JP2003252522A - プログラムと該プログラムで動作制御される画像形成装置 - Google Patents

プログラムと該プログラムで動作制御される画像形成装置

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JP2003252522A JP2002374256A JP2002374256A JP2003252522A JP 2003252522 A JP2003252522 A JP 2003252522A JP 2002374256 A JP2002374256 A JP 2002374256A JP 2002374256 A JP2002374256 A JP 2002374256A JP 2003252522 A JP2003252522 A JP 2003252522A
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章生 上田
Masaru Ushio
勝 牛尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主たる目的は、後処理装置に搬送されてくる
用紙に対して、画像形成される用紙の面と折り込む面と
の対応付けした情報に基づき、当該用紙の表面若しくは
裏面の何れの面からも三つ折り畳み処理又は二つ折り処
理を可能とするプログラムと該プログラムを搭載した画
像形成装置を提供すること。 【解決手段】 用紙を折り処理する処理部を設けてなる
後処理装置を備えた画像形成装置において、用紙の折り
面を選択する選択画面を操作表示部に設けたことを特徴
とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ等のプログラムと該プログラムで動作制御され
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ等を有する画
像形成装置本体により画像が形成された多数枚の用紙
を、プリント部数毎に丁合して、綴じ手段により綴じ合
わせて製本したり、三つ折り畳み処理又は中折り処理を
行う後処理装置を、特願2001−318075、特願
2001−281315で本出願人が提案してある。
【0003】この後処理装置は、画像形成装置本体と接
続され、当該画像形成装置本体にて画像が形成された用
紙に対して所定の後処理を行うことができる。
【0004】前記所定の後処理としては、綴じ処理、及
び、折り処理等を挙げることができ、具体的には、綴じ
処理として、綴じ手段により、用紙の端部の綴じ合わせ
を行う端綴じ処理、及び、綴じ手段により用紙の中央部
の綴じ合わせを行う中綴じ処理があり、折り処理として
は、中央を折り込む中折り処理(二つ折り処理とも言
う)、及び、三つ折り畳み処理を行う三つ折り処理を挙
げることができる。
【0005】前記折り処理においては、画像形成装置本
体にて画像が形成された用紙に所定の後処理を行うため
に、画像が形成された用紙を後処理装置まで搬送する方
法として、所定の決められた一つの搬送方法にて行われ
るようになっている。
【0006】即ち、画像形成装置本体から後処理装置へ
排出して搬送される形態としては、画像形成面を上にし
て排出するフェイスアップ排出、若しくは、画像形成面
を下にして排出するフェイスダウン排出の何れか一方の
排出の形態のみとされていた。従って、前記三つ折り畳
み処理においても、封筒の封書等のように、頻度の多い
三つ折り畳み処理のためにフェイスダウンにて排出さ
れ、画像形成面(表面)が外側に、即ち、画像形成され
ていない面(裏面)を内側にして三つ折り畳み処理がな
されていた。
【0007】このため封書等の三つ折り畳み処理はでき
ても、封筒に入れる封書は画像形成面(表面)を内側に
して三つ折り畳み処理されることが好ましく、このよう
な封書等の三つ折り畳み処理をすることが出来なかっ
た。
【0008】即ち、一方のみで、表面、または、裏面の
任意の面を内側にして三つ折り畳み処理することが出来
ないという問題を有していた。二つ折り処理の場合も、
また、同様の問題を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みてなされたもので、その目的は、後処理装置に搬
送されてくる用紙に対して、用紙の面と該用紙を折り込
む面とを対応付けして、何れの面からも三つ折り畳み処
理又は二つ折り処理を可能とする画像形成装置及びその
動作を規制するプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す構成により達成することができる。
【0011】(1)用紙を折り処理する処理部を設けて
なる後処理装置を備えた画像形成装置において、用紙の
折り面を選択する選択画面を操作表示部に設けたことを
特徴とする画像形成装置。
【0012】(2)前記折り処理部は、三つ折り処理又
は二つ折り処理を行うことを特徴とする(1)に記載の
画像形成装置。
【0013】(3)前記選択画面には、表面を折り込む
三つ折り処理と裏面を折り込む三つ折り処理とを表示す
る選択画面1又は表面を折り込む二つ折り処理と裏面を
折り込む二つ折り処理とを表示する選択画面2とを有す
ることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0014】(4)画像形成された用紙を反転せしめる
反転部及び折り処理部へ搬送する制御手段を設け、前記
選択画面1又は選択画面2にて、裏面を折り込む三つ折
り処理又は二つ折り処理が選択された場合、前記制御手
段は、用紙を反転せしめて折り処理部へ搬送するように
制御することを特徴とする(3)に記載の画像形成装
置。
【0015】(5)前記選択画面1にて表面を折り込む
三つ折り処理又は前記選択画面2にて表面を折り込む二
つ折り処理が選択された場合、前記制御手段は、用紙を
反転せしめずに折り処理部へ搬送するように制御するこ
とを特徴とする(3)に記載の画像形成装置。
【0016】(6)複数枚の用紙を三つ折り処理又は二
つ折り処理する場合、前記制御手段は、画像読み取り装
置で全ての原稿を読み取るように制御することを特徴と
する(5)に記載の画像形成装置。
【0017】(7)複数枚の用紙を三つ折り処理又は二
つ折り処理する場合、前記制御手段は、前記複数枚の最
終の用紙から画像形成を行い折り処理部へ搬送するよう
に制御することを特徴とする(5)又は(6)に記載の
画像形成装置。
【0018】(8)前記折り処理部にて三つ折り処理又
は二つ折りする用紙の枚数が所定枚数を超える場合は、
前記制御手段は折り処理を中止するように制御すること
を特徴とする(4)乃至(7)の何れか1項に記載の画
像形成装置。
【0019】(9)画像が形成される用紙の面と折り込
む面とを対応付けした情報に基づき、後処理装置での用
紙の搬送路を切り替える制御手段を有することを特徴と
する(1)乃至(8)の何れか1項に記載の画像形成装
置。
【0020】(10)前記後処理装置を制御する制御手
段は、画像が形成される用紙の面と折り込む面とを対応
付けした情報に基づき、折り手段を切り替えることを特
徴とする(9)に記載の画像形成装置。
【0021】(11)画像が形成される用紙の面と折り
込む面とを対応付けした情報に基づき、折り手段による
用紙の折り方向を切り替えることを特徴とする(9)又
は(10)に記載の画像形成装置。
【0022】(12)コンピュータを、表示手段を、画
像形成装置により画像が形成される用紙の面と後処理装
置により該用紙を折り込む面との対応付けを選択するた
めの情報を表示する手段として機能させ、入力手段を、
前記表示手段に表示された当該情報の中から選択した情
報を入力するための手段として機能させる、手段として
機能させることを特徴とするプログラム。
【0023】(13)前記コンピュータを、前記選択さ
れた情報と、前記形成される画像の画像データとを対応
付けする手段として機能させることを特徴とする(1
2)に記載のプログラム。
【0024】(14)前記用紙の面の折り方が、2つ折
りであることを特徴とする(12)又は(13)に記載
のプログラム。
【0025】(15)前記用紙の面の折り方が、3つ折
りであることを特徴とする(12)又は(13)に記載
のプログラム。
【0026】(16)前記入力手段により入力される、
前記選択された情報に基づき、前記画像形成装置での搬
送路を切り替えることを特徴とする(12)乃至(1
5)の何れか1項に記載のプログラム。
【0027】(17)前記入力手段により入力される、
前記選択された情報に基づき、後処理装置での用紙の搬
送路を切り替えることを特徴とする(12)乃至(1
5)の何れか1項に記載のプログラム。
【0028】(8)前記選択された情報に基づき、折り
手段を切り替えることを特徴とする(17)に記載のプ
ログラム。
【0029】(19)前記選択された情報に基づき、折
り手段による用紙の折り方向を切り替えることを特徴と
する(17)又は(18)に記載のプログラム。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。
【0031】図1は、画像形成装置本体A、画像読み取
り装置B、後処理装置FSから成る画像形成装置の全体
構成図である。
【0032】画像形成装置本体Aは、回転する感光体1
の周囲に、帯電手段2、像露光手段(書き込み手段)
3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、分離爪
5C、及び、クリーニング手段6を配置した画像形成部
を有し、帯電手段2により感光体1の表面に一様帯電を
行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿
から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って
潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して
感光体1の表面にトナー像を形成する。
【0033】一方、用紙収納手段7Aから給紙される用
紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写手
段5Aにより前記トナー像が用紙S上に転写される。そ
の後、用紙Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去さ
れ、分離爪5Cにより感光体1から分離され、中間搬送
部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱
定着され、排紙部7Cから排出される。
【0034】後処理装置FSで用紙Sの三つ折り畳み処
理、又は、二つ折り処理を行う場合には、定着手段8に
より加熱定着された用紙Sを搬送路切り替え板7Dによ
り通常の排紙通路から分岐し、搬送ローラ7Fを経て反
転搬送ローラ7Gにて途中まで案内されスイッチバック
して、用紙Sの後端を先頭にして上昇し排紙部7Cから
画像形成面(表面)を下、即ち、トナー像を定着した画
像形成面を下にするフェイスダウンにて画像形成装置本
体A外に排出される。排紙部7Cから排出された用紙S
は、後処理装置FSに搬送される。
【0035】一方、感光体1の画像形成後の表面は、分
離爪5Cの下流においてクリーニング手段6により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0036】画像形成装置本体Aの上部前面側には、後
処理装置のモード等の表示と前記モードを選択して入力
設定できるタッチパネルを兼ねる液晶表示画面部とその
他の釦を有する操作表示部9が配置されている。該液晶
画面部は表示手段(表示部)や入力手段を備えている。
【0037】画像形成装置本体Aの上部には、原稿移動
型読み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取
り装置Bが設置されている。該画像読み取り装置Bの画
像読取部の撮像素子CCDに読み取られた原稿の画像信
号は各種の処理がなされ画像データとしてメモリ(後記
のRAM160)にストアされる構成である。
【0038】図2は、後処理装置内における用紙の搬送
経路を示す全体構成図である。後処理装置FSには、図
示の上段に第1給紙手段20Aと第2給紙手段20Bと
固定排紙台30が配置され、中段に穿孔手段40とシフ
ト手段50と排紙手段60がほぼ水平をなす同一平面上
に直列配置され、下段に綴じ処理部70と折り処理部8
0が傾斜面をなす同一平面上に直列配置されている。
【0039】また、後処理装置FSの図示左側面には、
シフト処理済みの用紙S、及び、端綴じ処理済みの用紙
束Saを積載する昇降排紙台91と、三つ折り畳み処
理、又は、二つ折り処理された処理済み用紙束Sbを積
載する固定排紙台92とが配置されている。これらの制
御は次に示す図18のように行なわれる。
【0040】図18は、画像形成装置本体Aと後処理装
置FSの制御を示すブロック図である。
【0041】画像形成装置本体Aの主制御手段(CP
U)100のシリアルな通信手段101と、後処理装置
FSの後処理制御手段(CPU)200のシリアルな通
信手段201とは電気的に接続され、制御信号の授受が
相互に行われ、関連する各手段を駆動する。
【0042】操作表示部9の選択手段により、後処理装
置FSの第1給紙手段20A、第2給紙手段20Bによ
る給紙、穿孔手段40による穿孔処理、シフト手段50
によるシフト処理、綴じ処理部70による端綴じ、中綴
じの各処理、折り処理部80による二つ折り、三つ折り
の各処理が設定され得る。
【0043】本発明に係わる制御手段とは上記コンピュ
ータ即ちCPU100及びCPU200とから構成され
ている。
【0044】図2の後処理装置FSは画像形成装置本体
Aから排出された用紙Sの受入部11が画像形成装置本
体Aの排紙部7Cと合致するように位置と高さが調節さ
れ設置されている。
【0045】受入部11には、画像形成装置本体Aから
画像形成処理された用紙Sと、第1給紙手段20Aから
供給される用紙束間を仕切る合紙K1と、第2給紙手段
20Bから供給される表紙用紙K2とが導入される。
【0046】第1給紙手段20Aの給紙皿内に収容され
ている合紙K1は、給紙部21により分離、給送され、
搬送ローラ22,23,24に挟持されて、受入部11
に導入される。また、第2給紙手段20Bの給紙皿内に
収容された表紙用紙K2は、給紙部25により分離、給
送され、搬送ローラ23,24に挟持されて、受入部1
1に導入される。
【0047】穿孔手段40の用紙搬送方向下流側には、
切り換え手段(切り替えゲートとも言う)G1,G2か
ら成る用紙分岐手段が設けられている。切り換え手段G
1,G2は図示しないソレノイドの駆動により三方の用
紙搬送路、即ち、上段排紙用の第1搬送路、中段の第
2搬送路、下段の第3搬送路の何れかに選択的に分
岐させる。
【0048】(通常排紙モード)この用紙排紙モードが
設定されると、切り換え手段G1は第2搬送路、第3
搬送路を遮断し、第1搬送路のみを開放する。
【0049】第1搬送路を通過する用紙Sは、搬送ロ
ーラ31に挟持されて上昇し、排出ローラ32により排
出され、固定排紙台30上に載置され、順次積載され
る。
【0050】固定排紙台30には最大約200枚の用紙
Sを積載することができる。 (シフト処理モード)このシフト処理モードに設定され
ると、切り換え手段G1は上方に退避し、切り換え手段
G2は第3搬送路を遮断し、第2搬送路を開放し用
紙Sの通過を可能にする。用紙Sは切り換え手段G1,
G2の間に形成された通紙路を通過する。
【0051】画像形成装置本体Aより排出された画像形
成済みの用紙S、又は、第1給紙手段20Aから給送さ
れた合紙K1、或いは、第2給紙手段20Bから給送さ
れた表紙用紙K2は、切り換え手段G1,G2の中間通
紙路を通過して、シフト手段50により用紙搬送方向に
直交する方向に所定量移動するようにシフト処理され、
排紙方向に搬送される。
【0052】シフト手段50は所定の枚数毎に、搬送幅
方向に用紙Sの排紙位置を変えるシフト処理を行う。シ
フト処理された用紙Sは、排紙手段60により機外の昇
降排紙台91に排出され順次載置される。この昇降排紙
台91は多数枚の用紙Sを排紙するときには、順次下降
するように構成されており、最大約3000枚(A4,
B5)の用紙Sを収容することが可能である。
【0053】(ソートモード)このソートモードが設定
されると、切り替え手段G1は第1搬送路、第3搬送
路を遮断し、第2搬送路のみを開放する。
【0054】画像形成装置本体Aより反転、又は、反転
せずに排出された画像形成済みの用紙Sは、第2搬送路
を搬送され、排紙手段60により機外の昇降排紙台91
に排紙されて順次積載される。
【0055】(綴じ処理モード)図3は、綴じ処理部7
0と折り処理部80から成る後処理ユニット10の断面
図である。
【0056】操作表示部9において綴じ処理モードの一
つである中綴じ(ステイプラ)、又は、折り処理(二つ
折り,三つ折り、図12参照)の一つが設定されると、
画像形成装置本体A内で画像形成されて、後処理装置F
Sの受入部11に送り込まれた画像形成済みの用紙S
は、穿孔手段40(図2参照)を通過し、切り換え手段
G2の下方の第3搬送路に送り込まれ、搬送ローラ1
2に挟持されて下方に搬送される。
【0057】第3搬送路において、A4,B5判より
大きいサイズの用紙Sが搬送されるとき、ソレノイドS
D1が駆動され、用紙Sは、切り換え手段(切り替えゲ
ートとも言う)G3の図示左側の通紙路13Aを通過し
て、搬送ローラ14に挟持されて、下方に搬送される。
【0058】用紙Sは、更に下流の入口搬送ローラ対1
5により挟持されて送り出され、傾斜配置された用紙載
置台(スタッカ)71の上方空間に排出され、用紙載置
台71または用紙載置台71上に積載された用紙Sの上
面に接しながら、斜め上方に搬送される。
【0059】用紙Sの進行方向後端部が搬送ローラ15
の挟持位置から排出された後には、用紙Sの自重により
下降に転じ、用紙載置台71の傾斜面上を搬送され、打
針機構701と受針機構702とから成る綴じ手段(ス
テイプル手段)近傍の端綴じ用の用紙後端突き当て部材
である第1突き当て部材72の用紙突き当て面に用紙S
の後端部が当接して停止する。
【0060】16は、用紙Sの先端部に摺接して巻き込
み、第1突き当て部材72に送り込むために回動するエ
ンドレスベルト状の用紙案内部材である巻き込みベルト
である。なお、用紙案内部材16は、回転可能な羽根車
でもよい。
【0061】第3搬送路において、A4,B5判等の
小サイズの用紙Sを、効率よく連続的に搬送してコピー
生産性を向上させるため、可動の切り替え手段G3と、
切り替え手段G3の図示左側の通紙路13Aに平行する
通紙路13Bとを設ける。
【0062】切り替え手段G3に接続するソレノイドS
D1を駆動させると、通紙路13Aを閉止し、通紙路1
3Bを開放する。
【0063】搬送ローラ12から送り出された1枚目の
小サイズの用紙Sの先端部は、通紙路13Bを通過し
て、回転停止状態の入口搬送ローラ対15の周面に当接
して停止する。
【0064】次に、ソレノイドSD1の通電がオフにな
り、切り換え手段G3の先端部が時計方向に揺動し、通
紙路13Bを閉止し、通紙路13Aを開放する。搬送ロ
ーラ12から送り出された2枚目の用紙Sの先端部は、
通紙路13Aを通過して、回転停止状態の入口搬送ロー
ラ対15の周面に当接して停止する。
【0065】従って、入口搬送ローラ対15の挟持位置
付近には、1枚目の用紙Sと2枚目の用紙Sの各先端部
が重なって停止し、待機状態となる。
【0066】所定のタイミングをとって、入口搬送ロー
ラ対15が駆動回転し、2枚の用紙Sを挟持して同時に
搬送し、用紙載置台71上に排出する。3枚目以降は、
入口搬送ローラ対15が用紙Sを1枚ずつ排出する。
【0067】73は用紙載置台71の両側面に移動可能
に設けた一対の上流側の幅整合部材である。幅整合部材
73は用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に移動可能で
あり、用紙Sが用紙載置台71上に搬送される用紙受け
入れ時には、用紙幅より広く開放される。
【0068】用紙Sが用紙載置台71上を搬送され、第
1突き当て部材72に当接して停止するときには、幅整
合部材73は、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して用紙束
Saの幅揃え(幅整合)を行う。この停止位置におい
て、用紙載置台71上に所定枚数の用紙Sが積載、整合
されると、打針機構701と受針機構702とから成る
綴じ手段により綴じ合わせ処理が行われ、用紙束Saが
綴じ合わされる。
【0069】用紙載置台71の用紙積載面の一部には切
り欠き部が形成されていて、駆動プーリ74Aと従動プ
ーリ74Bに巻回された1本の排出ベルト75が回動可
能に駆動される。
【0070】排出ベルト75の一部には、排出爪76が
一体に形成されていて、その先端部は、図示一点鎖線の
ように長円軌跡Xを描く。綴じ処理された用紙束Sa
は、排出ベルト75の排出爪76により用紙Sの後端部
が保持されて、排出ベルト75上に載せられ、用紙載置
台71の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、
排紙手段60の排出ローラ61(図2参照)の挟持位置
に進行する。
【0071】回転する排出ローラ61に挟持された用紙
束Saは、昇降排紙台91上に排出、積載される(図2
参照)。
【0072】用紙束Saを載置する用紙載置台71、綴
じ処理部70、折り処理部80は後処理ユニット10の
架台上に配置され、スライドレールR1,R2に案内さ
れて後処理装置FSの前面側に引き出し可能である。
【0073】(中綴じ処理モード)綴じ手段は、打針機
構701と受針機構702との2分割構造に構成され、
その中間に用紙Sが通過可能な通紙路77Aを形成して
いる。
【0074】綴じ手段は、用紙搬送方向に直交する用紙
幅方向に2組配置され、図示しない駆動手段により、用
紙幅方向に移動可能である。
【0075】中綴じ処理モードに設定されると、綴じ手
段の綴じ処理位置(綴じ針の打針位置)近傍の第1突き
当て部材72が搬送路から待避し、ほぼ同時にそれより
下流の中綴じ中折り兼用の第2突き当て部材78が通紙
路77Aの延長面方向に移動して、通紙路77Bを遮断
する。
【0076】第2突き当て部材78を有する中綴じスト
ッパユニットは、表紙用紙K2及び用紙Sのサイズ(搬
送方向の長さ)が設定又は検知されると、中綴じ処理す
る用紙束Saの下方の端部に当接する位置に移動して停
止する。
【0077】表紙用紙K2が用紙載置台71上の所定の
停止位置に載置された後、画像形成装置Aから搬出され
た用紙Sが、後処理装置FSの受入部11から第3搬送
路を通過して、用紙載置台71上に載置された表紙用
紙K2の上面に順次積載され、用紙Sの先端部が第2突
き当て部材78に当接して位置決めされる。
【0078】最終の用紙Sが用紙載置台71上に位置決
め載置された後、表紙用紙K2と用紙Sの全頁とから成
る用紙束Saに綴じ手段による中綴じ処理を行う。
【0079】この中綴じ処理により、表紙用紙K2及び
用紙Sの搬送方向の中央部に綴じ針SPが打ち込まれ
る。綴じ針SPは綴じ針駆動側の打針機構701から、
綴じ針クリンチ側の受針機構702に向けて打ち込まれ
る。
【0080】(折り処理モード)図4は、折り処理部8
0の正面図、図5は、折り処理部80の斜視図である。
【0081】図3で図示の綴じ処理部70の斜め下方に
は、折り処理部(折り手段とも言う)80が配置されて
いる。中綴じ処理後、第2突き当て部材78が用紙束S
aの搬送下流方向に直線移動して、通紙路77Aの下流
の通路を開放する。移動可能な第2突き当て部材78
は、上方位置において中綴じ処理時の用紙束Saの停止
位置を規制するとともに、下方位置において中折り処理
時の用紙束Saの停止位置を規制する。
【0082】中綴じ処理された表紙用紙K2と用紙Sか
ら成る用紙束Saは、斜め下方を案内板81により形成
される通紙路81A内を搬送され、第2突き当て部材7
8に用紙束Saの搬送方向の端部が当接して、所定位置
に停止する。第2突き当て部材78は用紙サイズの設定
又は検知結果と駆動手段により所定位置に移動可能であ
る。
【0083】後処理ユニット10の用紙載置台71と、
通紙路77A,77B,81Aは、ほぼ同一の平面上に
形成され、且つ約70度の急傾斜を成している(図3参
照)。
【0084】折り処理部(折り手段とも言う)80は、
折り板82、第1折り上ローラ(以下、上ローラと称
す)83、第1折り下ローラ(以下、下ローラと称す)
84、第2折りローラ(以下、第2ローラと称す)8
5、搬送路切り換え部材87、案内板88、用紙先端停
止部材89等から成り、用紙束Saを中折り即ち二つ折
り処理又は三つ折り処理をする。
【0085】上ローラ83と下ローラ84とは、ほぼ対
称形をなす左右一対の押圧手段により支持されている。
一方の押圧手段は、上ローラ83と、この上ローラ83
を回転可能に支持し、支軸831を中心に揺動可能な支
持板832と、この支持板832の一端に係止され、上
ローラ83を挟持位置方向に付勢するバネ833とから
成る。下ローラ84は、上ローラ83とほぼ対称形を成
し、支軸841、支持板842、バネ843から成る。
上ローラ83、下ローラ84は、後述の折りローラ駆動
手段801により駆動回転される。上ローラ83、下ロ
ーラ84の各外周面は、高摩擦抵抗材により形成されて
いる。
【0086】搬送路切り換え部材87はソレノイドSD
2により駆動されて揺動可能であり、二つ折り処理時に
は、排出される用紙Sを中折り排紙出口E1に案内し、
三つ折り処理時には、用紙Sを案内板88内に案内す
る。
【0087】(折り処理部の駆動機構)図6は、折り処
理部(折り手段とも言う)80の上ローラ83と下ロー
ラ84および第2ローラ85を回転させる、折りローラ
駆動手段(第1駆動手段)801と、折り板82を移動
させる折り板駆動手段(第2駆動手段)802の構成図
である。なお、図示の一点鎖線は歯車のピッチ円を示
す。
【0088】モータM1は、歯車g1,g2A,g2
B,g3A,g3B,g4,g5,g6から成る歯車列
を介して下ローラ84を駆動回転させる。また、モータ
M1は、歯車g1,g2A,g2B,g3A,g3B,
g4,g7,g8,g9から成る歯車列を介して上ロー
ラ83を駆動回転させる。第2ローラ85はバネ851
により下ローラ84に圧接され、従動回転する。
【0089】モータM2は、歯車g10から駆動伝達手
段を介して偏心円筒部材823を回転させる。偏心円筒
部材823は偏心軸824を回転中心にして偏心運動を
する。偏心円筒部材823の内壁部には、可動保持部材
821に植設されたコロ825が移動可能に転設する。
【0090】可動保持部材821は、固定基板に平行に
配置された2本の案内部材822に沿って直進往復動可
能に支持されている。歯車g10の回転により、偏心円
筒部材823が偏心運動する事により、コロ825が移
動して、可動保持部材821が2本の案内部材822に
沿って直進往復動する。可動保持部材821に固定され
た折り板82も一体となって直進往復動する。
【0091】(用紙の中折り処理)図7は、折り処理部
(折り手段とも言う)80による二つ折り処理の工程を
示す断面図であり、図7(a)は、折り板82が用紙束
Saを押圧して上ローラ83、下ローラ84に圧接させ
る状態を示す。図7(b)は、折り板82が上ローラ8
3、下ローラ84の挟持位置Nを越えた位置に進入して
用紙束Saを二つ折り処理した状態を示す。図7(c)
は、折り板82が上ローラ83、下ローラ84の挟持位
置Nから退避して初期位置に戻るとともに、二つ折り処
理された用紙束Saが上ローラ83、下ローラ84によ
り排出される状態を示す。
【0092】二つ折り処理開始信号により、駆動源に接
続する折り板82は、用紙載置面より図示の左方向に突
出する。折り板82は本実施の形態では厚さ約0.3m
mの薄型のナイフ状をなし、その先端部は鋭角をなす。
【0093】図示の左方向斜めに直進して突出した折り
板82の先端部は、用紙束Saの中央部を押し込み、用
紙束Saを介して上ローラ83、下ローラ84の挟持位
置Nを押し広げて離間させる。
【0094】折り板82の先端部が上ローラ83、下ロ
ーラ84の挟持位置Nを通過後、折り板82が後退し
て、用紙束Saの中央部は、上ローラ83、下ローラ8
4により挟圧されて、折り目部cが形成される。この折
り目部cは、中綴じ処理による用紙束Saへの綴じ針S
Pの打ち込み位置とほぼ一致する。
【0095】挟圧されて折り目部cを形成された用紙束
Saは、駆動回転する上ローラ83、下ローラ84によ
り搬出され、機外の固定排紙台92上に載置される。
【0096】図19は、折り処理部80に対して対称方
向から折り処理できる同形状の折り手段800の主要部
の断面図で、各図は二つ折り処理の行程を示している。
【0097】図19(a)は、折り板82Aが用紙束S
aを押圧して上ローラ83A、下ローラ84Aに圧接さ
せる状態を示す。図19(b)は、折り板82Aが上ロ
ーラ83A、下ローラ84Aの挟持位置Nを越えた位置
に進入して用紙束Saを二つ折り処理した状態を示す。
図19(c)は、折り板8Aが上ローラ83A、下ロー
ラ84Aの挟持位置Nから退避して初期位置に戻るとと
もに、二つ折り処理された用紙束Saが上ローラ83
A、下ローラ84Aにより排出される状態を示してい
る。
【0098】該折り手段800は、後処理装置FS内に
配設されている上述の後処理ユニット10に対して左側
に位置し、ほぼ対称に配置されている図示しない後処理
ユニット10Aに配設されている。
【0099】そして、画像が形成される用紙の面と折り
込む面とを対応付けした情報に基づき後処理装置FS内
の図示しない搬送路(後記の図21の用紙搬送手段20
c)と折り手段800とが制御手段により切り替えられ
ると、該搬送路を用紙Sが進み得る。
【0100】該用紙Sは図示しない反転部でスイッチバ
ックして前記後処理ユニット10Aの図示しないスタッ
カ71Aに積載載置され、その用紙束Saが折り手段8
00の所定位置に進む。そして、該用紙束Saは、駆動
源により駆動される、折り手段800の折り板82Aに
より、図示のように用紙束Saの折り方向に、即ち右方
向斜めに突出する。その後に続く動作は図7の場合と対
称になされ、最後には機外の固定排紙台92上に載置さ
れる構成である。
【0101】図8(a)は中綴じと二つ折りの後処理を
施した用紙束Sbの斜視図、図8(b)は後処理済みの
用紙束Sbを両開きした状態を示す斜視図、図8(c)
は用紙束Sbの模式断面図である。
【0102】中綴じ処理と二つ折り処理により作製され
た用紙束Sbは、表紙用紙K2の第1面(p1,p8)
を外側に向け、その裏面側に第2面(p2,p7)、更
にその内側に中身である用紙Sの第1面(p3,p
6)、その内側に用紙Sの第2面(p4,p5)が配置
され、図示のように8頁(p1〜p8)から成る冊子S
bの頁揃えができる。
【0103】(三つ折り処理)図4に示す折り処理部
(折り手段とも言う)80は、二つ折り処理と三つ折り
処理との二つのモードを実行可能である。折り処理部8
0は、用紙束Saを二つ折り処理する第1折り畳み手段
と、用紙束Saを三つ折り処理する第2折り畳み手段と
を有する。
【0104】第1折り畳み手段は、上ローラ83、下ロ
ーラ84と、折り板82とから成る。第2折り畳み手段
は、第2ローラ85、搬送路切り換え部材87、案内板
88、用紙先端停止部材89から成る。
【0105】上ローラ83、下ローラ84の挟持位置N
(図7参照)から、用紙先端停止部材89の用紙当接面
までの用紙搬送距離は、用紙Sの搬送方向長さの三分の
一になるように、用紙先端停止部材89の位置が設定さ
れている。
【0106】下ローラ84と第2ローラ85は、支持板
842に回転可能に支持され、第1駆動手段801(図
6参照)に接続している。
【0107】図9(a)は、三つ折り処理される用紙S
の展開平面図、図9(b)、図9(c)は、三つ折り処
理された用紙Sの斜視図である。
【0108】用紙Sの長手方向の長さをほぼ三等分する
折り目部a,bは、用紙SをA面、B面、C面の3面に
折り畳む。三つ折り処理される用紙Sは、先ず、折り目
部aにより折り畳まれ、次に折り目部bにより内側に折
り畳まれる。
【0109】前記図9(b)は、画像形成面(表面)、
例えばダイレクトメールの宛名面が表面になるように、
即ち、画像形成装置本体Aから反転排出され表面が下に
なるフェイスダウンで排出された用紙Sの非画像形成面
(裏面)が内側に隠れるように、前記用紙Sを三つ折り
処理したもの、図9(c)は、例えば手紙文のように、
画像形成面(表面)である文面が内側に隠れるようにし
た方が良いと思われる場合、即ち、画像形成装置本体A
から反転することなく排出され、表面が上になるフェイ
スアップで排力された用紙Sを三つ折り処理したもので
ある。
【0110】なお、三つ折り処理は、同時に複数枚の所
定枚数の用紙、本実施の態様では、例えば3枚の用紙S
を折り畳み処理する事ができる。三つ折り処理された用
紙Sは、通常郵便の封筒内に収容可能である。図示はし
ないが、三つ折りの1種であるZ折り処理される用紙S
も通常郵便の封筒内に収容可能である。
【0111】図10は、三つ折り処理工程を示す断面図
である。なお、この三つ折り処理工程では、図9
(b),(c)に示す内側折り畳みを形成する。
【0112】(1) 図10(a)において、折り板8
2の先端部は、用紙Sに形成される折り目部aの位置を
押圧して上ローラ83、下ローラ84の挟持位置N(図
7参照)に挿入する。上ローラ83、下ローラ84は実
線矢印方向に回転して、用紙Sの折り目部aを形成しな
がら用紙Sを挟み込む。
【0113】折り板82は、上ローラ83、下ローラ8
4により折り目部aが形成された後、挟持位置Nから退
避して初期位置に復帰する。
【0114】(2) 図10(b)に示すように、上ロ
ーラ83、下ローラ84間で用紙Sの折り目部aが形成
された用紙Sは、回転する上ローラ83、下ローラ84
により実線矢印方向に搬送され、搬送路切り換え部材8
7の上面に沿って進行し、対向する一対の案内板88内
を通過し、用紙Sの折り目部aが用紙先端停止部材89
に当接する。
【0115】(3) 図10(c)に示すように、上ロ
ーラ83、下ローラ84が引き続き回転することによ
り、用紙Sの折り目部aは用紙先端停止部材89に当接
して進行を阻止されるが、用紙Sの後端の長さ三分の一
の部分は、摩擦抵抗の大きな下ローラ84の外周面に巻
き込まれて、下ローラ84と第2ローラ85とが圧接す
る挟持位置に搬送され、用紙Sに折り目部bが形成され
る。
【0116】(4) 図10(d)に示すように、下ロ
ーラ84と第2ローラ85との挟持位置において折り目
部aと折り目部bとが形成され、先端部と後端部とが折
り返されて三つ折り処理された用紙Sは、案内板86に
沿って機外の固定排紙台92上に載置される。
【0117】以下の本発明に係わる表示手段及び入力手
段を備えた液晶表示画面部L等からなる操作表示部9で
の操作と、この操作に伴う画像形成装置本体Aと後処理
装置FS内の用紙Sの搬送と三つ折り畳み処理の制御に
ついて説明する。
【0118】図11は、液晶表示画面部Lに表示される
複数表示のうちの基本画面を示す図である。
【0119】前記基本画面は、図1に示す画像形成装置
本体Aの図示しない電源を入れた後、コピー可能状態に
なると、図示しないウォームアップ画面と切り替えられ
て表示される。
【0120】図11のように、符号L1で示される基本
画面は、画像形成装置の状態や操作手順などを白抜き反
転文字で表示する(図では、文字は黒、バックは斜線で
表現してある。以後、白抜き反転文字と表現してある部
分は同じ表現をする。)上側の細長のメッセージ表示エ
リアL11、及び、その下側にあって、コピー条件の表
示や入力設定操作のできる画面表示エリアL12から構
成されている。
【0121】前記画面表示エリアL12は次に記すタッ
チパネル上の種々のキーなどからなっている。
【0122】コピー条件を設定するときに使う空きJO
B群キーL13(このJOB10キーへのタッチ操作で
白抜き反転表示されると、他の操作部のキーも対応表示
する。例えば、出力設定操作部L15の1つのキーであ
るステイプルソートなどのように)、出力設定操作部L
15、出力アイコン表示部L17、片面から片面、片面
から両面などのコピーモードを設定する両面選択設定操
作部L19、コピー濃度設定などをするコピー濃度設定
操作部L20、等倍や固定倍率などの選択やズーム倍率
の設定をする倍率設定操作部L21、コピー用紙サイズ
の選択をするサイズ選択操作部L23などである。
【0123】図12は、出力設定画面を示す図である。
図11の基本画面L1の左端中央近くに設けてある出力
設定キーL151をタッチ操作すると、液晶表示画面部
Lに、基本画面L1と切り替えられて出力設定画面L2
が表示される。
【0124】図11と同様に、符号L2で示される出力
設定画面は、上側の細長のメッセージ表示エリアL2
5、及び、その下側にあって、各種の入力設定操作する
入力手段を表示する表示手段として機能する画面表示エ
リアL26等から構成されている。前記画面表示エリア
L26は次に記すタッチパネル上の種々のキーからなっ
ている。
【0125】排紙トレイ、両面とじ方向、ステイプルお
よびメイントレイ等の後処理をするために各操作部にあ
る、それぞれのモードを選択できるキー(三つ折りキー
L261等)、及び、下方右側に各操作部のモードを標
準状態にセットする標準復帰キーL262、選択したモ
ードをキャンセルする場合に使うキャンセルキー26
3、基本画面L1に戻す場合に使うOKキーL264等
である。
【0126】図13は、三つ折りキーL261を選択し
た場合に表示される折り面選択の画面(前記請求項に記
載の選択画面1)である。
【0127】図12の右端下方にある三つ折りキーL2
61をタッチ操作し、このモードに設定されると(この
キーL261が白抜き反転文字で表示される。)液晶表
示画面部Lに、出力設定画面L2と切り替えられて折り
面選択の画面が表示される。
【0128】図13のように、符号L3で示される折り
面選択の画面は、表示手段として機能する画面表示エリ
アL32からなり、該画面表示エリアの中央部分に設け
てある折り面を選択して入力できる入力手段である、裏
面キーL321と表面キーL322の2つのモードキ
ー、右下側に設けてある、設定したモードをキャンセル
する場合に使うキャンセルキーL323、および図12
の出力設定画面L2に戻すOKキーL324とから構成
されている。
【0129】上記の、基本画面L1、出力設定画面L
2、折り面選択の画面(前記選択画面1)L3に切り替
えて、所定のモードを選択後、コピー操作を開始する基
本画面L1に戻すには、それぞれの画面に設けられてい
るOKキーを逆順にタッチ操作すれば良い。
【0130】図14は、第1の実施の形態における三つ
折りモード選択時の制御手段の制御のフローチャートの
一例である。
【0131】基本画面L1上でコピー条件を設定後、画
像読み取り装置Bの上部に設けられている給紙テーブル
B1(図1参照)に原稿を載置後、操作表示部9にある
図示しないスタート釦を押下するによりコピーが開始さ
れる。
【0132】図13の折り面選択の画面(前記選択画面
1)L3で裏面キーL321が選択されていれば(ST
1でYES)、画像読み取り装置Bで原稿の読み込みを
開始し(ST2)、順次全ての原稿を読み込む。
【0133】前記ST2において、原稿の読み込みが開
始された後、メモリからの出力が可能となれば、後続の
頁の読み込みと共に、1頁目より画像形成(ST3)を
順次行う。
【0134】用紙収納手段7Aから給紙された用紙Sに
は、転写位置でトナー像が転写され、次に、定着手段8
で定着され、搬送路切り替え板7Dと搬送ローラ7F側
に形成される搬送路に進み、反転搬送ローラ7Gにて用
紙Sの後端が搬送ローラ7Fの近傍に配置された図示し
ない検出器で検出されるまで搬送されて後、スイッチバ
ックにより反転搬送され、用紙Sの後端を先頭にして上
方に進み、排紙部7Cから画像形成面を下にしたフェイ
スダウン(表面が下側)の状態にて排出され、後処理装
置FSの用紙積載台71上へ搬送され積載される(ST
4)ように制御される。
【0135】即ち、画像形成装置本体A内にて反転せし
めてフェイスダウンにて排出され、後処理装置FSの用
紙積載台71上へ搬送され積載される。
【0136】一方、折り面選択の画面(前記選択画面
1)L3で表面キーL322が選択されてば(ST1で
NO)、画像読み取り装置Bで読み込みを開始し(ST
5)、全ての原稿の読み込みが完了するまで読み込みが
行われる(ST6)。
【0137】全ての原稿の読み込みが完了した後、メモ
リより最終頁から出力して、最終頁目より画像形成(S
T7)を順次行う。
【0138】用紙収納手段7Aから給紙された用紙Sに
は、転写位置でトナー像が転写され、次に、定着手段8
で定着され、用紙Sが反転されないように搬送路切り替
え板7Dの上側に形成される搬送路を進み、排紙部7C
から画像形成面を上にしたフェイスアップ(表面が上
側)の状態にて排出され、後処理装置FSの用紙積載台
71上へ搬送され積載される(ST8)ように制御され
る。
【0139】即ち、画像装置本体A内にて反転せしめず
にフェイスアップにて排出され、後処理装置FSの用紙
積載台71上へ搬送され積載される。
【0140】ST4又はST8にて用紙積載台71に積
載された後、三つ折り処理可能な所定枚数以下、例えば
3枚以下であるか否かが判定され(ST9)、所定枚数
以下であれば、図10のところで説明した三つ折り処理
部へ搬送されて、三つ折り処理がなされ(ST10)、
三つ折り処理された用紙Sbは固定排紙台92へ排紙さ
れる(ST11)ように制御される。
【0141】一方、ST9にて所定枚数を超える場合
は、基本画面L1のメッセージ表示エリアL11に、例
えば「三つ折り処理は3枚までです。三つ折り処理は中
止しされました。」と表示する(ST12)と共に、用
紙積載台71に積載された用紙は、排紙手段60の搬送
路を経て三つ折り処理時とは異なる昇降排紙台91に排
紙される(ST13)。
【0142】図15は、第2の実施の形態における三つ
折りモード選択時の制御手段の制御のフローチャートの
一例である。
【0143】第2の実施の形態と、前記第1の実施の形
態との相違点は、原稿の読み込みの情報に基づいて、三
つ折り処理枚数を予め判定し、三つ折り処理可能枚数を
超える場合においては、三つ折りモードを他のモード、
例えばソートモードに変更して画像形成および排紙を制
御するものである。
【0144】前記第1の実施の形態と同様に、三つ折り
コピーが開始されると、画像読み取り装置Bで読み込み
を開始し(ST20)、全ての原稿の読み込みが完了す
るまで読み込みが行われる(ST21)。
【0145】全ての原稿の読み込みが完了した後、メモ
リに記憶された読み込み枚数に基づき、折り処理枚数が
所定枚数以下、例えば3枚以下か否かが判定される(S
T22)。例えば3枚以下であれば、次に、折り面選択
の画面(前記選択画面1)L3で裏面キーが選択されて
いるか否かが判定される(ST23)。
【0146】裏面が選択されている場合(ST23でY
ES)は、ST24及びST25にて、図14のST3
及びST4と同様に、1頁目より画像形成がなされ、反
転せしめてフェイスダウンの状態で排出され、用紙積載
台71上へ積載される。
【0147】また、前記ST23にて、折り面選択の画
面(前記選択画面1)L3で表面キーL322が選択さ
れている場合(ST23でNO)は、ST26及びST
27にて、図14(a)のST7およびST8と同様
に、最終頁目より画像形成がなされ、反転せしめずフェ
イスアップの状態で排出され、用紙積載台71上へ積載
される。
【0148】ST25又はST27にて、用紙Sが用紙
積載台71上へ積載された後、図14のST10および
ST11と同様に、三つ折り処理部へ搬送されて、三つ
折り処理がなされ(ST28)、三つ折りされた用紙S
bは固定排紙台92へ排紙される(ST29)ように制
御される。
【0149】一方、ST22にて、所定枚数を超える場
合は、基本画面L1のメッセージ表示エリアL11に、
例えば「三つ折り処理は3枚までです。三つ折り処理は
中止されました。」と表示する(ST30)と共に、三
つ折り処理を中止し、他のモード、例えばソートモード
へ変更して実行する(ST31)。
【0150】ソートモードにおいては、1頁目より画像
形成を行い、反転せしめてフェイスダウンの状態で排出
し、第2搬送路および排紙手段60の搬送路を経て、
三つ折り処理時とは異なる搬送路にて、昇降排紙台91
に排紙される(ST32)。
【0151】以上のように、制御手段の制御について、
第1及び第2の実施形態ともに、フローチャートの説明
を三つ折りのケースにて行ったが、二つ折りコピーの場
合には、図12で示す出力設定画面L2の入力手段の中
折りキーL260をタッチ操作し、この二つ折りのモー
ドに設定されると、図20で示す2つ折りのできる折り
面選択の画面(前記請求項の選択画面2)L4に切り替
わると共に、図4で説明した搬送路切り換え部材87は
ソレノイドSD2により駆動されて中折り排紙出口E
1、即ち二つ折りされた用紙束Saの排出路が形成され
て、二つ折りコピーが開始可能となる。
【0152】尚、図14及び図15のフローチャートで
三つ折りと表記されている部分を二つ折りと読み替える
ことで二つ折りの制御動作となる。
【0153】図16は、裏面キー選択時の用紙の搬送途
上の状態を示す図である。図16(a)は用紙Sの画像
形成面が下となるフェイスダウン状態での排出時の斜視
図で、図16(b)は三つ折り畳み処理完了直前の状態
を示す図である。
【0154】図16(a)に示すように、原稿読み取り
順に定着処理後、反転のためにスイッチバックした用紙
S1,S2,S3は、この順で矢印方向に進んで、図
2,図3にて説明した通紙路13A,13B等を経て搬
送され、用紙載置台71上に積載され、幅整合部材73
で整合された後、複数の用紙S1,S2,S3からなる
用紙束を積載している第2突き当て部材78が三つ折り
処理する所定位置まで移動され、その位置で一点鎖線で
示す折り目線部で三つ折りに折り畳まれる。
【0155】参照符号で示すKTは非画像形成面(裏
面)であり、ITは画像形成面(表面)である。
【0156】図16(b)に示すように、三つ折り処理
された用紙束Sbの表面に宛名面(東京都・・・)であ
る画像形成面ITがくるように折り畳まれて固定排紙台
92に排紙される。
【0157】図17は、表面キー選択時の用紙の搬送途
上の状態を示す図である。図17(a)は用紙Sの画像
形成面が上となるフェイスアップ状態での排出時の斜視
図であり、図17(b)は三つ折り畳み処理完了直前の
状態を示す図である。
【0158】図17(a)に示すように、最終頁から順
に画像形成されて定着処理され、用紙S3,用紙S2,
用紙S1の順で矢印方向に進んで、図2,図3にて説明
した通紙路13A,13B等を経て搬送され、用紙載置
台71上に積載され、幅整合部材73で整合された後、
複数の用紙S3,S2,S1からなる用紙束を積載して
いる第2突き当て部材78が三つ折り処理するための所
定位置まで移動され、その位置で一点鎖線で示す折り目
線部で折り畳まれる。
【0159】図17(b)に示すように、三つ折り処理
された用紙束Sbの表面に非画像形成面(裏面)KTが
くるように折り畳まれ、内側は画像形成面ITで、手紙
(レターとも称す)の文面などのコピーされた用紙が上
からS1,S2,S3の順に重ねられた状態で固定排紙
台92に排紙される。
【0160】本発明のように、裏面キーおよび表面キー
のように折り面を選択できるキーを設けて選択すること
で、後処理装置FSへ排出する用紙Sを画像形成面を下
にしたフェイスダウンの状態、或いは画像形成面を上に
したフェイスアップ状態の何れの状態からでも排出する
ように制御することができる。
【0161】従って、折り処理部での三つ折り処理時
に、本発明の目的とする表面若しくは裏面の何れの面か
らでも折り込みを可能とすることができる。
【0162】例えば、ダイレクトメールのように、表面
に宛名面が出るように三つ折り処理した用紙束を透明な
面のある封筒に挿入して発送したり、手紙のように、文
面が内側になるように、折り畳んだ状態の用紙束を封筒
に封入して郵送した方が好まれたりする場合に好適であ
る。
【0163】斯様に各用途に応じた対応が簡便にできる
画像形成装置を提供できる。本発明に係わるプログラム
と該プログラムで動作制御される、画像形成装置本体A
と後処理装置FS内の用紙S及び用紙束Sa,Sbの搬
送を三つ折り畳み処理を使って説明する。
【0164】図21は、プログラムで動作制御される画
像形成装置本体と後処理装置のブロック図である。該ブ
ロック図と図14、図15を使い折り処理を説明する。
【0165】ブロック図は画像形成装置本体Aと後処理
装置FSとから構成され、画像形成装置本体AのCPU
100は、表示手段及び入力手段を有する操作表示部
9、ROM150、RAM160、シリアルな通信手段
101、画像形成部GK、画像読取部CCD及び反転部
等を含む用紙搬送手段107、用紙Sを収納する用紙収
納手段7A及び定着手段8などからなり、後処理装置F
SのCPU200は、前記通信手段101からの制御信
号を受信するシリアルな通信手段201、前記後処理ユ
ニット10内に積載載置される用紙S等を搬送する用紙
搬送手段210、及び、前記後処理ユニット10A内に
積載載置される用紙S等を搬送する用紙搬送手段20c
からなる。該CPU100はROM150に記憶された
本発明のプログラムやRAMに記憶された情報を読み取
り、データの処理や演算を行ない、各手段に制御信号を
出す。該CPU200も同様である。
【0166】尚、ここでは、本発明のプログラムは画像
形成装置本体Aに有しているもので説明するが、該プロ
グラムは画像形成装置本体Aに接続していなくて、LA
N(ラン)やインターネット上のPC(パソコン)が有
していても良く、該パソコン側にあるプログラムをLA
N等の通信媒体を介して制御しても良い。
【0167】まず、図14で示す第1の実施形態を示す
フローチャートから説明する。基本画面L1の所定のキ
ー操作により、表示手段である出力設定画面L2に切り
替え、該出力設定画面L2に構成される各種の入力設定
操作キーを有する入力手段から三つ折りキーL261を
選択しタッチ操作すると、折り面選択の画面(前記選択
画面1)L3に切り替えられる。
【0168】尚、基本画面L1、出力設定画面L2、三
つ折りの折り面選択の画面(前記選択画面1)L3、及
び、二つ折りの折り面選択の画面(前記選択画面2)L
4は画像形成装置A本体に設定されていなくて、前記P
Cに含むものであってもよい。前記基本画面L1でコピ
ー条件等の設定後、スタートボタンを押下することで、
CPU100はROM150からプログラムを読み込
み、以下のような動作制御をすることでコピーや折り処
理を行う。
【0169】折り面選択の画面L3にて入力手段を構成
する裏面キー321が選択されていれば(ST1でYE
S)、画像読み取り装置Bに設けられている画像読取部
CCDで原稿の読み込みを開始し(ST2)、順次全て
の原稿を読み込み、該原稿の画像データがRAM160
に記憶されると共に画像形成装置で画像が形成される用
紙の面と後処理装置FSでの折り込む面との対応付けが
なされる。
【0170】前記ST2において、原稿の読み込みが開
始された後、RAM160からの出力が可能となれば、
後続の頁の読み込みと共に画像形成部GKに制御信号が
送られ、1頁目より画像形成を順次行う(ST3)。
【0171】裏面キーL321の選択に基づく該制御信
号に従って、用紙収納手段7Aから給紙された用紙Sに
は、転写位置でトナー像が転写され、次に、定着手段8
で定着され、用紙搬送手段107を構成する搬送路切り
替え板7Dと搬送ローラ7F側に形成される搬送路に進
み、反転搬送ローラ7Gにて用紙Sの後端が搬送ローラ
7Fの近傍に配置された図示しない検出器で検出される
まで搬送されて後、スイッチバックして反転搬送され、
用紙Sの後端を先頭にして上方に進み、排紙部7Cから
画像形成面を下にしたフェイスダウンの状態にて排出さ
れ、後処理装置FSの用紙積載台71上へと搬送され積
載される様に制御される(ST4)。
【0172】一方、折り面選択の画面L3で表面キーL
322が選択されていれば(ST1でNO)、画像読取
部CCDで読み込みを開始し(ST5)、全ての原稿の
読み込みが完了するまで、該原稿の画像データがRAM
160に記憶される(ST6)と共に画像が形成される
用紙の面と後処理装置FSでの折り込む面との対応付け
がなされる。
【0173】全ての原稿の読み込みが完了した後、RA
M160より最終頁からの出力と共に画像形成部GKに
制御信号が送られ最終頁目より画像形成を順次行う(S
T7)。
【0174】表面キーL322の選択に基づく該制御信
号に従って、用紙収納手段7Aから給紙された用紙Sに
は、転写位置でトナー像が転写され、次に、定着手段8
で定着され、反転されないように搬送路切り替え板7D
の上側に形成される搬送路即ち用紙搬送手段107を進
み、排紙部7Cから画像形成面を上にしたフェイスアッ
プ(表面が上側)の状態にて排出され、後処理装置FS
内の第3搬送路を含む用紙搬送手段210を進み、用
紙積載台71上へ搬送されながら積載されるように制御
される(ST8)。
【0175】ST4又はST8で用紙積載台71に積載
された後、三つ折り処理可能な所定枚数以下、例えば3
枚以下であるか否かが演算処理されて判定され(ST
9)、所定枚数以下であれば、図10のところで説明し
た三つ折り処理部へ搬送されて、三つ折り処理がなされ
(ST10)、三つ折り処理された用紙Sbは固定排紙
台92へ排紙される(ST11)ように制御される。
【0176】一方、ST9にて所定枚数を超える場合
は、RAM160にメモリされている情報に従って基本
画面L1のメッセージ表示エリアL11に、例えば、
「三つ折り処理は3枚までです。三つ折り処理は中止し
ました。」と表示する(ST12)と共に用紙積載台7
1に積載された用紙は、排紙手段60の搬送路を経て三
つ折り処理時とは異なる昇降排紙台91に排出される
(ST13)。
【0177】次に、図15で示す第2の実施形態である
フローチャートを説明する。三つ折りコピーが開始され
ると、画像読取部CCDで読み込みを開始し(ST2
0)、全ての原稿の読み込みが完了するまで行われ、該
原稿の画像データがRAM160に記憶される(ST2
1)。
【0178】全ての原稿の読み込みが完了した後、読み
込み枚数に基づき処理枚数が所定枚数以下、例えば3枚
以下か否かが演算処理されて判定され(ST22)、所
定枚数以下(ST22でYES)であれば、次に、折り
面選択の画面(前記選択画面1)L3で裏面キーL32
1が選択されているかがRAM160に記憶されている
情報に基づき判定される(ST23)。
【0179】裏面が選択されている場合(ST23でY
ES)は、ST24及びST25にて、図14のST3
及びST4と同様に、1頁目より画像形成がなされ、反
転せしめてフェスダウンの状態で排出され用紙積載台7
1上へ積載される。
【0180】又、ST23にて、折り面選択の画面(前
記選択画面1)L3で表面キーL322が選択されてい
る場合(ST23でNO)は、ST26及びST27に
て、図14のST7及びST8と同様に、最終頁より画
像形成がなされ、用紙積載台71上へ積載される。
【0181】ST25又はST27にて、用紙Sが用紙
積載台71上へ積載された後、図14のST10と同様
に、三つ折り処理部へ搬送され、三つ折り処理がなされ
(ST28)、三つ折りされた用紙Sbは固定排紙台9
2へ排紙される(ST29)ように制御される。
【0182】一方、ST22にて、所定枚数を超える場
合には、RAM160にメモリされてる情報から基本画
面L1のメッセージ表示エリアL11に、例えば「三つ
折り処理は3枚までです。三つ折り処理は中止されまし
た。」と表示する(ST30)と共に、三つ折り処理を
中止し、他のモード、例えばソートモードへ変更して実
行する(ST31)。
【0183】ソートモードにおいては、1頁目より画像
形成を行い、反転せしめてフェイスダウンの状態で排出
し、第2搬送路及び排紙手段60の搬送路を経て三つ
折り処理時とは異なる搬送路にて、昇降排紙台91に排
紙される(ST32)。
【0184】以上のように、制御手段の制御について、
第1及び第2の実施形態ともに、フローチャートの説明
を三つ折りコピーのケースにて行ったが、二つ折りコピ
ーの場合には、図12で示す出力設定画面L2の入力手
段の中折りキーL260をタッチ操作し、この二つ折り
のモードに設定されると、図20で示す2つ折りのでき
る折り面選択の画面(前記請求項の選択画面2)L4に
切り替わると共に、図4で説明した搬送路切り換え部材
87はソレノイドSD2により駆動されて中折り排紙出
口E1、即ち二つ折りされた用紙束Saの排出路が形成
されて、二つ折りコピーが開始可能となる。
【0185】上記説明は、用紙の面と折り込む面との対
応付けを画像形成装置本体A内でフェイスダウン又はフ
ェイスアップで用紙Sを搬送し、後処理装置FSでは後
処理ユニット10へ進み図7で示す方向で折り処理する
場合のプログラムで行ったが、後処理装置FS内の用紙
Sの用紙搬送手段20cを経て折り手段800で折り処
理するプログラムも含まれるが、これについては説明を
省略した。
【0186】しかし、前記三つ折りの折り面選択の画面
L3及び二つ折りの折り面選択の画面L4には図示しな
い切り替えキ−が、それぞれに設けられていてもよく、
その操作により用紙の面と折り込む面との対応付けの選
択が出来、その結果、該用紙搬送手段20cを用紙Sが
進み、折り手段800側で折り方向を替え折り処理が可
能に構成してある。即ち画像形成装置と後処理装置の折
り処理構成に対応できるようにしてある。
【0187】又、操作表示部9が画像形成装置から分離
されたした構成であっても良い。即ち前記プログラムを
画像形成装置本体に接続せずLANやインターネット等
の通信媒体を介してPCから制御するようにしても良
い。
【0188】
【発明の効果】以上の構成により、後処理装置に搬送さ
れる用紙に対して、画像形成される用紙の面と折り込む
面との対応付けした情報に基づき、当該用紙の表面若し
くは裏面の何れの面からでも三つ折り畳み処理又は二つ
折り処理をを可能とする画像形成装置及びその動作を規
制するプログラムを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体、画像読み取り装置、後処理
装置から成る画像形成装置の全体構成図である。
【図2】後処理装置内における用紙の搬送経路を示す全
体構成図である。
【図3】綴じ処理部と折り処理部から成る後処理ユニッ
トの断面図である。
【図4】折り処理部の正面図である。
【図5】折り処理部の斜視図である。
【図6】折りローラ駆動手段と折り板駆動手段の構成図
である。
【図7】折り処理部による二つ折り処理の工程を示す断
面図である。
【図8】中綴じと二つ折りの後処理を施した用紙束の斜
視図、用紙束を両開きした状態の斜視図、用紙束の模式
断面図である。
【図9】三つ折り処理される用紙の展開平面図、三つ折
り処理された用紙の斜視図である。
【図10】三つ折り処理工程を示す断面図である。
【図11】液晶表示画面部に表示される複数表示のうち
の基本画面を示す図である。
【図12】出力設定画面を示す図である。
【図13】三つ折りキーを選択した場合に表示される折
り面選択の画面である。
【図14】第1の実施の形態における三つ折りモード選
択時の制御手段の制御のフローチャートの一例である。
【図15】第2の実施の形態における三つ折りモード選
択時の制御手段の制御のフローチャートの一例である。
【図16】裏面キー選択時の用紙の搬送途上の状態を示
す図である。
【図17】表面キー選択時の用紙の搬送途上の状態を示
す図である。
【図18】画像形成装置本体と後処理装置の制御を示す
ブロック図である。
【図19】対称方向から折り処理できる同形状の折り手
段の主要部の断面図である。
【図20】二つ折りキーを選択した場合に表示される折
り面選択の画面である。
【図21】プログラムで動作制御される画像形成装置本
体と後処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置本体 B 画像読み取り装置 FS 後処理装置 S,S1,S2,S3 用紙 Sa,Sb 用紙束 7C 排紙部 7D 搬送路切り替え板 9 操作表示部 80 折り処理部 800 折り手段 L 液晶表示画面部 L1 基本画面 L151 出力設定キー L2 出力設定画面 L3 折り面選択の画面(選択画面1) L4 折り面選択の画面(選択画面1) L321,L421 裏面キー L322,L422 表面キー KT 非画像形成面 IT 画像形成面 CPU 100,200 ROM 150 RAM 160
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 CA01 GA01 3F108 AA01 AB01 AC02 AC03 BA03 BA09 BB02 CD01 EA06 GA02 GA04 GB03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を折り処理する処理部を設けてなる
    後処理装置を備えた画像形成装置において、用紙の折り
    面を選択する選択画面を操作表示部に設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記折り処理部は、三つ折り処理又は二
    つ折り処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記選択画面には、表面を折り込む三つ
    折り処理と裏面を折り込む三つ折り処理とを表示する選
    択画面1又は表面を折り込む二つ折り処理と裏面を折り
    込む二つ折り処理とを表示する選択画面2とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成された用紙を反転せしめる反転
    部及び折り処理部へ搬送する制御手段を設け、前記選択
    画面1又は選択画面2にて、裏面を折り込む三つ折り処
    理又は二つ折り処理が選択された場合、前記制御手段
    は、用紙を反転せしめて折り処理部へ搬送するように制
    御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記選択画面1にて表面を折り込む三つ
    折り処理又は前記選択画面2にて表面を折り込む二つ折
    り処理が選択された場合、前記制御手段は、用紙を反転
    せしめずに折り処理部へ搬送するように制御することを
    特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数枚の用紙を三つ折り処理又は二つ折
    り処理する場合、前記制御手段は、画像読み取り装置で
    全ての原稿を読み取るように制御することを特徴とする
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数枚の用紙を三つ折り処理又は二つ折
    り処理する場合、前記制御手段は、前記複数枚の最終の
    用紙から画像形成を行い折り処理部へ搬送するように制
    御することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記折り処理部にて三つ折り処理又は二
    つ折りする用紙の枚数が所定枚数を超える場合は、前記
    制御手段は折り処理を中止するように制御することを特
    徴とする請求項4乃至請求項7の何れか1項に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像が形成される用紙の面と折り込む面
    とを対応付けした情報に基づき、後処理装置での用紙の
    搬送路を切り替える制御手段を有することを特徴とする
    請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記後処理装置を制御する制御手段
    は、画像が形成される用紙の面と折り込む面とを対応付
    けした情報に基づき、折り手段を切り替えることを特徴
    とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 画像が形成される用紙の面と折り込む
    面とを対応付けした情報に基づき、折り手段による用紙
    の折り方向を切り替えることを特徴とする請求項9又は
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、表示手段を、画像形
    成装置により画像が形成される用紙の面と後処理装置に
    より該用紙を折り込む面との対応付けを選択するための
    情報を表示する手段として機能させ、入力手段を、前記
    表示手段に表示された当該情報の中から選択した情報を
    入力するための手段として機能させる、手段として機能
    させることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 前記コンピュータを、前記選択された
    情報と、前記形成される画像の画像データとを対応付け
    する手段として機能させることを特徴とする請求項12
    に記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 前記用紙の面の折り方が、2つ折りで
    あることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載
    のプログラム。
  15. 【請求項15】 前記用紙の面の折り方が、3つ折りで
    あることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載
    のプログラム。
  16. 【請求項16】 前記入力手段により入力される、前記
    選択された情報に基づき、前記画像形成装置での搬送路
    を切り替えることを特徴とする請求項12乃至請求項1
    5の何れか1項に記載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記入力手段により入力される、前記
    選択された情報に基づき、後処理装置での用紙の搬送路
    を切り替えることを特徴とする請求項12乃至請求項1
    5の何れか1項に記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記選択された情報に基づき、折り手
    段を切り替えることを特徴とする請求項17に記載のプ
    ログラム。
  19. 【請求項19】 前記選択された情報に基づき、折り手
    段による用紙の折り方向を切り替えることを特徴とする
    請求項17又は請求項18に記載のプログラム。
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