JP2003245657A - 凍結濃縮分離方法及び凍結濃縮分離装置 - Google Patents

凍結濃縮分離方法及び凍結濃縮分離装置

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JP2003245657A
JP2003245657A JP2002050916A JP2002050916A JP2003245657A JP 2003245657 A JP2003245657 A JP 2003245657A JP 2002050916 A JP2002050916 A JP 2002050916A JP 2002050916 A JP2002050916 A JP 2002050916A JP 2003245657 A JP2003245657 A JP 2003245657A
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ice
water
concentrated water
solvent
storage tank
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JP2002050916A
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Kenji Hayashi
賢二 林
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成長した氷と濃縮水との分離効率を向上させ
ることを課題とする。 【解決手段】 保冷タンク30内の濃縮水の比重が小さ
いときは、氷Cは下方に沈んでいるため、下部ハッチ1
38を開放して氷Cを下方から取り出す。また、濃縮水
の比重が大きいときは、氷Cは上方に浮上しているた
め、上部ハッチ120を開放して保冷タンク30の上方
から氷Cを取り出す。一方、濃縮水の比重が小さいとき
は、濃縮水は上方の送排水管102から排出し、濃縮水
の比重が大きいときは、濃縮水は下方の送排水管100
から排出する。このように、濃縮水の比重、すなわち、
濃度によって、氷の取出し位置及び濃縮水の排出位置を
変えることで、分離するときに濃縮水と氷が混ざり難く
なり、結果として、氷の表面に溶剤が付着せず、溶剤を
余り含まない綺麗な氷を融解し水として再利用すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶剤を含まない氷
と溶剤を含有する濃縮水とに分離する凍結濃縮分離方法
及び凍結濃縮分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、プラント等より大気
へ排出されるVOCガスGを吸収処理する散水型気液接
触装置158で使用される水は、処理塔160、16
2、164内において、ガスと接触することで溶剤濃度
が徐々に上昇してくる。この溶剤を吸収した水(以下
「溶液」という)がそのまま処理槽166、168、1
70へ還流されると、処理槽全体の水中の溶剤濃度が上
昇し、この溶液を処理塔へ供給しても、連続的に良好な
状態で溶剤を吸収できない(溶剤の捕集効率が低下す
る)。
【0003】このため、溶剤吸収効率を維持するために
は、新鮮水Wを導水管172から処理槽170へ連続的
に給水する必要があり、補給水量の削減を図ることがで
きない。
【0004】また、散水型気液接触装置158の処理槽
166の排水管174から最終的に排出される水W1が
含有する溶剤の濃度を如何に高濃度とし、蒸留して再利
用するかがランニングコストを削減する上で大きなポイ
ントとなる。
【0005】そこで、本出願人は、凍結濃縮分離装置に
よって、溶液を氷と溶剤含有水する濃縮水とに分離する
気液接触装置を提案している(特願2000−0747
83号参照)。
【0006】この気液接触装置を使用することで、補給
水量を削減でき、溶剤吸収効率を維持すると共に、最終
的に排出される濃縮水の溶剤濃度を高濃度とすることが
できる。しかし、凍結濃縮分離時に、単純に氷と濃縮水
を分離して氷を取り出すだけでは、分離時に氷と濃縮水
が混り合い、分離効率が悪くなることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、成長した氷と濃縮水との分離効率を向上させる
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、溶剤を吸収した水を凍結し、溶剤を含まない氷と溶
剤を含有する濃縮水とに分離する凍結濃縮分離方法にお
いて、前記溶剤を吸収した水を製氷機で凍結し氷粒を製
氷する工程と、前記製氷機から導入された前記氷粒を保
冷タンクに集積し氷に成長させる工程と、前記保冷タン
ク内の濃縮水の比重によって、成長した氷の取出位置と
濃縮水の排出位置を変えて該氷と濃縮水とに分離して取
り出す工程と、を有することを特徴としている。
【0009】上記構成では、溶剤を吸収した水が製氷機
で凍結され、凝固点の違いから溶剤は凍結せず、水は凍
結して、氷粒と濃縮水となる。次に、氷粒と濃縮水を保
冷タンクに集積し氷に成長させる。そして、保冷タンク
内で氷が成長すると、保冷タンク内の濃縮水の比重を測
定して、この濃縮水の比重に応じて、成長した氷の取出
位置と濃縮水の排出位置を変えて、氷と濃縮水とに分離
する。
【0010】すなわち、濃縮水の比重が小さいときは、
氷は下方に沈んでいるため、保冷タンクの下方から取り
出し、濃縮水の比重が大きいときは、氷は上方に浮上し
ているため、保冷タンクの上方から取り出す。一方、濃
縮水の比重が小さいときは、濃縮水は保冷タンクの上方
から排出し、濃縮水の比重が大きいときは、濃縮水は保
冷タンクの下方から排出する。
【0011】このように、濃縮水の比重、すなわち、濃
度によって、氷の取出し位置及び濃縮水の排出位置を変
えることで、分離するときに濃縮水と氷が混ざり難くな
り、結果として、氷の表面に溶剤が付着せず、溶剤を余
り含まない綺麗な氷を融解し水として再利用することが
できる。例えば、この氷の溶解水を排ガス回収装置の処
理槽へ補給した場合、新鮮水の補給水量を削減すること
ができる。
【0012】また、氷と分離された濃縮水の溶剤の濃度
は高くなっており、この高濃度の溶剤を含有する濃縮水
を洗浄剤、燃料、平版印刷版に塗布する塗布液として使
用することも可能となる。
【0013】なお、氷の取出し位置及び濃縮水の排出位
置は、上下の2カ所、上中下の3カ所、また、4カ所で
もよく、細かく層別化した方が好ましい。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記保冷タンク
内の濃縮水の比重によって、前記保冷タンクへ導入する
前記氷粒の導入高さを変える工程を有することを特徴と
している。
【0015】上記構成では、濃縮水の比重が小さいとき
は、氷は下方に沈んでいるため、氷粒を保冷タンクの下
方から導入し、濃縮水の比重が大きいときは、氷は上方
に浮上しているため、保冷タンクの上方から導入する。
このため、導入した氷粒が濃縮水に洗われて表面に溶剤
が付着せず、成長過程にある氷に直接取り込まれるた
め、綺麗な氷を作ることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、溶剤を吸収した
水を凍結し、溶剤を含まない氷と溶剤を含有する濃縮水
とに分離する凍結濃縮分離装置において、前記溶剤を吸
収した水を凍結し氷粒を製氷する製氷機と、前記製氷機
から導入された前記氷粒を集積し氷に成長させる保冷タ
ンクと、前記保冷タンクへ導入される前記氷粒の導入高
さを変える導入手段と、前記保冷タンク内の氷の取出し
位置が可変とされた氷取出手段と、前記保冷タンク内の
濃縮水の排出位置が可変とされた排出手段と、前記保冷
タンク内の濃縮水の比重を検出する比重測定装置と、前
記比重測定装置からの比重情報に基づき、前記導入手
段、氷取出手段、及び排出手段を制御して、導入高さ、
排出位置、及び取出し位置を変える制御手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0017】上記構成では、製氷機が溶剤を吸収した水
を凍結し氷粒にし、導入手段が氷粒を保冷タンクへ導入
する。このとき、導入手段は、比重測定装置で検出され
た濃縮水の比重の大きさに応じて、導入する氷粒の導入
高さを変える。
【0018】また、保冷タンクが、製氷機から導入され
た氷粒を集積し氷に成長させると、氷取出手段が濃縮水
の比重の大きさに応じて氷の取出し位置を変え、さら
に、排出手段が保冷タンク内の濃縮水の排出位置を変え
る。
【0019】このように、比重測定装置で検出された比
重に基づき、制御手段が、導入手段、氷取出手段、及び
排出手段を制御して、氷粒の導入高さ、濃縮水の排出位
置、及び氷の取出し位置を変える。このため、氷の表面
に溶剤が付着せず、溶剤を余り含まない綺麗な氷を造る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、本形態に係る
凍結濃縮分離装置22は、排ガスを回収する気液接触装
置10に処理ラインに組み込まれている。
【0022】気液接触装置10の処理槽14には、補給
管24が接続されている。この補給管24には、ポンプ
20が設けられており、ポンプ20を作動させること
で、貯留タンク52から処理水として新鮮な水及び後述
するリサクル水が補給される。また、処理槽14の側壁
に接続された給水管26には送液ポンプ28が設けられ
ており処理塔12の頂部へ水が揚水される。処理塔12
の頂部へ揚水された水は散水装置32によって、下方へ
向けて散水される。
【0023】一方の処理塔12の外周壁には、プラント
Pから排出された揮発性有機化合物(VOC)ガスが取
り込まれるガス管34が接続されており、連続して処理
塔12内へVOCガスが送られてくる。
【0024】このガス管34から処理塔12へ取り込ま
れたVOCガスは上昇しながら散水装置32で散水され
た水と接触してバッチ処理され、含有する溶剤の濃度が
低下される。そして、水と接触したVOCガスは、処理
塔12の頂部に接続された排気管40を通じて環境に影
響を与えないガスとして大気に放出される。
【0025】また、処理槽14には、排水管44が接続
されている。排水管44には、電磁弁78が設けられて
おり、この電磁弁78を操作することで、処理槽14の
水が中間タンク16へ排水される。
【0026】そして、処理槽14に補給管24から補給
される水量と処理槽14から排水される水量は、ほぼ同
じとされており、バッチ処理でVOCガスを止めること
なく、溶剤を回収できる構成となっている。
【0027】一方、処理槽14には、濃度センサ80が
設けられており、処理槽14の溶剤濃度を検出して、制
御部84へ信号を送る。制御部84は、電磁弁78及び
ポンプ20と接続されており、濃度センサ80の検出結
果に基づき、処理槽14内の水を入れ替えるようになっ
ている。
【0028】ここで、濃度センサ80が検出した処理槽
14内の水の溶剤濃度が所定値以上になると、ポンプ2
0を作動させ、補給管24を通じて新鮮な水を処理槽1
4へ送ると共に、電磁弁78を開き排水管44から溶剤
濃度が高い水を排水して、処理槽14の中を新鮮水に置
き換える。
【0029】以上のような操作を繰り返すことにより、
VOCガス中の溶剤を高効率で捕集することができ、ま
た、排水される水の溶剤濃度も高濃度となる。このた
め、次工程の回収効率が上がり、設備コスト及びランニ
ングコストが削減できる。
【0030】なお、気液接触方式としては、散水方式、
充填方式が知られているが、方式についてば特定されな
い。また、気液接触のユニットの数は、本形態のように
1つに特定されるものでなく、複数あってもよい。
【0031】さらに、処理対象となる揮発性有機化合物
ガス濃度は、100ppm以上が好ましく、1000p
pm以上が顕著な効果が現れる。また、溶剤ガスの種類
として、水との溶解度パラメータの差が19(cal・
cm-31/2以内が好ましく、15(cal・cm-3
1/2以内がより好ましい(溶解度パラメータ:Hild
ebrandの溶解パラメータ)。
【0032】さらに、揮発性有機化合物の溶剤は水溶性
であればよく、メチルエチルケトンに限定されず、メタ
ノール、エタノール、及びn−プロパノール等のアルコ
ール類、エチレングリコール等の多価アルコール類、ア
セトン、メチルアセトン、及びシクロヘキサン等のケト
ン類、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、及び乳酸エチル等のエステル類でもよい。さらに、
混合溶剤ガスでも処理可能である。
【0033】さらに、補給される水の温度は30℃以下
が好ましく、15℃以下がより好ましい。また、補給さ
れる水の溶剤濃度は2000ppm以下が好ましい。さ
らに、本例では、VOCガス中の溶剤を回収する処理水
として水を使用したが、汚泥水や微生物を含む活性汚泥
でも同様な効果を得ることができる。
【0034】次に、中間タンク16に貯留された1バッ
チ分の排水をどのようにリサイクル水とするかを説明す
る。
【0035】電磁切替え弁18を操作することで、中間
タンク16に貯留された溶剤を含有する水(以下「溶
液」という)が、供給管38を通じて保冷タンク30へ
送水される。保冷タンク30は、断熱保冷材で覆われて
おり、後述する氷粒を集積保冷して氷を成長させる。保
冷タンク30を積極的に冷却しないのは、冷却面に氷結
して溶剤が取り込まれることを防止するためである。
【0036】図4に示すように、保冷タンク30の側壁
の上部及び下部(後述する仕切板114で上下に仕切ら
れる空間の上部及び下部を指す)には、送排水管10
0,102が接続されている。送排水管100,102
は、流路を切り替える電磁弁104で合流している。こ
の電磁弁104を切り替えることにより、高さの異なる
送排水管100,102から選択的に濃縮水が排水され
る構成である。
【0037】図1及び図2に示すように、電磁弁104
には直管106が接続されている。この直管106は、
電磁弁51を介して製氷機54の底部につながる送水管
46と連結されている。送水管46には、送液ポンプ4
8が設けられており、電磁弁51が製氷機54へ濃縮水
が流れる流路を形成したとき、製氷機54の凍結筒36
の中を下から上に向って未凍結の濃縮水を送る。
【0038】図3に示すように、円筒状の凍結筒36の
外周面には、冷媒が循環する冷却コイル47が配置され
ており、凍結筒36へ送水された溶液が凍結面36Aに
氷結する。
【0039】また、凍結筒36の軸心部には駆動モータ
42で回転するシャフト94が配置されている。シャフ
ト94には、らせん状に湾曲したブレード92が取付け
られており、ブレード92の外周部は凍結面36Aに近
接している。このブレード92を回転させることによ
り、凍結面36Aに氷結した氷粒が掻き落とされる構成
である。
【0040】また、凍結筒36の上部には、送氷管96
が接続されており、送液ポンプ48の圧力でブレード9
2で掻き落とされた氷粒と濃縮された濃縮水が保冷タン
ク30へ送られる。なお、送氷管96は、流路切り替え
用の電磁弁108を分岐点として、流入管110と流入
管112に分岐している。そして、流入管110は、仕
切板114で仕切られる保冷タンク30の上部から、流
入管112は仕切板114で仕切られる保冷タンク30
の下部から氷粒及び濃縮水を供給する構成である。
【0041】この仕切板114は、油圧シリンダー11
6で押し引きされ、保冷タンク30の内壁に形成された
ガイド溝118に沿ってスライドする。そして、仕切板
114が油圧シリンダー116によって保冷タンク30
へ押し込まれたとき、保冷タンク30は水密な槽部を上
下に持つことになる。
【0042】また、保冷タンク30の上部側壁には上部
ハッチ120が設けられており、このハッチ120の下
端部は、上部側壁に開口された上部開口部122の下部
開縁部にヒンジ126で揺動可能に取付けられている。
さらに、上部ハッチ120の外面には、ブラケット12
4が固定されており、ブラケット124には、保冷タン
ク30の側壁に回動可能に取付けられた油圧シリンダー
128のロッド130が直交するシャフト132を介し
て連結されている。
【0043】すなわち、油圧シリンダー128のロッド
130を伸縮させ上部ハッチ120を揺動して傾倒させ
ることで、上部開口部122が上部ハッチ120で閉じ
られる形態と、上部開口部122が開放される形態をと
る。そして、上部開口部122が開放されると、仕切板
114の上に載った溶剤を殆ど含まない成長した氷が、
上部ハッチ120の裏面に設けられた囲板134をガイ
ドとして、蓄氷タンク56へ一旦蓄氷される。
【0044】なお、上部ハッチ120の外周部と上部開
口部122の開口縁部には、断熱機能を備えたシール材
136が貼り付けられており、上部ハッチ120を閉じ
たとき、継ぎ目から濃縮水が漏水しないようになってい
る。
【0045】また、保冷タンク30の下部側壁には、上
部側壁と同一構造の下部開口部142が形成されてお
り、油圧シリンダー140で回動する下部ハッチ138
で開閉されるようになっている。なお、保冷タンク30
の中には、比重測定装置144が配設されており、後述
するように、氷及び濃縮水の排出・投入位置を決定する
ための保冷タンク30内の濃縮水の比重を測定する。さ
らに、保冷タンク30には、液面センサ111が設けら
れており、氷と濃縮水が保冷タンク30から取り出され
ると、電磁切替え弁18が操作され、中間タンク16か
ら所定の水位になるまで溶液が保冷タンク30へ供給さ
れ、前述したように、送排水管100又は送排水管10
2、及び送水管46を通じて製氷機54へ送られる。
【0046】一方、蓄氷タンク56へ一旦蓄氷された氷
は、その後、冷水(或は氷粒の混じった水)としてポン
プ58で冷水管62を通じて熱交換器60へ送られる。
このように、氷を蓄氷して冷水として供給することで、
熱交換器60へ安定した冷媒の供給が可能となる。この
熱交換器60は、冷水の冷熱を利用するもので、工場内
の空調等に使用されている。
【0047】さらに、熱交換器60で熱交換された冷水
(溶剤を殆ど含有しない水)は、リサイクル水として貯
留タンク52へ送られ、処理槽14へ再び送水される。
【0048】また、電磁弁51には、濃縮管50が接続
されている。電磁弁51を開くと、高濃度の溶剤を含有
する濃縮水が蒸留器64へ送られる。蒸留器64は、溶
剤と水との沸点の差を利用して気化によって溶剤と水を
分離するもので、蒸留塔66へ高濃度の濃縮水が供給口
68から投入される。蒸留塔66内では、蒸気と液とが
接触し、低沸成分の溶剤が蒸気の方に集まり、高沸成分
の水が液の方に多く集まる。
【0049】これにより、溶剤が蒸発蒸気として排気管
70を通じて凝縮器72へ送られ、凝縮器72で凝縮さ
れることにより、高濃度の溶剤を含む溶液として回収タ
ンク74へ回収される。また、溶剤と分離された水は、
排水口76から排水され、送水ポンプ86を備えた送水
管82を通じて、貯留タンク52へ送られる。
【0050】次に、本形態に係る凍結濃縮分離装置の作
用を説明する。
【0051】先ず、成長した氷と濃縮水を保冷タンク3
0から取り出すときの動作を説明する。
【0052】保冷タンク30の中の濃縮水の比重は、比
重測定装置144で測定され、その測定値を示す信号が
制御部84へ送られる。制御部84では、設定された基
準値より大きいか小さいかを判断する。そして、基準値
より小さいと判断した場合、すなわち、図5に示すよう
に、氷比重>濃縮水比重のとき油圧シリンダー116を
操作して仕切板114で保冷タンク30を上下に仕切
る。
【0053】次に、制御部84が電磁弁104、51を
切り替えて、仕切板114の下方にある濃縮水が送排水
管100,直管106を通じて濃縮管50へ流れる流路
を構成する。次に、油圧シリンダー140を操作して、
下部ハッチ138を開放して、下部開口部142から成
長した氷Cを蓄氷タンク56へ投入する。
【0054】氷Cが排出されたら、下部ハッチ138を
閉じて、仕切板114を保冷タンク30から抜出した
後、電磁弁51を切り替えて、保冷タンク30にある濃
縮水を送排水管100、直管106を通じて、製氷機5
4へ送り、氷粒を製造させる。ここで、排出された氷及
び濃縮水の量に相当する溶液が中間タンク16から供給
管38を通じて保冷タンク30へ送られ、ここから製氷
機54へ送られる。次に、製氷機54から保冷タンク3
0へ氷粒を送ることで、氷の成長が図られる。
【0055】一方、制御部84が、保冷タンク30の濃
縮水の比重が基準値より大きいと判断した場合、すなわ
ち、図6に示すように、氷比重<濃縮水比重のとき、先
ず、油圧シリンダー116を操作して仕切板114で保
冷タンク30を上下に仕切る。
【0056】次に、制御部84が電磁弁104、51を
切り替えて、仕切板114の下方にある濃縮水が送排水
管100,直管106を通じて濃縮管50へ流れる流路
を構成する。再度、電磁弁104、51を切り替えて、
仕切板114の上方にある濃縮水を送排水管102、直
管106を通じて、製氷機54へ送り氷粒を製造する。
【0057】次に、油圧シリンダー128を操作して、
上部ハッチ120を開放して、上部開口部122から成
長した氷Cを蓄氷タンク56へ投入する。氷Cが排出さ
れたら、上部ハッチ120を閉じて、仕切板114を保
冷タンク30から抜出す。ここで、排出された氷及び濃
縮水の量に相当する溶液が中間タンク16から供給管3
8を通じて保冷タンク30へ送られ、ここから製氷機5
4へ送られる。次に、製氷機54から保冷タンク30へ
氷粒を送ることで、氷の成長が図られる。
【0058】以上のように、濃縮水の比重、すなわち、
濃度によって、氷の取出し位置及び濃縮水の排出位置を
変えることで、分離するときに濃縮水と氷が混ざり難く
なり、結果として、氷の表面に溶剤が付着せず、溶剤を
余り含まない綺麗な氷を融解し水として再利用すること
ができる。
【0059】なお、上記の例では、氷の取出し位置及び
濃縮水の排出位置を上下2カ所に設けたが、ハッチを3
つ設けて上中下の3カ所、また、4カ所でもよく、細か
く層別化した方が好ましい。
【0060】次に、氷粒の導入位置について説明する。
【0061】保冷タンク30の中の濃縮水の比重が比重
測定装置144で測定され、制御部84が、設定された
基準値より小さいと判断すると、氷比重>濃縮水比重で
あり、氷は下方に沈んでいる。このため、電磁弁108
を切り替えて流入管112を通じて氷粒を保冷タンク3
0の下方へ導入する。一方、制御部84が濃縮水の比重
が基準値より大きいと判断すると、氷比重<濃縮水比重
であり、氷は上方に浮上している。このため、電磁弁1
08を切り替えて流入管110を通じて氷粒を保冷タン
ク30の上方へ導入する。
【0062】このように、濃縮水の比重に応じて氷粒の
導入位置を変えることで、氷粒が濃縮水に洗われて表面
に溶剤が付着せず、成長過程にある氷に直接取り込まれ
るため、綺麗な氷を作ることができる。
【0063】次に、本発明の効果を実証するために、図
7に示す表のように、異なる条件で氷及び濃縮水を取り
出した。なお、本発明はこの実験の数値に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り本発明に包
含される。また、上述した実施例では、上下2つに取出
位置がある保冷タンクで説明したが、実験ではより最適
なレイアウトを求めるため、氷の取出位置を細かく分け
た。
【0064】プラントPから排出されたメタノールを含
有する排ガスから、気液接触装置としてスクラバーにて
メタノールを回収した。
【0065】メタノールを含有する排ガスを1.0Nm
3/minの割合で処理搭12に導入した。排ガス中の
メタノールの含有量は3000ppmであった。処理槽
14から汲み上げた水を処理塔12の散水装置32から
散水し、排ガスを導入してバッチ処理したところ、処理
槽14から排出された水中のメタノール濃度は3000
0ppmとなった。
【0066】この溶剤としてのメタノール濃度3000
0ppmの溶液を凍結濃縮分離装置22の中間タンク1
6へ貯溜し、50kgの溶液を凍結濃縮分離処理した。
【0067】実験では、保冷タンクで30kgの氷を
製氷した。30kgとは、保冷タンク30から取り出し
た氷量をいう。この30kgの氷を製氷する製氷時間
(30kgの氷が保冷タンク30で成長する時間)が8
時間であった。
【0068】濃縮水の比重を測定したところ、基準値と
略同一であり、氷比重≒濃縮水比重の関係にある。この
ため、成長した氷は、保冷タンクの中間部(タンク高さ
の1/2の位置)より取り出した。このときの、氷の溶
剤含有濃度は25000ppmであり、氷30kgを取
り除いた後、20kgに濃縮された濃縮水の溶剤濃度は
37500ppmであった。
【0069】実験では、濃縮水の比重を測定したとこ
ろ、基準値より小さく、氷比重>濃縮水比重の関係にあ
る。このため、成長した氷は、保冷タンクの下部(タン
クの底面からタンク高さの1/4の位置)から取り出し
た。このときの、氷の溶剤含有濃度は15000ppm
であり、氷30kgを取り除いた後、20kgに濃縮さ
れた濃縮水の溶剤濃度は52500ppmであった。
【0070】実験では、濃縮水の比重を測定したとこ
ろ、基準値より大きく、氷比重<濃縮水比重の関係にあ
る。このため、成長した氷は、保冷タンクの上部(タン
クの底面からタンク高さの3/4の位置)から取り出し
た。このときの、氷の溶剤含有濃度は30000ppm
であり、氷30kgを取り除いた後、20kgに濃縮さ
れた濃縮水の溶剤濃度は30000ppmであった。
【0071】実験では、濃縮水の比重を測定したとこ
ろ、基準値より小さく、氷比重>濃縮水比重の関係にあ
る。このため、成長した氷は、保冷タンクの下部(タン
クの底面からタンク高さの1/5の位置)から取り出し
た。このときの、氷の溶剤含有濃度は17500ppm
であり、氷30kgを取り除いた後、20kgに濃縮さ
れた濃縮水の溶剤濃度は42500ppmであった。
【0072】保冷タンク内の濃縮水と氷の比重は、濃縮
される物(溶剤)によって異なるため、実験〜の結
果が発生する。
【0073】なお、凍結濃縮分離装置22で濃縮した濃
縮水をそのまま洗浄液や重油等の代替燃料として再利用
してもよい。また、この濃縮水を蒸留器64へ送る場
合、水中に含まれる溶剤成分濃度として、1%以上が好
ましく、10%以上がより好ましい。
【0074】さらに、熱交換された冷水は、活性汚泥等
を用いた廃水処理設備で分解処理してもよく、含有する
溶剤成分の濃度によっては(COD値、BOD値が許容
値内であれば)、そのまま放流しても構わない。
【0075】また、水スクラバーは、スプレー式、充填
式等、その方式は限定されず、水にガスを吸収させる方
式はスクラバーでなくてもよい。さらに、凍結装置22
で濃縮された溶剤を含有する水を溶剤と水に分離する手
段として、蒸留器64を使用したが、膜分離装置、遠心
分離装置等を用いても良い。
【0076】ここで、VOCガスを発生する製造工程の
1つであるPS版の製造工程を簡単に説明しておく。
【0077】PS版は、99.5重量%アルミニウム
に、銅を0.01重量%、チタンを0.03重量%、鉄
を0.3重量%、ケイ素を0.1重量%含有するJIS
―A1050アルミニウム材の厚み0.30mm圧延板
を、400メッシュのパミストン(共立窯業製)の20
重量%水性懸濁液と、回転ナイロンブラシ(6,10−
ナイロン)とを用いてその表面を砂目立てした後、よく
水で洗浄した。
【0078】これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液
(アルミニウム4.5重量%含有)に浸漬してアルミニ
ウムの溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした
後、流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、
次に0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウム0.5重量
%含有)中で、陽極時電圧10.5ボルト、陰極時電圧
9.3ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.9
0、特公昭58−5796号公報実施例に記載されてい
る電流波形)を用いて160クーロン/dm2の陽極時
電気量で電解粗面化処理を行った。水洗後、35℃の1
0重量%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミ
ニウム溶解量が1g/m2 になるようにエッチングした
後、水洗した。次に、50℃30重量%の硫酸水溶液中
に浸漬し、デスマットした後、水洗した。
【0079】さらに、35℃の硫酸20重量%水溶液
(アルミニウム0.8重量%含有)中で直流電流を用い
て、多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電
流密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間の調節に
より陽極酸化皮膜重量2.7g/m2 とした。ジアゾ樹
脂と結合剤を用いたネガ型感光性平版印刷版を作成する
為に、この支持体を水洗後、70℃のケイ酸ナトリウム
の3重量%水溶液に30秒間浸漬処理し、水洗乾燥し
た。
【0080】以上のようにして得られたアルミニウム支
持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射
濃度は0.30で、JIS B00601に規定する中
心線平均粗さRaは0.58μmであった。
【0081】次に上記支持体にメチルメタクリレート/
エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(平均分子量約
6万)(モル比50/30/20)の1.0重量%水溶
液をロールコーターにより乾燥後の塗布量が0.05g
/m2 になるように塗布した。
【0082】さらに、塗布液として下記感光液−1を、
本形態で用いたバーコーターを用いて塗布し、110℃
で45秒間乾燥させた。乾燥塗布量は2.0g/m2
あった。 感光液−1 ジアゾ樹脂−1 0.50g 結合剤−1 5.00g スチライトHS−2(大同工業(株)製) 0.10g ビクトリアピュアブルーBOH 0.15g トリクレジルホスフェート 0.50g ジピコリン酸 0.20g FC−430(3M社製界面活性剤) 0.05g 溶剤 1−メトキシ−2−プロパノール 25.00g 乳酸メチル 12.00g メタノール 30.00g メチルエチルケトン 30.00g 水 3.00g 上記のジアゾ樹脂―1は、次ぎのようにして得たもので
ある。まず、4−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩(純度
99.5%)29.4gを25℃にて、96%硫酸70
mlに徐々に添加し、かつ20分間攪拌した。これに、
パラホルムアルデヒド(純度92%)3.26gを約1
0分かけて徐々に添加し、該混合物を30℃にて、4時
間攪拌し、縮合反応を進行させた。なお、上記ジアゾ化
合物とホルムアルデヒドとの縮合モル比は1:1であ
る。この反応生成物を攪拌しつつ氷水2リットル中に注
ぎ込み、塩化ナトリウム130gを溶解した冷濃厚水溶
液で処理した。この沈澱物を吸引濾過により回収し、部
分的に乾燥した固体を1リットルの水に溶解し、濾過
し、氷で冷却し、かつ、ヘキサフルオロリン酸カリ23
gを溶解した水溶液で処理した。最後に、この沈澱物を
濾過して回収し、かつ風乾して、ジアゾ樹脂−1gを得
た。
【0083】結合剤−1は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/
4、平均分子量75,000、酸含量0.4meq/
g)の水不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子
である。
【0084】スチライトHS−2(大同工業(株)製)
は、結合剤よりも感脂性の高い高分子化合物であって、
スチレン/マレイン酸モノ−4−メチル−2−ペンチル
エステル=50/50(モル比)の共重合体であり、平
均分子量は約100,000であった。このようにして
作成した感光層の表面に下記の様にしてマット層形成用
樹脂液を吹き付けてマット層を設けた。
【0085】マット層形成用樹脂液としてメチルメタク
リレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸(仕込重量比65:2
0:15)共重合体の一部をナトリウム塩とした12%
水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧化頭回転数2
5,000rpm、樹脂液の送液量は4.0ml/分、
霧化頭への印加電圧は−90kV、塗布時の周囲温度は
25℃、相対湿度は50%とし、塗布液2.5秒で塗布
面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤した3秒後
に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹き付けて乾
燥させた。マットの高さは平均約6μm、大きさは平均
約30μm、塗布量は150mg/m2 であった。
【0086】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、成長した
氷と濃縮水との分離効率を向上させることができる。こ
れにより、溶剤の含有濃度が低い氷を製氷することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る凍結濃縮分離装置が使用された気
液接触装置を示す斜視図である。
【図2】本形態に係る凍結濃縮分離装置が使用された気
液接触装置を示すブロック図である。
【図3】製氷機を一部切り欠いた斜視図である。
【図4】保冷タンクから成長した氷を取出している様子
を示す斜視図である。
【図5】保冷タンクの下部から成長した氷を取出してい
る様子を示す説明図である。
【図6】保冷タンクの上部から成長した氷を取出してい
る様子を示す説明図である。
【図7】製氷実験結果を示す表である。
【図8】従来の気液接触装置を示す側面図である。
【符号の説明】
30 保冷タンク 54 製氷機 84 制御部(制御手段) 100 送排水管(排出手段) 102 送排水管(排出手段) 110 流入管(導入手段) 112 流入管(導入手段) 120 上部ハッチ(氷取出手段) 122 上部開口部(氷取出手段) 128 油圧シリンダー(氷取出手段) 138 下部ハッチ(氷取出手段) 140 油圧シリンダー(氷取出手段) 142 下部開口部(氷取出手段) 144 比重測定装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤を吸収した水を凍結し、溶剤を含ま
    ない氷と溶剤を含有する濃縮水とに分離する凍結濃縮分
    離方法において、 前記溶剤を吸収した水を製氷機で凍結し氷粒を製氷する
    工程と、前記製氷機から導入された前記氷粒を保冷タン
    クに集積し氷に成長させる工程と、前記保冷タンク内の
    濃縮水の比重によって、成長した氷の取出位置と濃縮水
    の排出位置を変えて該氷と濃縮水とに分離して取り出す
    工程と、を有することを特徴とする凍結濃縮分離方法。
  2. 【請求項2】 前記保冷タンク内の濃縮水の比重によっ
    て、前記保冷タンクへ導入する前記氷粒の導入高さを変
    える工程を有することを特徴とする請求項1に記載の凍
    結濃縮分離方法。
  3. 【請求項3】 溶剤を吸収した水を凍結し、溶剤を含ま
    ない氷と溶剤を含有する濃縮水とに分離する凍結濃縮分
    離装置において、 前記溶剤を吸収した水を凍結し氷粒を製氷する製氷機
    と、前記製氷機から導入された前記氷粒を集積し氷に成
    長させる保冷タンクと、前記保冷タンクへ導入される前
    記氷粒の導入高さを変える導入手段と、前記保冷タンク
    内の氷の取出し位置が可変とされた氷取出手段と、前記
    保冷タンク内の濃縮水の排出位置が可変とされた排出手
    段と、前記保冷タンク内の濃縮水の比重を検出する比重
    測定装置と、前記比重測定装置からの情報に基づき、前
    記導入手段、氷取出手段、及び排出手段を制御して、導
    入高さ、排出位置、及び取出し位置を変える制御手段
    と、を有することを特徴とする凍結濃縮分離装置。
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