JP2003245174A - 陳列用告知板 - Google Patents

陳列用告知板

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JP2003245174A
JP2003245174A JP2002051249A JP2002051249A JP2003245174A JP 2003245174 A JP2003245174 A JP 2003245174A JP 2002051249 A JP2002051249 A JP 2002051249A JP 2002051249 A JP2002051249 A JP 2002051249A JP 2003245174 A JP2003245174 A JP 2003245174A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横幅をスライド操作により調整可能な商品内
容の説明文、イラスト等の表示を行う陳列用告知板を提
供する。 【解決手段】 正面板11を備えた本体板10と、表示
面となる2枚のスライド板とより構成され、これらのス
ライド板20が正面板11の背後で互に逆の横方向へス
ライドして正面板の両側端からそれぞれ突出するよう
に、正面板11の裏側の背板13により、スライド板2
0を正面板11に沿った横方向へスライド可能にガイド
するガイド溝13a、14が本体板10に形成され、ガ
イド溝13aの下壁に、ストッパ孔19が横方向へ複数
段に形成されると共に、スライド板20の内側端部分の
下端部分に、上下に曲げ弾性を呈し、かつストッパ孔1
9へ係入する突起23を有する被拘束片22が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列棚に載置され
て商品内容についての説明文、イラスト等を表示する陳
列用告知板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の商品に関する告知を行う陳列用
告知板としては、図13に示すように、正面板1の上端
を、陳列棚の前端部分で上方へ曲げられた前壁に係合す
る係合溝3を形成するように対応する奥行幅の天板2を
形成し、その後端を下方へ折り曲げて背板4を形成し、
その下端を後方へ折曲げて商品を載置させるトレイ5を
形成しているのが周知である。これにより、トレイ5を
棚に載置してその前壁に係合溝3を係合させた状態で、
トレイ5に商品を載置し、正面板1にその内容を説明す
る文字、イラストを表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、告知板
の横幅が一定であり、大きさの異なる商品に使用した
り、並置する個数を変更したい場合、形状の異なる告知
板を用意する必要があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、横幅を
スライド操作により調整可能な陳列用告知板を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、商品内容についての説
明文、イラスト等の表示面となる正面板を備えて陳列棚
に載置される陳列用告知板において、正面板を備えた本
体板と、表示面となる2枚のスライド板とより構成さ
れ、これらのスライド板が正面板の背後で互に逆の横方
向へスライドして正面板の両側端からそれぞれ突出する
ように、正面板の裏側の背板により、スライド板を正面
板に沿った横方向へスライド可能にガイドするガイド溝
が本体板に形成され、ガイド溝の上壁及び下壁の少なく
とも一方に、ストッパ孔が横方向へ複数段に形成される
と共に、スライド板の内側端部分の上端部分及び下端部
分の少なくとも一方に、上下に曲げ弾性を呈し、かつス
トッパ孔へ係入する突起を有する被拘束片が形成された
ことを特徴とする。
【0006】スライド板は、共通のガイド溝をガイドさ
れて正面板の両側端でストッパ孔に対応した複数段に互
に逆方向へ突出する。スライド板のガイド溝内での拘束
は、請求項3により、ガイド溝の上壁及び下壁の少なく
とも一方の裏面に、横方向へ凹部及び凸部が略同一横幅
で連続するストッパが形成されると共に、スライド板の
内側端部分の上端部分及び下端部分の少なくとも一方
に、裏面に沿って折曲げて上下に曲げ弾性を呈し、かつ
凹部へ係入する凸部を有する被拘束片を形成するか、或
いは請求項5により、スライド板がスライド時にガイド
溝の上下壁に対して摩擦を伴うように、スライド板の縦
幅がガイド溝の上下壁間の縦幅に対応し、ガイド溝の互
に逆の外側端には、ストッパ片が形成されると共に、ス
ライド板の内側端に、ストッパ片にそれぞれ係止される
被拘束片を形成することもできる。
【0007】同様に、前述の目的を達成するために、2
枚のスライド板を前後2層のガイド溝でスライドさせる
のを前提に、請求項2により、商品内容についての説明
文、イラスト等の表示面となる正面板を備えた陳列棚に
載置される陳列用告知板において、正面板を備えた本体
板と、表示面となる2枚のスライド板とより構成され、
これらのスライド板が正面板の背後で互に逆の横方向へ
スライドして正面板の両側端からそれぞれ突出するよう
に、正面板の裏側の2層の背板により、スライド板を正
面板に沿った横方向へスライド可能にガイドする2層の
ガイド溝が本体板に形成されガイド溝の上壁及び下壁の
少なくとも一方に、ストッパ孔が横方向へ複数段に形成
されると共に、スライド板の内側端部分の上端部分及び
下端部分の少なくとも一方に、上下に曲げ弾性を呈し、
かつストッパ孔へ係入する突起を有する被拘束片が形成
されたことを特徴とする。
【0008】スライド板は、所属のガイド溝をガイドさ
れて正面板の両側端でストッパ孔に対応した複数段に互
に逆方向へ突出する。スライド板のガイド溝内での拘束
は、請求項4により、2層のガイド溝の上壁及び下壁の
少なくとも一方の裏面に、横方向へ凹部及び凸部が略同
一横幅で連続するストッパが形成されると共に、スライ
ド板の内側端部分の上端部分を裏面に沿って折曲げて上
下に曲げ弾性を呈し、かつ凹部へ係入する凸部を有する
被拘束片を形成するか、或いは請求項6により、スライ
ド板がスライド時にガイド溝の上下壁に対して摩擦を伴
うように、スライド板の縦幅がガイド溝の上下壁間の縦
幅に対応し、2層のガイド溝の互に逆の外側端には、ス
トッパ片が形成されると共に、スライド板の内側端にス
トッパ片にそれぞれ係止される被拘束片を折曲げにより
形成することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の第1の
実施の形態による陳列用告知板を説明する。この陳列用
告知板は、商品内容についての説明文、商品に関連した
イラスト等の表示面となる正面板11を有する本体板1
0と、同様に商品内容についての説明文、イラスト等の
表示面となる半分の横幅を有する両側2個のスライド板
20とより構成され、透明の合成樹脂によりそれぞれ一
体に形成されている。
【0010】正面板11の裏側には、折目12で裏側に
折曲げられた背板13により、下側のガイド溝13aが
本体板10に形成されている。上端は、裏側に上側のガ
イド溝14を形成するように、折目15aで後方へ折曲
げられて天板15が形成され、その後端を折目16aで
途中の高さ位置まで下方へ折曲げて背板16が形成され
ている。その下端は、さらに正面板11に対して離反方
向へ延長されて陳列棚上で商品を載置させるトレイ17
が形成されている。
【0011】スライド板20は、1層のガイド溝13
a、14の上下壁間の離間距離に相当する縦幅を有する
と共に、内端側部分の下端部分は、切込みにより上下に
曲げ弾性を呈する被拘束片22が形成され、その先端に
下方へ向けて半球状の突起23が形成されている。対応
して、ガイド溝13aの下壁となる折目12には、2個
のスライド板20を正面板11の背後に並置させて隠す
通常位置及び互に逆の横方向へスライドさせて正面板1
1の両側端からそれぞれ突出する4段階の位置で拘束す
るように、中央の共通の1個及び側方へそれぞれ3個の
ストッパ孔19が形成されている。これにより、スライ
ド板20は突起23を手で押して被拘束片22を撓ませ
てストッパ孔19に浅く係合させた状態で、突出方向或
いはその復帰方向へスライド操作される。
【0012】天板15の奥行幅は、陳列棚8の前端部分
で上方へ曲げられた前壁9の係合溝としてガイド溝14
を機能させるように、前壁9を係入させ得るように設定
されている。スライド板20の外側端には後方へ曲がる
つまみ25が形成されている。天板15の両側端には、
内側端部分の上端部分を折曲げて形成された被拘束片2
1を最も突出した拘束位置で拘束するストッパ片18が
下方へ向けて形成されている。その背板16には、図2
に示すように、細片状のポール28が貼着され、その先
端に円形の商品内容についての説明文、イラスト等の表
示面となる小形告知板29を取付けて、所謂アイキャッ
チャとして設けられている。
【0013】図3に示すように、正面板11及び両側の
スライド板20の表面には、陳列に際して説明文及びイ
ラストが記載された白色の用紙26、27が貼着され
る。図4はこのような陳列状態を示すもので、同図Aで
は、スライド板20は共に、正面板11の背後に隠れて
最短の横幅となり(図2A参照)、突起23が中央の共
通のストッパ孔19に係入している。トレイ17には、
例えばソープ入りのパック2個と、その内容物が充填さ
れて使用時に吐出される押下げポンプ付容器1個が載置
され、正面板11の用紙26にはその商品内容の宣伝を
行う文字及びイラストが記載されている。併せて、アイ
キャッチャ28、29にも人目を惹く短いワンポイント
の宣伝文及びイラストが記載されている。
【0014】同図Bは、ポンプ付容器を1個追加して両
側のスライド板20を2段目のストッパ孔19に突起2
3を係入する位置にスライドさせた状態を示すもので、
対応してイラストも増えている。同図C及び同図Dはさ
らに商品の陳列幅を広くするように、3段目及び4段目
のストッパ孔19に突起23が係入させた状態を示すも
ので、イラストの表示範囲も対応して広くなっている。
図2Bは、4段目にスライドした最も突出量が大きい状
態を示す。
【0015】尚、以上説明した本体板10及びスライド
板20は、1枚の厚紙を折曲げ加工して製作することも
できる。その際、ストッパ孔は正面板及びその下端から
折り曲げられる背板の間の折目を穿孔して形成され、ス
トッパ孔の幅はプレス加工された折目の実際の幅より多
少大きくなっても良い。この場合、文字及びイラストは
直接厚紙に表示することもできる。但し、合成樹脂製で
あっても透明もしくは着色された樹脂面に長期使用を前
提に直接表示することもできる。スライド板のガイド溝
内での拘束は、スライド板がスライド時にガイド溝の上
下壁に対して摩擦を伴うように、スライド板の縦幅がガ
イド溝の上下壁間の縦幅に対応し、後述の図11に示す
のと同様な方法で又は図5のストッパ片37及び被拘束
片45の構成で、ガイド溝の互に逆の外側端には、正面
板又は背板の折曲げによりストッパ片が形成されると共
に、スライド板の内側端にストッパ片にそれぞれ係止さ
れる被拘束片を折曲げにより形成することもできる。2
枚のスライド板は、本体板の横幅と同程度として、前後
に重ねて共通のガイド溝に挿入し、3倍長程度に突出さ
せることも可能である。
【0016】図5乃至図7は第2の実施の形態による上
下にストッパを備えた厚紙製の陳列用告知板を示す。本
体板30は、図6に示すように、貼着片31、折目31
a、背板32、折目32a、正面板33、折目33a、
天板34、折目34a、背板35、折目35a、トレイ
36が連設されて、展開状態の1枚の厚紙により製作さ
れる。正面板33の両側端には、裏面に折返されるよう
に折目37aを介してストッパ片37が側方へ連設され
ている。
【0017】このような厚紙は、図5に示すように、ス
トッパ片37が裏面に折返されると共に、折目32aで
背板32を折曲げ、折目31aで貼着片31を表側に折
曲げて正面板33の裏面に貼着して裏面全域に1層のガ
イド溝が形成される。さらに、折目33a、34a、3
5aで折曲げて、天板34及び背板35で前述の前壁9
の係合溝を形成して本体板30が製作される。ガイド溝
の上下壁となる背板32の上下端の折目31a、32a
には、図1の場合と同様に打ち抜きによりストッパ孔3
9が形成される。
【0018】両側2枚の半分幅の厚紙製のスライド板4
0の内側端部分の上下端部分には、切込みにより上下に
曲げ弾性を呈する被拘束片41が形成され、その先端に
上下へ向けてコーナ部分の丸い突起42が形成されてい
る。さらに、切り込み部分には、折目を介して表側に折
曲げられた被拘束片45が形成されている。また、外側
端には折目を介してつまみ43が形成されている。
【0019】図7は組立て状態を示すもので、両側のス
ライド板40を4段目のストッパ孔39に突起42が係
入する位置にスライドされ、さらにストッパ片37で被
拘束片45が拘束されて最も突出量が大きくなってい
る。
【0020】中央の共通のストッパ孔39に突起42が
係入した状態では、スライド板40は丁度正面板33に
隠れて、その表面だけで告知が行われる。このようなス
ライド操作に際して、トレイ36を持ち上げて天板34
を立て、背板32の上端を開放した状態で、上下の突起
42を押し込む。正面板33及びスライド板40には、
直接告知記載を行っても良く、また説明文或いはイラス
トが記載された用紙を粘着させて、商品を交換する際に
貼り替えても良い。天板34からはアイキャッチャ49
が突出している。以上説明した本体板30及びスライド
板40は合成樹脂で製作することもできる。
【0021】図8乃至図10は第3の形態による多段に
横幅を拡張できる合成樹脂製の陳列用告知板を示す。本
体板50は、図1と同様に正面板51の裏側には、下端
で、折目52で裏側に折曲げられた背板53により、1
層のガイド溝が形成されている。上端は、裏側にガイド
溝兼係合溝を形成するように、折目55aで後方へ折曲
げられた上壁用の天板55が形成され、その後端を下方
へ途中の高さ位置まで折曲げて背板56が形成され、そ
の下端は正面板51に対して離反方向へ折曲げられて延
長され、トレイ57が形成されている。天板55の両側
端は下方へ折曲げられてストッパ片54が形成されてい
る。天板55の裏面には、図10に示すように、その奥
行幅よりも僅かに狭い奥行幅を有し、かつ横方向へ曲面
状凹部58a及び曲面状凸部58bが略同一横幅で連続
する波形ストッパを形成する合成樹脂製のストッパ片5
8が接合されている。
【0022】図9に示すように、正面板51の半分横幅
を有するスライド板60の内側端部分の上端部分には、
天板55に沿って背後に折り曲げられ、途中まで切目6
4を形成することにより上下に曲げ弾性を呈する被係合
片65が形成されている。その先端部分には、凹部58
aに係入する断面半球の奥行方向へ長い突起66が形成
されている。さらに、外側端にはつまみ63が内側へ折
り曲げられて形成されている。背板56には上端部分が
アーチ状に曲げられた棒状の合成樹脂製のポール67が
突設され、その先端のフック67aに小形告知板68が
係止されている。
【0023】両側のスライド板60は、通常状態では並
置されて本体板50に隠れると共に、つまみ63を引張
ることにより、図10に示すように、被係合片65の撓
みにより突起66がストッパ片58の表面を摺動し、順
に凹部58aに係入しつつスライドすることにより突出
量が多段に調整される。図8は最大に突出した状態を示
すもので、被係合片65の外側端がストッパ片54で拘
束されている。
【0024】この図8による陳列用告知板は1枚の厚紙
の折曲げにより製作することも可能であり、その際連続
多段のストッパ片は合成樹脂で別途に製作しても良い
が、厚紙で波形に成形したストッパ片として、凹部分の
底面を間欠的に貼着しても良い。また、連続凹凸部は必
ずしも波形でなく、方形状の凹凸部に形成して、凹部に
係入する突起のコーナ部分を曲面状にすることも考えら
れる。
【0025】図11及び図12は第4の実施の形態によ
る3倍幅に拡大できる告知板を示すもので、本体板70
は、1枚の厚紙の展開板により製作される。即ち、1層
目の背板71を折目71aで折曲げて正面板72を形成
し、その間に1層目のガイド溝73を形成する。また、
正面板72の上端の折目72aで背板71の背後に折曲
げて2層目のガイド溝75を形成する2層目の背板74
を形成し、さらに折目75aを介して連設された貼着片
76を折曲げて背板71に貼着する。正面板72の左側
端は横方向裏側への折曲げでストッパ片77が形成さ
れ、背板74の右側端は表側への折曲げでストッパ片7
8が形成されている。
【0026】前後2枚のスライド板80は、正面板72
と同じ横幅を有し、それぞれの内側端には表及び裏側横
方向への折曲げにより被拘束片82、83が形成され、
それぞれの外側端には表側へ略直角に曲げられて側板8
5が折目を介して形成されている。この側板はつまみと
して機能すると共に、スライド板80の変形を抑制して
いる。
【0027】背板74には、図12Aに示すように、天
板89a及び下方への背板を有することにより、係合溝
を形成する取付け部材89が貼着されている。また、こ
の状態は、2枚のスライド板80が共に正面板72の背
後で重なった最も狭い横幅になっている。図12Bは、
両側のスライド板80が、ストッパ片77、78に被拘
束片82、83が拘束された最大突出状態を示し、正面
板72の三倍幅よりも僅かに短い横幅になっている。ス
ライド板80は、その縦幅がガイド溝73、75の上下
壁間の離間距離に相当する縦幅に対応することにより、
上下端の折目71a、72a、75aに沿って摩擦を伴
って摺動することにより、途中の任意の横幅にも調整可
能である。
【0028】尚、スライド板のガイド溝内での拘束は、
ガイド溝73、75の上下壁となる折目71a、72
a、75aの双方もしくは一方に複数段のストッパ孔を
穿孔すると共に、前述したような構成により、両側のス
ライド板80の内側端部分の上下端部分に、切込みによ
り上下に曲げ弾性を呈する被拘束片を形成し、その先端
に上下へ向けてストッパ孔に係入する突起を形成するこ
とも考えられる。さらに、図8に示すのと同様な方法
で、2層のガイド溝の例えば上壁の裏面に、横方向へ凹
部及び凸部が略同一横幅で連続するストッパが形成する
と共に、スライド板の内側端部分の上端部分を裏面に沿
って折曲げて上下に曲げ弾性を呈し、かつ凹部へ係入す
る凸部を有する被拘束片を形成することもできる。2枚
のスライド板は、本体板の横幅と必ずしも同程度に設定
する必要はなく、半分程度にしても良い。
【0029】以上説明した図11による前後2枚のスラ
イド板式の告知板は合成樹脂で製作することも可能であ
る。また、いずれの実施の形態による告知板も陳列棚の
前壁に係合させる構成を前提に説明したが、陳列棚の構
造によっては、係合溝を廃止して正面板の下端から背後
に延びるトレイのみにしたり、陳列棚の細片部分を挟持
するクリップを本体板に下設する等種々の取り付け構造
が考えられる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、商品の大きさ或いは陳
列個数に応じて表示面の横幅の調整可能な陳列用告知板
が実現される。その際、請求項1又は3又は5の発明に
よれば、共通のガイド溝で正面板の両側からその横幅を
拡大でき、特に横幅の略半分まで両側で拡大するのに適
しているが、略3倍の横幅まで拡大さるように構成する
こともできる。請求項2又は4又は6の発明によれば、
前後2枚のスライド板を所属のガイド溝で正面板の両側
から突出させることができ、特に最大で正面板の略3倍
の横幅まで拡大するのに適しているが、それより大幅に
少ない突出に構成することもできる。
【0031】請求項7の発明によれば、陳列用告知板を
陳列棚にスペースを取らず保持させることができ、請求
項8の発明によれば、さらに確実に陳列棚に保持させる
ことができる。請求項9の発明によれば、スライド板の
突出量を細かくスムーズ、かつ確実に設定できる。請求
項10の発明によれば、人目を惹くワンポイントの宣伝
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による陳列用告知板の分解斜
視図である。
【図2】同告知板の組立て及び調整状態を説明する斜視
図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】同告知板の使用方法を説明する正面図である。
【図5】第2の実施の形態による陳列用告知板の分解斜
視図である。
【図6】図5の告知板を製作するための展開状態の厚紙
の平面図である。
【図7】図5による告知板の使用状態を説明する斜視図
である。
【図8】第3の実施の形態による陳列用告知板の分解斜
視図である。
【図9】図8による告知板のストッパ構造を説明する拡
大断面図である。
【図10】図8による告知板のストッパ構造の動作を説
明する斜視図である。
【図11】第4の実施の形態による陳列用告知板の分解
斜視図である。
【図12】図11による告知板の使用状態を説明する斜
視図である。
【図13】従来の告知板の斜視図である。
【符号の説明】
8 陳列棚 9 前壁 10、30、50、70 本体板 11、33、51、72 正面板 12、15a、16a、31a、32a、33a、34
a、35a、37a、52、55a、71a、72a、
75a 折目 13、16、32、35、53、56、71、74 背
板 13a、14、73、75 ガイド溝 15、34、55、89a 天板 17、36、57 トレイ 18、37、54、58、77、78 ストッパ片 19、39 ストッパ孔 20、40、60、80 スライド板 21、22、41、45、82、83 被拘束片 23、42、66 突起 29、68 小形告知板 31、76 貼着片 58a 凹部 65 被係合片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えて陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、表示面となる2枚のスライド
    板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の背板により、前記スラ
    イド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライド可能
    にガイドする1層のガイド溝が前記本体板に形成され、 前記ガイド溝の上壁及び下壁の少なくとも一方に、スト
    ッパ孔が前記横方向へ複数段に形成されると共に、前記
    スライド板の内側端部分の上端部分及び下端部分の少な
    くとも一方に、上下に曲げ弾性を呈し、かつ前記ストッ
    パ孔へ係入する突起を有する被拘束片が形成されたこと
    を特徴とする陳列用告知板。
  2. 【請求項2】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えた陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、表示面となる前後2枚のスラ
    イド板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の2層の背板により、前
    記スライド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライ
    ド可能にガイドする2層のガイド溝が前記本体板に形成
    され、 前記ガイド溝の上壁及び下壁の少なくとも一方に、スト
    ッパ孔が前記横方向へ複数段に形成されると共に、前記
    スライド板の内側端部分の上端部分及び下端部分の少な
    くとも一方に、上下に曲げ弾性を呈し、かつ前記ストッ
    パ孔へ係入する突起を有する被拘束片が形成されたこと
    を特徴とする陳列用告知板。
  3. 【請求項3】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えて陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、表示面となる2枚のスライド
    板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の背板により、前記スラ
    イド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライド可能
    にガイドする1層のガイド溝が前記本体板に形成され、 前記ガイド溝の上壁及び下壁の少なくとも一方の裏面
    に、前記横方向へ凹部及び凸部が略同一横幅で連続する
    ストッパが形成されると共に、前記スライド板のの内側
    端部分の上端部分及び下端部分の少なくとも一方に、前
    記裏面に沿って折曲げて上下に曲げ弾性を呈し、かつ前
    記凹部へ係入する凸部を有する被拘束片を形成したこと
    を特徴とする陳列用告知板。
  4. 【請求項4】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えた陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、前記正面板の横幅に対応する
    横幅をそれぞれ有して表示面となる前後2枚のスライド
    板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の2層の背板により、前
    記スライド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライ
    ド可能にガイドする2層のガイド溝が前記本体板に形成
    され、 2層の前記ガイド溝の上壁及び下壁の少なくとも一方の
    裏面に、前記横方向へ凹部及び凸部が略同一横幅で連続
    するストッパが形成されると共に、前記スライド板の内
    側端部分の上端部分を前記裏面に沿って折曲げて上下に
    曲げ弾性を呈し、かつ前記凹部へ係入する凸部を有する
    被拘束片を形成したことを特徴とする陳列用告知板。
  5. 【請求項5】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えて陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、表示面となる2枚のスライド
    板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の背板により、前記スラ
    イド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライド可能
    にガイドする1層のガイド溝が前記本体板に形成され、 前記スライド板がスライド時に前記ガイド溝の上下壁に
    対して摩擦を伴うように、前記スライド板の縦幅が前記
    ガイド溝の前記上下壁間の縦幅に対応し、 前記ガイド溝の互に逆の外側端には、ストッパ片が形成
    されると共に、前記スライド板の内側端に前記ストッパ
    片にそれぞれ係止される被拘束片が形成されたことを特
    徴とする陳列用告知板。
  6. 【請求項6】 商品内容についての説明文、イラスト等
    の表示面となる正面板を備えた陳列棚に載置される陳列
    用告知板において、 正面板を備えた本体板と、表示面となる前後2枚のスラ
    イド板とより構成され、 これらのスライド板が前記正面板の背後で互に逆の横方
    向へスライドして前記正面板の両側端からそれぞれ突出
    するように、前記正面板の裏側の2層の背板により、前
    記スライド板を前記正面板に沿った前記横方向へスライ
    ド可能にガイドする2層のガイド溝が前記本体板に形成
    され、 前記スライド板がスライド時に前記ガイド溝の上下壁に
    対して摩擦を伴うように、前記スライド板の縦幅が前記
    ガイド溝の上下壁間の縦幅に対応し、 2層の前記ガイド溝の互に逆の外側端には、ストッパ片
    が形成されると共に、前記スライド板の内側端に前記ス
    トッパ片にそれぞれ係止される被拘束片が形成されたこ
    とを特徴とする陳列用告知板。
  7. 【請求項7】 陳列棚の前端で上方へ突出する前壁を係
    入させるように、正面板の上端を後方へ折り曲げて天板
    を形成し、この天板の後端を下方へ折曲げた背板を形成
    することにより、前記前壁の奥行幅以上の奥行幅を有す
    る係合溝が本体板に形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれか記載の記載の陳列用告知
    板。
  8. 【請求項8】 本体板が、係合溝を形成した背板の下端
    を正面板に対して離反方向へ延長されることにより、陳
    列棚に載置されて商品を載置させるトレイが形成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の陳列用告知板。
  9. 【請求項9】 ストッパが、ガイド溝の奥行幅に対応す
    る奥行幅を有し、かつ凹部及び凸部が略同一横幅で連続
    する波形に形成されたことを特徴とする請求項3又は請
    求項4記載の陳列用告知板。
  10. 【請求項10】 本体板から上方へ突設されたポール
    に、本体板の上方へ離間した状態で正面板よりも相対的
    に小形の小形告知板が支持されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項9のいずれか記載の陳列用告知板。
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