JP2003249115A - 天井埋込み型照明器具 - Google Patents

天井埋込み型照明器具

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JP2003249115A
JP2003249115A JP2002048217A JP2002048217A JP2003249115A JP 2003249115 A JP2003249115 A JP 2003249115A JP 2002048217 A JP2002048217 A JP 2002048217A JP 2002048217 A JP2002048217 A JP 2002048217A JP 2003249115 A JP2003249115 A JP 2003249115A
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JP2002048217A
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Hirokazu Hirai
宏和 平井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け可能な天井材の厚さの範囲を拡大し、
取付後においては器具全体の平衡バランスを向上させる
ことができる天井埋込み型照明器具を提供することにあ
る。 【解決手段】 大略有底筒状をなし開口部周縁に外方へ
突出する鍔部1a及び筒状部分の外面に弾性取付部1b
を有した器具本体1と、器具本体1にソケット4を介し
て装着されるランプ2と、ランプ2に電力供給を行う点
灯装置3と、を備え、器具本体1が天井板10の取付孔
10aに挿通されるとともに鍔部1a及び弾性取付部1
bにて天井板10を弾性挟持してなる天井埋込み型照明
器具において、前記器具本体1の側面視における略中心
鉛直線上Xに回動支点5を設け、長板状をなし基端が回
動支点5に回動自在に支持され先端側に点灯装置3を保
持する点灯装置保持体6を設け、この点灯装置保持体6
を回動支点5と点灯装置3の間において支持したことを
特徴とする天井埋込み型照明器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、器具本体が天井板
の取付孔に挿通されるとともに、天井板を弾性挟持して
それに取付けられる天井埋込み型照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の天井埋込み型照明器具(第
1の従来例)の側面図を示すもので、この埋め込み型照
明器具は、器具本体1と、ランプ(不図示)と、点灯装
置3とを備えて構成されている。
【0003】器具本体1は、下方に開口部を設けた略碗
状の形状を有し、開口部の周縁に外方へ突出する鍔部1
aが設けられている。また、鍔部1aには、平板をコ字
状に曲げた枠体1cが器具本体1の略碗状部分を前後に
跨ぐように鍔部1aに取付けられている。枠体1cの略
碗状部分を前後に跨いだ側壁には、各々に弾性取付部1
bが枠体1cの外方に突出して設けられている。そし
て、器具本体1は、天井板10に設けられた取付孔10
aに挿通され、鍔部1aを天井板10に当接させて、鍔
部1aと弾性取付部1bとで天井板10を弾性挟持する
ことによって、天井に取付けされるようになっている。
また、器具本体1は、その内部にランプ(不図示)が収
容されるようになっている。枠体1cの上面には、平板
状の点灯装置保持体6が、外鍔部1aと略平行に、枠体
1cとは直交方向に、器具本体1から突出して設けられ
ている。そして、点灯装置保持体6の突出した下面に
は、コイルや電子部品等を有して構成された重量物であ
る点灯装置3が取付けられている。従って、器具全体の
重量バランスは、器具本体1の中心線に対し左右非対称
な構成となる。
【0004】図5は別の従来の天井埋込み型照明器具
(第2の従来例)を示すものである。この埋込み型照明
器具は、特開2001−43724に開示されたもので
ある。この埋込み型照明器具は、図4に示した第1の従
来例に加え、器具本体1上端(ソケット4近傍)と点灯
装置保持体6とが回動支点5で接続されている。これに
より、点灯装置保持体6(及び点灯装置3)が、重心が
上方の取付操作位置と重心が下方の設置位置との間を回
動支点5を中心として、回動自在に移動可能となってい
る。そして、点灯装置保持体6が下方の設置位置になる
と、点灯装置保持体6を固定するような構成となってい
る。その他の第1の従来例と同一の構成部材には同一符
号を付すことにより説明を省略する。
【0005】図5のように構成された天井埋込み型照明
器具の施工は、器具本体1を取付孔10aへ取付ける操
作を行っているときには、点灯装置保持体6は図5中の
A近傍に位置する。つまり、点灯装置保持体6が鍔部1
aと略平行に、かつ器具本体1から側方になる位置にす
る。器具本体1を取付孔10aへ設置すると、点灯装置
3は、図5中のA近傍より下方の図5中のB近傍に位置
する。つまり、点灯装置保持体6の一端が天井板10の
上方面(天井板裏面)10bに接する位置に移動する。
そして、図6に示すように、支持棒20aを上方へ押し
上げることによって点灯装置保持体6の一端を押し上
げ、点灯装置保持体6の他端を相対的に下方へ押し下げ
て、点灯装置保持体6の一端が天井板裏面10bに接す
るように位置する。これにより、点灯装置保持体6の一
端が天井板裏面10bに当接して固定される。このよう
に、回動支点5と天井板裏面10bとの間に点灯装置保
持体6を過不足のない寸法で圧入することにより、点灯
装置保持体6の一端と鍔部1aとで天井板10を狭持す
ることができ、照明器具の取付けが行える。なお、制御
部材20bは、点灯装置保持体6の一端が天井板裏面1
0bに当接して固定された状態を維持するための部材
で、支持棒20aが下方に押し戻されることを防止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の従来
例に示す天井埋込み型照明器具の取付状態においては、
器具本体1の重量に加え、点灯装置3の重量も弾性取付
部1bで保持していた。また、点灯装置3の重量により
器具全体が点灯装置3側に傾く力が働いていた。このた
め弾性取付部1bには傾きを補正できるだけの保持力の
強いものを使い、照明器具全体での安定を確実なものと
する必要があった。
【0007】また、第2の従来例に示す天井埋込み型照
明器具は、第1の従来例を改良したもので、点灯装置保
持体6の一端と鍔部1aとで天井板10が挟持され、こ
の結果、器具本体1を上方に引き上げる力が発生する。
また、点灯装置保持体6の一端が天井板裏面10bに当
接しているため、点灯装置3の重量を直接、天井10で
支えることができる。従って、第1の従来例のように器
具全体が点灯装置3側に傾くような力は働かず、器具は
バランスよく取付け可能である。
【0008】一方、天井埋込み型照明器具を取付ける天
井材10は、要求される強度や、断熱性能等により厚さ
が変る。従って、天井材は何種類かの厚さものが用意さ
れている。このため第2の従来例では、天井板10が厚
いものに変わった場合は、図7に示すように点灯装置保
持体6を天井板10が厚くなった寸法分だけ短いものに
する必要がある。これにより、点灯装置保持体6を回動
支点5と天井板裏面10bとの間に過不足のない寸法で
圧入することができ、照明器具の取付けが行える。一
方、天井板10が、薄いものに変わった場合は、図8に
示すように点灯装置保持体6を天井板10が薄くなった
寸法分だけ長いものとする必要がある。これにより前記
したことと同様に照明器具の取付けが可能であった。し
かし、この従来例では、天井材10の厚さに応じた点灯
装置保持体6を準備する必要があり、厚みが多数ある天
井板10に対応するには品種を増やす必要があった。さ
らに、前記した制御棒20aや制御部材20bは、その
構造が複雑なため、設計、加工が難しい上、コストアッ
プの要因となっていた。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、取付け可能な天井材の厚
さの範囲を拡大し、取付後においては器具全体の平衡バ
ランスを向上させることができる天井埋込み型照明器具
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
大略有底筒状をなし開口部周縁に外方へ突出する鍔部及
び筒状部分の外面に弾性取付部を有した器具本体と、器
具本体にソケットを介して装着されるランプと、ランプ
に電力供給を行う点灯装置と、を備え、器具本体が天井
板の取付孔に挿通されるとともに鍔部及び弾性取付部に
て天井板を弾性挟持してなる天井埋込み型照明器具にお
いて、前記器具本体の側面視における略中心鉛直線上に
回動支点を設け、長板状をなし基端が回動支点に回動自
在に支持され先端側に点灯装置を保持する点灯装置保持
体を設け、この点灯装置保持体を回動支点と点灯装置の
間において支持したことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、点灯装置保持体を支持する部材は、自己の延伸方向
に対し略直交的にかつ一体的に形成された支持部であ
り、支持部の端部が天井板の上方面に当接するものであ
ることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2におい
て、前記支持部は、天井板の厚さが約15mmであると
き、点灯装置支持体が天井板に対し略水平となる長さを
有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図3を
用いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る天井
埋込み型照明器具の上面図、図2は本発明の実施の形態
に係る天井埋込み型照明器具の正面図である。また、図
3はその取付状態を表す側面図で、図3(a)は厚い天
井材に取付けた場合、図3(b)は薄い天井材に取付け
た場合を示す。
【0014】この天井埋込み型照明器具(以下、照明器
具と略称する)は、器具本体1と、ランプ2と、このラ
ンプ2を点灯させる点灯装置3とを備えて構成されてい
る。
【0015】器具本体1は、略有底円筒の形状をなし、
開口部の周縁に外方へ例えば15mm程度突出する鍔部
1aが設けられている。また、円筒部分の外面には、長
板状の弾性金属板を折曲形成してなる弾性取付部1bが
外方に突出して設けられている。これを詳しく述べる
と、弾性取付部1bは、図2で示すように、基端の平坦
部から180°程度の折り曲げ部と、照明器具の取付完
成時に天井板10に当接する当接湾曲部と、照明器具の
取付時に天井の取付孔10aを器具本体1が挿通する際
に押さえる取付用部とが連設して構成されいる。そし
て、弾性取付部1bの基端は、器具本体1の側面に固着
されている。
【0016】また、器具本体1の開口部と反対側には、
材質が例えば金属で、形状が略L字状に形成され、長手
部分が器具本体1の上面に取付けられ、短手部分が器具
本体2の側方に突出した灯体部8が設けられている。そ
して、灯体部8の器具本体1の側方に突出した先端に
は、ソケット4が取付けられており、ソケット4には、
ランプ2(片口金蛍光ランプ2a)が灯体部8と略水平
方向になるように装着され、器具本体1に収容されてい
る。そして、このランプ2aは、これを点灯させる点灯
装置3にリード線を介して接続されている。また、灯体
部8には、器具本体1の側面視における略中心鉛直線上
Xにあたる部分に回動支点5を形成する一対の軸部が前
後に対向して設けられている。この軸部は、灯体部8を
切り起こし曲げて形成したもので、切り起こし部の略中
心には軸状突起が設けられている。
【0017】また、灯体部8の上面には、重量物である
点灯装置3が取付けられる長板状の点灯装置保持体6が
設けられており、灯体部8に設けられた回動支点5を形
成する軸部に回動自在に取付けされている。点灯装置保
持体6を詳しく述べると、材質は例えば金属で、長板状
の長手方向の両端を折り曲げて補強した基端部と、点灯
装置3が取付けられる平坦な先端部とを有し、基端部の
根元には回動支点5を構成する一対の軸受け部が前後に
対向して設けられている。軸受け部は、基端部の一部を
切り起こし曲げて形成したもので、切り起こし部には軸
穴が設けられている。そして、この軸穴と灯体部8に設
けられた軸部の軸状突起を嵌合することで点灯装置保持
体6を支持し、回動支点5を形成している。
【0018】また、点灯装置保持体6は、その回動支点
5と点灯装置3の間において天井板裏面10bに当接し
て支持しする支持部7を有している。この支持部7は、
点灯装置保持体6の延伸方向に対し略直交的にかつ一体
的に、点灯装置保持体6の一部を切り起こし曲げて形成
されている。
【0019】ここで重要なことは、まず、点灯装置保持
体6は、長板状であり、基端が回動支点5に回動自在に
支持され、先端側に点灯装置3が保持されることであ
る。次に、回動支点5は器具本体1の側面視における略
中心鉛直線上Xに設けられていることである。そして、
点灯装置保持体6を回動支点5と点灯装置3の間におい
て天井板裏面10bに当接して支持する支持部7を設け
たことである。
【0020】次に、この型照明器具の取付方法を説明す
る。まず、照明器具を、上から点灯装置3、ソケット
4、器具本体1の順となるように、斜め方向又は縦方向
にする。この状態で弾性取付部1bの取付用部を押さえ
ながら点灯装置3、ソケット4の順で天井板10の取付
孔10aを挿通させる。そして、支持部7が天井板裏面
10bに当接する方向に照明器具を回転させながら器具
本体1が取付孔10aを挿通するようにする。そして、
器具本体1が取付孔10aをほぼ挿通したところで鍔部
1aが天井板10に当接し、ここで挿入が止まる。これ
と同時に支持部7が天井板裏面10bに到達し、点灯装
置保持体6と重量物である点灯装置3を支える形でポイ
ントYaで天井板裏面10bに当接する。このとき、弾
性取付部1bの当接湾曲部は、自身のバネ性により取付
孔10aの鉛直面を押圧するように広がり天井裏面10
bを押さえつける。このようにして、器具本体1は、天
井板10に設けられた取付孔10aの周端近傍に鍔部1
aを当接させて、鍔部1aと弾性取付部1bとで天井板
10を弾性挟持し、開口部を下方に向けて、天井板10
に取付けられる。なお、天井板10の厚さは、例えば1
5mm程度のものとし、このときに点灯装置保持体6が
天井板10に略水平となっている。
【0021】このように取付けられた照明器具には、前
述したように回動支点5から点灯装置3までの範囲内に
天井板裏面10bに当接して点灯装置保持体6を支える
支持部7を設けているため、長板状の点灯装置保持体6
を棒体とし、点灯装置3を力点、支持部7の天井板裏面
10bへの当接点Yaを支点、回動支点5を作用点とし
た、梃子の原理が働く。従って、点灯装置3の重量によ
る下向きの力は、支持部7をへて、回動支点5において
上向きの力に変わり、この結果、器具本体1を引き上げ
る力となる。
【0022】図3(b)は、図3(a)と同じ照明器具
を、天井材10が例えば5mm程度の板厚の薄いものに
取付けた例を示している。天井材10の厚さが薄くなっ
たため、支持部7の天井板裏面10bに当接するポイン
トYaは、点灯装置3等の自重により、さらに下方に下
がる。よって、点灯装置保持体6は回動支点5を中心に
図3(a)の状態から時計回りに回動する。このとき、
点灯装置保持体6は、自己のもつ支持部7の切り起し曲
げした折り抜き孔で灯体部8の角の部分を通過させ回動
する。従って、支持部7の天井板裏面10bに当接する
ポイントは、図3(a)のYaと比べ、さらに下方で、
器具本体1に近いポイントYbに移動して天井板裏面1
0bに当接する。このようにして点灯装置保持体6はそ
の先端側に向かうにしたがい、天井板裏面10bに近づ
くように傾斜し保持される。また、点灯装置3は、天井
板裏面10bに触れることなくその重量を支持部7で支
えられている。
【0023】以上のように、薄い天井板10に取付けて
も、図3(a)と同様に点灯装置2を力点、支持部7の
天井板裏面10bへの当接点Yaを支点、回動支点5を
作用点とした構成となり、点灯装置3の重量を器具本体
1の引き上げ力に変えることができる。
【0024】なお、図示していないが、天井10の板厚
が図3(a)よりも例えば25mm程度の厚いものに変
わった場合においても同様である。つまり、天井材10
が厚い場合は、前述したものとは逆に、点灯装置保持体
6が回動支点5を中心に、図3(a)に対し、反時計回
りに回動する。従って、支持部7の天井板裏面10bに
当接する位置(Ya)は、さらに上方で、やや器具本体
1から離れた位置に移動して天井板裏面10bに当接す
る。そして、点灯装置保持体6はその先端側に向かうに
したがい、天井板裏面10bから離れるように傾斜する
ことで取付けされる。
【0025】この実施の形態によると、器具本体1には
点灯装置3の重量は加わらず、逆に、従来は器具本体1
を引き下げていた点灯装置3の重量を器具本体1の引き
上げ力に変えることができる。従って、弾性取付部1b
は、従来のものと比較して保持力の弱い、つまり、施工
のために弾性変形させやすいものを使うことができ、施
工性がよくなる。しかも、前述したように、天井板10
の厚さが薄いものや、厚いものに変化しても、取付け可
能で、かつ、器具本体1の引き上げ力は、天井板10の
厚さにかかわらず、同等の大きさで発生する。さらに、
回動支点5は、器具本体1の側面視における略中心鉛直
線上に設けることで、照明器具を引き上げたときの器具
全体の平衡バランスを向上させている。
【0026】なお、回動支点5の位置は、器具本体1の
側面視における略中心鉛直線上にあれば、必ずしも実施
の形態で示す器具本体1の上面である必要はない。例え
ば、器具本体1の側面で、弾性取付部1bの上方付近を
加工して回動支点5を設けてもよい。また、灯体部8は
器具形状によっては不用な場合があり、本発明の必須の
部材ではない。灯体部8が不用な場合は、器具本体1を
加工して回動支点5を設けたり、新たな部品を設けこれ
に回動支点5を設ければよい。
【0027】また、器具本体1の引き上げ力は、点灯装
置保持体6と、点灯装置3と、支持部7とにより変わ
り、例えば、支持部7の位置を器具本体1に近づけるほ
ど大きく、逆に、器具本体1から離すほど(点灯装置3
に近づけるほど)小さくなる。また、引き上げ力を大き
くする方法としては、回動支点5を支持部7に近づける
方法(例えば、回動支点5を器具本体1の側面視におけ
る中心鉛直線上Xより支持部7側に設ける)や、点灯装
置保持体6をより長いものにし支持部7と点灯装置3の
距離を長くする方法がある。なお、器具本体1の引き上
げ力が働く支持部7の限度の位置は、点灯装置保持体6
と点灯装置3とを合わせた重心の位置Zであり、この位
置Zよりも回動支点5側に支持部7が設けられていれ
ば、器具本体1を引き上げる力が発生する。
【0028】また、支持部7は、発熱体である片口金ラ
ンプ1aからの輻射熱を遮蔽しており、そのため熱が点
灯装置3に伝わらず、点灯装置3に内蔵する電子部品の
温度上昇を防いでいる。また、支持部7は、灯体部8の
上方となる部分にある点灯装置保持体6の一部を切り起
こし曲げて形成しているため、点灯装置保持体6が回動
する際、灯体部8を避けて回動できその回動範囲が広く
なる。従って、取付可能な天井板10の板厚の幅が広が
る。また、支持部7の長さは、天井板10の厚さが約1
5mmのときに点灯装置保持体6が天井板10に略水平
となる長さとしたことにより、天井板の一般的な厚みで
ある5〜25mmの範囲をカバーしやすくなり、点灯装
置保持体6の一方向への偏った傾きを防ぐことができ
る。また、支持部7については、施工前において、点灯
装置保持体6と一体になっている必要はなく、天井板1
0の厚さに応じたものを施工現場で選定し、適したもの
を点灯装置保持体6に後付けする方法でも良い。
【0029】なお、器具本体1の形状は、大略有底筒状
であればよく、第1の従来例で示した略碗状のものや開
口部が円でなく多角形のものでも良い。また、ランプ2
の方向も鉛直線方向等に取付られるものでもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、大略有
底筒状をなし開口部周縁に外方へ突出する鍔部及び筒状
部分の外面に弾性取付部を有した器具本体と、器具本体
にソケットを介して装着されるランプと、ランプに電力
供給を行う点灯装置と、を備え、器具本体が天井板の取
付孔に挿通されるとともに鍔部及び弾性取付部にて天井
板を弾性挟持してなる天井埋込み型照明器具において、
前記器具本体の側面視における略中心鉛直線上に回動支
点を設け、長板状をなし基端が回動支点に回動自在に支
持され先端側に点灯装置を保持する点灯装置保持体を設
け、この点灯装置保持体を回動支点と点灯装置の間にお
いて支持したことにより、点灯装置を力点、支持部の天
井裏面当接部を支点、回動支点を作用点とした梃子の原
理により、点灯装置の重量を器具本体の引き上げ力に変
えることができる。しかも、天井板10の厚さが薄いも
のや厚いものに変化しても取付け可能で、このときの器
具本体の引き上げ力は、天井板の厚さにかかわらず同等
の大きさで発生させることができる。さらに、回動支点
5は、器具本体1の側面視における略中心鉛直線上に設
けることで、照明器具を引き上げたときの器具全体の平
衡バランスを向上させることができる。また、従来は、
器具本体を引き下げていた点灯装置の重量を器具本体の
引き上げ力に変えることができるので、弾性取付部を従
来のものと比較して保持力の弱い、つまり、施工のため
に弾性変形させやすいものとすることができ、施工性が
よくなる。
【0031】請求項2記載の発明にあっては、点灯装置
保持体を支持する部材は、自己の延伸方向に対し略直交
的にかつ一体的に形成された支持部であり、支持部の端
部が天井板の上方面に当接するものであることにより、
請求項1に記載の効果に加え、点灯装置保持体が回動す
る際、灯体部を避けて回動できその回動範囲が広くな
る。従って、取付可能な天井板の板厚の幅が広がる。
【0032】請求項3記載の発明にあっては、支持部
は、天井板の厚さが約15mmであるとき、点灯装置支
持体が天井板に対し略水平となる長さを有することによ
り、請求項2に記載の効果に加え、天井板の一般的な厚
みである5〜25mmの範囲をカバーしやすくなり、点
灯装置保持体6の一方向への偏った傾きを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る天井埋込み型照明器
具の上面図である。
【図2】同上の天井埋込み型照明器具の正面図である。
【図3】同上の天井埋込み型照明器具の天井板の厚みを
変えて取付けたときの側面図である。
【図4】本発明の第1の従来例に係る天井埋込み型照明
器具の側面図である。
【図5】本発明の第2の従来例に係る天井埋込み型照明
器具の側面図である。
【図6】同上の天井埋込み型照明器具の要部側面図であ
る。
【図7】同上の天井埋込み型照明器具の天井板の厚みを
変えて取付けたときの側面図である。
【図8】同上の天井埋込み型照明器具の天井板の厚みを
変えて取付けたときの側面図である。
【符号の説明】
1 器具本体 1a 鍔部 1b 弾性取付部 2 ランプ 3 点灯装置 4 ソケット 5 回動支点 6 点灯装置保持体 7 支持部 10 天井板 10a 取付孔 10b 天井板の上方面(天井板裏面) X 器具本体の側面視における略重心鉛直線 Ya 厚い天井材における支持部7の天井裏面当接部 Yb 薄い天井材における支持部7の天井裏面当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大略有底筒状をなし開口部周縁に外方
    へ突出する鍔部及び筒状部分の外面に弾性取付部を有し
    た器具本体と、器具本体にソケットを介して装着される
    ランプと、ランプに電力供給を行う点灯装置と、を備
    え、器具本体が天井板の取付孔に挿通されるとともに鍔
    部及び弾性取付部にて天井板を弾性挟持してなる天井埋
    込み型照明器具において、前記器具本体の側面視におけ
    る略中心鉛直線上に回動支点を設け、長板状をなし基端
    が回動支点に回動自在に支持され先端側に点灯装置を保
    持する点灯装置保持体を設け、この点灯装置保持体を回
    動支点と点灯装置の間において支持したことを特徴とす
    る天井埋込み型照明器具。
  2. 【請求項2】 点灯装置保持体を支持する部材は、自
    己の延伸方向に対し略直交的にかつ一体的に形成された
    支持部であり、支持部の端部が天井板の上方面に当接す
    るものである請求項1記載の天井埋込み型照明器具。
  3. 【請求項3】 前記支持部は、天井板の厚さが約15
    mmであるとき、点灯装置支持体が天井板に対し略水平
    となる長さを有する請求項2記載の天井埋込み型照明器
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005243598A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Hitachi Lighting Ltd ダウンライト装置
JP2008140593A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsubishi Electric Corp 埋込型照明器具
WO2013124609A1 (en) * 2012-02-23 2013-08-29 Scolmore International Limited Lighting accessory
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