JP2003245261A - 静磁場不均一分布測定方法、静磁場均一化方法、mrデータ収集方法およびmri装置 - Google Patents
静磁場不均一分布測定方法、静磁場均一化方法、mrデータ収集方法およびmri装置Info
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Abstract
低減する。 【解決手段】位相リワインド勾配の強度を位相エンコー
ド勾配の強度の半分または略半分とする。スライス・リ
ワインド勾配の強度を、スライス・エンコード勾配の強
度の半分または略半分とする。スライス選択勾配の強度
と等しい強度を持つキラー勾配をスライス軸に印加す
る。リードアウト勾配の強度と等しい強度を持つキラー
勾配をリードアウト勾配に続けて周波数軸に印加する。 【効果】勾配パルスに起因する残留磁化の影響による画
質劣化を防止できる。
Description
測定方法、静磁場均一化方法、MR(Magnetic Resonan
ce)データ収集方法およびMRI(Magnetic Resonance
Imaging)装置に関し、さらに詳しくは、勾配パルスに
起因する残留磁化の影響を十分に低減することが出来る
静磁場不均一測定方法、静磁場均一化方法、MRデータ
収集方法およびMRI装置に関する。
ンスSQJが知られている。この静磁場不均一分布測定
シーケンスSQJでは、RFパルスP1とスライス選択
勾配Ss1を印加し、続いてスライス選択勾配Ss1と等し
い強さ(振幅)のスライス・リフェーズ勾配Sr1’を印
加し、位相エンコード勾配Pe1を印加し、リードアウト
勾配Ro1の強度と等しい強度の周波数デフェーズ勾配F
d1’を印加し、続いてリードアウト勾配Ro1を印加しな
がら第1のMRデータを収集し、その後、位相エンコー
ド勾配Pe1の強度と等しい強度の位相リワインド勾配P
r1’を印加し、さらにスライス選択勾配よりも大きい強
度のキラー勾配Sk1’を印加する。以上の第1のグラジ
エント・エコー・シーケンスに続いて、エコー時間をδ
tずらした第2のグラジエント・エコー・シーケンスに
より、第2のMRデータを収集する。そして、第1のM
Rデータと第2のMRデータの位相差を基に、静磁場の
不均一分布を測定する。
は、MRI装置における整磁板等の残留磁化が勾配パル
スの印加履歴に依存して変動することを抑制するための
次のような手段が開示されている。 (1)位相エンコード勾配の直後に、残留磁化低減パル
スを印加する。 (2)位相リワインド勾配の直後に、残留磁化低減パル
スを印加する。 (3)キラー勾配の直後に、残留磁化低減パルスを印加
する。 (4)スライス・リフェーズ勾配の強度(振幅)を、ス
ライス選択勾配の強度の約半分とする。 (5)周波数デフェーズ勾配の強度を調整する。
磁場不均一分布測定シーケンスSQJにおける勾配パル
スに起因する残留磁化の影響を説明するための磁化特性
図である。なお、これは単なる概念説明であって、本発
明を限定するものではない。
影響のみを模式的に考えると、静磁場強度Hoに応じた
磁化Boの点aに在った時に、第1のグラジエント・エ
コー・シーケンスにより、スライス選択勾配Ss1および
スライス・リフェーズ勾配Sr1’が印加されると、点a
から点b,点c,点eを経て点fに移動し、次いでキラ
ー勾配Sk1’が印加されると、点fから点bを経てメジ
ャーループに入り、点B’を経て点c’に移動する。そ
して、第2のグラジエント・エコー・シーケンスでは、
点c’を含む別のマイナーループで磁化が変動する。
のみを模式的に考えると、静磁場強度Hoに応じた磁化
Boの点aに在った時に、第1のグラジエント・エコー
・シーケンスにより、位相エンコード勾配Pe1が印加さ
れると、点aから点bを経て点cに移動し、次いで位相
リワインド勾配Pr1’が印加されると、点cから点eを
経て点fに移動する。次に、第2のグラジエント・エコ
ー・シーケンスにより、位相エンコード勾配Pe2が印加
されると、点fから点bを経て点cに移動し、次いで位
相リワインド勾配Pr2’が印加されると、点cから点e
を経て点fに移動する。
響のみを模式的に考えると、静磁場強度Hoに応じた磁
化Boの点aに在った時に、第1のグラジエント・エコ
ー・シーケンスにより、周波数デフェーズ勾配Fd1’お
よびリードアウト勾配Ro1が印加されると、点aから点
e,点f,点bを経て点cに移動する。また、第2のグ
ラジエント・エコー・シーケンスでも同様に磁化が変動
する。
定シーケンスSQJでは、勾配パルスにより磁化が変動
するため、静磁場の不均一分布を正確に測定できなくな
る問題点があった。この結果、正確なシミング(shimmi
ng)を行えなくなり、特に中低磁場(0.3〜0.5T)
のMRI装置でCHESS(CHEmical Shift Selective
imaging)法などのように水と脂肪の共鳴周波数差を利
用した撮像法を行う際に、画質の著しい劣化を招くこと
があった。
明者は、特開2001−54510号公報に開示された
手段の適用を研究したが、それだけでは静磁場の不均一
分布を十分正確に測定できまでに至らなかった。そこ
で、さらに研究した結果、勾配パルスの印加履歴に依存
して残留磁化が変動することを抑制するための新規な手
段を見出し、本発明を完成した。
起因する残留磁化の影響を十分に低減することが出来る
静磁場不均一測定方法、静磁場均一化方法、MRデータ
収集方法およびMRI装置を提供することにある。
は、スライス軸に印加するキラー勾配の強度をスライス
選択勾配の強度と等しくし、スライス・リフェーズ勾配
の強度をスライス選択勾配の強度の半分または略半分と
し、位相リワインド勾配の強度を位相エンコード勾配の
強度の半分または略半分とし、周波数デフェーズ勾配の
強度をリードアウト勾配の強度の2倍または略2倍とし
た第1のグラジエント・エコー・シーケンスにより収束
させたエコーから第1のMRデータを収集し、前記グラ
ジエント・エコー・シーケンスよりエコー時間をδtず
らした第2のグラジエント・エコー・シーケンスにより
収束させたエコーから第2のMRデータを収集し、前記
MRデータ間の位相差を基に静磁場の不均一分布を測定
することを特徴とする静磁場不均一分布測定方法を提供
する。
強度は、スライス選択勾配の強度よりも大きかった。従
って、キラー勾配による残留磁化の変動も大きかった。
このため、上述の特開2001−54510号公報に
て、キラー勾配の直後に残留磁化低減パルスを印加する
ことが提案されていた。これに対して、上記第1の観点
による静磁場不均一分布測定方法では、スライス軸に印
加するキラー勾配の強度をスライス選択勾配の強度と等
しくした。従って、キラー勾配による残留磁化の変動
は、キラー勾配の後に印加されるスライス選択勾配によ
る残留磁化の変動の範囲内となり、次に述べるスライス
選択勾配による残留磁化の変動を抑制する手段で足るこ
ととなる。このため、キラー勾配の直後に残留磁化低減
パルスを印加する必要がなくなる。また、上記第1の観
点による静磁場不均一分布測定方法では、スライス・リ
フェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分ま
たは略半分とした。これにより、特開2001−545
10号公報でも開示されているように、スライス選択勾
配による残留磁化の変動を抑制することが出来る。すな
わち、スライス軸に印加される勾配パルスによる残留磁
化の影響を低減することが出来る。
01−54510号公報にて、位相エンコード勾配の直
後に残留磁化低減パルスを印加することが提案されてい
た。これに対して、上記第1の観点による静磁場不均一
分布測定方法では、位相リワインド勾配の強度を位相エ
ンコード勾配の強度の半分または略半分とした。これに
より、図3を参照して後で説明するように、位相軸に印
加される勾配パルスによる残留磁化の影響を低減するこ
とが出来る。
ーズ勾配の強度をリードアウト勾配の強度の2倍または
略2倍とした。これにより、特開2001−54510
号公報でも開示されているように、周波数軸に印加され
る勾配パルスによる残留磁化の影響を低減することが出
来る。
場不均一分布測定方法では、すべての勾配軸に印加され
る勾配パルスによる残留磁化の影響を低減することが出
来るので、静磁場の不均一分布を十分正確に測定できる
ようになる。
フェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分ま
たは略半分とし、スライス・リワインド勾配の強度をス
ライス・エンコード勾配の強度の半分または略半分と
し、位相リワインド勾配の強度を位相エンコード勾配の
強度の半分または略半分とし、周波数デフェーズ勾配の
強度をリードアウト勾配の強度の2倍または略2倍と
し、周波数軸に印加するキラー勾配の強度をリードアウ
ト勾配の強度と等しくし且つキラー勾配をリードアウト
勾配に続けて印加するようにした第1のグラジエント・
エコー・シーケンスにより収束させたエコーから第1の
MRデータを収集し、前記グラジエント・エコー・シー
ケンスよりエコー時間をδtずらした第2のグラジエン
ト・エコー・シーケンスにより収束させたエコーから第
2のMRデータを収集し、前記MRデータ間の位相差を
基に静磁場の不均一分布を測定することを特徴とする静
磁場不均一分布測定方法を提供する。上記第2の観点に
よる静磁場不均一分布測定方法では、3D撮像のために
印加するスライス・エンコード勾配の半分または略半分
の強度のスライス・リワインド勾配を印加する。これに
より、図3を参照して後で説明するように、スライス・
エンコード勾配およびスライス・リワインド勾配による
残留磁化の影響を低減することが出来る。また、キラー
勾配を周波数軸に印加するが、その強度をリードアウト
勾配の強度と等しくし且つキラー勾配をリードアウト勾
配に続けて印加するようにした。従って、キラー勾配に
よる残留磁化の変動は、リードアウト勾配による残留磁
化と一体とみなせる。ここで、周波数デフェーズ勾配の
強度をリードアウト勾配の強度の2倍または略2倍とし
ているため、特開2001−54510号公報でも開示
されているように、周波数軸に印加される勾配パルスに
よる残留磁化の影響を低減できる。その他は、上記第1
の観点による静磁場不均一分布測定方法と同様である。
結局のところ、上記第2の観点による静磁場不均一分布
測定方法では、3Dの場合でも、すべての勾配軸に印加
される勾配パルスによる残留磁化の影響を低減すること
が出来るので、静磁場の不均一分布を十分正確に測定で
きるようになる。
フェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分ま
たは略半分とし、位相リワインド勾配の強度を位相エン
コード勾配の強度の半分または略半分とし、周波数デフ
ェーズ勾配の強度をリードアウト勾配の強度の2倍また
は略2倍とし、周波数軸に印加するキラー勾配の強度を
リードアウト勾配の強度と等しくし且つキラー勾配をリ
ードアウト勾配に続けて印加するようにした第1のグラ
ジエント・エコー・シーケンスにより収束させたエコー
から第1のMRデータを収集し、前記グラジエント・エ
コー・シーケンスよりエコー時間をδtずらした第2の
グラジエント・エコー・シーケンスにより収束させたエ
コーから第2のMRデータを収集し、前記MRデータ間
の位相差を基に静磁場の不均一分布を測定することを特
徴とする静磁場不均一分布測定方法を提供する。上記第
3の観点による静磁場不均一分布測定方法では、キラー
勾配を周波数軸に印加するが、その強度をリードアウト
勾配の強度と等しくし且つキラー勾配をリードアウト勾
配に続けて印加するようにした。従って、キラー勾配に
よる残留磁化の変動は、リードアウト勾配による残留磁
化と一体とみなせる。ここで、周波数デフェーズ勾配の
強度をリードアウト勾配の強度の2倍または略2倍とし
ているため、特開2001−54510号公報でも開示
されているように、周波数軸に印加される勾配パルスに
よる残留磁化の影響を低減できる。その他は、上記第1
の観点による静磁場不均一分布測定方法と同様である。
結局のところ、上記第3の観点による静磁場不均一分布
測定方法では、すべての勾配軸に印加される勾配パルス
による残留磁化の影響を低減することが出来るので、静
磁場の不均一分布を十分正確に測定できるようになる。
うためのMRデータを上記構成の静磁場不均一分布測定
方法によって収集することを特徴とする静磁場均一化方
法を提供する。上記第4の観点による静磁場不均一分布
測定方法では、MRデータを十分正確に測定できるた
め、正確なシミングを行うことができ、特に中低磁場の
MRI装置でCHESS法などのように水と脂肪の共鳴
周波数差を利用した撮像法を行う際に画質を向上でき
る。
ド勾配の強度を位相エンコード勾配の強度の半分または
略半分とすることを特徴とするMRデータ収集方法を提
供する。上記第5の観点によるMRデータ収集方法で
は、位相リワインド勾配の強度を位相エンコード勾配の
強度の半分または略半分とした。これにより、図3を参
照して後で説明するように、位相軸に印加される勾配パ
ルスによる残留磁化の影響を低減することが出来る。
ワインド勾配の強度をスライス・エンコード勾配の強度
の半分または略半分とすることを特徴とするMRデータ
収集方法を提供する。上記第6の観点によるMRデータ
収集方法では、3D撮像のために印加するスライス・エ
ンコード勾配の半分または略半分の強度のスライス・リ
ワインド勾配を印加する。これにより、図3を参照して
後で説明するように、スライス・エンコード勾配および
スライス・リワインド勾配による残留磁化の影響を低減
することが出来る。
勾配の強度と等しい強度を持つキラー勾配をスライス軸
に印加することを特徴とするMRデータ収集方法を提供
する。上記第7の観点によるMRデータ収集方法では、
スライス軸に印加するキラー勾配の強度をスライス選択
勾配の強度と等しくした。従って、キラー勾配による残
留磁化の変動は、キラー勾配の後に印加されるスライス
選択勾配による残留磁化の変動の範囲内となり、キラー
勾配に起因する残留磁化の変動への対策を特別に行う必
要がなくなる。
勾配の強度と等しい強度を持つキラー勾配をリードアウ
ト勾配に続けて周波数軸に印加することを特徴とするM
Rデータ収集方法を提供する。上記第8の観点によるM
Rデータ収集方法では、キラー勾配を周波数軸に印加す
るが、その強度をリードアウト勾配の強度と等しくし且
つキラー勾配をリードアウト勾配に続けて印加するよう
にした。従って、キラー勾配による残留磁化の変動は、
リードアウト勾配による残留磁化と一体とみなせるた
め、キラー勾配に起因する残留磁化の変動への対策を特
別に行う必要がなくなる。
信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
と、前記各手段を制御することにより、スライス軸に印
加するキラー勾配の強度をスライス選択勾配の強度と等
しくし、スライス・リフェーズ勾配の強度をスライス選
択勾配の強度の半分または略半分とし、位相リワインド
勾配の強度を位相エンコード勾配の強度の半分または略
半分とし、周波数デフェーズ勾配の強度をリードアウト
勾配の強度の2倍または略2倍とした第1のグラジエン
ト・エコー・シーケンスによって収束させたエコーから
第1のMRデータを収集する第1のMRデータ収集手段
と、前記グラジエント・エコー・シーケンスよりエコー
時間をδtずらした第2のグラジエント・エコー・シー
ケンスによって収束させたエコーから第2のMRデータ
を収集する第2のMRデータ収集手段とを具備したこと
を特徴とするMRI装置を提供する。上記第9の観点に
よるMRI装置では、上記第1の観点による静磁場不均
一分布測定方法を好適に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
と、前記各手段を制御することにより、スライス・リフ
ェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分また
は略半分とし、スライス・リワインド勾配の強度をスラ
イス・エンコード勾配の強度の半分または略半分とし、
位相リワインド勾配の強度を位相エンコード勾配の強度
の半分または略半分とし、周波数デフェーズ勾配の強度
をリードアウト勾配の強度の2倍または略2倍とし、周
波数軸に印加するキラー勾配の強度をリードアウト勾配
の強度と等しくし且つキラー勾配をリードアウト勾配に
続けて印加するようにした第1のグラジエント・エコー
・シーケンスによって収束させたエコーから第1のMR
データを収集する第1のMRデータ収集手段と、前記グ
ラジエント・エコー・シーケンスよりエコー時間をδt
ずらした第2のグラジエント・エコー・シーケンスによ
って収束させたエコーから第2のMRデータを収集する
第2のMRデータ収集手段とを具備したことを特徴とす
るMRI装置を提供する。上記第10の観点によるMR
I装置では、上記第2の観点による静磁場不均一分布測
定方法を好適に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
と、前記各手段を制御することにより、スライス・リフ
ェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分また
は略半分とし、位相リワインド勾配の強度を位相エンコ
ード勾配の強度の半分または略半分とし、周波数デフェ
ーズ勾配の強度をリードアウト勾配の強度の2倍または
略2倍とし、周波数軸に印加するキラー勾配の強度をリ
ードアウト勾配の強度と等しくし且つキラー勾配をリー
ドアウト勾配に続けて印加するようにした第1のグラジ
エント・エコー・シーケンスによって収束させたエコー
から第1のMRデータを収集する第1のMRデータ収集
手段と、前記グラジエント・エコー・シーケンスよりエ
コー時間をδtずらした第2のグラジエント・エコー・
シーケンスによって収束させたエコーから第2のMRデ
ータを収集する第2のMRデータ収集手段とを具備した
ことを特徴とするMRI装置を提供する。上記第11の
観点によるMRI装置では、上記第3の観点による静磁
場不均一分布測定方法を好適に実施できる。
MRI装置において、前記第1のMRデータと前記第2
のMRデータの位相差を基に静磁場の不均一分布を測定
する静磁場不均一分布測定手段を具備したことを特徴と
するMRI装置を提供する。上記第12の観点によるM
RI装置では、上記第1〜第3の観点による静磁場不均
一分布測定方法を好適に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
とを具備したMRI装置であって、前記勾配パルス印加
手段は、位相リワインド勾配の強度を位相エンコード勾
配の強度の半分または略半分とすることを特徴とするM
RI装置を提供する。上記第13の観点によるMRI装
置では、上記第5の観点によるMRデータ収集方法を好
適に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
とを具備したMRI装置であって、前記勾配パルス印加
手段は、スライス・リワインド勾配の強度をスライス・
エンコード勾配の強度の半分または略半分とすることを
特徴とするMRI装置を提供する。上記第14の観点に
よるMRI装置では、上記第6の観点によるMRデータ
収集方法を好適に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
とを具備したMRI装置であって、前記勾配パルス印加
手段は、スライス選択勾配の強度と等しい強度を持つキ
ラー勾配をスライス軸に印加することを特徴とするMR
I装置を提供する。上記第15の観点によるMRI装置
では、上記第7の観点によるMRデータ収集方法を好適
に実施できる。
送信手段と、勾配パルス印加手段と、MR信号受信手段
とを具備したMRI装置であって、前記勾配パルス印加
手段は、リードアウト勾配の強度と等しい強度を持つキ
ラー勾配をリードアウト勾配に続けて周波数軸に印加す
ることを特徴とするMRI装置を提供する。上記第16
の観点によるMRI装置では、上記第8の観点によるM
Rデータ収集方法を好適に実施できる。
発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
ク図である。このMRI装置100において、マグネッ
トアセンブリ1は、内部に被検体を挿入するための空間
部分(孔)を有し、この空間部分を取りまくようにし
て、被検体に一定強度Hoの静磁場を印加する永久磁石
1pと、スライス軸,位相軸,周波数軸に勾配パルスを
印加するための勾配磁場コイル1gと、被検体内の原子
核のスピンを励起するためのRFパルスを与える送信コ
イル1tと、被検体からのMR信号を検出する受信コイ
ル1rとが配置されている。勾配磁場コイル1g,送信
コイル1tおよび受信コイル1rは、それぞれ勾配磁場
駆動回路3,RF電力増幅器4および前置増幅器5に接
続されている。なお、上記のような永久磁石型マグネッ
トでなく、超伝導型マグネットや常伝導型マグネットで
あってもよい。
指令に従い、記憶しているパルスシーケンスに基づいて
勾配磁場駆動回路3を操作し、前記マグネットアセンブ
リ1の勾配磁場コイル1gから勾配パルスを印加すると
共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回路10の
搬送波出力信号を所定タイミング・所定包絡線形状のパ
ルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF電力
増幅器4に加え、RF電力増幅器4でパワー増幅した
後、前記マグネットアセンブリ1の送信コイル1tに印
加し、所望のスライス領域を選択励起する。
の受信コイル1rで検出された被検体からのMR信号を
増幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12
は、RF発振回路10の搬送波出力信号を参照信号と
し、前置増幅器5からのMR信号を位相検波して、A/
D変換器11に与える。A/D変換器11は、位相検波
後のアナログ信号をディジタル信号に変換して、計算機
7に入力する。
を読み込み、画像再構成演算を行い、所望のスライス領
域のイメージを生成する。このイメージは、表示装置6
にて表示される。また、計算機7は、操作卓13から入
力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持
つ。
均一分布測定シーケンスSQ1を示すパルスシーケンス
図である。この静磁場不均一分布測定シーケンスSQ1
では、RFパルスP1とスライス選択勾配Ss1を印加
し、続いてスライス選択勾配Ss1の半分または略半分の
強度のスライス・リフェーズ勾配Sr1を印加し、位相エ
ンコード勾配Pe1を印加し、リードアウト勾配Ro1の2
倍または略2倍の強度の周波数デフェーズ勾配Fd1を印
加し、続いてリードアウト勾配Ro1を印加しながら第1
のMRデータを収集し、その後、位相エンコード勾配P
e1の半分または略半分の強度の位相リワインド勾配Pr1
を印加し、さらにスライス選択勾配Ss1と等しい強度の
キラー勾配Sk1を印加する。以上の第1のグラジエント
・エコー・シーケンスに続いて、エコー時間をδtずら
した第2のグラジエント・エコー・シーケンスにより、
第2のMRデータを収集する。
ータの位相差を基に、静磁場の不均一分布を測定する。
また、この静磁場不均一分布を正すように、シミングを
行う。
布測定シーケンスSQ1における勾配パルスに起因する
残留磁化を説明するための磁化特性図である。なお、こ
れは単なる概念説明であって、本発明を限定するもので
はない。
影響のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁
場強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1
のグラジエント・エコー・シーケンスにより、スライス
選択勾配Ss1およびスライス・リフェーズ勾配Sr1が印
加されると、点aから点b,点c,点dを経て点aに移
動する。つまり、静磁場強度Hoに応じた磁化Boの点
aに戻る。次いでキラー勾配Sk1が印加されると、点a
から点bを経て点cに移動し、続いて第2のグラジエン
ト・エコー・シーケンスでは、スライス選択勾配Ss2お
よびスライス・リフェーズ勾配Sr2が印加されると、点
cから点b,点c,点dを経て点aに移動する。つま
り、静磁場強度Hoに応じた磁化Boの点aに戻る。こ
のように、MRデータ収集時には、常に静磁場強度Ho
に応じた磁化Boになる。
のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁場強
度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1のグ
ラジエント・エコー・シーケンスにより、位相エンコー
ド勾配Pe1が印加されると、点aから点bを経て点cに
移動し、次いで位相リワインド勾配Pr1が印加される
と、点cから点dを経て点aに戻る。ここで、位相エン
コード勾配Pe1からMRデータ収集時までの時間は短い
ため、点cの残留磁化による影響は無視できる。一方、
位相リワインド勾配Pr1から第2のグラジエント・エコ
ー・シーケンスでのMRデータ収集時までの時間は長い
ため、その間の残留磁化による影響は無視できないが、
位相リワインド勾配Pr1の後は静磁場強度Hoに応じた
磁化Boに戻っているため、残留磁化による影響はなく
なる。
響のみを模式的に考えると、図4に示すように、静磁場
強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1の
グラジエント・エコー・シーケンスにより、周波数デフ
ェーズ勾配Fd1およびリードアウト勾配Ro1が印加され
ると、点aから点e,点f,点gを経て点aに戻る。
均一分布測定シーケンスSQ1によれば、勾配パルスに
よる残留磁化の影響が抑制されるため、静磁場不均一分
布を十分正確に測定できる。この結果、正確なシミング
を行えるようになる。
シーケンスSQ2を示すパルスシーケンス図である。こ
の静磁場不均一分布測定シーケンスSQ2では、RFパ
ルスP1とスライス選択勾配Ss1を印加し、続いてスラ
イス選択勾配Ss1の半分または略半分の強度のスライス
・リフェーズ勾配Sr1を印加し、スライス・エンコード
勾配Se1を印加し、位相エンコード勾配Pe1を印加し、
リードアウト勾配Ro1の2倍または略2倍の強度の周波
数デフェーズ勾配Fd1を印加し、続いてリードアウト勾
配Ro1を印加しながら第1のMRデータを収集し、その
後、スライス・エンコード勾配Se1の半分または略半分
の強度のスライス・リワインド勾配Sr1を印加し、位相
エンコード勾配Pe1の半分または略半分の強度の位相リ
ワインド勾配Pr1を印加し、さらにリードアウト勾配R
o1と等しい強度のキラー勾配Fk1をリードアウト勾配R
o1に続けて周波数軸に印加する。以上の第1のグラジエ
ント・エコー・シーケンスに続いて、エコー時間をδt
ずらした第2のグラジエント・エコー・シーケンスによ
り、第2のMRデータを収集する。
ータの位相差を基に、静磁場の不均一分布を測定する。
また、この静磁場不均一分布を正すように、シミングを
行う。
影響のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁
場強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1
のグラジエント・エコー・シーケンスにより、スライス
選択勾配Ss1およびスライス・リフェーズ勾配Sr1が印
加されると、点aから点b,点c,点dを経て点aに移
動する。つまり、静磁場強度Hoに応じた磁化Boの点
aに戻る。次いでスライス・エンコード勾配Se1(仮に
スライス選択勾配Ss1と等しい強さとする)が印加され
ると、点aから点bを経て点cに移動し、次いでスライ
ス・リワインド勾配Sr1が印加されると、点cから点d
を経て点aに戻る。ここで、スライス・エンコード勾配
Se1からMRデータ収集時までの時間は短いため、点c
の残留磁化による影響は無視できる。一方、スライス・
リワインド勾配Sr1から第2のグラジエント・エコー・
シーケンスでのMRデータ収集時までの時間は長いた
め、その間の残留磁化による影響は無視できないが、ス
ライス・リワインド勾配Sr1の後は静磁場強度Hoに応
じた磁化Boに戻っているため、残留磁化による影響は
なくなる。
のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁場強
度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1のグ
ラジエント・エコー・シーケンスにより、位相エンコー
ド勾配Pe1が印加されると、点aから点bを経て点cに
移動し、次いで位相リワインド勾配Pr1が印加される
と、点cから点dを経て点aに移動する。ここで、位相
エンコード勾配Pe1からMRデータ収集時までの時間は
短いため、点cの残留磁化による影響は無視できる。一
方、位相リワインド勾配Pr1から第2のグラジエント・
エコー・シーケンスでのMRデータ収集時までの時間は
長いため、その間の残留磁化による影響は無視できない
が、位相リワインド勾配Pr1の後は静磁場強度Hoに応
じた磁化Boに戻っているため、残留磁化による影響は
なくなる。
響のみを模式的に考えると、図4に示すように、静磁場
強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1の
グラジエント・エコー・シーケンスにより、周波数デフ
ェーズ勾配Fd1、リードアウト勾配Ro1およびキラー勾
配Fk1が印加されると、点aから点e,点f,点gを経
て点aに戻る。すなわち、静磁場強度Hoに応じた磁化
Boに戻っているため、残留磁化による影響はなくな
る。
均一分布測定シーケンスSQ2によれば、3Dにおいて
も、勾配パルスによる残留磁化の影響が抑制されるた
め、静磁場不均一分布を十分正確に測定できる。この結
果、正確なシミングを行えるようになる。
シーケンスSQ3を示すパルスシーケンス図である。こ
の静磁場不均一分布測定シーケンスSQ3では、RFパ
ルスP1とスライス選択勾配Ss1を印加し、続いてスラ
イス選択勾配Ss1の半分または略半分の強度のスライス
・リフェーズ勾配Sr1を印加し、位相エンコード勾配P
e1を印加し、リードアウト勾配Ro1の2倍または略2倍
の強度の周波数デフェーズ勾配Fd1を印加し、続いてリ
ードアウト勾配Ro1を印加しながら第1のMRデータを
収集し、その後、位相エンコード勾配Pe1の半分または
略半分の強度の位相リワインド勾配Pr1を印加し、さら
にリードアウト勾配Ro1と等しい強度のキラー勾配Fk1
をリードアウト勾配Ro1に続けて周波数軸に印加する。
以上の第1のグラジエント・エコー・シーケンスに続い
て、エコー時間をδtずらした第2のグラジエント・エ
コー・シーケンスにより、第2のMRデータを収集す
る。
ータの位相差を基に、静磁場の不均一分布を測定する。
また、この静磁場不均一分布を正すように、シミングを
行う。
影響のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁
場強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1
のグラジエント・エコー・シーケンスにより、スライス
選択勾配Ss1およびスライス・リフェーズ勾配Sr1が印
加されると、点aから点b,点c,点dを経て点aに移
動する。つまり、静磁場強度Hoに応じた磁化Boの点
aに戻る。すなわち、静磁場強度Hoに応じた磁化Bo
に戻っているため、残留磁化による影響はなくなる。
のみを模式的に考えると、図3に示すように、静磁場強
度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1のグ
ラジエント・エコー・シーケンスにより、位相エンコー
ド勾配Pe1が印加されると、点aから点bを経て点cに
移動し、次いで位相リワインド勾配Pr1が印加される
と、点cから点dを経て点aに移動する。ここで、位相
エンコード勾配Pe1からMRデータ収集時までの時間は
短いため、点cの残留磁化による影響は無視できる。一
方、位相リワインド勾配Pr1から第2のグラジエント・
エコー・シーケンスでのMRデータ収集時までの時間は
長いため、その間の残留磁化による影響は無視できない
が、位相リワインド勾配Pr1の後は静磁場強度Hoに応
じた磁化Boに戻っているため、残留磁化による影響は
なくなる。
響のみを模式的に考えると、図4に示すように、静磁場
強度Hoに応じた磁化Boの点aに在った時に、第1の
グラジエント・エコー・シーケンスにより、周波数デフ
ェーズ勾配Fd1、リードアウト勾配Ro1およびキラー勾
配Fk1が印加されると、点aから点e,点f,点gを経
て点aに戻る。すなわち、静磁場強度Hoに応じた磁化
Boに戻っているため、残留磁化による影響はなくな
る。
均一分布測定シーケンスSQ3によれば、勾配パルスに
よる残留磁化の影響が抑制されるため、静磁場不均一分
布を十分正確に測定できる。この結果、正確なシミング
を行えるようになる。
したが、MRデータを収集するパルスシーケンス一般に
本発明を適用可能である。すなわち、次の少なくとも1
つを適用することにより、勾配パルスによる残留磁化の
影響を抑制することが出来る。 (1)位相リワインド勾配の強度を、位相エンコード勾
配の強度の半分または略半分とする。 (2)スライス・リワインド勾配の強度を、スライス・
エンコード勾配の強度の半分または略半分とする。 (3)スライス選択勾配の強度と等しい強度を持つキラ
ー勾配をスライス軸に印加する。 (4)リードアウト勾配の強度と等しい強度を持つキラ
ー勾配をリードアウト勾配に続けて周波数軸に印加す
る。
磁場均一化方法、MRデータ収集方法およびMRI装置
によれば、勾配パルスに起因する残留磁化の影響を十分
に低減することが出来る。この結果、正確なシミングを
行えるようになり、特に中低磁場のMRI装置でCHE
SS法などのように水と脂肪の共鳴周波数差を利用した
撮像法を行う際に画質を向上することが出来る。
ク図である。
ーケンスのパルスシーケンス図である。
ーケンスにおけるスライス軸および位相軸の勾配パルス
に起因する残留磁化を説明するための磁化特性図であ
る。
ーケンスにおける周波数軸の勾配パルスに起因する残留
磁化を説明するための磁化特性図である。
ーケンスのパルスシーケンス図である。
ーケンスのパルスシーケンス図である。
スシーケンス図である。
る勾配パルスに起因する残留磁化を説明するための磁化
特性図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 スライス軸に印加するキラー勾配の強度
をスライス選択勾配の強度と等しくし、スライス・リフ
ェーズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分また
は略半分とし、位相リワインド勾配の強度を位相エンコ
ード勾配の強度の半分または略半分とし、周波数デフェ
ーズ勾配の強度をリードアウト勾配の強度の2倍または
略2倍とした第1のグラジエント・エコー・シーケンス
により収束させたエコーから第1のMRデータを収集
し、前記グラジエント・エコー・シーケンスよりエコー
時間をδtずらした第2のグラジエント・エコー・シー
ケンスにより収束させたエコーから第2のMRデータを
収集し、前記MRデータ間の位相差を基に静磁場の不均
一分布を測定することを特徴とする静磁場不均一分布測
定方法。 - 【請求項2】 スライス・リフェーズ勾配の強度をスラ
イス選択勾配の強度の半分または略半分とし、スライス
・リワインド勾配の強度をスライス・エンコード勾配の
強度の半分または略半分とし、位相リワインド勾配の強
度を位相エンコード勾配の強度の半分または略半分と
し、周波数デフェーズ勾配の強度をリードアウト勾配の
強度の2倍または略2倍とし、周波数軸に印加するキラ
ー勾配の強度をリードアウト勾配の強度と等しくし且つ
キラー勾配をリードアウト勾配に続けて印加するように
した第1のグラジエント・エコー・シーケンスにより収
束させたエコーから第1のMRデータを収集し、前記グ
ラジエント・エコー・シーケンスよりエコー時間をδt
ずらした第2のグラジエント・エコー・シーケンスによ
り収束させたエコーから第2のMRデータを収集し、前
記MRデータ間の位相差を基に静磁場の不均一分布を測
定することを特徴とする静磁場不均一分布測定方法。 - 【請求項3】 スライス・リフェーズ勾配の強度をスラ
イス選択勾配の強度の半分または略半分とし、位相リワ
インド勾配の強度を位相エンコード勾配の強度の半分ま
たは略半分とし、周波数デフェーズ勾配の強度をリード
アウト勾配の強度の2倍または略2倍とし、周波数軸に
印加するキラー勾配の強度をリードアウト勾配の強度と
等しくし且つキラー勾配をリードアウト勾配に続けて印
加するようにした第1のグラジエント・エコー・シーケ
ンスにより収束させたエコーから第1のMRデータを収
集し、前記グラジエント・エコー・シーケンスよりエコ
ー時間をδtずらした第2のグラジエント・エコー・シ
ーケンスにより収束させたエコーから第2のMRデータ
を収集し、前記MRデータ間の位相差を基に静磁場の不
均一分布を測定することを特徴とする静磁場不均一分布
測定方法。 - 【請求項4】 シミングを行うためのMRデータを請求
項1から請求項3のいずれかに記載の静磁場不均一分布
測定方法によって収集することを特徴とする静磁場均一
化方法。 - 【請求項5】 位相リワインド勾配の強度を位相エンコ
ード勾配の強度の半分または略半分とすることを特徴と
するMRデータ収集方法。 - 【請求項6】 スライス・リワインド勾配の強度をスラ
イス・エンコード勾配の強度の半分または略半分とする
ことを特徴とするMRデータ収集方法。 - 【請求項7】 スライス選択勾配の強度と等しい強度を
持つキラー勾配をスライス軸に印加することを特徴とす
るMRデータ収集方法。 - 【請求項8】 リードアウト勾配の強度と等しい強度を
持つキラー勾配をリードアウト勾配に続けて周波数軸に
印加することを特徴とするMRデータ収集方法。 - 【請求項9】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印加
手段と、MR信号受信手段と、前記各手段を制御するこ
とにより、スライス軸に印加するキラー勾配の強度をス
ライス選択勾配の強度と等しくし、スライス・リフェー
ズ勾配の強度をスライス選択勾配の強度の半分または略
半分とし、位相リワインド勾配の強度を位相エンコード
勾配の強度の半分または略半分とし、周波数デフェーズ
勾配の強度をリードアウト勾配の強度の2倍または略2
倍とした第1のグラジエント・エコー・シーケンスによ
って収束させたエコーから第1のMRデータを収集する
第1のMRデータ収集手段と、前記グラジエント・エコ
ー・シーケンスよりエコー時間をδtずらした第2のグ
ラジエント・エコー・シーケンスによって収束させたエ
コーから第2のMRデータを収集する第2のMRデータ
収集手段とを具備したことを特徴とするMRI装置。 - 【請求項10】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段と、前記各手段を制御する
ことにより、スライス・リフェーズ勾配の強度をスライ
ス選択勾配の強度の半分または略半分とし、スライス・
リワインド勾配の強度をスライス・エンコード勾配の強
度の半分または略半分とし、位相リワインド勾配の強度
を位相エンコード勾配の強度の半分または略半分とし、
周波数デフェーズ勾配の強度をリードアウト勾配の強度
の2倍または略2倍とし、周波数軸に印加するキラー勾
配の強度をリードアウト勾配の強度と等しくし且つキラ
ー勾配をリードアウト勾配に続けて印加するようにした
第1のグラジエント・エコー・シーケンスによって収束
させたエコーから第1のMRデータを収集する第1のM
Rデータ収集手段と、前記グラジエント・エコー・シー
ケンスよりエコー時間をδtずらした第2のグラジエン
ト・エコー・シーケンスによって収束させたエコーから
第2のMRデータを収集する第2のMRデータ収集手段
とを具備したことを特徴とするMRI装置。 - 【請求項11】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段と、前記各手段を制御する
ことにより、スライス・リフェーズ勾配の強度をスライ
ス選択勾配の強度の半分または略半分とし、位相リワイ
ンド勾配の強度を位相エンコード勾配の強度の半分また
は略半分とし、周波数デフェーズ勾配の強度をリードア
ウト勾配の強度の2倍または略2倍とし、周波数軸に印
加するキラー勾配の強度をリードアウト勾配の強度と等
しくし且つキラー勾配をリードアウト勾配に続けて印加
するようにした第1のグラジエント・エコー・シーケン
スによって収束させたエコーから第1のMRデータを収
集する第1のMRデータ収集手段と、前記グラジエント
・エコー・シーケンスよりエコー時間をδtずらした第
2のグラジエント・エコー・シーケンスによって収束さ
せたエコーから第2のMRデータを収集する第2のMR
データ収集手段とを具備したことを特徴とするMRI装
置。 - 【請求項12】 請求項9から請求項11のいずれかに
記載のMRI装置において、前記第1のMRデータと前
記第2のMRデータの位相差を基に静磁場の不均一分布
を測定する静磁場不均一分布測定手段を具備したことを
特徴とするMRI装置。 - 【請求項13】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段とを具備したMRI装置で
あって、前記勾配パルス印加手段は、位相リワインド勾
配の強度を位相エンコード勾配の強度の半分または略半
分とすることを特徴とするMRI装置。 - 【請求項14】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段とを具備したMRI装置で
あって、前記勾配パルス印加手段は、スライス・リワイ
ンド勾配の強度をスライス・エンコード勾配の強度の半
分または略半分とすることを特徴とするMRI装置。 - 【請求項15】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段とを具備したMRI装置で
あって、前記勾配パルス印加手段は、スライス選択勾配
の強度と等しい強度を持つキラー勾配をスライス軸に印
加することを特徴とするMRI装置。 - 【請求項16】 RFパルス送信手段と、勾配パルス印
加手段と、MR信号受信手段とを具備したMRI装置で
あって、前記勾配パルス印加手段は、リードアウト勾配
の強度と等しい強度を持つキラー勾配をリードアウト勾
配に続けて周波数軸に印加することを特徴とするMRI
装置。
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