JP3853232B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、パチコン機等の遊技機に関するものであり、円柱側面の一部を構成する面で形成された図柄表示部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ機では、遊技球が打ち込まれる遊技領域に平面状の液晶表示装置(LCD)を備えた特別図柄表示装置を設け、その液晶表示装置に背景を表示し、その背景上に数字や文字等の図柄をスクロールして変動表示させていた。また、所定のタイミングでその液晶表示装置にキャラクター等を出現させることも行っていた。また、特別図柄表示装置に数字を印刷した円筒ドラムを3個用いて、当該円筒ドラムを回転させるようにしたパチンコ機も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の遊技機では、特別図柄表示装置を構成する液晶表示装置が平面状なので、当該液晶表示装置に表示される図柄は、2次元に限られて、遊技者が驚くような演出を行えず、遊技者が遊技機の液晶表示装置に表示される背景、図柄の変動及びキャラクター等に飽きてしまい易いという問題点があった。
【0004】
また、円筒ドラムを用いると当該円筒ドラムを設置する為にスペースが必要になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、図柄表示装置を立体形状にして、遊技者を飽きさせることがなく、かつ図柄表示装置の収納スペースも大きくならない遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の遊技機では、図柄を変動表示可能な図柄表示装置を備えた遊技機であって、当該図柄表示装置は、円柱側面の一部からなる表示画面で形成された図柄表示部を備え、更に、当該表示画面の円周方向に図柄を変動表示させる制御を行う円周方向図柄表示制御手段と、前記円柱側面の一部からなる図柄表示部を遊技盤の表面に垂直な軸を中心として、前記円柱側面の一部からなる表示画面の軸芯方向を水平方向と垂直方向との間で回転させる回転手段と、当該回転手段により、前記図柄表示部を回転させた場合には、前記図柄の向きや変動方向を調整する図柄表示調整手段とを備えている。
【0007】
この構成の遊技機では、図柄表示装置に備えられた円柱側面の一部を構成する面で形成された表示画面からなる図柄表示部を用いて、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させる。また、回転手段が図柄表示部を遊技盤の表面に垂直な軸を中心として、前記円柱側面の一部からなる表示画面の軸芯方向を水平方向と垂直方向との間で回転させ、当該回転手段により、前記図柄表示部を回転させた場合には、図柄表示調整手段が図柄の向きや変動方向を調整する
【0008】
【0009】
【0010】
また、請求項に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記図柄表示部がエレクトロルミネッセンスディスプレイから構成されていることを特徴とする。
【0011】
この構成の遊技機では、請求項1に記載の発明の作用に加え、エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成された図柄表示部に、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させる。
【0012】
また、請求項に係る発明の遊技機は、請求項に記載の発明の構成に加えて、前記エレクトロルミネッセンスディスプレイは、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成されていることを特徴とする。
【0013】
この構成の遊技機では、請求項に記載の発明の作用に加えて、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成された図柄表示部に、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の一実施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチンコ機1についての機械的構成の概略について図1又は2を参照して説明する。図1はパチンコ機1の斜視図であり、図2は特別図柄表示装置8の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分には、遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7が設けられている。
【0015】
図1に示す遊技盤2の遊技領域4の略中央には、特別図柄表示装置8が設けられ、特別図柄表示装置8にはエレクトロルミネッセンスディスプレイから構成された半円柱表示画面28が設けられ、その上部には、7セグメントのLEDから構成され、数字又は記号等からなる普通図柄を表示する普通図柄表示装置24と、特別図柄記憶数表示LED60と、普通図柄記憶数表示LED59とが設けられている。この特別図柄記憶数表示LED60は、4個のLEDからなり、後述する始動入賞口15,17に入賞したいわゆる保留球の数をLEDの点灯で表示することができるようになっている。また、普通図柄記憶数表示LED59は、4個のLEDからなり、後述する普通図柄始動ゲート11,12を通過したいわゆる保留球の数をLEDの点灯で表示することができるようになっている。
【0016】
また、特別図柄表示装置8の右斜め上方には風車9が設けられ、左斜め上方にも風車10が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート12が設けられている。
【0017】
また、特別図柄表示装置8の下側には、始動入賞口15が設けられており、その始動入賞口15の下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、大入賞口16の下方には、普通図柄の当たりに連動して解放される始動入賞口17が設けられている。また、始動入賞口17の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球(以下、「アウト球」という。)を回収するためのアウト口18が設けられている。
【0018】
また、普通図柄始動ゲート11の下方には、普通入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方には、普通入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ21が設けられ、特別図柄表示装置8の上部にはワープ口22,23a,23bが設けられている。これらのワープ口22,23a,23bを通過した遊技球は特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ21上に現出するようになっており、ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている始動入賞口15に向かって落下するようになっている。尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、その他のLED、風車および多数の障害釘等が設けられている。
【0019】
次に、図2及び図3を参照して、特別図柄表示装置8の構造及びここに表示される画面について説明する。図2は特別図柄表示装置8の正面図であり、図3は特別図柄表示装置8の表面に設けられている半円柱表示画面28の斜視図である。尚、半円柱表示画面28は、円柱側面の一部を構成する面で形成された図柄表示部の一例である。また、本実施の形態では、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28の円柱側面に表示される図柄の変動表示の一例として、図柄が円周方向の上から下又は下から上にスクロールされて表示される図柄の変動表示を例に説明する。
【0020】
図3に示すように、半円柱表示画面28は、半円柱形状の樹脂部材28aの半円柱側面に、エレクトロルミネッセンスディスプレイを曲げて接着したものであり、半円柱の軸方向(長手方向)を水平にして特別図柄表示装置8の表面に配置されている。この エレクトロルミネッセンスディスプレイは、周知のように、電圧をかけると発光する物質を利用したディスプレイであり、硫化亜鉛などの無機物を使う無機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(無機ELディスプレイ)と、ジアミン類などの有機物を使う有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)の2種類がある。これらは、低電力で高い輝度が得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力の点で優れており、液晶ディスプレイのように薄型にすることができるものである。また、半円柱側面や円柱側面に沿って曲げることも可能である。
【0021】
尚、図2及び図3に示すように、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28には、左から特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄表示部L2の順で3つの特別図柄表示部が横一列に配置されている。この特別図柄表示部L1〜L3には、後述する図柄が半円柱側面の円周方向に沿って上から下方向にスクロールするように変動表示され、また、半円柱表示画面28上には、特別図柄表示部L1〜L3の背景図柄やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっている。
【0022】
特別図柄表示部L1〜L3に表示される図柄は、通常時は、円柱側面の円周方向に沿って、それぞれ縦スクロール(上から下へのスクロール)がなされて、特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即ち、左図柄、右図柄、中図柄の順で停止するようになっている。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止表示させる順序などは任意に変更できる。また、半円柱表示画面28は、上記の特別図柄表示部L1〜L3に特別図柄が常に表示されているわけではなく、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるようになっている。尚、特別図柄表示装置8は、裏面に後述する図5に示す図柄表示基板44を備えている。
【0023】
また、上記の特別図柄表示部L1〜L3に各々表示される図柄としては、本実施の形態の例では数字の図柄パターンの一例としては「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10種類があり、始動入賞口15又は始動入賞口17に遊技球が入賞して大当たりの判定が行われると、これら10種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。大当たりである場合には、横1列に表示された3つの特別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例えば、「7」、「7」、「7」のように3つ揃った場合)で大当たり図柄が構成されて表示され、遊技者に大当たりが報知される。そして、大入賞口16が開放される特別遊技状態が生起され、大入賞口16内に設けられているVゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16回等)まで繰り返されるようになっている。また、他の図柄パターンとして、漢数字、将棋に書かれた数字、麻雀牌に書かれた数字等を用いても良い。
【0024】
また、前記10図柄の内、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れかの図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当たりを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、315分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は通常状態となる。
【0025】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的構成について図4を参照して説明する。図4はパチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けられ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニット50が設けられている。このCPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグや乱数値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したROM53とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体にモールディングされている。
【0026】
また、CPUユニット50には、割込リセット回路57が接続され、割込リセット回路57は、0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるようになっており、CPU51は、ROM53に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行う。尚、CPU51の一例としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット等のCPUが使用されている。
【0027】
また、主基板41には、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインターフェース54が設けられている。このI/Oインターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55と、大当たり判定用に用いられる乱数等を発生するハード乱数回路80とが接続されている。ハード乱数回路80は、フリップフロップ回路により構成され、数ナノ秒ごとに更新される乱数を発生するようになっている。ハード乱数回路80による乱数発生の詳細は、周知であり、例えば特許第2750808号公報に記載されているので、ここでは、説明は省略する。
【0028】
ここで、図5を参照して、図柄表示基板44の電気的構成について説明する。図5は、図柄表示基板44の電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、図柄表示基板44には、主基板41(図4参照)からのコマンドを受信する入力インターフェース44bが設けられており、入力インターフェース44bには、図柄表示基板44の制御を司るCPU44aが接続され、CPU44aには、受信したコマンドデータ等を記憶するRAM44cと、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28に、変動表示される図柄の図柄パターン、表示される背景図柄及びキャラクターのデータ等を記憶したROM44dと、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28のエレクトロルミネッセンスディスプレイを駆動するEL駆動回路44eと、後述する方向転換モータ90を駆動する方向転換モータ駆動回路44fとが接続されている。図柄表示基板44では、主基板41から受信した図柄変動に関するベース変動コマンド、変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、図柄切り替えコマンド等に基づいて、CPU44aがEL駆動回路44eを制御して、半円柱表示画面28のエレクトロルミネッセンスディスプレイに表示される図柄の変動を制御する。
【0029】
また、音基板43、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、入力インターフェース(図示外)等が各々搭載されている。尚、図4に示す主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ機1の効果音の発生を制御し、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っている。
【0030】
尚、電飾基板46には、図4に示すように、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示LED59、4個のLEDから構成された特別図柄記憶数表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ63が接続され、また、図柄表示基板44には半円柱表示画面28及び方向転換モータ90が接続され、また、音基板43には、スピーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49が接続されている。さらに、中継基板47には、普通図柄表示装置24、大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド71、始動入賞口15及び始動入賞口17に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口19,20に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76、アウト口18に入ったアウト球数をカウントするアウト球カウントスイッチ77が接続されている。
【0031】
また、電源基板42は、図4に示すように、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46に各々接続されて、直流の安定化された電力が供給されるようになっている。尚、電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースラインで接続されている。
【0032】
以上説明したように、上記の実施の形態では、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28は、半円柱形状の樹脂部材28aの半円柱側面に、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイを曲げて接着したものであるので、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイの視野角の広さを利用して、擬似的なドラム表示を可能とすることができる。従って、回転する円筒ドラムを設けなくても半円柱表示画面28を用いて、円筒ドラムが回転するように見える特別図柄表示装置8が実現でき、円筒ドラムの設置のスペースを確保する必要がない。
【0033】
次に、本発明の第2の実施の形態を図6及び図7を用いて説明する。図6は、第2の実施の形態のパチンコ機1の特別図柄表示装置8を示す正面図であり、図7は、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28を示す斜視図である。
【0034】
図6及び図7に示すように、第2の実施の形態では、特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28は、半円柱形状の樹脂部材28aの半円柱側面に、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機有機エレクトロルミネッセンスディスプレイを曲げて接着したものであり、半円柱の軸方向(長手方向)を垂直方向(重力方向)に向けて配置されている。また、半円柱表示画面28には、上段から下段に向けて、特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄表示部L2の順で3つの特別図柄表示部が縦一列に配置されている。この特別図柄表示部L1〜L3には、数字や図柄が円柱側面の円周方向に沿って左右方向にスクロールするように変動表示され、また、半円柱表示画面28上には、特別図柄表示部L1〜L3の背景図柄やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっている。
【0035】
特別図柄表示部L1〜L3に表示される図柄は、通常時は、半円柱側面の円周方向に沿って、それぞれ横スクロール(左から右へのスクロール)がなされて、特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即ち、上図柄、下図柄、中図柄の順で停止するようになっている。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止表示させる順序などは任意に変更できる。また、半円柱表示画面28は、上記の特別図柄表示部L1〜L3に特別図柄が常に表示されているわけではなく、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるようになっている。
【0036】
以上説明したように、第2の実施の形態では、横方向に回転する円筒ドラムを設けなくても半円柱表示画面28を用いて、円筒ドラムが横方向に回転するように見える特別図柄表示装置8が実現でき、円筒ドラムの設置のスペースを確保する必要がない。
【0037】
次に、第3の実施の形態について、図2乃至図9を参照して説明する。図8及び図9は、第3の実施の形態の特別図柄表示装置8に用いられる半円柱表示画面28及び方向転換モータ90の構造を示す斜視図である。尚、半円柱表示画面28は、上記第1及び第2の実施の形態と同様に半円柱形状の樹脂部材28aの半円柱側面に、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機有機エレクトロルミネッセンスディスプレイを曲げて接着したものである。
【0038】
更に、第3の実施の形態では、図8及び図9に示すように、半円柱表示画面28の裏側にパルスモータから構成された方向転換モータ90を設けて、この方向転換モータ90の駆動軸90aを半円柱表示画面28の裏面に固定して、半円柱表示画面28を特別図柄表示装置8に対しての水平面で回転できるようになっている。即ち、半円柱表示画面28を遊技盤2の表面に垂直な軸を中心として回転させることができる。尚、方向転換モータ90は、パチンコ機1の図示外のフレームに固定されている。また、方向転換モータ90は、図柄表示基板44に設けられている方向転換モータ駆動回路44fの制御により、半円柱表示画面28を図2及び図8に示す水平方向と図6及び図9に示す垂直方向との間で90度回転できるようになっている。この回転は、パチンコ機1での遊技状態に応じて図柄表示基板44の制御により、方向転換モータ駆動回路44fを介して方向転換モータ90により行われるようになっている。
【0039】
尚、半円柱表示画面28を回転させた場合には、図柄の向きや変動方向を図柄表示基板44の制御により調整する。
【0040】
以上説明したように、第3の実施では、半円柱表示画面28を用いているので、ドラムの設置のスペースを確保する必要がない。更に、遊技状態に応じて、半円柱表示画面28を水平方向と垂直方向との間で回転することができるので、ドラムの向きを変えることができ、特別図柄表示装置8の表示に変化を持たせることができ、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0041】
尚、本発明は、パチンコ機に限られず、図柄表示部を備えた各種の遊技機、例えば、スロットマシン、パチスロ機及びパチロット機にも適用できる。また、本発明の構成である円柱側面の一部を構成する側面で形成された図柄表示部は、上記の実施の形態のように、半円柱状のもの側面に限られず、図10に示す変形例のように、円柱側面の一部を構成する面で形成されたものにしても良い。即ち蒲鉾形状の上面(側面)のような形状にしても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の遊技機では、図柄表示装置に備えられた円柱側面の一部を構成する面で形成された表示画面からなる図柄表示部を用いて、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させることができる。また、回転手段が図柄表示部を遊技盤の表面に垂直な軸を中心として、前記円柱側面の一部を構成する面で形成された表示画面の軸芯方向を水平方向と垂直方向との間で回転させ、当該回転手段により、前記図柄表示部を回転させた場合には、図柄表示調整手段が図柄の向きや変動方向を調整することができる。従って、円筒ドラムを設けずに擬似的に円筒ドラムが回転しているのと同様の表示を行うことができ、スペースも余計にいらない。更に、遊技状態に応じて、表示画面を水平方向と垂直方向との間で回転することができるので、円筒ドラムの向きを変えることができ、特別図柄表示装置の表示に変化を持たせることができ、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0043】
【0044】
また、請求項に係る発明の遊技機は、請求項1に記載の発明の効果に加え、エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成された図柄表示部に、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させることができる。従って、視野角が広いエレクトロルミネッセンスディスプレイを用いているので、円筒ドラムを回転させているように見せることが可能となる。
【0045】
また、請求項に係る発明の遊技機は、請求項に記載の発明の効果に加えて、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成された図柄表示部に、円周方向図柄表示制御手段が円周方向に図柄を変動表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はパチンコ機1の斜視図である。
【図2】 図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【図3】 図3は半円柱表示画面28の斜視図である。
【図4】 図4はパチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。
【図5】 図5は図柄表示基板44のブロック図である。
【図6】 図6は第2の実施の形態のパチンコ機1の特別図柄表示装置8を示す正面図である。
【図7】 図7は第2の実施の形態の特別図柄表示装置8の半円柱表示画面28を示す斜視図である。
【図8】 図8は第3の実施の形態の特別図柄表示装置8に用いられる半円柱表示画面28及び方向転換モータ90の構造を示す斜視図である。
【図9】 図9は第3の実施の特別図柄表示装置8に用いられる半円柱表示画面28及び方向転換モータ90の構造を示す斜視図である。
【図10】 図10は半円柱表示画面の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 遊技領域
8 特別図柄表示装置
28 半円柱表示画面
28a 半円柱形状の樹脂部材
L1 特別図柄表示部
L2 特別図柄表示部
L3 特別図柄表示部
15 始動入賞口
41 主基板
42 電源基板
43 音基板
44 図柄表示基板
44a CPU
44b 入力インターフェース
44c RAM
44d ROM
44e EL駆動回路
44f 方向転換モータ駆動回路
45 払出制御基板
78 切替条件設定装置
80 ハード乱数回路
90 方向転換モータ

Claims (3)

  1. 図柄を変動表示可能な図柄表示装置を備えた遊技機であって、
    当該図柄表示装置は、円柱側面の一部からなる表示画面で形成された図柄表示部を備え、
    更に、当該表示画面の円周方向に図柄を変動表示させる制御を行う円周方向図柄表示制御手段と、
    前記図柄表示部を遊技盤の表面に垂直な軸を中心として、前記円柱側面の一部からなる表示画面の軸芯方向を水平方向と垂直方向との間で回転させる回転手段と、
    当該回転手段により、前記図柄表示部を回転させた場合には、前記図柄の向きや変動方向を調整する図柄表示調整手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄表示部がエレクトロルミネッセンスディスプレイから構成されていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記エレクトロルミネッセンスディスプレイは、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイから構成されていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
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