JP2003252434A - 段積み物形成方法 - Google Patents

段積み物形成方法

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JP2003252434A JP2002055123A JP2002055123A JP2003252434A JP 2003252434 A JP2003252434 A JP 2003252434A JP 2002055123 A JP2002055123 A JP 2002055123A JP 2002055123 A JP2002055123 A JP 2002055123A JP 2003252434 A JP2003252434 A JP 2003252434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最上面間に生じた段差に対処した段積み物形
成方法を提供する。 【解決手段】 受け体200上の複数箇所それぞれに、
被収納物4を収納する実の箱状体1,2を段積みしたの
ち、固定手段205により箱状体群5を受け体200側
に固定させることで段積み物208を形成する段積み物
形成方法である。受け体200に対する段積み総数の箱
状体1,2を搬送ライン10で搬送して、複数箇所に箱
状体1,2を分配して段積みするに際し、複数箇所の最
上面5a間に段差が生じるとき、高さの低い箇所の段差
を吸収する。最上面5a間に生じた段差に対処でき、異
なる形状の実の箱状体1,2を段積みしたとしても、最
上面5a間に段差が生じない積込み姿勢にできる。運搬
時などに荷崩れや脱落を生じ難くでき、四方が開放され
た平板状の受け体の場合でも、荷崩れや脱落が生じ難い
段積み物208にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば被収納物
を収納する実のコンテナを台車上に段積みして段積み物
を形成するのに採用される段積み物形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の構成としては、たとえば
特開昭60−244712号公報に見られる移載装置が
提供されている。この従来構成において、積込物搬送装
置により搬送されてきた積込物は、積込物搬送装置の終
端部分で3個が整列して停止される。この3個の積込物
は、搬入用コンベヤベルトによって横方向に搬送され、
積込物段積装置のフォーク部材に渡される。そして同じ
ことが繰り返されることで、フォーク部材上には2列3
行で合計6個の積込物が載置される。
【0003】前記フォーク部材は昇降枠体に設けられ、
この昇降枠体の昇降動によって積込物群は、ロールボッ
クスパレットに対する積込レベルよりも上方に位置され
る。そしてフォーク部材が、ロールボックスパレットに
おける積載部の上方に前進されたのち、昇降枠体が下降
されてフォーク部材が積載部の真上に位置される。次い
で押込片により、積込物をロールボックスパレットにお
ける垂直壁へ密接させた状態でフォーク部材を後退させ
ることで、積込物を積載部上に残して第1段の積込みが
行われる。
【0004】上述した作用の繰り返しによって、第2段
の積込みが第1段の積込物群上に行われる。これにより
ロールボックスパレットに対して、2列3行(複数列複
数行)でかつ5段(複数段)の積込みが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来構
成によると、最終の積込み姿勢において、複数列複数行
の最上面間に段差が生じることがあり、この場合には、
ロールボックスパレットの走行による運搬時に荷崩れや
脱落を招く恐れがある。特に、三方に垂直壁があるロー
ルボックスパレットはともかくとして、垂直壁が存在し
ない四方が開放された平板状のパレットや台車などの場
合には、荷崩れや脱落が生じ易いことになる。
【0006】また、積込物が同じ形状(高さなど。)で
あれば、複数列複数行の段積み数量を等しくすること
で、最上面間に段差が生じない積込み姿勢とし得るが、
異なる形状(異なる高さなど。)の積込物が積込まれる
とき、最上面間に段差が生じ易いことになる。
【0007】そこで本発明の請求項1記載の発明は、最
上面間に生じた段差に対処し得る段積み物形成方法を提
供することを目的としたものである。また請求項5記載
の発明は、四側方が開放された段積みでも安定した姿勢
とし得る段積み物形成方法を提供することを目的とした
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の段積み物形成方法は、
受け体上の複数箇所それぞれに、被収納物を収納する実
の箱状体を段積みしたのち、固定手段により箱状体群を
受け体側に固定させることで段積み物を形成する段積み
物形成方法であって、受け体に対する段積み総数の箱状
体が搬送ラインで搬送されて、複数箇所に箱状体が分配
して段積みされるに際し、複数箇所の最上面間に段差が
生じるとき、高さの低い箇所の段差を吸収することを特
徴としたものである。
【0009】したがって請求項1の発明によると、最上
面間に生じた段差に対処し得、これにより、異なる形状
(異なる高さなど。)の実の箱状体が段積みされたとし
ても、最上面間に段差が生じない積込み姿勢とし得る。
【0010】また本発明の請求項2記載の段積み物形成
方法は、上記した請求項1記載の構成において、高さの
低い箇所に、段差に相当する段差吸収体を合流させて段
積みすることを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項2の発明によると、段差
吸収体を用意しておくことで、最上面間に段差が生じな
い積込み姿勢とし得る。そして本発明の請求項3記載の
段積み物形成方法は、上記した請求項1または2記載の
構成において、受け体上に箱状体が、複数列かつ複数行
で段積みされることを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、全体
として整然とした段積み物を形成し得る。さらに本発明
の請求項4記載の段積み物形成方法は、上記した請求項
1〜3のいずれかに記載の構成において、箱状体は、そ
の高さが異なる複数種類であり、混合して搬送され、混
合して段積みされることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、被収
納物の種類、形状に応じて好適な箱状体を使用し得、そ
して段積みは安定して行える。しかも本発明の請求項5
記載の段積み物形成方法は、上記した請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成において、固定手段は当て体と締結
体からなり、複数箇所に段積みした箱状体群の最上面間
に当て体を当て付けたのち、締結体により受け体側に締
結させることを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項5の発明によると、当て
体を、各段積み体の最上面間に水平状かつ均一状で当て
付け得、以て締結体による受け体側への締結を強固に均
一状に行える。
【0015】また本発明の請求項6記載の段積み物形成
方法は、上記した請求項1〜5のいずれかに記載の構成
において、搬送ラインにおける箱状体群の搬送順序が、
受け体上の複数箇所で段積みした箱状体群の段ばらしが
上位から順に行えるように決定されていることを特徴と
したものである。
【0016】したがって請求項6の発明によると、目的
地での段ばらしを作業効率よく行えるように、受け体上
の複数箇所での段積みを行える。そして本発明の請求項
7記載の段積み物形成方法は、上記した請求項1〜6の
いずれかに記載の構成において、空の箱状体が段差吸収
体として使用されることを特徴としたものである。
【0017】したがって請求項7の発明によると、段差
吸収のための空の箱状体は、別個に製作して用意するこ
となく安価に提供し得、しかも実の箱状体などに対する
段積みは容易に安定して行える。
【0018】さらに本発明の請求項8記載の段積み物形
成方法は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載の構
成において、箱状体は折り畳み可能であり、切り出し機
により組み立てられたのち、空の箱状体が段差吸収体と
して使用されることを特徴としたものである。
【0019】したがって請求項8の発明によると、空の
箱状体は、折り畳んで積み重ねることにより、コンパク
トにして格納、保管し得、そして段差吸収のための空の
箱状体は、別個に製作して用意することなく安価に提供
し得、しかも実の箱状体などに対する段積みは容易に安
定して行える。
【0020】しかも本発明の請求項9記載の段積み物形
成方法は、上記した請求項1〜8のいずれかに記載の構
成において、高さの低い箇所に段積みされる箱状体群の
最後に、段差吸収体を合流させて段積みすることを特徴
としたものである。
【0021】したがって請求項9の発明によると、段差
吸収体の最上段への段積み作業は、段積みするための特
別な装置や制御を必要とすることなく行える。また本発
明の請求項10記載の段積み物形成方法は、上記した請
求項1〜9のいずれかに記載の構成において、受け体に
対して最後に段積みされる箱状体群は、その総量に基づ
いて複数箇所に分配されて段積みされることを特徴とし
たものである。
【0022】したがって請求項10の発明によると、最
後の段積み物は、全体として嵩低であるが、段差のない
状態で形成し得る。そして本発明の請求項11記載の段
積み物形成方法は、上記した請求項1〜10のいずれか
に記載の構成において、予め設定する基準高さに基づい
て、複数箇所での段積み最高高さが設定されることを特
徴としたものである。
【0023】したがって請求項11の発明によると、目
的とする高さ内の段積み物を形成し得る。さらに本発明
の請求項12記載の段積み物形成方法は、上記した請求
項1〜11のいずれかに記載の構成において、搬送ライ
ンで搬送してきた箱状体群は、搬送ラインの終端部分に
おいて複数の段積みライン部に振り分けられたのち、そ
れぞれの段積み手段に送り出され、複数の段積みライン
部に振り分ける前に、段差を吸収する段差吸収体が合流
されることを特徴としたものである。
【0024】したがって請求項12の発明によると、複
数の段積み手段における段差吸収体の段積み作業は、段
積みするための特別な装置や制御を必要とすることなく
行える。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施の形態
を、箱状体として、段積み可能なコンテナを使用した状
態として、図1〜図21に基づいて説明する。
【0026】図18、図19、図21において、樹脂製
などからなるコンテナ(箱状体の一例)は、その高さが
異なる二種類(複数種類)、すなわち高い高さTの大コ
ンテナ1と、低い高さtの小コンテナ2とが準備され
る。ここで大コンテナ1の高さTと小コンテナ2の高さ
tとは、1対0.5の関係、つまり[T≒2t]とされ
ている。
【0027】前記大コンテナ1と小コンテナ2とは、高
さT,tのみを異にした同様な構成であり、それぞれ折
り畳み可能に構成されている。すなわちコンテナ1,2
は、四角板状の底壁体1a,2aと、この底壁体1a,
2aに対して中折れ状に折り畳み可能な一対の長尺側壁
体1b,2bと、これら長尺側壁体1b,2bの上端間
に相対回動可能に連結された額縁状の上縁形成体1c,
2cと、この上縁形成体1c,2cに上端が相対回動可
能に連結された一対の短尺側壁体1d,2dなどにより
構成されている。
【0028】そして大コンテナ1と小コンテナ2とは、
図18の(a)に示すように、組み立てたときには上面
開放の矩形箱状に形成され、また図18の(c)に示す
ように、折り畳んだときには底壁体1a,2a上に上縁
形成体1c,2cが載置された薄板枠状に形成される。
さらに、組み立てた大コンテナ1や小コンテナ2は、図
21に示すように、その底壁体1a,2aの四縁部が上
縁形成体1c,2cに上方から載置されることで、大コ
ンテナ1どうし、または小コンテナ2どうしが段積み可
能に構成され、さらには大コンテナ1と小コンテナ2と
が混合して段積み可能に構成されている。
【0029】組み立てられたコンテナ1,2は、オーダ
ピッキングなどによって被収納物4が収納されること
で、実のコンテナ1,2とされる。なお、四側壁体のう
ちの一側壁体の外面(側面)、たとえば、一方の短尺側
壁体1d,2dの外面には、バーコード、ラベル、印刷
などにより表示部3が形成されている。
【0030】図2、図16に示すように、被収納物4を
収納した実のコンテナ1,2を混合して搬送する搬送ラ
イン10は、たとえばローラコンベヤ11により形成さ
れ、このローラコンベヤ11は、コンベヤフレーム12
と、このコンベヤフレーム12に設けられた多数のロー
ラ13と、駆動装置(図示せず。)などにより構成され
ている。ここで搬送ライン10は、受け体200に対す
る段積み総数の実のコンテナ1,2を搬送可能に構成さ
れている。
【0031】前記搬送ライン10の終端部分は一対(複
数)の段積みライン部10A,10Bに分岐形成され、
これら段積みライン部10A,10Bにそれぞれ対向し
て、段積みライン部10A,10Bからの実のコンテナ
1,2を混合して段積みし、以て段積み体(箱状体群)
5を形成する段積み手段20A,20Bが設けられてい
る。その際に段積み手段20A,20Bは、コンテナ
1,2の側面に設けられた表示部3を同一方向に向け
て、コンテナ1,2の段積みを行うように構成されてい
る。
【0032】空のコンテナ1,2は、折り畳んで薄板枠
状に形成された状態で、多数が重ねられている。そして
切り出し機15,16により組み立てられたのち、合流
ライン17やストレージライン18に送り出される。そ
の際に合流ライン17からの空のコンテナ1,2は、搬
送ライン10における一対の段積みライン部10A,1
0Bに分岐する(振り分ける)前において、この搬送ラ
イン10に合流されている。なお、ストレージライン1
8には、別の切り出し機により組み立てられたコンテナ
1,2が送り出されてもよい。
【0033】図1〜図7に示すように、前記段積み手段
20A,20Bは、同一状の構成で左右対称状に設けら
れており、以下においては、同一符号を付して一方のみ
を説明する。すなわち、段積み手段20A,20Bの本
体21は、四角状の下枠22と、この下枠22の四隅か
ら立設された縦枠23と、これら縦枠23の上端間に設
けられた上枠24などにより、上下方向で長い長方枠体
状に形成されている。そして本体21内で他側方部分に
は、一部開放で筒状のカバー枠25が上下方向に配設さ
れている。
【0034】前記本体21内には、保持装置30と昇降
装置50とが、保持装置30を上位として上下に配設さ
れ、そして保持装置30の前方には、段積みライン部1
0A,10Bからのコンテナ1,2を保持装置30に送
り込むための送り込み装置70が設けられるとともに、
本体21内の下部には、段積み体5を移載手段(後述す
る。)に送り出すための送り出し装置80が設けられて
いる。
【0035】前記保持装置30は、前後方向の軸体31
a,31bを左右一対有し、これら軸体31a,31b
は、前記上枠24の下面側に設けられたブラケット体3
2に軸受33a,33bを介して回転自在に支持されて
いる。両軸体31a,31bからは、それぞれ揺動杆3
4a,34bが垂設されるとともに、リンク体35a,
35bが横内側へ連設され、そしてリンク体35a,3
5bの遊端と前記上枠24側との間には、単数または複
数のシリンダー装置36a,36bが設けられている。
【0036】一方の揺動杆34aの下端部分には、L型
レール体からなる脱落防止体37が設けられ、そして脱
落防止体37の縦板部内面側には搬入案内部38が設け
られている。この搬入案内部38は矩形棒状からなり、
その長さ方向を前後方向として配置され、そして内面側
の上半分は、上位ほど外側の傾斜面39に形成されてい
る。
【0037】また、他方の揺動杆34bの下端部分には
下降案内部40が設けられ、この下降案内部40は矩形
板状からなり、その長さ方向を前後方向として配置さ
れ、そして内面側の上部分は上位ほど外側の傾斜面41
に形成されるとともに、下部分は垂直状面42に形成さ
れている。ここで傾斜面41は、前記搬入案内部38に
おける傾斜面39に対向されており、そして垂直状面4
2は前記搬入案内部38側に対して下方へ延びて形成さ
れている。
【0038】これにより、前記搬入案内部38と下降案
内部40とは左右の両側に振り分けて設けられるととも
に、搬送ライン10側から送り出されたのち送り込み装
置70を介して送り込まれるコンテナ1,2は、これら
搬入案内部38と下降案内部40との間に搬入可能に構
成されている。そして搬入案内部38と下降案内部40
とは、シリンダー装置36a,36bの伸縮動によっ
て、リンク体35a,35b、軸体31a,31b、揺
動杆34a,34bを介して相対的に接近離間自在に構
成されている。
【0039】前記搬入案内部38と下降案内部40との
間に後方から対向される状態で、ストッパー兼用の縦案
内部45が設けられている。この縦案内部45はパイプ
体などからなり、左右一対で配設されるとともに、縦枠
23側に連結体(ブラケットやボルト・ナットなど)4
6を介して連結されている。以上の31a,31b〜4
6などにより、前記保持装置30の一例が構成される。
【0040】前記昇降装置50には、前記保持装置30
の下方における昇降経路51上で昇降可能な昇降台52
が設けられる。すなわち昇降台52は、昇降経路51の
他側方に位置される板状の昇降部材53と、この昇降部
材53の内面側から内方へ連設される前後一対の腕部材
54と、これら腕部材54上に設けられた支持部材55
などからなり、これら支持部材55を介してコンテナ
1,2の下面を支持可能に構成されている。そして昇降
台52は、昇降部材53に設けられた被ガイド体(ロー
ラや摺動体など)56が、前記カバー枠25側に設けら
れたガイド体(ガイドレールなど)57に支持案内され
ることで、昇降経路51上で昇降可能に構成されてい
る。
【0041】前記カバー枠25内には、上下方向のねじ
軸58が軸受59を介して回転自在に配設され、このね
じ軸58に螺合されるナット体60が前記昇降部材53
側にブラケット61を介して取り付けられている。前記
カバー枠25の上部には、取り付け台62を介して回転
駆動部(モータや変速機などからなる。)63が設けら
れ、この回転駆動部63は正逆駆動可能に構成されてい
る。そして回転駆動部63の出力軸64と前記ねじ軸5
8とが、巻き掛け伝動機構(ベルト形式やチェーン形式
など。)65を介して連動連結されている。
【0042】したがって、回転駆動部63の駆動により
ねじ軸58を正逆に回転させることで、昇降台52を昇
降経路51上で昇降させ得、その際に昇降台52は、コ
ンテナ1,2の段積み高さ情報(コンテナ1,2の高い
高さHや低い高さhなどに起因する。)により昇降すべ
く設定されるとともに、移載手段(後述する。)による
移載レベルに下降可能に構成されている。
【0043】前記昇降経路51に前方から対向される状
態で縦案内部67が設けられている。この縦案内部67
はパイプ体などからなり、左右一対で配設されるととも
に、縦枠23側に連結体(ブラケットやボルト・ナット
など。)67を介して連結されている。以上の51〜6
7などにより、前記昇降装置50の一例が構成される。
【0044】前記送り込み装置70はベルトコンベヤ形
式であって、縦枠23側に連結材71を介して連結され
るコンベヤフレーム72の前後端には、それぞれ遊転輪
体73が設けられている。前記コンベヤフレーム72の
下部側にはケース体74が設けられ、このケース体74
には、回転駆動部(モータや変速機などからなる。)7
5と、この回転駆動部75に連動連結される駆動輪体7
6と、テンション輪体77とが設けられている。そし
て、各輪体73,76,77に亘っては無端ベルト(タ
イミングベルト)78が掛けられている。なお、コンベ
ヤフレーム72の上方で左右両側にはガイド体79が設
けられている。以上の71〜79などにより、前記送り
込み装置70の一例が構成される。
【0045】前記送り出し装置80はチェーンコンベヤ
形式であって、下枠22側に連結されるコンベヤフレー
ム81の前後端と中間2箇所には、それぞれ遊転鎖輪8
2が設けられるとともに、中間2箇所の遊転鎖輪82間
の下方には駆動鎖輪83が設けられ、そして駆動鎖輪8
3と同様なレベルで前後に振り分けてガイド鎖輪84と
テンション鎖輪85とが設けられている。前記コンベヤ
フレーム81の下部側には、回転駆動部(モータや変速
機などからなる。)86が設けられ、この回転駆動部8
6は前記駆動鎖輪83に連動連結されている。そして、
各鎖輪82〜85に亘っては無端チェーン87が掛けら
れている。
【0046】なお、各鎖輪82〜85などは、左右一対
の無端チェーン87が掛けられるように構成されてい
る。そして下方に駆動鎖輪83が配設されることで、無
端チェーン87の落ち込み部(凹状部)88が形成され
ることになり、この落ち込み部88に対して、前記昇降
台52における一方の腕部材54が嵌入可能であり、そ
の際に他方の腕部材54は、端部の遊転鎖輪82の外方
かつ下方に位置されるように構成されている。
【0047】以上の81〜88などにより、前記送り出
し装置80の一例が構成され、そして以上の21〜88
などにより、前記段積み手段20A,20Bの一例が構
成される。
【0048】図1〜図4、図7〜図12に示すように、
前記送り出し装置80の終端外方間に亘っては、前記段
積み手段20A,20Bにより段積みした段積み体5
を、移載位置Xに位置させた受け体200上に移す移載
手段90が設けられている。ここで移載手段90は、両
段積み手段20A,20Bからの段積み体5を受け入れ
たのち、その相対向される側面を当接状として整列させ
る整列装置91と、整列された両段積み体5を移載位置
Xの受け体200上に同時に移載させる移載装置150
などにより構成されている。
【0049】すなわち前記整列装置91は、前記送り出
し装置80からの段積み体5を受け入れるとともに、そ
の向きを変更可能な向き変更装置92を有する。ここで
向き変更装置92は、段積み体5におけるコンテナ1,
2群の表示部3を外向きとして、段積み体5を受け体2
00上に載置させるために設けられている。
【0050】前記向き変更装置92は、ベース枠93の
上方に、複数のシリンダー装置94を介して昇降台95
が設けられている。そして昇降台95上には、軸受96
と縦軸97とを介して旋回台98が設けられ、この旋回
台98側には受動歯車99が設けられている。前記昇降
台95側には回転駆動部(モータや変速機などからな
る。)100が設けられ、この回転駆動部100の出力
軸に設けられた駆動歯車101が前記受動歯車99に噛
合されている。
【0051】そして、前記旋回台98上にはローラコン
ベヤ102が設けられ、このローラコンベヤ102は、
旋回台98上に連結されたコンベヤフレーム103と、
このコンベヤフレーム103に支持されたローラ104
群と、旋回台98側に設けられた回転駆動部(モータや
変速機などからなる。)105と、この回転駆動部10
5の出力軸に設けられた駆動輪体106と、この駆動輪
体106と2個のローラ104との連動を行う駆動ベル
ト107と、2個のローラ104と残りのローラ104
との連動を行う伝動ベルト108と、一対のサイドガイ
ド体109などにより構成されている。以上の93〜1
09などにより、前記向き変更装置92の一例が構成さ
れる。
【0052】前記向き変更装置92を中にして、前記送
り出し装置80に対向されて横送り装置110が設けら
れている。この横送り装置110の本体111は、ベー
ス枠112と、このベース枠112の外端部分から立設
された縦枠113などにより構成されている。そして、
ベース枠112の上方には縦枠113側に支持案内され
て昇降自在な昇降台114が設けられるとともに、その
昇降を行う昇降駆動部(シリンダー形式やねじ形式な
ど。)115が、縦枠113側と昇降台114との間に
設けられている。
【0053】前記昇降台114上には、その搬送方向が
前記送り出し装置80と同方向とされた第1コンベヤ1
20が設けられている。この第1コンベヤ120はロー
ラコンベヤ形式であって、昇降台114上に連結された
コンベヤフレーム121と、このコンベヤフレーム12
1に支持されたローラ122群と、昇降台114側に設
けられた回転駆動部(モータや変速機などからなる。)
123と、この回転駆動部123の出力軸に設けられた
駆動輪体124と、この駆動輪体124と2個のローラ
122との連動を行う駆動ベルト125と、2個のロー
ラ122と残りのローラ122との連動を行う伝動ベル
ト126などにより構成されている。
【0054】前記ベース枠112上には、その搬送方向
が前記第1コンベヤ120に対して直交方向とされた第
2コンベヤ130が設けられている。この第2コンベヤ
130はチェーンコンベヤ形式であって、ベース枠11
2側に連結されるコンベヤフレーム131の前後端に
は、それぞれ遊転鎖輪132が設けられるとともに、一
端の遊転鎖輪131の下方には駆動鎖輪133が設けら
れ、そして遊転鎖輪132間にはテンション鎖輪134
が設けられている。前記コンベヤフレーム131の下部
側には、回転駆動部(モータや変速機などからなる。)
135が設けられ、この回転駆動部135は前記駆動鎖
輪133に連動連結されている。そして、各鎖輪132
〜134に亘っては無端チェーン136が掛けられてい
る。
【0055】なお、各鎖輪132〜134などは、左右
一対の無端チェーン136が掛けられるように構成され
ている。そして前記第1コンベヤ120が下降されたと
き、遊転鎖輪132や無端チェーン136などが、第1
コンベヤ120のローラ122間を通過し、以て両無端
チェーン136による搬送面がローラ122群による搬
送面に対して上方に位置されるように構成されている。
以上の111〜136などにより、前記横送り装置11
0の一例が構成される。
【0056】左右の横送り装置110間には合流装置1
40が配設されている。この合流装置140は、コンベ
ヤフレーム141を共通化した状態で、左右一対のコン
ベヤ部、すなわち搬送方向が逆で中央方向とされた右送
りコンベヤ部142aと左送りコンベヤ部142bとが
設けられるとともに、両コンベヤ部142a,142b
の境界部分にはストッパー体148が設けられている。
【0057】両コンベヤ部142a,142bはローラ
コンベヤ形式であって、コンベヤフレーム141に支持
されたローラ143a,143b群と、コンベヤフレー
ム141側に設けられた回転駆動部(モータや変速機な
どからなる。)144a,144bと、この回転駆動部
144a,144bの出力軸に設けられた駆動輪体14
5a,145bと、この駆動輪体145a,145bと
2個のローラ143a,143bとの連動を行う駆動ベ
ルト146a,146bと、2個のローラ143a,1
43bと残りのローラ143a,143bとの連動を行
う伝動ベルト147a,147bなどにより構成されて
いる。
【0058】以上の141〜148などにより、前記合
流装置140の一例が構成される。そして、上記した向
き変更装置92、前記横送り装置110、合流装置14
0などにより、前記整列装置91の一例が構成される。
【0059】前記移載装置150は、前記合流装置14
0上に整列された両段積み体5を移載位置Xの受け体2
00上に同時に移載させるものであって、その枠組み本
体151は、合流装置140を中にして移載位置Xとは
反対側に配設されている。そして、合流装置140を横
切る方向に長い可動枠152が設けられ、この可動枠1
52は、その上部に設けられた被ガイド体153が枠組
み本体151側に設けられたガイド体154に支持案内
されることで、合流装置140の上方を横切って移動自
在に構成されている。
【0060】前記可動枠152を移動させるために、前
記枠組み本体151には、正逆駆動可能な回転駆動部
(モータや変速機などからなる。)155と、この回転
駆動部155の出力軸に連動されたピニオン156とが
設けられ、そして可動枠152の下面側には、ピニオン
156が噛合されるラック157が設けられている。
【0061】前記可動枠152の先端には押し体158
が設けられ、この押し体158は長方板状であって、合
流装置140におけるローラ143a,143b群の上
方を横切って移動自在に構成されている。なお、合流装
置140と移載位置Xとの間には、その上面がローラ1
43a,143b群の搬送面に同様なレベルとされた中
継渡し体159が設けられている。以上の151〜15
9などにより、前記移載装置150の一例が構成され
る。そして、前記整列装置91や移載装置150などに
より、前記移載手段90の一例が構成される。
【0062】図20に示すように、前記受け体200は
平枠状からなり、その中(内部)でかつ走行方向の2箇
所(1箇所または複数箇所。)に上下方向の空間部20
1が形成され、その際に両空間部201は幅方向で長い
矩形状とされている。そして受け体200は、残部の上
面によって段積み体5の支持面202が形成され、その
際に3方の側縁には上方への係止片203が設けられて
いる。さらに受け体200は、その下部の四隅部分にそ
れぞれキャスター形式の車輪204が設けられ、以て押
し引き走行可能な台車形式に構成されている。そして受
け体200は、走行により移載位置Xに対する搬入出が
行われるように構成されている。
【0063】図1、図2、図13〜図15、図20に示
すように、前記移載位置Xには、この移載位置Xに位置
させた受け体200との相対的な昇降動により、前記空
間部201を通過可能な仮り受け台160が設けられ、
この仮り受け台160は、移載手段90の作動によって
横押し移動される段積み体5を滑動により受け入れ可能
に構成されている。すなわち移載位置Xには、昇降駆動
部(シリンダー装置など。)162の作動によって昇降
自在な昇降体163が設けられ、この昇降体163の上
面に前記仮り受け台160が設けられている。
【0064】その際に昇降体163は受け体200に対
して下方から当接可能に構成され、また仮り受け台16
0は、2箇所の空間部201に対応して2個が設けら
れ、そして空間部201に対して少し小さい類似形にさ
れるとともに、上面は滑動面161に形成されている。
さらに仮り受け台160は、下降時に滑動面161が受
け体200の下面よりも下方に位置され、そして上昇時
に昇降体163が受け体200に当接された状態で、滑
動面161が受け体200の支持面202よりも上方に
位置されるように、その高さ(厚さ)などが設定されて
いる。
【0065】前記受け体200を移載位置Xに対して正
確に位置させるために、この移載位置Xには、受け体2
00の両側面を案内するガイド体165が設けられると
ともに、前後方向規制用のストッパー体166が出退動
自在に設けられている。さらに移載位置Xには、昇降体
163に作用可能な振れ止めシリンダー装置167や、
実の受け体200に作用可能な送り出し装置168が設
けられている。この送り出し装置168は、シリンダー
装置や送り出し体(バー)などにより構成されている。
【0066】前記移載位置Xを中にして、その上手は空
受け体待機位置Yに形成され、また下手は実受け体搬出
位置Zに形成されている。前記空受け体待機位置Yにお
いて、空の受け体200は多数台が段積みされて準備さ
れ、段ばらし機170によって1台ずつが段ばらしされ
たのち、走行によって移載位置Xに搬入されるように構
成されている。
【0067】すなわち空の受け体200は、下位の受け
体200における支持面202上に上位の受け体200
における車輪204が載置されることで段積み可能であ
り、その際に係止片203によって脱輪、脱落などが阻
止される。そして段積みされた空の受け体200群は、
スロープ177を介して空受け体待機位置Yに搬入可能
に構成されている。なお実受け体搬出位置Zからの搬出
はスロープ178を介して行われるように構成されてい
る。
【0068】前記段ばらし機170は、昇降体171や
出退係止体172などにより構成され、昇降用シリンダ
ー装置173の伸展動により昇降体171を下降させた
のち、揺動用シリンダー装置174の伸展動により出退
係止体172を突出動させることで、下から2段目の受
け体200に係合可能に構成されている。なお、空の受
け体200に作用可能な送り込み装置175が設けられ
ている。この送り込み装置175は、シリンダー装置や
送り込み体(バー)などにより構成されている。
【0069】したがって、係合状態において昇降用シリ
ンダー装置173の収縮動により昇降体171を上昇さ
せることで、最下段の受け体200を残した状態で空の
受け体200群が上昇されることになり、以て最下段の
受け体200は走行によって移載位置Xに搬入される。
その後に昇降用シリンダー装置173の伸展動により昇
降体171を下降させることで、2段目であった受け体
200が最下段として着地され、そして揺動用シリンダ
ー装置174の収縮動により出退係止体172を退入動
させることで最初の状態となるように構成されている。
【0070】図21に示すように、受け体200上の4
箇所(2行2列の複数箇所)に段積み体5が載置された
のち、段積み体5群は固定手段205により受け体20
0側に固定される。ここで固定手段205は、四角板状
の当て体206と、その中間が当て体206側に固定さ
れかつ遊端がフック形式などにより受け体200側に係
止可能なゴムバンド(締結体の一例)207などからな
る。そして、4箇所に載置された段積み体5群の最上面
間に当て体206を当て付けたのち、ゴムバンド207
を受け体200側に締結させることで、段積み物208
を形成し得る。
【0071】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用、すなわち、受け体200上の複数箇所それぞれ
に、被収納物4を収納する実のコンテナ1,2を段積み
したのち、固定手段205により段積み体5を受け体2
00側に固定させることで段積み物208を形成する作
用を説明する。
【0072】図16の(a)、図19において、折り畳
んで薄板枠状に形成されている空のコンテナ1A,2A
を、切り出し機15,16により組み立てたのち、スト
レージライン18に送り出す。そして、ストレージライ
ン18からピッキングラインに送り出し、所期のピッキ
ングなどによって被収納物4を収納することで実のコン
テナ1,2としたのち、搬送ライン10に載せて搬送す
る。
【0073】この搬送ライン10では、段積み体5を形
成する複数個の実のコンテナ1,2を1グループ(箱状
体群)として、4つのグループA,B,C,D、すなわ
ち受け体200に対する段積み総数の実のコンテナ1,
2を搬送する。その際に実のコンテナ1,2は、その側
面に設けた表示部3を同一方向に向けて、たとえば搬送
方向側(前方側)に向けて搬送する。
【0074】また搬送ライン10における各グループA
〜D内での搬送順序は、受け体200上の複数箇所で段
積みした段積み体5をの目的地(店舗、工場など)まで
運搬したのち降ろす(段ばらしする)際に、上位から順
に、すなわち後積み先降ろし(先積み後降ろし)として
行えるように、段積み手段20A,20Bにおいて段積
みするように設定している。この設定は、目的地側の要
望に基づいて成されている。
【0075】搬送ライン10での搬送はローラコンベヤ
11により行われ、その際に駆動装置によってローラ1
3群を駆動回転させる。そして搬送は、ローラコンベヤ
11を複数に分割した間欠搬送や、ストッパー形式など
によって、各グループA〜D毎に整然として行われる。
【0076】搬送ライン10で搬送してきた4つのグル
ープA〜Dは、搬送ライン10の終端部分において一対
の段積みライン部10A,10Bに振り分けたのち、そ
れぞれの段積み手段20A,20Bに送り出す。すなわ
ち、第1のグループAと第2のグループBとを第1の段
積みライン部10Aに搬入し、第3のグループCと第4
のグループDとを第2の段積みライン部10Bに搬入す
る。なお振り分けは任意であって、たとえば(B)や
(C)で示すように、第2のグループBと第3のグルー
プCとの振り分けを入れ換えてもよい。
【0077】上述したようにして、受け体200に対す
る段積み総数の実のコンテナ1,2を搬送ライン10で
搬送して、受け体200の複数箇所に段積みライン部1
0A,10Bによってコンテナ1,2を分配して段積み
するに際し、その複数箇所での段積み最高高さは、予め
設定する基準高さに基づいて設定している。そして実の
コンテナ1,2は、被収納物4の種類に応じて、高さが
異なる2種類の実のコンテナ1,2を使い分け、前述し
たように目的地で段ばらしする際に支障がないように混
合して搬送している。
【0078】したがって、受け体200の複数箇所に段
積みライン部10A,10Bによって、実のコンテナ
1,2を分配して段積みするに際し、実のコンテナ1,
2の種類や段積み数によって、複数箇所の段積み体5に
おける最上面5a間に段差が生じることがあり、このと
き高さの低い箇所の段差を吸収する。すなわち、高さの
低い箇所に、段差に相当する空のコンテナ(段差吸収体
の一例)1A,2Aを合流させて段積みさせる。
【0079】そのために、空のコンテナ1A,2Aを切
り出し機15,16により組み立てたのち、合流ライン
17に送り出する。この合流ライン17に送り出した空
のコンテナ1A,2Aは、搬送ライン10における実の
コンテナ1,2を一対の段積みライン部10A,10B
に分岐する(振り分ける)前において、この搬送ライン
10に合流させている。その際に、高さの低い箇所に段
積みされるグループA〜Dの最後に空のコンテナ1A,
2Aを合流させて、段積み手段20A,20Bにより段
積みするようにしている。
【0080】このようにして両段積みライン部10A,
10Bに振り分けたグループA〜Dの実の大コンテナ1
(または実の小コンテナ2)や空の大コンテナ1A(ま
たは空の小コンテナ2A)を、段積み手段20A,20
Bの送り込み装置70に1個ずつ切り出し状に供給す
る。このとき送り込み装置70は、回転駆動部75の作
動により、駆動輪体76を介して無端ベルト78を駆動
回転させており、以て段積みライン部10A,10Bか
ら切り出される実の大コンテナ1(または実の小コンテ
ナ2)や空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2
A)を、ガイド体79の案内を受けながら無端ベルト7
8上に受け入れ得る。
【0081】実の大コンテナ1(または実の小コンテナ
2)を受け入れる前において、段積み手段20A,20
Bの保持装置30では、図6の実線に示すように、シリ
ンダー装置36aの収縮動によって、リンク体35a、
軸体31a、揺動杆34aを介して搬入案内部38を接
近移動させるとともに、シリンダー装置36bの伸展動
によって、リンク体35b、軸体31b、揺動杆34b
を介して下降案内部40を離間動させている。さらに昇
降装置50では、回転駆動部63の駆動によりねじ軸5
8を回転させることで、ナット体60を介して昇降台5
2を昇降経路51上で上昇させ、4本の支持部材55
を、脱落防止体37に接近した位置としている。
【0082】この状態で、前記送り込み装置70を作動
させて、無端ベルト78上の実の大コンテナ1(または
実の小コンテナ2)を送り込む。すなわち回転駆動部7
5の作動により、駆動輪体76を介して無端ベルト78
を駆動回転させ、この無端ベルト78上の実の大コンテ
ナ1(または実の小コンテナ2)を保持装置30におけ
る搬入案内部38と下降案内部40との間に搬入させ
る。これにより、送り込み装置70から送り出される実
の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)を、搬入案
内部38により一側を案内しながら搬入し得、このとき
実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)の他側は
下降案内部40からは離れている。なお、実の大コンテ
ナ1(または実の小コンテナ2)の搬入限は、縦案内部
45のストッパー作用により規制し得る。
【0083】このような実の大コンテナ1(または実の
小コンテナ2)の搬入状態、すなわち、実の大コンテナ
1(または実の小コンテナ2)の搬入が十分に行われて
検出手段により検出(確認)された状態、あるいは検出
(確認)はしないが、搬入時間の経過により見切り的に
搬入が十分に行われたと思われる状態で、保持装置30
を逆作動させる。
【0084】すなわち図6の仮想線に示すように、シリ
ンダー装置36bの収縮動によって下降案内部40を接
近動させるとともに、シリンダー装置36aの伸展動に
よって搬入案内部38を離間動させる。これにより、下
降案内部40を実の大コンテナ1(または実の小コンテ
ナ2)の他側に当接させるとともに、搬入案内部38を
実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)の一側か
ら離間させることになり、以て実の大コンテナ1(また
は実の小コンテナ2)を、その他側を下降案内部40に
より案内しながら下降させて、昇降台52の支持部材5
5群上に載置し得る。
【0085】次いでシリンダー装置36bの伸展動によ
って下降案内部40を離間動させたのち、昇降装置50
を作動させて、昇降台52とともに実の大コンテナ1
(または実の小コンテナ2)を下降させる。その際に昇
降台52の下降量を、実の大コンテナ1(または実の小
コンテナ2)の段積み高さ情報、すなわち高い高さT
(または低い高さt)の情報により設定していること
で、この実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)
の上面を、図6や図7に示すように、脱落防止体37に
対して下方から接近した位置として、その下降を停止し
得る。所期の下降を終えたのち、シリンダー装置36a
の収縮動によって搬入案内部38を接近動させること
で、最初の状態に戻し得る。
【0086】そして上述と同様の繰り返しによって、送
り込み装置70から送り出される次の実の大コンテナ1
(または実の小コンテナ2)を、搬入案内部38と下降
案内部40との間に搬入させたのち、下降案内部40に
より案内しながら下降させる。これにより、昇降台52
で支持している実の大コンテナ1(または実の小コンテ
ナ2)における上縁形成体1c(または2c)に、下降
してきた実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)
における底壁体1a(または2a)を上方から載置させ
ることになり、以て実の大コンテナ1(または実の小コ
ンテナ2)の段積みを行える。
【0087】このようにして、昇降台52を所定量ずつ
下降させながら、昇降台52で支持している実の大コン
テナ1(または実の小コンテナ2)に対して、送り込み
装置70から送り出されてきた実の大コンテナ1(また
は実の小コンテナ2)を順次、上方から段積みし得、以
て所定数の段積みにより段積み体5を形成し得る。この
ようにして、実の大コンテナ1と実の小コンテナ2とを
混合して段積みし得、その際に、前述したように合流さ
せた空の大コンテナ1Aと空の小コンテナ2Aも同様に
して最上段側(最後に)に段積みし得る。なお、実の大
コンテナ1(または実の小コンテナ2)の段積みは、そ
の側面に設けた表示部3を同一方向に向けて行うことに
なる。
【0088】そして昇降台52を、図7の仮想線に示す
ように、移載手段90による移載レベル、すなわち送り
出し装置80における無端チェーン87の落ち込み部8
8に対して、昇降台52における一方の腕部材54を嵌
入させるレベルまで、下降させる。これにより、段積み
手段20A,20Bにより段積みして、昇降台52側で
支持していた段積み体5を送り出し装置80の無端チェ
ーン87間で支持させ得る。
【0089】この状態で、送り出し装置80を作動させ
て、無端チェーン87上の段積み体5を送り出す。すな
わち回転駆動部86の作動により、駆動鎖輪83を介し
て無端チェーン87を駆動回転させ、この無端チェーン
87上の段積み体5を移載手段90における向き変更装
置92に搬入させる。
【0090】このとき向き変更装置92では、シリンダ
ー装置94を収縮動させて昇降台95を下降させ、その
ローラコンベヤ102を送り出し装置80や横送り装置
110に対して同レベルに位置させている。さらに向き
変更装置92では、回転駆動部105の作動により、駆
動輪体106や駆動ベルト107などを介してローラ1
04群を駆動回転させており、以て図3の仮想線や図7
の実線に示すように、送り出し装置80から送り出され
る段積み体5を受け入れて搬送し得る。その際に搬送
は、一対のサイドガイド体109により案内しながら行
われる。
【0091】そして、後述する移載時において、表示部
3を外向きとして段積み体5が受け体200上に載置さ
れるときには、向き変更装置92においては通過状に搬
送させる。また通過状に搬送させたとき、後述する移載
時において、表示部3を内向きとして段積み体5が受け
体200上に載置されるときには、この向き変更装置9
2において段積み体5を向き変更させる。
【0092】すなわち、ローラ104群上において段積
み体5を支持した状態で、まずシリンダー装置94を伸
展動させて昇降台95を上昇させ、ローラコンベヤ10
2を送り出し装置80や横送り装置110に対して上方
へ位置させる。次いで、回転駆動部100の作動によっ
て、駆動歯車101や受動歯車99を介して旋回台98
を旋回させる。この旋回は180度に亘って行われ、以
て段積み体5を180度回転させて表示部3を逆向き、
すなわち後述する移載時において、表示部3を外向きと
して段積み体5が受け体200上に載置されるようにす
る。
【0093】この後、シリンダー装置94を収縮動させ
て昇降台95を下降させ、そのローラコンベヤ102を
送り出し装置80や横送り装置110に対して同レベル
に位置させる。そしてローラ104群を駆動回転させる
ことで、向き変更装置92上の段積み体5を横送り装置
110に搬送し得る。
【0094】上述したように、向き変更装置92から段
積み体5を搬出させるときに横送り装置110では、図
8の実線や図9に示すように、昇降駆動部115の作動
によって昇降台114を上昇させ、第1コンベヤ120
の搬送面を向き変更装置92におけるローラコンベヤ1
02の搬送面に対して同レベルに位置させている。した
がって、回転駆動部123の作動により、駆動輪体12
4などを介してローラ122群を回転駆動させること
で、向き変更装置92から搬出されてきた段積み体5を
搬入させて、第1コンベヤ120により支持し得る。
【0095】このようにして段積み体5を第1コンベヤ
120により支持した状態で、昇降駆動部115の逆作
動によって昇降台114を下降させる。すると図8の仮
想線に示すように、第2コンベヤ130の遊転鎖輪13
2や無端チェーン136などが、第1コンベヤ120の
ローラ122間を通過して、両無端チェーン136によ
る搬送面がローラ122群による搬送面に対して上方に
位置することになり、以てローラ122群で支持してい
た段積み体5を無端チェーン136間で支持し得る。次
いで回転駆動部135の駆動によって、駆動鎖輪133
などを介して無端チェーン136を回転駆動させること
で、第2コンベヤ130上の段積み体5を合流装置14
0に搬送し得る。
【0096】これにより、一対の段積み手段20A,2
0Bにより段積みした段積み体5を、振り分けた状態で
搬送したのち、合流装置140に対して左右の両側から
搬入し得ることになる。このとき合流装置140におけ
る左右一対のコンベヤ部142a,142bでは、図1
0に示すように、回転駆動部144a,144bの作動
により、駆動輪体145a,145bなどを介してロー
ラ143a,143b群を駆動回転させている。
【0097】そして搬送方向を逆で中央方向としている
ことで、両段積み体5を互いに接近する方向に搬送し
得、以て相対向される側面を当接状として両段積み体5
を整列し得る。その際に、両コンベヤ部142a,14
2bでの搬送速度の差、搬送開始時の差などによって、
いずれかの段積み体5が行きすぎ状に搬送されること
は、ストッパー体148への当接によって阻止し得る。
【0098】このようにして、合流装置140により合
流させ、整列させた両段積み体5を、移載装置150に
よって、移載位置Xの空の受け体200上に移載させ
る。ここで空の受け体200は、図13〜図15に示す
ように、多数台を段積みした状態で、スロープ177を
介して空受け体待機位置Yに搬入して準備している。そ
して段ばらし機170の作動によって1台ずつを段ばら
ししたのち、送り込み装置175による送り込み走行に
よって移載位置Xに搬入している。その際に受け体20
0の搬入は、その両側面をガイド体165により案内し
ながら行い、そして突出させたストッパー体166に当
接させることで、移載位置Xに対して正確に位置させ得
る。
【0099】このように移載位置Xに空の受け体200
を位置させた状態で、昇降駆動部162の作動によって
昇降体163を上昇させる。これにより、まず仮り受け
台160を空間部201を通して上昇させて、その滑動
面161を、受け体200の支持面202よりも上方に
位置させるとともに、昇降体163を受け体200に当
接させて受け体200を上昇させ、以て滑動面161を
中継渡し体159にレベル合わせさせる。次いで振れ止
め用シリンダー装置167を受け体200に作用させて
振れとめを行う。
【0100】この状態で、移載装置150の回転駆動部
155を作動させ、ピニオン156とラック157を介
して可動枠152を移載位置X側に移動させる。する
と、可動枠152に先端に設けた押し体158が両段積
み体5の下部に当接し、これら段積み体5に押し出し力
を作用させる。これにより図12の仮想線に示すよう
に、両段積み体5は、合流装置140のローラ143
a,143b群上から中継渡し体159上を滑動し、そ
して仮り受け台160の滑動面161上を滑動する。
【0101】以上によって、1回目の両段積み体5を仮
り受け台160の奥側に移載し得る。この後、回転駆動
部155を逆作動させ、ピニオン156とラック157
を介して可動枠152を、すなわち押し体158を移載
位置X側から退出動させる。
【0102】そして同様にして、2回目の両段積み体5
を仮り受け台160の手前側に移載し得る。その際に1
回目の両段積み体5は、向き変更装置92による向き変
更が行われていないことで表示部3は奥側に向いてお
り、また2回目の両段積み体5は、向き変更装置92に
よる向き変更が行われていることで表示部3は手前側に
向いている。すなわち、全ての表示部3を外側に向ける
ことになる。
【0103】このようにして、仮り受け台160上の4
箇所(2行2列の複数箇所)に段積み体5を載置させた
のち、振れ止め用シリンダー装置167を解除動させる
とともに、昇降駆動部162の逆作動によって昇降体1
63を下降させる。すると、まず受け体200が車輪2
04を介して着地され、そして仮り受け台160が空間
部201を通して下降される。これにより、仮り受け台
160の滑動面161で支持していた段積み体5群を受
け体200の支持面202上に渡すことになり、そして
滑動面161を支持面202よりも下方に位置させるこ
とで、所期の移載を終える。
【0104】その後にストッパー体166を退入させ、
送り出し装置168を作用させることで、段積み体5群
を載置した実の受け体200を、移載位置Xから実受け
体搬出位置Zへと送り出し走行し得る。この実受け体搬
出位置Zにおいて、段積み体5群の最上面5a間に当て
体206を当て付け、そしてゴムバンド207により受
け体200側に締結させることで、図21に示すよう
に、段積み物208を形成し得る。
【0105】その際に、空のコンテナ1A,2Aを最上
段に段積みして、高さの低い箇所の段差を吸収している
ことで、当て体206を、各段積み体5の最上面5a間
に水平状かつ均一状で当て付け得、以てゴムバンド20
7による受け体200側への締結を強固に均一状に行え
る。したがって段積み物208の、実受け体搬出位置Z
からスロープ178を介しての搬出や、その後の搬送
は、ずれや脱落を招くことなく安定して行える。
【0106】なお図17の(a)に示すように、受け体
200に対して最後に段積みされる段積み体5のグルー
ブE,F,G,Hは、その総量に基づいて複数箇所に分
配されて段積みされ、以て図17の(c)に示すよう
に、全体として嵩低であるが、段差のない状態で固定手
段205を作用させた段積み物208とし得る。
【0107】以上のようにして形成された段積み物20
8は、トラック(運搬車両)に積み込まれ、そして目的
地(店舗、工場など)まで運搬されたのち降ろされる。
そ之際に目的地での段積み物208の搬送も、ずれや脱
落を招くことなく安定して行える。この目的地では、た
とえば前回運搬されて空となった受け体200やコンテ
ナ1A,2Aが積み込まれ(回収され)、その際に受け
体200は適宜に段積みされ、またコンテナ1A,2A
は適宜に折り畳まれて重ねられる。
【0108】次に、本発明の第2の実施の形態を、図2
2〜図27に基づいて説明する。図22に示すように、
段積みライン部10A,10Bでは、それぞれ1つのグ
ループA,Bをストレージ可能とされている。そして段
積みライン部10A,10Bの終端部に対向されて段積
み手段180A,180Bが設けられ、これら段積み手
段180A,180Bは、下方からの押し上げ状形式に
よって実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)の
段積みを行うように構成されている。
【0109】両段積み手段180A,180Bの下部に
は、段積みした段積み体5を移載位置Xに位置させた受
け体200上に移すフォーク装置(移載手段の一例)1
81A,181Bが設けられている。移載位置Xにはタ
ーンテーブル182が設けられ、このターンテーブル1
82に対して受け体200が乗り降り可能に構成されて
いる。そしてターンテーブル182側に2組のリフト装
置183,184が設けられている。
【0110】以下に、上記した第2の実施の形態におけ
る作用を説明する。図22に示すように、ターンテーブ
ル182上に受け体200が位置されるとともに、段積
みライン部10A,10Bには、それぞれ1つのグルー
プA,Bがストレージされている。この状態で、段積み
ライン部10A,10Bから段積み手段180A,18
0Bへ実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)が
1個ずつ供給され、これら段積み手段180A,180
Bにおける下方からの押し上げ段積み作用によって、図
23に示すように、実の大コンテナ1(または実の小コ
ンテナ2)の段積みが行われる。このとき、段積み手段
180A,180B側のリフト装置183が上昇動さ
れ、空間部201を通して支持面202の上方に位置さ
れている。
【0111】段積み手段180A,180Bにおいて段
積み体5が形成されたのち、この段積み体5は、図24
に示すように、フォーク装置181A,181Bによっ
てリフト装置183に移載される。このとき段積みライ
ン部10A,10Bには、それぞれ次のグループC,D
がストレージされている。
【0112】そしてリフト装置183が下降動されるこ
とで、図25に示すように、段積み体5は支持面202
を介して受け体200に支持される。次いで、ターンテ
ーブル182を180度回転させて受け体200の向き
を変更させるが、この前後において段積み手段180
A,180Bで段積み体5が形成される。受け体200
の向きが変更され、リフト装置184が上昇動されたの
ち、図26に示すように、段積み体5はフォーク装置1
81A,181Bによってリフト装置184に移載され
る。
【0113】そしてリフト装置184が下降動されるこ
とで、図27に示すように、段積み体5は支持面202
を介して受け体200に支持される。これにより受け体
200上には、段積み体5が2列2行で載置される。そ
の後に受け体200は実受け体搬出位置Zに移動され
る。
【0114】なお、グループA,Bなどには、空の大コ
ンテナ1A(または空の小コンテナ2A)が適宜に合流
される。その際に下方からの押し上げ状形式であること
から、グループA,Bなどに空の大コンテナ1A(また
は空の小コンテナ2A)が合流されているとき、段積み
手段180A,180Bに対しては、空の大コンテナ1
A(または空の小コンテナ2A)が最初に供給されるこ
とになる。
【0115】上記した両実施の形態のように、受け体2
00上の複数箇所それぞれに、被収納物4を収納する実
の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)を段積みし
たのち、固定手段205により実の大コンテナ1(また
は実の小コンテナ2)群を受け体200側に固定させる
ことで段積み物208を形成する段積み物形成方法であ
って、受け体200に対する段積み総数の実の大コンテ
ナ1(または実の小コンテナ2)が搬送ライン10で搬
送されて、複数箇所に実の大コンテナ1(または実の小
コンテナ2)が分配して段積みされるに際し、複数箇所
の最上面5a間に段差が生じるとき、高さの低い箇所の
段差を吸収することにより、最上面5a間に生じた段差
に対処し得、これにより、異なる形状(異なる高さな
ど。)の実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)
が段積みされたとしても、最上面5a間に段差が生じな
い積込み姿勢とし得る。したがって、運搬時などに荷崩
れや脱落を生じ難くし得、例え垂直壁が存在しない四方
が開放された平板状の受け体200の場合でも、荷崩れ
や脱落が生じ難い段積み物208とし得る。
【0116】上記した両実施の形態のように、高さの低
い箇所に、段差に相当する空の大コンテナ1A(または
空の小コンテナ2A)を合流させて段積みすることによ
り、段差に相当する空の大コンテナ1A(または空の小
コンテナ2A)を用意しておくことで、最上面5a間に
段差が生じない積込み姿勢とし得る。
【0117】上記した両実施の形態のように、受け体2
00上に実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)
や空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)
が、複数列かつ複数行で段積みされることにより、全体
として整然とした段積み物208を形成し得る。
【0118】上記した両実施の形態のように、実の大コ
ンテナ1(または実の小コンテナ2)や空の大コンテナ
1A(または空の小コンテナ2A)は、その高さが異な
る複数種類であり、混合して搬送され、混合して段積み
されることにより、被収納物4の種類、形状に応じて好
適なコンテナを使用し得、そして段積みは安定して行え
る。
【0119】上記した両実施の形態のように、固定手段
205は当て体206とゴムバンド207からなり、複
数箇所に段積みした段積み体5群の最上面5a間に当て
体206を当て付けたのち、ゴムバンド207により受
け体200側に締結させることにより、当て体206
を、各段積み体5の最上面5a間に水平状かつ均一状で
当て付け得、以てゴムバンド207による受け体200
側への締結を強固に均一状に行える。したがって、例え
四側方が開放された段積みでも安定した姿勢とし得、そ
して段積み物208の移動は、実の大コンテナ1(また
は小コンテナ2)のずれや脱落を招くことなく安定して
行える。
【0120】上記した両実施の形態のように、搬送ライ
ン10における実の大コンテナ1(または実の小コンテ
ナ2)や空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2
A)群の搬送順序が、受け体200上の複数箇所で段積
みした段積み体5群の段ばらしが上位から順に行えるよ
うに決定されていることにより、目的地での段ばらしを
作業効率よく行えるように、受け体200上の複数箇所
での段積みを行える。
【0121】上記した両実施の形態のように、空の大コ
ンテナ1A(または空の小コンテナ2A)が段差吸収体
として使用されることにより、段差吸収のための空の大
コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)は、別個に
製作して用意することなく安価に提供し得、しかも実の
大コンテナ1(または実の小コンテナ2)などに対する
段積みは容易に安定して行える。
【0122】上記した両実施の形態のように、コンテナ
1,2は折り畳み可能であり、切り出し機15,16に
より組み立てられたのち、空の大コンテナ1A(または
空の小コンテナ2A)が段差吸収体として使用されるこ
とにより、空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ
2A)は、折り畳んで積み重ねることによって、コンパ
クトにして格納、保管し得、そして段差吸収のための空
の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)は、別
個に製作して用意することなく安価に提供し得、しかも
実の大コンテナ1(または実の小コンテナ2)などに対
する段積みは容易に安定して行える。
【0123】上記した第1の実施の形態のように、高さ
の低い箇所に段積みされる実の大コンテナ1(または実
の小コンテナ2)群の最後に、空の大コンテナ1A(ま
たは空の小コンテナ2A)を合流させて段積みすること
により、空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2
A)の最上段への段積み作業は、空の大コンテナ1A
(または空の小コンテナ2A)を段積みするための特別
な装置や制御を必要とすることなく、常に円滑に行え
る。
【0124】上記した両実施の形態のように、受け体2
00に対して最後に段積みされる空の大コンテナ1A
(または空の小コンテナ2A)群は、その総量に基づい
て複数箇所に分配されて段積みされることにより、最後
の段積み物208は、全体として嵩低であるが、段差の
ない状態で形成し得る。
【0125】上記した両実施の形態のように、予め設定
する基準高さに基づいて、複数箇所での段積み最高高さ
が設定されることにより、目的とする高さ内の段積み物
を形成し得る。
【0126】上記した両実施の形態のように、搬送ライ
ン10で搬送してきた実の大コンテナ1(または実の小
コンテナ2)群は、搬送ライン10の終端部分において
複数の段積みライン部10A,10Bに振り分けられた
のち、それぞれの段積み手段20A,20Bに送り出さ
れ、複数の段積みライン部10A,10Bに振り分ける
前に、段差を吸収する空の大コンテナ1A(または空の
小コンテナ2A)が合流されることにより、複数の段積
み手段20A,20Bにおける空の大コンテナ1A(ま
たは空の小コンテナ2A)の段積み作業は、空の大コン
テナ1A(または空の小コンテナ2A)を段積みするた
めの特別な装置や制御を必要とすることなく、常に円滑
に行える。
【0127】上記した両実施の形態では、実の大コンテ
ナ1と実の小コンテナ2とを混合して段積みすることで
段積み体5を形成しているが、これは図17の(b)に
示すように、全て実の大コンテナ1を段積みすることで
段積み体5を形成した形式、全て実の小コンテナ2を段
積みすることで段積み体5を形成した形式などであって
もよい。
【0128】上記した両実施の形態では、空の大コンテ
ナ1A(または空の小コンテナ2A)を段積みして段差
を吸収しているが、段差の生じない段積み状態のときに
は、空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)
は供給(合流)されないものである。
【0129】上記した両実施の形態では、段差吸収のた
めの空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)
を合流させているが、これは別の箇所において別個に積
み付けてる段差を吸収する形式などであってもよい。
【0130】上記した両実施の形態では、受け体200
として、下部に車輪204が設けられた台車形式が示さ
れているが、これは非走行式のパレット形式などであっ
てもよい。また、受け体200として、下部に車輪20
4が設けられたドーリー台車形式が示されているが、こ
れは受け体200の少なくとも一辺から網枠状などの側
壁体が立設されたカーゴ台車形式などであってもよい。
【0131】上記した両実施の形態では、箱状体として
樹脂製のコンテナ1,2が示されているが、この箱状体
としては、段ボール箱、木箱、金属製のコンテナなどで
あってもよい。また折り畳み可能なコンテナ1,2が示
されているが、折り畳みのできない箱状体などであって
もよい。
【0132】上記した両実施の形態では、固定手段20
5として当て体206とゴムバンド207からなる形式
が示されているが、これはゴムバンド(締結体)207
のみの形式などであってもよい。
【0133】上記した両実施の形態では、固定手段20
5として当て体206とゴムバンド207からなる形式
が示されているが、これはゴムバンド(締結体)207
のみの形式などであってもよい。
【0134】上記した両実施の形態では、固定手段20
5として2本のゴムバンド207を使用した形式が示さ
れているが、これは4本(複数本)のゴムバンド207
を使用した形式などであってもよい。また結束棒状体を
使用して固定を行う形式などであってもよい。
【0135】上記した両実施の形態では、搬送ライン1
0の終端部分が一対の段積みライン部10A,10Bに
分岐形成され、これら段積みライン部10A,10Bに
それぞれ対向して段積み手段20A,20Bが設けられ
た形式が示されているが、これは搬送ライン10の終端
部分が分岐形成されずに1台の段積み手段に対向される
形式や、搬送ライン10の終端部分が2つ以上の段積み
ライン部に分岐形成され、これら段積みライン部にそれ
ぞれ対向して段積み手段(合計で2以上)が設けられた
形式などであってもよい。
【0136】上記した両実施の形態では、搬送ライン1
0がローラコンベヤ11により形成されているが、これ
はチェーンコンベヤなどにより形成されたものであって
もよい。
【0137】上記した両実施の形態では、段差吸収体と
して空の大コンテナ1A(または空の小コンテナ2A)
を使用しているが、この段差吸収体としては、別個に製
作されたもの、雑誌や新聞などの不用品から形成された
ものなどであってもよい。
【0138】上記した両実施の形態では、受け体200
上にコンテナ1,2が2列2行で段積みされる形式、す
なわち受け体200上に段積み体5が2列2行で載置さ
れる形式が示されているが、これは2列1行、2以上列
2以上行などで載置される形式であってもよい。
【0139】上記した実施の形態では、向き変更装置9
2やターンテーブル182の動作によって段積み体5の
向きを変更させることで、表示部3を外向きとして受け
体200上に載置させる形式が示されているが、これは
2列1行のとき、表示部3がないとき、表示部3の向き
を考える必要がないとき、などにおいては向き変更の作
用は不用となり、また装置などを省略し得る。
【0140】上記した第1の実施の形態では、仮り受け
台160を受け体200の空間部201を通して上昇さ
せたのち、移載装置150を作用させることにより、両
段積み体5を仮り受け台160の滑動面161上で滑動
させる形式が示されているが、これは仮り受け台160
や空間部201を省略し、移載装置150を作用させる
ことで両段積み体5を受け体200の上面で滑動させる
形式などであってもよい。
【0141】上記した両実施の形態では、段積み体5を
形成したのち、合流装置140などにより合流させてい
るが、これは、段積み手段によって4箇所を順次1段毎
に段積みすることで、図28に示すような段積み形態と
し得る。
【0142】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、最
上面間に生じた段差に対処でき、これにより、異なる形
状(異なる高さなど。)の実の箱状体が段積みされたと
しても、最上面間に段差が生じない積込み姿勢にでき
る。したがって、運搬時などに荷崩れや脱落を生じ難く
でき、例え垂直壁が存在しない四方が開放された平板状
の受け体の場合でも、荷崩れや脱落が生じ難い段積み物
にできる。
【0143】また上記した本発明の請求項2によると、
段差吸収体を用意しておくことで、最上面間に段差が生
じない積込み姿勢にできる。そして上記した本発明の請
求項3によると、全体として整然とした段積み物を形成
できる。
【0144】さらに上記した本発明の請求項4による
と、被収納物の種類、形状に応じて好適な箱状体を使用
でき、そして段積みは安定して行うことができる。しか
も上記した本発明の請求項5によると、当て体を、各段
積み体の最上面間に水平状かつ均一状で当て付けること
ができ、以て締結体による受け体側への締結を強固に均
一状に行うことができる。したがって、例え四側方が開
放された段積みでも安定した姿勢にでき、そして段積み
物の移動は、箱状体のずれや脱落を招くことなく安定し
て行うことができる。
【0145】また上記した本発明の請求項6によると、
目的地での段ばらしを作業効率よく行えるように、受け
体上の複数箇所での段積みを行うことができる。そして
上記した本発明の請求項7によると、段差吸収のための
空の箱状体は、別個に製作して用意することなく安価に
提供でき、しかも実の箱状体などに対する段積みは容易
に安定して行うことができる。
【0146】さらに上記した本発明の請求項8による
と、空の箱状体は、折り畳んで積み重ねることにより、
コンパクトにして格納、保管でき、そして段差吸収のた
めの空の箱状体は、別個に製作して用意することなく安
価に提供でき、しかも実の箱状体などに対する段積みは
容易に安定して行うことができる。
【0147】しかも上記した本発明の請求項9による
と、段差吸収体の最上段への段積み作業は、段積みする
ための特別な装置や制御を必要とすることなく、常に円
滑に行うことができる。
【0148】また上記した本発明の請求項10による
と、最後の段積み物は、全体として嵩低であるが、段差
のない状態で形成できる。そして上記した本発明の請求
項11によると、目的とする高さ内の段積み物を形成で
きる。
【0149】さらに上記した本発明の請求項12による
と、複数の段積み手段における段差吸収体の段積み作業
は、段積みするための特別な装置や制御を必要とするこ
となく、常に円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、段積み物形
成設備の平面図である。
【図2】同段積み物形成設備の一部切り欠き側面図であ
る。
【図3】同段積み物形成設備における要部の平面図であ
る。
【図4】同段積み物形成設備における段積み手段部分の
側面図である。
【図5】同段積み物形成設備における段積み手段の要部
の一部切り欠き側面図である。
【図6】同段積み物形成設備における段積み手段の要部
の一部切り欠き正面図である。
【図7】同段積み物形成設備における向き変更装置部分
の側面図である。
【図8】同段積み物形成設備における横送り装置部分の
一部切り欠き側面図である。
【図9】同段積み物形成設備における横送り装置部分の
一部切り欠き正面図である。
【図10】同段積み物形成設備における合流装置部分の
正面図である。
【図11】同段積み物形成設備における移載装置部分の
平面図である。
【図12】同段積み物形成設備における移載装置部分の
側面図である。
【図13】同段積み物形成設備における移載位置部分の
一部切り欠き平面図である。
【図14】同段積み物形成設備における移載位置部分の
一部切り欠き正面図である。
【図15】同段積み物形成設備における移載位置部分の
一部切り欠き側面図である。
【図16】同段積み物形成設備における搬送形態などを
説明するもので、(a)はラインでの搬送形態を示す概
略平面図、(b)は段積み形態を示す概略斜視図であ
る。
【図17】同段積み物形成設備における搬送形態などを
説明するもので、(a)はラインでの搬送形態を示す概
略平面図、(b)(c)は段積み形態を示す概略斜視図
である。
【図18】同段積み物形成設備に使用されるコンテナを
示し、(a)は組み立て状態での斜視図、(b)は折り
畳み途中での斜視図、(c)は折り畳み状態での斜視図
である。
【図19】同段積み物形成設備に使用されるコンテナを
示し、折り畳んで重ねた状態での斜視図である。
【図20】同段積み物形成設備に使用される受け体を示
し、段積みした状態での斜視図である。
【図21】同段積み物形成設備における段積み物の斜視
図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態を示し、段積み物
形成設備における搬送状態であって、(a)は概略平面
図、(b)は概略側面図である。
【図23】同段積み物形成設備における段積み状態であ
って、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図であ
る。
【図24】同段積み物形成設備における移載時であっ
て、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。
【図25】同段積み物形成設備における移載終了時であ
って、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図であ
る。
【図26】同段積み物形成設備における次の移載時であ
って、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図であ
る。
【図27】同段積み物形成設備における次の移載終了時
であって、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図で
ある。
【図28】同段積み物形成設備における別の段積み形態
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 実の大コンテナ(箱状体) 1A 空の大コンテナ(段差吸収体) 2 実の小コンテナ(箱状体) 2A 空の小コンテナ(段差吸収体) 3 表示部 4 被収納物 5 段積み体(箱状体群) 5a 最上面 10 搬送ライン 10A 段積みライン部 10B 段積みライン部 15 切り出し機 16 切り出し機 17 合流ライン 20A 段積み手段 20B 段積み手段 30 保持装置 31a 軸体 31b 軸体 34a 揺動杆 34b 揺動杆 38 搬入案内部 39 傾斜面 40 下降案内部 41 傾斜面 42 垂直状面 50 昇降装置 52 昇降台 56 被ガイド体 57 ガイド体 58 ねじ軸 63 回転駆動部 70 送り込み装置 75 回転駆動部 78 無端ベルト 80 送り出し装置 86 回転駆動部 87 無端チェーン 88 落ち込み部 90 移載手段 91 整列装置 92 向き変更装置 98 旋回台 100 回転駆動部 105 回転駆動部 110 横送り装置 115 昇降駆動部 120 第1コンベヤ 123 回転駆動部 125 駆動ベルト 130 第2コンベヤ 135 回転駆動部 136 無端チェーン 140 合流装置 142a 右送りコンベヤ部 142b 左送りコンベヤ部 144a 回転駆動部 144b 回転駆動部 146a 駆動ベルト 146b 駆動ベルト 150 移載装置 152 可動枠 158 押し体 159 中継渡し体 160 仮り受け台 161 滑動面 170 段ばらし機 171 昇降体 172 出退係止体 180A 段積み手段 180B 段積み手段 181A フォーク装置(移載手段) 181B フォーク装置(移載手段) 182 ターンテーブル 183 リフト装置 184 リフト装置 200 受け体 201 空間部 202 支持面 204 車輪 205 固定手段 206 当て体 207 ゴムバンド(締結体) 208 段積み物 X 移載位置 Y 空受け体待機位置 Z 実受け体搬出位置 T 高い高さ t 低い高さ A グループ B グループ C グループ D グループ E グループ F グループ G グループ H グループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 亘 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 Fターム(参考) 3F029 AA09 BA14 CA10 CA51 DA02 EA01 EA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け体上の複数箇所それぞれに、被収納
    物を収納する実の箱状体を段積みしたのち、固定手段に
    より箱状体群を受け体側に固定させることで段積み物を
    形成する段積み物形成方法であって、受け体に対する段
    積み総数の箱状体が搬送ラインで搬送されて、複数箇所
    に箱状体が分配して段積みされるに際し、複数箇所の最
    上面間に段差が生じるとき、高さの低い箇所の段差を吸
    収することを特徴とする段積み物形成方法。
  2. 【請求項2】 高さの低い箇所に、段差に相当する段差
    吸収体を合流させて段積みすることを特徴とする請求項
    1記載の段積み物形成方法。
  3. 【請求項3】 受け体上に箱状体が、複数列かつ複数行
    で段積みされることを特徴とする請求項1または2記載
    の段積み物形成方法。
  4. 【請求項4】 箱状体は、その高さが異なる複数種類で
    あり、混合して搬送され、混合して段積みされることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の段積み物形
    成方法。
  5. 【請求項5】 固定手段は当て体と締結体からなり、複
    数箇所に段積みした箱状体群の最上面間に当て体を当て
    付けたのち、締結体により受け体側に締結させることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の段積み物形
    成方法。
  6. 【請求項6】 搬送ラインにおける箱状体群の搬送順序
    が、受け体上の複数箇所で段積みした箱状体群の段ばら
    しが上位から順に行えるように決定されていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の段積み物形成
    方法。
  7. 【請求項7】 空の箱状体が段差吸収体として使用され
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の段
    積み物形成方法。
  8. 【請求項8】 箱状体は折り畳み可能であり、切り出し
    機により組み立てられたのち、空の箱状体が段差吸収体
    として使用されることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の段積み物形成方法。
  9. 【請求項9】 高さの低い箇所に段積みされる箱状体群
    の最後に、段差吸収体を合流させて段積みすることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の段積み物形成
    方法。
  10. 【請求項10】 受け体に対して最後に段積みされる箱
    状体群は、その総量に基づいて複数箇所に分配されて段
    積みされることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに
    記載の段積み物形成方法。
  11. 【請求項11】 予め設定する基準高さに基づいて、複
    数箇所での段積み最高高さが設定されることを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の段積み物形成方
    法。
  12. 【請求項12】 搬送ラインで搬送してきた箱状体群
    は、搬送ラインの終端部分において複数の段積みライン
    部に振り分けられたのち、それぞれの段積み手段に送り
    出され、複数の段積みライン部に振り分ける前に、段差
    を吸収する段差吸収体が合流されることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれかに記載の段積み物形成方法。
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