JP2003243621A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003243621A
JP2003243621A JP2002038550A JP2002038550A JP2003243621A JP 2003243621 A JP2003243621 A JP 2003243621A JP 2002038550 A JP2002038550 A JP 2002038550A JP 2002038550 A JP2002038550 A JP 2002038550A JP 2003243621 A JP2003243621 A JP 2003243621A
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film
capacitor
insulating film
semiconductor device
forming
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JP2002038550A
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Yoichi Okita
陽一 置田
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors
    • H01L28/55Capacitors with a dielectric comprising a perovskite structure material
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B53/00Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
    • H10B53/30Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors characterised by the memory core region

Abstract

(57)【要約】 【課題】強誘電体キャパシタを有する半導体装置に関
し、キャパシタの隣に形成されるコンタクトホールの位
置合わせマージンを小さくすること。 【解決手段】第1絶縁膜8上に形成された強誘電体キャ
パシタQ1 の上面と側面を覆うキャパシタ保護膜16,
18と、キャパシタ保護膜16,18及び第1絶縁膜8
の上に形成された第2絶縁膜19で強誘電体キャパシタ
1 の側面にキャパシタ保護膜16,18を介して隣接
して形成されたホール19aと、ホール19a内に形成
された導電性プラグ21とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、より詳しくは、強誘電体キャパシタ
を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電源を切っても情報を記憶することので
きる不揮発性メモリとして、強誘電体メモリ(FeRA
M)が知られている。
【0003】FeRAMは、強誘電体キャパシタのヒス
テリシス特性を利用して情報を記憶するメモリセルを有
している。強誘電体キャパシタは、強誘電体膜を一対の
電極の間に形成した構造を有し、電極間への印加電圧の
大きさに応じた分極を生じ、印加電圧を取り去っても自
発分極を有する。印加電圧の極性を反転すれば自発分極
の極性も反転する。そして、自発分極を検出することに
よって情報を読み出すことができる。
【0004】FeRAMのメモリセルには、1ビットの
情報の記憶に1つのトランジスタと1つのキャパシタを
用いる1T/1C型と、1ビットの情報の記憶に2つの
トランジスタと2つのキャパシタを用いる2T/2C型
がある。1T/1C型のメモリセルは、2T/2C型の
メモリセルに比べてセル面積を小さくして高集積化する
ことが可能である。
【0005】次に、スタックキャパシタを有する1T/
1C型メモリセルの形成工程を説明する。
【0006】まず、図1(a) に示す構造になるまでの工
程を説明する。
【0007】シリコン基板101の素子形成領域の周囲
に素子分離絶縁膜102を形成し、その後に素子形成領
域にウェル103を形成する。さらに、ウェル103に
2つのMOSトランジスタ104を形成する。
【0008】MOSトランジスタ104は、ウェル10
3上にゲート絶縁膜104aを介して形成されたゲート
電極104bと、ゲート電極104bの両側のウェル領
域103内に形成されてソース/ドレインとなる不純物
拡散領域104c,104dを有している。また、ゲー
ト電極104bの両側面には、不純物拡散領域104c
内に不純物高濃度領域104dを形成するための絶縁性
サイドウォール105が形成される。
【0009】その後に、MOSトランジスタ104を覆
うトランジスタ保護絶縁膜106をシリコン基板101
上に形成し、さらに第1層間絶縁膜107をトランジス
タ保護絶縁膜106上に形成する。
【0010】続いて、第1層間絶縁膜107のうちMO
Sトランジスタ104の一方の不純物拡散領域104c
上に第1コンタクトホール107aを形成した後に、第
1コンタクトホール107a内に第1コンタクトプラグ
108を埋め込む。
【0011】さらに、第1コンタクトプラグ108と第
1層間絶縁膜107の上に、第1金属膜109、強誘電
体膜110、第2金属膜111を順に形成する。
【0012】次に、図1(b) に示すように、第1金属膜
109、強誘電体膜110及び第2金属膜111をフォ
トリソグラフィー法によりパターニングすることにより
キャパシタ112を形成する。キャパシタ112におい
て、第1金属膜109を下部電極109aとし、強誘電
体膜110を誘電体膜110aとし、第2金属膜111
を上部電極111aとする。キャパシタ112はスタッ
ク型であり、下部電極109aはその下の第1コンタク
トプラグ108を介してMOSトランジスタ104の一
方の不純物拡散層104cに接続される。
【0013】この後、図1(c) に示すように、単層のキ
ャパシタ保護膜113をキャパシタ112と第1層間絶
縁膜107の上に1回だけ形成し、さらにキャパシタ保
護膜113上に第2層間絶縁膜114を形成した後に、
第2層間絶縁膜114、キャパシタ保護膜113、第1
層間絶縁膜107及びトランジスタ保護膜106をフォ
トリソグラフィー法によりパターニングすることによ
り、MOSトランジスタ104の他方の不純物拡散領域
104d上に第2コンタクトホール114aを形成す
る。その後に、第2コンタクトホール114a内に第2
コンタクトプラグ115を形成する。
【0014】次に、図2に示す構造を形成するまでの工
程を説明する。
【0015】第2層間絶縁膜114をパターニングする
ことにより、キャパシタ112の上部電極110aの上
に第3コンタクトホール114bを形成する。さらに、
第2層間絶縁膜114上と第3コンタクトホール114
b内に導電膜を形成した後、この導電膜をパターニング
することによりキャパシタ112の上部電極111aに
接続する配線116aを形成すると同時に第2コンタク
トプラグ115の上に導電性パッド116bを形成す
る。
【0016】さらに、配線116a及び導電性パッド1
16bを覆う第3層間絶縁膜117を第2層間絶縁膜1
14の上に形成する。その後に、第3層間絶縁膜117
をパターニングすることにより導電性パッド116bの
上にホール117aを形成し、さらにホール117aの
中に第4導電性プラグ118を形成する。
【0017】その後に、第3層間絶縁膜117上に、導
電性プラグ118上に接続されるビット線118を形成
する。
【0018】以上のような1T/1C型メモリセルにお
けるMOSトランジスタとキャパシタとワード線の配置
を示すと図3の平面図のようになる。なお、図2は図3
のI−I線断面図である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1及び第
2層間絶縁膜107,114に第2コンタクトホール1
14aを開口する場合に、第2コンタクトホール114
aがキャパシタ112に接しないような位置合わせマー
ジンが必要になる。この場合、第2コンタクトホール1
14aとキャパシタ112の距離は位置合わせマージン
を確保する程度に離す必要があり、これによりウェル1
03上方で隣接する2つのキャパシタ112の間隔も決
まってくる。
【0020】そのような位置合わせマージンを確保しな
ければ、第2コンタクトホール114aがキャパシタ1
12の一部に重なるおそれがある。
【0021】第2コンタクトホール114aがキャパシ
タ112に接して形成されると、第2コンタクトホール
114a内の第2コンタクトプラグ115がキャパシタ
112にショートする。また、第2コンタクトホール1
14aがキャパシタ112に接すると、第2コンタクト
プラグ115ををCVD法により形成する際に、反応ガ
スにより強誘電体膜110が還元されてキャパシタの強
誘電体膜110が劣化するおそれがある。
【0022】さらに、メモリセルの高集積化を図るため
にキャパシタ112の面積を小さくすると、メモリセル
特性が劣化しやすくなる。
【0023】本発明の目的は、キャパシタの隣に形成さ
れるコンタクトホールの位置合わせマージンを小さくす
る構造を有する半導体装置とその製造方法を提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、半導体
基板に形成された第1の不純物拡散領域と、前記半導体
基板の上方に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶
縁膜上に形成され、且つ下部電極、強誘電体膜、上部電
極を有するキャパシタと、前記キャパシタの上面と側面
を覆い、前記第1の絶縁膜とは異なる材料からなる絶縁
性のキャパシタ保護膜と、前記キャパシタ保護膜及び前
記第1の絶縁膜の上に形成され且つ前記キャパシタ保護
膜に対して選択的にエッチングできる材料からなる第2
の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜に形成され且つ前記キャ
パシタ保護膜を挟んで前記キャパシタの側面に隣接する
第1のホールと、前記第1のホール内に形成されて前記
第1の不純物拡散領域に電気的に接続される第1の導電
性プラグとを有することを特徴とする半導体装置によっ
て解決される。
【0025】また、上記した課題は、半導体基板に第1
の不純物拡散領域を形成する工程と、前記半導体基板の
上方に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁
膜上に第1導電膜、強誘電体膜及び第2導電膜を順に形
成する工程と、第1のマスクを用いて前記第2導電膜、
前記強誘電体膜及び前記第1導電膜をパターニングして
キャパシタを形成する工程と、前記キャパシタの上面と
側面の上に前記第1の絶縁膜とは異なる材料からなる絶
縁性のキャパシタ保護膜を形成する工程と、前記キャパ
シタ保護膜と前記第1の絶縁膜の上に、前記キャパシタ
保護膜に対して選択的にエッチングできる材料からなる
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記キャパシタの側面
上の前記キャパシタ保護膜に接する第1のホールを前記
第2の絶縁膜に形成する工程と、前記第1の不純物拡散
領域に電気的に接続される導電性プラグを前記第1のホ
ール内に形成する工程とを有することを特徴とする半導
体装置の製造方法によって解決される。
【0026】次に、本発明の作用について説明する。
【0027】本発明に係る半導体装置によれば、第1絶
縁膜上に形成された強誘電体キャパシタの上面と側面を
覆うキャパシタ保護膜と、キャパシタ保護膜及び第1絶
縁膜の上に形成された第2絶縁膜において強誘電体キャ
パシタの側面にキャパシタ保護膜を介して隣接して形成
されたホールと、ホール内に形成された導電性プラグと
を有している。
【0028】従って、強誘電体キャパシタと導電性プラ
グの間隔はキャパシタ保護膜の膜厚に等しくなって、強
誘電体キャパシタの形成領域がホール側に近づいてキャ
パシタ面積が従来よりも広くなる。
【0029】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
によれば、第1絶縁膜上に形成された強誘電体キャパシ
タの上面と側面をキャパシタ保護膜によって覆い、キャ
パシタ保護膜に対して選択エッチングが可能な材料から
なる第2絶縁膜をキャパシタ保護膜と第1絶縁膜の上に
形成した後に、キャパシタ保護膜に接するようにホール
を第2絶縁膜に形成し、ホール内に導電性プラグを形成
するようにしている。
【0030】従って、第2絶縁膜にホールを形成する工
程で、ホールの位置合わせを強誘電体キャパシタ表面の
キャパシタ保護膜によって自己整合的に行うことができ
るので、ホール形成のための位置合わせマージンを予め
広く確保する必要はなくなり、ホールの形成が容易にな
るとともに、ホールを従来よりもキャパシタに近づけて
強誘電体キャパシタの形成領域をホール側に伸ばすこと
ができる。
【0031】なお、キャパシタ保護膜は、キャパシタの
還元を防止する材料であって、エッチングの際に絶縁膜
が選択的に選択されるような材料を用いる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0033】図4〜図10は、本発明の実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図である。図11は、
本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセル領域の
トランジスタとキャパシタの配置を示す平面図である。
【0034】まず、図4(a) に示す断面構造を形成する
までの工程を説明する。
【0035】図4(a) に示すように、n型又はp型のシ
リコン(半導体)基板1のトランジスタ形成領域の周囲
にフォトリソグラフィー法により素子分離用溝を形成し
た後に、その中に酸化シリコン(SiO2)を埋め込んで素子
分離絶縁膜2を形成する。そのような構造の素子分離絶
縁膜2は、STI(Shallow Trench Isolation)と呼ばれ
る。なお、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)
法により形成した絶縁膜を素子分離絶縁膜として採用し
てもよい。
【0036】続いて、メモリセル領域におけるシリコン
基板1のトランジスタ形成領域にp型不純物を選択的に
導入してp型ウェル1aを形成する。
【0037】さらに、シリコン基板1のp型ウェル1a
の表面を熱酸化して、ゲート絶縁膜3となるシリコン酸
化膜を形成する。
【0038】次に、シリコン基板1の上側全面に非晶質
又は多結晶のシリコン膜とタングステンシリサイド膜を
順次形成する。その後に、シリコン膜とタングステンシ
リサイド膜をフォトリソグラフィ法によりパターニング
して、メモリセル領域のウェル1a上にゲート電極4
a,4bを形成する。それらのゲート電極4a,4bは
ゲート絶縁膜3を介してシリコン基板1の上に形成され
る。
【0039】なお、メモリセル領域では、1つのp型ウ
ェル1a上には2つのゲート電極4a,4bが並列に形
成され、それらのゲート電極4a,4bはワード線の一
部を構成する。
【0040】次に、p型ウェル1aのうちゲート電極4
a,4bの両側にn型不純物、例えばリンをイオン注入
してソース/ドレインとなる第1〜第3のn型不純物拡
散領域5a〜5cを形成する。
【0041】さらに、CVD法により絶縁膜、例えば酸
化シリコン(SiO2)膜をシリコン基板1の全面に形成し
た後に、その絶縁膜をエッチバックしてゲート電極4
a,4bの両側部分に絶縁性のサイドウォールスペーサ
6として残す。
【0042】続いて、p型ウェル1aにおいてゲート電
極4a,4bとサイドウォールスペーサ6をマスクに使
用して、第1〜第3のn型不純物拡散領域5a〜5cに
再びn型不純物をイオン注入することにより、第1〜第
3のn型不純物拡散領域5a〜5cのそれぞれに不純物
高濃度領域を形成する。
【0043】なお、1つのp型ウェル1aにおいて、2
つのゲート電極4a,4bの間の第1のn型不純物拡散
領域5aは後述するビット線に電気的に接続され、ウェ
ル1aの両端側寄りの第2、第3のn型不純物拡散領域
5b,5cは後述するキャパシタの下部電極に電気的に
接続される。
【0044】以上の工程により、p型のウェル1aには
ゲート電極4a,4bとLDD構造のn型不純物拡散領
域5a〜5cを有する2つのn型のMOSトランジスタ
1,T2 が1つのn型不純物拡散領域5aを共通にし
て形成される。
【0045】次に、MOSトランジスタT1 ,T2 を覆
うカバー絶縁膜7として約200nmの厚さの酸窒化シ
リコン(SiON)膜をプラズマCVD法によりシリコン基
板1の全面に形成する。その後、TEOSガスを用いる
プラズマCVD法により、膜厚1.0μm程度の酸化シ
リコン(SiO2)を第1層間絶縁膜8としてカバー絶縁膜
7の上に形成する。
【0046】続いて、例えば常圧の窒素雰囲気中で第1
層間絶縁膜8を700℃の温度で30分間加熱し、これ
により第1層間絶縁膜8を緻密化する。その後に、第1
層間絶縁膜8の上面を化学機械研磨(CMP)法により
平坦化する。
【0047】次に、図4(b) に示すように、レジストパ
ターン(不図示)を用いて第1層間絶縁膜8とカバー絶
縁膜7をエッチングすることにより、メモリセル領域の
第2、第3のn型不純物拡散領域5b、5cの上にそれ
ぞれ第1、第2のコンタクトホール8b,8cを形成す
る。
【0048】次に、図5(a) に示す構造を形成するまで
の工程を説明する。
【0049】まず、第1層間絶縁膜8上面と第1及び第
2のコンタクトホール8b,8c内面に、グルー膜9a
として膜厚50nmの窒化チタン(TiN )膜をスパッタ
法により形成する。さらに、WF6 を用いるCVD法によ
って、タングステン(W)膜9bをグルー膜9a上に成
長してコンタクトホール8b,8c内を完全に埋め込
む。
【0050】続いて、タングステン膜9bとグルー膜9
aをCMP法により研磨して第1層間絶縁膜8の上面上
から除去する。これにより、第1、第2のコンタクトホ
ール8b、8c内に残されたタングステン膜9b及びグ
ルー膜9aは、第2,第3のn型不純物拡散領域5b,
5cに接続される第1、第2の導電性プラグ10b,1
0cとして使用される。
【0051】次に、図5(b) に示す構造を形成するまで
の工程を説明する。
【0052】まず、第1及び第2の導電性プラグ10
b,10c上と第1層間絶縁膜8上に第1導電膜13と
して、例えば膜厚200nmのイリジウム(Ir)膜13
a、膜厚23nmの酸化プラチナ(PtO) 膜13b、及び
膜厚50nmのプラチナ(Pt)膜13cをスパッタによ
り順に形成する。
【0053】なお、第1導電膜13を形成する前又は後
に例えば膜剥がれ防止のために第1層間絶縁膜8の上面
をアニールする。アニール方法として、例えば、アルゴ
ン雰囲気中で600〜750℃のRTA(rapid thermal
annealing) を採用する。
【0054】続いて、第1導電膜13上に、強誘電体膜
14として例えば膜厚200nmのPZT膜をスパッタ
法により形成する。強誘電体膜14の形成方法は、その
他に、MOD(metal organic deposition)法、MOCV
D( 有機金属CVD)法、ゾル・ゲル法などがある。ま
た、強誘電体膜14の材料としては、PZT以外に、P
LCSZT、PLZTのような他のPZT系材料や、Sr
Bi2Ta2O9、SrBi2(Ta,Nb)2O9 等のBi層状構造化合物材
料、その他の金属酸化物強誘電体を採用してもよい。
【0055】続いて、酸素含有雰囲気中で強誘電体膜1
4をアニールにより結晶化する。そのアニールとして、
例えばアルゴン(Ar)と酸素(O2)の混合ガス雰囲気中
で基板温度600℃、時間90秒の条件を第1ステッ
プ、酸素雰囲気中で基板温度750℃、時間60秒の条
件を第2ステップとする2ステップのRTA処理を採用
する。
【0056】さらに、強誘電体膜14の上に、第2導電
膜15として例えば膜厚200nmの酸化イリジウム(I
rO2)をスパッタ法により形成する。また、第2導電膜1
5の上には例えば厚さ約170nmのアルミナよりなる
第1のキャパシタ保護膜16を形成する。第1のキャパ
シタ保護膜16として、アルミナの代わりに、PZT
膜、PLZT膜のようなPZT系材料、酸化チタンその
他の還元防止材料のいずれかから構成してもよい。
【0057】この後に、p型ウェル1a上方及びその周
辺において、ハード膜としてTiN 膜とSiO2膜を順に第1
のキャパシタ保護膜16の上に形成した後に、ハード膜
をフォトリソグラフィー法によりパターニングすること
により、キャパシタ形成用の第1、第2のハードマスク
17a,17bを1つのp型ウェル1aの上方で間隔を
おいて形成する。
【0058】第1、第2のハードマスク17a,17b
は、第1及び第2導電性プラグ10b,10cの上面に
重なるキャパシタ平面形状を有している。また、1つの
p型ウェル1aの上における第1、第2のハードマスク
17a,17bの間隔wは、例えば、第1のn型不純物
拡散領域5a上に形成しようとする後述する第3導電性
プラグの直径に後述する第2のキャパシタ保護膜の膜厚
の2倍の大きさを加えた値とする。
【0059】続いて、第1、第2のハードマスク17
a,17bに覆われない領域の第1のキャパシタ保護膜
16、第2導電膜15、強誘電体膜14、第1導電膜1
3を順次エッチングすることにより、第1層間絶縁膜8
上に第1、第2のキャパシタQ 1 ,Q2 を形成する。続
いて、ハードマスク16を除去することにより、図6
(a) に示すような状態になる。
【0060】第1、第2のキャパシタQ1 ,Q2 は、第
1導電膜13よりなる下部電極13a,13bと、強誘
電体膜14よりなるキャパシタ誘電体膜14a,14b
と、第2導電膜15よりなる上部電極15a,15bか
ら構成される。この場合、上部電極15a,15bは、
第1のキャパシタ保護膜16に覆われた状態になってい
る。また、第1のキャパシタQ1 の下部電極13aは第
1の導電性プラグ12aを介して第2のn型不純物拡散
領域5bに電気的に接続され、また、第2のキャパシタ
2 の下部電極13bは第2の導電性プラグ12bを介
して第3のn型不純物拡散領域5cに電気的に接続され
る。
【0061】ここで、キャパシタQ1 ,Q2 は導電性プ
ラグ12a,12bとゲート電極4a,4bの上を覆う
大きさを有するとともに、下部電極15a,15bの中
心は導電性プラグ12a,12bからゲート電極4a,
4b側にずれて形成されている。また、1つのp型ウェ
ル1aの上において、第1のキャパシタQ1 と第2のキ
ャパシタQ2 は、それらの間のスペースが第1のn型不
純物拡散領域5aの直上に位置するように形成される。
第1及び第2のキャパシタQ1 ,Q2 の間のスペース
は、位置ズレを考慮すると、p型ウェル1の上で、2つ
のゲート電極4a,4bの間隔よりも狭くなるように設
計することが好ましい。
【0062】続いて、エッチングによる強誘電体膜14
をダメージから回復させるために、回復アニールを行
う。この場合の回復アニールは、例えば、基板温度65
0℃、60分間の条件で酸素を含む炉内で行われる。
【0063】次に、図6(b) に示すように、キャパシタ
1 ,Q2 を覆う膜厚50〜150nmのアルミナより
なる第2のキャパシタ保護膜18を第1層間絶縁膜8の
上にスパッタ法或いはMOCVD法により形成する。こ
れにより、キャパシタQ1 ,Q2 の上部電極15a,1
5bの上には総膜厚が約220〜320nmのキャパシ
タ保護膜16,18が形成された状態となる。この場
合、キャパシタQ1 ,Q 2 の側壁は急峻な傾斜を有する
ので、それらの側壁を覆う第2のキャパシタ保護膜18
の膜厚は25〜135nmとなる。キャパシタ保護膜1
6,18は、プロセスダメージからキャパシタQ1 ,Q
2 を保護するものであって、アルミナの他、PZT系材
料、酸化チタンなどの還元防止材料から構成してもよ
い。
【0064】その後に、酸素含有雰囲気中で650℃で
60分間の条件で第1、第2のキャパシタQ1 ,Q2
アニールする。
【0065】次に、図7(a) に示す構造を形成するまで
の工程を説明する。
【0066】まず、TEOSガスを用いるプラズマCV
D法により、第2層間絶縁膜19として膜厚1.0μm
程度の酸化シリコン(SiO2)膜を第2のキャパシタ保護
膜18と第1層間絶縁膜8の上に形成する。さらに、第
2層間絶縁膜19の上面をCMP法により平坦化する。
この例では、CMP後の第2層間絶縁膜19の残りの膜
厚は、上部電極15a,15b上方で300nm程度と
し、キャパシタQ1 ,Q2 側方の第1層間絶縁膜8の上
方で800nm程度とする。
【0067】続いて、第2層間絶縁膜19上にレジスト
20を塗布し、これを露光、現像することにより、1つ
のp型ウェル1aの上で隣り合う第1、第2のキャパシ
タQ 1 ,Q2 の間にコンタクトホールを形成するための
開口部20aを形成する。この開口部20aは、位置合
わせのズレを考慮してキャパシタQ1 ,Q2 同士の間隔
よりも大きな直径としてもよい。
【0068】次に、図7(b) に示すように、レジスト2
0の開口部20aを通してフッ素系反応ガスを用いて第
2層間絶縁膜19をエッチングして垂直方向に異方性エ
ッチングを行うことにより、第3のコンタクトホール1
9aの上部を形成する。
【0069】続いて、図8(a) に示すように、レジスト
20の開口部20aと第3のコンタクトホール19aの
上部を通して、フッ素系反応ガスを用いて、第2のキャ
パシタ保護膜18のうち第1層間絶縁膜8の上面に接し
ている部分をエッチングし、これに続いて第3のコンタ
クトホール19aの下の第1層間絶縁膜8とトランジス
タ保護膜7をエッチングして第3のコンタクトホール1
9aの下部を形成する。これにより、第3のコンタクト
ホール19aを通して第1のn型不純物拡散領域5aが
露出する。
【0070】第3のコンタクトホール19aは、キャパ
シタQ1 ,Q2 の上面と側面の上のキャパシタ保護膜1
6,18をマスクの一部としてセルフアラインで形成さ
れ、キャパシタQ1 ,Q2 によって実質的に位置決めさ
れることになる。
【0071】従って、レジスト20の開口部20aの形
成位置がずれても、第3のコンタクトホール19aの少
なくとも一側の位置と形状は、一側方のキャパシタQ1
又はQ2 とその上のキャパシタ保護膜16,18によっ
て律速される。
【0072】このような第3のコンタクトホール19a
を形成するためのエッチング工程において、第1,第2
層間絶縁膜8,19がキャパシタ保護膜16,18に対
して選択性良くエッチングされるエッチング条件とす
る。
【0073】例えば、TEOSを用いて形成されたSiO2
(以下、TEOS−SiO2という。)から層間絶縁膜を構
成し、キャパシタ保護膜をアルミナから構成する場合に
は次のようなエッチング条件とする。
【0074】例えば、平行平板型エッチング装置を使用
し、エッチングガスとしてC4F8とArとCF4 を用いるとと
もに、エッチング雰囲気の真空度を46Pa、RFパワー
を13.56MHz で1000Wに設定することにより、
TEOS−SiO2膜のアルミナ膜に対するエッチング選択
比を約7とすることができる。
【0075】従って、第2層間絶縁膜19のエッチング
により第3のコンタクトホール19aの上部を開口した
後には、上部電極15a上で第3のコンタクトホール1
9aから露出した第1及び第2のキャパシタ保護膜1
6,18が上から約120nm程度エッチングされて、
100〜200nm残ることになる。また、第1、第2
のキャパシタQ1 ,Q2 の側壁上の第2のキャパシタ保
護膜18は、垂直方向にエッチングされるので、横方向
の膜厚は減りにくくなり、第1、第2のキャパシタ
1 ,Q2 の側面を覆った状態を保つ。即ち、第2のキ
ャパシタ保護膜18は、第3のコンタクトホール19a
を形成し終わった状態で、キャパシタQ1 ,Q 2 の側面
を覆った状態を保つような厚さに形成する。さらに、第
1及び第2のキャパシタ保護膜16,18は、第3のコ
ンタクトホール19aを全て形成し終わった状態で、キ
ャパシタQ1 ,Q2 の上面上には少なくとも第1のキャ
パシタ保護膜16が残り、さらに側面上には第2のキャ
パシタ保護膜18が残るように、第1、第2のキャパシ
タ保護膜16,18の膜厚とするとともにエッチング条
件を設定する。
【0076】これにより、キャパシタQ1 ,Q2 は、第
3のコンタクトホール19aを形成し終えた状態で、キ
ャパシタ保護膜16,18により覆われた状態を保つこ
とになる。
【0077】なお、アルミナ膜は、上記したようにキャ
パシタQ1 ,Q2 を劣化させる還元雰囲気(水素等)に
対してブロック性が高く、しかも、TEOS−SiO2膜の
エッチングに対するエッチング選択比を小さくすること
ができるので、キャパシタ保護膜として有効な材料の1
つである。キャパシタ保護膜16,18を構成する材料
として、アルミナの他にPZT、PLZT、酸化チタン
を適用する場合にも、上記したと同様に、その膜厚とエ
ッチング条件を設定する。
【0078】キャパシタ保護膜16,18は、第3のコ
ンタクトホール19aから露出した部分では薄くなり、
その他の部分では厚くなるので、上部電極15aの上で
は第3のコンタクトホール19a内とその周辺では段差
が生じることになる。
【0079】次に、図8(b) に示すように、レジスト2
0を除去した後、第2層間絶縁膜19上面と第3のコン
タクトホール19aの内面に、グルー膜21aとして膜
厚50nmの窒化チタン膜をスパッタ法により形成す
る。続いて、六フッ化タングステン(WF6) ガスを用いる
CVD法によってタングステン膜21bをグルー膜21
a上に成長して第3のコンタクトホール19aを完全に
埋め込む。
【0080】続いて、図9(a) に示すように、タングス
テン膜21bとグルー膜21aをCMP法により研磨し
て第2層間絶縁膜19の上面上から除去する。これによ
り、第3のコンタクトホール19a内に残されたタング
ステン膜21bとグルー膜21aは、第1のn型不純物
拡散領域5aに接続される第3の導電性プラグ21とし
て使用される。
【0081】さらに、窒素雰囲気中で第2層間絶縁膜1
9を350℃、120秒の条件でアニールする。
【0082】次に、図9(b) に示す構造を形成するまで
の工程を説明する。
【0083】まず、第2層間絶縁膜19上と第3の導電
性プラグ21の上に、膜厚100nmのSiONよりなる酸
化防止膜22を形成する。
【0084】次に、酸化防止膜22と第2層間絶縁膜1
9とキャパシタ保護膜16,18をフォトリソグラフィ
ー法によりパターニングしてキャパシタQ1 ,Q2 の上
部電極15a,15b上にホール23b,23cを形成
する。ホール23b,23cの形成によってダメージを
受けたキャパシタQ1 ,Q2 はアニールによって回復さ
れる。そのアニールは、例えば酸素含有雰囲気中で基板
温度550℃として60分間行われる。
【0085】その後に、第2層間絶縁膜19上に形成さ
れた酸化防止膜22をエッチバックによって除去する。
【0086】次に、図10に示す構造を形成するまでの
工程を説明する。
【0087】まず、キャパシタQ1 ,Q2 の上部電極1
5a,15b上のホール23a,23b内と第2層間絶
縁膜19の上に多層金属膜を形成する。その多層金属膜
として、例えば、膜厚60nmのTi、膜厚30nmのTi
N 、膜厚400nmのAl-Cu、膜厚5nmのTi、及び7
0nmのTiN 膜を順に形成する。
【0088】その後に、多層金属膜をパターニングする
ことにより、メモリセル領域内でキャパシタQ1 ,Q2
上のホール23a,23bを通して上部電極15a,1
5bに接続される一層目金属配線24b,24cを形成
し、同時に、第3の導電性プラグ21に接続される導電
性パッド24aを形成する。
【0089】多層金属膜をパターニングする際に露光光
の反射によるパターン精度の低下を防止するために、多
層金属膜の上に酸窒化シリコン(SiON)などの反射防止
膜(不図示)を形成してもよい。
【0090】この後に、第2層間絶縁膜19、一層目金
属配線24b,24c及び導電性パッド24aの上に第
3層間絶縁膜25を形成し、さらに導電性パッド24c
の上にビアホール25aを形成し、ビアホール25a内
に第4の導電性プラグ26を形成し、ついで第4の導電
性プラグ26の上面に接続されるビット線27を第3層
間絶縁膜25の上に形成する。ビット線27は、第3,
第4の導電性プラグ26,21と導電性パッド24aを
介して第1のn型不純物拡散領域5aに電気的に接続さ
れる。
【0091】ところで、上記したメモリセル領域におけ
るキャパシタQ1 ,Q2 とゲート電極5a,5bとn型
ウェル1aと第1〜第3のコンタクトホール8b、8
c、19aの配置関係を平面で示すと、図11のように
なる。第1、第2のコンタクトホール8b,8cの中に
はそれぞれ第1、第2の導電性プラグ12a,12bが
形成され、また、第3のコンタクトホール19a内には
第3の導電性プラグ21が形成されている。
【0092】図11において、1つのpウェル1aの上
に形成された第1のキャパシタQ1と第2のキャパシタ
2 の間には、1つのpウェル1aの上を通る2つのゲ
ート電極4a,4bの間の導電性プラグ21とその両側
の第2のキャパシタ保護膜18だけが形成されている部
分が存在する。即ち、1つのpウェル1aの上方では、
キャパシタQ1 ,Q2 と第3の導電性プラグ21は、第
2のキャパシタ保護膜18のみで絶縁されている部分が
存在する。これは、図7(a),(b) 、図8(a) に示したよ
うに、第3のコンタクトホール19aは、レジスト20
の開口部20aとキャパシタQ1 ,Q2 とキャパシタ保
護膜16,18をマスクにして形成されるからである。
【0093】従って、本実施形態のキャパシタQ1 ,Q
2 は、図3に示した従来構造のキャパシタ112に比べ
て第3のコンタクトホール19aへ拡張して大きく形成
されるので、FeRAMのメモリセルの微細化が進んで
も、キャパシタの容量を従来よりも大きくできることに
なる。
【0094】図3に示した従来のキャパシタ112の平
面形状について、例えばゲート電極104a,104b
の延在方向の幅を0.7μmとし、ゲート電極104
a,104bの延在方向に直交する方向の長さを0.7
μmとする。この場合、ビット線コンタクト用のコンタ
クトホール114a形成の位置合わせマージンとして、
コンタクトホール114aとその両側のキャパシタ11
2の間でそれぞれ0.2μmずつ確保する必要があっ
た。コンタクトホール114aの直径を0.28μmと
すれば、キャパシタ同士の間隔を少なくとも0.68μ
m確保する必要がある。
【0095】図3と同じデザインルールで図11に示す
ようなキャパシタQ1 ,Q2 を形成する。この場合、コ
ンタクトホール19aの形成の位置合わせマージンを確
保する必要がなくなる。キャパシタQ1 ,Q2 の間に形
成されるビット線コンタクト用のコンタクトホール19
aの直径を0.28μmとし、キャパシタQ1 ,Q2
面上の第2のキャパシタ保護膜18の膜厚を約50nm
とすれば、キャパシタQ1 ,Q2 同士の間隔は0.38
μmとなり、この間隔は従来に比べて狭くなっている。
従って、本実施形態に係るキャパシタQ1 ,Q2 の平面
形状は、ゲート電極4a,4bの延在方向の幅が0.7
0μmで、ゲート電極4a,4bの延在方向に直交する
方向の長さが約0.85μmとなり、従来に比べて面積
が20〜30%増やせる。
【0096】ところで、上記したようにキャパシタ
1 ,Q2 の間の領域に第3のコンタクトホール19a
の全てを形成した後に、第3のコンタクトホール19a
の周囲では、キャパシタQ1 ,Q2 の側面と上面がキャ
パシタ保護膜16,18により完全に覆われる必要があ
る。
【0097】このためには、第1のキャパシタ保護膜1
6は、第3のコンタクトホール(ビット線コンタクトホ
ール)19aの形成のためのエッチング後に、キャパシ
タ保護膜として機能するために必要な膜厚を確保する必
要がある。
【0098】キャパシタ保護膜16,18の厚さT
encap は、第3のコンタクトホール19aを形成する時
に、エッチングされる層間絶縁膜8,19の厚さとキャ
パシタ保護膜16,18のエッチング選択比と、キャパ
シタ保護のために必要な膜厚とで決められ、次式(1) で
表される。
【0099】但し、式(1) において、Tinsulateは層間
絶縁膜8,19の膜厚(nm)、ERencap はキャパシ
タ保護膜8,19のエッチングレート(nm/mi
n)、ERinsulateは層間絶縁膜8,19のエッチング
レート(nm/min)、Tprot ect はキャパシタ保護
に必要なキャパシタ保護膜16,18の膜厚をそれぞれ
示している。
【0100】 Tencap =(Tinsulate×ERencap /ERinsulate)+Tprotect (1) ところで、図7(b) に示した状態で第3のコンタクトホ
ール19aの底からキャパシタ保護膜18を選択的にエ
ッチングして除去する際に、第1及び第2のキャパシタ
1 ,Q2 の間で、第1層間絶縁膜8上面上のキャパシ
タ保護膜18をエッチングする必要がある。この場合、
キャパシタQ1 ,Q2 の側面上のキャパシタ保護膜18
もエッチングされて薄くなり過ぎるおそれがある。キャ
パシタQ 1 ,Q2 側面上のキャパシタ保護膜18が薄く
なると、キャパシタQ1 ,Q2 を還元雰囲気から十分に
隔離できないおそれがある。
【0101】そこで、以下に説明するように、図6(b)
に示したように第2のキャパシタ保護膜18を形成した
後に、キャパシタQ1 ,Q2 の間の第1層間絶縁膜8上
面上にある第2のキャパシタ保護膜18を除去するよう
にしてもよい。その一例を以下に説明する、まず、図6
(b) に示したように第2のキャパシタ保護膜18をキャ
パシタQ1,Q2 上面及び側面と第1層間絶縁膜8上面
の上に形成する。第2のキャパシタ保護絶縁膜18は、
例えばキャパシタQ1 ,Q2 の上で100nmの厚さに
形成され、側面で90nmの厚さに形成される。
【0102】その後に、図12(a) に示すように、第2
のキャパシタ保護膜18を基板面に対して垂直方向にエ
ッチングすることにより、第2のキャパシタ保護膜18
を第1層間絶縁膜8と第1のキャパシタ保護膜16のそ
れぞれの上面から除去し且つキャパシタQ1 ,Q2 側面
を完全に覆った状態に残す。この状態では、第1及び第
2のキャパシタQ1 ,Q2 の間には第1層間絶縁膜8が
露出した領域が存在する。
【0103】この場合、キャパシタQ1 ,Q2 上の第1
のキャパシタ保護膜16の膜厚Ten cap は、第2のキャ
パシタ保護膜18の過剰エッチングを考慮して上記した
式(1)で求められるよりも厚くされる。また、第2の
キャパシタ保護膜18は第1のキャパシタ保護膜16の
上から除去されるので、第1のキャパシタ保護膜16
は、上記した実施形態よりも厚く、例えば約220〜3
20nmの厚さに予め形成される。
【0104】次に、図12(b) に示す構造を形成するま
での工程を説明する。
【0105】まず、第1実施形態と同じ条件により、第
2層間絶縁膜19であるSiO2膜を第2のキャパシタ保護
膜18と第1層間絶縁膜8の上に形成する。さらに、第
2層間絶縁膜19の上面をCMP法により平坦化する。
この例では、CMP後の第2層間絶縁膜19の残りの膜
厚は、上部電極15a,15b上方で300nm程度と
し、キャパシタQ1 ,Q2 側方の第1層間絶縁膜8の上
で800nm程度とする。
【0106】続いて、第2層間絶縁膜19上にレジスト
20を塗布し、これを露光、現像することにより、1つ
のp型ウェル1aの上方に形成された第1、第2のキャ
パシタQ1 ,Q2 の間にコンタクトホール形成用の開口
部20aをレジスト20に形成する。この開口部20a
は、位置合わせのズレを考慮してキャパシタQ1 ,Q 2
同士の間隔よりも大きな直径としてもよい。
【0107】次に、図13(a) に示すように、レジスト
20の開口部20aを通して第2層間絶縁膜19、第1
層間絶縁膜8及びトランジスタ保護膜7をエッチングし
て垂直方向へ異方性エッチングすることにより、第3の
コンタクトホール19aをセルフアラインで形成する。
これにより、第3のコンタクトホール19aを通して第
1のn型不純物拡散領域5aが露出する。この後にレジ
スト20を除去する。
【0108】このような第3のコンタクトホール9aを
形成するためのエッチング工程において、第1層間絶縁
膜8、第2層間絶縁膜19及びトランジスタ保護膜7が
アルミナよりなるキャパシタ保護膜16,18に対して
選択性良くエッチングされるエッチング条件とする。例
えば、第1、第2の層間絶縁膜8,19をSiO2から構成
し且つキャパシタ保護膜16,18をアルミナから構成
する場合に、平行平板型エッチング装置を使用し、反応
ガスとしてC4F8とArとCF4 を用いるとともに、エッチン
グ雰囲気の真空度を46Pa、RFパワーを13.56MH
z で1000Wに設定することにより、SiO2膜のアルミ
ナ膜に対するエッチング選択比を約7とする。
【0109】次に、図13(b) に示すように、第3のコ
ンタクトホール19a内に第3の導電性プラグ21を形
成する。第3の導電性プラグ21は上記した方法によっ
て形成される。
【0110】さらに、窒素雰囲気中で第2層間絶縁膜1
9を350℃、120秒の条件でアニールする。
【0111】次に、図14に示す構造を形成するまでの
工程を説明する。
【0112】まず、図9(b) に示した工程に従って、キ
ャパシタQ1 ,Q2 の上部電極15a上にホール23
b,23cを形成する。ホール23b,23cの形成に
よってダメージを受けたキャパシタQ1 ,Q2 は酸素ア
ニールによってダメージから回復される。なお、第2層
間絶縁膜19上に形成された酸化防止膜は除去される。
【0113】さらに、図10に示した工程に従って、ホ
ール23a,23bを通してキャパシタQ1 ,Q2 の上
部電極15a,15bに接続される一層目金属配線24
b,24cを形成するとと同時に、第3の導電性プラグ
21に接続される導電性パッド24aを形成する。
【0114】この後に、第2層間絶縁膜19、一層目金
属配線24b,24c及び導電性パッド24aの上に第
3層間絶縁膜25を形成し、さらに導電性パッド24c
の上にビアホール25aを形成し、ビアホール25a内
に第4の導電性プラグ26を形成し、ついで第4の導電
性プラグ26の上面に接続されるビット線27を第3層
間絶縁膜25の上に形成する。
【0115】図12〜図14に示した工程によれば、第
1、第2層間絶縁膜8,19及びトランジスタ保護膜7
に第3のコンタクトホール19aを形成する工程で、第
2層間絶縁膜19に形成された第3のコンタクトホール
19aの上部の底には第2のキャパシタ保護膜18が存
在しない。従って、第3のコンタクトホール19aを形
成する際に、第3のコンタクトホール19aを横切る第
2のキャパシタ保護膜18をエッチングする必要がなく
なるので、キャパシタの側面の第2のキャパシタ保護膜
18が過剰に薄くなることが防止され、さらに第3のコ
ンタクトホール19aの形成が容易になる。
【0116】なお、上記した実施形態では、第1及び第
2層間絶縁膜8,19に連続して第3のコンタクトホー
ル19aを形成し、その中に1つの導電性プラグ21を
形成する工程について説明した。しかし、第3のコンタ
クトホール19aは、第1層間絶縁膜8と第2層間絶縁
膜19に別々に形成されてもよい。即ち、第1層間絶縁
膜8のうち第1の不純物拡散領域5aの上にコンタクト
ホールを形成してその中にビット線コンタクト用の一層
目の導電性プラグを形成し、キャパシタQ1 ,Q2 を第
1層間絶縁膜8上に形成し、キャパシタQ1 ,Q2 を覆
うキャパシタ保護膜16,18と第2層間絶縁膜19を
形成し、その後に一層目の導電性プラグ上で第2層間絶
縁膜と保護膜16,18を貫通するコンタクトホールを
形成しその中にビット線コンタクト用の二層目の導電性
プラグを形成してもよい。この場合、ビット線27は、
一層目と二層目の導電性プラグを介して第1の不純物拡
散領域5aに電気的に接続されることになる。 (付記1)半導体基板に形成された第1の不純物拡散領
域と、前記半導体基板の上方に形成された第1の絶縁膜
と、前記第1の絶縁膜上に形成され、且つ下部電極、強
誘電体膜、上部電極を有するキャパシタと、前記キャパ
シタの上面と側面を覆い、前記第1の絶縁膜とは異なる
材料からなる絶縁性のキャパシタ保護膜と、前記キャパ
シタ保護膜及び前記第1の絶縁膜の上に形成され且つ前
記キャパシタ保護膜に対して選択的にエッチングできる
材料からなる第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜に形成
され且つ前記キャパシタ保護膜を挟んで前記キャパシタ
の側面に隣接する第1のホールと、前記第1のホール内
に形成されて前記第1の不純物拡散領域に電気的に接続
される第1の導電性プラグとを有することを特徴とする
半導体装置。 (付記2)前記第1のホールの両側には、それぞれ前記
キャパシタ保護膜を介して2つの前記キャパシタが形成
されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装
置。 (付記3)前記キャパシタ保護膜は、アルミナ、PZT
系材料、酸化チタンのいずれかから構成されることを特
徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置。 (付記4)前記半導体基板に形成された第2の不純物拡
散領域と、前記第1の絶縁膜のうち前記キャパシタの前
記下部電極の下であって前記第2の不純物拡散領域の上
に形成される第2のホールと、前記第2のホール内に形
成されて前記第2の不純物拡散領域に電気的に接続され
る第2の導電性プラグとを有することを特徴とする付記
1乃至付記3のいずれかに記載の半導体装置。 (付記5)前記第2の不純物拡散領域と前記第1の不純
物拡散領域は、前記半導体基板に形成されるトランジス
タの一部を構成することを特徴とする付記4に記載の半
導体装置。 (付記6)前記キャパシタ保護膜は、前記キャパシタの
表面のみに形成されていることを特徴とする付記1乃至
付記5のいずれかに記載の半導体装置。 (付記7)前記キャパシタ保護膜は、前記キャパシタの
周囲の前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜の間にも延
在されていることを特徴とする付記1乃至付記5のいず
れかに記載の半導体装置。 (付記8)前記第1のホールの周囲にも前記キャパシタ
保護膜が形成されていることを特徴とする付記7に記載
の半導体装置。 (付記9)前記キャパシタ保護膜は、前記キャパシタの
前記上部電極の上で複数の層構造となっていることを特
徴とする付記1乃至付記8のいずれかに記載の半導体装
置。 (付記10)半導体基板に第1の不純物拡散領域を形成
する工程と、前記半導体基板の上方に第1の絶縁膜を形
成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1導電膜、強誘
電体膜及び第2導電膜を順に形成する工程と、第1のマ
スクを用いて前記第2導電膜、前記強誘電体膜及び前記
第1導電膜をパターニングしてキャパシタを形成する工
程と、前記キャパシタの上面と側面の上に前記第1の絶
縁膜とは異なる材料からなる絶縁性のキャパシタ保護膜
を形成する工程と、前記キャパシタ保護膜と前記第1の
絶縁膜の上に、前記キャパシタ保護膜に対して選択的に
エッチングできる材料からなる第2の絶縁膜を形成する
工程と、前記キャパシタの側面上の前記キャパシタ保護
膜に接する第1のホールを前記第2の絶縁膜に形成する
工程と、前記第1の不純物拡散領域に電気的に接続され
る導電性プラグを前記第1のホール内に形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 (付記11)前記第1のホールは、前記第1の絶縁膜に
延在していることを特徴とする付記10に記載の半導体
装置の製造方法。 (付記12)前記キャパシタは、前記第1の不純物拡散
領域の上方において間隔をおいて2つ形成され、前記第
1のホールは、2つの前記キャパシタの間であってそれ
ぞれの前記キャパシタの前記上面及び前記側面の上の前
記キャパシタ保護膜によってセルフアライン的に形成さ
れることを特徴とする付記10又は付記11に記載の半
導体装置の製造方法。 (付記13)前記第1のホールは、前記第2の絶縁膜の
上に形成された第2のマスクの開口部を通して前記第2
の絶縁膜をエッチングすることにより形成され、前記第
2のマスクの前記開口部は、2つの前記キャパシタの間
隔よりも大きい径を有することを特徴とする付記12に
記載の半導体装置の製造方法。 (付記14)前記キャパシタ保護膜の形成は、前記第2
の導電膜上に第1の保護絶縁膜を形成する工程と、前記
第1の導電膜、前記強誘電体膜及び前記第2の導電膜と
ともに前記第1のマスクを使用して前記第1の保護絶縁
膜をパターニングする工程と、前記第1の保護絶縁膜の
上と前記キャパシタの側面上に第2の保護絶縁膜を形成
する工程とからなることを特徴とする付記10乃至付記
13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記15)前記第2の保護絶縁膜を異方性エッチング
することにより、前記キャパシタの周囲の前記第1の絶
縁膜の上から前記第2の保護絶縁膜を除去するとともに
前記キャパシタの側面に残す工程をさらに有することを
特徴とする付記14に記載の半導体装置の製造方法。 (付記16)前記キャパシタから前記第1の絶縁膜上に
延在する前記キャパシタ保護膜にも前記第1のホールを
形成する工程を有することを特徴とする付記10乃至付
記15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記17)前記半導体基板に第2の不純物拡散領域を
前記第1の不純物拡散領域と同時に形成する工程と、前
記第1の絶縁膜のうち前記キャパシタの前記下部電極の
下に第2のホールを形成する工程と、前記第2の不純物
拡散領域に電気的に接続される第2の導電性プラグを前
記第2のホール内に形成する工程とをさらに有すること
を特徴とする付記10乃至付記16のいずれかに記載の
半導体装置。 (付記18)前記半導体基板のうち前記第1の不純物拡
散領域と前記第2の不純物拡散領域の間にはゲート絶縁
膜を介してゲート電極を形成する工程をさらに有するこ
とを特徴とする付記17に記載の半導体装置の製造方
法。 (付記19)前記キャパシタ保護絶縁膜を形成する工程
は、アルミナ、PZT系材料、酸化チタンのいずれかの
膜を形成する工程であることを特徴とする付記10乃至
付記18のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第1
絶縁膜上に形成された強誘電体キャパシタの上面と側面
をキャパシタ保護膜で覆い、キャパシタ保護膜及び第1
絶縁膜の上に形成された第2絶縁膜に形成するホールを
キャパシタの側面でキャパシタ保護膜を介して隣接する
ようにしたので、強誘電体キャパシタとコンタクトホー
ルの間隔はキャパシタ保護膜の膜厚に等しくなって、強
誘電体キャパシタの形成領域をホール側に近づけてキャ
パシタ面積を従来よりも広くすることが可能になる。
【0118】しかも、第2絶縁膜がキャパシタ保護膜に
対して選択的にエッチングできるようにキャパシタ保護
膜の材料を選択することにより、強誘電体キャパシタ側
面上のキャパシタ保護膜に接するようにホールを第2絶
縁膜に形成し、ホール内に導電性プラグを形成するよう
にしているので、ホールの位置合わせを強誘電体キャパ
シタ表面のキャパシタ保護膜によって自己整合的に行う
ことができ、ホール形成のための位置合わせマージンを
広く確保する必要はなくなり、ホールの形成を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 〜(c) は、従来の半導体装置の形成工
程断面図(その1)である。
【図2】図2は、従来の半導体装置の形成工程断面図
(その2)である。
【図3】図3は、従来の半導体装置のメモリセル領域の
トランジスタとキャパシタの配置を示す平面図である。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その1)である。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その2)である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その3)である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その4)である。
【図8】図8(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その5)である。
【図9】図9(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導
体装置の製造工程を示す断面図(その6)である。
【図10】図10は、本発明の実施形態に係る半導体装
置の製造工程を示す断面図(その7)である。
【図11】図11は、本発明の実施形態の半導体装置の
メモリセル領域のトランジスタとキャパシタの配置を示
す平面図である。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の実施形態に係る
半導体装置の他の製造工程を示す断面図(その1)であ
る。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の実施形態に係る
半導体装置の他の製造工程を示す断面図(その2)であ
る。
【図14】図14は、本発明の実施形態に係る半導体装
置の他の製造工程を示す断面図(その3)である。
【符号の説明】 1…シリコン基板(半導体基板)、2…素子分離絶縁
膜、3…ゲート絶縁膜、4a,4b…ゲート電極、5a
〜5c…不純物拡散領域、6…サイドウォール、7…カ
バー膜、8,19…層間絶縁膜、8a,8b,19a…
コンタクトホール、9a…グルー膜、9b…タングステ
ン膜、10b,10c…導電性プラグ、13,15…導
電膜、14…強誘電体膜、16…キャパシタ保護膜、1
7a,17b…マスク、18…キャパシタ保護膜、20
…レジスト、20a…開口部、21a…グルー膜、21
b…タングステン膜、21…導電性プラグ、22…酸化
防止膜、23b,23c…ホール、24a…導電性パッ
ド、24b,24c…配線、25…層間絶縁膜、26…
導電性プラグ、27ビット線、T1 ,T2 …MOSトラ
ンジスタ、Q1 ,Q2 …キャパシタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 FR02 GA09 JA02 JA05 JA06 JA15 JA17 JA35 JA36 JA37 JA38 JA39 JA40 JA43 JA53 JA56 MA05 MA06 MA17 MA20 NA01 PR03 PR06 PR21 PR22 PR23 PR29 PR33 PR34

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された第1の不純物拡散
    領域と、 前記半導体基板の上方に形成された第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜上に形成され、且つ下部電極、強誘電
    体膜、上部電極を有するキャパシタと、 前記キャパシタの上面と側面を覆い、前記第1の絶縁膜
    とは異なる材料からなる絶縁性のキャパシタ保護膜と、 前記キャパシタ保護膜及び前記第1の絶縁膜の上に形成
    され且つ前記キャパシタ保護膜に対して選択的にエッチ
    ングできる材料からなる第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜に形成され且つ前記キャパシタ保護膜
    を挟んで前記キャパシタの側面に隣接する第1のホール
    と、 前記第1のホール内に形成されて前記第1の不純物拡散
    領域に電気的に接続される第1の導電性プラグとを有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1のホールの両側には、それぞれ前
    記キャパシタ保護膜を介して2つの前記キャパシタが形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】前記半導体基板に形成された第2の不純物
    拡散領域と、 前記第1の絶縁膜のうち前記キャパシタの前記下部電極
    の下であって前記第2の不純物拡散領域の上に形成され
    る第2のホールと、 前記第2のホール内に形成されて前記第2の不純物拡散
    領域に電気的に接続される第2の導電性プラグとを有す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】前記キャパシタ保護膜は、前記キャパシタ
    の周囲の前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜の間にも
    延在されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記キャパシタ保護膜は、前記キャパシタ
    の前記上部電極の上で複数の層構造となっていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】半導体基板に第1の不純物拡散領域を形成
    する工程と、 前記半導体基板の上方に第1の絶縁膜を形成する工程
    と、 前記第1の絶縁膜上に第1導電膜、強誘電体膜及び第2
    導電膜を順に形成する工程と、 第1のマスクを用いて前記第2導電膜、前記強誘電体膜
    及び前記第1導電膜をパターニングしてキャパシタを形
    成する工程と、 前記キャパシタの上面と側面の上に前記第1の絶縁膜と
    は異なる材料からなる絶縁性のキャパシタ保護膜を形成
    する工程と、 前記キャパシタ保護膜と前記第1の絶縁膜の上に、前記
    キャパシタ保護膜に対して選択的にエッチングできる材
    料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記キャパシタの側面上の前記キャパシタ保護膜に接す
    る第1のホールを前記第2の絶縁膜に形成する工程と、 前記第1の不純物拡散領域に電気的に接続される導電性
    プラグを前記第1のホール内に形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記キャパシタは、前記第1の不純物拡散
    領域の上方において間隔をおいて2つ形成され、 前記第1のホールは、2つの前記キャパシタの間であっ
    てそれぞれの前記キャパシタの前記上面及び前記側面の
    上の前記キャパシタ保護膜によってセルフアライン的に
    形成されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第1のホールは、前記第2の絶縁膜の
    上に形成された第2のマスクの開口部を通して前記第2
    の絶縁膜をエッチングすることにより形成され、 前記第2のマスクの前記開口部は、2つの前記キャパシ
    タの間隔よりも大きい径を有することを特徴とする請求
    項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記キャパシタ保護膜の形成は、前記第2
    の導電膜上に第1の保護絶縁膜を形成する工程と、前記
    第1の導電膜、前記強誘電体膜及び前記第2の導電膜と
    ともに前記第1のマスクを使用して前記第1の保護絶縁
    膜をパターニングする工程と、前記第1の保護絶縁膜の
    上と前記キャパシタの側面上に第2の保護絶縁膜を形成
    する工程とからなることを特徴とする請求項6乃至請求
    項8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第2の保護絶縁膜を異方性エッチン
    グすることにより、前記キャパシタの周囲の前記第1の
    絶縁膜の上から前記第2の保護絶縁膜を除去するととも
    に前記キャパシタの側面に残す工程をさらに有すること
    を特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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