JP2003249147A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2003249147A
JP2003249147A JP2002048775A JP2002048775A JP2003249147A JP 2003249147 A JP2003249147 A JP 2003249147A JP 2002048775 A JP2002048775 A JP 2002048775A JP 2002048775 A JP2002048775 A JP 2002048775A JP 2003249147 A JP2003249147 A JP 2003249147A
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spring
handle
push button
switch
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JP2002048775A
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English (en)
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Kuniyasu Shimaoka
国康 島岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】復帰ばねに要するコストを低減しながらも寿命
を確保することを可能としたスイッチを提供する。 【解決手段】器体10は押操作される押釦ハンドル40
を備え、押釦ハンドル40の押操作は器体10に保持さ
れた反転ハンドル38の揺動に変換される。反転ハンド
ル38は揺動によって接点を交互に反転させる。押釦ハ
ンドル40は薄肉の板ばねからなる復帰ばね42により
復帰力が与えられる。復帰ばね42は、押釦ハンドル4
0の後面に取り付けられる固定片42aと、固定片42
aから一体に延設され先端部が器体1に設けた凹部16
の底面に弾接するばね片42bとを備える。復帰ばね4
2を薄肉かつ一般のばね材料で形成することにより、ば
ね片42bを低ばね定数として長寿命かつ低コストを実
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として一端部が
定位置に枢着されたピアノハンドルとともに用いられ、
押操作によって接点を反転させるスイッチに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、押操作される押釦ハンドルを
有したスイッチ本体と、スイッチ本体に一端部が枢着さ
れ裏面が押釦ハンドルに当接する形でスイッチ本体の前
面に配置されるピアノハンドルとを備えたピアノハンド
ル式スイッチが提供されている。ピアノハンドルはピア
ノの鍵盤と同様に一端部を支点として他端部を押し込む
ことができる。また、ピアノハンドルは押釦ハンドルよ
りも操作面が大型であって、指以外の部位を用いて押操
作することも可能である。この種のピアノハンドル式ス
イッチは、たとえば特開平4−17230号公報に開示
されている。
【0003】この種のピアノハンドル式スイッチにおい
てスイッチ本体に用いられる押釦式のスイッチのスイッ
チ機構部は、器体に揺動自在に保持された反転ハンドル
を備え、反転ハンドルの揺動によって接点を交互に反転
させるように構成されている。この種のスイッチ機構部
は、タンブラスイッチないしシーソスイッチにおいて用
いられているスイッチ機構部と同様の構成であって、反
転ハンドルの揺動に伴うスナップ動作(つまり、反転ば
ねによって速動する反転動作)により接点が反転するよ
うに構成されている。このような構成のスイッチ機構部
は接点のストロークを比較的大きくとることができるも
のの、反転ハンドルを揺動させる構成であるから、ピア
ノハンドルから伝達される押釦ハンドルの押操作を反転
ハンドルの揺動に変換するために変換機構部が設けられ
ている。また、押釦ハンドルに対して器体から突出する
向きの復帰力を与えるために、板ばねからなる復帰ばね
が設けられている。
【0004】復帰ばね42は、図12に示す形状であっ
て、長方形状に形成された固定片42aの幅方向の両側
縁中央部から延設されたばね片42bを備える形状に形
成されている。図示例では、ばね片42bは2個設けら
れ、それぞれコ字状に形成されている。各ばね片42b
の両脚片の先端部は固定片42aの長手方向に沿った各
側縁の中央部に一体に連続し、各ばね片42bにおいて
両脚片を連結している中央片に向かって固定片42aの
厚み方向において固定片42aとの距離を大きくする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、復帰ばね4
2は押釦ハンドルに復帰力を与えるから、押釦ハンドル
からの押圧力の印加と除去とが繰り返されることにな
る。復帰ばね42のような板ばねでは、押圧力の印加と
除去とが何度も繰り返されると疲労破壊によってクラッ
クを生じることが知られているから、疲労破壊が生じる
までの繰り返し回数をできるだけ長くすることによって
スイッチとしての寿命を維持することが要求される。現
行の復帰ばね42には板圧が0.13mmである金属板
を用いており、上述した要求を満たすために疲労破壊の
生じにくい材料が選択されている。この種の材料は比較
的高価であって、スイッチのコスト増の一因になってい
る。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、復帰ばねに要するコストを低減しな
がらも寿命を確保することを可能としたスイッチを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器体
に揺動自在に保持された反転ハンドルを備え反転ハンド
ルの揺動によって接点を交互に反転させるスイッチ機構
部と、器体の一面に開口する凹部に前面を露出させる形
で装着され押操作される押釦ハンドルと、押釦ハンドル
の押操作毎に反転ハンドルを交互に反対方向に揺動させ
る変換機構部と、押釦ハンドルを器体から突出させる向
きの復帰力を与える板ばねからなる復帰ばねとを備え、
復帰ばねは、押釦ハンドルの後面に取り付けられる固定
片と、固定片から一体に延設され先端部が凹部の底面に
弾接するばね片とを備え、凹部と押釦ハンドルとに囲ま
れる空間内でばね片を低ばね定数になる形態に形成して
いることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記固定片が長方形状であって、固定片の長手方向
の各端部からそれぞれ互いに他方の端部に向かって固定
片の厚み方向において固定片との距離を広げる形で前記
ばね片が延設されていることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ばね片が前記固定片の外周縁から延設され固定
片の外周縁に沿って曲がる形状に形成されていることを
特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ばね片が前記固定片の外周縁の1箇所から延設
され固定片の外周縁に沿って外周縁を1周する形状に形
成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記反転ハンドルの一部が前記凹部内に露出し、反
転ハンドルが揺動する面に沿って前記ばね片が前記固定
片から両方向に延設され、ばね片において反転ハンドル
の近傍には反転ハンドルとの干渉を避ける逃がし部が形
成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
では、ピアノハンドルと組み合わせてピアノハンドル式
スイッチを構成するスイッチ本体として本発明のスイッ
チを用いる例を示す。図4に示すスイッチ本体1は押釦
ハンドル40の押操作毎に接点を反転させるように構成
されており、図5に示すように、ピアノハンドル50は
スイッチ本体1の前面(図5の上面)に対向する形で一
端部がスイッチ本体1に枢着されるとともに押釦ハンド
ル40を押し込むことができるように配設される。スイ
ッチ本体1は、矩形枠状であって器具取付用の窓孔21
を有した取付枠20に保持される。また、取付枠20の
前面側には取付枠20の窓孔21よりも長寸かつ広幅の
開口窓51a,52aを備えるプレート(プレート枠5
1および化粧プレート52)が重ね合わせて配置され
る。取付枠20は長手方向において器具取付孔22を3
組備える。
【0013】スイッチ本体1は図1および図2に示すよ
うに直方体状の器体10を有し、この器体10は、とも
に合成樹脂成形品である前面開口したボディ10bと、
ボディ10bの前面側に結合される後面開口したカバー
10aとにより形成される。すなわち、カバー10aの
短手方向の両側壁の後縁からは後方に向かって組立片1
1が延設され、組立片11に設けた組立孔11aがボデ
ィ10bの短手方向の両側面に形成してある組立突起1
2に係合することによりボディ10bとカバー10aと
が結合される。組立突起12にはボディ10bからの突
出寸法をカバー10aに近い側ほど小さくする傾斜面1
2aが形成され、カバー10aをボディ10bに近付け
るように力を作用させるだけで組立片11が組立突起1
2に簡単に結合されるようにしてある。
【0014】器体10の短手方向の寸法は、大角連用形
(JIS C8304参照)と称する埋込型の配線器具
の施工時に用いる取付枠と同様の寸法の矩形枠状の取付
枠20(図5参照)に3個まで取着可能な寸法に形成し
てある。つまり、取付枠20の窓孔21の長手方向の寸
法を埋込型の配線器具の施工時に用いる取付枠の窓孔の
長手方向の寸法と略同寸法に設定し、スイッチ本体1の
器体10の短手方向の寸法は取付枠20の窓孔21の長
手方向の寸法の3分の1程度の寸法に設定してある。
【0015】一方、器体10の長手方向の寸法は窓孔2
1の短手方向の寸法に略等しく、器体10の前部を形成
するカバー10aの長手方向の各側面には、取付枠20
の窓孔21を囲む部位に設けた器具取付孔22に係合可
能な取付爪13a,13bがそれぞれ一対ずつ突設して
あり、取付爪13a,13bが器具取付孔22に係合す
ることによって器体10が取付枠20に保持されるよう
にしてある。カバー10aの長手方向の一方の側壁(図
2における右側壁)は図示しない構造によって厚み方向
に撓み可能であって、取付爪13aをカバー10aの側
面から弾性的に後退させることが可能になっている。
【0016】したがって、カバー10aの長手方向の一
方の側面に設けた取付爪13bを取付枠20の器具取付
孔22に挿入するとともに、取付爪13aをカバー10
aの側面から後退させるようにして取付枠20の窓孔2
1に器体10を挿入すれば、器具取付孔22に取付爪1
3aが挿入されて器体10が取付枠20に保持される。
また、取付爪13aの周囲をカバー10aに押し込むよ
うにすれば、取付爪13aが器具取付孔22から抜け、
取付枠20から器体10を取り外すことができる。取付
枠20は埋込型の配線器具と同様に壁面などの施工面に
取り付けられ、器体10の後部は施工面に埋設される。
【0017】ボディ10bの内部空間には長手方向の両
端部にそれぞれ端子板31,32が収納される。各端子
板31,32には2個ずつの鎖錠ばね33と1個ずつの
解除釦34とが対応付けられる。各解除釦34は各端子
板31,32に対応する2個ずつの鎖錠ばね33にそれ
ぞれ跨る形で配設される。ボディ10bの後壁の左右両
端部であって各鎖錠ばね33に対応する部位には、それ
ぞれ電線挿入口14a(図10参照)が開口する。電線
挿入口14aは左右2個ずつ設けられ、各2個の電線挿
入口14aの近傍には図2に示すように、それぞれ解除
釦34の一部をボディ10bの外部に露出させる1個ず
つの解除孔14bが貫設される。
【0018】鎖錠ばね33は弾性を有する導電性金属の
帯板の両端部をそれぞれ曲成することにより形成され、
平板状の中央片33cの両端部に鎖錠片33aと接触片
33bとを備える形状に形成されている。鎖錠片33a
は中央片33cとともにJ字状をなすように曲成され、
中央片33cとの連結部位から先端に向かって中央片3
3cとの距離を広げるように傾斜する。また、接触片3
3bは中央片33cとともにS字状をなすように曲成さ
れ、中央片33cの厚み方向に弾性を有する。
【0019】一方、各端子板31,32は、それぞれ前
片31a,32aと、前片31a,32aから後方に延
設された各一対の押さえ片31b,32bとを備える。
各鎖錠ばね33は、鎖錠片33aおよび接触片33bを
各押さえ片31b,32bにそれぞれ対向させる形で配
置される。端子板31,32および鎖錠ばね33と電線
挿入口14aとの位置関係は、上述した電線挿入口14
aから器体10に導入される電線が鎖錠ばね33の鎖錠
片33aおよび接触片33bと端子板31,32の押さ
え片31b,32bとの間にそれぞれ挿入可能になるよ
うに設定されている。したがって、器体10に電線が挿
入されると、鎖錠片33aおよび接触片33bと端子板
31,32の押さえ片31b,32bとの間で電線が挟
持され、鎖錠片33aの先端が電線の芯線に食い込んで
抜止がなされるとともに、鎖錠片33aおよび接触片3
3bによって電線の芯線と端子板31,32との電気的
接続がなされる。なお、各端子板31,32には2個ず
つの鎖錠ばね33が配置されるから2個の鎖錠ばね33
の一方を送り配線用の端子として用いることができる。
鎖錠ばね33のばね力を利用して端子ねじを用いること
なく電線を接続することができるこの種の構造の端子を
速結端子と呼んでいる。
【0020】各解除釦34は後部を解除孔14bに臨ま
せた形でボディ10bに収納される。解除釦34の一部
は鎖錠ばね33の鎖錠片33aに接触可能であって、解
除孔14bを通してマイナスドライバのような工具の先
端部で解除釦34を押操作すれば、鎖錠片33aを端子
板31,32の押さえ片31b,32bから引き離して
電線の保持力を弱め、この状態で電線を引き抜くことが
できるようにしてある。上述したように、各解除釦34
は2個ずつの鎖錠ばね33に跨る形で配置されるから、
各解除釦34は2個ずつの鎖錠ばね33の鎖錠片33a
を同時に押すことができる。
【0021】ところで、端子板32には接点保持片32
cが一体に形成してあり、接点保持片32cの先端部に
は固定接点36a(図7、図10参照)が設けられる。
また、他方の端子板31は端子板32に設けた接点保持
片32cに対向する部位まで延長されたL字状の支持片
31cを備える。支持片31cの先端部はボディ10b
の後壁内側面に沿って配置されるとともに平板状の導電
板からなる開閉子35の後端縁が当接する。開閉子35
は後部両側縁に一対の突部35aが形成され、ボディ1
0bの対向する内周面にそれぞれ設けた前端側が広いV
字状の位置規制凹部15に突部35aがそれぞれ挿入さ
れる。したがって、開閉子35は支持片31cに後端縁
が接触した状態で後縁を中心として位置規制凹部15の
範囲内で回動可能になる。また、開閉子35は接点保持
片32cに対向する形で配置され、開閉子35の一面に
は接点保持片32cに設けた固定接点36aとともに接
点を構成する可動接点36bが設けられる。つまり、開
閉子35が回動することにより可動接点36bが固定接
点36aに離接し、両端子板31,32を電気的に接続
する状態と両端子板31,32が電気的に分離される状
態とを選択する。
【0022】ところで、接点(可動接点36bと固定接
点36aとからなる)は開閉子35を回動させるために
設けた反転ばね37および反転ハンドル38とともにス
イッチ機構部を構成する。反転ばね37はコイルスプリ
ングであり、反転ばね37の後端部には開閉子35の前
縁に突設されたばね座片35bが挿入され、前端部は反
転ハンドル38に設けた後面開口した筒部38a内に収
められる。反転ハンドル38はカバー10aの前面に開
口する凹部16の底壁に貫設された貫通孔17を通して
前端部がカバー10aの前面側に露出する。また、反転
ハンドル38の中間部の両側面には前端部が先細りとな
る三角形状の支点突起38bが突設され、貫通孔17の
両側縁に形成され後方に開放された軸受部17aに支点
突起38bが枢支されることで、反転ハンドル38はカ
バー10aに対して揺動自在に取り付けられる。つま
り、反転ハンドル38の前端部をカバー10aの貫通孔
17に後方から挿入するとともに、支点突起38bを軸
受部17aに挿入することで、カバー10aに対して反
転ハンドル38が揺動自在になる。上述のように反転ハ
ンドル38は反転ばね37を介して開閉子35に連結さ
れており、反転ハンドル38が揺動すると揺動範囲の中
間で反転ばね37がもっとも圧縮される位置を通過す
る。この位置の前後において反転ばね37から開閉子3
5に作用するばね力の向きが反転し、反転ばね37のば
ね力により開閉子35が急速に移動するのである。つま
り、反転ハンドル38と反転ばね37と開閉子35とに
よって、いわゆるスナップ動作を行い、開閉子35を速
動させることで接点を急速に開閉することが可能になっ
ている。
【0023】反転ハンドル38において貫通孔17を通
してカバー10aの前面側に露出する部位の左右両側部
には、前方に突出する一対の掛合突起38cを突設して
ある。掛合突起38cは押釦ハンドル40に設けたスラ
イドカム41とともに、押釦ハンドル40の押操作を反
転ハンドル38の揺動に変換する変換機構部を構成す
る。スライドカム41はカバー10aに設けた押釦ハン
ドル40の押操作時に反転ハンドル38の位置関係に応
じて反転ハンドル38が揺動する面内において押釦ハン
ドル40の裏面に沿ってスライドするように構成されて
いる。スライドカム41の構成については後述する。
【0024】カバー10aの前面に開口する凹部16に
は押釦ハンドル40の後部が挿入される。押釦ハンドル
40は長手方向の両外側面の後端部に突出するガイド突
起40aを備えており、凹部16の両側内周面の後部に
形成された案内溝16aにガイド突起40aが挿入され
ることにより、押釦ハンドル40の前方への移動範囲が
規制されるとともに、押釦ハンドル40の前後方向の移
動時におけるがたつきが抑制される。押釦ハンドル40
の後面には、板ばねからなる復帰ばね42の固定片42
aが取り付けられる。復帰ばね42は押釦ハンドル40
の後面に突設した突起(図示せず)を矩形状の固定片4
2aに設けた固定孔42dに挿入することにより、押釦
ハンドル40に取り付けられる。押釦ハンドル40の後
面には復帰ばね42の固定片42aとの間にスライドカ
ム41を保持する凹所40bが形成される。復帰ばね4
2は、図3に示すように、固定片42aの左右方向の中
央部から後方に向かって開拡するように設けた2つのば
ね片42bを連続一体に備える。各ばね片42bはコ字
状に形成され、両脚片の先端部が固定片42aに連続す
る。また、中央片は断面V字状に形成されており、V字
の頂点部分が凹部16の底面(後面)に弾接する。した
がって、ばね片42bによって押釦ハンドル40の押操
作に抗するばね力が作用し、押釦ハンドル40に前方に
向かう復帰力を作用させることができる。
【0025】本実施形態における復帰ばね42はステン
レス鋼のような一般的なばね材料により形成されてい
る。また、従来構成に比較して低ばね定数になるよう
に、従来構成において板厚を0.13mmとしていたと
すれば、本実施形態での板厚は0.1mmに設定され
る。このように板厚を小さく薄肉にして低ばね定数とす
ることによって、押釦ハンドル40の押操作時にばね片
42bに生じる応力を従来構成よりも低減することがで
き、結果的に復帰ばね42が破損するまでの繰り返し回
数を従来構成よりも多くすることが可能になる。つま
り、復帰ばね42の寿命が従来構成よりも長くなる。ま
た、従来構成と同程度の寿命であれば、より安価な材料
を用いることが可能であるから、コストの低減につなが
る。
【0026】ところで、復帰ばね42のばね片42bを
コ字状に形成し、しかもばね片42bの先端部が凹部1
6の底面(後面)に弾接するのであって、凹部16の底
面には反転ハンドル38の前端部が露出しているから、
復帰ばね42のばね片42bに反転ハンドル38が干渉
する可能性がある。復帰ばね42のばね片42bの先端
が凹部16の底面に接触する位置は反転ハンドル38を
露出させる貫通孔17の周縁と凹部16の内周面との間
であって、押釦ハンドル40に押圧力を作用させていな
い状態においては貫通孔17に近い部位に位置すること
になる。復帰ばね42の移動範囲は、凹部16の内側で
あって押釦ハンドル40に囲まれる空間内に制限されて
いるから、ばね片42bが移動可能な寸法範囲は短く、
ばね片42bと反転ハンドル38とは干渉しやすい位置
関係になる。そこで、本実施形態えは、ばね片42bの
中央片において貫通孔17に近い部位を切欠することに
よって反転ハンドル38との干渉を避ける溝状の逃がし
部42cを形成してある。しかして、逃がし部42cを
設けない場合に比較すると、凹部16内の制限された空
間内において復帰ばね42のばね片42bの先端部の位
置を貫通孔17に近づけることができ、結果的に、反転
ハンドル40と復帰ばね42との干渉を避けながらも押
釦ハンドル40のストロークを大きくすることが可能に
なる。
【0027】押釦ハンドル40の押操作を反転ハンドル
38の揺動に変換する変換機構部を構成するスライドカ
ム41は、弾性に富む合成樹脂によりロ字状に成形して
あり、左右両端部の後面に反転ハンドル38の掛合突起
38cに対応する掛合カム体41aが突設され、スライ
ドカム41の内側には左右方向にばね力を生じるハ字状
のばね片41bを一体に設けてある。ばね片41bは押
釦ハンドル40の後面に設けた突起に弾接しており、ス
ライドカム41が押釦ハンドル40に対して左右に摺動
すると中央位置に復帰させる復帰力が生じるように構成
してある。スライドカム41が中央位置に位置するとき
に、反転ハンドル38の左右の両掛合突起38cの一方
はスライドカム41に設けた両掛合カム体41aの間に
位置し、他方は左右の掛合カム体41aの外側(間では
ない位置)に位置する。両掛合カム体41aの外側に位
置する掛合突起38cがスライドカム41の右に位置す
るか左に位置するかは、反転ハンドル38が揺動した位
置による。
【0028】いま、図2に示すように、左側の掛合突起
38cが左側の掛合カム体41aよりも左に位置し、右
側の掛合突起38cが左右の掛合カム体41aの間に位
置している状態を想定する。要するに、各掛合カム体4
1aに対応する各掛合突起38cがともに左側に位置し
ている状態である。ここで、押釦ハンドル40を押操作
すると、スライドカム41によって右側の掛合突起38
cが後方に押圧され、反転ハンドル38が時計方向に回
転するのに伴って掛合突起38cから掛合カム体41a
を右側に移動させる向きの力が作用する。その結果、ス
ライドカム41が右向きに移動し左側の掛合突起38c
が押釦ハンドル40の凹所40bに挿入される。つま
り、反転ハンドル40が時計方向に回転して開閉子35
の位置を反転させる。押釦ハンドル40への押圧力を解
除すれば、押釦ハンドル40は復帰ばね42のばね力に
よって押し戻され、スライドカム41は中央位置に復帰
するから、今度は左側の掛合突起38cが両掛合カム体
41aの間に位置し、右側の掛合突起38cが右側の掛
合カム体41aの右側に位置することになる。次に押釦
ハンドル40を押操作すると、反転ハンドル40を反時
計方向に回転させて開閉子35の位置を反転させること
ができるのである。
【0029】ところで、図5に示すようにスイッチ本体
1にピアノハンドル50を枢着するために、カバー10
aの前面における左端部には斜め前方に突出する一対の
軸部18が一体に突設してある。軸部18の前端部はカ
バー10aの短手方向に沿った円柱状に形成される。一
方、ピアノハンドル50の背面の一端部には、軸部18
が嵌合する軸受部(図示せず)が設けてある。ピアノハ
ンドル50の背面の他端部にはスイッチ本体1に設けた
ガイド孔(図示せず)に挿入可能なガイド脚59が突設
され、ガイド脚59の先端部に設けた抜止爪59aがガ
イド孔に係止されることによって、ピアノハンドル50
のスイッチ本体1からの浮き上がりが防止されている。
このような形でピアノハンドル50がスイッチ本体1に
枢着されることにより、ピアノハンドル50の他端部を
押操作すると、軸部18を中心にしてピアノハンドル5
0が回動する。ピアノハンドル50の後面にはスイッチ
本体1に設けた押釦ハンドル40が当接しており、ピア
ノハンドル50を押操作すれば押釦ハンドル40が器体
10に押し込まれる。
【0030】したがって、ピアノハンドル50に押圧力
を作用させると、押釦ハンドル40が復帰ばね42に抗
して器体10に押し込まれ、上述したように開閉子25
の位置が反転するから、可動接点36bと固定接点36
aとの開閉状態が反転する。その後、ピアノハンドル5
0に作用させた押力を解除すると復帰ばね42のばね力
により押釦ハンドル40が押し戻され、押釦ハンドル4
0に当接しているピアノハンドル50も元の位置に復帰
する。ピアノハンドル50に再び押圧力を作用させる
と、上述の動作と同様にして反転ハンドル38を回転さ
せ、接点の開閉状態を反転させることができる。要する
に、本実施形態ではピアノハンドル50の押操作毎に接
点の開閉状態が反転する。
【0031】ところで、上述した取付枠20は器具取付
孔22を3組備え、最大3個のスイッチ本体1を取り付
けることが可能になっている。ただし、本実施形態では
3組の器具取付孔22のうちの中央部の器具取付孔22
のみを用いて1個のスイッチ本体1を取付枠20に取り
付けている。一方、ピアノハンドル50はプレート(プ
レート枠51および化粧プレート52)の開口窓51
a,52aの全面を1個で覆う程度の寸法を有してい
る。つまり、ピアノハンドル50は押釦ハンドル40よ
りも操作面の面積が大きく、押釦ハンドル40を押操作
するよりもピアノハンドル50を押操作するほうが操作
が容易になっている。
【0032】取付枠20は壁面のような施工面に対して
3種類の取付方法が選択可能となるように構成してあ
る。コンクリート壁などに施工する場合には、壁に埋込
配設された埋込ボックスに取り付ける。つまり、取付枠
20の上片および下片にはそれぞれ埋込ボックスの開口
側に設けた取付舌片に螺合するボックスねじを挿通する
ための左右に長い長孔23が形成されている。また、施
工面が木質壁などの場合には施工面に螺入するねじを用
いて取付枠20を直付けする場合があるから、直付け用
のねじを挿通するためのねじ挿通孔24も上片と下片と
に形成されている。さらに、上片および下片には、施工
面が石膏ボードのようなパネル材であるときに使用する
はさみ金具(図示せず)の一端部を係止するはさみ金具
取付孔25と、プレート枠51を取り付ける取付ねじ5
3を螺合させる取付ねじ孔26とが設けてある。
【0033】はさみ金具は、一端部をはさみ金具取付孔
25に引っ掛けることにより取付枠20に対して枢支さ
れ、長孔23を通してはさみ金具に螺合する引締ねじを
進退させることによって他端部と取付枠20との距離を
変化させることができるものである。はさみ金具はL字
状に形成されており、上記一端部を取付枠20のはさみ
金具取付孔25に挿入したときに、上記他端部が取付枠
20の上片ないし下片に対向する。したがって、施工面
がパネル材であるときには取付用の孔を施工面に形成し
ておき、引締ねじを緩めた状態で、はさみ金具を孔に挿
入し、その後、引締ねじを締め付けるようにすれば、取
付枠20とはさみ金具との間で孔の周部を挟持して取付
枠20を施工面に固定することができる。
【0034】取付枠20の前面側に取付ねじ53によっ
て取り付けられるプレート枠51は、合成樹脂によって
矩形枠状に形成された成形品であって、上片と下片とに
それぞれ取付ねじ53が挿通されるねじ挿通孔54が設
けてある。また、プレート枠51の左片および右片には
それぞれ化粧プレート52の後面に突設した係止片(図
示せず)が挿入係止される係止孔55がそれぞれ3個ず
つ設けてある。さらに、プレート枠51の四隅には金属
製の簡易耐火プレート(図示せず)を取り付けるための
プレート保持孔56も設けられている。プレート枠51
の周部には全周に亘って段部57が形成される。
【0035】プレート枠51に結合される化粧プレート
52は、プレート枠51と同様に合成樹脂によって矩形
枠状に形成される。また、化粧プレート52の後面には
プレート枠51に結合するための係止片(図示せず)が
6本突設されている。化粧プレート52は前壁の外周縁
から後方に向かって延設された周壁(図示せず)を備
え、プレート枠51に化粧プレート52を重ね合わせた
ときに周壁の後縁がプレート枠51の段部57の前面に
載ることによりプレート枠51と位置合わせされるよう
に形成されている。
【0036】スイッチ本体1を取り付けた取付枠20に
取付ねじ53によってプレート枠51を取り付け、さら
に化粧プレート52をプレート枠51に結合するととも
に、スイッチ本体1にピアノハンドル50を取り付ける
と、プレート枠51および化粧プレート52の中央部の
開口窓51a,52aを通してピアノハンドル50の一
部をプレートの前方に突出させることができ、この状態
でピアノハンドル50を押操作することができる。ま
た、化粧プレート52はプレート枠51に対して係止片
によって係合しているだけであるから、プレート枠51
の下端部に設けた外し溝58にマイナスドライバのよう
な工具の先端部を挿入し、プレート枠51から化粧プレ
ート52を引き離すように力を作用させれば、化粧プレ
ート52をプレート枠51から外すことができる。した
がって、化粧プレート52を取り付けた状態では表面に
取付ねじ53が露出しないようにして優れた外観に仕上
げながらも、メンテナンス時には化粧プレート52を比
較的容易に取り外すことができる。
【0037】(第2の実施の形態)本実施形態を図6な
いし図8を用いて説明する。本実施形態は、図6および
図7に示すように、第1の実施の形態と基本的には同様
の構成を有するが、復帰ばね42の形状が異なるもので
ある。すなわち、本実施形態に用いる復帰ばね42は、
図8に示すように、矩形状の固定片42aを備えるが、
ばね片42bを固定片42aの幅方向の両側縁から延設
するのではなく、長手方向の各端部からそれぞれ延設し
てある。つまり、固定片42aの長手方向の各端縁にお
ける一端部からばね片42bがそれぞれ延設され、各ば
ね片42bは固定片42aの長手方向における他方の端
縁に向かって固定片42aの厚み方向については固定片
42aとの距離を広げる形に設けられる。いま、固定片
42aの長手方向が上下方向になるようにスイッチ本体
1を配置しているものとすれば、固定片42aの長手方
向の一方の端縁においては上端部からばね片42bが延
設され、他方の端縁においては下端部からばね片42b
が延設される。また、固定片42aの右端縁から延設さ
れたばね片42bは左に向かって固定片42aとの距離
を広げ、固定片42aの左端縁から延設されたばね片4
2bは右に向かって固定片42aとの距離を広げる。
【0038】上述のように、2本のばね片42bがほぼ
2回回転対称となるように配置されることによって、押
釦ハンドル40が傾かないように復帰ばね42からの復
帰力を作用させることができる。しかも、カバー10a
に設けた凹部16内の制限された空間内において、ばね
片42bを比較的長くして低ばね定数とすることができ
るから、結果的に押釦ハンドル40の操作に伴って生じ
る応力を低減することができる。つまり、従来構成に比
較して復帰ばね42の寿命を長くすることが可能にな
る。また、本実施形態の構成では、両ばね片42aが離
間しているから、反転ハンドル38を両ばね片42aの
間に配置することによって反転ハンドル38との干渉を
避けることができる。他の構成および機能は第1の実施
の形態と同様である。
【0039】(第3の実施の形態)本実施形態を図9な
いし図11を用いて説明する。本実施形態は、図9およ
び図10に示すように、第1の実施の形態と基本的には
同様の構成を有するが、復帰ばね42の形状が異なるも
のである。すなわち、本実施形態に用いる復帰ばね42
は、図11に示すように、矩形状の固定片42aを備え
るが、ばね片42bを固定片42aの幅方向の両側縁か
ら延設するのではなく、固定片42aの外周縁から延設
している。つまり、本実施形態のばね片42bは固定片
42aの外周縁を全周に亘って囲む形状に形成され、1
箇所でのみ固定片42aに結合された螺旋状に形成され
ている。ばね片42bは、固定片42aとの結合部位か
らばね片42bに沿った距離が離れるほど固定片42a
の厚み方向については固定片42aとの距離を広げる。
【0040】上述の構成によって、カバー10aに設け
た凹部16内の制限された空間内において、ばね片42
bを比較的長くして低ばね定数とすることができるか
ら、押釦ハンドル40の操作に伴って生じる応力を低減
することができる。つまり、従来構成に比較して復帰ば
ね42の寿命を長くすることが可能になる。他の構成お
よび機能は第1の実施の形態と同様である。なお、本実
施形態では固定片42aの略全周を囲むようにばね片4
2bを形成した例を示したが、たとえば、固定片42a
の2箇所からばね片42bをそれぞれ延設して、各ばね
片42bによって固定片42aの半周ずつを囲むように
してもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、器体に揺動自在に保
持された反転ハンドルを備え反転ハンドルの揺動によっ
て接点を交互に反転させるスイッチ機構部と、器体の一
面に開口する凹部に前面を露出させる形で装着され押操
作される押釦ハンドルと、押釦ハンドルの押操作毎に反
転ハンドルを交互に反対方向に揺動させる変換機構部
と、押釦ハンドルを器体から突出させる向きの復帰力を
与える板ばねからなる復帰ばねとを備え、復帰ばねは、
押釦ハンドルの後面に取り付けられる固定片と、固定片
から一体に延設され先端部が凹部の底面に弾接するばね
片とを備え、凹部と押釦ハンドルとに囲まれる空間内で
ばね片を低ばね定数になる形態に形成しているものであ
り、押釦ハンドルに復帰力を与える復帰ばねのばね片を
低ばね定数に形成しているから、とくに疲労破壊の生じ
にくい材料を選択することなく比較的安価な材料を用い
て低コストであっても寿命を確保することができるとい
う利点がある。また、ばね片の厚み寸法を比較的小さく
することによって低ばね定数を実現する場合には、同材
料を用いる場合であっても材料の使用量が低減される結
果、材料費用の低減につながり、長寿命かつ低コストを
実現することができる。
【0042】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記固定片が長方形状であって、固定片の長手方向
の各端部からそれぞれ互いに他方の端部に向かって固定
片の厚み方向において固定片との距離を広げる形で前記
ばね片が延設されているので、凹部内の限られた空間で
ばね片を比較的長く形成することができ、結果的に低ば
ね定数を実現して押釦ハンドルの押操作時にばね片に生
じる応力を低減することになり、長寿命の復帰ばねを得
ることができる。
【0043】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ばね片が前記固定片の外周縁から延設され固定
片の外周縁に沿って曲がる形状に形成されているので、
凹部内の限られた空間でばね片を比較的長く形成するこ
とができ、結果的に低ばね定数を実現して押釦ハンドル
の押操作時にばね片に生じる応力を低減することにな
り、長寿命の復帰ばねを得ることができる。
【0044】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ばね片が前記固定片の外周縁の1箇所から延設
され固定片の外周縁に沿って外周縁を1周する形状に形
成されているので、凹部内の限られた空間でばね片を比
較的長く形成することができ、結果的に低ばね定数を実
現して押釦ハンドルの押操作時にばね片に生じる応力を
低減することになり、長寿命の復帰ばねを得ることがで
きる。
【0045】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記反転ハンドルの一部が前記凹部内に露出し、反
転ハンドルが揺動する面に沿って前記ばね片が前記固定
片から両方向に延設され、ばね片において反転ハンドル
の近傍には反転ハンドルとの干渉を避ける逃がし部が形
成されているので、復帰ばねが反転ハンドルに干渉する
ことがなく、反転ハンドルが復帰ばねに接触することに
よって復帰ばねが変形するなどの不良発生の可能性が低
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上に用いる復帰ばねを示す斜視図である。
【図4】同上の外観を示す斜視図である。
【図5】同上の使用例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上に用いる復帰ばねを示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図10】同上の断面図である。
【図11】同上に用いる復帰ばねを示す斜視図である。
【図12】従来構成に用いる復帰ばねを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 器体 16 凹部 35 開閉子 36a 固定接点 36b 可動接点 37 反転ばね 38 反転ハンドル 40 押釦ハンドル 41 スライドカム 42 復帰ばね 42a 固定片 42b ばね片 42c 逃がし部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に揺動自在に保持された反転ハンド
    ルを備え反転ハンドルの揺動によって接点を交互に反転
    させるスイッチ機構部と、器体の一面に開口する凹部に
    前面を露出させる形で装着され押操作される押釦ハンド
    ルと、押釦ハンドルの押操作毎に反転ハンドルを交互に
    反対方向に揺動させる変換機構部と、押釦ハンドルを器
    体から突出させる向きの復帰力を与える板ばねからなる
    復帰ばねとを備え、復帰ばねは、押釦ハンドルの後面に
    取り付けられる固定片と、固定片から一体に延設され先
    端部が凹部の底面に弾接するばね片とを備え、凹部と押
    釦ハンドルとに囲まれる空間内でばね片を低ばね定数に
    なる形態に形成していることを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記固定片が長方形状であって、固定片
    の長手方向の各端部からそれぞれ互いに他方の端部に向
    かって固定片の厚み方向において固定片との距離を広げ
    る形で前記ばね片が延設されていることを特徴とする請
    求項1記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ばね片が前記固定片の外周縁から延
    設され固定片の外周縁に沿って曲がる形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記ばね片が前記固定片の外周縁の1箇
    所から延設され固定片の外周縁に沿って外周縁を1周す
    る形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記反転ハンドルの一部が前記凹部内に
    露出し、反転ハンドルが揺動する面に沿って前記ばね片
    が前記固定片から両方向に延設され、ばね片において反
    転ハンドルの近傍には反転ハンドルとの干渉を避ける逃
    がし部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のスイッチ。
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