JP2003243085A - トラッキング予防ソケット - Google Patents
トラッキング予防ソケットInfo
- Publication number
- JP2003243085A JP2003243085A JP2002075193A JP2002075193A JP2003243085A JP 2003243085 A JP2003243085 A JP 2003243085A JP 2002075193 A JP2002075193 A JP 2002075193A JP 2002075193 A JP2002075193 A JP 2002075193A JP 2003243085 A JP2003243085 A JP 2003243085A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- plug
- socket body
- rotating shaft
- plug insertion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複雑なセンサーや遮断機構等を用いることな
く、火災原因となるトラッキングを防止できるような埋
込み型ソケットを提供する。 【解決手段】ソケット本体１ないしその支持ケース２の
両横部に回転軸３を設け、これによりプラグ差込口１Ａ
を下向きにして建物等に埋込み設置した時に、該回転軸
３を軸にしてプラグ差込口１Ａが前ないし前下方を向く
ような回転可能状となるようにする。また回転軸３を設
ける位置を、ソケット本体１ないしその支持ケース２の
両横部において、プラグ差込口１Ａと反対側かつ前端位
置とする。
く、火災原因となるトラッキングを防止できるような埋
込み型ソケットを提供する。 【解決手段】ソケット本体１ないしその支持ケース２の
両横部に回転軸３を設け、これによりプラグ差込口１Ａ
を下向きにして建物等に埋込み設置した時に、該回転軸
３を軸にしてプラグ差込口１Ａが前ないし前下方を向く
ような回転可能状となるようにする。また回転軸３を設
ける位置を、ソケット本体１ないしその支持ケース２の
両横部において、プラグ差込口１Ａと反対側かつ前端位
置とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はトラッキングを予
防するなど安全指向の埋込み型コンセントソケットに関
するものである。
防するなど安全指向の埋込み型コンセントソケットに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】建物の柱や壁等に埋込み設置されている
コンセントソケット（以下、ソケットと称する）にプラ
グを差し込んだまま放置することが多いが、このような
場合、プラグ支持部とソケットとの間には若干の隙間が
あり、そこに塵埃が積もりかつ水分を含んだようなとき
に、プラグのブレード間にショート電流が流れて加熱し
火災を招くいわゆるトラッキング現象が懸念されてい
る。
コンセントソケット（以下、ソケットと称する）にプラ
グを差し込んだまま放置することが多いが、このような
場合、プラグ支持部とソケットとの間には若干の隙間が
あり、そこに塵埃が積もりかつ水分を含んだようなとき
に、プラグのブレード間にショート電流が流れて加熱し
火災を招くいわゆるトラッキング現象が懸念されてい
る。
【０００３】このトラッキングを防止するために、例え
ば特開平１１−２１４０８２にあるように、一対のブレ
ード挿入スリットの間の表面領域に熱検出素子を埋設設
置して、その検出信号に応答して外部電源を遮断する遮
断器を設ける手段が提案されている。
ば特開平１１−２１４０８２にあるように、一対のブレ
ード挿入スリットの間の表面領域に熱検出素子を埋設設
置して、その検出信号に応答して外部電源を遮断する遮
断器を設ける手段が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記手段により確かに
トラッキングは防止されるものの、このような熱検出素
子や回路遮断器等を設けることは、ソケットのように比
較的シンプルで廉価であるべき部品の場合には、かなり
負担が大きすぎて実情にそぐわないことが多い。またこ
のような手段によらずに、より簡易な方法でこれを解決
できるようなものは、未だ実用化されていないのが現状
である。
トラッキングは防止されるものの、このような熱検出素
子や回路遮断器等を設けることは、ソケットのように比
較的シンプルで廉価であるべき部品の場合には、かなり
負担が大きすぎて実情にそぐわないことが多い。またこ
のような手段によらずに、より簡易な方法でこれを解決
できるようなものは、未だ実用化されていないのが現状
である。
【０００５】本発明はかかる現状から、新たなセンサー
や遮断回路などを一切加えることなく、シンプルな構造
のままトラッキングを防止できるような実情に即したソ
ケットを提供することを課題とする。
や遮断回路などを一切加えることなく、シンプルな構造
のままトラッキングを防止できるような実情に即したソ
ケットを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ソケット本体１ないしそ
の支持ケース２の両横部に回転軸３を設け、これにより
プラグ差込口１Ａを下向きにして建物等に埋込み設置し
た時に、該回転軸３を軸にしてプラグ差込口１Ａが前な
いし前下方を向くような回転可能状となるようにする。
これは必然的にそのようになるものである。
の支持ケース２の両横部に回転軸３を設け、これにより
プラグ差込口１Ａを下向きにして建物等に埋込み設置し
た時に、該回転軸３を軸にしてプラグ差込口１Ａが前な
いし前下方を向くような回転可能状となるようにする。
これは必然的にそのようになるものである。
【０００７】また回転軸３を設ける位置は、ソケット本
体１ないしその支持ケース２の両横部において、プラグ
差込口１Ａの反対側かつ前端位置であることが、後述の
理由により特に好ましい。
体１ないしその支持ケース２の両横部において、プラグ
差込口１Ａの反対側かつ前端位置であることが、後述の
理由により特に好ましい。
【０００８】本発明のソケットの回転軸３を建物に直接
固定するよりも、支持ケース２に固定してその全体を埋
め込むようにすることが望ましい。その支持ケース２は
基本的には在来と同様、背後に外部電源コード通し孔を
有し、当ソケットが回転動しても外部電線の可動範囲を
もたせるようなスペースを確保する。また実際にはソケ
ット本体１が２連型になるように、同じ支持ケース２に
回転軸３を上下２ケ所設けたり、或いはそれ以上設ける
ことができる。
固定するよりも、支持ケース２に固定してその全体を埋
め込むようにすることが望ましい。その支持ケース２は
基本的には在来と同様、背後に外部電源コード通し孔を
有し、当ソケットが回転動しても外部電線の可動範囲を
もたせるようなスペースを確保する。また実際にはソケ
ット本体１が２連型になるように、同じ支持ケース２に
回転軸３を上下２ケ所設けたり、或いはそれ以上設ける
ことができる。
【０００９】なお本願における「上」、「下」、
「前」、「横」等の呼称は、当該ソケットを設置したと
きについて表現するものであり、プラグ差込口１Ａの外
に向けた方向を前とするものである。
「前」、「横」等の呼称は、当該ソケットを設置したと
きについて表現するものであり、プラグ差込口１Ａの外
に向けた方向を前とするものである。
【００１０】ソケット本体１ないしその支持ケース２の
プラグ差込口１Ａ側の上（前方から見て）縁及び両横縁
からは、フード状カバー４を突出形成しておくことが望
ましい。また使用にあたり、埋込み状態の本ソケットを
回転させプラグ差込口１Ａを前方に回すために指を掛け
られるような小くびれ（図示せず）をそこに形成した
り、あるいはプッシュボタンにより小回転して下方が飛
び出す仕掛けを設けることは任意である。
プラグ差込口１Ａ側の上（前方から見て）縁及び両横縁
からは、フード状カバー４を突出形成しておくことが望
ましい。また使用にあたり、埋込み状態の本ソケットを
回転させプラグ差込口１Ａを前方に回すために指を掛け
られるような小くびれ（図示せず）をそこに形成した
り、あるいはプッシュボタンにより小回転して下方が飛
び出す仕掛けを設けることは任意である。
【００１１】
【作用】本発明はこのような構成であるから、これを建
物の壁等に埋込み設置する際にはプラグ差込口１Ａが下
方を向くようにすると、そこは施工用の陥没穴内に納ま
り、前面（外面）は何もないフラット面となる。プラグ
差込みが必要なときは、図２の下段ソケットのように下
端を引出して小回転させれば、プラグ差込口１Ａは前方
ないし前下方向を向いて外部に飛び出すから、これにプ
ラグ５を差込めば図３のようになる。特に回転軸３が図
面のように上部前端寄りである場合には、重心の関係
上、自ずからそうなる。このような状態においては塵埃
がプラグ差込口近辺のブレード間に積もることは事実上
ありえないから、トラッキングは完全に予防できること
になる。
物の壁等に埋込み設置する際にはプラグ差込口１Ａが下
方を向くようにすると、そこは施工用の陥没穴内に納ま
り、前面（外面）は何もないフラット面となる。プラグ
差込みが必要なときは、図２の下段ソケットのように下
端を引出して小回転させれば、プラグ差込口１Ａは前方
ないし前下方向を向いて外部に飛び出すから、これにプ
ラグ５を差込めば図３のようになる。特に回転軸３が図
面のように上部前端寄りである場合には、重心の関係
上、自ずからそうなる。このような状態においては塵埃
がプラグ差込口近辺のブレード間に積もることは事実上
ありえないから、トラッキングは完全に予防できること
になる。
【００１２】
【発明の実施の形態】ソケット本体１のプラグ差込口１
Ａは規格通りの構造及び寸法間隔よりなる一対のブレー
ド挿入スリットであり、その内部も在来通りで、背後に
外部電源接続用の外部端子が設けられている。このソケ
ット本体１のプラグ差込口１Ａを下に向けたときにおけ
る両横と前面を覆うような略コ字形の覆いをこれに被せ
る。その際の覆いには、図面のようなフード状カバー４
が前方に向けて約１ｃｍ程度、突出形成される。またそ
の覆い付きソケット本体１の両横の上前端部において、
支持ケース２と内側で回転軸３で回転可能状に固定す
る。また図面のように上下二段の回転軸による二連型ソ
ケットとし、その部分を刳り貫いた前面プレート（図示
せず）を取り付けて施工完了とする。
Ａは規格通りの構造及び寸法間隔よりなる一対のブレー
ド挿入スリットであり、その内部も在来通りで、背後に
外部電源接続用の外部端子が設けられている。このソケ
ット本体１のプラグ差込口１Ａを下に向けたときにおけ
る両横と前面を覆うような略コ字形の覆いをこれに被せ
る。その際の覆いには、図面のようなフード状カバー４
が前方に向けて約１ｃｍ程度、突出形成される。またそ
の覆い付きソケット本体１の両横の上前端部において、
支持ケース２と内側で回転軸３で回転可能状に固定す
る。また図面のように上下二段の回転軸による二連型ソ
ケットとし、その部分を刳り貫いた前面プレート（図示
せず）を取り付けて施工完了とする。
【００１３】
【発明の効果】このように本発明によれば、複雑なセン
サー及び電源遮断構造などを一切要することなく、プラ
グとソケット間に塵埃が積もる要因を無くしてトラッキ
ングを事実上完全に予防でき、しかも非使用時にはプラ
グ差込口が露出しないから、内装の美観を損なわないと
同時に子供のいたずらなどによる感電事故を防止するの
に役立つ。また使用時も該ソケットの回転可動性により
プラグのコードの曲がりを緩和し、プラグが斜めで出幅
を少なくできるなどの効果がある。
サー及び電源遮断構造などを一切要することなく、プラ
グとソケット間に塵埃が積もる要因を無くしてトラッキ
ングを事実上完全に予防でき、しかも非使用時にはプラ
グ差込口が露出しないから、内装の美観を損なわないと
同時に子供のいたずらなどによる感電事故を防止するの
に役立つ。また使用時も該ソケットの回転可動性により
プラグのコードの曲がりを緩和し、プラグが斜めで出幅
を少なくできるなどの効果がある。
【図１】本発明一例の斜め下方より見た見取図
【図２】使用時を示す同様の見取図
【図３】プラグ接続の状態を示す側面図
１……ソケット本体 １Ａ……プラグ差込み口
２……支持ケース ３……回転軸
４……フード状カバー ５……プラグ
Claims (2)
- 【請求項１】ソケット本体１ないしその支持ケース２の
両横部に回転軸３を設け、これによりプラグ差込口１Ａ
を下向きにして建物等に埋込み設置した時に、該回転軸
３を軸にしてプラグ差込口１Ａが前ないし前下方を向く
ような回転可能状にしたことを特徴とするトラッキング
予防ソケット。 - 【請求項２】回転軸３を設ける位置が、ソケット本体１
ないしその支持ケース２の両横部において、プラグ差込
口１Ａの反対側かつ前端位置である請求項１記載のトラ
ッキング予防ソケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002075193A JP2003243085A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | トラッキング予防ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002075193A JP2003243085A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | トラッキング予防ソケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003243085A true JP2003243085A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27785208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002075193A Pending JP2003243085A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | トラッキング予防ソケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003243085A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011228221A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-10 | Mamoru Mori | コンセント口が複数の側面にある収納型コンセント |
| WO2012155357A1 (zh) * | 2011-05-19 | 2012-11-22 | Nie Pingsheng | 安全插座 |
-
2002
- 2002-02-12 JP JP2002075193A patent/JP2003243085A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011228221A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-10 | Mamoru Mori | コンセント口が複数の側面にある収納型コンセント |
| WO2012155357A1 (zh) * | 2011-05-19 | 2012-11-22 | Nie Pingsheng | 安全插座 |
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