JP2003244800A - 音像定位装置 - Google Patents

音像定位装置

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JP2003244800A
JP2003244800A JP2002037187A JP2002037187A JP2003244800A JP 2003244800 A JP2003244800 A JP 2003244800A JP 2002037187 A JP2002037187 A JP 2002037187A JP 2002037187 A JP2002037187 A JP 2002037187A JP 2003244800 A JP2003244800 A JP 2003244800A
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JP2002037187A
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Sunao Morikawa
直 森川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/02Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic of the matrix type, i.e. in which input signals are combined algebraically, e.g. after having been phase shifted with respect to each other
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F2300/00Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game
    • A63F2300/60Methods for processing data by generating or executing the game program
    • A63F2300/6063Methods for processing data by generating or executing the game program for sound processing

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像に合わせた音響データを制作者の意図通
りに容易に制作することができる音像定位装置を提供す
ること。 【解決手段】 複数のスピーカからの音響出力によって
作られる音像の位置情報が入力される音像情報入力手段
150と、音源101から入力された音響信号をスピー
カ毎に調整して、前記位置情報が示す位置に音像を定位
させる音響調整手段120と、映像源102から入力さ
れた映像に前記音像の位置を示すポインタを合成する映
像合成手段130とを備えるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスピーカか
らの異なった音響出力によって人が聴覚的に感じる音像
の定位位置を映像に合わせるための音像定位装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の音像定位装置として、特許第29
06539号公報に記載されたものがある。このような
従来の音像定位装置は、複数のスピーカからの異なった
音響出力により、人が聴覚的に感じる音像を予め決めら
れた位置に定位させるようになっていた。また、映像に
合わせた音響データを制作する際、一般に、制作者は、
映像が表示されたモニタを見ながら、映像に合わせる音
像の定位位置を指定し、複数のスピーカからの音響出力
によって定位される音像の位置を聴覚的に確認するよう
になっていた。また、このような従来の音像定位装置に
は音像の定位位置を表示する定位位置確認用のモニタが
設けられており、制作者は、この定位位置確認用のモニ
タによって音像の定位位置を視覚的に確認してもよいよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音像定位装置では、制作者が、素材の映像を
表示したモニタと、音像の定位位置を表示した定位位置
確認用のモニタとを交互に視認しなければならず、した
がって、映像に合わせた音響データを制作者の意図通り
に制作するのが容易でないという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、映像に合わせた音響データを制作者の
意図通りに容易に制作することができる音像定位装置を
提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音像定位装置
は、複数のスピーカからの音響出力によって作られる音
像の位置情報が入力される情報入力手段と、音源から入
力された音響信号を前記スピーカ毎に調整して、前記位
置情報が示す位置に前記音像を定位させる音響調整手段
と、映像源から入力された映像に前記音像の位置を示す
ポインタ画像を合成する映像合成手段とを備えた構成を
有している。
【0006】この構成により、音像の定位位置を設定し
たときに、設定した音像の位置を、映像が表示された画
面上で映像とともに確認することができるので、映像に
合わせた音響データを制作者の意図通りに容易に制作す
ることができる。
【0007】本発明の音像定位装置は、前記情報入力手
段が、前記音像の空間的広がりを示す広がり情報が入力
され、前記音響調整手段が、前記音響信号を前記スピー
カ毎に調整して、前記空間的広がりを有した前記音像を
定位させ、前記映像合成手段が、前記音像の空間的広が
りを示す形状で前記ポインタ画像を前記映像に合成する
構成を有している。
【0008】この構成により、音像の空間的広がりを設
定することができるとともに、設定した音像の空間的広
がりを、映像が表示された画面上で映像とともに確認す
ることができるので、映像に合わせた音響データを制作
者の意図通りに容易に制作することができる。
【0009】本発明の音像定位装置は、前記音響調整手
段によって調整された前記音響信号を時系列で前記映像
に同期して記録する録音手段を備えた構成を有してい
る。
【0010】この構成により、映像に合うように音像が
設定された音響信号が映像に同期して記録されるので、
映像に合わせた音響データを容易に再生することができ
る。
【0011】本発明の音像定位装置は、前記映像合成手
段が、音場における前記音像の空間的位置を示す空間情
報を前記映像に合成する構成を有している。
【0012】この構成により、音像の位置を、音場にお
ける空間的位置によって、映像に合わせて表示したポイ
ンタ画像による視認とは異なる、音場を客観的に眺めた
視点からも確認することができるので、映像に合わせた
音響データを制作者の意図により忠実に、また、より容
易に制作することができる。
【0013】本発明の音像定位装置は、前記映像合成手
段が、音場における前記音像の空間的位置および前記音
像の空間的広がりを示す空間情報を前記映像に合成する
構成を有している。
【0014】この構成により、音場における音像の位置
および空間的広がりを、映像に合わせて表示したポイン
タ画像による視認とは異なる、音場を客観的に眺めた視
点からも確認することができるので、映像に合わせた音
響データを制作者の意図により忠実に、また、より容易
に制作することができる。
【0015】本発明の音像定位装置は、前記映像合成手
段が、前記音像の位置と予め決められた視聴者の位置と
の前後関係を色または形状によって示す前記ポインタ画
像を前記映像に合成する構成を有している。
【0016】この構成により、音像の位置と視聴者との
前後関係についても映像を見ながら視覚的に確認するこ
とができる。また、音像の位置を視聴者の位置に対して
前後させる音響を、音像の定位位置を確認しながら容易
に制作することができる。
【0017】本発明の音像定位装置は、前記映像合成手
段が、前記音像の位置が前記映像の範囲外であるとき、
前記音像の位置が前記映像の範囲外であることを色また
は形状によって示す前記ポインタ画像を前記映像に合成
する構成を有している。
【0018】この構成により、音像の位置が映像の範囲
外となったことについても容易に認識することができ
る。また、音像の位置を敢えて映像の外に配置するよう
な幅の広い制作を容易にすることができる。
【0019】本発明の音像定位装置は、前記情報入力手
段が、前記音像の位置情報が入力される第1の位置情報
入力手段と、前記第1の位置情報入力手段における位置
情報入力のスケールを補正する補正用位置情報が入力さ
れる第2の位置情報入力手段と、前記補正用位置情報の
登録指示が入力される登録指示手段とを有し、前記登録
指示が入力されたとき前記補正用位置情報を記憶する記
憶手段を備えた構成を有している。
【0020】この構成により、制作者の意図通りに音像
の位置を設定し確認することができるので、映像に合わ
せた音響データを制作者の意図通りに容易に制作するこ
とができる。
【0021】本発明の音像定位装置は、前記第1の位置
情報入力手段と前記第2の位置情報入力手段とが同じ形
状のポインティングデバイスである構成を有している。
【0022】この構成により、音像の位置情報入力のス
ケールを正確かつ容易に補正することができる。
【0023】本発明の音像定位装置は、前記情報入力手
段が、前記音像の広がり情報が入力される第1の広がり
情報入力手段と、前記第1の広がり情報入力手段におけ
る広がり情報入力のスケールを補正する補正用広がり情
報が入力される第2の広がり情報入力手段とを有し、前
記記憶手段は、前記登録指示が入力されたとき前記補正
用広がり情報を記憶する構成を有している。
【0024】この構成により、制作者の意図通りに音像
の広がりを設定し確認することができるので、映像に合
わせた音響データを制作者の意図通りに容易に制作する
ことができる。
【0025】本発明の音像定位装置は、前記第1の広が
り情報入力手段と前記第2の広がり情報入力手段とが同
じ形状の入力デバイスである構成を有している。
【0026】この構成により、音像の広がり情報入力の
スケールを正確かつ容易に補正することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0028】図1は、本発明に係る一実施の形態の音像
定位装置を示す。図1において、音像定位装置100
は、音響素材を音響信号として出力する音源101と、
映像素材を映像信号として出力する映像源102と、音
響を出力する複数のスピーカ111、112、113、
114、115、116、117および118と、音源
101から入力された音響信号をスピーカ毎に調整する
音響調整手段120と、映像源102から入力された映
像素材に音像の位置および音像の空間的広がりを示す画
像を合成する映像合成手段130と、音響調整手段12
0によって調整された音響信号を時系列で映像素材に同
期して記録する録音手段141と、映像合成手段130
から出力された映像を画面に表示するプロジェクタ14
2と、映像源102からの映像素材を記録する録画手段
143と、音像の位置情報、音像の空間的広がり情報、
その他の音像に関する情報が入力される音像情報入力手
段150(第1の情報入力手段)と、スケールの補正を
行うための補正用の情報が入力される補正情報入力手段
160(第2の情報入力手段)と、音響調整手段120
を制御して音響調整処理を実行するとともに映像合成手
段130を制御して映像合成処理を実行する制御手段1
70と、音響調整処理および映像合成処理に必要な情報
を記憶する記憶手段180とを備える。
【0029】複数のスピーカ111ないし118は、例
えば、図2に示すように、視聴者が位置する音場の中心
200の周囲に配置される。また、画面210が、視聴
者に対向して正面に配置され、プロジェクタ142によ
って映像が映されるようになっている。
【0030】音響調整手段120は、図3に示すよう
に、各スピーカへの出力チャネル毎に音響信号のレベル
を変化させる音量調整手段121と、各スピーカへの出
力チャネル毎に音響信号を時間的に遅延させる遅延手段
122とを有する。
【0031】音像情報入力手段150は、図4に示すよ
うに、音像の位置情報が入力される第1のジョイスティ
ック151(第1の位置情報入力手段)と、回転させる
ことにより、音像の空間的広がり情報が入力される第1
の回転ボリューム152(第1の広がり情報入力手段)
と、音像の位置および音像の空間的広がりを示す画像を
映像合成手段130によって映像素材に合成するか否か
を切り換える合成指示スイッチ153とを有する。
【0032】補正情報入力手段160は、図4に示すよ
うに、第1のジョイスティック151における位置情報
入力のスケールを補正するための補正用位置情報が入力
される第2のジョイスティック161(第2の位置情報
入力手段)と、回転させることにより、第1の回転ボリ
ューム152における広がり情報入力のスケールを補正
するための補正用広がり情報が入力される第2の回転ボ
リューム162(第2の広がり情報入力手段)と、補正
用位置情報および補正用広がり情報を記憶手段180に
記憶するよう指示する登録指示が入力される登録指示ボ
タン163(登録指示手段)とを有する。
【0033】なお、第1のジョイスティック151と第
2のジョイスティック161とは同じ形状にしてある。
また、第1の回転ボリューム152と第2の回転ボリュ
ーム162とは同じ形状にしてある。
【0034】制御手段170は、音像情報入力手段15
0で入力された音像の位置情報および音像の広がり情報
を、音場における音像の位置情報および音像の広がり情
報にそれぞれ変換する音像情報変換手段171と、音場
における音像の位置情報および音像の広がり情報から音
響信号を調整するための情報を生成する音像調整情報生
成手段172と、音場における音像の位置情報および音
像の広がり情報を画面における情報に変換し、音像の位
置および空間的広がりを示す画像を生成する映像情報生
成手段173とを有する。
【0035】音像情報変換手段171は、具体的には、
音像情報入力手段150で入力された位置情報および広
がり情報を、図5に示すような、音場における音像50
0の位置情報(d,θ)および音像500の広がり情報
wに変換する。ここで、dは、中心点200から音像5
00までの距離(すなわち視聴者から音像までの距離)
を示す。また、θは、中心点200と音像500とを結
ぶ線が基準(X軸)となす角度(すなわち音像の方位
角)を示す。
【0036】音響調整情報生成手段172は、具体的に
は、音場における音像の位置情報(d,θ)および音像
の広がり情報wに基づいて、音響信号のレベルに乗算す
る係数値、および音響信号の遅延時間を、各スピーカへ
の出力チャネル毎に算出する。
【0037】図6は、映像源102が出力する映像素材
をそのまま画面210に表示した状態を示す。
【0038】図7は、映像情報生成手段173によって
生成された画像を、映像合成手段130が映像素材に合
成し、プロジェクタ142によって画面に表示させた状
態を示す。図7に示すように、画面210には、音像の
位置および音像の空間的広がりを示す第1のポインタ画
像711および第2のポインタ画像721が表示され
る。ここで、第1のポインタ画像711は映像に合わせ
て表示されたものである。また、第2のポインタ画像7
21は、レーダーチャート状にして表示された空間情報
画像720に含まれる。空間情報画像720は、音場を
縮小して示すものであり、図7においては、音場の水平
面(XY面)における音像の空間的位置および音像の空
間的広がりを示している。
【0039】図8は、音像情報変換手段171が出力し
た広がり情報の値によって、映像情報生成手段173が
生成するポインタ画像の形状の変化を示し、広がり情報
の値が大きくなるにつれて、例えば、図8の幅の狭いポ
インタ画像801から幅の広いポインタ画像802に切
り換わる。
【0040】また、映像情報生成手段173は、音像の
位置と予め決められた視聴者の位置との前後関係を色
彩、模様または形状によって示すポインタ画像を生成す
る。また、映像情報生成手段173は、音像の位置が映
像の範囲外であるとき、音像の位置が映像の範囲外であ
ることを色彩、模様または形状によって示すポインタ画
像を生成する。
【0041】以下、本実施の形態における音像定位装置
の動作について説明する。
【0042】まず、音像を定位させるための音響調整の
処理について説明する。図9は、複数のスピーカが配置
された音場の例を示す。図9において、複数のスピーカ
(911、912、913、921、922、923、
931、932、933、941、942、943、そ
の他のスピーカ)は、中心900から半径rの位置にそ
れぞれ配置されている。このような音場において、音像
901の位置情報(d,θ)と音像901の広がり情報
wとが音像情報変換手段171から出力された場合、音
響調整情報生成手段172は、次の手順で、音像901
を定位させるための情報を生成し、音響調整手段120
に出力する。
【0043】まず、中心900と音像901とを結ぶ基
準線902を定義し、基準線902を基準にしてスピー
カに対し名前付けを行う。具体的には、音像901の側
に存在し、基準線902を挟んで対するスピーカの対
(911と921、912と922、913と923と
いった対)をそれぞれ(Sa[1],Sb[1])、(Sa[2],Sb
[2])、…、(Sa[i],Sb[i])とする。また、音像901
の逆側に存在し、基準線902を挟んで対するスピーカ
の対(931と941、932と942、933と94
3といった対)をそれぞれ(Sc[1],Sd[1])、(Sc[2],S
d[2])、…、(Sc[i],Sd[i])とする。
【0044】次に、各スピーカと中心900とを結ぶ線
が基準線902となす角度((θa[1], θb[1])、(θ
a[2], θb[2])、…、(θa[i], θb[i])、および、
(θc[1], θd[1])、(θc[2], θd[2])、…、(θc
[i], θd[i]))をそれぞれ算出する。
【0045】次に、下記の条件に合致する関数により、
音像901の位置情報(d,θ)と音像901の広がり
情報wとに基づいて、各スピーカからの音圧出力レベル
を変化させるための係数値を算出する。 (条件1)角度の関数として滑らかに変化し、最大値に
向かって単調増加あるいは単調減少する。 (条件2)角度がゼロの時に最大値となる。 (条件3)ある変数を与えることで、その増加あるいは
減少の度合いが変化する。 (条件4)左右対称である。 このような条件を満たす関数の中に例えば正規分布関数
がある。この正規分布関数に、図9に示す音場における
音像901の側の各スピーカの角度(θa[1], θb
[1])、(θa[2], θb[2])、…、(θa[i], θb[i])
を与えるとともに、音像の広がり情報wを標準偏差とし
て与えることにより、図10に示すように各スピーカの
角度に対応した係数値(Pa[1], Pb[1]) 、(Pa[2], Pb
[2])、 …、(Pa[i],Pb[i])が得られる。なお、正規分布
関数は、音像の広がりwが小さいほど痩せた形状とな
り、音像の広がりwが大きいほど太った形状となる。同
様に、正規分布関数に、音像901と逆側の各スピーカ
の角度(θc[1], θd[1])、(θc[2],θd[2])、…、
(θc[i], θd[i])を与えるとともに、音像の広がり情
報wを標準偏差として与えることにより、各スピーカの
角度に対応した係数値(Pc[1], Pd[1]) 、(Pc[2], Pd
[2])、 …、(Pc[i], Pd[i])が得られる。
【0046】このようにして得られた係数値を、例えば
それぞれのスピーカに出力する音響信号のレベルに乗算
することによって各スピーカの出力レベルをコントロー
ルし、音像の方向および音像の広がりを制御することが
できる。
【0047】次に、中心900から音像901までの距
離dに基づいて行う音響調整の処理について説明する。
【0048】具体的には、音像901側のスピーカSa
[1]、Sa[2]、…、Sa[i]およびSb[1]、Sb[2]、…、Sb[i]
の係数値Pa[1]、Pa[2]、…、Pa[i]およびPb[1]、Pb
[2]、…、Pb[i]の総和Pabと、音像の逆側のスピーカSc
[1]、Sc[2]、…、Sc[i]およびSd[1]、Sd[2]、…、Sd[i]
の係数値Pc[1]、Pc[2]、…、Pc[i]およびPd[1]、Pd
[2]、…、Pd[i]の総和Pcdとの比が、(式1)を満たす
ように全係数値を調整する。 Pab: Pcd = 1: (rmax-d)/rmax…(式1) ここで、rmaxは、中心900からスピーカまでの距離
の最大値である。なお、図9に示す音場においては、全
てのスピーカが同一の円周上にあり、rmax=rであ
る。例えば、中心900から音像901までの距離dが
最大値rmaxに等しいとき、音像901側のスピーカ群
(Sa[1]からSa[i]、Sb[1]からSb[i])のみから音が出力
され、音像901が中心900にあるとき(すなわちd
=0のとき)は、音像901側のスピーカ群(Sa[1]か
らSa[i]、Sb[1]からSb[i])と音像の逆側のスピーカ群
(Sc[1]からSc[i]、Sd[1]からSd[i])の両方から等しい
レベルで音が出力されることになる。
【0049】また、全てのスピーカへの出力レベルの総
和が、入力レベルに適合するように、しかも、各スピー
カ間の係数値の比率を変更することがないように、音響
信号を調整する。具体的には、音響調整手段120に入
力された音響信号のレベルv in(単位dB)と、音響調
整手段120から出力される音響信号のレベルv
out(単位dB)の総和との関係が、(式2)を満たす
ようにスピーカへ出力する各音響信号のレベルを全体量
において調整する。 vin=Σ10^(vout[j]/10) …(式2) ここで、jは、1から音響を出力するスピーカの総数M
までを示す。
【0050】次に、図11に示すように、各スピーカを
同一の円周上に配置できない場合の各スピーカと音像と
の間の距離差に関する補正処理について説明する。
【0051】このような場合、音響調整情報生成手段1
72は、遅延時間t[j]を算出し、遅延手段122に
設定する。図11において、中心1100からの距離が
r[j]のスピーカ1110に出力する音響信号の遅延
時間t[j]は、(式3)によって得られる。 t[j]=(rmax−r[j])/v0 …(式3) ここで、rmaxは中心1100から最も離れたスピーカ
1120までの距離、v0は音速である。このように距
離がr[j]のスピーカ1110に出力する音響信号を
遅延手段122によって遅延させることにより、スピー
カ1110が中心1100からrmax離れた位置にある
のと仮想的に同じにする。
【0052】次に、音像の位置および空間的広がり表示
するための映像合成の処理について説明する。
【0053】図12は、画面210に表示するポインタ
画像の表示位置を示す。図12において、画面210
は、横幅がswであり、音場の中心200から距離sd
の位置に配置されている。このように画面210が音場
に配置され、音場における音像の位置情報(d,θ)と
音像の広がり情報wとが音像情報変換手段171から出
力された場合、映像情報生成手段173は、次の手順で
ポインタ画像を生成し、映像合成手段130に出力す
る。
【0054】まず、映像に合わせて表示する第1のポイ
ンタ画像を生成する。この第1のポインタ画像は、音場
における音像の位置情報(d、θ)と音場における音像
の広がり情報wとに基づいて生成される。具体的には、
音場における音像の角度θに基づいて、画面210の中
心線1200からsd×tan(θ―90°)離れた位
置1201が算出され、この表示位置1201に第1の
ポインタ画像が表示される。また、第1のポインタ画像
の横幅は、例えば、音場における音像の広がりwに対し
て、音場の中心200から音像までの距離dと音場の中
心200から表示位置1201までの距離との比を乗算
することによって得られる。音像が中心200の前方で
ある場合、その表示位置1231に、例えば図13の前
方用ポインタ1301を第1のポインタ画像として表示
する。また、音像が中心200の後方である場合、中心
200から後方に距離sd離れた位置に仮想画面121
0を想定して、仮想表示位置1212を算出し、この仮
想表示位置1212を前方の画面210に移した表示位
置1202に、音像が後方にあることを示す図13の後
方用ポインタ1302を第1のポインタ画像として表示
する。なお、前方用ポインタ1302は、後方用ポイン
タ1301と異なって色抜きであることによって、音像
が後方に存在することを示す。なお、音像が前方に存在
するか後方に存在するかの区別は、どのような色彩によ
って区別してもよく、また、色彩に限らず模様や形状に
よって区別して表示してもよい。
【0055】次に、第2のポインタ画像を含むレーダー
チャート状の空間情報を生成する。この空間情報は、映
像情報生成手段173によって、音場における音像の位
置情報(d、θ)と音場における音像の広がり情報wと
に基づき、実際の音場を縮小した形状で生成される。図
7において、第2のポインタ画像721は、音場の水平
面における音像の位置と、音場の水平面における音像の
空間的広がりとを示す。この第2のポインタ画像721
は、具体的には、例えば、空間情報720の同心円の中
心からkd×dの距離であって方位角θの位置に、直径
がkr×wの円、または、ある基準の円に対して横幅を
r×w倍に伸長させた楕円として表示される。ここ
で、係数kdおよびkrは、例えば実際の音場の表示すべ
き範囲の大きさと画面の空間情報の大きさとの比率を用
いる。
【0056】次に、スケールの補正の処理について説明
する。
【0057】初期段階においては、音像の位置に関する
制作者の意図(すなわち、音像情報入力手段から本来出
力されるべき音像の位置情報)と、スピーカの音響出力
によって実際に作り出される音像の位置と、画面に表示
される音像の位置との関係が補正されていない。したが
って、制作者の意図通りに音像が作り出されない可能性
がある。また、初期段階においては、音像の広がりに関
する制作者の意図(すなわち、音像情報入力手段から本
来出力されるべき音像の広がり情報)と、スピーカの音
響出力によって実際に作り出される音像の空間的広がり
と、画面に表示される音像の広がりとの関係が補正され
ていない。したがって、やはり制作者の意図通りに音像
が作り出されない可能性がある。そこで、本実施の形態
における音像定位装置は、音像の位置および音像の空間
的広がりに関してスケールを補正する機能を有する。
【0058】まず、音像の位置に関するスケールの補正
の例について説明する。
【0059】音像情報変換手段171は、初期の位置情
報(d0,θ0)=(Rmax、0)を生成する(ステップ
1)。ここで、Rmaxは、音場における距離を示す値で
あって、音像情報入力手段150によって入力し得る最
大値である。具体的には、音像情報入力手段150とし
てジョイスティックを用いた場合、Rmaxは、ジョイス
ティックを最大に傾けたときの音場の中心から音像まで
の距離である。
【0060】音像情報変換手段171は、初期の位置情
報(d0,θ0)を音響調整情報生成手段172と映像情
報生成手段173と音像情報入力手段150とに出力す
る(ステップ2)。
【0061】音像情報入力手段150において、初期の
位置情報(d0,θ0)に対応する状態となるようにする
(ステップ3)。音像情報入力手段150としてジョイ
スティックを用いた場合、ジョイスティックを、例えば
初期の位置情報(d0,θ0)に対応する状態となるよう
に傾ける。
【0062】また、音響調整情報生成手段172は、初
期の位置情報(d0,θ0)に対応した音響調整のための
情報を生成し、音響調整手段120に出力する(ステッ
プ4)。音響調整手段120は、入力された音響信号に
対して、各スピーカ毎にレベルおよび遅延時間を調整
し、初期の位置情報(d0,θ0)が示す位置に音像を作
り出す。
【0063】また、映像情報生成手段173は、初期の
位置情報(d0,θ0)に対応したポインタ画像を生成
し、映像合成手段130に出力する(ステップ5)。映
像合成手段130は、映像素材にポインタ画像を合成
し、画面に音像の定位位置(d0,θ0)を表示させる。
【0064】ここで、制作者は、音像の定位位置を聴覚
および視覚によって確認し、補正情報入力手段160に
よって、自身の意図と合うように、スピーカの音響出力
による音像の定位位置と、画面上の音像の定位位置とを
補正する操作を行う。なお、スピーカの音響出力による
音像の定位位置を補正する操作と、画面上の音像の定位
位置を補正する操作は、それぞれ独立して行えるように
なっている。
【0065】制作者が、補正用情報入力手段160を操
作することによって、音像情報変換手段171は、変更
された位置情報(d1,θ1)を出力し、音響調整手段1
20は、変更された位置情報(d1,θ1)に基づいて音
響信号を調整し、スピーカの音響出力による音像の定位
位置を(d1,θ1)に変更する(ステップ6)。
【0066】また、制作者が、補正情報入力手段160
を操作することによって、音像情報変換手段171は、
変更された位置情報(d2,θ2)を出力し、映像情報生
成手段173は、変更された位置情報(d2,θ2)に基
づいて、画面に表示される音像の定位位置を(d2
θ2)に対応した位置に変更する(ステップ7)。
【0067】制作者は、音像情報入力手段150の状態
と、スピーカからの音響出力によって作り出された音像
の定位位置と、画面に表示された音像の定位位置とを比
較し、自身の意図通りであると判断した場合、登録指示
ボタン163を押す。登録指示ボタン163が押された
とき、補正情報入力手段160から登録指示が出力され
る(ステップ8)。
【0068】登録指示を受けた音像情報変換手段171
は、入力用位置情報となる初期の位置情報(d0,θ0
と音響調整用位置情報(d1,θ1)と映像合成用位置情
報(d2,θ2)とを記憶手段180に記憶させる(ステ
ップ9)。
【0069】上記のステップ2からステップ9までにつ
いて、初期の位置情報(d0,θ0)を、順次(Rmax
Δθ)、(Rmax,Δθ×2)、…、(Rmax,θmax
として、予め決められた最大角度θmaxになるまで繰り
返す。ここで、Δθは角度の増分である。
【0070】さらに、初期の位置情報の距離d0を、順
次Rmax−ΔR、Rmax―ΔR×2、…、Rminとして、
予め決められた最小距離Rminになるまで繰り返す。こ
こでΔRは距離の差分である。
【0071】以上のステップによって、記憶手段180
には、図14に示すようなデータベース1400が生成
される。このようなデータベース1400の一部につい
て、入力用位置情報(d0,θ0)と音響調整用位置情報
(d1,θ1)と映像合成用位置情報(d2,θ2)との関
係を図15に示す。
【0072】このようなデータベース1400を用い
て、実操作段階において次の処理を行う。
【0073】制作者が音像情報入力手段150を操作
し、音像情報入力手段150から位置情報(dx,θ
x)が出力された場合、音像情報変換手段171は、デ
ータベース1400を参照し、入力された位置情報(d
x,θx)と値が一致する入力用位置情報(d0,θ0
が登録されていた場合、この入力用位置情報(d0
θ0)に対応して登録された音響調整用位置情報(d1
θ1)を音響調整情報生成手段172に出力するととも
に、映像合成用位置情報(d2,θ2)を映像情報生成手
段173に出力する。
【0074】入力された位置情報(dx,θx)と値が
一致する入力用位置情報(d0,θ0)が登録されていな
い場合、音像情報変換手段171は、演算によって音響
調整用位置情報および映像合成用位置情報を決定する。
具体的には、図16に示すように、入力された位置情報
(dx,θx)によって示されたX点1600に最も近
い値となるA点1601、B点1602、C点160
3、および、D点1604を、データベース1400か
ら抽出する。抽出する点を決める際、データベース14
00における入力用位置情報(d0,θ0)の列を参照し
て、入力された位置情報(dx,θx)と比較する。抽
出された4点の位置情報の一覧1700を図17に示
す。このようなX点近傍の4点(A点、B点、C点およ
びD点)の入力用位置情報と音響調整用位置情報とに基
づいて、図18に示すように、線形平均によって、音響
調整用位置情報(d1x,θ1x)を算出する。同様に、
X点近傍の4点の入力用位置情報と音響調整用位置情報
とに基づいて、線形平均によって、映像合成用位置情報
を算出する。
【0075】次に、音像の広がりに関するスケールの補
正の例について説明する。
【0076】まず、音像情報変換手段171は、初期の
広がり情報w0=Wmaxを生成する。(ステップ11)。
ここで、Wmaxは、音場における音像の空間的広がりを
示す値であって、音像情報入力手段150によって入力
し得る最大値である。
【0077】音像情報変換手段171は、初期の広がり
情報w0を音響調整情報生成手段172と映像情報生成
手段173と音像情報入力手段150とに出力する(ス
テップ12)。
【0078】音像情報入力手段150では、初期の広が
り情報w0に対応した状態となるようにする(ステップ
13)。音像情報入力手段150として回転ボリューム
を用いた場合、回転ボリュームを、例えば初期の広がり
情報w0に対応する状態となるように回転する。
【0079】また、音響調整情報生成手段172は、初
期の広がり情報w0に対応した音響調整のための情報を
生成し、音響調整手段120に出力する(ステップ1
4)。音響調整手段120は、入力された音響信号に対
して、各スピーカ毎にレベルを調整し、初期の広がり情
報w0に対応した広がりの音像を作り出す。
【0080】また、映像情報生成手段173は、初期の
広がり情報w0に対応したポインタ画像を生成し、映像
合成手段130に出力する(ステップ15)。映像合成
手段130は、映像素材にポインタ画像を合成し、画面
に初期の広がり情報w0を示す形状のポインタ画像を表
示させる。
【0081】ここで、制作者は、音像の空間的広がりを
聴覚および視覚によって確認し、補正情報入力手段16
0によって、自身の意図と合うように、スピーカの音響
出力による音像の広がりと、画面上の音像の広がりとを
補正する操作を行う。なお、スピーカの音響出力による
音像の広がりを補正する操作と、画面上の音像の広がり
を補正する操作は、それぞれ独立して行えるようになっ
ている。
【0082】制作者が、補正用情報入力手段160を操
作することによって、音像情報変換手段171は、変更
された広がり情報w1を出力し、音響調整手段120
は、変更された位置情報w1に基づいて音響信号を調整
し、スピーカの音響出力による音像の広がりをw1に変
更する(ステップ16)。
【0083】また、制作者が、補正情報入力手段160
を操作することによって、音像情報変換手段171は、
変更された広がり情報w2を出力し、映像情報生成手段
173は、変更された広がり情報w2に基づいて、画面
に表示されるポインタ画像を変更された広がり情報w2
に対応した形状に変更する(ステップ17)。
【0084】制作者は、音像情報入力手段150の状態
と、スピーカからの音響出力によって作り出された音像
の空間的広がりと、画面に表示された音像の広がりとを
比較し、自身の意図通りであると判断した場合、登録指
示ボタン163を押す。登録指示ボタン163が押され
たとき、補正情報入力手段160から登録指示が出力さ
れる(ステップ18)。
【0085】登録指示を受けた音像情報変換手段171
は、入力用広がり情報となる初期の広がり情報w0と音
響調整用広がり情報w1と映像合成用広がり情報w2とを
記憶手段180に記憶させる(ステップ19)。
【0086】上記のステップ12からステップ19まで
について、初期の広がり情報w0を、順次wmax−Δw、
max−Δw×2、…、wminとして、予め決められた最
小値wminになるまで繰り返す。ここで、Δwは広がり
の差分である。
【0087】記憶手段180には、広がり情報のデータ
ベースが生成される。図19は、このようなデータベー
ス1900の一部を示す。図20は、データベース19
00の一部について、入力用広がり情報w0と音響調整
用広がり情報w1と映像合成用位置情報w2との関係を示
す。
【0088】なお、以上のステップは、図14の入力用
位置情報(d0,θ0)の列の各点において行い、それぞ
れの入力用位置情報(d0,θ0)に対応した入力用広が
り情報w0と音響調整用広がり情報w1と映像合成用位置
情報w2とを有したデータベース1900を生成する。
【0089】このようなデータベース1900を用い
て、実操作段階において次の処理を行う。
【0090】制作者が音像情報入力手段150を操作
し、音像情報入力手段150から位置情報(dx,θ
x)および広がり情報wxが出力された場合、音像情報
変換手段171は、データベース1900を参照し、入
力された位置情報(dx,θx)と値が一致する入力用
位置情報(d0,θ0)が登録され、かつ、入力された広
がり情報wxと値が一致する入力用広がり情報w0が登
録されていた場合、この入力用広がり情報w0に対応し
て登録されている音響調整用広がり情報w1を音響調整
情報生成手段172に出力するとともに、映像合成用広
がり情報w2を映像情報生成手段173に出力する。
【0091】入力された位置情報(dx,θx)と値が
一致する入力用位置情報(d0,θ0)が登録されていな
い場合、音像情報変換手段171は、演算によって音響
調整用位置情報および映像合成用位置情報を決定する。
具体的には、図16に示すように、入力された位置情報
(dx,θx)によって示されたX点1600に最も近
い値となるA点1601、B点1602、C点160
3、および、D点1604を、データベース1900か
ら抽出する。抽出する点を決める際、データベース19
00における入力用位置情報(d0,θ0)の列を参照し
て、入力された位置情報(dx,θx)と比較する。抽
出された4点の広がり情報の一覧2100を図21に示
す。次に、音像情報変換手段171は、演算によって音
響調整用広がり情報および映像合成用広がり情報を決定
する。具体的には、図22に示すように、X点近傍の4
点(A点、B点、C点およびD点)の入力用広がり情報
と音響調整用広がり情報とに基づいて、線形平均によっ
て、音響調整用広がり情報w 1xを算出する。同様に、
X点近傍の4点の入力用広がり情報と映像合成用広がり
情報とに基づいて、線形平均によって、映像合成用広が
り情報を算出する。
【0092】以上説明したように、本実施の形態の音像
定位装置は、複数のスピーカからの音響出力によって作
られる音像の位置情報が入力される音像情報入力手段
と、音源から入力された音響信号をスピーカ毎に調整し
て、前記位置情報が示す位置に音像を定位させる音響調
整手段と、映像源から入力された映像に音像の位置を示
すポインタを合成する映像合成手段とを備えたので、音
像の定位位置を設定したときに、設定した音像の位置
を、映像が表示された画面上で映像とともに確認するこ
とができ、したがって、映像に合わせた音響データを制
作者の意図通りに容易に制作することができる。
【0093】また、本実施の形態の音像定位装置は、音
像情報入力手段が、音像の空間的広がりを示す広がり情
報が入力され、音響調整手段が、音響信号をスピーカ毎
に調整して、前記空間的広がりを有した音像を定位さ
せ、映像合成手段が、音像の空間的広がりを示す形状で
ポインタを映像に合成するようになっているので、音像
の空間的広がりを設定することができるとともに、設定
した音像の空間的広がりを、映像が表示された画面上で
映像とともに確認することができ、したがって、映像に
合わせた音響データを制作者の意図通りに容易に制作す
ることができる。
【0094】また、本実施の形態の音像定位装置は、音
響調整手段によって調整された音響信号を時系列で映像
に同期して記録する録音手段を備えたので、映像に合う
ように音像が設定された音響信号が映像に同期して記録
され、映像に合わせた音響データを容易に再生すること
ができる。
【0095】また、本実施の形態の音像定位装置は、映
像合成手段が、音場における音像の空間的位置および空
間的広がりを示す空間情報を映像に合成するようになっ
ているので、音像の位置および空間的広がりを、音場に
おける空間的位置によって、映像に合わせて表示したポ
インタ画像による視認とは異なる、音場を客観的に眺め
た視点からも確認することができ、したがって、映像に
合わせた音響データを制作者の意図により忠実に、ま
た、より容易に制作することができる。
【0096】また、本実施の形態の音像定位装置は、映
像合成手段が、音像の位置と予め決められた視聴者の位
置との前後関係を色または形状によって示すポインタを
映像に合成するようになっているので、音像の位置を、
音場における空間的位置によって、映像に合わせて表示
したポインタ画像による視認とは異なる、音場を客観的
に眺めた視点からも確認することができ、したがって、
映像に合わせた音響データを制作者の意図により忠実
に、また、より容易に制作することができる。
【0097】また、本実施の形態の音像定位装置は、映
像合成手段が、音像の位置が映像の範囲外であるとき、
音像の位置が映像の範囲外であることを色または形状に
よって示すポインタを映像に合成するようになっている
ので、音像の位置が映像の範囲外となったことについて
も容易に認識することができる。また、音像の位置を敢
えて映像の外に配置するような幅の広い制作を容易にす
ることができる。
【0098】また、本実施の形態の音像定位装置は、情
報入力手段が、音像の位置情報が入力される第1の位置
情報入力手段と、第1の位置情報入力手段における位置
情報入力のスケールを補正する補正用位置情報が入力さ
れる第2の位置情報入力手段と、補正用位置情報の登録
指示が入力される登録ボタンとを有し、登録指示が入力
されたとき前記補正用位置情報を記憶する記憶手段を備
えたので、制作者の意図通りに音像の位置を設定または
補正し確認することができ、したがって、映像に合わせ
た音響データを制作者の意図通りに容易に制作すること
ができる。
【0099】また、本実施の形態の音像定位装置は、第
1の位置情報入力手段と第2の位置情報入力手段とが同
じ形状のポインティングデバイスであるので、制作者の
意図通りに音像の位置を設定し確認することができるの
で、音像の位置情報入力のスケールを正確かつ容易に補
正することができる。
【0100】また、本実施の形態の音像定位装置は、情
報入力手段が、音像の広がり情報が入力される第1の広
がり情報入力手段と、第1の広がり情報入力手段におけ
る広がり情報入力のスケールを補正する補正用広がり情
報が入力される第2の広がり情報入力手段とを有し、記
憶手段は、登録指示が入力されたとき前記補正用広がり
情報を記憶するようになっているので、制作者の意図通
りに音像の広がりを設定または補正し確認することがで
き、したがって、映像に合わせた音響データを制作者の
意図通りに容易に制作することができる。
【0101】また、本実施の形態の音像定位装置は、第
1の広がり情報入力手段と第2の広がり情報入力手段と
が同じ形状の入力デバイスであるので、音像の位置情報
入力のスケールを正確かつ容易に補正することができ
る。
【0102】また、本実施の形態の音像定位装置は、音
響調整情報生成手段172が、広がり情報を例えば正規
分布関数の標準偏差として与え、音響信号のレベルに乗
算する係数値を得るようになっているので、視聴者に違
和感を与えることなく音像の広がりを設定することがで
きる。
【0103】また、本実施の形態の音像定位装置は、音
響調整情報生成手段172が、スピーカと音場の中心と
の距離にばらつきがあった場合、遅延処理を行って、ス
ピーカが仮想的に同一の円周に存在するようにするの
で、視聴者に違和感を与えることがない。
【0104】また、本実施の形態の音像定位装置は、音
像の広がり情報を補正する際、複数の位置に対応した補
正用の広がり情報をデータベースに格納し、この補正用
広がり情報を用いて音響調整および映像合成を行うよう
になっているので、音像の位置に応じて制作者が意図ど
おりに音響データを制作することができる。
【0105】なお、本実施の形態において、スピーカを
同一の高さに配置した(すなわち、同一の面上に配置し
た)例について説明したが、本発明に係る音像定位装置
はこれに限るものではなく、当然のことながら、スピー
カは同一の高さに配置されていなくてもよい。また、音
響情報入力手段150が音像の高さ情報を入力し、音像
情報変換手段171が音場における高さ情報に変換し、
音響調整手段120が音像の位置を高さ方向において変
化させるように音響信号を調整してもよい。また、音像
の位置を高さ方向において変化させた場合、映像合成手
段130は、高さ方向に変化させるポインタ画像を生成
するようにする。また、音響調整情報生成手段172
が、高さ方向において音像の広がりを調整するための情
報を生成し、音響調整手段120が、高さ方向において
音像の広がりを調整するようにしてもよい。また、音像
の広がりを高さ方向において変化させた場合、映像合成
手段130は、高さ方向に変化させるポインタ画像を生
成するようにする。
【0106】なお、本実施の形態において、空間情報
は、レーダーチャート状にして生成したので、音場にお
ける音像と音場の中心との前後関係を容易に把握するこ
とができるようになっているが、本発明に係る音像定位
装置はこれに限るものではなく、空間情報はレーダーチ
ャート状ではなく、例えば、3次元で表現するようにな
っていてもよい。
【0107】なお、本実施の形態において、音像の位置
情報を入力する位置情報入力手段としてジョイスティッ
クを用いるとともに、音像の広がり情報を入力する広が
り情報入力手段として回転ボリュームを用い、片手でも
操作可能な構成としたが、本発明に係る音像定位装置は
これに限るものではなく、位置情報入力手段はその他の
ポインティングデバイスであってもよく、また、位置情
報入力手段はその他の入力デバイスであってもよい。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、映像に合わせた音響デ
ータを制作者の意図通りに容易に制作することができる
という優れた効果を有する音像定位装置を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置を示
すブロック図
【図2】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置の音
場におけるスピーカおよび画面の配置の例を示す説明図
【図3】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける音響調整手段を示すブロック図
【図4】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける情報入力手段の例を示す説明図
【図5】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける音場の位置情報および広がり情報を示す説明図
【図6】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける映像素材の例を示す説明図
【図7】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
けるポインタ画像および空間情報画像が合成された映像
の例を示す説明図
【図8】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける音像の空間的広がりを形状によって表したポインタ
画像の例を示す説明図
【図9】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置にお
ける音響調整の処理を説明するための音場の例を示す説
明図
【図10】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける音場の位置情報および広がり情報を与えた正規分
布関数の例を示す説明図
【図11】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける遅延処理を説明するための説明図
【図12】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おけるポインタ画像の表示位置を説明するための説明図
【図13】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おけるポインタ画像の例を示す説明図
【図14】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置の
スケール補正に用いるデータベースの位置情報の例を示
す説明図
【図15】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おけるスケール補正に用いる位置情報の分布の例を示す
説明図
【図16】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける位置情報の決定に用いる音像近傍の位置情報を示
す説明図
【図17】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける位置情報の決定に用いる音像近傍の位置情報の一
【図18】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける位置情報の決定を説明するための説明図
【図19】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おけるスケールの補正に用いるデータベースの広がり情
報の例を示す説明図
【図20】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おけるスケール補正に用いるデータベースの広がり情報
の分布の例を示す説明図
【図21】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける位置情報の決定に用いる音像近傍の位置の広がり
情報の一覧
【図22】本発明に係る一実施の形態の音像定位装置に
おける広がり情報の決定を説明するための説明図
【符号の説明】
101 音源 102 映像源 111ないし118 スピーカ 120 音響調整手段 121 音量調整手段 122 遅延手段 130 映像合成手段 141 録音手段 142 プロジェクタ 143 録画手段 150 音像情報入力手段(第1の情報入力手段) 151 第1のジョイスティック(第1の位置情報入力
手段) 152 第1の回転ボリューム(第1の広がり情報入力
手段) 153 合成指示スイッチ 160 補正情報入力手段(第2の情報入力手段) 161 第2のジョイスティック(第2の位置情報入力
手段) 162 第2の回転ボリューム(第2の広がり情報入力
手段) 163 登録指示ボタン(登録指示手段) 170 制御手段 171 音響調整情報生成手段 172 音像情報変換手段 173 映像情報生成手段 180 記憶手段 210 画面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスピーカからの音響出力によって
    作られる音像の位置情報が入力される情報入力手段と、
    音源から入力された音響信号を前記スピーカ毎に調整し
    て、前記位置情報が示す位置に前記音像を定位させる音
    響調整手段と、映像源から入力された映像に前記音像の
    位置を示すポインタ画像を合成する映像合成手段とを備
    えたことを特徴とする音像定位装置。
  2. 【請求項2】 前記情報入力手段は、前記音像の空間的
    広がりを示す広がり情報が入力され、前記音響調整手段
    は、前記音響信号を前記スピーカ毎に調整して、前記空
    間的広がりを有した前記音像を定位させ、前記映像合成
    手段は、前記音像の空間的広がりを示す形状で前記ポイ
    ンタ画像を前記映像に合成することを特徴とする請求項
    1に記載の音像定位装置。
  3. 【請求項3】 前記音響調整手段によって調整された前
    記音響信号を時系列で前記映像に同期して記録する録音
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の音像定位装置。
  4. 【請求項4】 前記映像合成手段は、音場における前記
    音像の空間的位置を示す空間情報を前記映像に合成する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の音像定位装置。
  5. 【請求項5】 前記映像合成手段は、音場における前記
    音像の空間的位置および前記音像の空間的広がりを示す
    空間情報を前記映像に合成することを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の音像定位装置。
  6. 【請求項6】 前記映像合成手段は、前記音像の位置と
    予め決められた視聴者の位置との前後関係を色または形
    状によって示す前記ポインタ画像を前記映像に合成する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の音像定位装置。
  7. 【請求項7】 前記映像合成手段は、前記音像の位置が
    前記映像の範囲外であるとき、前記音像の位置が前記映
    像の範囲外であることを色または形状によって示す前記
    ポインタ画像を前記映像に合成することを特徴とする請
    求項1ないし請求項6のいずれかに記載の音像定位装
    置。
  8. 【請求項8】 前記情報入力手段は、前記音像の位置情
    報が入力される第1の位置情報入力手段と、前記第1の
    位置情報入力手段における位置情報入力のスケールを補
    正する補正用位置情報が入力される第2の位置情報入力
    手段と、前記補正用位置情報の登録指示が入力される登
    録指示手段とを有し、前記登録指示が入力されたとき前
    記補正用位置情報を記憶する記憶手段を備えたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の音
    像定位装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の位置情報入力手段と前記第2
    の位置情報入力手段とが同じ形状のポインティングデバ
    イスであることを特徴とする請求項8に記載の音像定位
    装置。
  10. 【請求項10】 前記情報入力手段は、前記音像の広が
    り情報が入力される第1の広がり情報入力手段と、前記
    第1の広がり情報入力手段における広がり情報入力のス
    ケールを補正する補正用広がり情報が入力される第2の
    広がり情報入力手段とを有し、前記記憶手段は、前記登
    録指示が入力されたとき前記補正用広がり情報を記憶す
    ることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の音
    像定位装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の広がり情報入力手段と前記
    第2の広がり情報入力手段とが同じ形状の入力デバイス
    であることを特徴とする請求項10に記載の音像定位装
    置。
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