JP2004082394A - 製袋機 - Google Patents

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JP2004082394A JP2002243792A JP2002243792A JP2004082394A JP 2004082394 A JP2004082394 A JP 2004082394A JP 2002243792 A JP2002243792 A JP 2002243792A JP 2002243792 A JP2002243792 A JP 2002243792A JP 2004082394 A JP2004082394 A JP 2004082394A
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Mikio Totani
戸谷 幹夫
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Totani Corp
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Abstract

【課題】プラスチックフィルム1を連続的に送り、それを的確にヒートシールする。
【解決手段】第1および第2循環移動体2,5のオーバーラップ領域において、第1および第2循環移動体が同方向に進行しているとき、プラスチックフィルムが第1および第2循環移動体の進行方向に送られ、そのオーバーラップ領域に導かれ、クランプ部材9と受け台16間に挟み付けられ、ヒートシールバー8の両側でプラスチックフィルムがクランプされ、それと同時に、またはその後、プラスチックフィルムがヒートシールバーと受け台間に挟み付けられ、プラスチックフィルムがクランプされた状態で送られ、ヒートシールバーによってプラスチックフィルムがヒートシールされる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、プラスチックフィルムをヒートシールし、プラスチック袋を製造する製袋機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
プラスチック袋を製造する製袋機では、プラスチックフィルムが間欠的に送られることが多い。そして、その間欠送り毎に、プラスチックフィルムが一時的に停止しているとき、ヒートシールバーによってプラスチックフィルムがヒートシールされるものであるが、伸びやすいプラスチックフィルムの場合、それを間欠的に送ると、プラスチックフィルムに張力変動が生じ、その伸び量が大きく変化する。したがって、プラスチックフィルムを一時的に停止させず、連続的に送り、その状態でヒートシールすることが好ましい。しかしながら、プラスチックフィルムが連続的に送られているとき、それを的確にヒートシールすることは容易ではなく、長年にわたって研究、開発および改良が繰り返されているが、いまだその決定版と呼べるものはないのが現状である。
【0003】
【発明の目的】
したがって、この発明は、特別の構成の製袋機を新たに提供し、プラスチックフィルムを連続的に送り、それを的確にヒートシールすることを目的としてなされたものである。
【0004】
【発明の構成】
この発明によれば、第1および第2循環移動体が互いに対応する速度で循環移動し、一定長さのオーバーラップ領域でオーバーラップし、そのオーバーラップ領域において、第1および第2循環移動体が同方向に進行する。さらに、複数のヒートシールバーが第1循環移動体の循環移動方向に一定間隔を置いて配置され、複数のクランプ部材がそれと組み合わされ、第1循環移動体の循環移動方向において、各クランプ部材が各ヒートシールバーの両側に配置される。ヒートシールバーおよびクランプ部材は第1循環移動体に支持され、第1循環移動体と一体的に循環移動する。さらに、複数の受け台が第2循環移動体の循環移動方向に一定間隔を置いて配置される。受け台は第2循環移動体に支持され、第2循環移動体と一体的に循環移動し、第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、受け台はヒートシールバーおよびクランプ部材に対向する。さらに、第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、第1および第2循環移動体が同方向に進行しているとき、プラスチックフィルムが第1および第2循環移動体の進行方向に送られ、そのオーバーラップ領域に導かれる。そして、第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、プラスチックフィルムがクランプ部材と受け台間に挟み付けられ、ヒートシールバーの両側でプラスチックフィルムがクランプされ、それと同時に、またはその後、プラスチックフィルムがヒートシールバーと受け台間に挟み付けられ、第1および第2循環移動体の循環移動にともない、プラスチックフィルムがクランプされた状態で送られ、ヒートシールバーによってプラスチックフィルムがヒートシールされる。
【0005】
好ましい実施例では、第1循環移動体は円筒状回転体の外周部分からなり、ヒートシールバーおよびクランプ部材は回転体の外周部分に支持される。第2循環移動体はエンドレスチェーンまたはエンドレスベルトからなり、受け台はエンドレスチェーンまたはエンドレスベルトに支持される。そして、回転体の外周部分の一定角度範囲において、エンドレスチェーンまたはエンドレスベルトが回転体の外周部分にオーバーラップし、そのオーバーラップ領域において、回転体の外周部分とエンドレスチェーンまたはエンドレスベルトが同方向に進行する。
【0006】
さらに、第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、プラスチックフィルムのヒートシール後、ヒートシールバーがプラスチックフィルムから後退し、クランプ部材はプラスチックフィルムから後退せず、プラスチックフィルムはクランプされた状態で冷却される。
【0007】
さらに、制御装置によってプラスチックフィルム送り機構が制御され、プラスチックフィルムが第1および第2循環移動体の循環移動速度に対応する速度で送られる。
【0008】
制御装置によってプラスチックフィルム送り機構を制御し、その送り速度を変化させてもよい。そして、クランプ部材によってプラスチックフィルムがクランプされるとき、プラスチックフィルムを第1および第2循環移動体の循環移動速度に対応する速度で送り、その後、次のクランプ部材によってプラスチックフィルムがクランプされる前、プラスチックフィルムを第1および第2循環移動体の循環移動速度よりも高い速度で送り、各クランプ位置間でプラスチックフィルムを貯留することもできる。
【0009】
【実施例の説明】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0010】
図1はこの発明にかかる製袋機を示す。この製袋機はプラスチックフィルム1をヒートシールし、プラスチック袋を製造するためのもので、第1および第2循環移動体を有する。そして、第1および第2循環移動体が互いに対応する速度で循環移動し、一定長さのオーバーラップ領域でオーバーラップし、そのオーバーラップ領域において、第1および第2循環移動体が同方向に進行する。
【0011】
第1循環移動体は円筒状回転体2の外周部分からなる。図3に示すように、回転体2は一対の側板3を有し、側板3は同一径のディスク状のもので、一定間隔を置いて配置され、互いに同心であり、支軸4のまわりを回転可能である。一方、第2循環移動体はエンドレスチェーン5からなる。そして、各側板3の外周縁に歯6が形成され、一対のエンドレスチェーン5が一定間隔を置いて配置され、複数のスププロケット7にかみ合わされており、各エンドレスチェーン5が各側板3に導かれ、回転体2の外周部分の一定角度範囲αにおいて、各エンドレスチェーン5が回転体2の外周部分にオーバーラップし、側板3の歯6にかみ合わされている。さらに、駆動モータが特定のスプロケット7に連結されており、駆動モータによってスプロケット7が駆動され、回転し、エンドレスチェーン5が循環移動し、エンドレスチェーン5によって回転体2が駆動され、回転する。その回転方向は図1の反時計方向である。
【0012】
したがって、回転体2の回転にともない、その外周部分が図1の反時計方向に循環移動するものである。その循環移動速度はエンドレスチェーン5の循環移動速度に対応する。したがって、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5が互いに対応する速度で循環移動し、そのオーバーラップ領域において、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5が同方向に進行するものである。
【0013】
さらに、複数のヒートシールバー8が回転体2の周方向に一定間隔を置いて配置され、複数のクランプ部材9がそれと組み合わされており、回転体2の周方向において、各クランプ部材9が各ヒートシールバー8の両側に配置されている。さらに、ヒートシールバー8およびクランプ部材9は回転体2の外周部分に支持されており、回転体2の外周部分と一体的に循環移動する。したがって、各ヒートシールバー8が第1循環移動体の移動方向に一定間隔を置いて配置され、第1循環移動体の移動方向において、各クランプ部材9が各ヒートシールバー8の両側に配置されているものであり、ヒートシールバー8およびクランプ部材9は第1循環移動体に支持されており、第1循環移動体と一体的に循環移動する。
【0014】
この実施例では、図2に示すように、ヒートシールバー8およびクランプ部材9を支持するためのものとして複数の支持板10が使用されており、ヒートシールバー8、クランプ部材9および支持板10が各側板3間に配置されている。ヒートシールバー8は側板3に垂直にのび、駆動機構に連結され、支持されており、駆動機構はシリンダ11からなり、支持板10に取り付けられている。クランプ部材9も側板3に垂直にのび、駆動機構に連結され、支持され、駆動機構はシリンダ12からなり、支持板10に取り付けられており、支持板10は側板3に固定されている。したがって、ヒートシールバー8およびクランプ部材9が互いに独立し、駆動機構に連結され、支持され、その駆動機構も互いに独立し、回転体2に取り付けられ、支持されているものである。さらに、この実施例では、テフロン(登録商標)シートなどの低粘着性シート13によってヒートシールバー8およびクランプ部材9が被覆されている。低粘着性シート13を供給ロール14から供給し、巻取ロール15に巻き取ることもでき、供給ロール14および巻取ロール15も支持板10に取り付けられている。
【0015】
さらに、複数の受け台16がエンドレスチェーン5の長さ方向に一定間隔を置いて配置されている。その間隔はヒートシールバー8およびクランプ部材9の間隔に対応する。さらに、受け台16はエンドレスチェーン5に支持されており、エンドレスチェーン5と一体的に循環移動し、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、受け台16はヒートシールバー8およびクランプ部材9と対向する。したがって、各受け台16が第2循環移動体の循環移動方向に間隔を置いて配置されているものであり、受け台16は第2循環移動体に支持され、第2循環移動体と一体的に循環移動し、第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、受け台16はヒートシールバー8およびクランプ部材9と対向する。
【0016】
この実施例では、受け台16を支持するためのものとして複数の支持板17が使用され、受け台16および支持板17が各エンドレスチェーン5間に配置され、受け台16は支持板17に取り付けられ、支持板17はエンドレスチェーン5に固定されている。受け台16はヒートシールバー8およびクランプ部材9に平行にのびる。さらに、テフロン(登録商標)シートなどの低粘着性シート18によって受け台16が被覆されている。低粘着性シート18を供給ロール19から供給し、巻取ロール20に巻き取ることもでき、供給ロール19および巻取ロール20も支持板17に取り付けられている。
【0017】
さらに、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、適宜のバックアップ手段によって受け台16、支持板17およびエンドレスチェーン5が案内される。たとえば、複数のガイドローラ21がエンドレスチェーン5に取り付けられており、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、各ガイドローラ21がレール22に係合し、レール22に沿って転動する。したがって、ガイドローラ21およびレール22によってバックアップ手段が構成され、受け台16、支持板17およびエンドレスチェーン5が案内されるものである。
【0018】
さらに、この製袋機では、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5が同方向に進行しているとき、プラスチックフィルム1が回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の進行方向に送られ、そのオーバーラップ領域に導かれる。たとえば、この実施例では、プラスチックフィルム送り機構として一対の送りローラ23が使用され、駆動モータ24が送りローラ23に連結されており、プラスチックフィルム1が複数層に重ね合わされ、各送りローラ23間に導かれ、駆動モータ24によって送りローラ23が駆動され、回転し、プラスチックフィルム1が送られる。プラスチックフィルム1としてチューブ状のものを使用し、送りローラ23によってそれを送るようにしてもよい。偏平化されたチューブ状のプラスチックフィルム1において、その両側縁をガセット状に折り込み、送りローラ23によってそれを送るようにしてもよい。
【0019】
そして、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、シリンダ12によってクランプ部材9が駆動され、これが受け台16に向かって前進する。したがって、クランプ部材9が低粘着性シート13、プラスチックフィルム1、低粘着性シート18および受け台16に押し付けられ、その荷重がエンドレスチェーン5、ガイドローラ21およびレール22に支持され、プラスチックフィルム1がクランプ部材9と受け台16間に挟み付けられ、ヒートシールバー8の両側でプラスチックフィルム21がクランプされる。
【0020】
それと同時に、またはその後、シリンダ11によってヒートシールバー8が駆動され、これが受け台16に向かって前進する。したがって、ヒートシールバー8が低粘着性シート13、プラスチックフィルム1、低粘着性シート18および受け台16に押し付けられ、その荷重がエンドレスチェーン5、ガイドローラ21およびレール22に支持され、プラスチックフィルム1がヒートシールバー8と受け台16間に挟み付けられる。したがって、その後、回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の循環移動にともない、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られ、ヒートシールバー8によってプラスチックフィルム1がヒートシールされる。
【0021】
さらに、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、その複数の角度位置にヒートシールバー8、クランプ部材9および受け台16があり、それぞれプラスチックフィルム1がクランプされ、ヒートシールされる。そして、プラスチックフィルム1のヒートシール後、シリンダ11によってヒートシールバー8が駆動され、これがプラスチックフィルム1および受け台16から離れ、後退する。さらに、シリンダ12によってクランプ部材9が駆動され、これがプラスチックフィルム1および受け台16から離れ、後退し、プラスチックフィルム1は回転体2の外周部分から排出され、ガイドローラ25に導かれる。その後、プラスチックフィルム1のヒートシール位置またはその付近において、カッタによってプラスチックフィルム1がカットされる。これによってプラスチック袋が製造されるものである。
【0022】
したがって、この製袋機の場合、プラスチックフィルム1を連続的に送り、その状態でヒートシールすることができる。しかも、プラスチックフィルム1がヒートシールされる間、ヒートシールバー8の両側において、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られる。さらに、シリンダ11,12をヒートシールバー8およびクランプバー9に作用させ、ヒートシールバー8およびクランプバー9を個別に駆動することができ、クランプ圧およびヒートシール圧を個別に選定することができる。したがって、プラスチックフィルム1を確実にクランプすることができ、ヒートシール位置のプラスチックフィルム1に外力は加えられず、張力変動は生じない。この結果、プラスチックフィルム1を的確にヒートシールすることができる。
【0023】
さらに、この実施例では、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、プラスチックフィルム1のヒートシール後、ヒートシールバー8がプラスチックフィルム1から離れ、後退するが、クランプ部材9はそのままの状態に保たれ、プラスチックフィルム1から離れず、後退しない。したがって、その後、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られ、冷却される。この結果、ヒートシール位置のプラスチックフィルム1に外力が加えられず、張力変動が生じず、これを的確に冷却することができる。
【0024】
たとえば、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、その始端部分でクランプ部材9およびヒートシールバー8が前進し、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされる。その後、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られ、ヒートシールバー8によってプラスチックフィルム1がヒートシールされる。そして、オーバーラップ領域の中間部分でヒートシール部材8が後退し、その後、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られ、冷却される。さらに、冷却後、オーバーラップ領域の終端部分でクランプ部材9が後退し、プラスチックフィルム1が回転体2の外周部分から排出される。
【0025】
図4に示すように、ヒートシールバー8およびシリンダ11の他に、冷却バー26を各クランプ部材9間に配置してもよい。さらに、その駆動機構にシリンダ27を使用し、冷却バー26をシリンダ27に連結し、支持し、シリンダ27を支持板10に取り付ける。そして、ヒートシールバー8の後退後、シリンダ27によって冷却バー26を前進させ、プラスチックフィルム1のヒートシール位置において、冷却バー26を低粘着性シート13、プラスチックフィルム1、低粘着性シート18および受け台16に押し付け、プラスチックフィルム1を冷却バー26と受け台16間に挟み付けると、冷却バー26によってプラスチックフィルム1を冷却することができる。その後、クランプ部材9および冷却バー26をプラスチックフィルム1から後退させればよい。
【0026】
エアノズルを各クランプ部材9間に配置し、支持板10に取り付ける。そして、ヒートシールバー8の後退後、エアノズルからエアを噴出させ、プラスチックフィルム1のヒートシール位置において、エアをプラスチックフィルム1に吹き付け、エアによってプラスチックフィルム1を冷却するようにしてもよい。
【0027】
さらに、図1の実施例では、駆動モータ24によって送りローラ23が回転し、プラスチックフィルム1が送られることは前述したとおりであるが、駆動モータ24は制御装置28に接続されている。さらに、エンコーダが回転体2に連結され、制御装置28に接続されており、エンドレスチェーン5によって回転体2が駆動され、回転し、その外周部分が循環移動しているとき、エンコーダによってその速度が検出される。そして、エンコーダの検出信号にもとづき、制御装置28によって駆動モータ24および送りローラ23が制御され、プラスチックフィルム1が回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の循環移動速度に対応する速度で送られる。したがって、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、ヒートシールバー8、クランプ部材9、プラスチックフィルム1および受け台16が互いに対応する速度で送られ、進行し、その状態でクランプ部材9が駆動され、プラスチックフィルム1がクランプ部材9と受け台16間に挟み付けられ、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされる。したがって、プラスチックフィルム1を的確にクランプすることができる。さらに、その状態でヒートシールバー8が駆動され、プラスチックフィルム1がヒートシールされる。
【0028】
さらに、回転体2が回転し、その外周部分が循環移動しているとき、回転体2の回転位相についても、エンコーダによってそれが検出される。さらに、シリンダ11,12,27によってヒートシールバー8、クランプ部材9および冷却バー26が前進および後退することは前述したとおりであるが、そのシリンダ11,12,27も制御装置28に接続されている。そして、エンコーダの検出信号にもとづき、制御装置28によってシリンダ11,12,27が制御され、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、その始端部分でクランプ部材9およびヒートシールバー8が前進し、プラスチックフィルム1がクランプされ、ヒートシールされるものである。その後、オーバーラップ領域の中間部分でヒートシールバー8が後退し、冷却バー26が前進し、プラスチックフィルム1が冷却される。さらに、オーバーラップ領域の終端部分でクランプ部材9および冷却バー26が後退し、プラスチックフィルム1が回転体2の外周部分から排出される。
【0029】
回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、プラスチックフィルム1のクランプ後、任意の角度位置でヒートシールバー8を前進および後退させることもできる。その後、任意の角度位置で冷却バー26を前進および後退させることもできる。エアノズルのエアによってプラスチックフィルム1を冷却することもできるのは前述したとおりであるが、エアノズルを制御装置28に接続し、エンコーダの検出信号にもとづき、制御装置28によってエアノズルを制御し、オーバーラップ領域の任意の角度位置でエアを噴出させることもできる。
【0030】
さらに、エンコーダの検出信号にもとづき、図5に示すように、制御装置28によって駆動モータ24および送りローラ23を制御し、その送り速度V1,V2を変化させてもよい。そして、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされるとき、プラスチックフィルム1を回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の循環移動速度に対応する速度V1で送り、その後、次のクランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされる前、プラスチックフィルム1を回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の循環移動速度よりも高い速度V2で送る。その後、プラスチックフィルム1が再度クランプされるとき、プラスチックフィルム1を回転体2の外周部分およびエンドレスチェーン5の循環移動速度に対応する速度V1で送り、プラスチックフィルム1のクランプ毎に、これを順次交互に繰り返し、各クランプ位置間でプラスチックフィルム1を貯留することもできる。その貯留量については、プラスチックフィルム1の送り速度V1,V2および送り時間Tによってそれが決定され、貯留量は送り速度V1,V2の差の積分値に対応する。
【0031】
そして、プラスチックフィルム1をクランプされた状態で送り、ヒートシールバー8によってそれをヒートシールし、その後、ヒートシール位置またはその付近でプラスチックフィルム1をカットし、これによってプラスチック袋を製造することができる。この場合、プラスチック袋はヒートシール位置の間隔に対応する幅または高さをもつが、その幅または高さはヒートシールバー8の間隔よりも大きく、プラスチックフィルム1の貯留量だけ増大する。したがって、プラスチックフィルム1の送り速度V2を適宜選定し、ヒートシールバー8の間隔に関係なく、プラスチック袋の幅または高さを任意に調節することができる。
【0032】
反復印刷された印刷柄のあるプラスチックフィルム1の場合、たとえば、マークセンサ29を制御装置28に接続し、プラスチックフィルム1が印刷ピッチの長さだけ送られる毎に、マークセンサ29によって印刷柄が検出され、その検出信号が制御装置28に送られるようにすることもできる。マークセンサ29によってレジマークが検出され、その検出信号が制御装置28に送られるようにしてもよい。そして、マークセンサ29の検出信号にもとづき、制御装置28によって駆動モータ24および送りローラ23を制御し、プラスチックフィルム1が印刷ピッチの長さだけ送られる毎に、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされ、ヒートシールバー8によってそれがヒートシールされるようにすることもできる。
【0033】
制御装置28によって回転体3を制御し、その回転速度を変化させ、これによってプラスチックフィルム1を貯留することも可能である。
【0034】
さらに、図1の実施例では、複数の仕切り板30が回転体2の側板3間に設けられている。その位置は取り付け板10の角度位置であり、仕切り板30は支軸4の半径方向にのび、取り付け板10に達し、側板3および取り付け板10に固定されている。したがって、プラスチックフィルム1のクランプ位置間において、側板3および仕切り板30によってチャンバ31が形成される。さらに、サクションドラム32が支軸4に形成され、側板3はサクションドラム32に支持されており、そのまわりを回転する。さらに、エアブロワなどの真空源が支軸4およびサクションドラム32に接続され、各エンドレスチェーン5が回転体2の外周部分にオーバーラップする角度範囲αにおいて、多数のサクション孔がサクションドラム32の外周面に形成されている。
【0035】
したがって、真空源がサクションドラム32に作用し、回転体2の外周部分とエンドレスチェーン5のオーバーラップ領域において、サクションドラム32のサクション孔によってチャンバ31が真空排気される。したがって、各クランプ位置間でプラスチックフィルム1が貯留されるとき、それがチャンバ31内に吸引され、その状態に保持され、プラスチックフィルム1はたるまない。そして、プラスチックフィルム1がその状態で送られる。
【0036】
回転体2の外周部分の外側において、エアをエアノズルから噴出させ、プラスチックフィルム1に吹き付け、プラスチックフィルム1を回転体2の側板3間に吹き込み、その状態で送るようにしてもよい。
【0037】
ヒートシールしない位置でプラスチックフィルム1をクランプするようにしてもよい。たとえば、各クランプ部材9のうち、特定のクランプ部材9の位置でプラスチックフィルム1をクランプし、ヒートシールし、次のクランプ部材9の位置でプラスチックフィルム1をクランプし、ヒートシールしない。さらに、次のクランプ部材9の位置でプラスチックフィルム1をクランプし、ヒートシールし、次のクランプ部材9の位置でプラスチックフィルム1をクランプし、ヒートシールせず、これを順次交互に繰り返す。その後、ヒートシール位置またはその付近でプラスチックフィルム1をカットすると、プラスチック袋の幅または高さを2倍に増大させることもできる。クランプし、ヒートシールしない位置を適宜増加し、プラスチックフィルム1の幅または高さを3倍に増大させることもでき、4倍に増大させることもできる。
【0038】
受け台16および支持板17をエンドレスチェーン5に固定するにあたって、その固定位置を適宜選定し、エンドレスチェーン5が回転体2の歯6にかみ合わされる半径方向位置において、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1がクランプされ、ヒートシールバー8によってそれがヒートシールされるようにすることもできる。この場合、クランプ部材9によってプラスチックフィルム1が送られるとき、その送り速度はエンドレスチェーン5の循環移動速度に完全に一致する。
【0039】
さらに、この実施例では、第1循環移動体は回転体2の外周部分からなり、第2循環移動体はエンドレスチェーン5からなるものを説明したが、必ずしもその必要はない。第2循環移動体にエンドレスベルトを使用してもよい。第1および第2循環移動体として他の形式のものを使用することも考えられる。
【0040】
シリンダ11,12,27ではなく、機械的駆動機構によってヒートシールバー8、クランプ部材9および冷却バー26を駆動するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、プラスチックフィルム1を連続的に送り、ヒートシールバー8によってプラスチックフィルム1をヒートシールすることができる。しかも、プラスチックフィルム1がヒートシールされる間、ヒートシールバー8の両側において、プラスチックフィルム1がクランプされた状態で送られ、ヒートシール位置のプラスチックフィルム1に外力は加えられず、張力変動は生じない。したがって、プラスチックフィルム1を的確にヒートシールすることができ、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の製袋機の一部拡大断面図である。
【図3】図1の製袋機の縦断面図である。
【図4】他の実施例を示す一部拡大断面図である。
【図5】図1の製袋機の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム
2 回転体
5 エンドレスチェーン
8 ヒートシールバー
9 クランプ部材
16 受け台
23 送りローラ

Claims (5)

  1. 互いに対応する速度で循環移動し、一定長さのオーバーラップ領域でオーバーラップし、そのオーバーラップ領域において、同方向に進行する第1および第2循環移動体と、
    前記第1循環移動体の循環移動方向に一定間隔を置いて配置され、前記第1循環移動体に支持され、前記第1循環移動体と一体的に循環移動する複数のヒートシールバーと、
    前記第1循環移動体の循環移動方向において、前記各ヒートシールバーの両側に配置され、前記第1循環移動体に支持され、前記第1循環移動体と一体的に循環移動する複数のクランプ部材と、
    前記第2循環移動体の循環移動方向に一定間隔を置いて配置され、前記第2循環移動体に支持され、前記第2循環移動体と一体的に循環移動し、前記第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、前記ヒートシールバーおよびクランプ部材に対向する複数の受け台と、
    前記第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、前記第1および第2循環移動体が同方向に進行しているとき、プラスチックフィルムを前記第1および第2循環移動体の進行方向に送り、そのオーバーラップ領域に導くプラスチックフィルム送り機構とからなり、
    前記第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、前記プラスチックフィルムを前記クランプ部材と前記受け台間に挟み付け、前記ヒートシールバーの両側で前記プラスチックフィルムをクランプし、それと同時に、またはその後、前記プラスチックフィルムを前記ヒートシールバーと前記受け台間に挟み付け、前記第1および第2循環移動体の循環移動にともない、前記プラスチックフィルムをクランプした状態で送り、前記ヒートシールバーによって前記プラスチックフィルムをヒートシールするようにしたことを特徴とする製袋機。
  2. 前記第1循環移動体は円筒状回転体の外周部分からなり、前記ヒートシールバーおよびクランプ部材は前記回転体の外周部分に支持され、前記第2循環移動体はエンドレスチェーンまたはエンドレスベルトからなり、前記受け台は前記エンドレスチェーンまたはエンドレスベルトに支持されており、前記回転体の外周部分の一定角度範囲において、前記エンドレスチェーンまたはエンドレスベルトが前記回転体の外周部分にオーバーラップしており、そのオーバーラップ領域において、前記回転体の外周部分と前記エンドレスチェーンまたはエンドレスベルトが同方向に進行するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の製袋機。
  3. 前記第1および第2循環移動体のオーバーラップ領域において、前記プラスチックフィルムのヒートシール後、前記ヒートシールバーを前記プラスチックフィルムから後退させ、前記クランプ部材は前記プラスチックフィルムから後退させず、前記プラスチックフィルムをクランプした状態で冷却するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の製袋機。
  4. 制御装置によって前記プラスチックフィルム送り機構を制御し、前記プラスチックフィルムが前記第1および第2循環移動体の循環移動速度に対応する速度で送られるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の製袋機。
  5. 制御装置によって前記プラスチックフィルム送り機構を制御し、その送り速度を変化させ、前記クランプ部材によって前記プラスチックフィルムがクランプされるとき、前記プラスチックフィルムを前記第1および第2循環移動体の循環移動速度に対応する速度で送り、その後、次のクランプ部材によって前記プラスチックフィルムがクランプされる前、前記プラスチックフィルムを前記第1および第2循環移動体の循環移動速度よりも高い速度で送り、各クランプ位置間で前記プラスチックフィルムを貯留するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の製袋機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104385678A (zh) * 2014-11-14 2015-03-04 温州振平机械有限公司 一种充气式缓冲包装袋的全自动生产机

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