JP2003244314A - 携帯移動電話装置 - Google Patents

携帯移動電話装置

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JP2003244314A
JP2003244314A JP2002041938A JP2002041938A JP2003244314A JP 2003244314 A JP2003244314 A JP 2003244314A JP 2002041938 A JP2002041938 A JP 2002041938A JP 2002041938 A JP2002041938 A JP 2002041938A JP 2003244314 A JP2003244314 A JP 2003244314A
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microphone
mode
mobile telephone
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JP2002041938A
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Takakuni Minewaki
隆邦 嶺脇
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は携帯移動電話装置の利用状態に応じて
適切な動作モードに自動的に移行する携帯移動電話装置
を提供する。 【解決手段】携帯移動電話装置1は、携帯移動電話装置
1の周囲の騒音をマイク7で検出し、マイク7の検出結
果に基づいて、携帯移動電話装置1の移動、静止、移動
変化等の利用状態を判定して、動作モードを利用状態に
応じた動作モードに移行している。したがって、公共交
通機関など携帯移動電話装置1の使用を控えるべき場所
でのモード切換の手間を省くことができ、妨害電波発信
機器等の新たな外部設備を設置することなく、安価にか
つ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができる
とともに、利用性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯移動電話装置
に関し、詳細には、携帯移動電話装置の利用状態に応じ
て適切な動作モードに自動的に移行する携帯移動電話装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯電話装置、無線電話装置、P
HS(Personal Handy Phone System)、移動電話装置
等の電話装置(以下、単に、携帯移動電話装置とい
う。)は、急速に発達して普及しており、どこにいても
通話できるという便利さをもたらしたが、携帯移動電話
装置は、電話がかかってきた際、通話ボタンを押すまで
呼出のベル音(呼出音)が鳴り続けるようになっていた
ため、公共交通機関内や混雑している場所での着信音や
通話の音声が耳障りであったり、心臓ペースメーカーな
ど医療機器に影響を与え、周囲に迷惑をかけることが問
題となっていた。
【0003】また、自動車の運転中に携帯電話を使用す
ることで注意力が低下し、事故につながる危険も指摘さ
れている。
【0004】このような問題に対する対策として、ポス
ター、コマーシャル、社内放送等による宣伝・告知が行
われているが、最終的には、利用者の意識に依存すると
ころが大きく、利用者自らが携帯移動電話装置の電源を
切ったり、携帯移動電話装置の動作モードをマナーモー
ド(着信を振動で通知し、また、電話に出られないこと
を相手先に通知して留守番電話サービスへ移行する等の
動作を行うモード)へと切り換えるという操作が必要で
ある。
【0005】ところが、利用者に悪意がない場合であっ
ても、公共交通機関等に乗り込む度にいちいち携帯移動
電話装置を取り出しスイッチを操作して携帯移動電話装
置のモードを変更しなくてはならないというのは煩わし
く、モード切替え操作を怠ったり忘れて、あわてて携帯
移動電話装置の操作を行ったり、周囲の人に迷惑をかけ
る結果となることがある。
【0006】そこで、従来、携帯電話の基地局から端末
機へ伝送される電波の周波数と同一周波数の信号を含む
電気信号を発生する送信器と、該送信器の出力信号を送
信するアンテナと、前記送信器に直流を供給する電源回
路とを含む携帯電話通話抑止装置が提案されている(特
開平10−210560号公報参照)。
【0007】すなわち、この従来技術は、携帯電話の基
地局から端末機へ伝送される電波の周波数と同一の周波
数の信号を含む電気信号を送信器から出力させて、該送
信器の出力信号をアンテナからその周りのエリアに送信
し、そのエリア内にある端末機の受信部に混信および変
調障害を生じさせて、その端末機と基地局との間の通信
を抑止している。
【0008】また、従来、基地局との間で無線接続され
ることにより通信を行う移動無線装置において、移動無
線装置の使用が禁止されている特定地域内であることを
示すために送信されている使用規制信号を受信すると、
該使用規制信号に含まれている使用を禁止する理由を示
す情報の表示を行なうとともに、通話中でない場合には
送受信を停止し、通話中の場合には通話を行っているユ
ーザに対して通信切断を告知するとともに送受信を停止
し、前記使用規制信号を受信しなくなると送受信を再開
する移動無線装置が提案されている(特許第29788
69号公報参照)。
【0009】すなわち、この従来技術は、移動無線装置
が使用規制信号を受信すると、送受信を停止し、特定地
域内において移動無線装置の使用を強制的に制限しよう
としている。
【0010】さらに、従来、車両内に設置された携帯電
話機と、前記車両の運転状態を検出する車両運転検出手
段と、前記車両運転検出手段からの検出出力に基づき、
前記車両が運転中であると判断した時には前記携帯電話
機の通話機能を自動で停止させてなる通話機能停止手段
を設けた車載用携帯電話システムが提案されている(特
開平10−248081号公報参照)。
【0011】すなわち、この従来技術は、車両が運転中
であることが検出された時に携帯電話機の通話機能を自
動で停止させることで、車両運転中の携帯電話機の使用
を強制的に制限しようとしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯移動電話装置にあっては、携帯移動電話
装置の公共の場での利用をより適切に制御して、利用性
を向上させつつ、適切な利用を図る上で、改良の必要が
あった。
【0013】すなわち、上記特開平10−210560
号公報及び特許第2978869号公報記載の従来技術
は、携帯移動電話装置とは別に、携帯移動電話装置の利
用を制限させたい場所に新たな電波発信設備を設置し
て、携帯移動電話装置の使用を制限していたため、新た
に電波発信設備を設ける必要があり、携帯移動電話装置
の利用を規制する側に、新たなコストの負担を強いると
ともに、広域な場所を規制領域とするには、電波発信設
備の設置費用と設備自体が膨大なものとなり、かつ、電
波を用いる場合、有効範囲のきめ細かい設定が難しいと
いう問題があった。
【0014】また、特許第2978869号公報記載の
技術にあっては、携帯移動電話装置に、利用制限を通知
する信号を受信して、適当なモードへ移行する機能が組
み込まれている必要があり、複数のメーカから提供され
ている全ての携帯移動電話装置で同じような動作を実現
するためには、利用制限通知信号の規格統一等業界内で
の大がかりなルール作りが必要となり、実現に相当の時
間を必要とするという問題がある。
【0015】さらに、特開平10−248081号公報
記載の従来技術にあっては、車両に専用の運転状態判定
装置を設置して携帯移動電話装置と接続する必要がある
ため、携帯移動電話装置の利用状態が限定され、複雑で
利用性が悪いという問題があった。
【0016】そこで、請求項1記載の発明は、携帯移動
電話装置の本来備えているマイクで、非通話時の周囲音
を検出し、当該マイクの出力する音信号を解析して、当
該携帯移動電話装置の移動、静止、移動変化等の利用状
態を判定し、動作モードを当該利用状態に応じた動作モ
ードに移行させることにより、公共交通機関など携帯移
動電話装置の使用を控えるべき場所でのモード切換の手
間を省き、妨害電波発信機器等の新たな外部設備を設置
することなく、また、新たに携帯移動電話装置に特別な
装置を取り付けることなく、安価にかつ適切に周囲の人
にかける迷惑を防止するとともに、利用性を向上させる
ことのできる携帯移動電話装置を提供することを目的と
している。
【0017】請求項2記載の発明は、マイクの検出した
音信号に基づく利用状態の判定結果を随時学習すること
により、利用状態をより一層精度よく行い、安価にかつ
より一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止するととも
に、より一層利用性を向上させることのできる携帯移動
電話装置を提供することを目的としている。
【0018】請求項3記載の発明は、判定された利用状
態に対して、操作部から当該利用状態の修正操作が行わ
れると、当該修正内容を学習して、利用状態の判定に利
用することにより、利用状態をより一層精度よく行い、
安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止
するとともに、より一層利用性を向上させることのでき
る携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0019】請求項4記載の発明は、判定する利用状態
を操作部から適宜設定可能であり、当該設定された利用
状態をも判定対象の利用状態とすることにより、個々の
利用者や利用環境に応じた利用状態の設定を行い、安価
にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止する
とともに、より一層利用性を向上させることのできる携
帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0020】請求項5記載の発明は、利用状態検出手段
の検出結果及び計時手段の計時する日時情報に基づい
て、利用状態を判定して、移行する動作モードを決定す
ることにより、より一層個々の利用者や利用環境に応じ
た利用状態の設定を行い、安価にかつより一層適切に周
囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用
性を向上させることのできる携帯移動電話装置を提供す
ることを目的としている。
【0021】請求項6記載の発明は、現在の動作モード
に応じて、利用状態の判定間隔を変化させることによ
り、動作モードの利用状態に応じた適切な動作モードへ
の自動切換を行うとともに、消費電力を削減して、携帯
移動電話装置の電池寿命を長くし、安価にかつより一層
適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より
一層利用性を向上させることのできる携帯移動電話装置
を提供することを目的としている。
【0022】請求項7記載の発明は、マイクの検出した
電車内、バス内、劇場内等の特定場所を示す特定の信号
音、メロディ等の特定音に基づいて、利用状態を判定
し、動作モードを当該利用状態に応じた動作モードに移
行させることにより、より一層速やかにかつより一層精
度よく利用状態を判定し、安価にかつより一層適切に周
囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用
性を向上させることのできる携帯移動電話装置を提供す
ることを目的としている。
【0023】請求項8記載の発明は、特定場所を示す特
定音に基づいて動作モードを変更した後、マイクによる
周囲音の検出を続行し、当該移行した動作モードに応じ
て予め設定された待ち時間内に当該特定音を再度検出し
ないと、変更した動作モードを変更前の動作モードに戻
すことにより、より一層速やかにかつより一層精度よく
利用状態を判定するとともに、必要な時間だけ動作モー
ドを変更し、安価にかつより一層適切に周囲の人にかけ
る迷惑を防止するとともに、さらにより一層利用性を向
上させることのできる携帯移動電話装置を提供すること
を目的としている。
【0024】請求項9記載の発明は、特定場所を示す当
該復帰時間がコード化した埋め込まれた特定音に基づい
て動作モードを変更すると、マイクによる周囲音の検出
を停止し、復帰時間が経過すると、変更した動作モード
を変更前の動作モードに戻して、マイクによる周囲音の
検出を再開することにより、より一層速やかにかつより
一層精度よく利用状態を判定するとともに、簡単かつ正
確に必要な時間だけ動作モードを変更し、安価にかつよ
り一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止するととも
に、さらにより一層利用性を向上させることのできる携
帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0025】請求項10記載の発明は、マイクから動作
モードの変更を指示する動作変更音声を音声認識機能で
認識し、動作モードを当該動作変更音声で指示された動
作モードに移行することにより、より一層精度よく利用
状態を判定し、より一層適切に周囲の人にかける迷惑を
防止するとともに、より一層利用性を向上させることの
できる携帯移動電話装置を提供することを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の携
帯移動電話装置は、携帯されて移動し、通話可能モー
ド、マナーモード、電源オフモード等の各種動作モード
を有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話
装置において、当該携帯移動電話装置の備えているマイ
クで非通話時に周囲の音を検出し、当該マイクの出力す
る音信号を解析して、当該携帯移動電話装置の移動、静
止、移動変化等の利用状態を判定し、前記動作モードを
当該利用状態に応じた動作モードに移行させることによ
り、上記目的を達成している。
【0027】上記構成によれば、携帯移動電話装置の本
来備えているマイクで、非通話時の周囲音を検出し、当
該マイクの出力する音信号を解析して、当該携帯移動電
話装置の移動、静止、移動変化等の利用状態を判定し、
動作モードを当該利用状態に応じた動作モードに移行さ
せるので、公共交通機関など携帯移動電話装置の使用を
控えるべき場所でのモード切換の手間を省くことがで
き、妨害電波発信機器等の新たな外部設備を設置するこ
となく、また、新たに携帯移動電話装置に特別な装置を
取り付けることなく、安価にかつ適切に周囲の人にかけ
る迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話
装置の利用性を向上させることができる。
【0028】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記携帯移動電話装置は、前記マイクの検出した
音信号に基づく前記利用状態の判定結果を随時学習する
ものであってもよい。
【0029】上記構成によれば、マイクの検出した音信
号に基づく利用状態の判定結果を随時学習するので、利
用状態をより一層精度よく行うことができ、安価にかつ
より一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止することが
できるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層
向上させることができる。
【0030】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う操作部を
備え、前記判定された利用状態に対して、前記操作部か
ら当該利用状態の修正操作が行われると、当該修正内容
を学習して、前記利用状態の判定に利用するものであっ
てもよい。
【0031】上記構成によれば、判定された利用状態に
対して、操作部から当該利用状態の修正操作が行われる
と、当該修正内容を学習して、利用状態の判定に利用す
るので、利用状態をより一層精度よく行うことができ、
安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止
することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性
をより一層向上させることができる。
【0032】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う操作部を
備え、前記判定する利用状態を前記操作部から適宜設定
可能であり、当該設定された利用状態をも前記判定対象
の利用状態とするものであってもよい。
【0033】上記構成によれば、判定する利用状態を操
作部から適宜設定可能であり、当該設定された利用状態
をも判定対象の利用状態とするので、個々の利用者や利
用環境に応じた利用状態の設定を行うことができ、安価
にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止する
ことができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0034】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、日時を計時する計時手段
を備え、前記マイクの検出結果及び前記計時手段の計時
する日時情報に基づいて、前記利用状態を判定して、前
記移行する動作モードを決定するものであってもよい。
【0035】上記構成によれば、利用状態検出手段の検
出結果及び計時手段の計時する日時情報に基づいて、利
用状態を判定して、移行する動作モードを決定するの
で、より一層個々の利用者や利用環境に応じた利用状態
の設定を行うことができ、安価にかつより一層適切に周
囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、
携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることが
できる。
【0036】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、現在の動作モードに応じ
て、前記利用状態の判定間隔を変化させるものであって
もよい。
【0037】上記構成によれば、現在の動作モードに応
じて、利用状態の判定間隔を変化させるので、動作モー
ドの利用状態に応じた適切な動作モードへの自動切換を
行うことができるとともに、消費電力を削減して、携帯
移動電話装置の電池寿命を長くすることができ、安価に
かつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止するこ
とができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより
一層向上させることができる。
【0038】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、前記マイクの検出した電
車内、バス内、劇場内等の特定場所を示す特定の信号
音、メロディ等の特定音に基づいて、前記利用状態を判
定し、前記動作モードを当該利用状態に応じた動作モー
ドに移行させるものであってもよい。
【0039】上記構成によれば、マイクの検出した電車
内、バス内、劇場内等の特定場所を示す特定の信号音、
メロディ等の特定音に基づいて、利用状態を判定し、動
作モードを当該利用状態に応じた動作モードに移行させ
るので、より一層速やかにかつより一層精度よく利用状
態を判定することができ、安価にかつより一層適切に周
囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、
携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることが
できる。
【0040】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記携帯移動電話装置は、前記特定場所を示す前記
特定音に基づいて前記動作モードを変更した後、前記マ
イクによる周囲音の検出を続行し、当該移行した動作モ
ードに応じて予め設定された待ち時間内に当該特定音を
再度検出しないと、前記変更した動作モードを変更前の
動作モードに戻すものであってもよい。
【0041】上記構成によれば、特定場所を示す特定音
に基づいて動作モードを変更した後、マイクによる周囲
音の検出を続行し、当該移行した動作モードに応じて予
め設定された待ち時間内に当該特定音を再度検出しない
と、変更した動作モードを変更前の動作モードに戻すの
で、より一層速やかにかつより一層精度よく利用状態を
判定することができるとともに、必要な時間だけ動作モ
ードを変更することができ、安価にかつより一層適切に
周囲の人にかける迷惑を防止することができるととも
に、携帯移動電話装置の利用性をさらにより一層向上さ
せることができる。
【0042】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記特定音は、前記携帯移動電話装置の動作モード
を復帰させるまでの復帰時間がコード化して埋め込まれ
ており、前記携帯移動電話装置は、前記特定場所を示す
当該復帰時間の埋め込まれた前記特定音に基づいて前記
動作モードを変更すると、前記マイクによる周囲音の検
出を停止し、前記復帰時間が経過すると、前記変更した
動作モードを変更前の動作モードに戻して、前記マイク
による周囲音の検出を再開するものであってもよい。
【0043】上記構成によれば、特定場所を示す当該復
帰時間がコード化した埋め込まれた特定音に基づいて動
作モードを変更すると、マイクによる周囲音の検出を停
止し、復帰時間が経過すると、変更した動作モードを変
更前の動作モードに戻して、マイクによる周囲音の検出
を再開するので、より一層速やかにかつより一層精度よ
く利用状態を判定することができるとともに、簡単かつ
正確に必要な時間だけ動作モードを変更することがで
き、安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を
防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利
用性をさらにより一層向上させることができる。
【0044】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記携帯移動電話装置は、前記マイクから入力さ
れる音声を認識する音声認識機能を有し、前記マイクか
ら前記動作モードの変更を指示する動作変更音声を当該
音声認識機能で認識し、前記動作モードを当該動作変更
音声で指示された動作モードに移行させるものであって
もよい。
【0045】上記構成によれば、マイクから動作モード
の変更を指示する動作変更音声を音声認識機能で認識
し、動作モードを当該動作変更音声で指示された動作モ
ードに移行するので、より一層精度よく利用状態を判定
することができ、より一層適切に周囲の人にかける迷惑
を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の
利用性をより一層向上させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0047】図1〜図3は、本発明の携帯移動電話装置
の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の携帯
移動電話装置の一実施の形態を適用した携帯移動電話装
置1の外観正面図である。
【0048】図1において、携帯移動電話装置1は、本
体ケース2に、表示部3、アンテナ4、操作部5、スピ
ーカ6、マイク7及び図示しないリンガー等が設けられ
ており、本体ケース2の内部に、図示しないが、無線
部、電話部、表示回路部、信号処理部、利用状態判定
部、計時部及び制御部等を備えている。携帯移動電話装
置1は、携帯電話装置やPHS等である。
【0049】表示部3は、例えば、LCD(Liquid Cry
stal Display)等で形成されており、操作部5で入力操
作された操作内容や携帯移動電話装置1から携帯移動電
話装置1の利用者に通知する各種情報、特に、後述する
利用状態制御処理における各種情報、例えば、利用状態
情報や利用モード情報等を表示出力する。
【0050】アンテナ4は、所定の周波数帯の制御信号
及び音声信号を含む送信信号及び受信信号を送・受信す
る。
【0051】操作部5は、例えば、電話番号等を入力す
るテンキー、オンフックやオフフックを行う通話キー及
び利用状態制御処理で使用する操作キー等の各種キーが
設けられている。
【0052】スピーカ6は、相手先からの通話音声を拡
声出力し、マイク7は、携帯移動電話装置1の利用者の
通話音声を電気信号に変換し、スピーカ6とマイク7
は、通話を行うのに利用される。リンガーは、呼出音
(ベル音)を拡声出力する。
【0053】また、マイク7は、通常、ユーザが通話す
る際にのみオン(ON)となり、それ以外の場合にはオ
フ(OFF)となっているが、本実施の形態の携帯移動
電話装置1では、通話時以外でもオンとなって、周囲の
音を検知して、携帯移動電話装置1の利用状態、例え
ば、携帯移動電話装置1の移動、静止、移動変化等の利
用状態を検出するのに使用され、利用状態検出信号とし
て信号処理部に出力する。
【0054】無線部は、PLLシンセサイザー、送・受
信回路及びモデム等を備え、携帯移動電話装置1で使用
する周波数帯の電波の送受信を行う。すなわち、PLL
シンセサイザーは、制御部により設定される周波数によ
り局部発振して、送・受信回路での周波数変換のための
局部発振信号を送・受信回路に出力する。送・受信回路
は、アンテナ4で受信した受信信号を、PLLシンセサ
イザーから入力される局部発振信号と混合することによ
り周波数変換して、モデムに出力し、また、モデムから
入力される変調波を周波数変換して、アンテナ4から送
信する。モデムは、送・受信信号の変復調処理を行う。
【0055】電話部は、例えば、TDMA(Time Divis
ion Multiple Access)、スピーチコーディック及びP
CM(Pulse Code Modulation)等を備え、音声通話を
可能としている。すなわち、TDMAは、無線部回路の
モデムから送られてくるデータ(フレーム)から所定タ
イミングでスロットを取り出して、盗聴防止用のスクラ
ンブル等を解除した後、このスロットのフォーマットか
ら構成データを取り出し、この取り出した構成データの
うち、制御データを制御部に送り、音声データをスピー
チコーディックに転送する。また、TDMAは、スピー
チコーディックから転送されてくる音声データに制御デ
ータを付加してスロットを作成し、スクランブル等をか
けた後、所定タイミングでスロットをフレームに挿入し
て、モデムに出力する。スピーチコーディックは、ディ
ジタル音声データの圧縮及び伸長処理を行うものであ
り、具体的には、適応予測と適応量子化を用いるADP
CM方式によりディジタル音声データの符号化処理及び
復号化処理を行う。また、スピーチコーディックは、そ
の送信側で、PCMから入力されるPCM音声信号をA
DPCM音声データに符号化することにより圧縮し、T
DMAに出力する。PCMは、スピーチコーディックか
ら送られてくるPCM音声信号をアナログ音声信号に変
換して、アンプを介してスピーカから拡声出力させ、ま
た、マイクから入力されたアナログ音声信号をディジタ
ル音声信号に変換し、PCM音声信号としてスピーチコ
ーディックに出力する。
【0056】表示回路部は、制御部から送られてくる表
示データに基づいて表示部3を駆動して、表示部3に表
示データの表示を行う。
【0057】信号処理部は、マイク7からの利用状態検
出信号を処理して、利用状態判定部に出力する。
【0058】利用状態判定部は、信号処理部から入力さ
れる信号処理済みの利用状態検出信号に基づいて、携帯
移動電話装置1の利用状態を判定して、制御部に出力す
る。
【0059】計時部は、発振器及び分周回路等を備え、
日時の計時処理やカレンダー処理に利用される。
【0060】制御部は、内部ROM内に、携帯移動電話
装置1の基本プログラム及び後述する利用状態判定処理
及び利用制限処理等の各種プログラム及びこれら各プロ
グラムを実行するのに必要なシステムデータ等を格納さ
れており、このROM内のプログラムに基づいて、携帯
移動電話装置1の各部を制御して、携帯移動電話装置1
としての基本処理を実行するとともに、後述する利用状
態判定処理及び利用制限処理を実行し、特に、利用状態
制限処理で、携帯移動電話装置1の利用モードを管理す
る。
【0061】上記信号処理部は、例えば、マイク7から
の信号(音量)の最小値と最大値を抽出する、しきい値
を超える音量の発生間隔、頻度を数える、または、時系
列信号を周波数変換(フーリエ変換)して周波数成分に
分解する等の信号処理を行って、入力信号である利用状
態検出信号から携帯移動電話装置1の利用形態の判定の
ために使えそうな信号の特徴を抽出する。
【0062】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の携帯移動電話装置1は、その利用状態をマ
イク7からの音信号(利用状態検出信号)に基づいて判
定して、利用モードを適切に管理・制御する。特に、携
帯移動電話装置1は、利用モードをマナーモードに適切
に移行させる。
【0063】すなわち、公共交通機関である電車、バ
ス、車に乗車中であると、移動することによって常に騒
音が発生しており、その騒音は大きく、騒音パターンは
それぞれ独特なものである。
【0064】例えば、電車であれば、数分から数十分間
隔で駅に停車し、レールの継目から発生するほぼ規則的
な騒音があり、また、騒音の特徴は、各駅停車、急行電
車、新幹線等の電車の種別によっても特有のものがあ
り、騒音の特徴から各駅停車、急行電車、新幹線等の電
車の種別をも判定することができる。また、バスや車で
あれば、エンジンからの騒音、移動時のタイヤと路面か
らの騒音、信号待ちによる停止の頻度等に特徴がある。
さらに、携帯移動電話装置1が全く静止している状態、
歩行中の状態、走っている状態(走行状態)等であるか
否かを騒音の特徴から判定することができる。したがっ
て、マイク7からの出力信号を利用状態検出信号として
処理することにより携帯移動電話装置1の利用状態を判
定することができる。
【0065】そして、携帯移動電話装置1は、もともと
マイク7を備えており、携帯移動電話装置1の周囲の騒
音をマイク7が検出して、図2に示すような利用状態検
出信号を信号処理部に出力する。
【0066】信号処理部は、マイク7から入力される利
用状態検出信号に適切な信号処理を施して、例えば、利
用状態検出信号を周波数成分に分解し、例えば、図3に
示すように、周波数スペクトルに信号処理して、利用状
態判定部に出力する。
【0067】利用状態判定部は、信号処理部から入力さ
れる信号処理済みの利用状態検出信号に基づいて、携帯
移動電話装置1の利用状態を判定する。いま、利用状態
判定部の判定する携帯移動電話装置1の利用状態種別と
しては、例えば、静止中、室内、歩行中、走行中、自家
用車乗車中、バス乗車中、電車(各駅停車)乗車中、電
車(快速、急行)乗車中、新幹線乗車中、飛行機乗機中
等である。
【0068】利用状態判定部の判定処理方法は、上述の
ように、任意の方法でよいが、例えば、信号処理部で信
号処理された信号処理済みの利用状態検出信号の特徴情
報からいくつかのカテゴリに分類して、パターン認識す
る。例えば、利用状態判定部は、信号処理部が、図4に
示したように、利用状態検出信号を周波数成分に分解
し、周波数スペクトルに信号処理する場合には、こ周波
数スペクトルの形状から対応する利用状態を判定する。
この場合、利用状態判定部は、予め各利用状態毎の標準
的な周波数スペクトル形状を参照辞書として保持し、信
号処理部から入力される信号の特徴情報と参照辞書とを
比較して、最も近い利用状態を携帯移動電話装置1の利
用状態であると判定する。そして、この参照辞書は、携
帯移動電話装置1の各利用状態毎に、大量にサンプル信
号を収集し、当該収集したサンプル信号とその利用状態
を用いて、作成することができ、また、より正確に判定
するために、適した参照辞書(判定基準)を「学習」す
るようにしてもよい。この場合の学習方法としては、ク
ラスタリング、ニューラルネット、遺伝的アルゴリズム
等の人工知能的手法を利用することができる。
【0069】そして、携帯移動電話装置1は、制御部の
制御下で、マナーモードでない状態から利用状態判定を
行い、利用状態判定部が、利用状態が「電車(各駅停
車)乗車中」であると判定すると、利用状態判定部は、
その判定結果を制御部に出力し、制御部は、予め設定さ
れている「電車(各駅停車)乗車中はマナーモードにす
る」というモード移行ルールに従って、携帯移動電話装
置1の利用モードをマナーモードに移行させる。
【0070】携帯移動電話装置1は、制御部の制御下
で、マナーモードにおいても携帯移動電話装置1の利用
状態の判定を継続し、利用状態判定部が、利用状態が
「歩行中」(電車を降りた)と判定すると、制御部は、
予め設定されている「歩行中は通話可能状態にする」と
いうモード移行ルールに従って、携帯移動電話装置1の
利用モードを通話可能状態に移行させる。
【0071】そして、予め設定されている利用状態に対
応する携帯電話のモードの設定例(モード移行ルール)
としては、「バス乗車中→マナーモード」、「電車(各
駅停車)乗車中→マナーモード」、「電車(快速、急
行)乗車中→マナーモード」、「新幹線乗車中→マナー
モード」、「自家用車乗車中→電源オフ」、「飛行機乗
機中→電源オフ」、「その他→通話可能状態」等であ
る。なお、上記「電源オフ」のモード状態は、利用状態
の判定については可能な状態であるとする。
【0072】このように、本実施の形態の携帯移動電話
装置1は、携帯移動電話装置1の周囲の騒音をマイク7
で検出し、当該マイク7の検出結果に基づいて、携帯移
動電話装置1の移動、静止、移動変化等の利用状態を判
定して、利用モード(動作モード)を当該利用状態に応
じた利用モードに移行している。
【0073】したがって、公共交通機関など携帯移動電
話装置1の使用を控えるべき場所でのモード切換の手間
を省くことができ、妨害電波発信機器等の新たな外部設
備を設置することなく、安価にかつ適切に周囲の人にか
ける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電
話装置1の利用性を向上させることができる。
【0074】また、携帯移動電話装置1は、上述のよう
に、上記モード移行ルールに基づいて、利用状態のモー
ド移行を行うが、利用状態を学習して判定精度を向上す
るようにしてもよい。
【0075】すなわち、携帯移動電話装置1の利用者
は、その乗車する電車が決まった路線であることが多い
と推定されるため、繰り返し検出される特定の騒音パタ
ーン、例えば、特定の電車路線の騒音パターンを自動的
に登録すると、その騒音パターンの状態判定精度を徐々
に向上させることができる。
【0076】さらに、実際に利用者が携帯移動電話装置
1をどのように所持するかは、例えば、胸のポケットに
入れるか、尻ポケットに入れるか、ハンドバッグにしま
うか等のように、種々異なるが、所持する状態によっ
て、それぞれマイク7の検出信号(利用状態検出信号)
は微妙に異なってくる。
【0077】ところが、携帯移動電話装置1の利用者に
よっては、携帯移動電話装置1の所持状態がほぼ一定し
ており、このときのマイク7の検出信号(利用状態検出
信号)のパターンを学習して、利用状態判定を行うと、
利用状態判定精度を向上させることができる。
【0078】また、携帯移動電話装置1は、その判定結
果を誤って、移行した利用モードに誤りがあると、利用
者は、操作部5の操作で正しい利用状態を入力する。携
帯移動電話装置1は、この利用者の利用モードの修正を
学習し、判定精度を向上させることができる。
【0079】上記状態判定の学習方法としては、ニュー
ラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム等の人工知能の
手法を用いることができる。
【0080】さらに、この利用状態に対応する携帯移動
電話装置1の利用モードへの移行のモード移行ルールの
設定は、上述のように、予め設定されていてもよいが、
携帯移動電話装置1の利用者が適宜修正・設定可能とし
てもよい。
【0081】すなわち、携帯移動電話装置1は、判定さ
れた利用状態に対して、操作部5から当該利用状態の修
正操作が行われると、当該修正内容を学習して、利用状
態の判定に利用している。
【0082】したがって、利用状態をより一層精度よく
行うことができ、安価にかつより一層適切に周囲の人に
かける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動
電話装置1の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0083】また、利用状態によっては、予め設定され
ている利用モードへの移行ではなく、特定の利用モード
に移行させたい場合があり、このような場合に対応した
より細かな利用モードへの移行を管理・制御するように
してもよい。
【0084】例えば、電車の路線によっては、携帯移動
電話装置1の利用可能な車両が用意されている電車があ
り、このような路線の電車に乗車しているときには、当
該路線の電車内であっても「通話可能」モードとしたい
場合がある。
【0085】そこで、携帯移動電話装置1は、マイク7
からの利用状態検出信号を解析して、携帯移動電話装置
1の利用が可能な特定の路線の電車に乗車中であること
を判定すると、操作部5の操作で、当該特定路線の電車
に乗車中であるという利用状態を新たに登録して、当該
利用状態での移行モードを「通話可能」モードとして設
定することで、利用状態に応じたモード移行をより適切
なモードへの移行に制御させることができる。
【0086】このような利用状態と移行する利用モード
としては、例えば、「電車(田園都市線)乗車中→通話
可能」、「電車(JR山手線)乗車中→マナーモー
ド」、「新幹線乗車中→電源オフ」等である。
【0087】すなわち、携帯移動電話装置1は、判定す
る利用状態を操作部5から適宜設定可能であり、当該設
定された利用状態をも判定対象の利用状態としている。
【0088】したがって、個々の利用者や利用環境に応
じた利用状態の設定を行うことができ、安価にかつより
一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができ
るとともに、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向
上させることができる。
【0089】さらに、移行する利用モードを日時情報に
基づいて細かく設定するようにしてもよい。
【0090】すなわち、携帯移動電話装置1は、時計部
の計時結果に基づいて、日時の計時処理やカレンダー処
理を行っており、利用状態判定部の判定した利用状態
を、例えば、曜日・時刻等と関連させて記憶・学習する
ことにより、より細かく利用状態の設定を行って、移行
する利用モードの制御を行う。また、判定した利用状態
を、例えば、曜日・時刻等と関連させて記憶・学習する
ことにより、利用状態の判定精度を向上させることがで
きる。
【0091】例えば、同じ電車路線に乗車する場合で
も、朝は電源オフ、夕方は通話可能、等と使い分けるこ
とができる。
【0092】このような利用状態と移行する利用モード
としては、例えば、「月〜金 08:30−09:00
電車(田園都市線)乗車中→電源オフ」、「月〜金
09:00−09:20 電車(JR山手線)乗車中→
マナーモード」、「月〜金17:30−20:00 電
車(田園都市線)乗車中→通話可能」、「上記以外終日
電車乗車中→マナーモード」等である。
【0093】すなわち、携帯移動電話装置1は、振動セ
ンサ10の検出結果及び計時部の計時する日時情報に基
づいて、利用状態を判定して、移行する利用モードを決
定している。
【0094】したがって、より一層個々の利用者や利用
環境に応じた利用状態の設定を行うことができ、安価に
かつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止するこ
とができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0095】また、携帯移動電話装置1は、消費電力の
抑制する省エネ(省エネルギー)処理を行うようにして
もよい。
【0096】すなわち、携帯移動電話装置1は、利用状
態の判定間隔を利用状態に応じて変更することで、携帯
電話の消費電力を抑え、バッテリの持続時間を向上させ
る。
【0097】例えば、携帯移動電話装置1は、利用状態
が「静止」状態では、夜就寝時や身につけていない状態
であり、急に利用状態が「電車乗車中」へと移行するこ
とは起こりにくいので、利用状態判定間隔を長くする。
また、利用状態が、「歩行」状態にあり、次に「電車乗
車中」へ移行する可能性がある場合には、利用状態判定
間隔を短くし、電車乗車が判定された場合には、すぐに
利用モードを「マナーモード」へ変更する。
【0098】すなわち、携帯移動電話装置1は、現在の
動作モードに応じて、利用状態の判定間隔を変化させて
いる。
【0099】したがって、動作モードの利用状態に応じ
た適切な動作モードへの自動切換を行うことができると
ともに、消費電力を削減して、携帯移動電話装置1の電
池寿命を長くすることができ、安価にかつより一層適切
に周囲の人にかける迷惑を防止することができるととも
に、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0100】さらに、携帯移動電話装置1は、「電車
内」、「バス内」及び「劇場内」等の携帯移動電話装置
1の利用を制限したい場所それぞれについて当該場所内
であることを示す特定の信号音やメロディ等の特定音を
予め設定してメモリに記憶し、マイク7がこの特定音を
検出すると、移行するモードを設定するようにしてもよ
い。
【0101】すなわち、携帯移動電話装置1のメモリ
に、「電車内」、「バス内」及び「劇場内」等の携帯移
動電話装置1の利用を制限したい場所それぞれについて
当該場所内であることを示す特定の信号音やメロディ等
の特定音を予め設定して記憶する。例えば、山手線の各
駅毎に、決められている異なる発車通知メロディ、車内
アナウンス、場内アナウンス、あるいは、人の言葉によ
るアナウンスの前後に続けて流される信号音やメロディ
等を当該場所を特定する特定音としてメモリに記憶す
る。
【0102】そして、携帯移動電話装置1は、非通話時
にもマイク7をオンとし、マイク7の検出した音信号を
解析して、検出した音信号に基づいて、現在の場所を示
す信号音やメロディを認識する。この認識方法として
は、例えば、信号を周波数変換して、音階に対応した周
波数の時間並びを生成し、それを予め登録された時間並
び音階パターン(メロディ)の辞書と照合して、一致し
た場合にそのメロディや信号音が示す場所にいることを
認識する。
【0103】そして、携帯移動電話装置1は、特定の場
所にいることを認識すると、当該場所に対して設定され
ている利用モードに移行する。
【0104】このようにすると、数の限られた特定の信
号音やメロディを認識するので、認識処理を比較的簡単
にかつ速やかに行うことができるとともに、認識精度を
向上させることができる。
【0105】また、このとき、変更した利用モードを元
の利用モードに復帰するのは、自動では行わず、次にユ
ーザーの操作によってモードが切り換えられるまでその
モードを維持するようにしてもよい。
【0106】また、携帯移動電話装置1は、上記マイク
7の検出結果した信号音やメロディ等の特定音に基づい
て利用モードを特定モードに移行した際、当該移行した
利用モードから元の利用モードや初期モード等に復帰す
るに際して、マイク7の検出結果に基づいて利用モード
を変更した後、周囲音の検出・認識を継続して行い、モ
ード変更時に認識された状況毎に、予め設定されたある
一定の時間内に、場所を示す信号やメロディが再び検出
されなかった場合に、変更した利用モードから変更前の
利用モードへと復帰させるようにしてもよい。
【0107】この場合、モード変更時に認識された場所
によって、利用モードが復帰するまでの間隔をそれぞれ
設定してメモリに登録する。例えば、電車内であると、
一駅を走る程度の時間(10分程度)が車内アナウンス
の間隔に相当し、映画館であると、上映が終るまでの時
間(3時間程度)等と設定する。
【0108】このような認識された場所と復帰までの時
間としては、例えば、「電車乗車中→10分以内に信号
が無ければモード復帰」、「新幹線乗車中→30分以内
に信号が無ければモード復帰」、「映画館内→3時間以
内に信号が無ければモード復帰」等である。
【0109】このようにすると、特定場所を示す特定音
に基づいて動作モードを変更した後、マイクによる周囲
音の検出を続行し、当該移行した動作モードに応じて予
め設定された待ち時間内に当該特定音を再度検出しない
と、変更した動作モードを変更前の動作モードに戻すこ
とができる。したがって、より一層速やかにかつより一
層精度よく利用状態を判定することができるとともに、
必要な時間だけ動作モードを変更することができ、安価
にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止する
ことができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性を
さらにより一層向上させることができる。
【0110】また、上記の場合、携帯移動電話装置1
は、予め設定された時間内に、別の場所を示す信号音や
メロディを検出・認識すると、その場所に応じた利用モ
ードへ変更する。
【0111】さらに、携帯移動電話装置1は、上記マイ
ク7の検出結果した信号音やメロディ等の特定音に基づ
いて利用モードを特定モードに移行した際、当該移行し
た利用モードから元の利用モードや初期モード等に復帰
するに際して、当該場所を示す信号音やメロディに利用
モードを復帰させるまでの時間をコード化して、当該コ
ード化した時間に基づいて利用モードを復帰させるよう
にしてもよい。
【0112】すなわち、携帯移動電話装置1は、場所を
示す信号音やメロディ等の特定音の中に、携帯移動電話
装置1の利用モードが復帰するまでの復帰時間をコード
化して埋め込んでおき、復帰時間の埋め込まれた信号音
やメロディ等の特定音を携帯移動電話装置1が検出・認
識して、利用モードを変更し、指定された時間内は変更
されたモードを維持する。携帯移動電話装置1は、指定
時間内はマイク7をオフにし、周囲音の検出・認識を停
止する。
【0113】そして、携帯移動電話装置1は、指定時間
が過ぎた後に、利用モードを変更前の利用モードに戻
し、周囲音の検出・認識を再開する。
【0114】この信号音やメロディにコードを埋め込む
方法としては、音階に数字や文字を割り当てる方法や音
の長さに数字や文字を割り当てる簡易な方法を用いるこ
とができ、また、これらに限るものではなく、これらの
方法を併用したり、他の方法を用いてもよい。
【0115】このようにすると、特定場所を示す当該復
帰時間がコード化した埋め込まれた特定音に基づいて動
作モードを変更すると、マイクによる周囲音の検出を停
止し、復帰時間が経過すると、変更した動作モードを変
更前の動作モードに戻して、マイクによる周囲音の検出
を再開することができる。したがって、より一層速やか
にかつより一層精度よく利用状態を判定することができ
るとともに、簡単かつ正確に必要な時間だけ動作モード
を変更することができ、安価にかつより一層適切に周囲
の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携
帯移動電話装置1の利用性をさらにより一層向上させる
ことができる。
【0116】また、携帯移動電話装置1は、マイク7か
らの利用モードの変更を指示する音声を音声認識して、
当該モード変更音声に基づいて利用モードを変更するよ
うにしてもよい。
【0117】すなわち、電車内等での携帯移動電話装置
1の使用に対する注意アナウンスは特定の言い回しで行
われることが多いため、例えば、「乗車中は携帯電話の
電源をお切りください。」という音声フレーズを認識し
て、携帯移動電話装置1の利用モードを変更する。
【0118】携帯移動電話装置1は、マイク7から入力
された音信号に対して、音声認識(人間の話し言葉を認
識する)を行い、例えば、上記注意アナウンスを認識し
て、当該注意アナウンスに応じた利用モードにモード変
更する。例えば、携帯移動電話装置1は、「乗車中は携
帯電話の電源をお切りください。」という注意アナウン
スを認識すると、携帯移動電話装置1の電源をオフにす
る。
【0119】この場合、注意アナウンスの特定の言い回
しが、一度録音されたもので、この注意アナウンスが繰
り返し再生される場合には、話者の違いによる発声の違
いが無くなり、さらに認識率を向上させることができ
る。
【0120】そして、この音声認識は、現在普及してい
る携帯移動電話装置の備えている音声自動ダイヤル機能
を利用することができる。すなわち、現在普及している
携帯移動電話装置は、登録された人名等が音声入力され
ると、この人名等を認識して自動的にダイヤルする「音
声ダイヤル機能」を備えており、この技術を応用するこ
とで、簡単に、特定の言い回しである注意アナウンスを
認識することができる。
【0121】このようにすると、マイク7から動作モー
ドの変更を指示する動作変更音声を音声認識機能で認識
し、動作モードを当該動作変更音声で指示された動作モ
ードに移行することができる。したがって、より一層精
度よく利用状態を判定することができ、より一層適切に
周囲の人にかける迷惑を防止することができるととも
に、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0122】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0123】
【発明の効果】請求項1記載の発明の携帯移動電話装置
によれば、携帯移動電話装置の本来備えているマイク
で、非通話時の周囲音を検出し、当該マイクの出力する
音信号を解析して、当該携帯移動電話装置の移動、静
止、移動変化等の利用状態を判定し、動作モードを当該
利用状態に応じた動作モードに移行させるので、公共交
通機関など携帯移動電話装置の使用を控えるべき場所で
のモード切換の手間を省くことができ、妨害電波発信機
器等の新たな外部設備を設置することなく、また、新た
に携帯移動電話装置に特別な装置を取り付けることな
く、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止する
ことができるとともに、携帯移動電話装置の利用性を向
上させることができる。
【0124】請求項2記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、マイクの検出した音信号に基づく利用状態の判
定結果を随時学習するので、利用状態をより一層精度よ
く行うことができ、安価にかつより一層適切に周囲の人
にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移
動電話装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0125】請求項3記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、判定された利用状態に対して、操作部から当該
利用状態の修正操作が行われると、当該修正内容を学習
して、利用状態の判定に利用するので、利用状態をより
一層精度よく行うことができ、安価にかつより一層適切
に周囲の人にかける迷惑を防止することができるととも
に、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【0126】請求項4記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、判定する利用状態を操作部から適宜設定可能で
あり、当該設定された利用状態をも判定対象の利用状態
とするので、個々の利用者や利用環境に応じた利用状態
の設定を行うことができ、安価にかつより一層適切に周
囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、
携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることが
できる。
【0127】請求項5記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、利用状態検出手段の検出結果及び計時手段の計
時する日時情報に基づいて、利用状態を判定して、移行
する動作モードを決定するので、より一層個々の利用者
や利用環境に応じた利用状態の設定を行うことができ、
安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を防止
することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性
をより一層向上させることができる。
【0128】請求項6記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、現在の動作モードに応じて、利用状態の判定間
隔を変化させるので、動作モードの利用状態に応じた適
切な動作モードへの自動切換を行うことができるととも
に、消費電力を削減して、携帯移動電話装置の電池寿命
を長くすることができ、安価にかつより一層適切に周囲
の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携
帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0129】請求項7記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、マイクの検出した電車内、バス内、劇場内等の
特定場所を示す特定の信号音、メロディ等の特定音に基
づいて、利用状態を判定し、動作モードを当該利用状態
に応じた動作モードに移行させるので、より一層速やか
にかつより一層精度よく利用状態を判定することがで
き、安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を
防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利
用性をより一層向上させることができる。
【0130】請求項8記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、特定場所を示す特定音に基づいて動作モードを
変更した後、マイクによる周囲音の検出を続行し、当該
移行した動作モードに応じて予め設定された待ち時間内
に当該特定音を再度検出しないと、変更した動作モード
を変更前の動作モードに戻すので、より一層速やかにか
つより一層精度よく利用状態を判定することができると
ともに、必要な時間だけ動作モードを変更することがで
き、安価にかつより一層適切に周囲の人にかける迷惑を
防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利
用性をさらにより一層向上させることができる。
【0131】請求項9記載の発明の携帯移動電話装置に
よれば、特定場所を示す当該復帰時間がコード化した埋
め込まれた特定音に基づいて動作モードを変更すると、
マイクによる周囲音の検出を停止し、復帰時間が経過す
ると、変更した動作モードを変更前の動作モードに戻し
て、マイクによる周囲音の検出を再開するので、より一
層速やかにかつより一層精度よく利用状態を判定するこ
とができるとともに、簡単かつ正確に必要な時間だけ動
作モードを変更することができ、安価にかつより一層適
切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとと
もに、携帯移動電話装置の利用性をさらにより一層向上
させることができる。
【0132】請求項10記載の発明の携帯移動電話装置
によれば、マイクから動作モードの変更を指示する動作
変更音声を音声認識機能で認識し、動作モードを当該動
作変更音声で指示された動作モードに移行するので、よ
り一層精度よく利用状態を判定することができ、より一
層適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができる
とともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯移動電話装置の一実施の形態を適
用した携帯移動電話装置の正面図。
【図2】図1の携帯移動電話装置の備えているマイクの
出力する出力信号(利用状態検出信号)の一例を示す
図。
【図3】図2のマイク出力信号(利用状態検出信号)を
周波数変換した周波数成分の分布の一例を示す図。
【符号の説明】
1 携帯移動電話装置 2 ケース 3 表示部 4 アンテナ 5 操作部 6 スピーカ 7 マイク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯されて移動し、通話可能モード、マナ
    ーモード、電源オフモード等の各種動作モードを有し
    て、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置に
    おいて、当該携帯移動電話装置の備えているマイクで非
    通話時に周囲の音を検出し、当該マイクの出力する音信
    号を解析して、当該携帯移動電話装置の移動、静止、移
    動変化等の利用状態を判定し、前記動作モードを当該利
    用状態に応じた動作モードに移行させることを特徴とす
    る携帯移動電話装置。
  2. 【請求項2】前記携帯移動電話装置は、前記マイクの検
    出した音信号に基づく前記利用状態の判定結果を随時学
    習することを特徴とする請求項1記載の携帯移動電話装
    置。
  3. 【請求項3】前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う
    操作部を備え、前記判定された利用状態に対して、前記
    操作部から当該利用状態の修正操作が行われると、当該
    修正内容を学習して、前記利用状態の判定に利用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯移動電話装置。
  4. 【請求項4】前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う
    操作部を備え、前記判定する利用状態を前記操作部から
    適宜設定可能であり、当該設定された利用状態をも前記
    判定対象の利用状態とすることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載の携帯移動電話装置。
  5. 【請求項5】前記携帯移動電話装置は、日時を計時する
    計時手段を備え、前記マイクの検出結果及び前記計時手
    段の計時する日時情報に基づいて、前記利用状態を判定
    して、前記移行する動作モードを決定することを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯移動
    電話装置。
  6. 【請求項6】前記携帯移動電話装置は、現在の動作モー
    ドに応じて、前記利用状態の判定間隔を変化させること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    携帯移動電話装置。
  7. 【請求項7】前記携帯移動電話装置は、前記マイクの検
    出した電車内、バス内、劇場内等の特定場所を示す特定
    の信号音、メロディ等の特定音に基づいて、前記利用状
    態を判定し、前記動作モードを当該利用状態に応じた動
    作モードに移行させることを特徴とする請求項1記載の
    携帯移動電話装置。
  8. 【請求項8】前記携帯移動電話装置は、前記特定場所を
    示す前記特定音に基づいて前記動作モードを変更した
    後、前記マイクによる周囲音の検出を続行し、当該移行
    した動作モードに応じて予め設定された待ち時間内に当
    該特定音を再度検出しないと、前記変更した動作モード
    を変更前の動作モードに戻すことを特徴とする請求項7
    記載の携帯移動電話装置。
  9. 【請求項9】前記特定音は、前記携帯移動電話装置の動
    作モードを復帰させるまでの復帰時間がコード化して埋
    め込まれており、前記携帯移動電話装置は、前記特定場
    所を示す当該復帰時間の埋め込まれた前記特定音に基づ
    いて前記動作モードを変更すると、前記マイクによる周
    囲音の検出を停止し、前記復帰時間が経過すると、前記
    変更した動作モードを変更前の動作モードに戻して、前
    記マイクによる周囲音の検出を再開することを特徴とす
    る請求項7または請求項8記載の携帯移動電話装置。
  10. 【請求項10】前記携帯移動電話装置は、前記マイクか
    ら入力される音声を認識する音声認識機能を有し、前記
    マイクから前記動作モードの変更を指示する動作変更音
    声を当該音声認識機能で認識し、前記動作モードを当該
    動作変更音声で指示された動作モードに移行させること
    を特徴とする請求項1記載の携帯移動電話装置。
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