルムを送り込む溝状
のフィルム送込み部を設けたので、剥離された保護フィ
ルムはこの溝状のフィルム送込み部に案内されるから、
剥離された保護フィルムは回転ゴムローラー付近に滞留
することなく、スムーズに排出部へ送られる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の保護フィルム剥離装置において、回転ゴムロー
ラーの回転速度と前記ワークの移送速度に関連性を持た
せて、剥離ミスを防止する制御手段を設けたことを特徴
とする。
【0016】上記のように制御手段を設け、回転ゴムロ
ーラーの回転速度とワークの移送速度に関連性を持たせ
る(例えば、ワークの移送速度<回転ゴムローラーの回
転速度)ことにより、ワークから保護フィルムを確実に
剥離することができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の保護フィルム剥離装置において、回転ゴムローラーよ
りワーク移送方向前方所定位置に該ワークの到達を検出
するワーク検出センサを設け、制御手段は前記ワーク検
出センサがワークを検出したら保護フィルムの剥離動作
を停止し、検出しなくなったら剥離動作を再開すること
を特徴とする。
【0018】上記のように制御手段で、ワーク検出セン
サがワークを検出したら保護フィルムの剥離動作を停止
し、検出しなくなったら剥離動作を再開するので、連続
的にワークから保護フィルムを自動的に剥離することが
できる。
【0019】請求項8に記載の発明は、回転する回転ゴ
ムローラーと、該回転ゴムローラーに対向して回転方向
側に溝状の間隙を設けて配置した保護フィルム剥離板を
具備する剥離機構を有し、該剥離機構を保護フィルムが
貼り付けられた静止するワークに向けて移動させ、該ワ
ークエッジ部の保護フィルムに回転ゴムローラーをその
回転方向に対向するように接触させ、該移動を続けるこ
とにより該ワークから剥離する保護フィルムを回転ゴム
ローラーと剥離板との間に溝状の間隙を通して送込むよ
うに構成したことを特徴とする。
【0020】上記のように剥離機構を保護フィルムが貼
り付けられた静止するワークに向けて移動させ、該ワー
クエッジ部の保護フィルムに回転ゴムローラーをその回
転方向に対向するように接触させて保護フィルムを剥離
するので、回転ゴムローラー及び剥離板を具備する簡単
な構成の剥離機構を移動させるだけで、この接触と摩擦
力によりワークから保護フィルムを剥離できる。また、
例えば剥離機構をハンディ型に構成すれば、手動操作で
剥離機構を移動させることにより、ワークから保護フィ
ルムを簡単に剥離することができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の保護フィルム剥離装置において、剥離機構の移動速度
と回転ゴムローラーの回転速度に関連性を持たせて、剥
離ミスを防止する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0022】上記のように制御手段を設け、剥離機構の
移動速度と回転ゴムローラーの回転速度に関連性を持た
せる(例えば、剥離機構の移動速度<回転ゴムローラー
の回転速度)ことにより、ワークから保護フィルムを確
実に剥離することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る保護フィル
ム剥離方法の概念を示す図である。図1において、1は
ワーク(板材)であり、該ワーク1の上下表面に保護フ
ィルム2、2が貼り付けられている。該ワーク1は搬送
テーブル11上を矢印A方向に移送される。搬送テーブ
ル11のワーク1の移送方向(矢印A方向)端部には回
転軸13に固着され、ワーク1の移送方向とは逆方向で
ある矢印B方向に回転する複数個(図では4個)の回転
ゴムローラー12が配置されている。
【0024】搬送テーブル11上を矢印A方向に移送さ
れるワーク1の下方エッジ部の保護フィルム2に矢印B
方向に回転する回転ゴムローラー12を接触させると、
該回転ゴムローラー12と保護フィルム2の摩擦力によ
り、保護フィルム2の端部がワーク1から剥離し、これ
が保護フィルム2をワーク1から剥離させるきっかけと
なり、回転ゴムローラー12を回転し続けることにより
保護フィルム2はワーク1から剥離させることができ
る。
【0025】図2は本発明に係る保護フィルム剥離装置
の概略構成例を示す図である。図において、14はワー
クストッカーであり、該ワークストッカー14は搬送テ
ーブル11の上方に配置されている。該ワークストッカ
ー14内には上下表面に保護フィルム2、2が貼り付け
られた多数枚のワーク1が収容されるようになってい
る。15はワーク移送用ローラーであり、該ワーク移送
用ローラー15は搬送テーブル11面上に所定量突出
し、ワークストッカー14に収納されたワーク1を下方
から1枚ずつ矢印A方向に移送するため回転軸16を中
心に矢印C方向に回転するようになっている。そしてワ
ーク1から剥離された保護フィルム2は、後述するよう
に保護フィルム排出ガイド22に案内されて排出され
る。
【0026】17はワーク押えゴムローラーであり、該
ワーク押えゴムローラー17はワークストッカー14の
枠体に回動自在に設けられた支持部材18の先端部に回
転自在に取り付けられている。19はワーク送りゴムロ
ーラーであり、回転ゴムローラー12に接近してワーク
1の移送方向前方に配置され、ワーク1の移送方向と同
一の矢印D方向に回転する。20はワーク検出センサで
あり、ワーク送りゴムローラー19より所定距離だけワ
ーク1の移送方向前方に配置され、上部に到達するワー
ク1を検出する。
【0027】また、回転ゴムローラー12と搬送テーブ
ル11の間にはワーク1から剥離された保護フィルム2
を送り込む溝状のフィルム送込み部21が設けられてい
る。該フィルム送込み部21の間隔はワーク1から剥離
される保護フィルム2の厚さより若干狭くなっている。
【0028】以下、上記保護フィルム剥離装置の動作を
図3乃至図5に基づいて説明する。先ず、図3に示すよ
うにワークストッカー14に収容されているワーク1の
最下段のワーク1がワーク移送用ローラー15により、
搬送テーブル11上を矢印A方向に移送される。ワーク
1の先端のエッジ部の下表面の保護フィルム2が回転ゴ
ムローラー12に接触すると、該回転ゴムローラー12
と保護フィルム2の摩擦力により、保護フィルム2の先
端がワーク1から剥離される。該剥離された保護フィル
ム2は図4に示すように、回転ゴムローラー12と搬送
テーブル11の間のフィルム送込み部21に送込まれ
る。なお、この時、ワーク押えゴムローラー17はワー
ク1の上面(上表面の保護フィルム2の上面)に当接
し、ワーク1の浮き上がりを押えている。
【0029】上記のようにフィルム送込み部21の間隔
は保護フィルム2の厚さより若干狭くなっているため、
回転ゴムローラー12の回転で剥離され巻き込まれた保
護フィルム2はフィルム送込み部21、即ち回転ゴムロ
ーラー12と搬送テーブル11の先端部との間に挟まれ
た状態となる。この保護フィルム2がフィルム送込み部
21に挟まれた状態で、回転ゴムローラー12が回転し
続け、且つワーク1もワーク送りゴムローラー19で矢
印A方向に送り続けると、保護フィルム2はフィルム送
込み部21に案内され、後に回転ゴムローラー12の回
転方向に誘導される。
【0030】そして保護フィルム2が付着した状態で、
回転ゴムローラー12が回転し続けた場合、保護フィル
ム2が回転ゴムローラー12自体に巻付く恐れがある
が、ここでは保護フィルム排出ガイド22により、保護
フィルム2は回転ゴムローラー12より、確実に分離さ
れ、排出エリア23に排出される。また、ワーク1はフ
ィルム送込み部21を支点として前方(矢印A方向)に
押出される。
【0031】ここで、図示しない制御手段を設け、該制
御手段でワーク検出センサ20が上部にワーク1が到達
したことを検出すると、保護フィルム2の剥離動作を停
止する。即ち、ワーク送りゴムローラー19、回転ゴム
ローラー12及びワーク移送用ローラー15の回転は停
止することにより、保護フィルム2のワーク1からの剥
離を停止する。そして、制御手段は下方表面の保護フィ
ルム2が剥離されたワーク1が図示しない排除手段で排
除されると、ワーク送りゴムローラー19、回転ゴムロ
ーラー12及びワーク移送用ローラー15を再び回転す
る。これにより、上記同様に次のワークの下方表面の保
護フィルム2を自動的に剥離する。
【0032】ここで、ワーク送りゴムローラー19は下
表面の保護フィルム2が剥離されたワーク1を前方(矢
印A方向)に移送する作用と、ワーク1の最後尾の保護
フィルム2が剥離された時、ワーク1がフィルム送込み
部21に送り込まれるのを防止する作用を奏する。
【0033】上記構成の保護フィルム剥離装置におい
て、ワーク1からの保護フィルム2を確実に剥離するに
は、ワーク1の移送速度と回転ゴムローラー12の回転
速度に関連する。一般的には保護フィルム2の剥離ミス
を防止するため、ワーク1の移送速度は回転ゴムローラ
ー12の回転速度に対して遅くすること、即ちワーク移
送速度<回転ゴムローラー12の回転速度とすることが
望ましい。そこで上記制御手段に、回転ゴムローラー1
2、ワーク移送用ローラー15及びワーク送りゴムロー
ラー19の回転速度を制御する制御機能を持たせ、この
制御機能の制御により、ワーク1の移送速度が回転ゴム
ローラー12の回転速度に対して遅くなるようにする
と、保護フィルム2の剥離ミスを無くすることができ
る。即ち、上記制御手段に回転ゴムローラーの回転速度
とワークの移送速度を保護フィルムの剥離ミスが無いよ
うに関連性を持たせて制御する制御機能を持たせること
により、剥離ミスを防止することができる。
【0034】また、ワークストッカー14に収容されて
いるワーク1にテンション機構24により上部から力を
加えることにより、ワーク1の移動方向の力と、回転ゴ
ムローラー12がワーク1に与える該ワーク1の移動方
向とは逆向きの力に関連をもたせることにより(例え
ば、ワーク1の移動方向の力>回転ゴムローラー12が
ワーク1に与える該ワーク1の移動方向とは逆向きの
力)、ワーク1を確実に移送し、ワーク1から保護フィ
ルムを確実に剥離することができる。
【0035】また、回転ゴムローラー12のゴムはワー
ク1(保護フィルム2)に接触したとき、保護フィルム
2との間で該保護フィルム2の剥離に必要な摩擦力を発
生することと、ワーク1の表面に傷が付かないような、
軟質ゴムが望ましい。
【0036】図6は本発明に係る保護フィルム剥離装置
の他の概略構成例を示す図である。本保護フィルム剥離
装置は、回転ゴムローラー31を有する剥離機構30を
具備し、該剥離機構30をテーブル32上に載置されて
静止しているワーク1に向って移動させエッジ部の保護
フィルム2に回転ゴムローラー31をその回転方向(矢
印E方向)に対向して接触させることにより、保護フィ
ルム2の剥離のきっかけをつくって、ワーク1から保護
フィルム2を剥離するように構成したものである。剥離
機構30は回転ゴムローラー31にその回転方向と対向
して所定の寸法の溝状間隙を設けて配置した保護フィル
ム剥離板33を具備している。そしてこの溝状間隙を、
ワーク1から剥離された保護フィルム2を巻き込む保護
フィルム巻込み部34としている。また、回転ゴムロー
ラー31に隣接して保護フィルム巻込み部34に通った
保護フィルム2を回転ゴムローラー31から分離してフ
ィルム排出エリア35に導くための保護フィルム排出ガ
イド36が設けられている。
【0037】上記構成の保護フィルム剥離装置の動作を
図7乃至図9を用いて説明する。先ず、図7に示すよう
に、剥離機構30をテーブル32に載置しているワーク
1に向って矢印F方向(回転ゴムローラー31の回転方
向(矢印E方向)と同じ方向)に移動させワーク1のエ
ッジ部の保護フィルム2に回転ゴムローラー31をその
回転方向に対向するように接触させることにより、回転
ゴムローラー31と保護フィルム2との接触による摩擦
力により保護フィルム2の端部はワーク1より剥離す
る。この剥離した保護フィルム2は剥離機構30の移動
により、図8に示すように、保護フィルム巻込み部34
を通って案内される。
【0038】更に剥離機構30を矢印F方向に移動させ
ることにより、保護フィルム2は更にワークより剥離さ
れる。この剥離された保護フィルムは回転ゴムローラー
31に巻付いて巻込まれようとする傾向があるが、ここ
では保護フィルム排出ガイド36を設けているから、図
9に示すように、保護フィルム2は回転ゴムローラー3
1に巻込まれることなく確実に分離し、フィルム排出エ
リア35に導かれる。
【0039】上記構成の保護フィルム剥離装置において
も、ワーク1からの保護フィルム2を確実に剥離するに
は、剥離機構30の移動速度と回転ゴムローラー31の
回転速度に関連する。一般的には保護フィルム2の剥離
ミスを防止するため、剥離機構30の移動速度は回転ゴ
ムローラー31の回転速度に対して遅くすること、即ち
剥離機構移動速度<回転ゴムローラー31の回転速度と
することが望ましい。そこで制御手段に、回転ゴムロー
ラー31の回転速度及び剥離機構30の移動速度を制御
する制御機能を持たせ、この制御機能の制御により、剥
離機構30の移動速度が回転ゴムローラー31の回転速
度に対して遅くするようにすると、保護フィルム2の剥
離ミスを無くすることができる。
【0040】また、上記のように回転ゴムローラー3
1、保護フィルム剥離板33、保護フィルム排出ガイド
36及びフィルム排出エリア35を具備する剥離機構3
0を静止しているワーク1に向って移動できる構成とす
ることにより、該剥離機構30をテーブル32上を矢印
F方向に移動させる移動機構を設け、テーブル32の所
定位置にワーク1が載置されたことをセンサ(図示せ
ず)等で検出したら、該移動機構を自動的に移動させる
ことにより、ワーク1から保護フィルム2を自動的に剥
離することができる。また、剥離機構30をハンディ型
に構成することにより、手動操作で剥離機構30を移動
させ、回転ゴムローラー31をワーク1のエッジ部の保
護フィルム2に接触させることにより、摩擦力によりワ
ーク1から保護フィルムを剥離させることも可能とな
る。
【0041】なお、上記例では、保護フィルム剥離方法
を、ワーク1を回転ゴムローラー12に向って移送させ
てそのエッジ部保護フィルム2を接触させる例、回転ゴ
ムローラーを有する剥離機構30を静止しているワーク
1に向って移動させる例のものを示したが、これに限定
されるものではなく、ワークと回転ゴムローラー双方を
移動させる構成例でもよい。要はワークと回転ゴムロー
ラーを相対的に移動させて、ワークのエッジ部保護フィ
ルムに回転ゴムローラーを接触させて、保護フィルムを
ワークから剥離させればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように各請求項に記載の発
明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0043】請求項1に記載の発明によれば、ワーク又
は回転ゴムローラー又は双方の移動、即ち相対的移動に
より、該ワークのエッジ部保護フィルムと回転ゴムロー
ラーを対向させて接触させることにより、回転ゴムロー
ラーと保護フィルムの摩擦力により、保護フィルムのエ
ッジ部がワークから剥離され、保護フィルムが剥離する
きっかけが作られるから、このきっかけを利用すること
により、保護フィルムの剥離を容易に実施できる。ま
た、移送されるワークのエッジ部に回転ゴムローラーを
接触するだけで、保護フィルムが剥離するきっかけを作
るので、極めて安価な手段で剥離のきっかけを作ること
ができるとともに、続く剥離を実施できる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、ワークか
ら剥離した保護フィルムを溝状のフィルム送込み部に送
り込むので、剥離された保護フィルムはこの溝状のフィ
ルム送込み部に案内され、剥離された保護フィルムが回
転ゴムローラー付近に滞留することなく、スムーズに排
出部へ送ることができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、回転ゴム
ローラーの回転速度とワークの移送速度に関連性を持た
せる(例えば、ワークの移送速度<回転ゴムローラーの
回転速度)ことにより、簡単に保護フィルムの剥離ミス
を防止することが可能となる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、ワークを
移送する搬送テーブルと回転ゴムローラーとを具備する
構成で、ワークから保護フィルムを剥離するので、簡単
な構成でワークから保護フィルムを剥離する保護フィル
ム剥離装置を提供できる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、搬送テー
ブルの端部と回転ゴムローラーの間に剥離した保護フィ
ルムを送り込む溝状のフィルム送込み部を設けたので、
剥離された保護フィルムはこの溝状のフィルム送込み部
に案内されるから、剥離された保護フィルムは回転ゴム
ローラー付近に滞留することなく、スムーズに排出部へ
送ることのできる構成が簡単で稼働率のよい保護フィル
ム剥離装置を提供できる。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、制御手段
を設け、回転ゴムローラーの回転速度とワークの移送速
度に関連性を持たせる(例えば、ワークの移送速度<回
転ゴムローラーの回転速度)ことにより、保護フィルム
の剥離ミスのない構成が簡単な保護フィルム剥離装置を
提供できる。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、制御手段
で、ワーク検出センサがワークを検出したら保護フィル
ムの剥離動作を停止し、検出しなくなったら剥離動作を
再開するので、連続的にワークから保護フィルムを自動
的に剥離することができる構成が簡単な保護フィルム剥
離装置を提供できる。
【0050】請求項8に記載の発明によれば、剥離機構
を保護フィルムが貼り付けられた静止するワークに向け
て移動させ、該ワークエッジ部の保護フィルムに回転ゴ
ムローラーをその回転方向に対向するように接触させて
保護フィルムを剥離するので、回転ゴムローラー及び剥
離板を具備する簡単な構成の剥離機構を移動させるだけ
で、この接触と摩擦力によりワークから保護フィルムを
剥離できる。また、例えば剥離機構をハンディ型に構成
すれば、手動操作で剥離機構を移動させることにより、
ワークから保護フィルムを簡単に剥離することができ
る。
【0051】請求項9に記載の発明によれば、制御手段
を設け、剥離機構の移動速度と回転ゴムローラーの回転
速度に関連性を持たせる(例えば,剥離機構の移動速度
<回転ゴムローラーの回転速度)ことにより、ワークか
ら保護フィルムを確実に剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護フィルム剥離方法の概念を示
す図である。
【図2】本発明に係る保護フィルム剥離装置の概略構成
例を示す図である。
【図3】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【図4】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【図5】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【図6】本発明に係る保護フィルム剥離装置の他の概略
構成例を示す図である。
【図7】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【図8】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【図9】本発明に係る保護フィルム剥離装置の動作を示
す図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 保護フィルム 11 搬送テーブル 12 回転ゴムローラー 13 回転軸 14 ワークストッカー 15 ワーク移送用ローラー 16 回転軸 17 ワーク押えゴムローラー 18 支持部材 19 ワーク送りゴムローラー 20 ワーク検出センサ 21 フィルム送込み部 22 保護フィルム排出ガイド 23 排出エリア 24 テンション機構 30 剥離機構 31 回転ゴムローラー 32 テーブル 33 保護フィルム剥離板 34 保護フィルム巻込み部 35 フィルム排出エリア 36 保護フィルム排出ガイド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護フィルムが貼り付けられたワークと
    回転する回転ゴムローラーを有し、該ワーク又は回転ゴ
    ムローラー又は双方の移動により、該ワークのエッジ部
    保護フィルムと回転ゴムローラーを対向させて接触さ
    せ、該ワークから保護フィルムを剥離するきっかけを作
    ることを特徴とする保護フィルム剥離方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の保護フィルム剥離方法
    において、 前記回転ゴムローラーを回転し続けるとともに前記ワー
    クと回転ゴムローラーの相対的移動を続け、剥離した保
    護フィルムを溝状のフィルム送込み部に送り込むことを
    特徴とする保護フィルム剥離方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の保護フィルム剥
    離方法において、 前記回転ゴムローラーの回転速度と前記ワークの移送速
    度に関連性を持たせて、剥離ミスを防止することを特徴
    とする保護フィルム剥離方法。
  4. 【請求項4】 保護フィルムが貼り付けられたワークを
    移送する搬送テーブルと、該搬送テーブルのワーク移送
    方向端部に配置され該ワーク移送方向とは逆方向に回転
    する回転ゴムローラーとを具備し、該搬送テーブル上を
    移送するワークの保護フィルムに該回転ゴムローラーを
    接触させ該保護フィルムを剥離することを特徴とする保
    護フィルム剥離装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の保護フィルム剥離装置
    において、 前記搬送テーブルのワーク移送方向端部と前記回転ゴム
    ローラーの間に前記剥離した保護フィルムを送り込む溝
    状のフィルム送込み部を設けたことを特徴とする保護フ
    ィルム剥離装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の保護フィルム剥
    離装置において、 前記回転ゴムローラーの回転速度と前記ワークの移送速
    度に関連性を持たせて、剥離ミスを防止する制御手段を
    設けたことを特徴とする保護フィルム剥離装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の保護フィルム剥離装置
    において、 前記回転ゴムローラーより前記ワーク移送方向前方所定
    位置に該ワークの到達を検出するワーク検出センサを設
    け、 前記制御手段は前記ワーク検出センサがワークを検出し
    たら保護フィルムの剥離動作を停止し、検出しなくなっ
    たら該剥離動作を再開することを特徴とする保護フィル
    ム剥離装置。
  8. 【請求項8】 回転する回転ゴムローラーと、該回転ゴ
    ムローラーに対向して回転方向側に溝状の間隙を設けて
    配置した保護フィルム剥離板を具備する剥離機構を有
    し、該剥離機構を保護フィルムが貼り付けられた静止す
    るワークに向けて移動させ、該ワークエッジ部の保護フ
    ィルムに前記回転ゴムローラーをその回転方向に対向す
    るように接触させ、該移動を続けることにより該ワーク
    から剥離する保護フィルムを前記回転ゴムローラーと剥
    離板との間に溝状の間隙を通して送込むように構成した
    ことを特徴とする保護フィルム剥離装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の保護フィルム剥離装置
    において、 前記剥離機構の移動速度と回転ゴムローラーの回転速度
    に関連性を持たせて、剥離ミスを防止する制御手段を設
    けたことを特徴とする保護フィルム剥離装置。
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