JP2003248480A - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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JP2003248480A
JP2003248480A JP2002049905A JP2002049905A JP2003248480A JP 2003248480 A JP2003248480 A JP 2003248480A JP 2002049905 A JP2002049905 A JP 2002049905A JP 2002049905 A JP2002049905 A JP 2002049905A JP 2003248480 A JP2003248480 A JP 2003248480A
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JP
Japan
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keyboard
groove
music stand
control panel
electronic piano
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Application number
JP2002049905A
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Inventor
Masaji Kimura
雅次 木村
Tadashi Yasuda
正 安田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ピアノの上に設置する譜面台が電子ピア
ノの後端からはみ出した場合の不具合を解消すること。 【解決手段】 鍵盤ユニットを収納するフレームを有す
る本体50を備えた電子ピアノにおいて、本体50の後
部上面に譜面台105を立てるための溝16を設ける。
溝16、その横断面形状が、底部で狭く上部開放側で広
くなっているV字形である。腕木間に掛け渡されて鍵盤
の後部上方に配置される屋根6および屋根6の前面に隣
接して配置されるコントロールパネル10を設けるもの
において、溝16は、コントロールパネル10の後壁お
よび屋根6の前壁によって形成されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤楽器に関し、
特に、譜面台を立てることができる構造を有する鍵盤楽
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電子鍵盤楽器の要部斜視
図である。この電子鍵盤楽器100は、上パネル101
と上パネル前付102との間に、譜面支持板103を有
している。この譜面支持板103には、鍵盤の配列方向
つまり電子鍵盤楽器100の幅方向に延びる溝104が
設けられていて、この溝104内に譜面台105を差し
込んで立てることができる。溝104は鍵盤の全域に亘
って形成されているので、譜面台105は、演奏者が譜
面を見やすいように左右の位置を適当に調節して置いて
おくことができる。このような、譜面台を有する電子鍵
盤楽器は、実公平5−46078号公報に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の電子鍵盤楽器に
おいて改良すべき点がある。すなわち、上記譜面支持板
では譜面台を鍵盤に対して左右に位置調節できる利点が
あるが、譜面台の前後方向角度を変化させることができ
ない。この前後方向角度を変化させることができない
と、次のような、不具合を生じる。例えば、奥行きが大
きい電子鍵盤楽器では、譜面台が後傾していても、譜面
台の上端が電子鍵盤楽器の後端からはみ出すことはな
い。しかし、奥行きが小さい電子ピアノのような楽器で
は、譜面支持板は電子鍵盤楽器の後端近傍に位置するよ
うになるので、譜面台は後方にはみ出してしまう。そう
すると、後方の壁と近接させて電子鍵盤楽器を配置しよ
うとした場合、譜面台が壁に当たってしまう。
【0004】本発明は、上記不具合を解消し、壁に接近
して配置しようとした場合、上部の譜面台が壁に当たっ
てしまうという不具合がない鍵盤楽器を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、鍵盤ユニットおよび該鍵
盤ユニットを収納するフレームを有する本体を備えた鍵
盤楽器において、前記本体の後部上面に譜面台を立てる
ための溝を設け、前記溝は、その横断面形状が、底部で
狭く上部開放側で広くなっているV字形である点に第1
の特徴がある。
【0006】また、本発明は、前記フレームが、左右に
それぞれ配置される腕木と、該腕木間に掛け渡されて前
記鍵盤の後部上方に配置される梁部材とを含み、さらに
前記梁部材の前面に隣接して配置されるコントロールパ
ネルを具備するとともに、前記溝が、前記コントロール
パネルの後壁および前記梁部材の前壁によって形成され
る点に第2の特徴がある。鍵盤楽器の上面後部寄りに設
けた溝に譜面台を支持させたとき、奥行きの狭い鍵盤楽
器では、譜面台の上端が楽器から後にはみだしてしまう
ことがある。したがって、壁面に近接して当該鍵盤楽器
を設置したいときに、そのような設置形態をとれない。
第1または第2の特徴によれば、壁に譜面台が当たって
も、その壁に押されて譜面台は前方に傾斜できるので、
譜面台に負荷がかかることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1、図2は、本発明の一実施形態に係
る鍵盤楽器である電子ピアノの斜視図である。特に、図
1は使用中の状態、図2は蓋をしてある状態を示す図で
ある。図1、図2において、電子ピアノ1は、上部に位
置する本体50と本体50を支持する2本の脚51とを
備える。本体50は、鍵盤52と鍵盤52の奥(後方)
に配置されるコントロールパネル10とを含み、本体5
0の下方には楽音を出力するためのスピーカ53が設け
られる。本体50を上方から覆う蓋15が設けられる。
蓋15は本体50と結合されておらず、切り離し自在で
ある。コントロールパネル10と本体50の後方上部に
設けられる梁部材つまり屋根6との間には溝16が設け
られ、この溝16に譜面台105を差し込んで立ててお
くことができる。
【0008】図3は、電子ピアノ本体の要部断面図であ
る。なお、以下の説明では、特に説明しない限り、
「前」は電子ピアノにおいて演奏者が位置する側つまり
鍵盤側の位置ないし方向であり、「後」は同演奏者が位
置する側と反対側の位置ないし方向である。また、「左
右」とは、演奏者から見て左右の位置または方向であ
る。同図において、電子ピアノ1の本体50は、底板
2、背面板3,口棒4および左右一対の側板(腕木)5
からなる筐体つまりフレームを有する。左右の腕木5の
間には、梁部材(屋根)6が設けられる。屋根6には金
具7が結合されていて、この金具7を止めねじ8で腕木
5に固定することにより屋根6はフレームに取り付けら
れる。なお、底板2の下面には図示しない脚部が設けら
れる。
【0009】前記フレーム内には、鍵盤ユニット9と、
演奏に使用されるボリュームやスイッチ類、および表示
パネル等(図示しない)を備えるコントロールパネル1
0とが設けられる。コントロールパネル10は金属の薄
板を折り曲げて形成したもので、電子ピアノ1の幅方向
つまり鍵盤配列方向に沿ってフレームの内のり一杯に亘
る長さを有する。
【0010】腕木5の内側表面にはコントロールパネル
10を支持する台座となる付け木11が張り付けられ
る。付け木118は、例えば20mm程度の厚さ(腕木
からの突出長さ)を有するほぼ直方体のブロックであ
る。コントロールパネル10は、その両端つまり電子ピ
アノ1の幅方向端部が付け木11の上端面に載置されて
支持される。コントロールパネル10の前縁部には、付
け木11の側面に枢支されたレバーつまりコンパネスト
ッパ12の一端(先端)が上方から係合できるよう、内
側に折り曲げられた引っ掛かり部が形成される。コンパ
ネストッパ12の他端は腕木5に止めねじ13で止めら
れる。
【0011】コントロールパネル10の後縁は、屋根6
の前面に沿うように折り曲げられ、さらに屋根6の下面
に沿うように折り曲げられている。そして、屋根6の下
面に沿った部分(水平部)が止めねじ14で屋根6の下
面に固定される。屋根6の前面に沿って曲げられたコン
トロールパネル10の部分と屋根6の前面との間には、
譜面台105を差して立てられるように溝16が形成さ
れる。
【0012】フレームの上面に被せて置かれる蓋15
は、前縁下端が口棒4の上端面に当接し、後縁が屋根6
の上面に当接してフレーム上に保持される。蓋15の前
縁と口棒4との間には、ゴムなどの緩衝部材を介在させ
るのがよい。屋根6上にはピン17が突出するように設
けられ、蓋15の後縁に設けられる孔18がピン17に
係合する。このピン17と孔18とが係合するように蓋
15を被せるので、蓋15が電子ピアノ1の前後にずれ
るのを防止することができる。
【0013】図4は、譜面台を立てておくための溝の拡
大図である。図4において、コントロールパネル10と
屋根6の前面との間に形成される溝16は、下方から上
方に向けてわずかに拡張された隙間を有する。つまり溝
16は、その幅が上部開放端側で大きく底部側で小さく
なったV字形溝である。このような、勾配を有する溝1
6に譜面台105を差し込んだ場合、譜面台105はこ
の勾配の範囲で前後に傾斜させられる。したがって、例
えば、電子ピアノ1を壁等に近づけて設置する場合、譜
面台105は前記勾配の範囲で前方に(矢印Kのよう
に)傾けられるので、電子ピアノ1を壁等に近接して置
くこともできる。特に、奥行きの短い電子ピアノでは、
溝16から後方の寸法を大きくとれないので、このよう
な上方に向けて広がった溝に譜面台を立てられるのは有
用である。本発明は、電子ピアノのように奥行きの短い
鍵盤楽器において特に有効であるが、電子ピアノに限ら
ず、鍵盤楽器に広く適用することができる。
【0014】上述の実施形態では、溝16はコントロー
ルパネル10に沿い、鍵盤幅全体に亘って形成されてい
るが、必ずしも鍵盤幅全体に亘って形成するのに限らな
い。少なくとも、鍵盤幅中央部で、予定される譜面台の
サイズに対応する長さの溝で有ればよい。また、溝は、
コントロールパネル10の後壁と屋根6の前壁とを利用
したものに限らず、例えば、屋根6に溝を形成してもよ
い。要は、鍵盤楽器本体の後部上面に設けられていて、
横断面形状が上部で広いV字形であればよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1または請求項2の発明によれば、譜面台を支持する溝
が上部で広がっているので、譜面台は溝の形状の範囲で
角度変化自在である。そのために、奥行きの狭い鍵盤楽
器の後部寄りに前記溝があり、立たせた譜面台の上端が
楽器から後にはみだしてしまって、後方の壁に当たるよ
うでも、その壁に押されて譜面台は前方に傾斜できる。
したがって、鍵盤楽器の設置場所を制限されることが少
なくなる。特に、請求項2の発明によれば、コントロー
ルパネルとフレームの梁部材を利用できるので、溝の追
加工や部材の付加が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子ピアノの斜視
図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る蓋を閉じた電子ピ
アノの斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電子ピアノの要部
断面図である。
【図4】 譜面台を支持する差込溝を含む電子ピアノの
要部拡大断面図である。
【図5】 従来例に係る電子鍵盤楽器の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…電子ピアノ、 5…腕木、 6…屋根(梁部材)、
9…鍵盤ユニット、10…コントロールパネル、 1
1…付け木(台座)、 15…蓋、 16…溝、 50
…本体、105…譜面台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤ユニットおよび該鍵盤ユニットを収
    納するフレームを有する本体を備えた鍵盤楽器におい
    て、 前記本体の後部上面に譜面台を立てるための溝を設け、 前記溝は、その横断面形状が、底部で狭く上部開放側で
    広くなっているV字形であることを特徴とする鍵盤楽
    器。
  2. 【請求項2】 前記フレームが、左右にそれぞれ配置さ
    れる腕木と、該腕木間に掛け渡されて前記鍵盤の後部上
    方に配置される梁部材とを含み、 さらに前記梁部材の前面に隣接して配置されるコントロ
    ールパネルを具備するとともに、 前記溝が、前記コントロールパネルの後壁および前記梁
    部材の前壁によって形成されることを特徴とする請求項
    1記載の鍵盤楽器。
JP2002049905A 2002-02-26 2002-02-26 鍵盤楽器 Pending JP2003248480A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7544877B2 (en) 2005-03-14 2009-06-09 Yamaha Corporation Musical keyboard instrument
CN100562924C (zh) * 2003-09-25 2009-11-25 雅马哈株式会社 电子键盘乐器

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