JPH09182044A - テレビ会議装置 - Google Patents
テレビ会議装置Info
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- JPH09182044A JPH09182044A JP7336887A JP33688795A JPH09182044A JP H09182044 A JPH09182044 A JP H09182044A JP 7336887 A JP7336887 A JP 7336887A JP 33688795 A JP33688795 A JP 33688795A JP H09182044 A JPH09182044 A JP H09182044A
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- Japan
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- microphone
- reference signal
- microphones
- camera
- speakers
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロホンあるいはカメラの状態変化に対
応して、映像と音声を一致させることで、臨場感を出す
ようにする。 【解決手段】 マイクロホン位置測定部7において、基
準信号発生部からの基準信号と、セレクタにより選択さ
れた位置測定対象のマイクロホンからの遅延した基準信
号との遅延差を求め、位置測定対象のマイクロホン5a〜
5eに対する2つのスピーカ4a,4bを通った遅延差からマ
イクロホンの位置を求める。これを各マイクロホン5a〜
5eごとに繰り返す。音声検出部12は、音声レベルから発
言者のマイクロホンを特定し、セレクタ13は、その特定
情報を用いてマイクロホン位置測定部7からの各マイク
ロホンの位置座標11の中から、発言者のマイクロホンの
位置座標を選択する。音量御部17は、発言者のマイクロ
ホンの位置座標11から受信側における左右のスピーカ21
a,21bごとの複数のマイクロホンの音声のミキシング比
を決定する。
応して、映像と音声を一致させることで、臨場感を出す
ようにする。 【解決手段】 マイクロホン位置測定部7において、基
準信号発生部からの基準信号と、セレクタにより選択さ
れた位置測定対象のマイクロホンからの遅延した基準信
号との遅延差を求め、位置測定対象のマイクロホン5a〜
5eに対する2つのスピーカ4a,4bを通った遅延差からマ
イクロホンの位置を求める。これを各マイクロホン5a〜
5eごとに繰り返す。音声検出部12は、音声レベルから発
言者のマイクロホンを特定し、セレクタ13は、その特定
情報を用いてマイクロホン位置測定部7からの各マイク
ロホンの位置座標11の中から、発言者のマイクロホンの
位置座標を選択する。音量御部17は、発言者のマイクロ
ホンの位置座標11から受信側における左右のスピーカ21
a,21bごとの複数のマイクロホンの音声のミキシング比
を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロホンおよ
びカメラと、スピーカおよび画像モニタとを用いて音声
信号および映像信号を送受信して、離れた地点間におい
て会議を行うことを可能にしたテレビ会議装置に関す
る。
びカメラと、スピーカおよび画像モニタとを用いて音声
信号および映像信号を送受信して、離れた地点間におい
て会議を行うことを可能にしたテレビ会議装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、前記テレビ会議装置に関して
は種々のものが提供され、また提案されている。例え
ば、図11に示した特開昭54-114038号公報に記載された
テレビ会議装置の構成では、複数のマイクロホン1101a
〜1101eに音声が入力すると、各マイクロホン1101a〜11
01eからの音声出力信号1102a〜1102eのレベルを音声検
出部1103により判定することにより発言者のマイクロホ
ンを特定し、特定された発言者のマイクホンと事前に分
かっているそのマイクロホンの位置から求められたミキ
シング比により、ミキサー1104a,1104bが、前記音声出
力信号1102a〜1102eのミキシングを行い、通信路1106へ
送出する。同時に、TVカメラ1105からの映像信号も通
信路1106へ送出される。
は種々のものが提供され、また提案されている。例え
ば、図11に示した特開昭54-114038号公報に記載された
テレビ会議装置の構成では、複数のマイクロホン1101a
〜1101eに音声が入力すると、各マイクロホン1101a〜11
01eからの音声出力信号1102a〜1102eのレベルを音声検
出部1103により判定することにより発言者のマイクロホ
ンを特定し、特定された発言者のマイクホンと事前に分
かっているそのマイクロホンの位置から求められたミキ
シング比により、ミキサー1104a,1104bが、前記音声出
力信号1102a〜1102eのミキシングを行い、通信路1106へ
送出する。同時に、TVカメラ1105からの映像信号も通
信路1106へ送出される。
【0003】一方、テレビ会議の相手側では、通信路11
06を介して受信した音声信号をスピーカ1108a,1108bで
再生し、また映像信号を画像モニタ1107に表示する。
06を介して受信した音声信号をスピーカ1108a,1108bで
再生し、また映像信号を画像モニタ1107に表示する。
【0004】このように、前記従来のテレビ会議装置で
は、発言者のマイクロホンを検出し、ミキシングのレベ
ルを左右のスピーカ間で変えることにより、受信側にお
いて発言者の映像と音声とを一致させるようにしてい
る。
は、発言者のマイクロホンを検出し、ミキシングのレベ
ルを左右のスピーカ間で変えることにより、受信側にお
いて発言者の映像と音声とを一致させるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のテレビ会議装置では以下のような問題があった。
来のテレビ会議装置では以下のような問題があった。
【0006】(1) マイクロホン位置を測定し、各音声出
力のミキシング比を決定する手段がないこと、(2) マイ
クロホン位置を測定するためには、別装置が必要である
こと、(3) マイクロホン位置の変更に伴い、臨場感を出
すためのミキシング比の変更ができないこと、(4) TV
カメラがパニングした場合、臨場感が損なわれること、
(5) カメラがズーミングした場合、臨場感が損なわれる
こと、などである。
力のミキシング比を決定する手段がないこと、(2) マイ
クロホン位置を測定するためには、別装置が必要である
こと、(3) マイクロホン位置の変更に伴い、臨場感を出
すためのミキシング比の変更ができないこと、(4) TV
カメラがパニングした場合、臨場感が損なわれること、
(5) カメラがズーミングした場合、臨場感が損なわれる
こと、などである。
【0007】そこで、本発明は、前記従来の問題点を解
決し、マイクロホンやTVカメラ等の物理的状態が変化
しても、それらの変化に対応して臨場感を出せるように
したテレビ会議装置を提供することを目的とする。
決し、マイクロホンやTVカメラ等の物理的状態が変化
しても、それらの変化に対応して臨場感を出せるように
したテレビ会議装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のテレビ会議装置は、基準信号を発生する基
準信号発生部と、送信側設けられて前記基準信号を再生
する複数のスピーカと、スピーカの再生信号を受信する
マイクロホンと、前記基準信号発生部からの基準信号と
スピーカにより再生されかつマイクロホンにより受信さ
れた基準信号との遅延差を求める遅延測定部と、前記遅
延差からマイクロホン位置を測定する位置算出部と、こ
の位置算出部からのマイクロホンの位置情報、あるいは
マイクロホン位置とカメラ方向との情報に基づいて複数
のマイクロホンの音声信号におけるミキシング比を決定
する音量制御部とを備えたものであり、この構成を採用
することにより、マイクロホン位置の変更,カメラのパ
ニングやズーミングがあったとしても、臨場感を出すこ
とができるテレビ会議装置が得られる。
め、本発明のテレビ会議装置は、基準信号を発生する基
準信号発生部と、送信側設けられて前記基準信号を再生
する複数のスピーカと、スピーカの再生信号を受信する
マイクロホンと、前記基準信号発生部からの基準信号と
スピーカにより再生されかつマイクロホンにより受信さ
れた基準信号との遅延差を求める遅延測定部と、前記遅
延差からマイクロホン位置を測定する位置算出部と、こ
の位置算出部からのマイクロホンの位置情報、あるいは
マイクロホン位置とカメラ方向との情報に基づいて複数
のマイクロホンの音声信号におけるミキシング比を決定
する音量制御部とを備えたものであり、この構成を採用
することにより、マイクロホン位置の変更,カメラのパ
ニングやズーミングがあったとしても、臨場感を出すこ
とができるテレビ会議装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のマイクロホンからの音声信号をミキシングし
て通信路へ送出すると共に、カメラからの映像信号を通
信路へ送出し、通信路を介して受信した側のスピーカお
よび画像モニタによって音声および映像を再生するテレ
ビ会議装置において、基準信号を発生する基準信号発生
部と、送信側に設けられて前記基準信号を再生する複数
のスピーカと、これらのスピーカの再生信号を受信する
前記複数のマイクロホンと、前記基準信号発生部からの
基準信号とスピーカにより再生されかつマイクロホンに
より受信された基準信号との遅延差を求める遅延測定部
と、前記遅延差からマイクロホン位置を測定する位置算
出部と、この位置算出部からのマイクロホンの位置情報
に基づいて複数のマイクロホンの音声信号におけるミキ
シング比を決定する音量制御部とを備えたものであり、
この構成により、位置算出部において前記遅延差に基づ
いてマイクロホンの位置を算出し、このマイクロホンの
位置情報により、音量制御部において複数のマイクロホ
ンの音声信号のミキシング比を制御することにより、マ
イクロホンの位置の変更があっても映像と音声とを一致
させることができるので、臨場感が向上する。
は、複数のマイクロホンからの音声信号をミキシングし
て通信路へ送出すると共に、カメラからの映像信号を通
信路へ送出し、通信路を介して受信した側のスピーカお
よび画像モニタによって音声および映像を再生するテレ
ビ会議装置において、基準信号を発生する基準信号発生
部と、送信側に設けられて前記基準信号を再生する複数
のスピーカと、これらのスピーカの再生信号を受信する
前記複数のマイクロホンと、前記基準信号発生部からの
基準信号とスピーカにより再生されかつマイクロホンに
より受信された基準信号との遅延差を求める遅延測定部
と、前記遅延差からマイクロホン位置を測定する位置算
出部と、この位置算出部からのマイクロホンの位置情報
に基づいて複数のマイクロホンの音声信号におけるミキ
シング比を決定する音量制御部とを備えたものであり、
この構成により、位置算出部において前記遅延差に基づ
いてマイクロホンの位置を算出し、このマイクロホンの
位置情報により、音量制御部において複数のマイクロホ
ンの音声信号のミキシング比を制御することにより、マ
イクロホンの位置の変更があっても映像と音声とを一致
させることができるので、臨場感が向上する。
【0010】請求項2に記載の発明は、複数のマイクロ
ホンからの音声信号をミキシングして通信路へ送出する
と共に、カメラからの映像信号を通信路へ送出し、通信
路を介して受信した側のスピーカおよび画像モニタによ
って音声および映像を再生するテレビ会議装置におい
て、前記マイクロホン位置とカメラ方向との情報に基づ
いて複数のマイクロホンの音声信号におけるミキシング
比を決定する音量制御部を備えたものであり、この構成
により、マイクロホンの位置の変更,カメラのパニング
があっても映像と音声とを一致させることができるの
で、臨場感が向上する。
ホンからの音声信号をミキシングして通信路へ送出する
と共に、カメラからの映像信号を通信路へ送出し、通信
路を介して受信した側のスピーカおよび画像モニタによ
って音声および映像を再生するテレビ会議装置におい
て、前記マイクロホン位置とカメラ方向との情報に基づ
いて複数のマイクロホンの音声信号におけるミキシング
比を決定する音量制御部を備えたものであり、この構成
により、マイクロホンの位置の変更,カメラのパニング
があっても映像と音声とを一致させることができるの
で、臨場感が向上する。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記マイクロホ
ン位置とカメラ方向との情報に加えて、カメラズーム制
御の情報に基づいて複数のマイクロホンの音声信号にお
けるミキシング比を決定する音量制御部を備えたもので
あり、この構成により、マイクロホンの位置の変更,カ
メラのパニングやズーミングがあっても映像と音声とを
一致させることができるので、臨場感が向上する。
ン位置とカメラ方向との情報に加えて、カメラズーム制
御の情報に基づいて複数のマイクロホンの音声信号にお
けるミキシング比を決定する音量制御部を備えたもので
あり、この構成により、マイクロホンの位置の変更,カ
メラのパニングやズーミングがあっても映像と音声とを
一致させることができるので、臨場感が向上する。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記マイクロホ
ンの位置情報を、基準信号を発生する基準信号発生部
と、送信側に設けられて前記基準信号を再生する複数の
スピーカと、スピーカの再生信号を受信するマイクロホ
ンと、前記基準信号発生部からの基準信号とスピーカに
より再生されかつマイクロホンにより受信された基準信
号との遅延差を求める遅延測定部と、前記遅延差からマ
イクロホン位置を測定する位置算出部とによって求める
ものであり、マイクロホン位置の測定,算出が確実に行
われる。
ンの位置情報を、基準信号を発生する基準信号発生部
と、送信側に設けられて前記基準信号を再生する複数の
スピーカと、スピーカの再生信号を受信するマイクロホ
ンと、前記基準信号発生部からの基準信号とスピーカに
より再生されかつマイクロホンにより受信された基準信
号との遅延差を求める遅延測定部と、前記遅延差からマ
イクロホン位置を測定する位置算出部とによって求める
ものであり、マイクロホン位置の測定,算出が確実に行
われる。
【0013】以下、本発明の好適な実施形態を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施形態を説明するた
めの構成図、図2は図1におけるマイクロホン位置測定
部の構成を示すブロック図であり、マイクロホン位置測
定部7の基準信号発生部1からは基準信号が発生され、
この基準信号は、セレクタとしてのスイッチ2によって
選択された2つのスピーカ4a,4bへ基準信号3a,3bとし
て出力され、それらのスピーカ4a,4bによって再生され
る。前記基準信号3a,3bを受信した複数(図2では5本
を示してある)のマイクロホン5a〜5eからそれぞれ基準
信号6a〜6eが出力されるが、それらの基準信号6a〜6eの
中からセレクタ8によって、測定対象のマイクロホンの
基準信号が選択される。
めの構成図、図2は図1におけるマイクロホン位置測定
部の構成を示すブロック図であり、マイクロホン位置測
定部7の基準信号発生部1からは基準信号が発生され、
この基準信号は、セレクタとしてのスイッチ2によって
選択された2つのスピーカ4a,4bへ基準信号3a,3bとし
て出力され、それらのスピーカ4a,4bによって再生され
る。前記基準信号3a,3bを受信した複数(図2では5本
を示してある)のマイクロホン5a〜5eからそれぞれ基準
信号6a〜6eが出力されるが、それらの基準信号6a〜6eの
中からセレクタ8によって、測定対象のマイクロホンの
基準信号が選択される。
【0015】マイクロホン位置測定部7において、遅延
時間測定部9は、前記基準信号発生部1からの基準信号
と、セレクタ8により選択された位置測定対象のマイク
ロホンからの遅延した基準信号との遅延差を求める。位
置算出部10は位置測定対象のマイクロホンに対する2つ
のスピーカ4a,4bを通った遅延差からマイクロホンの位
置を求める。これを各マイクロホンごとに繰り返す。こ
の位置測定は、例えば初期設定時,マイクロホンの位置
を変更したとき,カメラが状態変化(パン,ズーム)した
ときに行うが、一定期間ごとに定期的に行うようにして
もよい。
時間測定部9は、前記基準信号発生部1からの基準信号
と、セレクタ8により選択された位置測定対象のマイク
ロホンからの遅延した基準信号との遅延差を求める。位
置算出部10は位置測定対象のマイクロホンに対する2つ
のスピーカ4a,4bを通った遅延差からマイクロホンの位
置を求める。これを各マイクロホンごとに繰り返す。こ
の位置測定は、例えば初期設定時,マイクロホンの位置
を変更したとき,カメラが状態変化(パン,ズーム)した
ときに行うが、一定期間ごとに定期的に行うようにして
もよい。
【0016】図7はマイクロホン位置を求める方法の説
明図であり、スピーカ4a,4bは距離dをおいて配置さ
れ、各スピーカ4a,4bを通った場合の遅延差から対象位
置までの距離d1とd2とが求められる。したがって、距離
d1とd2の交点からマイクロホン位置(x,y)が求められ
ることになる。なお、ここでは2つのスピーカ4a,4bの
中点を座標(0,0)としている。
明図であり、スピーカ4a,4bは距離dをおいて配置さ
れ、各スピーカ4a,4bを通った場合の遅延差から対象位
置までの距離d1とd2とが求められる。したがって、距離
d1とd2の交点からマイクロホン位置(x,y)が求められ
ることになる。なお、ここでは2つのスピーカ4a,4bの
中点を座標(0,0)としている。
【0017】またマイクロホン5a〜5eは、発言者の音声
を音声信号として音声検出部12とミキサー18a,18bへ出
力する。音声検出部12は、音声レベルから発言者のマイ
クロホンを特定し、セレクタ13は、その特定情報を用い
てマイクロホン位置測定部7からの各マイクロホンの位
置座標11の中から、発言者のマイクロホンの位置座標を
選択する。音量制御部17は、発言者のマイクロホンの位
置座標11から後述する左右のスピーカ21a,21bごとの複
数のマイクロホンの音声のミキシング比を決定する。
を音声信号として音声検出部12とミキサー18a,18bへ出
力する。音声検出部12は、音声レベルから発言者のマイ
クロホンを特定し、セレクタ13は、その特定情報を用い
てマイクロホン位置測定部7からの各マイクロホンの位
置座標11の中から、発言者のマイクロホンの位置座標を
選択する。音量制御部17は、発言者のマイクロホンの位
置座標11から後述する左右のスピーカ21a,21bごとの複
数のマイクロホンの音声のミキシング比を決定する。
【0018】図8はミキシング比を決定する方法の説明
図であり、例えば、カメラ14が正面を向いているとき、
マイクロホン位置C(x,y)を通り、カメラの向き(x
軸)に対して垂直な線を引く。その線と視野範囲(角度2
θ)との2つの交点を結ぶ線分ABにおけるマイクロホ
ン位置Cによる線分ACとBCとの比率(m:n)を用い
て、左右スピーカのミキシング比を決定する。
図であり、例えば、カメラ14が正面を向いているとき、
マイクロホン位置C(x,y)を通り、カメラの向き(x
軸)に対して垂直な線を引く。その線と視野範囲(角度2
θ)との2つの交点を結ぶ線分ABにおけるマイクロホ
ン位置Cによる線分ACとBCとの比率(m:n)を用い
て、左右スピーカのミキシング比を決定する。
【0019】このようにして音量制御部17により決定さ
れたミキシング比により、ミキサー18a,18bはマイクロ
ホン5a〜5eからの音声出力信号6a〜6eに重み付け加算を
行って通信路19へ出力する。同時に、カメラ14からの映
像信号も通信路19へ出力する。そして、受信側では、通
信路19からの映像信号を画像モニタ20で表示し、音声信
号を2つのスピーカ21a,21bで再生する。
れたミキシング比により、ミキサー18a,18bはマイクロ
ホン5a〜5eからの音声出力信号6a〜6eに重み付け加算を
行って通信路19へ出力する。同時に、カメラ14からの映
像信号も通信路19へ出力する。そして、受信側では、通
信路19からの映像信号を画像モニタ20で表示し、音声信
号を2つのスピーカ21a,21bで再生する。
【0020】以上説明したように、第1実施形態では送
信側において、基準信号発生部1からの基準信号を送信
側のスピーカ4a,4bから発生させ、マイクロホン5a〜5e
で受信し、音声信号のセレクタ8において特定のマイク
ロホンで受信した信号を選択し、遅延時間測定部9によ
り基準信号発生部1からの基準信号とマイクロホンで受
信した信号との遅延差を求め、位置算出部10において複
数のスピーカ4a,4bから測定対象のマイクロホンの遅延
差からマイクロホンの位置を算出することにより、各マ
イクロホンの位置測定を行うことができる。
信側において、基準信号発生部1からの基準信号を送信
側のスピーカ4a,4bから発生させ、マイクロホン5a〜5e
で受信し、音声信号のセレクタ8において特定のマイク
ロホンで受信した信号を選択し、遅延時間測定部9によ
り基準信号発生部1からの基準信号とマイクロホンで受
信した信号との遅延差を求め、位置算出部10において複
数のスピーカ4a,4bから測定対象のマイクロホンの遅延
差からマイクロホンの位置を算出することにより、各マ
イクロホンの位置測定を行うことができる。
【0021】さらに、送信側において、セレクタ13から
のマイクロホンの位置情報により、音量制御部17におい
て複数の音声信号のミキシング比を決定し、ミキサー18
a,18bがミキシング比に基づいてマイクロホンからの音
声出力信号6a〜6eに重み付け加算をすることによって、
受信側において、画像モニタ20と2つのスピーカ21a,2
1bにおける映像と音声との位置を一致させることがで
き、臨場感を向上させることができる。また、会議に必
須の送信側のマイクロホンとスピーカを利用して、その
マイクロホンの位置測定が行うことができ、したがって
構成を大幅に複雑にすることはない。
のマイクロホンの位置情報により、音量制御部17におい
て複数の音声信号のミキシング比を決定し、ミキサー18
a,18bがミキシング比に基づいてマイクロホンからの音
声出力信号6a〜6eに重み付け加算をすることによって、
受信側において、画像モニタ20と2つのスピーカ21a,2
1bにおける映像と音声との位置を一致させることがで
き、臨場感を向上させることができる。また、会議に必
須の送信側のマイクロホンとスピーカを利用して、その
マイクロホンの位置測定が行うことができ、したがって
構成を大幅に複雑にすることはない。
【0022】図3は本発明の第2実施形態を説明するた
めの構成図であり、マイクロホン105a〜105eでは発言者
の音声を音声信号として、音声検出部112とミキサー118
a,118bへ出力する。音声検出部112は音声レベルから発
言者のマイクロホンを特定し、セレクタ113は、その特
定情報を用いてマイクロホン位置測定部107からの各マ
イクロホンの位置座標111の中から、発言者のマイクロ
ホンの位置座標を選択する。
めの構成図であり、マイクロホン105a〜105eでは発言者
の音声を音声信号として、音声検出部112とミキサー118
a,118bへ出力する。音声検出部112は音声レベルから発
言者のマイクロホンを特定し、セレクタ113は、その特
定情報を用いてマイクロホン位置測定部107からの各マ
イクロホンの位置座標111の中から、発言者のマイクロ
ホンの位置座標を選択する。
【0023】また、カメラ方向制御部115は、カメラ114
の向きを制御すると共にカメラ向き情報を出力する。例
えば、図9に示すように、カメラ114の正面向きに対す
る傾き角度φをカメラ向き情報として出力する。
の向きを制御すると共にカメラ向き情報を出力する。例
えば、図9に示すように、カメラ114の正面向きに対す
る傾き角度φをカメラ向き情報として出力する。
【0024】音量制御部117は、発言者のマイクロホン
の位置座標と、カメラ114の向きから左右のスピーカご
との複数のマイクロホンのミキシング比を決定する。例
えば、図8のように、カメラ14が正面を向いていると
き、既に説明したと同様に、マイクロホン位置C(x,
y)を通り、カメラの向き(x軸)に対して垂直な線を引
く。その線と視野範囲(角度2θ)との2つの交点を結ぶ
線分ABにおけるマイクロホン位置Cによる線分ACと
BCとの比率(m:n)を用いて、左右スピーカのミキシ
ング比を決定する。また図9のように、カメラ114の向
きが正面からずれた場合は、カメラ114の正面向きとの
角度差φを用いてカメラの向き(x’軸)を求め、マイク
ロホン位置C’を通り、x’軸に垂直な線を引く。そし
て、その線と視野範囲(角度2θ)との2つの交点を結ぶ
線分A’B’におけるマイクロホン位置C’による線分
A’C’とB’C’との比率(m’:n’)を用いて、左
右スピーカのミキシング比を決定する。
の位置座標と、カメラ114の向きから左右のスピーカご
との複数のマイクロホンのミキシング比を決定する。例
えば、図8のように、カメラ14が正面を向いていると
き、既に説明したと同様に、マイクロホン位置C(x,
y)を通り、カメラの向き(x軸)に対して垂直な線を引
く。その線と視野範囲(角度2θ)との2つの交点を結ぶ
線分ABにおけるマイクロホン位置Cによる線分ACと
BCとの比率(m:n)を用いて、左右スピーカのミキシ
ング比を決定する。また図9のように、カメラ114の向
きが正面からずれた場合は、カメラ114の正面向きとの
角度差φを用いてカメラの向き(x’軸)を求め、マイク
ロホン位置C’を通り、x’軸に垂直な線を引く。そし
て、その線と視野範囲(角度2θ)との2つの交点を結ぶ
線分A’B’におけるマイクロホン位置C’による線分
A’C’とB’C’との比率(m’:n’)を用いて、左
右スピーカのミキシング比を決定する。
【0025】このようにして、音量制御部117により決
定されたミキシング比により、ミキサー118a,118bはマ
イクロホン105a〜105eからの音声出力信号106a〜106eに
重み付け加算を行って通信路119へ出力する。同時に、
カメラ114からの映像信号も通信路119へ出力する。そし
て、受信側では、通信路119からの映像信号を画像モニ
タ120で表示し、音声信号を2つのスピーカ121a,121b
で再生する。
定されたミキシング比により、ミキサー118a,118bはマ
イクロホン105a〜105eからの音声出力信号106a〜106eに
重み付け加算を行って通信路119へ出力する。同時に、
カメラ114からの映像信号も通信路119へ出力する。そし
て、受信側では、通信路119からの映像信号を画像モニ
タ120で表示し、音声信号を2つのスピーカ121a,121b
で再生する。
【0026】以上説明したように、第2実施形態では、
カメラ方向制御部115からのカメラ114の向き情報と、セ
レクタ113からのマイクロホンの位置情報により、音量
制御部117において複数の音声信号のミキシング比を制
御し、ミキサー118a,118bが音量制御部117のミキシン
グ比に基づいてマイクロホンからの音声出力信号116a〜
116eに重み付け加算をすることによって、受信側におい
て、画像モニタ120と2つのスピーカ121a,121bにおけ
る映像と音声との位置を一致させることができ、臨場感
を向上させることができる。
カメラ方向制御部115からのカメラ114の向き情報と、セ
レクタ113からのマイクロホンの位置情報により、音量
制御部117において複数の音声信号のミキシング比を制
御し、ミキサー118a,118bが音量制御部117のミキシン
グ比に基づいてマイクロホンからの音声出力信号116a〜
116eに重み付け加算をすることによって、受信側におい
て、画像モニタ120と2つのスピーカ121a,121bにおけ
る映像と音声との位置を一致させることができ、臨場感
を向上させることができる。
【0027】図4は本発明の第3実施形態を説明するた
めの構成図であり、この第3実施形態において、前記第
2実施形態と基本的構成は同一であって、異なるところ
はさらにズーム制御部216を備えた点であり、それ以外
の構成は同一になっている。すなわち、マイクロホン20
5a〜205eでは発言者の音声を音声信号として、音声検出
部212とミキサー218a,218bへ出力する。音声検出部212
は音声レベルから発言者のマイクロホンを特定し、セレ
クタ213は、その特定情報を用いてマイクロホン位置測
定部207からの各マイクロホンの位置座標211の中から、
発言者のマイクロホンの位置座標を選択する。
めの構成図であり、この第3実施形態において、前記第
2実施形態と基本的構成は同一であって、異なるところ
はさらにズーム制御部216を備えた点であり、それ以外
の構成は同一になっている。すなわち、マイクロホン20
5a〜205eでは発言者の音声を音声信号として、音声検出
部212とミキサー218a,218bへ出力する。音声検出部212
は音声レベルから発言者のマイクロホンを特定し、セレ
クタ213は、その特定情報を用いてマイクロホン位置測
定部207からの各マイクロホンの位置座標211の中から、
発言者のマイクロホンの位置座標を選択する。
【0028】カメラ方向制御部215は、前記図9におけ
る説明と同様に、カメラ214の向きを制御すると共にカ
メラ向き情報を出力する。
る説明と同様に、カメラ214の向きを制御すると共にカ
メラ向き情報を出力する。
【0029】ズーム制御部216は、カメラ214のズーミン
グを制御すると共にズーム情報を出力する。例えば、図
10に示すように、カメラ214の視野角の1/2、言い換える
とカメラ214の正面の向き(x軸)と視野範囲とが作る角
θに係る情報を出力する。
グを制御すると共にズーム情報を出力する。例えば、図
10に示すように、カメラ214の視野角の1/2、言い換える
とカメラ214の正面の向き(x軸)と視野範囲とが作る角
θに係る情報を出力する。
【0030】音量制御部217は、図8における説明と同
様に、発言者のマイクロホンの位置座標と、カメラ214
の向きから左右のスピーカごとの複数のマイクロホンの
ミキシング比を決定する。
様に、発言者のマイクロホンの位置座標と、カメラ214
の向きから左右のスピーカごとの複数のマイクロホンの
ミキシング比を決定する。
【0031】カメラ214において、ズームがある場合に
は、図10に示すように、前記角θが小さくなり、前記比
率(m:n)が(m'':n'')へ変化する。この場合は左右
のスピーカの複数のマイクロホンのミキシング比を変え
ると同時に左右のスピーカの音量を変えることにより、
臨場感をさらに高めることができる。ズームアップ時に
は音声を少し大きくするなどの操作を行う。
は、図10に示すように、前記角θが小さくなり、前記比
率(m:n)が(m'':n'')へ変化する。この場合は左右
のスピーカの複数のマイクロホンのミキシング比を変え
ると同時に左右のスピーカの音量を変えることにより、
臨場感をさらに高めることができる。ズームアップ時に
は音声を少し大きくするなどの操作を行う。
【0032】このようにして、音量制御部217により決
定されたミキシング比により、ミキサー218a,218bはマ
イクロホン205a〜205eからの音声出力信号206a〜206eに
重み付け加算を行って通信路219へ出力する。同時に、
カメラ214からの映像信号も通信路219へ出力する。そし
て、受信側では、通信路219からの映像信号を画像モニ
タ220で表示し、音声信号を2つのスピーカ221a,221b
で再生する。
定されたミキシング比により、ミキサー218a,218bはマ
イクロホン205a〜205eからの音声出力信号206a〜206eに
重み付け加算を行って通信路219へ出力する。同時に、
カメラ214からの映像信号も通信路219へ出力する。そし
て、受信側では、通信路219からの映像信号を画像モニ
タ220で表示し、音声信号を2つのスピーカ221a,221b
で再生する。
【0033】以上説明したように、第3実施形態では、
カメラ方向制御部215からのカメラ214の向き情報と、カ
メラズーム制御部216からのズーム情報と、セレクタ213
からのマイクロホンの位置情報により、音量制御部217
において複数の音声信号のミキシング比を制御し、ミキ
サー218a,218bが音声制御部217のミキシング比に基づ
いてマイクロホンからの音声出力信号206a〜206eに重み
付け加算をすることによって、受信側において、画像モ
ニタ220と2つのスピーカ221a,221bにおける映像と音
声との位置を一致させることができ、前記第2実施形態
の構成よりも、さらに臨場感を向上させることができ
る。
カメラ方向制御部215からのカメラ214の向き情報と、カ
メラズーム制御部216からのズーム情報と、セレクタ213
からのマイクロホンの位置情報により、音量制御部217
において複数の音声信号のミキシング比を制御し、ミキ
サー218a,218bが音声制御部217のミキシング比に基づ
いてマイクロホンからの音声出力信号206a〜206eに重み
付け加算をすることによって、受信側において、画像モ
ニタ220と2つのスピーカ221a,221bにおける映像と音
声との位置を一致させることができ、前記第2実施形態
の構成よりも、さらに臨場感を向上させることができ
る。
【0034】図5は本発明の第4実施形態を説明するた
めの構成図、図6は図5におけるマイクロホン位置測定
部の構成を示すブロック図であり、この第4実施形態は
基本的には前記第1実施形態と第3実施形態との構成を
組み合わせたものであり、図6のマイクロホン位置測定
部307の構成は、図2において説明した構成と同一であ
って、基準信号発生部301からは基準信号が発生され、
この基準信号は、セレクタとしてのスイッチ302によっ
て選択された2つのスピーカ304a,304bへ基準信号303
a,303bとして出力され、そのスピーカ304a,304bによ
って再生される。前記基準信号303a,303bを受信した複
数(図では5本を示してある)のマイクロホン305a〜305e
はそれぞれ基準信号306a〜306eを出力するが、基準信号
306a〜306eはセレクタ308によって、測定対象のマイク
ロホンの基準信号が選択される。
めの構成図、図6は図5におけるマイクロホン位置測定
部の構成を示すブロック図であり、この第4実施形態は
基本的には前記第1実施形態と第3実施形態との構成を
組み合わせたものであり、図6のマイクロホン位置測定
部307の構成は、図2において説明した構成と同一であ
って、基準信号発生部301からは基準信号が発生され、
この基準信号は、セレクタとしてのスイッチ302によっ
て選択された2つのスピーカ304a,304bへ基準信号303
a,303bとして出力され、そのスピーカ304a,304bによ
って再生される。前記基準信号303a,303bを受信した複
数(図では5本を示してある)のマイクロホン305a〜305e
はそれぞれ基準信号306a〜306eを出力するが、基準信号
306a〜306eはセレクタ308によって、測定対象のマイク
ロホンの基準信号が選択される。
【0035】マイクロホン位置測定部307において、遅
延時間測定部309は、前記基準信号発生部301からの基準
信号と、セレクタ308からの位置測定対象のマイクロホ
ンからの遅延した基準信号との遅延差を求める。位置算
出部310は位置測定対象のマイクロホンに対する2つの
スピーカ304a,304bを通った遅延差からマイクロホンの
位置を求める。これを各マイクロホンごとに繰り返す。
この位置測定は、例えば初期設定時,マイクロホンの位
置を変更したとき,カメラが状態変化(パン,ズーム)し
たときに行うが、一定期間ごとに定期的に行うようにし
てもよい。
延時間測定部309は、前記基準信号発生部301からの基準
信号と、セレクタ308からの位置測定対象のマイクロホ
ンからの遅延した基準信号との遅延差を求める。位置算
出部310は位置測定対象のマイクロホンに対する2つの
スピーカ304a,304bを通った遅延差からマイクロホンの
位置を求める。これを各マイクロホンごとに繰り返す。
この位置測定は、例えば初期設定時,マイクロホンの位
置を変更したとき,カメラが状態変化(パン,ズーム)し
たときに行うが、一定期間ごとに定期的に行うようにし
てもよい。
【0036】マイクロホン位置を求める方法は、前記図
7の説明と同様の方法であるので説明は省略する。マイ
クロホン305a〜305eは、発言者の音声を音声信号とし
て、音声検出部312とミキサー318a,318bへ出力する。
音声検出部312は音声レベルから発言者のマイクロホン
を特定し、セレクタ313は、その特定情報を用いてマイ
クロホン位置測定部307からの各マイクロホンの位置座
標311の中から、発言者のマイクロホンの位置座標を選
択する。
7の説明と同様の方法であるので説明は省略する。マイ
クロホン305a〜305eは、発言者の音声を音声信号とし
て、音声検出部312とミキサー318a,318bへ出力する。
音声検出部312は音声レベルから発言者のマイクロホン
を特定し、セレクタ313は、その特定情報を用いてマイ
クロホン位置測定部307からの各マイクロホンの位置座
標311の中から、発言者のマイクロホンの位置座標を選
択する。
【0037】カメラ方向制御部315は、前記図9におけ
る説明と同様に、カメラ314の向きを制御すると共にカ
メラ向き情報を出力し、ズーム制御部316は、図10にお
ける説明と同様に角θに係る情報を出力する。また音量
制御部317は、図8,図9における説明と同様に発言者
のマイクロホンの位置座標と、カメラ314の向きから左
右のスピーカごとの複数のマイクロホンのミキシング比
を決定する。
る説明と同様に、カメラ314の向きを制御すると共にカ
メラ向き情報を出力し、ズーム制御部316は、図10にお
ける説明と同様に角θに係る情報を出力する。また音量
制御部317は、図8,図9における説明と同様に発言者
のマイクロホンの位置座標と、カメラ314の向きから左
右のスピーカごとの複数のマイクロホンのミキシング比
を決定する。
【0038】このようにして、音量制御部317により決
定されたミキシング比により、ミキサー318a,318bはマ
イクロホン305a〜305eからの音声出力信号306a〜306eに
重み付け加算を行って通信路319へ出力する。同時に、
カメラ314からの映像信号も通信路319へ出力する。そし
て、受信側では、通信路319からの映像信号を画像モニ
タ320で表示し、音声信号を2つのスピーカ321a,321b
で再生する。
定されたミキシング比により、ミキサー318a,318bはマ
イクロホン305a〜305eからの音声出力信号306a〜306eに
重み付け加算を行って通信路319へ出力する。同時に、
カメラ314からの映像信号も通信路319へ出力する。そし
て、受信側では、通信路319からの映像信号を画像モニ
タ320で表示し、音声信号を2つのスピーカ321a,321b
で再生する。
【0039】以上説明したように、第4実施形態では、
送信側において、基準信号発生部301からの基準信号を
送信側のスピーカ304a,304bから発生させ、マイクロホ
ン305a〜305eで受信し、音声信号のセレクタ308におい
て特定のマイクロホンで受信した信号を選択し、遅延時
間測定部309により基準信号発生部301からの基準信号と
マイクロホンで受信した信号との遅延差を求め、位置算
出部310において複数のスピーカ304a,304bから測定対
象のマイクロホンの遅延差からマイクロホンの位置を算
出することにより、各マイクロホンの位置測定ができ
る。
送信側において、基準信号発生部301からの基準信号を
送信側のスピーカ304a,304bから発生させ、マイクロホ
ン305a〜305eで受信し、音声信号のセレクタ308におい
て特定のマイクロホンで受信した信号を選択し、遅延時
間測定部309により基準信号発生部301からの基準信号と
マイクロホンで受信した信号との遅延差を求め、位置算
出部310において複数のスピーカ304a,304bから測定対
象のマイクロホンの遅延差からマイクロホンの位置を算
出することにより、各マイクロホンの位置測定ができ
る。
【0040】さらに、カメラ方向制御部315からのカメ
ラ314の向き情報と、カメラズーム制御部316からのズー
ム情報と、セレクタ313からのマイクロホンの位置情報
により、音量制御部317において複数の音声信号のミキ
シング比を制御し、ミキサー318a,318bが音量制御部31
7のミキシング比に基づいてマイクロホンからの音声出
力信号306a〜306eに重み付け加算をすることによって、
受信側において、画像モニタ320と2つのスピーカ321
a,321bにおける映像と音声との位置を一致させること
ができ、前記実施形態の構成よりも、さらに臨場感を向
上させることができる。
ラ314の向き情報と、カメラズーム制御部316からのズー
ム情報と、セレクタ313からのマイクロホンの位置情報
により、音量制御部317において複数の音声信号のミキ
シング比を制御し、ミキサー318a,318bが音量制御部31
7のミキシング比に基づいてマイクロホンからの音声出
力信号306a〜306eに重み付け加算をすることによって、
受信側において、画像モニタ320と2つのスピーカ321
a,321bにおける映像と音声との位置を一致させること
ができ、前記実施形態の構成よりも、さらに臨場感を向
上させることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテレビ会
議装置によれば、複数のマイクロホンの中から使用され
ているマイクロホンの位置情報を算出することができ、
その位置情報に基づいて複数のマイクロホンの音声信号
におけるミキシング比を制御することにより、使用され
ているマイクロホンの位置の変更があっても、映像と音
声と一致させることができるため、臨場感を向上させる
ことができる。
議装置によれば、複数のマイクロホンの中から使用され
ているマイクロホンの位置情報を算出することができ、
その位置情報に基づいて複数のマイクロホンの音声信号
におけるミキシング比を制御することにより、使用され
ているマイクロホンの位置の変更があっても、映像と音
声と一致させることができるため、臨場感を向上させる
ことができる。
【0042】また、マイクロホンの位置の変更,カメラ
のパニング,またはズーミングがあっても、映像と音声
と一致させることができるため、さらに臨場感を向上さ
せることができる。
のパニング,またはズーミングがあっても、映像と音声
と一致させることができるため、さらに臨場感を向上さ
せることができる。
【図1】本発明の第1実施形態における構成を説明する
ための構成図である。
ための構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるマイクロホン位
置測定部の構成を示すブロック図である。
置測定部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態における構成を説明する
ための構成図である。
ための構成図である。
【図4】本発明の第3実施形態における構成を説明する
ための構成図である。
ための構成図である。
【図5】本発明の第4実施形態における構成を説明する
ための構成図である。
ための構成図である。
【図6】本発明の第4実施形態におけるマイクロホン位
置測定部の構成を示すブロック図である。
置測定部の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態におけるマイクロホンの位置
座標の算出方法の説明図である。
座標の算出方法の説明図である。
【図8】本発明の実施形態におけるカメラが正面向きの
場合のミキシング比を求める方法の説明図である。
場合のミキシング比を求める方法の説明図である。
【図9】本発明の実施形態におけるカメラをパニングし
た場合のミキシング比を求める方法の説明図である。
た場合のミキシング比を求める方法の説明図である。
【図10】本発明の実施形態におけるカメラをズーミン
グした場合のミキシング比を求める方法の説明図であ
る。
グした場合のミキシング比を求める方法の説明図であ
る。
【図11】従来のテレビ会議装置の構成図である。
1,301…基準信号発生部、 2,8,13,113,213,3
02,308,313…セレクタ、 3a,3b,303a,303b…基準
信号、 4a,4b,21a,21b,121a,121b,221a,221b,
304a,304b…スピーカ、 5a〜5e,105a〜105e,205a〜
205e,305a〜305e…マイクロホン、 6a〜6e,106a〜10
6e,306a〜306e…マイクロホンで受信した基準信号また
は音声信号、 7,107,207,307…マイクロホン位置
測定部、9,309…遅延時間測定部、 10,310…位置測
定部、 11,111,211,311…各マイクロホンの位置座
標、 12,112,212,312…音声検出部、 14,114,21
4,314…カメラ、 17,117,217,317…音量制御部、
18a,18b,118a,118b,218a,218b,318a,318b…ミ
キサー、 19,119,219,319…通信路、 20,120,22
0,320…モニタ、 106a〜106e,206a〜206e…マイクロ
ホンで受信した音声信号、 115,215,315…カメラ方
向制御部、 216,316…ズーム制御部。
02,308,313…セレクタ、 3a,3b,303a,303b…基準
信号、 4a,4b,21a,21b,121a,121b,221a,221b,
304a,304b…スピーカ、 5a〜5e,105a〜105e,205a〜
205e,305a〜305e…マイクロホン、 6a〜6e,106a〜10
6e,306a〜306e…マイクロホンで受信した基準信号また
は音声信号、 7,107,207,307…マイクロホン位置
測定部、9,309…遅延時間測定部、 10,310…位置測
定部、 11,111,211,311…各マイクロホンの位置座
標、 12,112,212,312…音声検出部、 14,114,21
4,314…カメラ、 17,117,217,317…音量制御部、
18a,18b,118a,118b,218a,218b,318a,318b…ミ
キサー、 19,119,219,319…通信路、 20,120,22
0,320…モニタ、 106a〜106e,206a〜206e…マイクロ
ホンで受信した音声信号、 115,215,315…カメラ方
向制御部、 216,316…ズーム制御部。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のマイクロホンからの音声信号をミ
キシングして通信路へ送出すると共に、カメラからの映
像信号を通信路へ送出し、通信路を介して受信した側の
スピーカおよび画像モニタによって音声および映像を再
生するテレビ会議装置において、基準信号を発生する基
準信号発生部と、送信側に設けられて前記基準信号を再
生する複数のスピーカと、これらのスピーカの再生信号
を受信する前記複数のマイクロホンと、前記基準信号発
生部からの基準信号とスピーカにより再生されかつマイ
クロホンにより受信された基準信号との遅延差を求める
遅延測定部と、前記遅延差からマイクロホン位置を測定
する位置算出部と、この位置算出部からのマイクロホン
の位置情報に基づいて複数のマイクロホンの音声信号に
おけるミキシング比を決定する音量制御部とを備えたこ
とを特徴とするテレビ会議装置。 - 【請求項2】 複数のマイクロホンからの音声信号をミ
キシングして通信路へ送出すると共に、カメラからの映
像信号を通信路へ送出し、通信路を介して受信した側の
スピーカおよび画像モニタによって音声および映像を再
生するテレビ会議装置において、前記マイクロホン位置
とカメラ方向との情報に基づいて複数のマイクロホンの
音声信号におけるミキシング比を決定する音量制御部を
備えたことを特徴とするテレビ会議装置。 - 【請求項3】 前記マイクロホン位置とカメラ方向との
情報に加えて、カメラズーム制御の情報に基づいて複数
のマイクロホンの音声信号におけるミキシング比を決定
する音量制御部を備えたことを特徴とする請求項2記載
のテレビ会議装置。 - 【請求項4】 前記マイクロホンの位置情報を、基準信
号を発生する基準信号発生部と、送信側に設けられて前
記基準信号を再生する複数のスピーカと、スピーカの再
生信号を受信するマイクロホンと、前記基準信号発生部
からの基準信号とスピーカにより再生されかつマイクロ
ホンにより受信された基準信号との遅延差を求める遅延
測定部と、前記遅延差からマイクロホン位置を測定する
位置算出部とによって求めることを特徴とする請求項2
または3記載のテレビ会議装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336887A JPH09182044A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | テレビ会議装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336887A JPH09182044A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | テレビ会議装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09182044A true JPH09182044A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18303575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7336887A Pending JPH09182044A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | テレビ会議装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09182044A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100565184B1 (ko) * | 1998-12-08 | 2006-06-13 | 엘지전자 주식회사 | 단체화상회의시스템의음량제어회로 |
WO2009075085A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Panasonic Corporation | 収音装置、収音方法、収音プログラム、および集積回路 |
JP2014049885A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 音響再生装置とその方法とプログラム |
US8767971B2 (en) | 2009-07-24 | 2014-07-01 | Panasonic Corporation | Sound pickup apparatus and sound pickup method |
WO2019188394A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 信号処理装置および方法、並びにプログラム |
CN115002607A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-09-02 | 歌尔股份有限公司 | 音源位置确定方法、设备及存储介质 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP7336887A patent/JPH09182044A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100565184B1 (ko) * | 1998-12-08 | 2006-06-13 | 엘지전자 주식회사 | 단체화상회의시스템의음량제어회로 |
WO2009075085A1 (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-18 | Panasonic Corporation | 収音装置、収音方法、収音プログラム、および集積回路 |
EP2242286A1 (en) * | 2007-12-10 | 2010-10-20 | Panasonic Corporation | Sound collecting device, sound collecting method, sound collecting program, and integrated circuit |
EP2242286A4 (en) * | 2007-12-10 | 2012-07-11 | Panasonic Corp | SOUND COLLECTION DEVICE, SOUND COLLECTION METHOD, SOUND COLLECTION PROGRAM, AND INTEGRATED CIRCUIT |
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