JP2003252314A - 容器の微少液漏れ自動検査装置 - Google Patents

容器の微少液漏れ自動検査装置

Info

Publication number
JP2003252314A
JP2003252314A JP2002053665A JP2002053665A JP2003252314A JP 2003252314 A JP2003252314 A JP 2003252314A JP 2002053665 A JP2002053665 A JP 2002053665A JP 2002053665 A JP2002053665 A JP 2002053665A JP 2003252314 A JP2003252314 A JP 2003252314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
filling
helium gas
liquid
leakage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002053665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3918582B2 (ja
Inventor
Chikashi Goto
智佳之 後藤
Kosuke Mega
浩介 妻鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2002053665A priority Critical patent/JP3918582B2/ja
Publication of JP2003252314A publication Critical patent/JP2003252314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3918582B2 publication Critical patent/JP3918582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】容器内に内容物と一緒に不活性ガスのヘリウム
を注入して容器を外側から加圧することにより容器内圧
を高め、容器内圧によるヘリウムガスの漏れ出し状態を
インラインで自動検査する装置を提供することにより通
電による液漏れ検査方式による上記不都合を解消する。 【解決手段】スパウトSを取り付けた容器Pを等間隔に
並べて搬送する搬送手段1と、容器P内に液体内容物を
充填する充填ノズル部と液漏れ検査用ヘリウムガスを注
入するガス注入ノズル部とを備えた充填注入ノズル手段
11と、スパウトSにキャップCを装着して密封するキ
ャッパー手段21と、充填密封された前記容器を押圧し
て内圧を増大させる加圧手段31と、容器のスパウト及
びその周辺のエアーを吸引してヘリウムガスの漏れ出し
を検査するヘリウムガス漏れ検査手段41とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パウチやボトルな
ど半剛性の液体密封用の包装容器の内容物充填製造ライ
ンに関し、充填密封包装された容器の最終製品の液漏れ
の有無を自動的に検査するための容器の微少液漏れ自動
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器の液漏れを自動検査する検査
装置は、例えば、被検体となる液体充填された容器を電
極間に接触させて載置し、その容器表面や外面における
絶縁状態や通電状態を検出して液漏れの有無を検査する
方式が採用されている。
【0003】しかしながら、アルミを用いた包材は、液
漏れに関係なく通電するために使用できず、また、例え
ば液体充填工程などにおいて、容器を冷却した後に容器
の表面に発生する結露や水滴も通電するために誤検知を
起こし易い。
【0004】現状の充填機以後の容器包装ライン、特に
容器ヘッドスペース内に窒素ガスなどを封入する容器包
装ラインの場合は、充填機、クーラー又はパストライザ
ー、水切り装置、加圧装置、ピンホールインスペクター
により構成されている。
【0005】このラインでは、ホット充填された容器
は、クーラー又はパストライザーにおいて冷却水により
冷却され、その後、水切り装置で容器の表面に付着した
水滴を除去するものであるが、完全には水を除去するこ
とはできないのが現状である。
【0006】特に、パウチの左右両側面にV字状の折り
込み備えたガゼット状のパウチでは折り込み部分のパウ
チ表面に発生した水滴は、例えばエアーブロワにて吹き
飛ばすようにしても、水分の逃げ場がないために除去し
切れず、容器を外側から加圧して容器内圧を高めた後、
ピンホールインスペクターにて高電圧を掛けて液漏れを
検査した場合、除去されていない水分に通電して、液漏
れが発生したと誤検知され、結果として容器は不良品と
して排出されてしまい、正常な容器が誤検知されて、容
器の製造収率に悪影響を与えることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、容器内に内容物と一緒に不活性ガスのヘリウムを注
入し、容器を外側から加圧することにより容器内圧を高
めて、容器内圧によるヘリウムガスの漏れ出し状態をイ
ンラインで自動検査する装置を提供することにより、通
電による液漏れ検査方式による上記不都合を解消するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、スパウトを取り付けた容器を等間隔に並べて搬
送する搬送手段と、搬送手段にて搬送される前記容器内
に液体内容物を充填する充填ノズル部と液漏れ検査用ヘ
リウムガスを注入するガス注入ノズル部とを備えた充填
注入ノズル手段と、充填後の容器のスパウトにキャップ
を装着して密封するキャッピング手段と、充填密封され
た前記容器を押圧して容器内圧を増大させる加圧手段
と、容器内圧の増大した前記容器のスパウト及びその周
辺のエアーを吸引してヘリウムガスの漏れ出しを検査す
るヘリウムガス漏れ検査手段とを備えたことを特徴とす
る容器の微少液漏れ自動検査装置である。
【0009】本発明の請求項2に係る発明は、上記請求
項1に係る容器の微少液漏れ自動検査装置において、ヘ
リウムガス漏れが検知された不良品容器と検知されない
良品容器とを区分して排出するリジェクト排出手段を設
けたことを特徴とする容器の微少液漏れ自動検査装置で
ある。
【0010】本発明の請求項3に係る発明は、上記請求
項1又は請求項2に係る容器の微少液漏れ自動検査装置
において、前記容器が、パウチ状容器又は半剛性容器で
ある容器の微少液漏れ自動検査装置である。
【0011】本発明の請求項4に係る発明は、上記請求
項1乃至請求項3のいずれか1項に係る容器の微少液漏
れ自動検査装置において、前記充填注入ノズル手段のガ
ス注入ノズル部にエアー吸引機能を備え、容器内への液
体内容物の充填とヘリウムガスの注入前に、容器内をバ
キューム吸引可能である容器の微少液漏れ自動検査装置
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の容器の微少液漏れ自動検
査装置を、実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0013】図1(a)〜(b)は、本発明の自動検査
装置の容器の充填・キャッピング工程と充填・キャッピ
ング工程以後の自動検査工程IIの一実施の形態を説明
する概要側面図である。
【0014】図1(a)は、本発明の自動検査装置にお
ける充填・キャッピング工程Iの装置であり、スパウト
Sを取り付けた容器Pを等間隔に並べて搬送する搬送手
段1と、該搬送手段1にて搬送される前記容器P内に液
体内容物を充填する充填ノズル部と、液漏れ検査用ヘリ
ウムガスを注入するガス注入ノズル部とを備えた充填注
入ノズル手段11と、充填後の容器PのスパウトSにキ
ャップCを装着して密封するキャッピング手段21(キ
ャッパー)とを備えた概要側面図である。
【0015】図1(b)は、本発明の自動検査装置にお
ける上記充填・キャッピング工程I以後の自動検査工程
IIの装置であり、先の充填・キャッパー工程Iにて充
填密封された前記容器Pを押圧して容器P内圧を増大さ
せる加圧手段31と、容器P内圧の増大した前記容器P
のスパウトS及びその周辺のエアーを吸引してヘリウム
ガスの漏れ出しを検査するヘリウムガス漏れ検査手段4
1を備えた概要側面図である。
【0016】図2は、上記図1(b)に示した本発明の
自動検査装置の上記自動検査工程IIにおける装置の他
の実施の形態であり、図2(a)は、その概要上面図、
図2(b)は、その概要側面図であり、起立した状態で
充填・キャッピングの終了いた容器Pは、搬送手段1に
付帯するガイド(図示せず)によって倒置(寝出し)状
態にて搬送されて自動検査工程IIに導入される。
【0017】また、図2(a)に示すように、倒置(寝
出し)状態にて搬送される容器Pは自動検査工程IIの
手前の搬送手段1にて、振り分けガイド(又は搬送幅方
向の両側方から突出後退するアクチュエータ)により水
平方向に交互に2列に分割されて搬送され、続いて、容
器Pは起立用ガイドG1 を通過する間に、倒置状態から
起立状態に姿勢が変換されて、自動検査工程IIの加圧
手段31、ヘリウムガス漏れ検査手段41に導入され、
その後は、容器Pは倒置用ガイドG2 を通過する間に、
起立状態から倒置状態に姿勢が変換され、さらに良品の
容器製品Pは合流ガイド(又は搬送幅方向の両側方から
突出後退するアクチュエータ)により水平方向に交互に
搬送幅の中央に押し集められて1列に合流して良品とし
て搬出され、他方、不良品の容器製品Pは押し集め操作
はされずにそのまま2列搬送路上を搬送移動して不良品
として搬出される。
【0018】上記工程I、IIにおいて使用される各々
搬送手段1は、図示するように、スパウトS(注出口
栓)を取り付けた充填前の容器Pを等間隔に並べて搬送
するリニア方式(水平直線送行状態)にて送行するエン
ドレスベルトやエンドレスチェーンなどにより構成され
ていて、リニア方式の場合には、搬送手段1は間欠送行
動作して、容器Pは1個ずつ等間隔にて間欠的に搬送さ
れる。その場合、上記充填・キャッピング工程Iに設置
する充填注入手段11と、キャッピング手段21は、少
なくとも間欠送行する搬送手段1の1搬送ピッチ分又は
その整数倍毎の間隔を置いて定位置に設置される。
【0019】また、本発明装置の上記工程I、IIにお
ける各々搬送手段1としては、図示しないが、例えばロ
ータリー方式(水平円回転状態、水平楕円回転状態)に
て回転する回転盤や回転体であってもよく、ロータリー
方式の場合には、搬送手段1は連続回転動作して容器P
は連続搬送される。その場合、上記充填・キャッピング
工程Iに設置する充填注入手段11と、キャッピング手
段21は、少なくとも搬送手段1による容器Pの連続送
行に追従して、その送行速度と同じ速度でエンドレスに
移動可能に複数設置される。
【0020】図1(a)に示すように、充填・キャッピ
ング工程Iにおける充填注入ノズル手段11は、その先
端部11aに、前記搬送手段1にて搬送される容器P内
に液体内容物を充填するための充填ノズル部と、液漏れ
検査用ヘリウムガスを注入(噴出)する(必要に応じて
同時にノズル先端部の液切れを行う)ためのガス注入ノ
ズル部とを備える。
【0021】また、その充填注入ノズル手段11には、
充填注入ノズル手段11の充填用開閉動作エアーを供給
する充填用開閉動作エアー供給管12と、その手段11
内部に充填用の液体内容物(充填液)を供給する充填液
供給管13と、ガス注入ノズル部内にヘリウムガスを供
給するガス供給管14とを備えている。なお、15はガ
ス注入ノズル部の開閉動作を行うエアーシリンダ(アク
チュエータ)を動作させるためのエアー注入排出管であ
る。
【0022】また、上記充填注入ノズル手段11のガス
注入ノズル部は、エアー吸引機能を備えるようにしても
よく、そのエアー吸引動作の際には、上記ガス供給管1
4からガス注入ノズル部内へのヘリウムガス供給動作
を、ガス注入ノズル部内から上記ガス供給管14へのエ
アー吸引動作に切り換える(ガスとエアーの分配を切り
換える)ことにより、充填注入ノズル手段11による容
器内への液体内容物の充填とヘリウムガスの注入の前
に、予め容器P内に滞留しているエアーをバキューム吸
引することができる。
【0023】キャッピング手段21は、前記充填注入ノ
ズル手段11に対して、搬送手段1による容器搬送方向
の後段に設けられていて、充填液の充填とヘリウムガス
の注入を終了した容器PのスパウトSに、キャップCを
供給して装着し、容器Pを密封包装するためのものであ
る。
【0024】前記キャッピング手段21は、スパイラル
キャップ、ロールオンキャップ、打ち込みキャップな
ど、キャップCやスパウトSの各種形式に対応する構造
のものが取り付けられる。
【0025】図1(b)及び図2(a)〜(b)に示す
自動検査工程IIに備える加圧手段31は、前記キャッ
ピング手段21に対して、搬送手段1による容器搬送方
向の後段に設けられていて、充填液とヘリウムガスの充
填注入密封された前記容器Pを、その両側方からエンド
レスベルトやロール群にて挟み込むなどして押圧し、容
器Pの内圧を増大させるものである。
【0026】ヘリウムガス漏れ検査手段41は、前記加
圧手段31に対して、搬送手段1による容器搬送方向の
後段に設けられていて、容器P内圧の増大した前記容器
Pのトップ部(上部)、特にスパウトS及びその周辺の
エアーを吸引するエアー吸引部と、その吸引したエアー
中のヘリウムガス濃度を検知するヘリウムガス検知部と
から構成され、容器Pの上部(スパウトS、容器本体上
部、その上部シール部、スパウトSと容器本体上部シー
ル部との接続シール部など)からのヘリウムガスの漏れ
出しを検査するものである。
【0027】自動検査工程IIの後段にはリジェクト排
出手段51を備え、該リジェクト排出手段51は、前記
ヘリウムガス漏れ検査手段41に対して、搬送手段1に
よる容器搬送方向の後段に設けられていて、ヘリウムガ
ス漏れが検知された不良品容器Pと、検知されない良品
容器Pとを区分して排出するものである。
【0028】次に、本発明装置において使用する上記充
填注入ノズル手段11の一例を以下に説明すれば、例え
ば、図3の正面断面図に示すように、細長いノズル外筒
部16と、その外筒部16の先端部11aに孔設したノ
ズル吐出口16bと、その外筒部16の長手方向に設け
た筒内部16aに僅かなストローク量(C1 )にて、該
筒内部16aを上下方向に摺動移動可能な充填用開閉シ
ャフト部17とにより構成されている。
【0029】充填注入ノズル手段11の先端部である充
填用開閉シャフト部17の外筒部16本体の先端部11
aには、容器Pの注出口Sを密着状態で嵌合装着する充
填用のノズル先端凹部11bを備え、容器P内に液体内
容物の充填及びヘリウムガスの注入をする際に、容器P
の注出口Sを充填注入ノズル手段11先端部の充填用凹
部11b内に装着して充填するものである。
【0030】なお、図示する容器Pは、例えば、液体密
封用の積層包材フィルムを用いて加熱密封シール加工に
より製袋されたパウチ状(又はガゼットパウチ状)の容
器Pであり、PT はトップシール部、PS はサイドシー
ル部、PB はボトムシール部であり、注出口Sは、その
注出口先端を外方に向け、その注出口基部をトップシー
ル部PT にて挟持されて接着され取り付けられているも
のである。
【0031】図3に示すように液体内容物(充填液)を
供給する充填液供給管13は、外筒部16の途中に筒内
部16aに連通するように取り付けられ、供給管13の
取り付け部より上部の筒内部16aの筒内壁面にはダイ
ヤフラム17c(リング状の柔軟遮蔽板)を介して充填
用開閉シャフト部17が連結され、供給管13の取り付
け部より上部の筒内部16aと下部の筒内部16aと
は、互いに遮断されている。
【0032】外筒部16の筒内部16a内を摺動移動可
能な前記充填用開閉シャフト部17の上部には、シャフ
ト外周の外側方向に張り出すリング状のピストンフラン
ジ部17gを備え、該ピストンフランジ部17gに近接
する外筒部16の側方には、前記開閉シャフト部17を
上下方向に摺動動作させる充填用開閉動作エアー供給管
12を備え、該エアー供給管12は、ピストンフランジ
部17g上面側のエアー圧入と排気とを行うエアー供給
管12aと、ピストンフランジ部17g下面側のエアー
圧入と排気とを行うエアー供給管12bとを備える。
【0033】前記ピストンフランジ部17gを前記エア
ー供給管12a、12bでの交互のエアー圧入と排気と
により上下方向に駆動させて開閉シャフト部17を上下
方向に摺動動作させて、外筒部16先端の吐出口16b
を筒内部16a側にて開放したり、閉鎖したりする。な
お、開閉シャフト部17の先端部17aには、パッキン
17bを備え、そのパッキン17bにより、吐出口16
b周囲を筒内部16a側の吐出口16b周囲を密封閉鎖
する。
【0034】上記外筒部16の筒内部16aは、その筒
内部16aと開閉シャフト部17との摺動対向内面に、
そのシャフト部17の長手方向に沿って吐出口16bま
で連通する充填液の充填用流路が形成されている。
【0035】充填注入ノズル手段11の先端部11aか
らの充填液の吐出と停止は、次のようにして行われる。
【0036】充填注入ノズル手段11に備えたエアーデ
ィストリビュータ(図示せず)によるエアー分配動作に
より前記エアー供給管12aからのエアー排出とエアー
供給管12bからのエアー圧入が連動して行われると、
ピストンフランジ部17gを介して開閉シャフト17は
上方に向かってストローク量C1 にて摺動動作し、シャ
フト部17先端部17aのパッキン17bが吐出口16
bより離反して吐出口16bが開放し、充填液供給管1
3から所定充填圧力にて筒内部16a内に供給された充
填液が、筒内部16aの充填用流路を通り、吐出口16
bより容器Pの注出口栓Sを通って容器P内に充填され
る。
【0037】また、エアー分配動作により前記エアー供
給管12aからのエアー圧入とエアー供給管12bから
のエアー排出が連動して行われると、ピストンフランジ
部17gを介して開閉シャフト17は下方に向かってス
トローク量C1 にて摺動動作し、シャフト部17先端部
17aのパッキン17bが吐出口16bの周囲に密接し
て吐出口16bが閉鎖し、充填液供給管13から所定充
填圧力にて筒内部16a内に供給された充填液は、吐出
口16bからの吐出を停止する。
【0038】上記充填注入ノズル手段11の充填用開閉
シャフト部17の内部には、その先端部17aから上端
部17eに亘って長手方向の全長に、シャフト中空部1
7dを備え、その先端部17aはヘリウムガス吐出口、
上端部17eはガス供給口となっている。
【0039】前記シャフト部17の中空部17d内に
は、その内部に嵌挿して上下方向に摺動移動するガス吐
出用開閉シャフト19を備えている。
【0040】前記シャフト部17の上端部17eには、
作動ハウジング部18が一体的に取り付けられ、該ハウ
ジング部18には、その中空部18a内に連通するヘリ
ウムガス供給管14(容器P内の滞留エアーの吸引を行
うためのバキューム吸引管を兼ねる)が取り付けられ、
該中空部18a内にはガス吐出用開閉シャフト19と一
体に設けた後述する上下摺動可動部19b、19c(ピ
ストン材)と該可動部19b、19cを摺動移動させる
アクチュエータ15(例えばエアシリンダと、そのエア
ー吸引とエアー吸引解除を行う動作手段)とを備えてい
る。
【0041】図3に示すようにヘリウムガスを供給する
ガス供給管14は、ハウジング18内の中空部18aの
下部に連通するように取り付けられ、供給管14の取り
付け部より上部の中空部18aの内壁面には、リング状
のダイヤフラム18b(リング状の柔軟性遮蔽板)を介
して、上記開閉シャフト19の上下摺動可動部19bが
連結され、ハウジング18の中空部18a内は、ガス供
給管14の取り付け部より上部と下部とで互いに遮断さ
れている。
【0042】前記上下摺動可動部19b、19cは、弾
性部材18d(スプリング)にて常に下方に付勢してい
て、下降する開閉シャフト19の先端部19aは、シャ
フト部17の先端部17aにあるガス吐出口17fを常
に閉鎖し、他方、アクチュエータ15の動力により上下
摺動可動部19b、19c及び開閉シャフト19は上方
に上昇動作し、開閉シャフト19の先端部19aは、シ
ャフト部17の先端部17aにあるガス吐出口17fを
開放する。
【0043】あるいは、前記上下摺動可動部19b、1
9cは、弾性部材18d(スプリング)にて常に上方に
付勢していて、上昇する開閉シャフト19の先端部19
aはシャフト部17の先端部17aにあるガス吐出口1
7fを常に開放し、他方、アクチュエータ15の動力に
より上下摺動可動部19b、19c及び開閉シャフト1
9は下方に下降動作し、開閉シャフト19の先端部19
aは、シャフト部17の先端部17aにあるガス吐出口
17fを閉鎖する。
【0044】前記弾性部材18bより下側の中空部18
aの内壁面と、上下摺動可動部19b外面との間、及び
シャフト部17の中空部17dとシャフト部19外面と
の間に、シャフト部17のガス吐出口17fまでに亘っ
て、充填液の充填流路が形成されている。
【0045】ガス供給管14から所定圧力にて供給され
るヘリウムガスは、前記上下摺動可動部19b、19c
の上部に一体的に設けたアクチュエータ15による可動
部19b、19cの上方への駆動動作(例えばエアシリ
ンダのエアー吸引動作)と、ガス供給管14から供給さ
れるヘリウムガスの所定供給圧力とにより、可動部19
b、19c及びシャフト部17内のシャフト部19をス
トローク量C2 だけ上昇移動させる。
【0046】シャフト部19の上昇移動により、シャフ
ト部19の先端部19aは、シャフト部19先端部のガ
ス吐出口17fより離反してガス吐出口17fが開放
し、ガス供給管14から供給されたヘリウムガスは、シ
ャフト部17の吐出口17fを通り、外筒部16の吐出
口16bより容器Pの注出口栓Sを通って容器P内に充
填される。
【0047】このように、本発明装置における充填注入
ノズル手段11の一例としては、図3に示すように、搬
送手段1にて搬送されるスパウトS付きの容器P内に充
填液(液体内容物)を充填するための充填液吐出口16
bを備えた外筒部16と、該吐出口16bを開放、閉鎖
する開閉シャフト部17とからなる充填ノズル部と、液
漏れ検査用ヘリウムガスを注入するためのガス吐出口1
7fを備えたシャフト部17と、該吐出口17fを開
放、閉鎖する開閉シャフト部19とからなるガス注入ノ
ズル部を備え、ノズル外筒部16の先端部11aにある
充填ノズル部の吐出口16b(最端の吐出口)と、ガス
注入ノズル部のガス吐出口17fとを上下方向に直列に
配置するとともに、最端の吐出口16bを、充填ノズル
部とガス注入ノズル部との共通の吐出口として備えた構
造である。
【0048】本発明においては、必ずしも、図3に示す
ような構造の充填注入ノズル手段11に限定されるもの
ではなく、充填注入ノズル手段11には、少なくとも、
液体内容物(充填液)を充填する充填ノズル部と、検査
用のヘリウムガス注入用のガス注入ノズル部とを備え、
充填ノズル部とガス注入ノズル部による充填液とガス
が、1つの容器PのスパウトSと接続する1つのノズル
先端部11aにより容器P内に充填注入されるものであ
って、図示するような吐出口16bを共用する構造のも
の、あるいは充填ノズル部の充填液吐出口16bとガス
注入ノズル部のガス注入用吐出口17fとを左右方向に
並列に別個に配置した構造のものであってもよい。
【0049】上記のように充填液の充填とヘリウムガス
の注入とを1つのノズル先端部11aにより行う充填注
入ノズル手段11を備えた装置を用いれば、充填液の充
填とヘリウムガスの注入とを同時に行うことができる。
【0050】また、その他に、充填液の充填とヘリウム
ガスの注入のタイミングは、充填液の充填を完了した後
に、ヘリウムガスを注入するようにしてもよいし、又は
ヘリウムガスを注入した後に、充填液を充填するように
してもよい。
【0051】また例えば、容器P内へ充填液を充填した
後に、ヘリウムガスを注入(噴射)するようにすれば、
ノズル外筒部16の先端部11aの凹部11bや充填液
吐出口16bに残留する充填液を、ヘリウムガスによっ
て容器P内に吹き飛ばすことができ、それによりノズル
先端部における液切れを良好にし、残留充填液による液
垂れを防止して、液垂れによる充填機内の汚損や、後続
の容器Pに対する液垂れによる汚損を回避することがで
きる。
【0052】本発明装置における加圧手段31の一例と
しては、例えば、図1、図2(a)〜(b)の全体図、
及び図4の加圧手段の平面図に示すように、搬送手段1
により起立して搬送される容器Pをその両側面から加圧
する手段であり、間欠送行動作する搬送手段1による容
器Pの搬送方向に沿って平行に対向して、搬送手段1の
送行に同期して間欠送行する第1エンドレスベルト32
と第2エンドレスベルト33からなる。なお、32a、
32bはエンドレスベルト32を巻回する回転ロール、
33a、33b、33c、33dはエンドレスベルト3
3を巻回する回転ロールである。
【0053】搬送手段1にて搬送される各々容器Pの両
側面は、第1、第2エンドレスベルト32、33により
挟持され加圧されながら移動して、各容器Pはヘリウム
ガス漏れ検査手段41に順次導入されてヘリウムガス漏
れの有無が検査される。
【0054】ヘリウムガス漏れ検査手段41は、例え
ば、加圧状態にある容器Pの周辺のエアーを、バキュー
ム吸引してヘリウムガス検出器に導入し、導入したエア
ーを、検出器分析管のイオンチャンバー内で、フィラメ
ントからの電子ビームによりイオン化する。
【0055】この生成イオンを加速電圧により加速し、
イオンスリットから飛び出させ、飛び出させた場所に磁
場をかけ、円軌道をかける。エアー中の異なる各々気体
は質量が異なるため、それに対応して円軌道が異なり、
この軌道差を利用してヘリウムイオンコレクタにてヘリ
ウムガスを収集し、イオン電流増幅器で増幅してヘリウ
ムガス量を検出することができる。
【0056】第1、第2エンドレスベルト32、33の
いずれか一方又は両方は、搬送手段1に対する距離を適
宜に接近又は離反させることにより、容器Pの側面に対
する圧力を調整可能になっている。
【0057】例えば、図4に示すように、第1エンドレ
スベルト32は、搬送手段1に対して一定の距離に固定
支持し、第2エンドレスベルト33は、搬送手段1の側
方のフレームFに取り付けたリニアガイド部34に対し
て矢印方向にリニアにスライド移動可能なブラケット3
3に取り付け支持する。
【0058】第2エンドレスベルト33を、搬送手段1
に対して適宜な距離に接近又は離反させ、第1エンドレ
スベルト32と第2エンドレスベルト33との平行間隔
Wを適宜に設定することにより、その間に挟まれる容器
Pの両側面に対する圧力を調整可能とするものである。
【0059】
【発明の効果】本発明の容器の微少漏れ自動検査装置
は、容器に充填液と一緒に液漏れ検査用のヘリウムガス
を注入して密封包装した後、その容器からのヘリウムガ
スの漏れ出しの有無を検知することにより、容器からの
充填液の微少な液漏れの有無を正確に検査することがで
き、従来の通電による液漏れ検査方式による不都合を解
消することができる。
【0060】また、使用するヘリウムガスは不活性ガス
であるため化学的反応が無く、また食品添加物としても
厚生労働省にて認可されているものであり、また容器の
ヘッドスペースに注入されるため、食品等の内容物の酸
化防止のための効果がある。
【0061】本発明装置は、パウチやボトルなど、半剛
性の液体密封用の包装容器の内容物充填製造ラインに配
置でき、充填密封包装された容器の最終製品の液漏れの
有無を精度よく自動的に検査することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(b)は本発明装置を説明する概略側
面図。
【図2】(a)は本発明装置を説明する全体上面図、
(b)はその全体側面図。
【図3】本発明装置における充填注入ノズル手段の一例
を説明する正面断面図。
【図4】本発明装置における加圧手段の一例を説明する
平面図。
【符号の説明】
I…充填・キャッピング工程 II…自動検査工程 P…容器 S…注出口(スパウト) C…キャップ W
…平行間隔 1…搬送手段 11…充填注入ノズル手段 11a…ノズル先端部 1
1b…先端凹部 12…充填用開閉シャフト部の開閉用エアー供給管 1
3…充填液供給管 14…ガス供給管(エアー吸引管兼用) 15…ガス吐出用開閉シャフト部の開閉用エアー供給管 16…ノズル外筒部 17…充填用開閉シャフト部 1
8…作動ハウジング部 19…ガス吐出用開閉シャフト部 21…キャッピング手段(キャッパー) 31…加圧手段 41…ヘリウムガス漏れ検査手段 51…リジェクト手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スパウトを取り付けた容器を等間隔に並べ
    て搬送する搬送手段と、搬送手段にて搬送される前記容
    器内に液体内容物を充填する充填ノズル部と液漏れ検査
    用ヘリウムガスを注入するガス注入ノズル部とを備えた
    充填注入ノズル手段と、充填後の容器のスパウトにキャ
    ップを装着して密封するキャッピング手段と、充填密封
    された前記容器を押圧して容器内圧を増大させる加圧手
    段と、容器内圧の増大した前記容器のスパウト及びその
    周辺のエアーを吸引してヘリウムガスの漏れ出しを検査
    するヘリウムガス漏れ検査手段とを備えたことを特徴と
    する容器の微少液漏れ自動検査装置。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の容器の微少液漏れ自動
    検査装置において、ヘリウムガス漏れが検知された不良
    品容器と検知されない良品容器とを区分して排出するリ
    ジェクト排出手段を設けたことを特徴とする容器の微少
    液漏れ自動検査装置。
  3. 【請求項3】前記容器が、パウチ状容器又は半剛性容器
    である請求項1又は請求項2記載の容器の微少液漏れ自
    動検査装置。
  4. 【請求項4】前記充填注入ノズル手段のガス注入ノズル
    部にエアー吸引機能を備え、容器内への液体内容物の充
    填とヘリウムガスの注入前に、容器内をバキューム吸引
    可能である請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の
    容器の微少液漏れ自動検査装置。
JP2002053665A 2002-02-28 2002-02-28 容器の微少液漏れ自動検査装置 Expired - Fee Related JP3918582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053665A JP3918582B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 容器の微少液漏れ自動検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053665A JP3918582B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 容器の微少液漏れ自動検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003252314A true JP2003252314A (ja) 2003-09-10
JP3918582B2 JP3918582B2 (ja) 2007-05-23

Family

ID=28665032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002053665A Expired - Fee Related JP3918582B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 容器の微少液漏れ自動検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3918582B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105736A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Toppan Printing Co Ltd 密封容器の漏れ検出装置
JP2008008627A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Toyo Seikan Kaisha Ltd ボトル容器の気密性検査装置及び方法
CN109506842A (zh) * 2018-11-28 2019-03-22 赛摩电气股份有限公司 一种全自动气密性检测系统
CN117129147A (zh) * 2023-10-26 2023-11-28 常州思瑞科信息科技有限公司 液体袋包和安瓿瓶在线测漏检测设备

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056757A1 (ko) * 2016-09-23 2018-03-29 씨제이제일제당(주) 파우치 포장형 제품의 포장 불량 감지장치 및 이를 이용한 파우치 포장형 제품의 포장 불량 감지방법 및 이에 의한 파우치 포장형 제품의 제조방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105736A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Toppan Printing Co Ltd 密封容器の漏れ検出装置
JP2008008627A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Toyo Seikan Kaisha Ltd ボトル容器の気密性検査装置及び方法
CN109506842A (zh) * 2018-11-28 2019-03-22 赛摩电气股份有限公司 一种全自动气密性检测系统
CN117129147A (zh) * 2023-10-26 2023-11-28 常州思瑞科信息科技有限公司 液体袋包和安瓿瓶在线测漏检测设备
CN117129147B (zh) * 2023-10-26 2024-01-02 常州思瑞科信息科技有限公司 液体袋包和安瓿瓶在线测漏检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3918582B2 (ja) 2007-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5840237B2 (ja) 漏れ検出方法および装置
EP2703802B1 (en) Liquid filler comprising a non-destructive inspection device for oxygen concentration in bag-shaped container
US20080066525A1 (en) Container Inspection Method and System
US6202388B1 (en) Controlled environment sealing apparatus and method
RU2738787C2 (ru) Обнаружение протечек в контейнере
JP2014534444A (ja) 連続的に給送される物体を検査するための方法および装置
JP4816934B2 (ja) 密封容器の密封検査方法及びその装置
ITBO20100198A1 (it) Metodo di analisi di una componente gassosa presente in un contenitore sigillato ermeticamente.
WO2006026167A1 (en) Carrier line orientated spin high voltage leak detection system and method
JP3918582B2 (ja) 容器の微少液漏れ自動検査装置
JP5760520B2 (ja) リーク検査装置
US3861116A (en) Apparatus for determining the oxygen content of filled packaging containers
US11543323B2 (en) Leak tester
US11312521B2 (en) Container packaging apparatus
JP2004117135A (ja) リーク検出装置、及びリーク検出方法
JP4093255B2 (ja) 密閉包装体のシール検査方法及び検査装置
JP2020015555A (ja) 包装方法、および包装機械
JP4088560B2 (ja) 密閉包装容器のリーク検査装置及び該装置を備えた充填包装機
CN220760144U (zh) 一种预制袋包装漏油检测设备
JP2004205453A (ja) ペットボトルのリーク検査装置
JP4416307B2 (ja) ピンホール検査機
JP7329824B2 (ja) リークテスターおよび充填装置
JP2000211692A (ja) 流動食品の充填方法及び充填装置
JPH0872816A (ja) ガス置換装置を備えたキャッパ
JP2005257577A (ja) 密封体の漏れ検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3918582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees