JP2002136829A - 気液接触装置及び気液接触方法 - Google Patents

気液接触装置及び気液接触方法

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JP2002136829A
JP2002136829A JP2000338757A JP2000338757A JP2002136829A JP 2002136829 A JP2002136829 A JP 2002136829A JP 2000338757 A JP2000338757 A JP 2000338757A JP 2000338757 A JP2000338757 A JP 2000338757A JP 2002136829 A JP2002136829 A JP 2002136829A
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water
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Kenji Hayashi
賢二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給水量を削減し、溶剤吸収効率を維持する
と共に最終的に排出される水の溶剤濃度を高濃度とする
気液接触装置を得る。 【解決手段】 第1気液接触ユニット30、第2気液接
触ユニット50が並列的に配置されている。第1気液接
触ユニット30でガスを処理し、処理槽14中の水の溶
剤濃度が高くなると、第2気液接触ユニット50でガス
を処理する。この間に、第1気液接触ユニット30の処
理槽14の水を新鮮水に入れ替える。次に、第2気液接
触ユニット50の処理槽22中の水の溶剤濃度が高くな
ると、再び、第1気液接触ユニット30でガスを処理す
る。これを交互に繰り返すことで、少量の水でガス中の
溶剤の除去率を向上させることができる。また、高濃度
の処理液を排水することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント等より大
気へ排出される、例えば揮発性有機化合物(VOC)ガ
スを回収する気液接触装置及び気液接触方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、プラント等より大気
へ排出されるVOCガスを吸収処理する散水型気液接触
装置58で使用される水等の処理液は、処理塔60、6
2、64内において、ガスと接触することで溶剤濃度が
徐々に上昇してくる。この溶剤を吸収した処理液がその
まま処理槽66、68、70へ還流されると、処理槽全
体の処理液の溶剤濃度が上昇し、この処理液を処理塔へ
供給しても、連続的に良好な状態で溶剤を吸収できない
(溶剤の捕集効率が低下する)。
【0003】このため、溶剤吸収効率を維持するために
は、新鮮処理水Wを導水管72から処理槽70へ連続的
に給水する必要があり、補給水量の削減を図ることがで
きない。
【0004】また、散水型気液接触装置58の処理槽6
6の排水管74から最終的に排出される処理液の溶剤濃
度を如何に高濃度とし、蒸留して再利用するかがランニ
ングコストを削減する上で大きなポイントとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、補給水量を削減し、溶剤吸収効率を維持すると
共に最終的に排出される処理液の溶剤濃度を高濃度とす
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、第1処理塔と第1処理槽で第1気液接触ユニット
が、第2処理塔と第2処理槽で第2気液接触ユニットが
構成され、並列的に配置されている。第1処理塔及び第
2処理塔には、ガス切替え手段によりガス発生源からガ
スが選択的に導入される。
【0007】また、第1処理槽及び第2処理槽には、補
給切替え手段により補給水が選択的に補給される。そし
て、第1処理槽及び第2処理槽には、排水手段が設けら
れており、第1処理槽及び第2処理槽内の処理液を選択
的に排水する。
【0008】この構成では、例えばガスを第1処理塔へ
導入してガス中の溶剤をバッチ回収している間に、第2
処理槽内の処理液を溶剤を含まない補給水に入れ替え、
第2処理槽内の処理液の溶剤濃度が高くなり溶剤の捕集
率が低下してきたとき、ガス切替え手段を切替えて、ガ
ス発生源からガスを第2処理塔へ導入してガス中の溶剤
をバッチ回収する。そして、第2処理塔でガス中の溶剤
が回収されている間に、第1処理槽内の処理液を溶剤を
含まない補給水に入れ替える。
【0009】以上のような操作を交互に行なうことによ
り、少量の処理液で連続してガス中の溶剤の除去率を向
上させることができる。また、第1処理槽及び第2処理
槽から高濃度の処理液を排水することができるので、水
/溶剤分離装置をコンパクトに設計でき、且つ設備のラ
ンニングコストを削減することができる。
【0010】また、複数の気液接触ユニットを直列的に
配置する必要がないので、設置スペースを小さくするこ
とができる。なお、第1処理塔或は第2処理塔で処理さ
れたガスは、そのまま大気に放出される。
【0011】請求項2に記載の発明では、第1処理槽及
び第2処理槽に濃度検出手段が設けられており、各処理
槽の処理液濃度を検出する。この濃度検出手段の検出結
果に基づき、制御手段が、ガス切替え手段、補給切替え
手段、及び排水手段を作動させ、下記のように気液接触
装置を制御する。
【0012】すなわち、ガスを第1処理塔へ導入してい
るときは、第2処理槽へ補給水を送り第2処理槽内の処
理液を入れ替える。また、第1処理槽の処理液濃度が所
定値以上になると、ガスを第2処理塔へ導入し、ガス中
の溶剤をバッチ回収する。このとき、第1処理槽へ補給
水を送り、第1処理槽内の処理液を新鮮な処理液に入れ
替える。
【0013】このような制御を交互に行なうことで、ガ
ス中の溶剤を高効率で捕集することができ、また、排水
される処理液も高濃度となる。
【0014】請求項3に記載の発明では、処理塔を通過
するガスと処理塔へ供給される処理液とを接触させ、ガ
ス中の溶剤を処理液に吸収させる気液接触方法におい
て、ガス発生源からガスが導入される気液接触ユニット
を複数設け、前記気液接触ユニットへガスを選択的に導
入して、ガスを導入していない気液接触ユニットの処理
液を入れ替えることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】図1及び図2に示すように、本形態に係る
気液接触装置10では、処理塔12と処理槽14で構成
される第1気液接触ユニット30と、処理塔20と処理
槽22で構成される第2気液接触ユニット50とが並列
的に配置されている。
【0017】第1気液接触ユニットの処理槽14には、
補給管24から処理水として新鮮な水が補給される。ま
た、処理槽14の側壁に接続された給水管26には送液
ポンプ28が設けられており処理塔12の頂部へ水が揚
水される。処理塔12の頂部へ揚水された水は散水装置
32によって、下方へ向けて散水される。
【0018】また、第2気液接触ユニット50も基本的
に第1気液接触ユニット30と同様な構成とされてお
り、処理槽22には補給管52から新鮮な水が補給され
る。この補給管52と補給管24の合流部には、電磁弁
54が設けられており、補給水の行き先を選択できるよ
うになっている。
【0019】一方の処理塔12及び処理塔20の外周壁
には、プラント等から排出された揮発性有機化合物であ
るMEKガスGが取り込まれるガス管34、ガス管56
が接続されており、分岐部には電動ダンパ65が設けら
れている。この電動ダンパ65を切替えることで、ME
KガスGが選択的に処理塔12又は処理塔20へ導入さ
れる。
【0020】このガス管34から処理塔12へ取り込ま
れたMEKガスGは上昇しながら散水装置32で散水さ
れた水と接触してバッチ処理され、含有する溶剤の濃度
が低下される。ガス管56から処理塔20へ導入された
MEKガスGも同様に処理される。
【0021】そして、水と接触したMEKガスGは、処
理塔12或は処理塔20の頂部に接続された排気管4
0、排気管67を通じて環境に影響を与えないガスとし
て大気に放出される。
【0022】また、処理槽14には、排水管44が、処
理槽22には排水管76が接続されている。排水管44
と排水管76の合流部には、電磁弁78が設けられてお
り、この電磁弁78を操作することで、処理槽14と処
理槽22の水が選択的に排水される。
【0023】そして、処理槽14に補給管24から補給
される水量と処理槽14から排水される水量は、ほぼ同
じであり、また、処理槽22に補給管52から補給され
る水量と処理槽22から排水される水量はほぼ同じとさ
れている。
【0024】一方、処理槽14及び処理槽22に濃度セ
ンサ80、82が設けられており、各処理槽の溶剤濃度
を検出して、制御部84へ信号を送る。制御部84は、
電動ダンパ65、及び電磁弁54、78と接続されてお
り、濃度センサ80、82の検出結果に基づき、MEK
ガス及び水の行き先を切替える。
【0025】この制御方法では、MEKガスを処理塔2
0へ導入してバッチ回収しているときは、補給水を補給
管24を通じて処理槽14へ送り、排水管44から溶剤
濃度が高い水を排水して、処理槽14の中を新鮮な水に
置き換える。
【0026】ここで、濃度センサ82が検出した処理槽
22内の水の溶剤濃度が所定値以上になると、電動ダン
パ65を切替えてMEKガスを処理塔12へ導入する。
この処理塔12へは、新鮮水が補給されているため、M
EKガス中の溶剤が効率良くバッチ回収される。溶剤が
バッチ回収されたMEKガスは、ガス管40を通じて大
気に放出される。
【0027】このとき、電磁弁54、78が切替えら
れ、補給管52を通じて新鮮な水が処理槽22へ送ら
れ、排水管76から溶剤濃度が高い水を排水して、処理
槽22の中を新鮮水に置き換える。
【0028】以上のような操作を繰り返すことにより、
MEKガス中の溶剤を高効率で捕集することができ、ま
た、排水される水の溶剤濃度も高濃度となる。このた
め、次工程の回収効率が上がり、設備コスト及びランニ
ングコストが削減できる。
【0029】なお、気液接触方式としては、散水方式、
充填方式が知られているが、方式については特定されな
い。また、直列に配置された気液接触のユニットの数
は、本形態のように2つに特定されるものでなく、1つ
以上あればよい。
【0030】さらに、処理対象となる揮発性有機化合物
ガス濃度は、100ppm以上が好ましく、1000p
pm以上が効果が顕著に現れる。また、溶剤ガスの種類
として、水との溶解度パラメータの差が19(cal・
cm-31/2以内が好ましく、15(cal・cm-3
1/2以内がより好ましい(溶解度パラメータ:Hild
ebrandの溶解パラメータ)。
【0031】さらに、揮発性有機化合物の溶剤は水溶性
であればよく、メチルエチルケトンに限定されず、メタ
ノール、エタノール、及びn−プロパノール等のアルコ
ール類、エチレングリコール等の多価アルコール類、ア
セトン、メチルアセトン、及びシクロヘキサン等のケト
ン類、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、及び乳酸エチル等のエステル類でもよい。さらに、
混合溶剤ガスでも処理可能である。
【0032】また、上流側と下流側の処理塔及び処理槽
の容量比率差(気液接触時間差)は、要求される処理条
件によって設定されるものであり、限定される訳ではな
い。
【0033】さらに、補給される水の温度は30℃以下
が好ましく、15℃以下がより好ましい。また、補給さ
れる水の溶剤濃度は500ppm以下が好ましい。さら
に、本例では、MEKガス中の溶剤を回収する処理水と
して水を使用したが、汚泥水や微生物を含む活性汚泥で
も同様な効果を得ることができる。
【0034】次に、図3及び図4に示した1ユニットの
気液接触装置86と本形態に係る気液接触装置10の能
力を比較して見る。
【0035】放出源より放出されるガスを、揮発性有機
化合物であるMEKガスとし、MEKガスの風量を1.
0m3/min、濃度を1000ppm、また、補給水
の水温を10〜15℃とする。
【0036】図3及び図4に示す気液接触装置86で
は、新鮮水を補給せずにMEKガスをバッチ回収する
と、運転開始直後からMEKガスの溶剤除去率が低下し
90分経過後では溶剤除去率が0%となった。このとき
の処理槽88中の溶剤濃度は、2500ppmであっ
た。
【0037】そして、これ以降、MEKガス中の溶剤を
除去できなかったので、新鮮水Wを1リットル/min
で処理槽88に補給し続けると、排気管90から大気に
放出されるガス中の溶剤除去率が25%、処理槽88か
ら排水される水の溶剤濃度が1500ppmとなり、こ
れ以上の結果を出すことができなかった。
【0038】一方、図1及び図2に示す気液接触装置1
0では、MEKガスの風量:1.0m3/min、濃
度:1000ppm、補給水の水温:10〜15℃と条
件は同じであるが、気液接触ユニット30、50を交互
に切替えて、ガス中の溶剤を除去している。
【0039】本例では、運転開始後30分、MEKガス
を第1気液接触ユニット30の処理塔12でバッチ回収
した。溶剤除去率が50%まで低下し、処理槽14中の
溶剤濃度が2000ppmになった時点で、第2気液接
触ユニット50に切替えた。これを繰り返すことで、ガ
ス中の溶剤除去率を平均75%まで上げることができ、
排水中の溶剤濃度を2000ppmにできた。
【0040】ここで、MEKガスを発生する製造工程の
1つであるPS版の製造工程を簡単に説明しておく。
【0041】PS版は、99.5重量%アルミニウム
に、銅を0.01重量%、チタンを0.03重量%、鉄
を0.3重量%、ケイ素を0.1重量%含有するJIS
―A1050アルミニウム材の厚み0.30mm圧延板
を、400メッシュのパミストン(共立窯業製)の20
重量%水性懸濁液と、回転ナイロンブラシ(6,10−
ナイロン)とを用いてその表面を砂目立てした後、よく
水で洗浄した。
【0042】これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液
(アルミニウム4.5重量%含有)に浸漬してアルミニ
ウムの溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした
後、流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、
次に0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウム0.5重量
%含有)中で、陽極時電圧10.5ボルト、陰極時電圧
9.3ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.9
0、特公昭58−5796号公報実施例に記載されてい
る電流波形)を用いて160クーロン/dm2の陽極時
電気量で電解粗面化処理を行った。水洗後、35℃の1
0重量%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミ
ニウム溶解量が1g/m2 になるようにエッチングした
後、水洗した。次に、50℃30重量%の硫酸水溶液中
に浸漬し、デスマットした後、水洗した。
【0043】さらに、35℃の硫酸20重量%水溶液
(アルミニウム0.8重量%含有)中で直流電流を用い
て、多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電
流密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間の調節に
より陽極酸化皮膜重量2.7g/m2 とした。ジアゾ樹
脂と結合剤を用いたネガ型感光性平版印刷版を作成する
為に、この支持体を水洗後、70℃のケイ酸ナトリウム
の3重量%水溶液に30秒間浸漬処理し、水洗乾燥し
た。
【0044】以上のようにして得られたアルミニウム支
持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射
濃度は0.30で、JIS B00601に規定する中
心線平均粗さRaは0.58μmであった。
【0045】次に上記支持体にメチルメタクリレート/
エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(平均分子量約
6万)(モル比50/30/20)の1.0重量%水溶
液をロールコーターにより乾燥後の塗布量が0.05g
/m2 になるように塗布した。
【0046】さらに、塗布液として下記感光液−1を、
本形態で用いたバーコーターを用いて塗布し、110℃
で45秒間乾燥させた。乾燥塗布量は2.0g/m2
あった。 感光液−1 ジアゾ樹脂−1 0.50g 結合剤−1 5.00g スチライトHS−2(大同工業(株)製) 0.10g ビクトリアピュアブルーBOH 0.15g トリクレジルホスフェート 0.50g ジピコリン酸 0.20g FC−430(3M社製界面活性剤) 0.05g 溶剤 1−メトキシ−2−プロパノール 25.00g 乳酸メチル 12.00g メタノール 30.00g メチルエチルケトン 30.00g 水 3.00g
【0047】上記のジアゾ樹脂―1は、次ぎのようにし
て得たものである。まず、4−ジアゾジフェニルアミン
硫酸塩(純度99.5%)29.4gを25℃にて、9
6%硫酸70mlに徐々に添加し、かつ20分間攪拌し
た。これに、パラホルムアルデヒド(純度92%)3.
26gを約10分かけて徐々に添加し、該混合物を30
℃にて、4時間攪拌し、縮合反応を進行させた。なお、
上記ジアゾ化合物とホルムアルデヒドとの縮合モル比は
1:1である。この反応生成物を攪拌しつつ氷水2リッ
トル中に注ぎ込み、塩化ナトリウム130gを溶解した
冷濃厚水溶液で処理した。この沈澱物を吸引濾過により
回収し、部分的に乾燥した固体を1リットルの水に溶解
し、濾過し、氷で冷却し、かつ、ヘキサフルオロリン酸
カリ23gを溶解した水溶液で処理した。最後に、この
沈澱物を濾過して回収し、かつ風乾して、ジアゾ樹脂−
1gを得た。
【0048】結合剤−1は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/
4、平均分子量75,000、酸含量0.4meq/
g)の水不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子
である。
【0049】スチライトHS−2(大同工業(株)製)
は、結合剤よりも感脂性の高い高分子化合物であって、
スチレン/マレイン酸モノ−4−メチル−2−ペンチル
エステル=50/50(モル比)の共重合体であり、平
均分子量は約100,000であった。このようにして
作成した感光層の表面に下記の様にしてマット層形成用
樹脂液を吹き付けてマット層を設けた。
【0050】マット層形成用樹脂液としてメチルメタク
リレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸(仕込重量比65:2
0:15)共重合体の一部をナトリウム塩とした12%
水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧化頭回転数2
5,000rpm、樹脂液の送液量は4.0ml/分、
霧化頭への印加電圧は−90kV、塗布時の周囲温度は
25℃、相対湿度は50%とし、塗布液2.5秒で塗布
面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤した3秒後
に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹き付けて乾
燥させた。マットの高さは平均約6μm、大きさは平均
約30μm、塗布量は150mg/m2 であった。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、補給水量
を削減し、溶剤吸収効率を維持すると共に最終的に排出
される処理液の溶剤濃度を高濃度とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る気液接触装置を示す斜視図であ
る。
【図2】本形態に係る気液接触装置を示す側面図であ
る。
【図3】1ユニットの気液接触装置を示す斜視図であ
る。
【図4】1ユニットの気液接触装置を示す側面図であ
る。
【図5】従来の気液接触装置を示す側面図である。
【符号の説明】
12 処理塔(第1処理塔) 14 処理槽(第1処理槽) 20 処理塔(第2処理塔) 22 処理槽(第2処理槽) 30 第1気液接触ユニット 50 第2気液接触ユニット 54 電磁弁(補給切替え手段) 65 電動ダンパ(ガス切替え手段) 78 電磁弁(排水手段) 80 濃度センサ(濃度検出手段) 82 濃度センサ(濃度検出手段) 84 制御部(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理塔を通過するガスと処理塔へ供給さ
    れる処理液とを接触させ、ガス中の溶剤を処理液に吸収
    させる気液接触装置において、 ガス発生源からガスが導入される第1処理塔と、この第
    1処理塔へ処理液を供給する第1処理槽とで構成される
    第1気液接触ユニットと、 ガス発生源からガスが導入される第2処理塔と、この第
    2処理塔へ処理液を供給する第2処理槽とで構成される
    第2気液接触ユニットと、 前記ガス発生源からのガスを前記第1処理塔又は前記第
    2処理塔へ選択的に送るガス切替え手段と、 補給水を前記第1処理槽又は前記第2処理槽へ選択的に
    補給する補給切替え手段と、 前記第1処理槽及び前記第2処理槽へ設けられ、処理液
    を選択的に排水する排水手段と、 を有することを特徴とする気液接触装置。
  2. 【請求項2】 前記第1処理槽及び前記第2処理槽へ設
    けられ処理液濃度を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段の検出結果に基づき、前記ガス切替え
    手段、前記補給切替え手段、及び排水手段を作動させ、 ガスを前記第1処理塔へ導入しているときは、前記第2
    処理槽へ補給水を送り前記第2処理槽内の処理液を入れ
    替え、ガスを前記第2処理塔へ導入しているときは、前
    記第1処理槽へ補給水を送り前記第1処理槽内の処理液
    を入れ替える、制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の気液接触装
    置。
  3. 【請求項3】 処理塔を通過するガスと処理塔へ供給さ
    れる処理液とを接触させ、ガス中の溶剤を処理液に吸収
    させる気液接触方法において、 ガス発生源からガスが導入される気液接触ユニットを複
    数設け、前記気液接触ユニットへガスを選択的に導入し
    て、ガスを導入していない気液接触ユニットの補給水を
    入れ替えることを特徴とする気液接触方法。
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