JP2003251014A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003251014A
JP2003251014A JP2002093783A JP2002093783A JP2003251014A JP 2003251014 A JP2003251014 A JP 2003251014A JP 2002093783 A JP2002093783 A JP 2002093783A JP 2002093783 A JP2002093783 A JP 2002093783A JP 2003251014 A JP2003251014 A JP 2003251014A
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special symbol
display
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polyhedron
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JP2002093783A
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Hiroshi Horikawa
寛史 湟川
Suuro Ishikawa
崇朗 石川
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示部の演出効果を高め、趣向性の向上
を図ることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 多面体表示画面28は、略長方形の面で
ある、第1面28a、第2面28b、第3面28cの3
面を備えた多面体から構成され、第1面28a、第2面
28b、第3面28cの3面の後ろ側には、基部28d
が設けられ、基部28dの端部には、方向転換モータ9
0の駆動軸90aが接続されている。従って、多面体表
示画面28は、方向転換モータ90の駆動力により、遊
技盤2に垂直且つ地面に対して水平面な平面で、回動可
能となっている。また、前記3面には、エレクトロルミ
ネッセンスディスプレイEL1〜EL3が各々設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、パチ
コン機等の遊技機に関するものであり、図柄表示装置に
位置変更可能な多面体を設け、当該多面体の複数の面に
図柄表示部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ機では、
遊技球が打ち込まれる遊技領域に平面状の液晶表示装置
(LCD)を備えた特別図柄表示装置を設け、その液晶
表示装置に背景を表示し、その背景上に数字や文字等の
図柄をスクロールして変動表示させていた。また、所定
のタイミングでその液晶表示装置にキャラクター等を出
現させることも行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の遊技機では、特別図柄表示装置を構成する液晶表示
装置が平面状なので、当該液晶表示装置に表示される図
柄は、2次元に限られて、遊技者が驚くような演出を行
えず、遊技者が遊技機の液晶表示装置に表示される背
景、図柄の変動及びキャラクター等に飽きてしまい易い
という問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、図柄表示装置に位置変更可能な多面体
を設け、当該多面体の複数の面に図柄表示部を備え、図
柄表示部の演出効果を高め、趣向性の向上を図ることが
できる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機では、遊技盤の遊技領
域の略中央に、図柄を変動表示可能な図柄表示装置を備
えた遊技機であって、当該図柄表示装置は、多面体の複
数の面に図柄表示部を備えた図柄表示装置であり、更
に、当該多面体の位置を変更する位置変更手段と、当該
位置変更手段を制御する位置変更制御手段と、前記図柄
表示部に変動表示される図柄を制御する図柄表示制御手
段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【0006】この構成の遊技機では、遊技盤の遊技領域
の略中央に備えられた図柄表示装置は、多面体の複数の
面に図柄表示部を備えた図柄表示装置であり、位置変更
制御手段が位置変更手段を制御して多面体の位置を変更
し、図柄表示制御手段が図柄表示部に変動表示される図
柄を制御する。
【0007】また、請求項2に係る発明の遊技機は、請
求項1に記載の発明の構成に加え、前記図柄表示部がエ
レクトロルミネッセンスディスプレイから構成されてい
ることを特徴とする。
【0008】この構成の遊技機では、請求項1に記載の
発明の作用に加え、エレクトロルミネッセンスディスプ
レイから構成された図柄表示部に、図柄が変動表示され
る。
【0009】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項2に記載の発明の構成に加えて、前記エレクトロル
ミネッセンスディスプレイは、有機エレクトロルミネッ
センスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンス
ディスプレイから構成されていることを特徴とする。
【0010】この構成の遊技機では、請求項2に記載の
発明の作用に加えて、有機エレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプ
レイから構成された図柄表示部に、図柄が変動表示され
る。
【0011】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加えて、前
記位置変更手段は、前記多面体の回転、移動、角度変化
を行うことを特徴とする。
【0012】この構成の遊技機では、請求項1乃至3の
何れかに記載の発明の作用に加えて、位置変更手段は、
多面体の回転、移動、角度変化を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチ
ンコ機1についての機械的構成の概略について図1又は
2を参照して説明する。図1はパチンコ機1の斜視図で
あり、図2は特別図柄表示装置8の正面図である。図1
に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分に
は、遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール
3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パ
チンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に
遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿5が設けら
れ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けら
れ、下皿6の右横には発射ハンドル7が設けられてい
る。
【0014】図1に示す遊技盤2の遊技領域4の略中央
には、特別図柄表示装置8が設けられ、特別図柄表示装
置8にはエレクトロルミネッセンスディスプレイから構
成された多面体表示画面28が設けられ、その上部に
は、7セグメントのLEDから構成され、数字又は記号
等からなる普通図柄を表示する普通図柄表示装置24
と、特別図柄記憶数表示LED60と、普通図柄記憶数
表示LED59とが設けられている。この特別図柄記憶
数表示LED60は、4個のLEDからなり、後述する
始動入賞口15,17に入賞したいわゆる保留球の数を
LEDの点灯で表示することができるようになってい
る。また、普通図柄記憶数表示LED59は、4個のL
EDからなり、後述する普通図柄始動ゲート11,12
を通過したいわゆる保留球の数をLEDの点灯で表示す
ることができるようになっている。
【0015】また、特別図柄表示装置8の右斜め上方に
は風車9が設けられ、左斜め上方にも風車10が設けら
れている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通
図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動
ゲート12が設けられている。
【0016】また、特別図柄表示装置8の下側には、始
動入賞口15が設けられており、その始動入賞口15の
下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、大
入賞口16の下方には、普通図柄の当たりに連動して解
放される始動入賞口17が設けられている。また、始動
入賞口17の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかっ
た遊技球(以下、「アウト球」という。)を回収するた
めのアウト口18が設けられている。
【0017】また、普通図柄始動ゲート11の下方に
は、普通入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート1
2の下方には、普通入賞口20が設けられている。さら
に、特別図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から
遊技盤2の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にス
テージ21が設けられ、特別図柄表示装置8の上部には
ワープ口22,23a,23bが設けられている。これ
らのワープ口22,23a,23bを通過した遊技球は
特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってス
テージ21上に現出するようになっており、ステージ2
1に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられ
ている始動入賞口15に向かって落下するようになって
いる。尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ラン
プ、その他のLED、風車および多数の障害釘等が設け
られている。
【0018】次に、図2及び図3を参照して、特別図柄
表示装置8の構造及びここに表示される画面について説
明する。図2は特別図柄表示装置8の正面図であり、図
3は特別図柄表示装置8に設けられている多面体表示画
面28の斜視図である。本実施の形態では、特別図柄表
示装置8の多面体表示画面28の各面28a〜28cに
表示される図柄の変動表示の一例として、図柄が上から
下又は下から上にスクロールされて表示される図柄の変
動表示を例に説明する。
【0019】図2及び図3に示すように、多面体表示画
面28は、略長方形の面である、第1面28a、第2面
28b、第3面28cの3面を備えた多面体から構成さ
れ、第1面28a、第2面28b、第3面28cの3面
の後ろ側には、基部28dが設けられ、基部28dの端
部には、方向転換モータ90の駆動軸90aが接続され
ている。従って、多面体表示画面28は、方向転換モー
タ90の駆動力により、遊技盤2に垂直且つ地面に対し
て水平面な平面で、回動可能となっている。
【0020】この多面体表示画面28の第1面28aに
は、エレクトロルミネッセンスディスプレイEL1が設
けられ、第2面28bには、エレクトロルミネッセンス
ディスプレイEL2が設けられ、第3面28cには、エ
レクトロルミネッセンスディスプレイEL3が設けられ
ている。この エレクトロルミネッセンスディスプレイ
は、周知のように、電圧をかけると発光する物質を利用
したディスプレイであり、硫化亜鉛などの無機物を使う
無機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(無機EL
ディスプレイ)と、ジアミン類などの有機物を使う有機
エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディ
スプレイ)の2種類がある。これらは低電力で高い輝度
が得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力
の点で優れており、液晶ディスプレイのように薄型にす
ることができるものである。また、半円柱側面や円柱側
面に沿って曲げることも可能である。
【0021】尚、図3に示すように、多面体表示画面2
8のエレクトロルミネッセンスディスプレイEL1〜E
L3には、各々、左から特別図柄表示部L1、特別図柄
表示部L3及び特別図柄表示部L2の順で3つの特別図
柄表示部が横一列に配置されている。この特別図柄表示
部L1〜L3には、後述する図柄が上から下方向にスク
ロールするように変動表示され、また、エレクトロルミ
ネッセンスディスプレイEL1〜EL3上には、背景図
柄やキャラクターやメッセージ等も表示されるようにな
っている。
【0022】各エレクトロルミネッセンスディスプレイ
EL1〜EL3の特別図柄表示部L1〜L3に表示され
る図柄は、通常時は、それぞれ縦スクロール(上から下
へのスクロール)がなされて、特別図柄表示部L1、特
別図柄表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即ち、左
図柄、右図柄、中図柄の順で停止するようになってい
る。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止
表示させる順序などは任意に変更できる。また、多面体
表示画面28は、上記の特別図柄表示部L1〜L3に特
別図柄が常に表示されているわけではなく、これらの表
示に代えて動画やメッセージ等も表示できるようになっ
ている。尚、特別図柄表示装置8は、裏面に後述する図
5に示す図柄表示基板44を備えている。
【0023】また、上記の各エレクトロルミネッセンス
ディスプレイEL1〜EL3の特別図柄表示部L1〜L
3に各々表示される図柄としては、本実施の形態の例で
は数字の図柄パターンの一例としては「0」、「1」、
「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、
「8」、「9」の10種類があり、始動入賞口15又は
始動入賞口17に遊技球が入賞して大当たりの判定が行
われると、これら10種類の図柄が原則としてこの順序
で順次表示される。大当たりである場合には、横1列に
表示された3つの特別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃
った状態(例えば、「7」、「7」、「7」のように3
つ揃った場合)で大当たり図柄が構成された何れかのエ
レクトロルミネッセンスディスプレイEL1〜EL3
が、特別図柄表示装置8の中央になるように方向転換モ
ータ90により回動されて、遊技者に大当たりが報知さ
れる。そして、大入賞口16が開放される特別遊技状態
が生起され、大入賞口16内に設けられているVゾーン
(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16の開放
が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16回等)
まで繰り返されるようになっている。また、他の図柄パ
ターンとして、漢数字、将棋に書かれた数字、麻雀牌に
書かれた数字等を用いても良い。
【0024】また、前記10図柄の内、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以
下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れか
の図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動
突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当た
りを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確
率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、3
15分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利
状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限
られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、
「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図
柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は
通常状態となる。
【0025】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図4を参照して説明する。図4はパチン
コ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチ
ンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾
基板46、中継基板47から構成され、主基板41に
は、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニッ
ト50が設けられている。このCPUユニット50に
は、各種の演算処理を行うCPU51、フラグや乱数値
やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラム及
び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への表示
内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したROM5
3とが設けられており、これらは一つのLSIとして一
体にモールディングされている。
【0026】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57が接続され、割込リセット回路57は、
0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込
信号をCPU51に与えるようになっており、CPU5
1は、ROM53に記憶された制御プログラムに従っ
て、パチンコ機1の制御を行う。尚、CPU51の一例
としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビ
ット等のCPUが使用されている。
【0027】また、主基板41には、音基板43、図柄
表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継
基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインター
フェース54が設けられている。このI/Oインターフ
ェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の情報を出力する出力ポート55と、大当
たり判定用に用いられる乱数等を発生するハード乱数回
路80とが接続されている。ハード乱数回路80は、フ
リップフロップ回路により構成され、数ナノ秒ごとに更
新される乱数を発生するようになっている。ハード乱数
回路80による乱数発生の詳細は、周知であり、例えば
特許第2750808号公報に記載されているので、こ
こでは、説明は省略する。
【0028】ここで、図5を参照して、図柄表示基板4
4の電気的構成について説明する。図5は、図柄表示基
板44の電気的構成を示すブロック図である。図5に示
すように、図柄表示基板44には、主基板41(図4参
照)からのコマンドを受信する入力インターフェース4
4bが設けられており、入力インターフェース44bに
は、図柄表示基板44の制御を司るCPU44aが接続
され、CPU44aには、受信したコマンドデータ等を
記憶するRAM44cと、特別図柄表示装置8の多面体
表示画面28に、変動表示される図柄の図柄パターン、
表示される背景図柄及びキャラクターのデータ等を記憶
したROM44dと、特別図柄表示装置8の多面体表示
画面28の各エレクトロルミネッセンスディスプレイE
L1乃至EL3を駆動するEL駆動回路44eと、方向
転換モータ90を駆動する方向転換モータ駆動回路44
fとが接続されている。図柄表示基板44では、主基板
41から受信した図柄変動に関するベース変動コマン
ド、変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、図柄切
り替えコマンド等に基づいて、CPU44aがEL駆動
回路44eを制御して、各エレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイEL1〜EL3に表示される図柄の変動を制
御する。また、方向転換モータ駆動回路44fは、例え
ば、リーチ等の遊技状態に応じて、方向転換モータ90
を駆動して、多面体表示画面28を回動させ、大当たり
の場合には、例えば、「7,7,7」を表示しているエ
レクトロルミネッセンスディスプレイを遊技者の正面に
向けるようにする。
【0029】また、音基板43、払出制御基板45、及
び電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示
外)、ROM(図示外)、入力インターフェース(図示
外)等が各々搭載されている。尚、図4に示す主基板4
1はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基
板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ機1の効
果音の発生を制御し、払出制御基板45は賞品球払出装
置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ1の各電
飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各センサーの
配線の中継を行っている。
【0030】尚、電飾基板46には、図4に示すよう
に、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示L
ED59、4個のLEDから構成された特別図柄記憶数
表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ6
3が接続され、また、図柄表示基板44にはエレクトロ
ルミネッセンスディスプレイLE1〜LE3及び方向転
換モータ90が接続され、また、音基板43には、スピ
ーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、
賞品球払出装置49が接続されている。さらに、中継基
板47には、普通図柄表示装置24、大入賞口開放ソレ
ノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド7
1、始動入賞口15及び始動入賞口17に入賞した遊技
球を検出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート
11,12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動ス
イッチ73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技
球を検出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した
遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通
入賞口19,20に入賞して図示外の案内通路により入
賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッ
チ76、アウト口18に入ったアウト球数をカウントす
るアウト球カウントスイッチ77が接続されている。
【0031】また、電源基板42は、図4に示すよう
に、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出
制御基板45、電飾基板46に各々接続されて、直流の
安定化された電力が供給されるようになっている。尚、
電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源
基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジか
らなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギ
ュレータICからなる安定化回路等が設けられており、
安定化された直流の12V及び5V等を供給できるよう
になっている。尚、図4では、特に図示しないが、主基
板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板4
4、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47
は、全て、アースラインで接続されている。
【0032】以上説明したように、上記の実施の形態で
は、特別図柄表示装置8の多面体表示画面28は、略長
方形の面である、第1面28a、第2面28b、第3面
28cの3面を備えた多面体から構成され、この多面体
表示画面28の第1面28a〜第3面28cには、エレ
クトロルミネッセンスディスプレイEL1〜EL3が、
各々設けられている。また、この多面体表示画面28
は、方向転換モータ90の駆動力により、遊技盤2に垂
直且つ地面に対して水平面な平面で、回動可能となって
いるので、図3に示すように、エレクトロルミネッセン
スディスプレイEL1及びEL2の特別図柄表示部L1
〜L3をリーチ状態とし、エレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイEL3の特別図柄表示部L1〜L3に大当た
り図柄を表示して、特別図柄表示装置8内で、エレクト
ロルミネッセンスディスプレイEL1〜EL3の何れが
遊技者の正面に正対するように多面体表示画面28を回
動して、演出効果を高めることができる。
【0033】なお、エレクトロルミネッセンスディスプ
レイEL1〜EL3は、有機エレクトロルミネッセンス
ディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディス
プレイを用いているので、簡単な制御回路で、有機エレ
クトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロ
ルミネッセンスディスプレイの視野角の広さを利用し
て、表示部の演出効果を高め、趣向性の向上を図ること
ができる。尚、多面体は、角柱、又は角柱の一部から構
成されていればよい。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を図6及
び図7を参照して説明する。図6は、第2の実施の形態
のパチンコ機1の特別図柄表示装置8に設けられる多面
体表示画面128の斜視図であり、図7は、多面体表示
画面128の位置変更機構を示す透視図である。
【0035】図6に示すように、第2の実施の形態で
は、特別図柄表示装置8に設けられる多面体表示画面1
28は、隣接した3つの正方形の面である、第1面12
8a、第2面128b、第3面128cの3面から構成
され、立方体の6面の内の3面を構成している。図7に
示すように、第1面128a、第2面128b、第3面
128cの3面の裏側には、正三角形の板から構成さ
れ、頂点C1,C2,C3を有する三角フレーム129
が固定されている。この三角フレーム129は、頂点C
1と頂点C2とを結ぶ辺が、第1面128aの裏面の対
角線の位置に当接し、頂点C2と頂点C3とを結ぶ辺
が、第2面128bの裏面の対角線の位置に当接し、頂
点C1と頂点C3とを結ぶ辺が、第3面128cの裏面
の対角線の位置に当接するように多面体表示画面128
に固定されている。また、三角フレーム129の中央に
は、方向転換モータ190の駆動軸190aが固定され
ている。方向転換モータ190は図示外のフレームに固
定されて、パチンコ機1に固定されている。
【0036】尚、駆動軸190aは、方向転換モータ1
90により、矢印A方向に回動可能となっている。従っ
て、多面体表示画面128は、方向転換モータ190の
駆動力により、矢印A方向に回動可能となっている。
尚、方向転換モータ190は、第1の実施の形態と同様
に図柄表示基板44の方向転換モータ駆動回路44fに
より制御される。従って、多面体表示画面128は、方
向転換モータ190の駆動により、第1面128a、第
2面128b及び第3面128cの何れかの面を遊技者
に向けて正対することができる。従って、多面体表示画
面128は、方向転換モータ190の駆動により、回
転、移動、角度変化を行うことが可能である。
【0037】この多面体表示画面128の第1面128
aには、エレクトロルミネッセンスディスプレイEL1
1が設けられ、第2面128bには、エレクトロルミネ
ッセンスディスプレイEL12が設けられ、第3面12
8cには、エレクトロルミネッセンスディスプレイEL
13が設けられている。このエレクトロルミネッセンス
ディスプレイは、第1の実施の形態と同様に、硫化亜鉛
などの無機物を使う無機エレクトロルミネッセンスディ
スプレイ(無機ELディスプレイ)又は、ジアミン類な
どの有機物を使う有機エレクトロルミネッセンスディス
プレイ(有機ELディスプレイ)から構成されている。
【0038】尚、図6及び図7に示すように、多面体表
示画面128のエレクトロルミネッセンスディスプレイ
EL11〜EL13には、各々、左から特別図柄表示部
L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄表示部L2の順
で3つの特別図柄表示部が横一列に配置されている。こ
の特別図柄表示部L1〜L3には、数字や図柄が上から
下方向にスクロールするように変動表示され、また、エ
レクトロルミネッセンスディスプレイEL11〜EL1
3上には、背景図柄やキャラクターやメッセージ等も表
示されるようになっている。
【0039】各エレクトロルミネッセンスディスプレイ
EL11〜EL13の特別図柄表示部L1〜L3に表示
される図柄は、通常時は、それぞれ縦スクロール(上か
ら下へのスクロール)がなされて、特別図柄表示部L
1、特別図柄表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即
ち、左図柄、右図柄、中図柄の順で停止するようになっ
ている。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び
停止表示させる順序などは任意に変更できる。また、多
面体表示画面128は、上記の特別図柄表示部L1〜L
3に特別図柄が常に表示されているわけではなく、これ
らの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるよう
になっている。
【0040】また、上記の各エレクトロルミネッセンス
ディスプレイEL11〜EL13の特別図柄表示部L1
〜L3に各々表示される図柄としては、本実施の形態の
例では数字の図柄パターンの一例としては「0」、
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」、「9」の10種類があり、始動入賞口
15又は始動入賞口17に遊技球が入賞して大当たりの
判定が行われると、これら10種類の図柄が原則として
この順序で順次表示される。
【0041】大当たりである場合には、横1列に表示さ
れた3つの特別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状
態(例えば、「7」、「7」、「7」のように3つ揃っ
た場合)で大当たり図柄が表示された何れかのエレクト
ロルミネッセンスディスプレイEL11〜EL13が、
特別図柄表示装置8の中央で、遊技者に正対するように
方向転換モータ190により回動されて、遊技者に大当
たりが報知される。そして、大入賞口16が開放される
特別遊技状態が生起され、大入賞口16内に設けられて
いるVゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞
口16の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回
や16回等)まで繰り返されるようになっている。
【0042】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、図
柄表示部を備えた各種の遊技機、例えば、スロットマシ
ン、パチスロ機及びパチロット機にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、遊技盤の遊技領域の略中央に備えられ
た図柄表示装置は、多面体の複数の面に図柄表示部を備
えた図柄表示装置であり、位置変更制御手段が位置変更
手段を制御して多面体の位置を変更し、図柄表示制御手
段が図柄表示部に変動表示される図柄を制御することが
できる。従って、図柄表示部の演出効果を高め、趣向性
の向上を図ることができ、遊技者の遊技意欲を高めるこ
とができる。
【0044】また、請求項2に係る発明の遊技機は、請
求項1に記載の発明の効果に加え、エレクトロルミネッ
センスディスプレイから構成された図柄表示部に、図柄
を変動表示することができる。従って、エレクトロルミ
ネッセンスディスプレイの視野角の広さを利用して、図
柄表示部の演出効果を高め、趣向性の向上を図ることが
でき、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0045】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項2に記載の発明の効果に加えて、有機エレクトロル
ミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッ
センスディスプレイから構成された図柄表示部に、図柄
が変動表示されることができる。従って、有機エレクト
ロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミ
ネッセンスディスプレイの視野角の広さを利用して、図
柄表示部の演出効果を高め、趣向性の向上を図ることが
でき、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0046】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加えて、位
置変更手段は、前記多面体の回転、移動、角度変化を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はパチンコ機1の斜視図である。
【図2】図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【図3】図3は多面体表示画面28の斜視図である。
【図4】図4はパチンコ機1の電気的回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図5は図柄表示基板44のブロック図である。
【図6】図6は第2の実施の形態のパチンコ機1の特別
図柄表示装置8に設けられる多面体表示画面128の斜
視図である。
【図7】図7は多面体表示画面128の位置変更機構を
示す透視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 遊技領域 8 特別図柄表示装置 28 多面体表示画面 LE1 エレクトロルミネッセンスディスプレイ LE2 エレクトロルミネッセンスディスプレイ LE3 エレクトロルミネッセンスディスプレイ L1 特別図柄表示部 L2 特別図柄表示部 L3 特別図柄表示部 15 始動入賞口 41 主基板 42 電源基板 43 音基板 44 図柄表示基板 44a CPU 44b 入力インターフェース 44c RAM 44d ROM 44e EL駆動回路 44f 方向転換モータ駆動回路 45 払出制御基板 78 切替条件設定装置 80 ハード乱数回路 90 方向転換モータ 128 多面体表示画面 LE11 エレクトロルミネッセンスディスプレイ LE12 エレクトロルミネッセンスディスプレイ LE13 エレクトロルミネッセンスディスプレイ 190 方向転換モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 AA33 AA35 AA36 AA37 AA39 AA42 EB55

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技領域の略中央に、図柄を変
    動表示可能な図柄表示装置を備えた遊技機であって、 当該図柄表示装置は、多面体の複数の面に図柄表示部を
    備えた図柄表示装置であり、 更に、当該多面体の位置を変更する位置変更手段と、 当該位置変更手段を制御する位置変更制御手段と、 前記図柄表示部に変動表示される図柄を制御する図柄表
    示制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記図柄表示部がエレクトロルミネッセ
    ンスディスプレイから構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記エレクトロルミネッセンスディスプ
    レイは、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又
    は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記位置変更手段は、前記多面体の回
    転、移動、角度変化を行うことを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の遊技機。
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