JP2002136827A - 気液接触装置及び気液接触方法 - Google Patents

気液接触装置及び気液接触方法

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JP2002136827A JP2000338755A JP2000338755A JP2002136827A JP 2002136827 A JP2002136827 A JP 2002136827A JP 2000338755 A JP2000338755 A JP 2000338755A JP 2000338755 A JP2000338755 A JP 2000338755A JP 2002136827 A JP2002136827 A JP 2002136827A
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solvent
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Kenji Hayashi
賢二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給水量を削減し、溶剤吸収効率を維持する
と共に最終的に排出される水の溶剤濃度を高濃度とする
気液接触装置を得る。 【解決手段】 処理塔20は、下流側の処理塔12、1
6より容量が小さく、処理槽22は下流側の処理槽1
4、18より容量が小さくされている。このため、処理
塔20内でガス中の溶剤吸収率が向上し、処理槽22へ
還流する還流水の溶剤濃度が高濃度となり、また、高い
濃度の溶剤含有水が処理槽22の排水管48から排出さ
れ、水溶剤分離装置へ送られる。下流側の処理槽14、
18から処理槽22側へ送る処理水の一部が、補給水槽
50へ循環する。新鮮水が補給される補給水槽50へ溶
剤濃度が薄い水を戻すことで、下流側の処理塔12、1
6へ溶剤濃度が薄い処理液が大量に供給されるため、処
理塔20から送られてきたガス中の溶剤の回収効率が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント等より大
気へ排出される、例えば揮発性有機化合物(VOC)ガ
スを回収する気液接触装置及び気液接触方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、プラント等より大気
へ排出されるVOCガスを吸収処理する散水型気液接触
装置58で使用される水等の処理液は、処理塔60、6
2、64内において、ガスと接触することで溶剤濃度が
徐々に上昇してくる。この溶剤を吸収した処理液がその
まま処理槽66、68、70へ還流されると、処理槽全
体の処理液の溶剤濃度が上昇し、この処理液を処理塔へ
供給しても、連続的に良好な状態で溶剤を吸収できない
(溶剤の捕集効率が低下する)。
【0003】このため、溶剤吸収効率を維持するために
は、新鮮処理水Wを導水管72から処理槽70へ連続的
に給水する必要があり、補給水量の削減を図ることがで
きない。
【0004】また、散水型気液接触装置58の処理槽6
6の排水管74から最終的に排出される処理液の溶剤濃
度を如何に高濃度とし、蒸留して再利用するかがランニ
ングコストを削減する上で大きなポイントとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、補給水量を削減し、溶剤吸収効率を維持すると
共に最終的に排出される処理液の溶剤濃度を高濃度とす
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、第1処理塔にガスが最初に取り込まれる。この第1
処理塔には、第1処理槽から処理水が供給され、ガスと
接触してガス中の溶剤を吸収した還流処理液が第1処理
槽へ還流される。第1処理塔で処理されたガスは、下流
側の処理塔を順次通過して、最終的には環境に影響を与
えないガスとなり大気に放出される。
【0007】なお、下流側の処理塔へ送られたガスは、
下流側の処理槽から下流側の処理塔へ供給された処理水
と接触して、ガス中の溶剤が吸収される。溶剤を吸収し
た還流処理液は第1処理槽に貯留された処理水と混合さ
れ、再び下流側の処理塔へ送られる。また、混合された
処理液の一部は第1処理槽へ送られる。
【0008】ここで、第1処理塔は、下流側の処理塔よ
り容量が小さく、第1処理槽は下流側の処理槽より容量
が小さくされている。このため、第1処理塔内でガス中
の溶剤吸収率が向上し、第1処理槽へ還流する還流処理
液の溶剤濃度が高濃度となり、また、高い濃度の溶剤含
有水が第1処理槽から排出され、水溶剤分離装置へ送ら
れる。
【0009】請求項2に記載の発明では、下流側の処理
槽から第1処理槽側へ送る処理水の一部が、下流側の処
理槽へ処理液を補給する補給水槽へ循環する。この下流
側の処理槽には、溶剤の濃度が薄い処理液が貯留されて
いる(ガス中の溶剤の大部分は、第1処理塔内で処理液
に吸収される)。
【0010】このように、新鮮水が補給される補給水槽
へ溶剤濃度が薄い処理液を戻すことで、下流側の処理塔
へ溶剤濃度が薄い処理液が大量に供給されるため、第1
処理塔から送られてきたガス中の溶剤の回収効率が向上
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、複数の処理塔を
順次通過するガスと処理塔へ供給される処理液とを接触
させ、ガス中の溶剤を処理液に吸収させる気液接触方法
において、最初にガスが取り込まれる第1処理塔の容量
を下流側の処理塔より小さくし、この第1処理塔へ処理
水を供給する第1処理槽の容量を下流側の処理槽より小
さくし、また、下流側の処理槽から第1処理槽側へ送る
処理水の一部を、下流側の処理槽へ処理液を補給する補
給水槽へ循環させることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態を説明する。
【0013】図1及び図2には、処理塔12と処理槽1
4、処理塔16と処理槽18、処理塔20と処理槽22
の3つのユニットで構成された気液接触装置10が示さ
れている。
【0014】気液接触装置10は補給水槽50を備えて
おり、補給水槽50には導水管24から処理水として新
鮮な水が補給されている。補給水槽50と処理槽14
は、補給管52で接続されており、補給管52を通じて
補給水が処理槽14へ送水される。
【0015】また、処理槽14の側壁に接続された給水
管26には送液ポンプ28が設けられており、処理塔1
2の頂部へ揚水される。処理塔12の頂部へ揚水された
水は散水装置32によって、下方へ向けて散水される。
【0016】一方の処理塔20の外周壁には、プラント
等から排出された揮発性有機化合物であるMEKガスG
が取り込まれるガス管34が接続されている。このガス
管34から処理塔20へ取り込まれたMEKガスGは上
昇しながら散水装置32で散水された水と接触して含有
する溶剤の濃度が低下される。
【0017】そして、水と接触したMEKガスGは、処
理塔20の頂部に接続されたガス管36を通じて、側面
から上流側の処理塔16内へ取り込まれる。処理塔16
内のMEKガスは、水と接触して溶剤がさらに回収さ
れ、ガス管38を通じて、側面から上流側の処理塔12
内へ取り込まれる。ここで、また、水と接触してMEK
ガス中の溶剤が回収され、排気管40から環境に影響を
与えないガスが大気に放出される。
【0018】なお、処理塔20においてMEKガス中の
溶剤の回収率を上げるため、処理塔20の容量は、下流
側の処理塔12、16より小さくされており(気液接触
時間が短い)、また、処理槽22の容量も下流側の処理
槽14、18より小さくされている(処理液の循環率が
高い)。
【0019】これにより、処理塔20でのガス中の溶剤
吸収率が向上し、還流する還流処理液の溶剤濃度が高濃
度となり、また、高い濃度の溶剤含有水が処理槽22か
ら排出管48を通じて、水/溶剤分離装置へ送られる。
【0020】一方、処理塔12内でMEKガスと接触し
た水は、処理槽14の液面に口部が水没した還流管42
を通じて処理槽14内へ還流する。ここで、還流水は貯
留水及び補給水と混合され、上述したように、給水管2
6を通じて散水装置32へ送られる。
【0021】また、処理槽14には、処理槽18へ水を
送る送水管44が設けられている。この送水管44には
分岐管54が接続されており、送水される水の一部が補
給水槽50へ循環される。ここで、処理槽14に補給さ
れる水量と排水(送水)される水量は同じである。
【0022】処理槽18へ送られた比較的濃度が低い水
は、送液ポンプ28で処理塔16の頂部へ送られ、処理
塔16内のMEKガスと接触して、溶剤を回収する。溶
剤を吸収して高濃度となった還流水は、送水管46を通
じて処理槽22へ送水される。この送水管46には分岐
管56が接続されており、送水される水の一部が補給水
槽50へ循環される。ここで、処理槽18に送水される
水量と排水(送水)される水量は同じである。
【0023】以上のように、処理槽14、18から、新
鮮水が補給される補給水槽50へ比較的溶剤濃度が薄い
処理液を戻すことで、処理塔12、16へ溶剤濃度が薄
い処理液を大量に供給することができるため、処理塔2
0から送られてきたガス中の溶剤の回収効率が向上す
る。
【0024】また、処理槽22からは、高い濃度の溶剤
含有水が排出管48を通じて、水/溶剤分離装置へ送ら
れるので、次工程の回収効率が上がり、設備コスト及び
ランニングコストが削減できる。
【0025】なお、気液接触方式としては、散水方式、
充填方式が知られているが、方式については特定されな
い。また、気液接触装置のユニットの数は、本形態のよ
うに3つに特定されるものでなく、2つ以上あればよ
い。
【0026】さらに、処理対象となる揮発性有機化合物
ガス濃度は、100ppm以上が好ましく、1000p
pm以上が効果が顕著に現れる。また、溶剤ガスの種類
として、水との溶解度パラメータの差が19(cal・
cm-31/2以内が好ましく、15(cal・cm-3
1/2以内がより好ましい(溶解度パラメータ:Hild
ebrandの溶解パラメータ)。
【0027】さらに、揮発性有機化合物の溶剤は水溶性
であればよく、メチルエチルケトンに限定されず、メタ
ノール、エタノール、及びn−プロパノール等のアルコ
ール類、エチレングリコール等の多価アルコール類、ア
セトン、メチルアセトン、及びシクロヘキサン等のケト
ン類、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、及び乳酸エチル等のエステル類でもよい。さらに、
混合溶剤ガスでも処理可能である。
【0028】また、上流側と下流側の処理塔及び処理槽
の容量比率(気液接触時間差)は、要求される処理条件
によって設定されるものであり、限定される訳ではな
い。
【0029】さらに、補給される水の温度は30℃以下
が好ましく、15℃以下がより好ましい。また、補給さ
れる水の溶剤濃度は500ppm以下が好ましい。さら
に、本例では、MEKガス中の溶剤を回収する処理水と
して水を使用したが、汚泥水や微生物を含む活性汚泥で
も同様な効果を得ることができる。
【0030】次に、従来技術として図3に示した気液接
触装置58と本形態に係る気液接触装置10の能力を比
較して見る。
【0031】放出源より放出されるガスを、揮発性有機
化合物であるMEKガスとし、MEKガスの風量を1.
0m3/min、濃度を1000ppm、また、補給水
の水温を10〜15℃として連続的に処理する。
【0032】図3示す気液接触装置58では(処理塔及
び処理槽の容量はすべて同じ)、新鮮水Wを1リットル
/minで処理槽70に補給し続けると、大気に放出さ
れるガス中の溶剤除去率が50%、処理槽66から排水
される水W1の溶剤濃度が1500ppmとなり、これ
以上の結果を出すことができなかった。
【0033】一方、図1及び図2に示す気液接触装置1
0では、MEKガスの風量:1.0m3/min、濃
度:1000ppm、補給水の水温:10〜15℃と条
件は同じであるが、新鮮水の補給量を0.5リットル/
minとして連続的に供給した。
【0034】このとき、補給水槽50から処理槽14へ
の補給水量は1.5リットル/min、送水管44を通
じて処理槽18へ送水される送水量は1.0リットル/
min、分岐管54を通じて補給水槽50へ循環する循
環水量が0.5リットル/minである。
【0035】また、処理槽18から送水管46を通じて
処理槽22へ送水される送水量は0.5リットル/mi
n、分岐管56を通じて補給水槽50へ循環する循環水
量が0.5リットル/minである。さらに、処理槽2
2から排水される排水量は0.5リットル/minであ
る。
【0036】そして、処理塔12、16、20の容量を
気液接触時間で見ると、処理塔12、16が2分、処理
槽20が1分とされている。
【0037】この結果、処理を開始して5時間を経過し
た時点で平衡に到達して、大気に放出されるガス中の溶
剤除去率が80%、処理槽22から排水される水の溶剤
濃度が3000ppmとなった。
【0038】このように、本形態の気液接触装置を使用
することにより、揮発性溶剤ガスの除去効率が向上し、
溶剤の再利用率が上がることが証明された。これによっ
て、設備のランニングコストを下げることができるここ
で、MEKガスを発生する製造工程の1つであるPS版
の製造工程を簡単に説明しておく。
【0039】PS版は、99.5重量%アルミニウム
に、銅を0.01重量%、チタンを0.03重量%、鉄
を0.3重量%、ケイ素を0.1重量%含有するJIS
―A1050アルミニウム材の厚み0.30mm圧延板
を、400メッシュのパミストン(共立窯業製)の20
重量%水性懸濁液と、回転ナイロンブラシ(6,10−
ナイロン)とを用いてその表面を砂目立てした後、よく
水で洗浄した。
【0040】これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液
(アルミニウム4.5重量%含有)に浸漬してアルミニ
ウムの溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした
後、流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、
次に0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウム0.5重量
%含有)中で、陽極時電圧10.5ボルト、陰極時電圧
9.3ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.9
0、特公昭58−5796号公報実施例に記載されてい
る電流波形)を用いて160クーロン/dm2の陽極時
電気量で電解粗面化処理を行った。水洗後、35℃の1
0重量%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミ
ニウム溶解量が1g/m2 になるようにエッチングした
後、水洗した。次に、50℃30重量%の硫酸水溶液中
に浸漬し、デスマットした後、水洗した。
【0041】さらに、35℃の硫酸20重量%水溶液
(アルミニウム0.8重量%含有)中で直流電流を用い
て、多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電
流密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間の調節に
より陽極酸化皮膜重量2.7g/m2 とした。ジアゾ樹
脂と結合剤を用いたネガ型感光性平版印刷版を作成する
為に、この支持体を水洗後、70℃のケイ酸ナトリウム
の3重量%水溶液に30秒間浸漬処理し、水洗乾燥し
た。
【0042】以上のようにして得られたアルミニウム支
持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射
濃度は0.30で、JIS B00601に規定する中
心線平均粗さRaは0.58μmであった。
【0043】次に上記支持体にメチルメタクリレート/
エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(平均分子量約
6万)(モル比50/30/20)の1.0重量%水溶
液をロールコーターにより乾燥後の塗布量が0.05g
/m2 になるように塗布した。
【0044】さらに、塗布液として下記感光液−1を、
本形態で用いたバーコーターを用いて塗布し、110℃
で45秒間乾燥させた。乾燥塗布量は2.0g/m2
あった。 感光液−1 ジアゾ樹脂−1 0.50g 結合剤−1 5.00g スチライトHS−2(大同工業(株)製) 0.10g ビクトリアピュアブルーBOH 0.15g トリクレジルホスフェート 0.50g ジピコリン酸 0.20g FC−430(3M社製界面活性剤) 0.05g 溶剤 1−メトキシ−2−プロパノール 25.00g 乳酸メチル 12.00g メタノール 30.00g メチルエチルケトン 30.00g 水 3.00g
【0045】上記のジアゾ樹脂―1は、次ぎのようにし
て得たものである。まず、4−ジアゾジフェニルアミン
硫酸塩(純度99.5%)29.4gを25℃にて、9
6%硫酸70mlに徐々に添加し、かつ20分間攪拌し
た。これに、パラホルムアルデヒド(純度92%)3.
26gを約10分かけて徐々に添加し、該混合物を30
℃にて、4時間攪拌し、縮合反応を進行させた。なお、
上記ジアゾ化合物とホルムアルデヒドとの縮合モル比は
1:1である。この反応生成物を攪拌しつつ氷水2リッ
トル中に注ぎ込み、塩化ナトリウム130gを溶解した
冷濃厚水溶液で処理した。この沈澱物を吸引濾過により
回収し、部分的に乾燥した固体を1リットルの水に溶解
し、濾過し、氷で冷却し、かつ、ヘキサフルオロリン酸
カリ23gを溶解した水溶液で処理した。最後に、この
沈澱物を濾過して回収し、かつ風乾して、ジアゾ樹脂−
1gを得た。
【0046】結合剤−1は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/
4、平均分子量75,000、酸含量0.4meq/
g)の水不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子
である。
【0047】スチライトHS−2(大同工業(株)製)
は、結合剤よりも感脂性の高い高分子化合物であって、
スチレン/マレイン酸モノ−4−メチル−2−ペンチル
エステル=50/50(モル比)の共重合体であり、平
均分子量は約100,000であった。このようにして
作成した感光層の表面に下記の様にしてマット層形成用
樹脂液を吹き付けてマット層を設けた。
【0048】マット層形成用樹脂液としてメチルメタク
リレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸(仕込重量比65:2
0:15)共重合体の一部をナトリウム塩とした12%
水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧化頭回転数2
5,000rpm、樹脂液の送液量は4.0ml/分、
霧化頭への印加電圧は−90kV、塗布時の周囲温度は
25℃、相対湿度は50%とし、塗布液2.5秒で塗布
面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤した3秒後
に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹き付けて乾
燥させた。マットの高さは平均約6μm、大きさは平均
約30μm、塗布量は150mg/m2 であった。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、補給水量
を削減し、溶剤吸収効率を維持すると共に最終的に排出
される処理液の溶剤濃度を高濃度とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る気液接触装置を示す斜視図であ
る。
【図2】本形態に係る気液接触装置を示す側面図であ
る。
【図3】従来の気液接触装置を示す側面図である。
【符号の説明】
12 処理塔(第1処理塔) 14 処理槽(第1処理槽) 16 処理塔(下流側の処理塔) 18 処理槽(下流側の処理槽) 20 処理塔(下流側の処理塔) 22 処理槽(下流側の処理槽) 50 補給水槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理塔を順次通過するガスと処理
    塔へ供給される処理液とを接触させ、ガス中の溶剤を処
    理液に吸収させる気液接触装置において、 前記ガスが最初に取り込まれる第1処理塔と、 前記第1処理塔へ供給される処理水を貯留し、第1処理
    塔で前記ガス中の溶剤を吸収した還流処理液が還流され
    る第1処理槽と、 前記第1処理塔で処理されたガスが順次通過する下流側
    の処理塔と、 前記下流側の処理塔へ供給される処理水を貯留し、下流
    側の処理塔でガス中の溶剤を吸収した還流処理液が還流
    されると共に、前記第1処理槽へ貯留・還流した処理水
    を送る下流側の処理槽と、を備え、 前記第1処理塔が前記下流側の処理塔より容量が小さ
    く、前記第1処理槽が前記下流側の処理槽より容量が小
    さいことを特徴とする気液接触装置。
  2. 【請求項2】 複数の処理塔を順次通過するガスと処理
    塔へ供給される処理液とを接触させ、ガス中の溶剤を処
    理液に吸収させる気液接触装置において、 前記ガスが最初に取り込まれる第1処理塔と、 前記第1処理塔へ供給される処理水を貯留し、第1処理
    塔で前記ガス中の溶剤を吸収した還流処理液が還流され
    る第1処理槽と、 前記第1処理塔で処理されたガスが順次通過する下流側
    の処理塔と、 前記下流側の処理塔へ供給される処理水を貯留し、下流
    側の処理塔でガス中の溶剤を吸収した還流処理液が還流
    されると共に、前記第1処理槽へ貯留・還流した処理水
    を送る下流側の処理槽と、を備え、 下流側の処理槽から前記第1処理槽側へ送る処理水の一
    部を、下流側の処理槽へ処理液を補給する補給水槽へ循
    環させることを特徴とする気液接触装置。
  3. 【請求項3】 複数の処理塔を順次通過するガスと処理
    塔へ供給される処理液とを接触させ、ガス中の溶剤を処
    理液に吸収させる気液接触方法において、 最初にガスが取り込まれる第1処理塔の容量を下流側の
    処理塔より小さくし、この第1処理塔へ処理水を供給す
    る第1処理槽の容量を下流側の処理槽より小さくし、ま
    た、下流側の処理槽から第1処理槽側へ送る処理水の一
    部を、下流側の処理槽へ処理液を補給する補給水槽へ循
    環させることを特徴とする気液接触方法。
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