JP2003242404A - 販売アシストサービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】提供される情報に対するユーザの関心を引き起
こして購買意欲を高めることができ、また、ユーザの注
意を喚起して確実に情報提供できるようにする。 【解決手段】ユーザが所持し、ユーザの属性及び呼称に
関する情報、情報を出力させる態様に関する指示を記録
するＩＣカードと、前記ユーザが情報提供を求めている
と判断すると、ＩＣカードＲ／Ｗ２５によりＩＣカード
からユーザの属性に関する情報を読み取り、この情報に
関連した情報を外部記憶装置２３から探し出し、前記探
し出した情報を、音声合成出力部２６および表示部２７
により、音声または画像もしくは音声および画像でユー
ザに提供する案内端末装置１とで構成される販売アシス
トサービスシステム。また、前記案内端末装置１は、前
記態様に関する指示に応じて情報を提供し、前記ユーザ
の呼称に関する情報が登録されている場合には、この呼
称を音声及び画像で出力することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な情報記
録媒体を利用してユーザに情報を提供する販売アシスト
サービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】携帯可能な情報記録媒体であるＩＣカー
ドは、磁気カード等に比べて大容量の情報を記憶するこ
とができる。このため、ＩＣカードに顧客の趣味・趣向
等に関する個人情報、ポイント等の特典に関する情報な
どを記録して、顧客対応のサービスを提供するシステム
が発明されている。

【０００３】例えば、特開２０００−１０５７８４号公
報（以下、文献１という）には、利用者の個人的な情報
や購入実績に基づいて、販売店の端末で推奨商品を提示
し、これによって顧客の満足度を向上させるとともに販
売額の増加を実現するシステムについて記載されてい
る。

【０００４】また、特開２００１−１８４４２６号公報
（以下、文献２という）には、ＩＣカードを持って来店
したときにポイントを加算したり、顧客が商品等を購入
したときにポイントを加算して、顧客の囲い込みを狙う
システムについて記載されている。このシステムでは、
インターネットサイトの特定情報にアクセスすると、そ
こに表示されているポイントをＩＣカードに加算し、顧
客がそのポイントを商品購入時に利用することができ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献１
の発明は、案内情報を画面や音声で案内することがで
き、ＩＣカードの利用回数当たりの販売額を増加させる
効果があるが、ＩＣカード当たりの店舗への来店回数を
増加させることには必ずしもつながらない。また、文献
１の発明は、顧客が端末を操作しなければならないこと
から、余程欲しい情報が提供されるか、その情報がない
とサービスを受けられないような特段の事情がない限
り、多くの人に気軽に利用してもらえる状況になりにく
い。

【０００６】文献２の発明は、ポイントを加算すること
で特定のサイトに繰り返しアクセスすることで、サイト
へのアクセスを増加させる効果があるが、必ずしも販売
店に利益をもたらすとは限らない。

【０００７】本発明は、以上のような問題点を解消する
ためになされたものであり、ＩＣカードを利用すること
により、顧客のみならず、販売店にとっても利点がある
販売アシストサービスシステムを提供することを目的と
する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明にかかる販売アシストサービスシステム
は、各種情報を書き換え可能に記録する携帯可能な情報
記録媒体と、少なくとも１つの案内端末装置とから構成
された販売アシストサービスシステムにおいて、情報記
録媒体は、ユーザの属性に関する情報を記録する属性情
報記録フィールドと、ユーザの名称に関する情報を記録
する呼称ＩＤ記録フィールドと、情報を出力させる態様
に関する指示を記録する出力態様フィールドとを備え、
案内端末装置は、情報記録媒体に記録された情報の読み
出しおよび書き込みをするリーダライタと、所定の情報
が記録された記録手段と、記録手段に記録されている情
報の中からリーダライタにより情報記録媒体から読み出
されたユーザの属性に関する情報に関連する情報を検索
する検索手段と、情報を音声合成して音声により出力す
る音声合成出力手段と、情報を画像により出力する表示
手段と、出力態様フィールドの指示に基づいて情報の出
力態様を決定し、この決定に基づいてリーダライタによ
り読み出されたユーザの名称に関する情報と検索手段に
より検索された情報を音声合成出力手段および表示手段
により出力させる出力制御手段とを備えたことを特徴と
する。この販売アシストサービスシステムによれば、ユ
ーザが所持しているＩＣカード等の情報記録媒体をリー
ダライタが認識すると、このリーダライタが属性情報記
録フィールドに記録されたユーザの趣味・趣向等の属性
に関する情報を読み出し、この属性に関連した記録手段
に記録されている情報と、呼称ＩＤ記録フィールドに記
録されているユーザの名称とが、音声または画像もしく
は音声および画像により出力される。

【０００９】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、情報記録媒体は、ユーザが購入した商品の履歴に関
する情報を記録する購買記録フィールドをさらに備え、
記録手段は、商品のライフサイクルに関する情報が記録
されたライフサイクルテーブルを備え、案内端末装置
は、購買記録フィールドとライフサイクルテーブルとを
比較して、購買記録フィールドに記録されている商品の
次回の購入予測時期を算出し、リーダライタが情報記録
媒体を認識した時期が購入予測時期に含まれるか否かを
判断する予測手段をさらに備え、出力制御手段は、予測
手段が購入予測時期に含まれると判断した商品に関する
情報を音声合成出力手段および表示手段により出力させ
るようにしてもよい。この販売アシストサービスシステ
ムによれば、情報記録媒体を所持しているユーザが以前
に消耗品を購入した場合、案内端末装置は、消耗品が消
耗する時期を予測して、その時期になるとユーザに消耗
品に関する情報を提供する。

【００１０】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、案内端末装置は、リーダライタにより認識した情報
記録媒体の位置情報に基づいて、音声合成出力手段また
は表示手段により出力する情報の位置情報を生成する位
置情報生成手段をさらに備え、出力制御手段は、位置情
報生成手段により生成された位置情報を音声合成出力手
段および表示手段により出力させるようにしてもよい。
この販売アシストサービスシステムによれば、案内端末
装置は、出力した情報に関する商品が店舗中に存在する
位置を出力する。

【００１１】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、案内端末装置は、分散配置された複数の案内端末装
置とネットワークで接続され、出力制御手段は、位置情
報生成手段が生成した位置情報を、分散配置された複数
の案内端末装置の音声合成出力手段および表示手段によ
り出力させるようにしてもよい。この販売アシストサー
ビスシステムによれば、店舗中に分散配置された複数の
案内端末装置は、それぞれの案内端末装置と協働して、
ユーザに提供した情報に関する商品の位置を出力する。

【００１２】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、出力態様フィールドは、音声により情報を出力する
か否かに関する情報を記録する音声案内有無記録フィー
ルドを備え、出力制御手段は、音声案内有無フィールド
に音声により情報を出力する指示が記録されている場合
に、出力手段から出力される情報を音声に合成して出力
する決定をするようにしてもよい。この販売アシストサ
ービスシステムによれば、音声案内有無記録フィールド
に音声により情報を出力する指示が記録されている場
合、案内端末装置は、音声により情報を出力する。

【００１３】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、出力態様フィールドは、画像により情報を出力する
か否かに関する情報を記録する画像案内有無記録フィー
ルドをさらに備え、出力制御手段は、画像案内有無記録
フィールドに画像により情報を出力する指示が記録され
ている場合に、出力手段から出力される情報を画像に合
成して出力する決定をするようにしてもよい。この販売
アシストサービスシステムによれば、画像案内有無記録
フィールドに画像により情報を出力する指示が記録され
ている場合、案内端末装置は、画像により情報を出力す
る。

【００１４】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、情報記録媒体は、ポイント等の特典を記録するポイ
ント記録フィールドと、カードリーダライタにより書き
込まれる情報を記録する一時情報記録フィールドと、こ
の一時情報記録フィールドに記録された情報に対応した
ポイント記録フィールドに記録するポイントに関する情
報を記録する特別ポイント記録フィールドと、一時情報
記録フィールドに記録された情報の有効期限に関する情
報を記録する有効期限フィールドとをさらに備え、案内
端末装置は、記録手段に記録されている情報のうち有効
期限が定められた一時的な情報と、この一時的な情報に
対応したポイントに関する情報と、有効期限とを、それ
ぞれ一時情報記録フィールドと、特別ポイント記録フィ
ールドと、有効期限フィールドとに記録し、有効期間内
に一時情報記録フィールドに記録された情報に基づいて
情報記録媒体を利用した場合に、ポイント記録フィール
ドに特別ポイント記録フィールドに記録されている情報
に基づいてポイントを記録するポイント付与手段をさら
に備えるようにしてもよい。この販売アシストサービス
システムによれば、案内端末装置は、ユーザに利用して
ほしい一時的なサービスなどに関する情報がある場合
に、その情報を事前に出力し、この出力した情報に基づ
いてユーザが店舗に訪れるまたはＩＣカード等の情報記
録媒体を利用すると、ユーザの情報記録媒体に通常のポ
イントとは異なる特別なポイントが加算される。

【００１５】上記販売アシストサービスシステムにおい
て、情報記録媒体は、非接触型の情報記録媒体であり、
出力制御手段は、リーダライタが情報記録媒体により案
内端末装置付近の電界強度が所定値を超えた状態で一定
時間経過したことを検出すると、各種情報を音声合成出
力手段および表示手段により出力させるようにしてもよ
い。この販売アシストサービスシステムによれば、案内
端末装置は、案内端末装置付近にＩＣカード等の情報記
録媒体を所持したユーザが所定時間とどまるあるいは案
内端末装置付近を所定の速度以下で通過した場合、ユー
ザが情報を提供されるのを期待していると判断し、情報
を出力する。なお、各種情報には、リーダライタにより
読み出されたユーザの名称に関する情報、検索手段によ
り検索された情報、予測手段が購入予測時期に含まれる
と判断した商品に関する情報、位置情報生成手段により
生成された位置情報などが含まれる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる販売アシス
トサービスシステムの実施の形態について、図面を参照
して説明する。図１は、販売アシストサービスシステム
を設置した店舗の模式図である。

【００１７】図１において、店舗１０内部および内部外
壁には商品等が陳列されている陳列棚１１が備えられて
おり、店舗１０内部の出入口１０−１付近には会計台１
２が設けられている。陳列棚１１には、分散して案内端
末装置１−１〜１−４が配設されており、それぞれと会
計台１２に備えられたレジスター２−１〜１−３とは、
通信回線１３によって電気的に接続されている。

【００１８】案内端末装置１−１〜１−４のそれぞれ
は、ＩＣカードを読み込む機能を有し、特に非接触ＩＣ
カードの場合は、そのＩＣカードを案内端末装置１の近
傍にかざすだけで情報交換を行うことができる。現状で
は、ＩＣカードの電界強度は、微少な値に規制されてい
るが、この規制が緩和された場合には、ＩＣカードを所
持したユーザが案内端末装置１の近傍を通過するだけ
で、情報交換を行うことが可能になる。なお、本実施の
形態では、情報記録媒体にＩＣカードを適用した例につ
いて説明するが、情報記録媒体は、各種情報を書き換え
可能に記録できる形態可能な情報記録媒体であればＩＣ
カードに限定されず、例えば磁気カードなど、必要に応
じて自由に変更することができる。

【００１９】レジスター２−１〜２−３のそれぞれは、
ＩＣカードへの書き込みやポイント追加機能を有し、通
信回線１３を介して電気的に接続された案内端末装置１
−１〜１−４と協働して、ＩＣカードを所持しているユ
ーザに対して情報提供や、ポイント等の各種サービスを
提供する。

【００２０】なお、店舗内の案内端末装置１、レジスタ
ー２、出入口１０−１、陳列棚１１、会計台１２の数量
および配置場所は、本実施の形態で示した構成に限定さ
れず、適宜自由に変形、変更することができる。また、
店舗１０の形状も必要に応じて自由に変形、変更するこ
とができる。

【００２１】次に、図２を参照して、案内端末装置１の
構成について説明する。図２は、案内端末装置１の構成
を示すブロック図である。図２において、案内端末装置
１は、ＣＰＵ２１と、メモリ２２と、外部記憶装置２３
と、Ｉ／Ｏ装置２４と、Ｉ／Ｆ２８と設けられ、それぞ
れがバス２９により接続されている。また、Ｉ／Ｏ装置
２４には、ＩＣカードＲ／Ｗ２５と、音声合成出力部２
６と、表示部２７とが接続されている。

【００２２】ＣＰＵ２１は、ハードウェアおよびソフト
フェアと協働することにより案内端末装置１全体の制
御、出力制御手段、音声合成、画像合成、検索手段、属
性関連情報検索、商品購入時期予測、ポイント付与手
段、位置情報生成手段、タイマ機能等の各種機能を実現
する。メモリ２２には、外部記憶装置２３に記憶されて
いるプログラム等が展開される。また、メモリ２２は、
ＩＣカードＲ／Ｗ２５によりユーザが所持しているＩＣ
カードから読み出した情報およびＩ／Ｆ２８を介して通
信回線１３から送られてくる情報を記憶する。外部記憶
装置２３は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク等の公知の記憶装置から構成され、案内端末装置１全
体の制御、出力態様決定手段、音声合成、出力手段、検
索手段、属性関連情報検索、商品購入時期予測、ポイン
ト付与手段、位置情報出力手段、タイマ機能などに関す
るプログラムが記憶されている。また、外部記憶装置２
３には、消耗品のライフサイクル、ユーザに提供する情
報、後述する一時情報などの各種情報も記録されてい
る。

【００２３】Ｉ／Ｏ装置２４は、出力制御手段を実現
し、ＣＰＵ２１の指示により、ＩＣカードＲ／Ｗ２５、
音声合成出力部２６および表示部２７と、この他の案内
端末装置１の構成要素との間の信号の入出力を行う。Ｉ
ＣカードＲ／Ｗ（リーダライタ）２５は、ユーザが所持
しているＩＣカードを認識し、このＩＣカードに記録さ
れている情報の読み出しおよび書き込みを行う。音声合
成出力部２６は、音声合成装置およびスピーカ等の音声
出力装置などから構成され、Ｉ／Ｏ装置２４から入力さ
れる信号を音声に合成し、ＩＣカードを所持しているユ
ーザに対して音声で情報を提供する。表示部２７は、デ
ィスプレイ等の公知の画面表示装置から構成され、Ｉ／
Ｏ装置２４から入力される信号を画面上に表示する。

【００２４】Ｉ／Ｆ２８は、通信回線１３に接続されて
おり、案内装置１−１〜４およびレジスター２−１〜３
のそれぞれと情報のやりとりをする。

【００２５】次に、図３を参照して、本実施の形態にか
かる販売アシストサービスシステムに使用されるＩＣカ
ードについて説明する。ＩＣカードには、各種情報を書
き換え可能に記録する情報記録部３−１が設けられてお
り、この情報記録部３−１には情報を分別して収納する
フィールドが複数設けられている。

【００２６】データＩＤ３１には、ユーザを識別するた
めのＩＤが記録されている。属性情報記録フィールド３
２は、ユーザの趣味、趣向等の個人情報が記録されてい
る。呼称ＩＤ記録フィールド３３には、ユーザを音声で
呼びかける際の名称または画面に表示するユーザの名称
に関する情報（呼称）が記録されている。この呼称は、
自分の名前、愛称、識別記号など自由に登録することが
できる。なお、ユーザのプライバシーを守るため、呼称
を登録しないようにすることもできる。

【００２７】音声案内有無記録フィールド３４には、ユ
ーザが案内端末装置１から情報の提供を受ける際に、音
声による情報提供を受けるか否かが記録されている。ユ
ーザは、案内端末装置１から音声により情報提供を受け
るか否かを選択することができる。画像案内有無記録フ
ィールド３５には、ユーザが案内端末装置１から情報の
提供を受ける際に、画像による情報提供を受けるか否か
が記録されている。ユーザは、案内端末装置１から画像
により情報提供を受けるか否かを選択することができ
る。なお、出力態様フィールドは、音声案内有無記録フ
ィールド３４と画像案内有無記録フィールド３５とによ
り構成される。

【００２８】購買記録フィールド３６には、ユーザが過
去に購入した商品または受けたサービスの数量、価格、
日付等に関する情報が記録されている。一時情報記録フ
ィールド３７には、案内端末装置１が所有する属性情報
記録フィールド３２に記録されているユーザの属性に関
連した情報、ユーザの属性に関係ない特別サービス品に
関する情報、タイムサービスに関する情報等の一時的な
情報（一時情報）およびこの一時情報をユーザが確認し
たか否かに関する情報が記録される。この一時情報記録
フィールド３７に記録された情報は、特別ポイント記録
フィールド３９および有効期限フィールド４０と対応づ
けて記録される。なお、一時情報記録フィールド３７、
特別ポイント記録フィールド３９および有効期限フィー
ルド４０は、案内端末装置１のみならずレジスター２、
ユーザが所有する端末装置などのその他の装置により情
報の読み出しおよび記録が行われる。ポイント記録フィ
ールド３８には、ユーザが獲得したポイント等の特典に
関する情報が記録される。

【００２９】特別ポイント記録フィールド３９には、一
時情報記録フィールド３７に記録された情報の利用の度
合いに応じたポイントが記録される。例えば、一時情報
記録フィールド３７に記録された情報を見た場合、一時
情報記録フィールド３７に記録された情報を見て店舗に
訪れた場合、一時情報記録フィールド３７に記録された
情報に対応した商品を購入した場合など、情報を利用し
た度合いに対応して重み付けを変えられたポイントが、
特別ポイント記録フィールド３９に記録される。有効期
限フィールド４０には、一時情報記録フィールド３７に
記録された情報の有効期限に関する情報が記録される。
一時情報記録フィールド３７に記録された情報の有効期
限が切れると、一時情報記録フィールド３７に記録され
た情報、一時情報記録フィールド３７に記録された情報
と対応づけて記録された特別ポイント記録フィールド３
９および有効期限フィールド４０に記録された情報は、
消去される。

【００３０】次に、図４〜６を参照して、本実施の形態
にかかる販売アシストサービスシステムの動作について
説明する。図４は、案内端末装置１の動作を示すフロー
チャートである。

【００３１】後述する通過速度判定によりユーザが案内
端末装置１から情報の提供を求めていると判断した場合
（ステップＳ４０１：ＹＥＳ）、案内端末装置１は、ユ
ーザに提供する情報があるか否かを判断する（ステップ
Ｓ４０２）。具体的には、案内端末装置１は、ＩＣカー
ドＲ／Ｗ２５によりユーザが所持しているＩＣカードの
属性情報記録フィールド３２に記録されている情報を読
み出し、この属性に関連した情報を外部記憶装置２３か
ら検出する。また、案内端末装置１は、ＩＣカードＲ／
Ｗ２５によりユーザが所有しているＩＣカードの購買記
録フィールド３６に記録されている情報を読み出し、こ
の情報の中に消耗品があるか否かを検出し、この消耗品
の購入時期と外部記憶装置２３に記録されている消耗品
のライフサイクルに関する情報とを比較し、ユーザが過
去に購入した消耗品が消耗する時期にあるか否かを判定
する。

【００３２】ユーザの属性に関連した情報がある、また
はユーザが過去に購入した消耗品が消耗する時期にある
場合（ステップＳ４０２：ＹＥＳ）、案内端末装置１
は、ユーザが呼称を登録しているか否か呼称ＩＤ記録フ
ィールド３３を確認する（ステップＳ４０３）。呼称Ｉ
Ｄ記録フィールド３３に呼称が登録してある場合は（ス
テップＳ４０３：ＹＥＳ）、案内端末装置１は、呼称Ｉ
Ｄ記録フィールド３３からユーザが登録した呼称に関す
る情報を読み出す（ステップＳ４０４）。プライバシー
を守る等の理由で、呼称ＩＤ記録フィールド３３に呼称
が登録してない場合は（ステップＳ４０３：ＮＯ）、ス
テップＳ４０５に進む。

【００３３】情報の提供方法を確認するため、案内端末
装置１は、音声案内有無記録フィールド３４および画像
案内有無記録フィールド３５に記録されている情報を読
み出す（ステップＳ４０５〜Ｓ４０７）。ユーザが音声
と画像により情報の提供を求める場合（ステップＳ４０
５、Ｓ４０６：ＹＥＳ）、案内端末装置１は、音声合成
出力部２６と表示部２７により音声と画像でＩＣカード
を所持しているユーザに情報を提供する。この際、呼称
ＩＤ記録フィールド３３に呼称が登録してある場合は
（ステップＳ４０３：ＹＥＳ）、この呼称を音声合成出
力部２６と表示部２７により音声および画像で出力す
る。案内端末装置１は、ユーザが登録した呼称を音声お
よび画像で出力することにより、ユーザの注意を喚起し
て、特定のユーザに効果的に情報を提供することができ
る。

【００３４】ユーザが音声により情報の提供を求める場
合（ステップＳ４０５：ＹＥＳ、ステップＳ４０６：Ｎ
Ｏ）、案内端末装置１は、音声合成出力部２６により音
声でＩＣカードを所持しているユーザに情報を提供す
る。この際、呼称ＩＤ記録フィールド３３に呼称が登録
してある場合は（ステップＳ４０３：ＹＥＳ）、この呼
称を音声合成出力部２６により音声で出力する。案内端
末装置１は、ユーザが登録した呼称を音声で出力するこ
とにより、ユーザの注意を喚起して、特定のユーザに効
果的に情報を提供することができる。

【００３５】ユーザが画像により情報の提供を求める場
合（ステップＳ４０５：ＮＯ、Ｓ４０７：ＹＥＳ）、案
内端末装置１は、表示部２７により画像でＩＣカードを
所持しているユーザに情報を提供する。この際、呼称Ｉ
Ｄ記録フィールド３３に呼称が登録してある場合は（ス
テップＳ４０３：ＹＥＳ）、この呼称を表示部２７によ
り画像で出力する。案内端末装置１は、ユーザが登録し
た呼称を画像で出力することにより、ユーザの注意を喚
起して、特定のユーザに効果的に情報を提供することが
できる。

【００３６】上述したように、本実施の形態にかかる販
売アシストサービスシステムは、ユーザごとにカスタマ
イズした情報をユーザに提供することにより、ユーザの
関心を引き起こし、この関心が購買意欲につながり、結
果として店舗側に利益をもたらすことができる。

【００３７】なお、ユーザが情報の提供を望まない場合
（ステップＳ４０５、Ｓ４０７：ＮＯ）、案内端末装置
１は、ＩＣカードを所持しているユーザに対する情報の
提供を行わないようにすることもできる。

【００３８】次に、図５を参照して、通過速度判定につ
いて説明する。図５は、通過速度判定の構成を示すフロ
ーチャートである。案内端末装置１は、ＩＣカードＲ／
Ｗ２５により、案内端末装置１付近の電界強度を測定す
る（ステップＳ５０１）。

【００３９】案内端末装置１は、ユーザが所持している
ＩＣカードの影響により案内端末装置１付近の電界強度
が所定の値を超えたことを検出すると（ステップＳ５０
２：ＹＥＳ）、所定値を超えた状態が継続している時間
を計測する（ステップＳ５０３）。ＩＣカードを所持し
たユーザが案内端末装置１付近に立ち止まるまたは遅い
速度で案内端末装置１付近を移動することにより、案内
端末装置１付近の電界強度が一定時間以上所定値を超え
た状態が続くと（ステップＳ５０４：ＹＥＳ）、案内端
末装置１は、ユーザが情報の提供を求めていると判定す
る（ステップＳ５０５）。案内端末装置１は、図４で説
明したステップＳ４０２へ進み、次の情報の提供を求め
るユーザを検出するためにタイマをリセットして（ステ
ップＳ５０７）、ステップＳ５０１へ戻る。

【００４０】ＩＣカードを所持したユーザが速い速度で
案内端末装置１付近を移動する等により、案内端末装置
１付近の電界強度が所定値を超えた状態で一定時間以上
続かなかった場合（ステップＳ５０４：ＮＯ）、案内端
末装置１は、ユーザが情報の提供を求めていないと判定
し（ステップＳ５０６）、情報の提供を求めるユーザを
検出するためタイマをリセットして（ステップＳ５０
７）、ステップＳ５０１へ戻る。

【００４１】上述したように本実施の形態にかかる販売
アシストサービスシステムは、ＩＣカードを所持したユ
ーザが、案内端末装置１付近に立ち止まるあるいは遅い
速度で案内端末装置１付近を移動すると、ユーザが情報
の提供を求めていると判定して、ユーザに対して情報の
提供を行うため、ユーザは、端末装置の操作をすること
なく気軽に案内端末装置１から情報提供を受けることが
できる。

【００４２】なお、案内端末装置１は、ＩＣカードを所
持しているユーザ対して情報を提供してる最中も、案内
端末装置１付近の電界強度を計測ようにすることもでき
る。これにより、情報を提供している途中にユーザが案
内端末装置１付近から離れた場合、案内端末装置１は、
情報の提供を途中で止め、他のユーザに対する情報の提
供を開始する。このような構成にすることにより、本実
施の形態にかかる販売アシストサービスシステムは、案
内端末装置１の無駄な動作を削減し、一人でも多くのユ
ーザに情報を提供することが可能になる。

【００４３】次に、図６を参照して、本実施の形態にか
かる販売アシストサービスシステムのポイント制度につ
いて説明する。図６は、ポイント付与の一例を示すフロ
ーチャートである。案内端末装置１またはレジスター２
は、ユーザの属性に関連した特別サービス品、属性に関
係ない期間限定の特別サービス品、店舗の会員限定のサ
ービス品等の一時的な情報（一時情報）が新たに外部記
憶装置２３にある場合（ステップＳ６０１：ＹＥＳ）、
この一時情報、一時情報関連した特別ポイント情報およ
び有効期限を、一時情報記録フィールド３７、特別ポイ
ント記録フィールド３９、有効期限フィールド４０に書
き込む（ステップＳ６０２）。外部記憶装置２３に一時
情報がない場合（ステップＳ６０１：ＮＯ）、案内端末
装置１は、ステップＳ６０３に示す処理に進む。

【００４４】案内端末装置１またはレジスター２は、一
時情報記録フィールド３７に一時情報が記録されている
か否かを読み出す（ステップＳ６０３）。一時情報記録
フィールド３７に一時情報が記録されている場合（ステ
ップＳ６０３：ＹＥＳ）、案内端末装置１またはレジス
ター２は、読み出した一時情報と対応づけて有効期限フ
ィールド４０に記録されている有効期限を確認する（ス
テップＳ６０４）。

【００４５】一時情報の有効期限が切れている場合（ス
テップＳ６０４：ＮＯ）、案内端末装置１またはレジス
ター２は、有効期限が切れている一時情報、この一時情
報関に対応づけて記録されている特別ポイント情報およ
び有効期限を、一時情報記録フィールド３７、特別情報
記録フィールド３９および有効期限フィールド４０から
消去する（ステップＳ６０９）。

【００４６】一時情報の有効期限が期限内にある場合
（ステップＳ６０４）、本実施の形態における販売アシ
ストサービスシステムは、ユーザが一時情報を利用した
程度に応じて、ユーザにポイント等の特典を付与する度
合いを変化させる。まず、案内端末装置１またはレジス
ター２は、ユーザが既に一時情報を確認したか否かを一
時情報記録フィールド３７を読み出すことにより確認す
る（ステップＳ６０５）。ユーザは、店舗に設けられた
案内端末装置１やユーザが所有するＩＣカードのカード
リーダライタが備えられた端末装置、Ｌモード（登録商
標）の等の簡易端末装置などにより、ＩＣカードに記録
されている一時情報を音声または画像で確認することが
できる。

【００４７】ユーザが一時情報を確認し（ステップＳ６
０５：ＹＥＳ）、かつこの一時情報に関連した商品を購
入またはサービス受けた場合（ステップＳ６０６：ＹＥ
Ｓ）、案内端末装置１またはレジスター２は、一時情報
に対応づけて特別ポイント記録フィールド３９に記録さ
れている特別ポイント情報に基づいて、ポイント記録フ
ィールド３８に特別ポイントを記録する。ユーザが一時
情報を確認したものの（ステップＳ６０５：ＹＥＳ）、
この一時情報に関連した商品を購入またはサービスを受
けなかった場合（ステップＳ６０６：ＮＯ）、案内端末
装置１またはレジスター２は、一時情報に対応づけて特
別ポイント記録フィールド３９に記録されている特別ポ
イント情報に基づいて、ポイント記録フィールド３８に
特別ポイントを記録する。なお、この場合、ユーザに
は、一時情報に関連した商品を購入またはサービスを受
けた場合より少ないポイントが付与される。

【００４８】上述したように本実施の形態にかかる販売
アシストサービスシステムは、ユーザが一時情報を利用
した程度に応じて特別ポイントをユーザに付与するよう
にしたことにより、ユーザが一時情報を確認する割合が
向上し、これは店舗および一時情報に関連した商品また
はサービスの宣伝効果を向上させ、結果として店舗への
集客効果および利益の向上を図ることができる。

【００４９】なお、ユーザは、店舗に設けられた案内端
末装置１やユーザが所有するＩＣカードのカードリーダ
ライタが備えられた端末装置、Ｌモード（登録商標）の
等の簡易端末装置などにより、獲得したポイントや特別
ポイント等を確認することができる。

【００５０】本実施の形態において、案内端末装置１
は、ＩＣカード所持したユーザを検出した案内端末装置
１の位置情報に基づいて、このＩＣカードを所持したユ
ーザに提供する情報の商品またはサービスの位置情報
を、音声または画像により提供することができる。これ
により、ユーザは、大型店舗や複雑な店舗においても、
情報提供された商品またはサービスの位置を確実に知る
ことができる。また、案内端末装置１は、店舗内に分散
配置された他の案内端末装置１と協働して、ユーザを、
ユーザに情報提供した商品またはサービスの場所へ案内
するようにすることができる。これにより、ユーザは、
大型店舗や複雑な店舗において、情報提供を受けた商品
またはサービスの場所の近くの案内端末装置１まで店舗
１０内に分散配置された案内端末装置１を辿ることによ
り、商品またはサービスの位置情報を覚えることなく容
易にたどり着くことができる。

【００５１】なお、本実施の形態において、属性情報記
録フィールド３２には、他の端末装置により新たな情報
を記録したり、記録されている情報を更新したりするこ
とができる。例えば、病院等に備えられた端末装置によ
り、健康状態等に関する情報を属性情報記録フィールド
３２に記録することもできる。これにより、案内端末装
置１は、ユーザの健康状態を配慮した食品等の情報を提
供するなど、ユーザに対してきめ細かなサービスを提供
することが可能になる。

【００５２】また、本実施の形態において、ユーザは、
インターネットにより一時情報の提供を受けるようにす
ることもできる。これは、ユーザが所有するインターネ
ットと接続できる端末装置に、ＩＣカードのカードリー
ダライタを設けることにより実現することができる。こ
のような構成にすることにより、本実施の形態にかかる
販売アシストサービスシステムは、インターネットから
一時情報の提供を受けてから店舗に訪れたまたは情報の
提供を受けた商品を購入したユーザに対してさらなるポ
イントの付与等を行うことにより、集客効果および利益
の向上を期待できる。

【００５３】また、本実施の形態において、ＩＣカード
を所持したユーザが案内端末装置１付近に止まるあるい
は案内端末装置１付近を遅い速度で通過することによ
り、案内端末装置１から情報が提供されるように説明し
たが、ＩＣカードをＩＣカードＲ／Ｗ２５にかざすまた
は差し込むことにより案内端末装置１から情報提供を受
けるようにすることもできる。

【００５４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声または画像もしくは音声および画像によりユーザの
属性に関連した情報が提供されるため、提供される情報
に対するユーザの関心を引き起こし、ユーザの購買意欲
を高めることができる。これにより、ユーザは必要とし
ている情報のみを得ることができ、販売店は売り上げの
増加が期待できる。また、本発明によれば、ユーザが登
録した呼称が、音声または画像もしくは音声および画像
により出力されるため、提供する情報に対するユーザの
注意を喚起して、確実に情報をユーザに提供することが
できる。さらに、本発明によれば、情報を提供する方法
をユーザが選択できるため、ユーザのプライバシーを守
ることができる。

【００５５】また、本発明によれば、ユーザに提供され
た情報の利用の度合いに応じて、ユーザに付与するポイ
ント等の特典の重み付けを変化させることができるた
め、ユーザは提供された情報を積極的に利用することに
より特典を得ることができ、販売店は集客効果およびユ
ーザの購買意欲の向上を図ることができる。また、本発
明によれば、ユーザに提供した情報の位置情報をもユー
ザに提供することができるため、ユーザは提供された情
報の位置を探す手間を省くことができる。さらに、本発
明によれば、店舗内に分散配置された案内端末装置が協
働することによりユーザに提供した情報の位置までユー
ザを案内することができるため、ユーザはより容易に提
供された情報の店舗内の位置にたどり着くことができ
る。さらに、本発明によれば、非接触型のＩＣカードを
利用することにより、ユーザは端末装置の煩わしい操作
が不要になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 販売アシストサービスシステムを設置した店
舗の模式図である。

【図２】 案内端末装置１の構成を示すブロック図であ
る。

【図３】 ＩＣカードの情報記録部３−１に記録される
情報の構成を示す模式図である。

【図４】 案内端末装置１の動作を示すフローチャート
である。

【図５】 通過速度判定の構成を示すフローチャートで
ある。

【図６】 ポイント付与の一例を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１，１−１〜１−４…案内端末装置、２−１〜２−３…
レジスター、３−１…情報記録部、１０…店舗、１０−
１…出入口、１１…陳列棚、１２…会計台、１３…通信
回線、２１…ＣＰＵ、２２…メモリ、２３…外部記憶装
置、２４…Ｉ／Ｏ装置、２５…ＩＣカードＲ／Ｗ、２６
…音声合成出力部、２７…表示部、２８…Ｉ／Ｆ、２９
…バス、３１…データＩＤ、３２…属性情報記録フィー
ルド、３３…呼称ＩＤ記録フィールド、３４…音声案内
有無記録フィールド、３５…画像案内有無記録フィール
ド、３６…購買記録フィールド、３７…一時情報記録フ
ィールド、３８…ポイント記録フィールド、３９…特別
ポイント記録フィールド、４０…有効期限フィールド。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種情報を書き換え可能に記録する携帯
   可能な情報記録媒体と、少なくとも１つの案内端末装置
   とから構成された販売アシストサービスシステムにおい
   て、 前記情報記録媒体は、 ユーザの属性に関する情報を記録する属性情報記録フィ
   ールドと、 ユーザの名称に関する情報を記録する呼称ＩＤ記録フィ
   ールドと、 情報を出力させる態様に関する指示を記録する出力態様
   フィールドとを備え、 前記案内端末装置は、 前記情報記録媒体に記録された情報の読み出しおよび書
   き込みをするリーダライタと、 所定の情報が記録された記録手段と、 前記記録手段に記録されている情報の中から前記リーダ
   ライタにより前記情報記録媒体から読み出された前記ユ
   ーザの属性に関する情報に関連する情報を検索する検索
   手段と、 情報を音声合成して音声により出力する音声合成出力手
   段と、 情報を画像により出力する表示手段と、 前記出力態様フィールドの指示に基づいて情報の出力態
   様を決定し、この決定に基づいて前記リーダライタによ
   り読み出されたユーザの名称に関する情報と前記検索手
   段により検索された情報を前記音声合成出力手段および
   前記表示手段により出力させる出力制御手段とを備えた
   ことを特徴とする販売アシストサービスシステム。
2. 【請求項２】 請求項１記載の販売アシストサービスシ
   ステムにおいて、 前記情報記録媒体は、 ユーザが購入した商品の履歴に関する情報を記録する購
   買記録フィールドをさらに備え、 前記記録手段は、 商品のライフサイクルに関する情報が記録されたライフ
   サイクルテーブルを備え、 前記案内端末装置は、 前記購買記録フィールドと前記ライフサイクルテーブル
   とを比較して、前記購買記録フィールドに記録されてい
   る商品の次回の購入予測時期を算出し、前記リーダライ
   タが前記情報記録媒体を認識した時期が前記購入予測時
   期に含まれるか否かを判断する予測手段をさらに備え、 前記出力制御手段は、前記出力態様フィールドの指示に
   基づいて情報の出力態様を決定し、この決定に基づいて
   前記予測手段が前記購入予測時期に含まれると判断した
   商品に関する情報を前記音声合成出力手段および前記表
   示手段により出力させることを特徴とする販売アシスト
   サービスシステム。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載の販売アシストサ
   ービスシステムにおいて、 前記案内端末装置は、 前記リーダライタにより認識した情報記録媒体の位置情
   報に基づいて、前記音声合成出力手段または前記表示手
   段により出力する情報の位置情報を生成する位置情報生
   成手段をさらに備え、 前記出力制御手段は、前記出力態様フィールドの指示に
   基づいて情報の出力態様を決定し、この決定に基づいて
   前記位置情報生成手段により生成された位置情報を前記
   音声合成出力手段および前記表示手段により出力させる
   ことを特徴とする販売アシストサービスシステム。
4. 【請求項４】 請求項３記載の販売アシストサービスシ
   ステムにおいて、 前記案内端末装置は、分散配置された複数の前記案内端
   末装置とネットワークで接続され、 前記出力制御手段は、前記出力態様フィールドの指示に
   基づいて情報の出力態様を決定し、この決定に基づいて
   前記位置情報生成手段が生成した位置情報を、分散配置
   された複数の前記案内端末装置の前記音声合成出力手段
   および前記表示手段により出力させることを特徴とする
   販売アシストサービスシステム。
5. 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれかに記載の販
   売アシストサービスシステムにおいて、 前記出力態様フィールドは、 音声により情報を出力するか否かに関する情報を記録す
   る音声案内有無記録フィールドを備え、 前記出力制御手段は、前記音声案内有無フィールドに音
   声により情報を出力する指示が記録されている場合に、
   前記出力手段から出力される情報を音声に合成して出力
   する決定をすることを特徴とする販売アシストサービス
   システム。
6. 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれかに記載の販
   売アシストサービスシステムにおいて、 前記出力態様フィールドは、 画像により情報を出力するか否かに関する情報を記録す
   る画像案内有無記録フィールドをさらに備え、 前記出力制御手段は、前記画像案内有無記録フィールド
   に画像により情報を出力する指示が記録されている場合
   に、前記出力手段から出力される情報を画像に合成して
   出力する決定をすることを特徴とする販売アシストサー
   ビスシステム。
7. 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれかに記載の販
   売アシストサービスシステムにおいて、 前記情報記録媒体は、 ポイント等の特典を記録するポイント記録フィールド
   と、 前記カードリーダライタにより書き込まれる情報を記録
   する一時情報記録フィールドと、 この一時情報記録フィールドに記録された情報に対応し
   た前記ポイント記録フィールドに記録するポイントに関
   する情報を記録する特別ポイント記録フィールドと、 前記一時情報記録フィールドに記録された情報の有効期
   限に関する情報を記録する有効期限フィールドとをさら
   に備え、 前記案内端末装置は、 前記記録手段に記録されている情報のうち有効期限が定
   められた一時的な情報と、この一時的な情報に対応した
   ポイントに関する情報と、前記有効期限とを、それぞれ
   前記一時情報記録フィールドと、前記特別ポイント記録
   フィールドと、前記有効期限フィールドとに記録し、前
   記有効期間内に前記一時情報記録フィールドに記録され
   た情報に基づいて前記情報記録媒体を利用した場合に、
   前記ポイント記録フィールドに前記特別ポイント記録フ
   ィールドに記録されている情報に基づいてポイントを記
   録するポイント付与手段をさらに備えたことを特徴とす
   る販売アシストサービスシステム。
8. 【請求項８】 請求項１ないし７のいずれかに記載の販
   売アシストサービスシステムにおいて、 前記情報記録媒体は、非接触型の情報記録媒体であり、 前記出力制御手段は、前記リーダライタが前記情報記録
   媒体により前記案内端末装置付近の電界強度が所定値を
   超えた状態で一定時間経過したことを検出すると、各種
   情報を前記音声合成出力手段および前記表示手段により
   出力させることを特徴とする販売アシストサービスシス
   テム。