JP2009141447A - 携帯端末装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】外部機器との間で非接触通信を行ったのちにおいて必要なタイミングで適切な設定を行うことが可能な携帯端末装置を実現できるようにする。
【解決手段】CPU1は、特定施設への入場時にICリーダライタ付き外部機器20と非接触ICカード処理部11との間での非接触通信に応じて入場処理を行った場合に限り、特定状況下にあるか否かを検出するための探索動作を開始させると共に、この探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態(例えば、スピーカOFF(オフ)状態/通信機能OFF状態/本体OFF状態)に設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、外部機器からの電磁誘導で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有した携帯端末装置及びプログラムに関する。
従来、イベント会場、駅構内などの特定施設に設置されているリーダライタ付き外部機器との間において、当該施設への入退場時に入退場処理を実行する非接触ICカード機能を有した携帯端末装置として、例えば、施設入場時においてリーダライタとの間での非接触通信によって使用禁止信号を受信した際に、電源を強制的にオフするようにした技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2004−135785号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、実際に入場しただけで強制的に電源がオフされてしまうため、例えば、交通機関の駅で電車を待っている場合やコンサート会場で開演待ちしているような場合でも、携帯端末装置が全く使用できない状態となってしまう。つまり、電車内や公演中での使用を禁止するための処置であるにも拘わらず、施設入場時に一律に電源をオフしてしまうことは、かえって顧客に不便を与えてしまう。
そこで、使用者は、禁止信号の受信で強制オフされることを防ぐために入場時には、敢えて電源を切っておき、入場後に電源をオンすることによって使用可能とする悪用も考えられる。
この発明の課題は、外部機器との間で非接触通信を行ったのちにおいて必要なタイミングで適切な設定を行うことが可能な携帯端末装置を実現できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、外部機器からの電磁誘導で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有し、この非接触通信に応じた制御を行う携帯端末装置であって、特定施設への入場時に前記非接触通信による入場処理を行った場合に、特定状況下になったかを検出するための探索動作を開始させる第1の制御手段と、前記探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態に設定する設定手段と、前記特定施設への退場時に前記非接触通信による退場処理を行った場合に、前記探索動作を終了させる第2の制御手段と、を具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項8記載の発明)。
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記特定状況下になったか否かの探索は、特定信号の受信有無、特定音の検出有無のうち、少なくともその何れかである(請求項2記載の発明)。
前記特定状況下になったか否かの探索は、周囲が無音状態になったか否かの探索である(請求項3記載の発明)。
前記設定手段は、所定状態の設定として、所定機能をオフする設定、電源をオフする設定のうち、少なくともその何れかの設定を行う(請求項4記載の発明)。
請求項5記載の発明は、外部機器からの電磁誘導で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有し、この非接触通信に応じた制御を行う携帯端末装置であって、前記非接触通信を行う際に、禁止情報を受信したか否かを判別する判別手段と、この判別手段よって禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オン状態にあれば、その禁止情報に従った設定を行う第1の制御手段と、前記判別手段よって禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オフ状態にあれば、その禁止情報を記憶したのちの電源オン操作時に禁止情報が記憶されていることを条件に当該禁止情報に従った設定を行う第2の制御手段と、を具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項5記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項9記載の発明)。
なお、上述した請求項5記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記禁止情報は、通信の使用を禁止する情報であり、前記禁止情報に従った設定は、通信機能をオフする設定である(請求項6記載の発明)。
前記禁止情報は、当該携帯端末装置自体の使用を禁止する情報であり、前記禁止情報に従った設定は、電源をオフする設定である(請求項7記載の発明)。
この発明によれば、外部機器との間で非接触通信を行ったのちにおいて必要なタイミングで適切な設定を行うことが可能となり、実情に即した制御が可能となる。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この実施形態は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられた折り畳み自在なもので、この携帯電話装置には通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、非接触ICカード機能、カメラ機能など、各種の機能が備えられている。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図2〜図4に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成されている。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、後述する探索フラグF1などを記憶する。
無線通信部5は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時などで最寄りの基地局との間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部6を介して送話スピーカSPから音声出力させ、また、受話マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。
操作部7は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、CPU1は、操作部7からの操作入力信号に応じた処理を実行する。報知部8は、サウンドスピーカ8A、LED(発光ダイオード)8B、振動モータ8Cを備え、電話あるいはメール着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時にも駆動される。カメラ撮像部9は、静止画撮影のほかに動画撮影も可能なもので、撮像素子、レンズ系、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備え、光学ズームの調整制御、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランスなどを制御するもので、その撮影画像は、高精細液晶あるいは有機ELなどを使用した表示部10から表示される。
非接触ICカード処理部11は、電子マネー利用機能、施設入退場機能などの非接触ICカード機能を構成するもので、CPU11A、メモリ11B、コイルアンテナ11Cを有し、ICリーダライタ付き外部機器20との間で非接触通信動作(データの送受信動作)を行うようにしている。なお、コイルアンテナ11Bは、電波を送受信すると共に、受信電波によって電磁誘導される起電力を非接触ICカード処理部11の動作電力とするもので、非接触ICカード処理部11は、コイルアンテナ11Cからの起電力に基づいて起動状態となる。この非接触ICカード処理部11が起動状態となると、本体側のCPU1は、非接触通信に応じた処理として、電子マネー処理、入退場処理を実行する。
この入退場処理は、特定施設(例えば、交通機関、コンサート会場など)への入場時あるいは退場時に実行されるもので、CPU1は、特定施設への入場時に非接触通信に応じて入場処理を行った場合に、特定状況下にあるか否かを検出するための探索動作を開始させ、この探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態(例えば、スピーカOFF(オフ)状態/通信機能OFF状態/本体OFF状態)に設定し、また、特定施設からの退場時に非接触通信に応じて退場処理を行った場合に、上述の探索動作を終了させるようにしている。ここで、上述した特定状況とは、例えば、車内などでの通信機能の使用禁止を指示する信号を受信した場合、コンサート開演中などでスピーカの使用禁止を指示する信号を受信した場合、あるいは周囲音に基づいて特定環境であることが特定された場合である。
近距離通信部12は、例えば、赤外線通信方式、あるいはBluetooth通信方式を利用したもので、特定施設から発信された特定信号、つまり、車内などでの通信機能の使用禁止を指示する通信OFF信号、コンサート開演中などでスピーカの使用禁止を指示するスピーカOFF信号、主電源をオフして本体の使用禁止を指示する本体OFF信号のうち、その何れかを近距離通信部12を介して受信してCPU1に与える。集音マイク13は周囲音(例えば、列車の発車ベル音、列車のドア音、コンサート開演の開始音など)を入力するもので、CPU1は、この周囲音を解析することによって特定環境に居るのか、例えば、列車内あるいはその近くに居るのか、あるいは公演開始時にコンサート会場に居るのかなどを特定するようにしている。
次に、この第1実施形態における携帯電話装置の動作概念を図2〜図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
図2及び図3は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作のうち、第1実施形態の特徴部分を示したフローチャートである。
なお、図2及び図3は、非接触ICカード処理部11を施設入退場機能として利用する場合を例示し、非接触ICカード処理部11を電子マネー利用機能として利用する場合の動作については割愛したものである。
先ず、CPU1は、無線通信部5を作動させて現在位置を登録する待受処理を行うと共に、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら着信待ち受け状態となる(ステップA1)。この状態において、着信有りを検出すると(ステップA2でYES)、着信メロディなどを発生出力させる着信報知を行うと共に、着信処理を実行する(ステップA3)。
また、待ち受け状態においてICリーダライタ付き外部機器20からの電磁誘導で非接触ICカード処理部11が起動することによって、非接触ICカード処理部11から起動通知を受け取ったかを調べ(ステップA4)、起動通知を受けなければ、図3のフローに移るが、非接触ICカード処理部11から起動通知を受けたときには(ステップA4でYES)、特定施設(例えば、交通機関の改札、コンサート会場など)への入退場処理に移る(ステップA5〜A15)。
すなわち、非接触ICカード処理部11から起動通知を受け取った場合に(ステップA4でYES)、CPU1は、ICリーダライタ付き外部機器20から非接触ICカード処理部11を介して取り込んだ入退場種別に基づいて入場か、退場かの判別を行い(ステップA5)、入場であれば、その外部機器20からの制御データ内に探索要求が含まれているかを調べる(ステップA6)。探索要求は、特定状況下にあるか否かを検出するための探索動作を開始させるための要求である。いま、探索要求が含まれていなければ(ステップA6でNO)、図3のフローに移るが、探索要求が含まれていれば(ステップA6でYES)、探索動作の開始を指示する探索フラグF1をセットしたのち(ステップA7)、図3のフローに移る。
図3のフローにおいて、先ず、探索フラグF1のセット有無をチェックし(ステップA18)、探索フラグF1がセットされていなければ、ステップA26に移り、操作有無を調べる。いま、何らかの操作が行われたときには(ステップA26でYES)、操作に対応する処理として、例えば、電話発信処理、メール作成・発信処理などを実行したのち(ステップA27)、図2のステップA1に戻って待ち受け状態となる。一方、探索フラグF1がセットされている場合には(ステップA16でYES)、特定状況下にあるか否かを検出する探索動作を開始させるために、近距離通信部12を駆動させて特定信号の受信有無をチェックする(ステップA17)。
ここで、特定施設から発信された特定信号を近距離通信部12を経由して受信すると(ステップA18でYES)、この特定信号は、車内などでの通信機能の使用禁止を指示する通信OFF信号であるか(ステップA19)、コンサート開演中などでスピーカの使用禁止を指示するスピーカOFF信号であるかを調べる(ステップA21)。いま、通信OFF信号及びスピーカOFF信号でもなければ(ステップA21でNO)、受信した特定信号は、主電源をオフして本体の使用禁止を指示する本体OFF信号であると判断して、主電源OFF処理に移る。
また、通信OFF信号を受信したときには(ステップA19でYES)、通信機能を構成する無線通信部5をオフして駆動停止状態に設定したのち(ステップA20)、上述の着信処理(ステップA1〜A3)をスキップするためにステップA4に移る。また、スピーカOFF信号を受信したときには(ステップA21でYES)、スピーカ出力機能をオフするためにサウンドスピーカ8Aをオフして駆動停止状態に設定したのち(ステップA22)、上述のステップA26に移って操作有無をチェックする。
また、特定施設から発信された特定信号を受信しなければ(ステップA18でNO)、特定状況下にあるか否かを検出する探索動作を開始させるために集音マイク13を駆動させて特定環境にあるか否かをチェックする(ステップA23)。すなわち、集音マイク13から入力された周囲音(例えば、列車の発車ベル音、列車のドア音、コンサート開演の開始音など)を解析することによって特定環境に居るのか、例えば、列車内あるいはその近くに居るのか、あるいは公演開始時にコンサート会場に居るのかをチェックする。
ここで、上述したような特定環境に居るときには(ステップA24でYES)、その周囲音に応じて無線通信部5あるいはサウンドスピーカ8Aをオフして駆動停止状態に設定する(ステップ25)。例えば、列車内あるいはその近くに居るときには、無線通信部5をオフして駆動停止状態に設定するが、公演開始時にコンサート会場に居るときには、サウンドスピーカ8Aをオフして駆動停止状態に設定する。その後、上述の着信処理(ステップA1〜A3)をスキップするためにステップA4に移る。
一方、ICリーダライタ付き外部機器20から非接触ICカード処理部11を介して取り込んだ入退場種別が退場を示す場合には(図2のステップA5でNO)、探索フラグF1のセット有無を調べる(ステップA8)。ここで、探索フラグF1がリセットされていれば、図3のフローに移るが、探索フラグF1がセットされていれば(ステップA8でYES)、探索フラグF1をリセットしたのち(ステップA9)、主電源をオフされているか(ステップA10)、無線通信部5がオフされているか(ステップA11)、サウンドスピーカ8Aがオフされているかを調べる(ステップA12)。いま、主電源をオフされていれば(ステップA10でYES)、それをオン状態に復帰させ(ステップA13)、無線通信部5がオフされていれば(ステップA11でYES)、それをオン状態に復帰させ(ステップA14)、サウンドスピーカ8Aがオフされていれば(ステップA12でYES)、それをオン状態に復帰させたのち(ステップA15)、図3のフローに移る。
以上のように、この第1実施形態においてCPU1は、特定施設への入場時にICリーダライタ付き外部機器20と非接触ICカード処理部11との間での非接触通信に応じて入場処理を行った場合に限り、特定状況下にあるか否かを検出するための探索動作を開始させると共に、この探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態に設定するようにしたので、外部機器20との間で非接触通信を行ったのちにおいて必要なタイミングで適切な設定を行うことが可能となり、実情に即した制御が可能となるほか、特定施設への入場によって直ちに使用不可になってしまうこともなく、常に特定状況か否かを探索するといった探索ロスも解消することができる。
特定状況下になったか否かの探索は、通信禁止を指示する通信OFF信号、あるいはスピーカの使用禁止を指示するスピーカOFF信号などの特定信号の受信有無をチェックしたり、列車の発車ベル音、列車のドア音、コンサート開演における開始音などの特定音の検出有無をチェックしたりするようにしたので、例えば、特定施設への入場後であっても、列車に乗るまで、あるいはコンサートの開演が始まるまでの間でも通信機能やスピーカを使用することが可能となる。
所定状態の設定として、通信機能をオフする設定、スピーカ出力機能をオフする設定、主電源をオフする設定を行うようにしたから、主電源をオフ設定する場合に限らず、一部の機能だけをオフすることができる。例えば、電源オフまでとはいかなくても、通信を禁止されている場所、コンサート開演中などのスピーカ出力が禁止されている場所では、通信オフに設定したり、スピーカオフに設定したりすることができる。
なお、上述した第1実施形態において特定状況下になったか否かの探索は、特定信号の受信有無、特定音の検出有無をチェックするようにしたが、周囲が無音状態になったか否かの探索するようにしたてもよい。これによって例えば、コンサート会場での無音状態を開演直前の状態として判断することも可能となる。
また、上述した第1実施形態においては、所定機能として通信機能、スピーカ出力機能を例示したが、カメラ撮影機能、録音機能、映像再生機能などであってもよく、特定施設においてカメラ撮影機能、録音機能、映像再生機能をオフ設定するようにしてもよい。この場合、特定信号としては、撮影禁止を指示する撮影OFF信号、録音禁止を指示する録音OFF信号、映像再生禁止を指示する再生OFF信号であってもよい。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図4及び図5を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、特定施設への入場時に非接触通信に応じて入場処理を行ったのち、近距離通信部12から特定信号の受信有無あるいは周囲音に基づいて特定状況下にあるか否か検出するようにしたが、この第2実施形態においては、特定施設への入場後における電源オン時に、特定状況下にあるか否か検出するようにしたものである。この場合、非接触通信で禁止情報を受信した際に、電源オン状態であればその禁止情報に従った設定を直ちに行い、電源オフ状態であればその禁止情報を記憶しておき、次回の電源オン時にその禁止情報に従った設定を行うようにしたものである。
ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図4は、第2実施形態において非接触ICカード処理部11の動作を示したフローチャートである。
先ず、非接触ICカード処理部11を構成するCPU11Aは、ICリーダライタ付き外部機器20からの信号を受信すると(ステップB1)、この受信信号に応じた処理として、電子マネー更新処理を実行したり、入退場処理を実行したりしたのち(ステップB2)、外部機器20からの制御情報を受信して記憶保持しておく(ステップB3)。制御情報は、本体側との間での電子マネー処理、入退場処理を制御するもので、この制御情報の中には禁止情報を含めることができる。禁止情報は、施設に応じて使用禁止を指示する情報で、主電源をオフして本体の使用禁止を指示する制御情報(端末OFF情報)、車内などでの通信機能の使用禁止を指示する制御情報(通信OFF情報)、コンサート開演中などでのカメラの使用禁止を指示する制御情報(カメラOFF情報)である。
図5は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作のうち、第2実施形態の特徴部分を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、電源オンに応じて非接触ICカード処理部11をアクセスして、そこに記憶保持されている制御情報を読み出し(ステップC1)、この制御情報の中に禁止情報は含まれているかを調べ(ステップC2)、禁止情報は含まれていなければ、無線通信部5を作動させて現在位置を登録する待受処理を行うと共に、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら着信待ち受け状態となる(ステップC8)。この状態において、着信有りを検出すると(ステップC9でYES)、着信メロディなどを発生出力させる着信報知を行うと共に、着信処理を実行する(ステップC10)。
また、非接触ICカード処理部11から読み出した制御情報の中に禁止情報が含まれていれば(ステップC2でYES)、その禁止種別は“端末OFF”であるかを調べる(ステップC3)。いま、禁止種別が“端末OFF”であれば、その禁止種別に従った設定として、主電源をオフするが、“カメラOFF”であれば(ステップC4でYES)、その禁止種別に従った設定として、カメラ機能を構成するカメラ撮像部9をオフして駆動停止状態に設定する(ステップC5)。また、禁止種別が“通信OFF”でなければ(ステップC6でNO)、上述のステップC8に移って待ち受け状態となるが、禁止種別が“通信OFF”であれば(ステップC6でYES)、その禁止種別に従った設定として、無線通信部5をオフして駆動停止状態に設定したのち(ステップC7)、上述の着信処理(ステップC8〜C9)をスキップするためにステップC11に移る。
また、待ち受け状態において、着信無しのときには(ステップC9でNO)、ICリーダライタ付き外部機器20からの電磁誘導で非接触ICカード処理部11が起動することによって、非接触ICカード処理部11から起動通知を受け取ったかを調べる(ステップC11)。いま、非接触ICカード処理部11から起動通知を受けたときには(ステップC11でYES)、上述のステップC1に戻るが、起動通知を受けなければ(ステップC11でNO)、何らかの操作が行われたかを調べ(ステップC12)、操作有りの場合には、操作に対応する処理として、例えば、電話発信処理、メール作成・発信処理などを実行する(ステップC13)。そして、上述のステップC8に戻る。
以上のように、この第2実施形態においてCPU1は、ICリーダライタ付き外部機器20と非接触ICカード処理部11との間での非接触通信で禁止情報を受信した際に、電源オン状態であればその禁止情報に従った設定を直ちに行い、電源オフ状態であればその禁止情報を記憶しておき、次回の電源オン時にその禁止情報に従った設定を行うようにしたので、非接触通信による禁止情報の受信時にあっては、電源オン/オフ状態に拘わらず確実にその禁止情報に従った設定を行うことができ、実情に即した制御が可能となる。
禁止情報は、通信の使用を禁止する情報であり、この禁止情報に従った設定は、通信機能をオフする設定であるので、通信を禁止されている場所では通信機能だけの使用を禁止することができる。
禁止情報は、携帯電話装置自体の使用を禁止する情報であり、この禁止情報に従った設定は、電源をオフする設定であるので、全機能の使用を禁止することができる。
なお、携帯電話装置に限らず、例えば、非接触ICカード機能を有するPDA、電子カメラ、電子腕時計、音楽再生機などの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。
携帯端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作のうち、第1実施形態の特徴部分を示したフローチャート。 図2に続くフローチャート。 第2実施形態において非接触ICカード処理部11の動作を示したフローチャート。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作のうち、第2実施形態の特徴部分を示したフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
5 無線通信部
7 操作部
8A サウンドスピーカ
9 カメラ撮像部
10 表示部
11 非接触ICカード処理部
12 近距離通信部
13 集音マイク
20 ICリーダライタ付き外部機器

Claims (9)

  1. 外部機器からの電磁誘導で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有し、この非接触通信に応じた制御を行う携帯端末装置であって、
    特定施設への入場時に前記非接触通信による入場処理を行った場合に、特定状況下になったかを検出するための探索動作を開始させる第1の制御手段と、
    前記探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態に設定する設定手段と、
    前記特定施設への退場時に前記非接触通信による退場処理を行った場合に、前記探索動作を終了させる第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記特定状況下になったか否かの探索は、特定信号の受信有無、特定音の検出有無のうち、少なくともその何れかである、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記特定状況下になったか否かの探索は、周囲が無音状態になったか否かの探索である、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  4. 前記設定手段は、所定状態の設定として、所定機能をオフする設定、電源をオフする設定のうち、少なくともその何れかの設定を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 外部機器からの電磁誘導で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有し、この非接触通信に応じた制御を行う携帯端末装置であって、
    前記非接触通信を行う際に、禁止情報を受信したか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段よって禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オン状態にあれば、その禁止情報に従った設定を行う第1の制御手段と、
    前記判別手段よって禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オフ状態にあれば、その禁止情報を記憶したのちの電源オン操作時に禁止情報が記憶されていることを条件に当該禁止情報に従った設定を行う第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 前記禁止情報は、通信の使用を禁止する情報であり、
    前記禁止情報に従った設定は、通信機能をオフする設定である、
    ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  7. 前記禁止情報は、当該携帯端末装置自体の使用を禁止する情報であり、
    前記禁止情報に従った設定は、電源をオフする設定である、
    ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
  8. コンピュータに対して、
    特定施設への入場時に、外部機器からの電磁誘導で当該外部機器と非接触ICカード機能との間で非接触通信による入場処理を行った場合に、特定状況下になったかを検出するための探索動作を開始する機能と、
    前記探索動作によって特定状況になったことが検出された際に所定状態に設定する機能と、
    前記特定施設への退場時に前記非接触通信による退場処理を行った場合に、前記探索動作を終了する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  9. コンピュータに対して、
    外部機器からの電磁誘導で当該外部機器と非接触ICカード機能との間で非接触通信を行う際に、禁止情報を受信したか否かを判別する機能と、
    禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オン状態にあれば、その禁止情報に従った設定を行う機能と、
    前記禁止情報を受信したことが判別された場合に、電源オフ状態にあれば、その禁止情報を記憶したのちの電源オン操作時に禁止情報が記憶されていることを条件に当該禁止情報に従った設定を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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