JP2003252301A - キャップシール装着装置 - Google Patents

キャップシール装着装置

Info

Publication number
JP2003252301A
JP2003252301A JP2002052155A JP2002052155A JP2003252301A JP 2003252301 A JP2003252301 A JP 2003252301A JP 2002052155 A JP2002052155 A JP 2002052155A JP 2002052155 A JP2002052155 A JP 2002052155A JP 2003252301 A JP2003252301 A JP 2003252301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap seal
head
molding
film
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002052155A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Fukunaga
秀明 福永
Yuji Mukai
勇二 向井
Kenichi Sugino
健一 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2002052155A priority Critical patent/JP2003252301A/ja
Publication of JP2003252301A publication Critical patent/JP2003252301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップシールを容器へ装着するための装置
として、回転円盤を間欠回動させながら、回動を停止さ
せるたびに打抜き作業と、成形作業と、コンベア上の容
器へのキャップシール供給とを行うものがあった。この
場合、回転円盤の停止時にはコンベアも停止させていた
ので、処理速度に自ずと限界があり、稼働効率が低かっ
た。 【解決手段】 容器16を搬送するコンベア3の搬送速
度に合わせつつ、受け取り部4により、容器16の上部
開口へキャップシール15を供給できるようになってい
るので、装置としての稼働効率を飛躍的に高めることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップシール装
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カップ麺に代表されるインスタント食品
や、プリン、ヨーグルトをはじめとする菓子類等、容器
に詰められて販売・流通されるものを製造する場合、容
器の上部開口にキャップシールを装着する工程が必要と
される。このキャップシールは、熱収縮性の合成樹脂フ
ィルムから所定形状の原形を打ち抜き、次にこの原形を
容器の上部開口に被嵌可能なキャップ形状に加熱成形す
ることによって得ている。
【0003】従来、このキャップシールを容器へ装着す
るための装置として、特開昭55−55985号公報に
記載のものが知られている。この公報記載の装置は、外
周部の四等配位置に対して吸盤を兼ねる金型が設けられ
た回転円盤を有したもので、この回転円盤を90°ずつ
間欠回動させながら回動を停止させるたびに、そのうち
一つの金型との間では打抜き装置による打抜き作業を行
い、また他の一つの金型との間では成形装置による成形
作業を行い、そして更に別の金型では、コンベアで所定
位置へ搬入されて停止状態にある容器の上部開口へキャ
ップシールを被嵌してこのキャップシールを熱収縮させ
る、といった作業が、それぞれ同時的に行われるように
なっている。
【0004】ここにおいて、キャップシールを回転円盤
の金型から容器の上部開口へ移載するための機構とし
て、リンク機構を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の装置で
は、キャップシールを回転円盤の金型から容器の上部開
口へ移載するためにリンク機構を採用していたので、こ
のリンク機構の動作時間を確保するということが理由の
一つとなって、回転円盤を間欠回動させる必要があっ
た。そして、このように回転円盤を間欠回動させている
ために、容器を搬送するコンベアも亦、間欠的に動作さ
せざるを得なくなっている。
【0006】このように、この公報記載の装置ではコン
ベアを間欠動作させていることから処理速度に自ずと限
界があり、稼働効率が低かった。また、容器内に詰めら
れた内容物がプリン等の柔軟で且つ形崩れのおそれがあ
るものであると、容器を搬送状態から急停止させたり、
その後、急発進させたりすることができないという事情
があり、これらのことが益々、装置の稼働効率を低下さ
せる原因となっていた。ところで、キャップシールの素
材としている合成樹脂製フィルムは、キャップシールの
原形を打ち抜いた後は、打ち抜きによってできた孔部が
長手方向に並んだフィルム滓となるが、上記公報記載の
装置では、このフィルム滓を巻取リール部によって巻き
取り回収させている。
【0007】しかし、図7に示すように、このようなフ
ィルム滓100を巻取リール部101によって巻き取る
と、孔部102が並んだ部分(幅方向中央部)には長手
方向の張力によって縦皺103が生じ、これに伴ってフ
ィルム滓100が幅方向中央に寄って幅狭になる現象が
現れ、それ以外の部分(幅方向両側寄りの部分)との長
手方向伸びに差が生じたり歪みが発生し縦皺になること
がある。そのため、これが原因して巻取リール部101
では、フィルム滓100をうまく巻き取れないという不
具合に繋がることがあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、稼働効率を飛躍的に高めることができ、しか
も確実なキャップシールの装着が可能であり、もとより
容器側(内容物)に対して不都合を生じさることは決し
てないようにしたキャップシール装着装置を提供するこ
とを目的とする。また本発明は、キャップシールの原形
を打ち抜いた後のフィルム滓を巻取リール部によって綺
麗に巻き取り回収できるようにしたキャップシール装着
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係るキ
ャップシール装着装置は、フィルム素材を巻回した素材
ロールから巻き出されるフィルム素材を受け取りキャッ
プ形状に成形する成形部と、この成形部の下方で容器を
搬送するコンベアと、上記成形部から成形後のキャップ
シールを受け取ってこれをコンベアの搬送速度に合わせ
つつこのコンベア上で搬送される容器の上部開口へ供給
する受け渡し部とを有している。
【0010】なお、成形部は、間欠回動可能な回転盤
と、この回転盤の回転域外周部に設けられた打抜きヘッ
ドと、この打抜きヘッドから回転盤の回転方向前方で周
方向に所定間隔おいて設けられた成形ヘッドとを有した
ものとすればよい。この場合、上記打抜きヘッドでは、
フィルム素材からキャップシールの原形を打ち抜き可能
となされている。また上記成形ヘッドでは、キャップシ
ールの原形からキャップ形状を成形可能となされてい
る。
【0011】また上記回転盤は、その回転外周端で互い
に周方向所定間隔で複数の吸引ヘッドが設けられてお
り、回転に伴った吸引ヘッドの周方向移動により、打抜
きヘッドで得られるキャップシールの原形を成形ヘッド
へ移載する動作と、更に成形ヘッドで得られるキャップ
シールを受け渡し部へ送り渡す動作とが、それぞれ可能
となされたものとする。そして、この成形部の回転盤に
おいて、各吸引ヘッドは、打抜きヘッド、成形ヘッド及
び受け渡し部とそれぞれ対向する位置で径方向に沿って
伸縮可能になされたものとすればよい。
【0012】上記したように、本発明に係るキャップシ
ール装着装置では、受け渡し部が、コンベアの搬送速度
に合わせて動作可能とされているものである。すなわ
ち、成形部側の動作速度に合わせてコンベアを作動させ
るのではなく、コンベアの搬送速度に合わせて受け渡し
部や成形部の動作速度を決めているので、装置全体とし
ての稼働効率を高めることができる。受け渡し部の具体
的な構成としては、回転可能な回転盤を有したものと
し、そのうえで、この回転盤の回転外周端に対して、互
いに周方向所定間隔で複数の吸引ヘッドが設けられたも
のとすればよい。
【0013】このようなことから、コンベアは、容器を
連続搬送するものとすればよく、これによって装置全体
の稼働効率を飛躍的に高くできる。一方、本発明に係る
キャップシール装着装置でも、成形部の打抜きヘッドで
キャップシールの原形が打ち抜かれた後に発生する孔開
き状態のフィルム滓を巻き取るための巻取リール部を設
けることができる。この場合、これら打抜きヘッドと巻
取リール部との間にはフィルム幅拡張部を設けておくの
が好適となる。
【0014】このフィルム幅拡張部は、巻取リール部へ
向かうフィルム滓の進行作用に伴い、このフィルム滓に
形成された孔部の開口縁に対し、フィルム幅方向の両外
側へ向けた進行成分を与える拡張突起を有したものであ
る。このようにすると、フィルム滓には、その幅方向中
央に縦皺が発生することが防止され、幅狭となることも
ないので、結果として、巻取リール部に対して綺麗に巻
き取り回収できるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1は、本発明に係るキャップシ
ール装着装置1の一実施形態を示した正面図である。こ
のキャップシール装着装置1は、成形部2とコンベア3
とを有しており、またこれら成形部2とコンベア3との
間を作用的に橋渡しするものとして、受け渡し部4を有
したものとなっている。
【0016】また、このキャップシール装着装置1は、
フィルム素材10を巻回して成る素材ロール11からフ
ィルム素材10を巻き出す巻出リール部12と、成形部
2を経ることによって発生し且つ排出されるフィルム滓
13を巻き取るための巻取リール部14とを有してい
る。従って、素材ロール11から巻き出されるフィルム
素材10が成形部2で所定のキャップ形状を呈するキャ
ップシール15として成形され、このキャップシール1
5が受け渡し部4を介して、別途、コンベア3で搬送さ
れる容器16の上部開口へと被嵌され、装着されるとい
うものである。
【0017】なお、巻出リール部12には、素材ロール
11のをセットしておくことができるサブリール(二点
鎖線で示した)を設けておくのが好ましい。また図示は
省略したが、巻取リール部14についても同様に、サブ
リールを設けておくことができる。図2は、このキャッ
プシール装着装置1の主要部を拡大したものであり、図
3は図2のA−A線拡大断面図である。上記成形部2
は、間欠回動可能な回転盤20と、この回転盤20の回
転域外周部に設けられた打抜きヘッド21及び成形ヘッ
ド22とを有している。
【0018】本実施形態において、回転盤20は図2の
時計回り方向へ回転するものとされている。そしてこの
回転盤20の回転方向に沿って、打抜きヘッド21が一
次側で、成形ヘッド22がその二次側となるように配置
されている。また、この成形ヘッド22の更に二次側で
あって、且つこの成形ヘッド22と上記打抜きヘッド2
1との周方向中間位置に、上記した受け渡し部4が配置
されるようになっている。回転盤20は、回転軸25を
中心として軸受ホルダー26に回動自在に保持されてお
り、この軸受ホルダー26を介して装置フレーム27側
に取り付けられている。
【0019】この回転盤20には、周方向の三等配位置
でそれぞれ径方向外方へ向けて伸縮可能となる伸縮アー
ム28が設けられ、これら各伸縮アーム28を介してそ
れらのアーム端に吸引ヘッド29が設けられている。各
伸縮アーム28には、例えば流体圧シリンダ等が用いら
れている。また、各吸引ヘッド29は真空ポンプ(図示
略)とエア配管されており、その(回転盤20として
の)径方向外方端側を必要に応じて吸引状態にできるよ
うになっている。
【0020】なお、本実施形態において上記回転軸25
には、装置フレーム27を貫通した部分に平ギヤ30が
設けられており、この平ギヤ30に対して適宜駆動装置
(図示略)による間欠的な回動駆動が伝えられるように
なっている。この回動駆動における1ピッチ動作は、伸
縮アーム28及び吸引ヘッド29が設けられる数に応じ
て決められている。すなわち、上記のように伸縮アーム
28及び吸引ヘッド29が3組設けられる場合には、1
20°の回動が1ピッチ動作となる。
【0021】このようなことから、この成形部2では、
打抜きヘッド21に対して吸引ヘッド29が対向する状
態と、成形ヘッド22に対して吸引ヘッド29が対向す
る状態と、更に受け渡し部4に対して吸引ヘッド29が
対向する状態との三状態が一度に得られ、且つ回転盤2
0が間欠回動するたびに、吸引ヘッド29が打抜きヘッ
ド21、成形ヘッド22、受け渡し部4を次々に巡回す
るように移動する状態が繰り返されるものである。図4
は、これら伸縮アーム28や吸引ヘッド29に対するエ
ア配管の一例を模式的に示したものである。
【0022】この図4に示したように、回転盤20の回
転軸25を中空構造にして、この軸内を利用してエア配
管を行うものとし、またこの回転軸25の後端部にロー
タリー式コネクタ31を設けて、このコネクタ31から
伸縮アーム28用の配管と吸引ヘッド29用の配管とを
取り出すようにすればよい。この場合、伸縮アーム28
に用いる流体圧シリンダには復動型のものを用い、全て
の伸縮アーム28における伸長動作側ポート33を相互
連通させてロータリー式コネクタ31の伸長動作用コネ
クタ34と連結し、また全ての伸縮アーム28における
退入動作側ポート35を相互連通させてロータリー式コ
ネクタ31の退入動作用コネクタ36と連結すれば、簡
単なエア切り替えで、全ての伸縮アーム28を一斉に伸
縮動作させることができる。
【0023】これに対し、吸引ヘッド29に対するエア
配管については、ロータリー式コネクタ31に各吸引ヘ
ッド29用の吸引用コネクタ37を各別に設けて別々の
動作タイミングを制御できるようにしてある。上記の打
抜きヘッド21に対しては、上記巻出リール部12に保
持された素材ロール11から巻き出されるフィルム素材
10が供給されるようになっている。この打抜きヘッド
21では、例えば図6に示すようにキャップシールの原
形に対応した形状の打ち抜き刃40と受け台40aとを
有しており、打抜きヘッド21に対向する吸引ヘッド2
9が伸縮アーム28の伸長動作によって打抜きヘッド2
1側へ差し出されたときに、この打抜き刃40をフィル
ム素材10へ押し付けて打抜き刃40と受け台40aと
の間でキャップシールの原形を打ち抜くようにしてい
る。
【0024】この打ち抜かれたキャップシールの原形
は、打抜き刃40aの内側に備えられたスポンジ(図示
略)により押し付けられ、差し出し状態の吸引ヘッド2
9によって吸着保持される。そして、このキャップシー
ルの原形を吸着保持した吸引ヘッド29は、伸縮アーム
28の縮退動作によって元の状態に戻る。また当然のこ
とながら、このようにしてキャップシールの原形が打ち
抜かれた後の素材フィルム10には、その長手方向に沿
って所定間隔で孔部41が開口形成され、これがフィル
ム滓13となる。そしてこのフィルム滓13は、上記し
たように巻取リール部14によって巻き取られることに
なる。
【0025】成形ヘッド22に対向する吸引ヘッド29
は、上記したように打抜きヘッド21で打ち抜かれたキ
ャップシールの原形を吸着保持した状態にある。この成
形ヘッド22では、対向する吸引ヘッド29が伸縮アー
ム28の伸長動作によって成形ヘッド22側へ差し出さ
れたときに、このキャップシールの原形が加熱した金型
内へ押し込まれるようになっている。従って、これによ
りキャップシールの原形は、キャップ形状を呈したキャ
ップシール15へと成形されるものである。
【0026】なお、この成形ヘッド22において、金型
の加熱温度は素材フィルム10の熱収縮開始温度付近に
設定しておくのが好適である。このような設定温度は比
較的低温度であることから、キャップシールの原形をキ
ャップシール15へと成形するうえでの成形程度は、折
り癖の付く程度の簡易成形状態(アイロン掛け状態)と
なる。これであると、素材フィルム10を軟化温度以上
の高温で加熱する場合(従来はこの温度としていた)に
比べ、加熱時間の短縮化が図れるものであり、また成形
後にわざわざ冷却する必要がないので冷却時間の短縮化
も図れるものである。
【0027】このことも、稼働サイクルを短縮化させる
うえで極めて有利に作用することになる。また、キャッ
プシール15としてその仕上がりの美しさが得られると
いう利点もある。一方、受け渡し部4は、回転可能な回
転盤45を有している。この回転盤45は、回転軸46
を中心として軸受ホルダー47に回動自在に保持されて
おり、この軸受ホルダー47を介して装置フレーム27
側に取り付けられている。
【0028】本実施形態において、回転盤45は図2の
反時計回り方向へ回転するものとされている。この回転
盤45には、周方向の四等配位置でそれぞれ径方向外方
へ向けてアーム48が設けられている。これら各アーム
48のアーム端(回転盤45としての回転外周端)は、
真空ポンプ(図示略)とエア配管された吸引ヘッド49
とされている。この受け渡し部4の回転盤45におい
て、成形部2との位置関係は次のようになっている。
【0029】すなわち、成形部2において受け渡し部4
へ向けられた吸引ヘッド29が伸縮アーム28の伸長動
作でこの受け渡し部4へ差し出されたとき、この吸引ヘ
ッド29が吸着保持しているキャップシール15が、受
け渡し部4において成形部2側へ向いた吸着ヘッド49
と当接するような距離関係が得られるようになってい
る。これにより、成形部2からキャップシール15が受
け渡し部4へと供給されることとなる。
【0030】また、この受け渡し部4の回転盤45にお
いて、コンベア3との位置関係は次のようになってい
る。すなわち、上記のように成形部2から供給されたキ
ャップシール15を吸着保持する吸引ヘッド49がコン
ベア3側へ向けられたときに、このキャップシール15
が、コンベア3上を搬送される容器16の上部開口にう
まく被嵌されるような位置関係が得られるようになって
いる。なお、本実施形態において上記回転軸46には、
装置フレーム27を貫通した部分に平ギヤ50が設けら
れており、この平ギヤ50に対して適宜駆動装置(図示
略)による間欠的な回動駆動が伝えられるようになって
いる。
【0031】この回動駆動における1ピッチ動作は、ア
ーム48が設けられる数に応じて決められている。すな
わち、上記のようにアーム48が4本設けられる場合に
は、90°の回動が1ピッチ動作となる。そして、この
回転盤45の回動タイミングは、成形部2からキャップ
シールが供給されるタイミングに合わせたものとなって
いる。すなわち、成形部2の回転盤20が1ピッチの間
欠回動を行うときに同時に、この受け渡し部4の回転盤
45も1ピッチ分の間欠回動を行う。
【0032】また、この受け渡し部4における回転盤4
5の回動速度は、吸引ヘッド49の周速度として見たと
きに、コンベア3上で搬送される容器16の搬送速度と
同調する速度とされている。このようなことからこの受
け渡し部4では、コンベア3によって搬送されつつある
容器16の上部開口に対し、コンベア3をいちいち停止
させることなく(即ち、容器16を連続搬送状態にさせ
たままで)、キャップシール15を供給することが可能
になっている。
【0033】なお、コンベア3については、成形部2の
下方に設けられていること以外、殊更限定されるもので
はない。図3に示したように、本実施形態では、支持テ
ーブル53上で支持させた容器16に対し、エンドレス
チェーン等の巻掛け駆動装置54によって送り出し駆動
を与えて支持テーブル53上を滑らせてゆくようにする
ものとした。この他、ベルトコンベアやローラコロコン
ベア等を採用してもよいことは言うまでもない。
【0034】ところで、本実施形態では、成形部2の打
抜きヘッド21からフィルム滓13が巻取リール部14
へ送られるまでの間の適宜位置に、図5及び図6に示す
ようなフィルム幅拡張部60が設けられているものとし
た。このフィルム幅拡張部60は、巻取リール部14へ
向かうフィルム滓13の進行作用に伴い、このフィルム
滓13に形成された孔部41の開口縁に対し、フルム幅
方向の両外側へ向けた進行成分を与える拡張突起61を
有したものである。本実施形態においてこの拡張突起6
1は、ピラミッド型をしたものをフィルム幅方向に2個
並べたものとしている。ただ、この拡張突起61におけ
る細部形状や大きさ、個数等は、特に限定されるもので
はない。
【0035】このようにすると、フィルム滓13には、
その幅方向中央に伸長差や歪み等に伴う縦皺(図7中の
符号103参照)が発生することが防止されるので、結
果として、巻取リール部14に対して綺麗に巻き取り回
収できるものである。以上の説明で明らかなように、本
発明に係るキャップシール装着装置1では、巻出リール
部12からフィルム素材10が巻き出されると、成形部
2では回転盤20の間欠回動と伸縮アーム28による吸
引ヘッド29の伸縮移動とが繰り返し行われる。
【0036】従って、この回転盤20の回転に伴った吸
引ヘッド29の周方向移動で、打抜きヘッド21で得ら
れるキャップシールの原形を成形ヘッド22へ移載する
動作と、この成形ヘッド22で得られるキャップシール
15を受け渡し部4へ送り渡す動作とが行われることに
なる。そして、次にこの受け渡し部4において回転盤4
5がコンベア3の搬送速度に合わせつつ間欠回動するこ
とで、キャップシール15が次々に、コンベア3上を連
続搬送されつつある容器16に対して被嵌され、装着さ
れてゆくことになる。
【0037】ところで、本発明は、上記した実施形態に
限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更
可能である。例えば、成形部2の回転盤20に設ける伸
縮アーム28の本数や、受け渡し部4の回転盤45に設
けるアーム48の本数は、適宜増減させることができ
る。また、成形部2の回転盤20に設ける伸縮アーム2
8を伸縮しないアームに置換することや、反対に受け渡
し部4の回転盤45に設けるアーム48を伸縮するアー
ムに置換すること等も可能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るキャップシール装着装置では、容器を搬送するコ
ンベアの搬送速度に合わせつつ容器の上部開口へキャッ
プシールを供給できるようになっているので、装置とし
ての稼働効率を飛躍的に高めることができる。また、確
実なキャップシールの装着が可能であるし、そもそも容
器側(内容物)に対して不都合を生じさることもないも
のである。また本発明に係るキャップシール装着装置で
は、キャップシールの原形を打ち抜いた後のフィルム滓
を巻取リール部によって綺麗に巻き取り回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップシール装着装置の一実施
形態を示した正面図である。
【図2】図1中の主要部を拡大して示した正面図であ
る。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】成形部に採用したエア配管を側断面的観点で示
した模式図である。
【図5】フィルム滓の巻取状況を示した平面図である。
【図6】図5に対応する側断面図である。
【図7】従来の装置で発生していた欠点現象を説明した
平面図である。
【符号の説明】
1 キャップシール装着装置 2 成形部 3 コンベア 4 受け渡し部 10 フィルム素材 11 素材ロール 13 フィルム滓 14 巻取リール部 15 キャップシール 16 容器 20 回転盤 21 打抜きヘッド 22 成形ヘッド 29 吸引ヘッド 41 孔部 45 回転盤 49 吸引ヘッド 60 フィルム幅拡張部 61 拡張突起
フロントページの続き (72)発明者 杉野 健一 京都府綾部市井倉新町石風呂1番地 グン ゼ株式会社研究開発部内 Fターム(参考) 3E049 AA05 AB03 BA01 BA02 BA04 CA02 CA06 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム素材(10)を巻回した素材ロ
    ール(11)から巻き出されるフィルム素材(10)を
    受け取りキャップ形状に成形する成形部(2)と、この
    成形部(2)の下方で容器(16)を搬送するコンベア
    (3)と、上記成形部(2)から成形後のキャップシー
    ル(15)を受け取ってこれをコンベア(3)の搬送速
    度に合わせつつこのコンベア(3)上で搬送される容器
    (16)の上部開口へ供給する受け渡し部(4)とを有
    していることを特徴とするキャップシール装着装置。
  2. 【請求項2】 前記成形部(2)は、間欠回動可能な回
    転盤(20)と、この回転盤(20)の回転域外周部に
    設けられた打抜きヘッド(21)と、この打抜きヘッド
    (21)から回転盤(20)の回転方向前方で周方向に
    所定間隔おいて設けられた成形ヘッド(22)とを有し
    ており、 上記打抜きヘッド(21)ではフィルム素材(10)か
    らキャップシールの原形を打ち抜き可能となされ、上記
    成形ヘッド(22)ではキャップシールの原形からキャ
    ップ形状を成形可能となされ、また上記回転盤(20)
    ではその回転外周端で互いに周方向所定間隔で複数の吸
    引ヘッド(29)が設けられており回転に伴った吸引ヘ
    ッド(29)の周方向移動で打抜きヘッド(21)で得
    られるキャップシールの原形を成形ヘッド(22)へ移
    載する動作と成形ヘッド(22)で得られるキャップシ
    ール(15)を受け渡し部(4)へ送り渡す動作とが可
    能となされていることを特徴とする請求項1記載のキャ
    ップシール装着装置。
  3. 【請求項3】 前記成形部(2)の回転盤(20)にお
    いて、各吸引ヘッド(29)は、打抜きヘッド(2
    1)、成形ヘッド(22)及び受け渡し部(4)とそれ
    ぞれ対向する位置で径方向に沿って伸縮可能になされて
    いることを特徴とする請求項2記載のキャップシール装
    着装置。
  4. 【請求項4】 前記受け渡し部(4)は、回転可能な回
    転盤(45)に対し、その回転外周端で互いに周方向所
    定間隔で複数の吸引ヘッド(49)が設けられたもので
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載のキャップシール装着装置。
  5. 【請求項5】 前記成形部(2)の打抜きヘッド(2
    1)でキャップシールの原形が打ち抜かれた後に発生す
    る孔開き状態のフィルム滓(13)を巻き取るための巻
    取リール部(14)が設けられていると共に、これら打
    抜きヘッド(21)と巻取リール部(14)との間には
    フィルム幅拡張部(60)が設けられており、 上記フィルム幅拡張部(60)は、巻取リール部(1
    4)へ向かうフィルム滓(13)の進行作用に伴ってこ
    のフィルム滓(13)に形成された孔部(41)の開口
    縁にフィルム幅方向の両外側へ向けた進行成分を与える
    拡張突起(61)を有したものであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のキャップシー
    ル装着装置。
JP2002052155A 2002-02-27 2002-02-27 キャップシール装着装置 Pending JP2003252301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052155A JP2003252301A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 キャップシール装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052155A JP2003252301A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 キャップシール装着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003252301A true JP2003252301A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28663934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002052155A Pending JP2003252301A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 キャップシール装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003252301A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203033A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Fuji Seal International Inc 容器搬送システム
JP2010006375A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Yamagata Gravure Co Ltd 蓋材装着装置
WO2016117635A1 (ja) * 2015-01-21 2016-07-28 凸版印刷株式会社 搬送装置
CN110282191A (zh) * 2019-08-14 2019-09-27 温州市途麦机械有限公司 一种在线卷膜切膜成型装置
WO2020082571A1 (zh) * 2018-10-23 2020-04-30 沭阳凤凰美术颜料有限公司 颜料瓶封口膜收放卷装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203033A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Fuji Seal International Inc 容器搬送システム
JP2010006375A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Yamagata Gravure Co Ltd 蓋材装着装置
WO2016117635A1 (ja) * 2015-01-21 2016-07-28 凸版印刷株式会社 搬送装置
WO2020082571A1 (zh) * 2018-10-23 2020-04-30 沭阳凤凰美术颜料有限公司 颜料瓶封口膜收放卷装置
CN110282191A (zh) * 2019-08-14 2019-09-27 温州市途麦机械有限公司 一种在线卷膜切膜成型装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2775300B2 (ja) パック容器へのストローの取付け方法及びその実施装置
JP4440774B2 (ja) 熱収縮可能なフィルムのチューブ状のラベルを形成し、これらラベル中へと、容器を挿入する方法
RO118857B1 (ro) Aparat şi procedeu de realizare a unor articole din foi pliate
CN111225799B (zh) 容器装饰装置和方法
JP2003252301A (ja) キャップシール装着装置
WO2016208226A1 (ja) フィルム被嵌ヘッド
JP3793308B2 (ja) 深絞り型包装方法及び包装装置
JP2010137919A (ja) ロールから容器に供給されるラベルの貼付け装置及び貼付け方法
JP2015113178A (ja) 物品にラベルを貼付するためのラベリングユニット
US3822459A (en) Machine for producing a plastic-covered glass container
JP3662375B2 (ja) 帯状材料の供給方法及びその装置
ES8106263A1 (es) Perfeccionamientos en los aparatos para inspeccionar bandas de material
JP5628740B2 (ja) 袋詰め包装機における袋底支持装置
JP2011121619A (ja) ラベリングマシン
JP3771232B2 (ja) Ptpシートの製造装置
JP3761831B2 (ja) Ptpシート製造装置
US4484968A (en) Method and apparatus for covering flexible symmetrical angulate tubes with sheet material
JPH044239B2 (ja)
JP2003125739A (ja) 板海苔製造装置
CN113522625B (zh) 一种自动化协同的鞋盒包装机构及其使用方法
JP5925128B2 (ja) シュリンクスリーブラベル製造装置
JP4330710B2 (ja) 容器シール装置
CN108883552A (zh) 用于组装和/或处理构件的单元
JP2010208132A (ja) 帯状ゴム部材の成形方法および装置
JP2004082394A (ja) 製袋機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080212

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02