JP2001216450A - 移動情報収集方法、情報管理システム及び電子クーポン送付システム - Google Patents

移動情報収集方法、情報管理システム及び電子クーポン送付システム

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JP2001216450A
JP2001216450A JP2000025474A JP2000025474A JP2001216450A JP 2001216450 A JP2001216450 A JP 2001216450A JP 2000025474 A JP2000025474 A JP 2000025474A JP 2000025474 A JP2000025474 A JP 2000025474A JP 2001216450 A JP2001216450 A JP 2001216450A
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wireless
portable terminal
electronic coupon
base station
terminal
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JP2000025474A
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English (en)
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Takeshi Saito
健 斉藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に関する情報のより詳細な分析を可能と
する情報管理システムを提供すること。 【解決手段】 店舗内の複数の箇所に無線LANの無線
基地局101〜109を配置し、各無線基地局は自局の
管轄内に移動してきた携帯端末100へ無線LANを介
して端末IDの通知を要求し、無線LANを介して無線
携帯端末100からその無線基地局へ端末IDを通知
し、その無線基地局からサーバ装置へその端末IDを通
知し、サーバ装置は通知された端末IDとそれを通知し
た無線基地局が配置された売り場を示す情報とを含む管
理情報を記録する。また、出入口の無線基地局102か
ら携帯端末100へ電子クーポンを送付し、これをレジ
の無線基地局101により回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗等に配置され
る情報管理システム及び電子クーポン送付システム並び
に移動情報収集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンビニエンスストアやスーパー
マーケット等の小売店などで、POSシステムを用いた
顧客分析/購入動向分析が盛んである。これは、いわゆ
るレジスタにおいて顧客が購入した物品や金額について
の情報をデータベースに記録し、これを分析することに
よって、いわゆる「消費傾向」や「売れ筋商品」の分析
等に役立てる試みである。
【0003】一方、従来から小売店等の販売促進のため
に割引クーポンやサービスクーポン等がよく使用されて
いるが、この割引クーポンやサービスクーポン等の電子
化が検討されてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、顧客
が店舗内のどのコーナーをどのように移動したかといっ
た情報の収集や分析を行うことはできなかった。
【0005】また、従来のPOSシステムにおいて、
「どのユーザが、どういう商品を購入したか」、さらに
はもう一歩踏み込んで「どのユーザが、店内をどのよう
に歩き回り、どのコーナーから、どの品とどの品を購入
したか」等の分析は、「データベースの入力」がレジス
タに限られている現状では不可能である。
【0006】また、従来の電子クーポンシステムでは、
店舗内に居る客(の持つPDA等)に電子的なクーポン
を配付し回収するために、公衆回線を利用したり、コネ
クタの脱着をしたりする必要があり、経済性や利便性の
点で問題が残されていた。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、顧客等の施設利用者に関する情報のより詳細な分
析を可能とする移動情報収集方法及び情報管理システム
を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、通信プロバイダを介さずに事業者等の側の
システムと個人の機器との間で容易に各種クーポンの送
受を可能とする情報管理システム及び電子クーポン送付
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
施設内の複数の箇所に無線LANの無線基地局を配置し
て、無線携帯端末を所持する利用者の該施設内の移動に
関する情報を収集する移動情報収集方法であって、前記
無線基地局とサーバ装置がローカルエリアネットワーク
にて接続され、前記無線基地局は、自局の管轄内に移動
してきた無線携帯端末へ前記無線LANを介して、端末
識別子の通知を要求し、前記無線LANを介して前記無
線携帯端末から前記無線基地局へ、該無線携帯端末の端
末識別子を通知し、前記無線基地局から前記サーバ装置
へ、前記端末識別子を通知し、前記サーバ装置は、通知
された前記端末識別子と、該端末識別子を通知した前記
無線基地局の配置個所に関連する情報とを含む管理情報
を記録することを特徴とする。
【0010】本発明(請求項2)は、施設内の複数の箇
所に無線LANの無線基地局を配置して、無線携帯端末
を所持する利用者の該施設内の移動に関する情報を収集
する情報管理システムであって、前記無線基地局は、自
局の管轄内に移動してきた無線携帯端末へ前記無線LA
Nを介して端末識別子の通知を要求する手段と、前記無
線LANを介して前記無線携帯端末から端末識別子を受
信する手段と、受信した前記端末識別子をサーバ装置に
通知する手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線基
地局から前記端末識別子の通知を受ける手段と、通知さ
れた前記端末識別子と、該端末識別子を通知した前記無
線基地局の配置個所に関連する情報とを含む管理情報を
記録する手段とを備え、前記無線基地局と前記サーバ装
置とはローカルエリアネットワークにて接続されること
を特徴とする。
【0011】好ましくは、前記無線基地局は、自局の管
轄内に移動してきた前記無線携帯端末が一定時間以上自
局の管轄内に留まっているか否かを判断する手段を更に
備え、自局の管轄内に移動してきた前記無線携帯端末が
一定時間以上自局の管轄内に留まっていると判断された
場合にのみ、該無線携帯端末の端末識別子を前記サーバ
装置に通知するようにしてもよい。
【0012】好ましくは、前記無線携帯端末が一定時間
以上自局の管轄内に留まっているか否かの判断を、繰り
返し行い、前記無線携帯端末が一定時間以上自局の管轄
内に留まっていると判断される毎に、該無線携帯端末の
端末識別子を前記サーバ装置に通知するようにしてもよ
い。
【0013】好ましくは、前記管理情報は、前記無線基
地局が自局の管轄内に前記無線携帯端末を検出した時間
を示す情報をも含むようにしてもよい。
【0014】好ましくは、前記複数の無線基地局のうち
電子クーポンの送付にも用いる無線基地局は、前記サー
バ装置に通知した前記端末識別子を持つ無線携帯端末が
電子クーポンの送付対象であるか否かの通知を該サーバ
装置から受信する手段と、前記無線携帯端末が電子クー
ポンの送付対象である旨の通知を受信した場合に、前記
無線LANを介して前記無線携帯端末から電子クーポン
の送付に必要な情報を取得する手段と、取得した前記電
子クーポンの送付に必要な情報に基づいて、前記サーバ
装置へ、前記無線携帯端末に送付すべき電子クーポンま
たはそのクーポン識別子の送信を要求する手段と、前記
サーバ装置から前記無線携帯端末へ送付すべき電子クー
ポンまたはそのクーポン識別子を受信する手段と、前記
サーバ装置から受信した電子クーポンまたは前記サーバ
装置から受信したクーポン識別子により示される電子ク
ーポンを前記無線LANを介して前記無線携帯端末に送
信する手段とを更に備え、前記サーバ装置は、前記無線
基地局から受信した前記端末識別子を持つ無線携帯端末
に送付すべき電子クーポンを特定する手段と、特定され
た前記電子クーポンまたはそのクーポン識別子を、前記
無線基地局に送信する手段とを備えるようにしてもよ
い。
【0015】好ましくは、前記サーバ装置は、電子クー
ポンの送付対象とする無線携帯端末の端末識別子に関す
る情報を参照して、前記無線基地局から受信した前記端
末識別子を持つ無線携帯端末が電子クーポンの送付対象
か否かを判断する手段を更に備え、前記端末識別子を持
つ無線携帯端末が電子クーポンの送付対象であると判断
された場合にのみ、該無線携帯端末に送付すべき電子ク
ーポンを特定するようにしてもよい。
【0016】好ましくは、前記サーバ装置は、端末識別
子の端末識別子と該無線携帯端末へ送付した電子クーポ
ンを示すクーポン識別子と送付時間とを含む情報を参照
して、特定された前記電子クーポンが、一定時間以内
に、同一の無線携帯端末に既に送付されたか否かを判断
する手段を更に備え、特定された前記電子クーポンのう
ち、一定時間以内に、同一の無線携帯端末に未だ送付さ
れていないと判断された電子クーポンまたはそのクーポ
ン識別子のみを、前記無線基地局に送信するようにして
もよい。
【0017】好ましくは、前記電子クーポンの送付にも
用いる無線基地局は前記施設の出入口に設置されたもの
であるようにしてもよい。
【0018】好ましくは、前記施設は小売店舗であり、
前記無線基地局は小売店舗内の複数箇所に配置され、前
記無線基地局の配置個所に関連する情報は該無線基地局
が配置された売り場を示す情報であるようにしてもよ
い。
【0019】好ましくは、前記管理情報は、少なくと
も、ユーザの無線携帯端末の端末識別子、該端末識別子
を通知した前記無線基地局が配置された売り場を示す情
報及び該無線基地局が該無線携帯端末を検出した時間を
示す情報、並びにレジスタ装置から入力された該ユーザ
が購入した商品に関する情報を含むようにしてもよい。
【0020】好ましくは、前記無線基地局のうちの少な
くとも一つは、前記レジスタ装置の近傍に配置されたも
のであるようにしてもよい。
【0021】好ましくは、前記レジスタ装置の近傍に配
置された無線基地局は、前記無線LANを介して前記無
線携帯端末から電子クーポンを回収する手段と、前記無
線携帯端末から回収した電子クーポンを前記サーバ装置
へ通知する手段とを更に備え、前記サーバ装置は、通知
された前記電子クーポンに対応するサービスの実行を指
示する手段とを更に備えるようにしてもよい。
【0022】好ましくは、前記管理情報は、各端末識別
子の無線携帯端末に送付した電子クーポンに関する情報
及び各端末識別子の無線携帯端末から回収した電子クー
ポンに関する情報をも含むようにしてもよい。
【0023】本発明(請求項15)は、電子クーポンに
関係する情報を管理するサーバ装置及び無線LANの無
線基地局を備え、無線LANを用いて無線携帯端末に電
子クーポンを送付する電子クーポン送付システムであっ
て、前記無線基地局は、自局の管轄内に移動してきた無
線携帯端末へ前記無線LANを介して端末識別子の通知
を要求する手段と、前記無線LANを介して前記無線携
帯端末から端末識別子を受信する手段と、受信した前記
端末識別子を前記サーバ装置に通知する手段と、前記サ
ーバ装置から前記無線携帯端末へ送付すべき電子クーポ
ンまたはそのクーポン識別子を受信する手段と、前記サ
ーバ装置から受信した電子クーポンまたは前記サーバ装
置から受信したクーポン識別子により示される電子クー
ポンを前記無線LANを介して前記無線携帯端末に送信
する手段とを備え、前記サーバ装置は、前記無線基地局
から前記端末識別子の通知を受ける手段と、電子クーポ
ンの送付対象とする無線携帯端末の端末識別子に関する
情報を参照して、受信した前記端末識別子を持つ無線携
帯端末が電子クーポンの送付対象か否かを判断する手段
と、前記端末識別子を持つ無線携帯端末が電子クーポン
の送付対象であると判断された場合に、該無線携帯端末
に送付すべき電子クーポンを特定する手段と、前記端末
識別子と前記無線携帯端末へ送付した電子クーポンを示
すクーポン識別子と送付時間とを含む情報を参照して、
特定された前記電子クーポンが、一定時間以内に、同一
の無線携帯端末に既に送付されたか否かを判断する手段
と、特定された前記電子クーポンのうち、一定時間以内
に、同一の無線携帯端末に未だ送付されていないと判断
された電子クーポンまたはそのクーポン識別子のみを、
前記無線基地局に送信する手段とを備えたことを特徴と
する。
【0024】なお、装置やシステムに係る本発明は方法
に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置や
システムに係る発明としても成立する。また、システム
に係る本発明は無線携帯端末に係る発明や無線基地局に
係る発明やサーバ装置に係る発明としても成立する。ま
た、各発明に係るサブクレームは他の発明に係るサブク
レームとしても成立する。
【0025】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0026】さて、最近ではbluetooth等のい
わゆる「無線LAN」の機能を搭載した携帯機器が急速
に普及することが予測される。この無線LANには、い
わゆるデータ通信の機能のみならず、「どのユーザがど
の位置に存在するか」等の情報を入手させる手段を提供
し得る。これは、例えば、特定の位置にある無線基地局
の管轄内にある携帯端末は、その無線基地局の周辺にあ
ると仮定することにより行うことができる。そこで、本
発明では、施設内の複数の箇所に無線LANの無線基地
局を配置して、無線携帯端末を所持する利用者の該施設
内の移動に関する情報を収集するようにした。また、通
信プロバイダを介さずに無線LANを無線携帯端末への
電子クーポンの送付やその回収に利用するようにした。
【0027】本発明では、無線基地局は自局の管轄内に
移動してきた無線携帯端末へ無線LANを介して端末識
別子の通知を要求し、無線LANを介して無線携帯端末
から無線基地局へ端末識別子を通知し、無線基地局から
サーバ装置へその端末識別子を通知し、サーバ装置は、
通知された端末識別子と、該端末識別子を通知した無線
基地局の配置個所に関連する情報とを含む管理情報を記
録する。
【0028】このように本発明によれば、顧客等の施設
利用者に関する情報のより詳細な分析が可能になる。
【0029】また、本発明では、例えば店舗等の出入口
の無線基地局から無線LANを介して無線携帯端末へ電
子クーポンを送付し、また例えば店舗等のレジの無線基
地局により無線LANを介して無線携帯端末から電子ク
ーポンを回収する。
【0030】このように本発明によれば、通信プロバイ
ダを介さずに事業者等の側のシステムと利用者側の無線
携帯端末との間で電子クーポンの送受が可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0032】本実施形態では、例えばいわゆる割引クー
ポンやサービスクーポンなどのように通常一定の条件に
従って呈示等することによって一定の割引、無償譲受、
優待あるいは特典等を受けることができるような券もし
くはこれに類するものを電子化したもの(情報)を、電
子クーポンと呼ぶ。
【0033】本実施形態では、電子クーポンの配布等を
行い、また電子クーポンの呈示等を受け該当する割引や
無償譲渡等を行う施設として、例えば種々の物を販売す
る店舗や種々のサービスを有償で提供する店舗や種々の
物を賃貸する店舗等であって、客が店舗内の各エリア
(コーナー)を品物等を見ながら歩き回るような店舗等
(具体例としては、スーパーマーケットやコンビニエン
スストアやそれらに類するものの他、書店、カフェテリ
ア方式の飲食店、レンタルビデオ店など、多くの種類の
店が該当する)を想定して説明する。以下では、店舗や
客というような言葉を使ってこの実施の形態を説明する
が、もちろん本発明は店舗以外や営利目的以外の施設も
しくは場所などにも適用可能である。
【0034】本実施形態では、ある施設等を利用する
(全てのもしくは一定の条件を満たす)者、例えば店舗
内に居る(全てのもしくは一定の条件を満たす)客を対
象として、電子クーポンを、電子的に配布/回収するも
のである。店舗側システムから電子クーポンを配布/回
収する対象となる装置は、客の所持する携帯型の装置で
ある。この携帯型の装置は、携帯電話やPDA等のよう
に本来の機能を持つ装置に電子クーポンのための機能を
付加したものでもよいし、電子クーポン専用の装置でも
よいが、以下では、それらを総称して携帯端末と呼ぶ。
【0035】本実施形態では、店舗側システムと客の所
持する携帯端末との間での電子クーポンの送受信に用い
る通信メディアには、いわゆる無線LANを用いるもの
としている。以下では、無線LANシステムの一つであ
るBluetoothを用いた場合を想定して説明する
が、もちろん本発明はBluetooth以外の無線L
ANシステムでも実施可能である。なお、blueto
othは、携帯端末に広く内蔵されることが期待されて
いる無線方式であり、近距離のワイヤレス通信を司るも
のである(例えば「http://www.bluet
oth.com」に詳しく開示されている)。
【0036】また、本実施形態では、施設等の内部の複
数箇所に無線LANの無線基地局(電子クーポンの送信
/受信に用いる無線基地局を含む)を設置し、その施設
等の利用者の保持する携帯端末を検出することによっ
て、その利用者の施設等の内部の移動に関する履歴デー
タの記録を行う。
【0037】以下では、小売店舗内において、電子クー
ポンの自動送付と、客の店舗内の移動に関する履歴デー
タの収集を行うシステムの例について説明する。
【0038】図1に、本実施形態に係る情報管理システ
ムの構成例を示す。また、図2に、この情報管理システ
ムにおける無線基地局の店舗内への配置例を示す。な
お、図2において無線基地局を星印で示す。
【0039】この情報管理システムは、レジスタ20
1、店舗内に居る客の所持する携帯端末(無線携帯端
末)100との間で電子クーポンに関するやり取りを行
うための無線基地局101,102、店舗内に居る客の
所持する携帯端末100の現在位置を検出し把握するた
めに各エリア(コーナー)に配置された無線基地局10
3〜109、電子クーポンに関する情報やユーザ管理情
報等を管理する情報管理サーバ202、イーサネット2
10を備えている。
【0040】例えば、店舗の出入口に無線基地局102
が配置され、店舗内のいわゆるレジもしくは会計と呼ば
れるエリアにある机に、レジスタ201と無線基地局1
01が配置され、このエリア内もしくは店の奥の管理室
等に、情報管理サーバ202が配置され、店内の各コー
ナーに無線基地局103〜109がそれぞれ配置され、
それらがイーサネット103で接続されている。
【0041】本実施形態では、出入口に設置された無線
基地局102にて電子クーポンの携帯端末への送信を行
い、会計(レジ)の無線基地局101にて電子クーポン
の回収を行うものとする。また、その他の無線基地局
(103〜109)では、電子クーポンの送受信は行わ
ないものとする。
【0042】イーサネット上の通信は、昨今のコンピュ
ータ通信アプリケーション(例えばPOS処理アプリケ
ーション)の大半がTCP/IPベースになっているこ
とから、レジスタ101と無線基地局102と情報管理
サーバ202との間の通信は、これに従い、TCP/I
Pベースで行うものとする。
【0043】一方、無線基地局102と、店舗内に居る
客の所持する携帯端末100との間の通信は、blue
toothベースで行うものとする。このようにするこ
とにより、無線基地局102と携帯端末100との間の
通信は、ローカル通信により、すなわちいわゆるプロバ
イダ(インターネット・サービス・プロバイダ等)を経
由せずに行うことが出来るようになり、電子クーポンの
やり取りにあたって通信料が発生しない等の利点があ
る。
【0044】なお、図1、図2では、1組のレジスタ/
レジスタ用無線基地局を示しているが、もちろん店舗の
規模等に応じて複数組のレジスタ/レジスタ用無線基地
局を接続することも可能である。また、レジスタとレジ
スタ用無線基地局を1対1とする構成ではなく、例えば
複数のレジスタで1または複数のレジスタ用無線基地局
を共用する構成も可能である。
【0045】図3に、会計(レジスタ)周辺の機器とそ
の配置の例を示す。いわゆるスーパーマーケットやコン
ビニエンスストアのレジ(会計)の机90に、レジスタ
201と、無線基地局101が配置され、これらがイー
サネット210に接続されている様子を示している。
【0046】レジスタ201は、従来からあるレジスタ
の機能(例えば、バーコードもしくはテンキー等による
商品データもしくは金額データ等の入力機能、購入金額
や税金や釣り銭等の計算、商品関連情報の表示や印刷、
紙幣・硬貨の保管等)を有するものである。
【0047】なお、図3では、レジスタはバーコードに
よる入力機能を持つものとしているが、バーコード入力
機能を持たなくても構わないし、あるいはタッチパネル
などの他の入力デバイスによる入力機能を持つものであ
ってもよい。また、レジスタがいわゆるPOSの機能を
備えてもよいし(この場合、情報管理サーバがPOSサ
ーバを兼ねてもよい)、POS機能を備えなくてもよ
い。
【0048】図4に、無線基地局101の外観の例およ
び携帯端末100との関係を示す。
【0049】無線基地局101は、外観的には、無線送
受信部111、無線シールド112、台座113にって
構成される。無線シールド112は、無線送受信部11
1〜携帯端末100間の無線通信と、外部の無線との干
渉を最小限に抑えるために用意されるものであり、外部
の無線(特に、本無線LANが使う周波数)を遮蔽する
役割を果たす。
【0050】すなわち、スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等においてレジ・エリアやその近傍等に電
子レンジが配置されていることが多いが、電子レンジは
世界の無線LANで一般的に使われる周波数である2.
4GHz帯を使って電磁波を発信することによって内容
物の加熱を行うものであるので、無線基地局101と携
帯端末100の無線通信にとっては電子レンジから発せ
られる電波は雑音源となってしまう。また、無線基地局
が複数台並んでいる環境では、お互いが発する電波同士
が干渉してしまう可能性がある。そこで、本無線シール
ド112は、この電子レンジや他の無線基地局等からの
無線外乱要因を最小限にすることを目的とするものであ
る。
【0051】なお、図4では、ある1面(1方向)の遮
蔽を行った例を示しているが、2面(2方向、90度)
以上の遮蔽を行えば、より効果的である。
【0052】図5に、出入口に設置された無線基地局1
02と、これと通信する携帯端末100との関係を例示
する。図5では、無線基地局102は、出入口の上部に
設置され、ドアの出入りをする客の持つ携帯電話100
に対して、電子クーポンの送信を行う。なお、図5で
は、客が携帯端末100を手に持っている様子を示して
いるが、もちろん携帯端末100が客のポケットや鞄の
中にある状態でも構わない。
【0053】なお、他の無線基地局103〜109は、
カバーするエリアの天井もしくは棚などに設置すればよ
いが(図5参照)、必要があれば雑音源からの遮蔽を行
えばよい(図4参照)。
【0054】図6に、本実施形態の電子クーポンの構成
例を示す。
【0055】「端末表示画面記述部」は、当該電子クー
ポンに関する情報を記述した部分であって、表示画面へ
の表示を可能とする情報である。
【0056】この情報の内容としては、種々のものを設
定可能である。例えば、当該電子クーポンに関する説明
を内容とする文字およびまたは画像でもよい。また、店
舗もしくは商品などの宣伝情報を含んでいてもよい。ま
た、音声情報を含んでいてもよい。
【0057】また、この端末表示画面記述部は、システ
ム側から電子クーポンを送付する対象となった携帯端末
で表示可能な形式に応じた文法(例えば、コンパクトH
TML(C−HTML))によって記述されるのが好ま
しい。
【0058】「クーポンID」は、当該電子クーポンの
識別情報である。
【0059】「使用期限」は、当該電子クーポンの有効
期限である。なお、使用期限は、発行日時を基準とする
方法や、発行日時にかかわらず、予め定められた日時を
基準とする方法などがある。
【0060】「発行店舗」は、当該クーポンを最初に発
行した店舗のIDである。
【0061】「発行時刻」は、当該クーポンを最初に発
行した日時である。
【0062】ここで、図6のデータ・ファーマットにお
いて、端末表示画面記述部を除いた部分を、クーポン・
メイン・データと呼ぶものとする。クーポン・メイン・
データのフォーマットを適宜設定することによって、電
子クーポンの使用や携帯端末間での受け渡しなどに関す
る種々の制御を行うことができる。
【0063】また、クーポン・メイン・データ以外の部
分をクーポン・サブ・データと呼ぶものとする。図6の
例では、クーポン・サブ・データとして、端末表示画面
記述部を付加したものであるが、クーポン・サブ・デー
タのフォーマットを適宜設定することによって、電子ク
ーポンに種々の機能を付与することができる。なお、ク
ーポン・サブ・データは必須ではない。
【0064】無線基地局101〜109は、イーサネッ
トによる通信のための処理を行うイーサネットインタフ
ェース(I/F)部と、無線LANによる通信のための
処理を行う無線インタフェース(I/F)部を持つ。
【0065】また、無線基地局101は、携帯端末から
のクーポン回収および携帯端末位置検出に関する処理を
行う機能を持ち、無線基地局102は、携帯端末へのク
ーポン送付および携帯端末位置検出に関する処理を行う
機能を持ち、無線基地局101は、携帯端末位置検出に
関する処理を行う機能を持つ。
【0066】情報管理サーバ202は、イーサネットに
よる通信のための処理を行うイーサネットインタフェー
ス部、ユーザ管理情報を記憶するユーザ管理情報記憶
部、クーポン管理情報を記憶するクーポン管理情報記憶
部と、無線基地局管理情報を記憶するユーザ管理情報記
憶部を持つ。また、携帯端末へのクーポン送付、携帯端
末からのクーポン回収および携帯端末位置検出や上記各
情報に関する処理を行う機能を持つ。
【0067】無線基地局管理情報は、無線基地局の識別
子と、当該無線基地局が設置されているエリアを示す情
報との対応関係を登録した情報(例えば、出入口、レジ
スタ、飲み物など)である。
【0068】図7に、ユーザ管理情報の構成例を示す。
【0069】「ユーザ属性情報」は、当該ユーザの住
所、氏名、年齢、性別などの個人情報である。
【0070】「端末ID」は、当該ユーザについて登録
された携帯端末の端末IDである。
【0071】「場所」は、上記端末IDの携帯端末を検
出した無線基地局に対応するエリアを示す情報(すなわ
ち、ユーザの居た場所を示す情報)である。
【0072】「時間」は、上記場所に対応する無線基地
局が上記端末IDの携帯端末を検出した時間を示す情報
である。
【0073】「送付/回収したクーポンID」は、上記
端末IDの携帯端末へ送付した電子クーポンのクーポン
ID、または上記端末IDの携帯端末から回収した電子
クーポンのクーポンID(すなわち、クーポンIDおよ
び送付か回収かを示す情報)である。
【0074】「購入物品」は、当該ユーザが購入した物
品を示す情報である。
【0075】なお、このユーザ管理情報には、他にも種
々の情報を含んでもよい。
【0076】また、クーポン管理情報は、例えば、クー
ポンIDと、当該クーポンIDの電子クーポンの内容を
示す情報と、当該クーポンIDの電子クーポンのデータ
またはそれを作成するもととなる情報(例えば、図6の
うちの未確定部分を除く情報)との組からなるフォーマ
ットを持つ。
【0077】電子クーポンの内容は、例えば、当該電子
クーポンが小売店における割引クーポンの場合におけ
る、当該電子クーポンの対象商品、割引金額といった情
報である。
【0078】また、この電子クーポンの内容を示す情報
に、当該電子クーポンの利用条件を示す情報を含めるこ
とも可能である。例えば、当該電子クーポンが小売店に
おける割引クーポンの場合における、当該電子クーポン
を適用可能な商品個数の上限を示す情報(例えば、同一
商品が複数購入される場合に、そのうちの1個のみが割
引の対象となることを示す情報)などがある。
【0079】携帯端末100は、無線LANによる通信
のための処理を行う無線LANインタフェース部を持
つ。また、電子クーポンに関する処理を行う機能を持
つ。
【0080】レジスタ201は、イーサネットによる通
信のための処理を行うイーサネットインタフェース部を
持つ。また、POSなどの本来のレジスタ処理を行う機
能と、本実施形態の電子クーポンに関する処理を行う機
能を持つ。
【0081】以下では、以上のような構成例において、
システム側から電子クーポンを携帯端末に対して送付す
る際のシーケンス、客が移動したときのシーケンス、シ
ステム側が電子クーポンを携帯端末から回収する際のシ
ーケンスについて説明する。
【0082】なお、以下では、ユーザ管理情報に、当該
ユーザ(すなわち、当該端末IDの携帯端末)を、電子
クーポンの送付/回収の対象とするか否かを示す情報
(サービス情報)が含まれ、サービス情報が送付/回収
の対象とする旨を示す場合に、電子クーポンの送付/回
収を行う場合を例にとって説明する。もちろん、サービ
ス情報を設けずに、ユーザ管理情報に登録されている全
ての端末IDの携帯端末を電子クーポンの送付/回収の
対象としてもよいし、サービス情報を参照するか否かを
電子クーポンによって使い分けてもよいし、その他にも
種々の方法がある。
【0083】また、「時間」および「場所」の記録は、
サービス情報の内容にかかわらずに、ユーザ管理情報に
端末IDが登録されている全てのユーザ(すなわち、当
該端末IDの携帯端末)を対象として行う場合を例にと
って説明する。もちろん、上記のように、「時間」およ
び「場所」の記録の対象とする条件を付加することも可
能である。
【0084】図8に、システム側から電子クーポンを携
帯端末に対して送付する際のシーケンスの一例を示す。
【0085】まず、スーパーマーケットやコンビニエン
スストア等の店舗内に客が入ってきたとする。すると、
出入口に設置された無線基地局102が、この客の所持
する携帯端末100の進入を探知する(S1)。無線基
地局102は、この探知した時間(t=T1とする)を
保持する。また、無線基地局102は、探知した携帯端
末100に向かって端末IDの要求を行う(S2)。
【0086】端末IDとは、携帯端末を一意に識別でき
る識別情報のことで、携帯端末毎に異なる値を持つ。端
末IDとしては、例えば、bluetoothアドレス
を用いることができる。ここでは、探知した携帯端末1
00の端末IDをxとする。
【0087】この要求を受けた携帯端末100は、端末
ID=xである旨のメッセージを無線基地局102に返
答する(S3)。
【0088】次に、出入口の無線基地局102は、端末
ID=xを返答した携帯端末100が、電子クーポン送
付の対象として登録されているかについて問い合わせる
とともに、時間t=T1に該携帯端末100を探知した
旨を通知するためのメッセージを情報管理サーバ202
に送信する(S4)。
【0089】このメッセージを受けた情報管理サーバ2
02は、本例では、端末ID=xをキーとして、自サー
バ内のユーザ管理情報を検索し、端末ID=xが登録さ
れており、かつ、サービス情報が「電子クーポンの送付
/回収の対象とする」ように登録されているかどうかを
調べる(S5)。登録されている場合には、登録されて
いる旨のメッセージを無線基地局102に通知する。登
録されていない場合には、登録されていない旨のメッセ
ージを通知する(S6)。
【0090】これととにも、情報管理サーバ202は、
ユーザ管理情報(図7参照)に、当該端末IDに対応す
るユーザに関する情報として、「時間」の項目に“T
1”を、「場所」の項目に、該無線基地局の識別子(例
えばメッセージに含まれるものとする)から無線基地局
管理情報を参照して得た“出入口”を記録する(S
7)。ここで、全ての無線基地局の時刻は同期している
ものとする。なお、情報管理サーバ側の時刻を使っても
もちろんよい。
【0091】なお、ここでは、サービス情報が「電子ク
ーポンの送付/回収の対象とする」ように登録されてい
なかった場合にも、「時間」および「場所」について
は、記録するものとする。
【0092】さて、登録されていない旨の通知を受けた
場合には、無線基地局102は、処理を終了する(必要
に応じて他の装置に処理の終了を通知する)。
【0093】登録されている旨のメッセージを受ける
と、出入口の無線基地局102は、携帯端末100へ電
子クーポンを送付するための処理に入る。
【0094】まず、無線基地局102は、携帯端末10
0側に電子クーポンに関する機能が存在するか否かを調
べる。ここでは、この手続きをbluetoothのS
DP(サービス検出プロトコル)によって行うものとす
るが、これに限定されるものではない。
【0095】無線基地局101は、電子クーポンに関す
るサービスについてのサービス検索要求を、携帯端末1
00に送信する(S8)。このサービス検索要求を受信
した携帯端末100は、自端末内に電子クーポンに関す
るサービスが存在する場合には、該サービスが存在する
旨のメッセージを無線基地局102に応答し、存在しな
い場合には、該サービスが存在しない旨のメッセージを
応答する(S9)。
【0096】存在しない旨のメッセージを受けた場合に
は、無線基地局102は、処理を終了する(必要に応じ
て他の装置に処理の終了を通知する)。
【0097】存在する旨のメッセージを受けると、無線
基地局102は、携帯端末100へ、その表示画面がど
のような記述方式の表示コンテンツを表示可能であるか
について問い合わせるメッセージを送信する(S1
0)。
【0098】すなわち、昨今の携帯端末は、物理的には
液晶画面、ソフト的にはブラウザを有しており、文字画
面もしくはマルチメディア画面の表示が可能になってい
るが、表示コンテンツ記述形式(表示形式)としては、
HTML、コンパクトHTML(C−HTML)、WA
P等、種々の方法が乱立しているのが現状である。そこ
で、ここでは、携帯端末側の要求する表示コンテンツ記
述方式に合わせた端末表示画面記述部を含む電子クーポ
ンを無線基地局102側で作成するようにしている。
【0099】上記の問い合わせのメッセージを受信した
携帯端末100は、自端末でそのまま表示可能な表示コ
ンテンツ記述形式(もしくはその表示コンテンツ記述形
式に自端末で変換可能な他の表示コンテンツ記述形式)
を示す情報を含むメッセージを無線基地局102へ返信
する(S11)。
【0100】無線基地局102は、電子クーポンの端末
表示画面記述部(図6参照)の記述形式として、この通
知された表示コンテンツ記述形式を採用することにな
る。ここでは、表示コンテンツ記述形式としてC−HT
MLが通知されたとすると、電子クーポンの端末表示画
面記述部はC−HTMLで記述されたものとなる。
【0101】次に、無線基地局100は、情報管理サー
バ202へ、この端末ID=xの携帯端末100に対し
て送信すべき電子クーポンのデータを自局に転送するこ
とを要求するとともに、表示コンテンツ記述形式はC−
HTMLであることを通知するメッセージを送信する
(S12)。
【0102】このメッセージを受けた情報管理サーバ2
02は、端末ID=xの携帯端末100に送信すべき電
子クーポンを求める(S13)。
【0103】まず、端末ID=xの携帯端末100に送
信すべき電子クーポンを決定する。
【0104】この決定の方法は、特定の方法に限定され
ないが、例えば、予め用意された所定のアルゴリズム
(プログラム)によって行う。また、その際に、ユーザ
管理情報やクーポン管理情報を使用してもよい。
【0105】他の方法として、ユーザ管理情報に、予め
求めた送付すべき電子クーポンに関する情報を設定して
おき、問い合わせのメッセージを受けた情報管理サーバ
202は、ユーザ管理情報を検索して、端末ID=xの
携帯端末100に送信すべき電子クーポンを求めるよう
にしてもよい。
【0106】ここでは、クーポンID=Aの電子クーポ
ンが決定されたものとする。
【0107】ところで、この客は「店舗の出入口の付近
を行ったり来たりしている」可能性や「店舗の外から店
舗内に入るところではなく、店舗内から外に出るところ
である」可能性がある。そこで、情報管理サーバ202
は、同一の電子クーポンを同一の携帯端末に誤送付する
ことを防ぐために、一定時間内にクーポンID=Aの電
子クーポンを、端末ID=xの携帯端末に送付したか否
かを、ユーザ管理情報を参照して調査する。
【0108】決定された電子クーポンのうちの全てにつ
いて送付したと判断された場合には、処理を終了する
(必要に応じて他の装置に処理の終了を通知する)。
【0109】送付していないと判断された電子クーポン
がある場合には、電子クーポンを送付するための処理に
入る(送付したと判断された電子クーポンは送付しない
ことになる)。
【0110】まず、最終的に送付することが決定された
クーポンIDおよび通知された表示コンテンツ記述形式
に基づき、クーポン管理情報から、該当する電子クーポ
ンのデータ(または、そのもととなる情報)を取得す
る。なお、発行時刻などのように、未確定である部分が
ある場合には、その部分のデータを作成する。また、こ
こでは、端末表示画面記述部は通知された表示コンテン
ツ記述形式により記述されたものとなる。
【0111】なお、通知された表示コンテンツ記述形式
による端末表示画面記述部をこの時点で作成するように
してもよいし、予め各種の表示コンテンツ記述形式によ
る端末表示画面記述部を蓄積しておくようにしてもよ
い。
【0112】なお、例えば、クーポン回収時に電子署名
により正当性の確認を行う場合には、電子クーポンのデ
ータの全部または一部をもとに電子署名を計算して、電
子クーポンのデータに電子署名を付加して送信する。ま
た、電子署名には、端末IDをも対象とすることもでき
る。
【0113】なお、携帯端末100から通知された表示
コンテンツ記述形式が用意できない場合には、処理を終
了する(必要に応じて他の装置に処理の終了を通知す
る)。
【0114】そして、情報管理サーバ202は、出入口
の無線基地局102へ、電子クーポン(本例の場合、ク
ーポンID=Aの電子クーポン)を送付する(S1
4)。
【0115】これとともに、情報管理サーバ202は、
ユーザ管理情報(図7参照)に、当該端末IDに対応す
るユーザに関する情報として、上記の「時間」=“T
1”のエントリの「送付/回収したクーポンID」の項
目に“A”および“送付”を記録する。
【0116】無線基地局102は、情報管理サーバ20
2から受け取った電子クーポンを、bluetooth
などの無線LANを介して、出入口の携帯端末100に
送付する(S15)。
【0117】携帯端末100は、bluetoothな
どの無線LANを介して出入口の無線基地局102から
受け取った電子クーポンを蓄積する。
【0118】なお、携帯端末100は、その液晶画面な
どに、内部に蓄積されている電子クーポンに付加された
情報(例えば、端末表示画面記述部)を表示可能とする
機能を持つものとする。例えば、端末表示画面記述部に
「このクーポンを用いればジュースが30円引き」ある
いは「有効期限は2000年1月1日から2000年1
月15日まで」等といった情報を記述しておくことによ
り、ユーザは、携帯端末100の液晶画面などに該電子
クーポンのサービス内容を表示させて閲覧することが可
能となる。
【0119】さて、次に、店舗内に入ってきた客が買い
物のために店舗内を回り始めたとする。
【0120】図9に、このときに行われる処理のシーケ
ンスの一例を示す。
【0121】まず、この客は、飲み物コーナーにやって
きたものとする。すると、飲み物コーナーに設置された
無線基地局108が、この客の所持する携帯端末100
の進入を探知する(S21)。無線基地局108は、こ
の探知した時間(t=T2とする)を保持する。
【0122】また、無線基地局108は、探知した携帯
端末100に向かって端末IDの要求を行う(S2
2)。この要求を受けた携帯端末100は、端末ID=
xである旨のメッセージを無線基地局108に返答する
(S23)。
【0123】次に、無線基地局108は、一定の時間
(Txとする)、端末ID=xの携帯端末100が自局
の管轄内に居続けているかどうか(すなわち、その客が
そのコーナーに居続けているかどうか)を判断する。こ
れは、例えば、その客が、飲食物コーナーの前を通り過
ぎているだけであるのか、それとも、その飲み物コーナ
ーで何か品定めをしているなり、購入のために商品を買
い物かごに入れているなりの動作をして、その飲食コー
ナーに対して「能動的な動作」をしているのかの区別
を、「その無線基地局の管轄内での滞在時間」を尺度と
して、測ろうというものである。
【0124】すなわち、無線基地局108は、一定の時
間Tx以上待ち(S24)、なおもその携帯端末100
が管轄内に存在しているかどうかを確認するために、p
ing(存在確認)メッセージを携帯端末100に送信
する(S25)。携帯端末100は、これに対してpi
ng応答を送信する(S26)。
【0125】ping応答を受信しなかった場合には、
無線基地局102は、処理を終了する(必要に応じて他
の装置に処理の終了を通知する)。
【0126】ping返答を受信した場合には、無線基
地局108は、Tx時間以上その携帯端末が管轄内に居
続けたと判断し、情報管理サーバ202に対して、ユー
ザ登録確認要求を、端末ID(=x)および探知時間
(t=T2)とともに送信する(S27)。
【0127】ユーザ登録確認要求を受信した情報管理サ
ーバ202は、ユーザ管理情報(図7参照)に端末ID
(=x)が登録されているかどうかを確認し(S2
8)、確認結果を無線基地局108に応答する(S2
9)。
【0128】また、情報管理サーバ202は、端末ID
(=x)が登録されていれば、ユーザ管理情報(図7参
照)に、当該端末IDに対応するユーザに関する情報と
して、「時間」の項目に“T2”を、「場所」の項目
に、該無線基地局の識別子(例えばメッセージに含まれ
るものとする)から無線基地局管理情報を参照して得た
“飲み物”を記録する(S30)。
【0129】図9のS24〜S30のシーケンスは、そ
のユーザが飲食コーナーにいる限り、Tx時間毎に、何
回も繰り返される(図7参照)。したがって、ユーザ管
理情報を参照することにより、その客がそのコーナーに
どの位の時間居たかを後から調査することが可能とな
る。
【0130】さて、次に、客は買い物品目を決定し、そ
れを持ち、会計(レジ)エリアに行ったとする。買い物
品目は、X社のウーロン茶であったとする。また、使用
する電子クーポン(クーポンID=Bとする)は、この
X社のウーロン茶に適用可能なものであったとする。
【0131】図10に、システム側が携帯端末から電子
クーポンを回収する際のシーケンスの一例を示す。
【0132】なお、ここでは、使用する電子クーポンが
商品購入時に使用できる割引クーポンである場合を例に
とって説明する。また、商品購入時の本来のレジスタの
機能としての処理手順は、ここでは、省略している。も
ちろん、電子クーポンがそれを呈示したものにある物品
を無償譲渡するようなものである場合も可能で、この場
合には、電子クーポンを回収する手順が、本来のレジス
タの機能との関連なしに、単独で動作することもある
(電子クーポンを回収する手順が単独で動作する場合に
は、レジスタではクーポン回収ボタンが使用されるだけ
のこともある)。
【0133】まず、客が、「この携帯端末内のクーポン
を使いたい」という旨の申し出を行って店員に携帯端末
100を渡し、店員がレジ・エリアの無線基地局101
にその携帯端末100を近づける(もしくは置くなどす
る)。あるいは、客が店員に上記申し出を行うととも
に、客自らが無線基地局101に携帯端末100を近づ
ける(もしくは置くなどする)。
【0134】ここで、携帯端末の表示画面にその端末表
示画面記述部が表示されている電子クーポンを、回収
(利用)の対象とするようにしてもよい。
【0135】すなわち、携帯端末内にもいくつかの電子
クーポンが蓄積されている場合があると考えられるが、
回収(利用)の対象となるのは、携帯端末の表示画面に
表示されている電子クーポンとすると、客や店員が確認
しやすく、内容も理解しやすい。また、客が、別のクー
ポンは別の店であるいは別の機会に使おうと考えている
場合もあると考えられ、表示されているクーポンのみを
回収するようにすれば、(たとえ有効期限内であったと
しても)客の意図しない電子クーポンを回収しまうこと
を防ぐことができるようになる。また、電子クーポンに
よるサービスを受けていることを客に意識させることが
でき、宣伝効果も得られる。
【0136】携帯端末の表示画面に表示されている電子
クーポンを、回収(利用)の対象とする場合には、客
は、携帯端末の表示画面に所望の電子クーポンを表示さ
せて呈示する。
【0137】レジ・エリアの無線基地局101が、この
客の所持する携帯端末100の進入を探知する(S4
1)。無線基地局101は、この探知した時間(t=T
3とする)を保持する。
【0138】また、無線基地局101は、探知した携帯
端末100に向かって端末IDの要求を行う(S4
2)。この要求を受けた携帯端末100は、端末ID=
xである旨のメッセージを無線基地局101に返答する
(S43)。
【0139】次に、レジ・エリアの無線基地局101
は、端末ID=xを返答した携帯端末100が、電子ク
ーポン回収の対象として登録されているかについて問い
合わせるとともに、時間t=T3に該携帯端末100を
探知した旨を通知するためのメッセージを情報管理サー
バ202に送信する(S44)。
【0140】このメッセージを受けた情報管理サーバ2
02は、本例では、端末ID=xをキーとして、自サー
バ内のユーザ管理情報を検索し、端末ID=xが登録さ
れており、かつ、サービス情報が「電子クーポンの送付
/回収の対象とする」ように登録されているかどうかを
調べる(S45)。登録されている場合には、登録され
ている旨のメッセージを無線基地局101に通知する。
登録されていない場合には、登録されていない旨のメッ
セージを通知する(S46)。
【0141】これととにも、情報管理サーバ202は、
ユーザ管理情報(図7参照)に、当該端末IDに対応す
るユーザに関する情報として、「時間」の項目に“T
3”を、「場所」の項目に、該無線基地局の識別子(例
えばメッセージに含まれるものとする)から無線基地局
管理情報を参照して得た“レジスタ”を記録する(S4
7)。
【0142】なお、ここでは、サービス情報が「電子ク
ーポンの送付/回収の対象とする」ように登録されてい
なかった場合にも、「時間」および「場所」について
は、記録するものとする。
【0143】なお、客の携帯端末の端末IDが登録され
ていない場合、あるいはサービス情報が「電子クーポン
の送付/回収の対象とする」ように登録されていない場
合には、システム側からその場でその客に登録を促す、
あるいはその場で会員登録の手続きをするといったやり
方も可能である。
【0144】登録されていない旨の通知を受けた場合に
は、無線基地局101は、処理を終了する(必要に応じ
て他の装置に処理の終了を通知する)。
【0145】登録されている旨のメッセージを受ける
と、レジ・エリアの無線基地局101は、携帯端末10
0から電子クーポンを回収するための処理に入る。
【0146】まず、無線基地局101は、電子クーポン
に関するサービスについてのサービス検索要求を、携帯
端末100に送信する(S48)。このサービス検索要
求を受信した携帯端末100は、自端末内に電子クーポ
ンに関するサービスが存在する場合には、該サービスが
存在する旨のメッセージを無線基地局101に応答し、
存在しない場合には、該サービスが存在しない旨のメッ
セージを応答する(S49)。
【0147】存在しない旨のメッセージを受けた場合に
は、無線基地局101は、処理を終了する(必要に応じ
て他の装置に処理の終了を通知する)。
【0148】存在する旨のメッセージを受けると、レジ
・エリアの無線基地局101は、携帯端末100へ、電
子クーポンの回収要求を送信する(S50)。
【0149】クーポン回収要求のメッセージを受け取っ
た携帯端末100は、その応答として、対象となってい
る電子クーポンについて、当該電子クーポンの全てのデ
ータ、もしくは、少なくとも、当該電子クーポンを特定
するために必要なデータおよび当該電子クーポンの正当
性を確認するために必要なデータを、無線基地局101
に対して送信する(S51)。
【0150】それらデータを受け取った無線基地局10
1は、当該電子クーポンを特定するために必要なデータ
および当該電子クーポンの正当性を確認するために必要
なデータを、情報管理サーバ104に対して送信する
(S52)。
【0151】なお、正当性の確認に電子署名を用いる場
合には、当該電子クーポンを特定するために必要なデー
タおよび当該電子クーポンの正当性を確認するために必
要なデータは、例えば、図6の電子クーポンのデータの
うちの電子署名に用いた部分および当該電子クーポンに
付加されて送付された電子署名(電子署名に端末IDを
用いた場合には端末IDも必要となる)である。
【0152】それらデータを受け取った情報管理サーバ
202は、例えば電子署名を検証することによって、電
子クーポンの正当性の確認を行う。
【0153】情報管理サーバ202は、対象となった電
子クーポンの正当性が確認できた場合には、無線基地局
101に対して、クーポン正当性確認応答を返す(S5
3)とともに、電子クーポンに該当する額の値引きな
り、サービスをするようにレジスタ201に通知する
(S54)。
【0154】また、レジスタ101は、通知された内容
の値引きなり、サービスなりを反映する。そして、利用
クーポンや、購入品目などについての情報を、情報管理
サーバ202に通知する(S55)。情報管理サーバ2
02は、ユーザ管理情報(図7参照)に、当該端末ID
に対応するユーザに関する情報として、上記の「時間」
=“T3”のエントリの「送付/回収したクーポンI
D」の項目に“B”および“回収”を記録し、「購入物
品」の項目に“X社のウーロン茶”を記録する(S5
6)。
【0155】一方、クーポン正当性確認応答を受けたレ
ジ・エリアの無線基地局101は、該電子クーポンの消
去要求を携帯端末100に対して送信する(S57)。
これを受け取った携帯端末100は、該当するクーポン
を各種クーポン蓄積部から消去し、表示画面からも消去
する(S58)。
【0156】なお、情報管理サーバ104において、対
象となった電子クーポンが正当でないことが確認された
場合には、登録されていない旨の通知を受けた場合に
は、その旨の応答を無線基地局102に送信し、処理を
終了する(必要に応じて他の装置に処理の終了を通知す
る)。この場合、S55とS56の手順は、処理すべき
データが発生すれば(例えば、ユーザが電子クーポンを
使用せずに、X社のウーロン茶を購入した場合)、行う
ものとする。
【0157】なお、このようにしてユーザ管理情報に蓄
積されたデータを解析することにより、例えば・客は、
配布した電子クーポンをどのように活用しているか・客
が、特定のコーナーにいた時間と、実際の購入品目との
関係・特定のコーナーの人気の度合い等、幅広い情報を
得ることが可能となる。
【0158】以下では、本実施形態の種々のバリエーシ
ョンに関して説明する。
【0159】これまでは携帯端末に送信する電子クーポ
ンデータの生成を情報管理サーバで行う場合を例にとっ
て説明してきたが、電子クーポンデータの生成を無線基
地局で行うことも可能である。
【0160】また、これまでは無線基地局から情報管理
サーバへ端末IDとともに時間情報を通知する場合を例
にとって説明してきたが、情報管理サーバが端末IDの
通知を受けたときに時間情報を情報管理サーバ側で発生
させることも可能である。
【0161】また、上記では、出入口を通過した客の携
帯端末に電子クーポンを送付する例を示したが、ある特
定の電子クーポンをある特定のコーナーに一定時間以上
存在する携帯端末に対してその特定のコーナーの無線基
地局から送付する方法も可能である。また、客が電子ク
ーポンの送付を要求したときに、店員が操作ボタンを押
すなどすることによって、電子クーポンを送付する方法
も可能である。
【0162】また、レジスタ201と無線基地局101
とが一体になっていてもよい。
【0163】また、携帯端末は、例えば、通信機能を有
するカード状の装置でもよい。
【0164】また、上記した例のうち、電子クーポンを
送付/回収する構成のみを実施することも可能である
し、携帯端末の探知による客の移動の履歴を収集する構
成のみを実施することも可能である。前者の場合には、
1台の無線基地局のみ設置するだけでも実施可能である
(無線基地局を1台のみ設ける場合には、レジ・エリア
に設置すると回収処理に便利である)。後者の場合、最
低限2台の無線基地局を設置すれば実施可能である(必
ずしも出入口に無線基地局を設置する必要はない)。
【0165】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。
【0166】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0167】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0168】
【発明の効果】本発明によれば、顧客等の施設利用者に
関する情報のより詳細な分析が可能になる。
【0169】また、本発明によれば、通信プロバイダを
介さずに事業者等の側のシステムと利用者側の無線携帯
端末との間で電子クーポンの送受が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報管理システムの
ネットワーク構成例を示す図
【図2】本発明の一実施形態に係る情報管理システムを
適用する店舗例を示す図
【図3】レジ・エリア周辺の機器とその配置の例を示す
【図4】無線基地局の外部構成とその携帯端末との関係
を示す図
【図5】店舗の出入口に設置された無線基地局と客が持
つ携帯端末との関係について説明するための図
【図6】クーポン本体の構成例を示す図
【図7】ユーザ管理情報の構成例を示す図
【図8】客が店舗の出入口付近のエリアに入ったときの
シーケンスの一例を示す図
【図9】客が買い物のために店舗内を回り始めたときの
シーケンスの一例を示す図
【図10】電子的クーポンを携帯端末から回収する際の
シーケンスの一例を示す図
【符号の説明】
100…携帯端末 101〜109…無線基地局 111…無線送受信部 112…無線シールド 113…台座 201…レジスタ 202…情報管理サーバ 210…イーサネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 G06F 15/30 M 9A001 15/74 310A H04B 7/26 M H04L 11/00 310B Fターム(参考) 3E042 AA01 CA02 CC04 CD04 CD07 CD10 CE07 EA01 5B049 BB11 CC00 GG01 GG03 GG06 GG09 5B055 BB10 BB12 EE27 5K033 AA09 DA01 DA19 EA03 5K067 AA21 BB21 DD17 DD51 EE02 EE10 FF03 HH23 JJ53 JJ64 KK15 9A001 BB04 CC05 CC08 HH34 JJ56 KK57

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施設内の複数の箇所に無線LANの無線基
    地局を配置して、無線携帯端末を所持する利用者の該施
    設内の移動に関する情報を収集する移動情報収集方法で
    あって、 前記無線基地局とサーバ装置がローカルエリアネットワ
    ークにて接続され、 前記無線基地局は、自局の管轄内に移動してきた無線携
    帯端末へ前記無線LANを介して、端末識別子の通知を
    要求し、 前記無線LANを介して前記無線携帯端末から前記無線
    基地局へ、該無線携帯端末の端末識別子を通知し、 前記無線基地局から前記サーバ装置へ、前記端末識別子
    を通知し、 前記サーバ装置は、通知された前記端末識別子と、該端
    末識別子を通知した前記無線基地局の配置個所に関連す
    る情報とを含む管理情報を記録することを特徴とする移
    動情報収集方法。
  2. 【請求項2】施設内の複数の箇所に無線LANの無線基
    地局を配置して、無線携帯端末を所持する利用者の該施
    設内の移動に関する情報を収集する情報管理システムで
    あって、 前記無線基地局は、 自局の管轄内に移動してきた無線携帯端末へ前記無線L
    ANを介して端末識別子の通知を要求する手段と、 前記無線LANを介して前記無線携帯端末から端末識別
    子を受信する手段と、 受信した前記端末識別子をサーバ装置に通知する手段と
    を備え、 前記サーバ装置は、 前記無線基地局から前記端末識別子の通知を受ける手段
    と、 通知された前記端末識別子と、該端末識別子を通知した
    前記無線基地局の配置個所に関連する情報とを含む管理
    情報を記録する手段とを備え、 前記無線基地局と前記サーバ装置とはローカルエリアネ
    ットワークにて接続されることを特徴とする情報管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記無線基地局は、 自局の管轄内に移動してきた前記無線携帯端末が一定時
    間以上自局の管轄内に留まっているか否かを判断する手
    段を更に備え、 自局の管轄内に移動してきた前記無線携帯端末が一定時
    間以上自局の管轄内に留まっていると判断された場合に
    のみ、該無線携帯端末の端末識別子を前記サーバ装置に
    通知することを特徴とする請求項2に記載の情報管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記無線携帯端末が一定時間以上自局の管
    轄内に留まっているか否かの判断を、繰り返し行い、 前記無線携帯端末が一定時間以上自局の管轄内に留まっ
    ていると判断される毎に、該無線携帯端末の端末識別子
    を前記サーバ装置に通知することを特徴とする請求項3
    に記載の情報管理システム。
  5. 【請求項5】前記管理情報は、前記無線基地局が自局の
    管轄内に前記無線携帯端末を検出した時間を示す情報を
    も含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1
    項に記載の情報管理システム。
  6. 【請求項6】前記複数の無線基地局のうち電子クーポン
    の送付にも用いる無線基地局は、 前記サーバ装置に通知した前記端末識別子を持つ無線携
    帯端末が電子クーポンの送付対象であるか否かの通知を
    該サーバ装置から受信する手段と、 前記無線携帯端末が電子クーポンの送付対象である旨の
    通知を受信した場合に、前記無線LANを介して前記無
    線携帯端末から電子クーポンの送付に必要な情報を取得
    する手段と、 取得した前記電子クーポンの送付に必要な情報に基づい
    て、前記サーバ装置へ、前記無線携帯端末に送付すべき
    電子クーポンまたはそのクーポン識別子の送信を要求す
    る手段と、 前記サーバ装置から前記無線携帯端末へ送付すべき電子
    クーポンまたはそのクーポン識別子を受信する手段と、 前記サーバ装置から受信した電子クーポンまたは前記サ
    ーバ装置から受信したクーポン識別子により示される電
    子クーポンを前記無線LANを介して前記無線携帯端末
    に送信する手段とを更に備え、 前記サーバ装置は、 前記無線基地局から受信した前記端末識別子を持つ無線
    携帯端末に送付すべき電子クーポンを特定する手段と、 特定された前記電子クーポンまたはそのクーポン識別子
    を、前記無線基地局に送信する手段とを備えたことを特
    徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の情報
    管理システム。
  7. 【請求項7】前記サーバ装置は、 電子クーポンの送付対象とする無線携帯端末の端末識別
    子に関する情報を参照して、前記無線基地局から受信し
    た前記端末識別子を持つ無線携帯端末が電子クーポンの
    送付対象か否かを判断する手段を更に備え、 前記端末識別子を持つ無線携帯端末が電子クーポンの送
    付対象であると判断された場合にのみ、該無線携帯端末
    に送付すべき電子クーポンを特定することを特徴とする
    請求項6に記載の情報管理システム。
  8. 【請求項8】前記サーバ装置は、 端末識別子の端末識別子と該無線携帯端末へ送付した電
    子クーポンを示すクーポン識別子と送付時間とを含む情
    報を参照して、特定された前記電子クーポンが、一定時
    間以内に、同一の無線携帯端末に既に送付されたか否か
    を判断する手段を更に備え、 特定された前記電子クーポンのうち、一定時間以内に、
    同一の無線携帯端末に未だ送付されていないと判断され
    た電子クーポンまたはそのクーポン識別子のみを、前記
    無線基地局に送信することを特徴とする請求項7に記載
    の情報管理システム。
  9. 【請求項9】前記電子クーポンの送付にも用いる無線基
    地局は前記施設の出入口に設置されたものであることを
    特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の情
    報管理システム。
  10. 【請求項10】前記施設は小売店舗であり、 前記無線基地局は小売店舗内の複数箇所に配置され、 前記無線基地局の配置個所に関連する情報は該無線基地
    局が配置された売り場を示す情報であることを特徴とす
    る請求項6ないし9のいずれか1項に記載の情報管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】前記管理情報は、少なくとも、ユーザの
    無線携帯端末の端末識別子、該端末識別子を通知した前
    記無線基地局が配置された売り場を示す情報及び該無線
    基地局が該無線携帯端末を検出した時間を示す情報、並
    びにレジスタ装置から入力された該ユーザが購入した商
    品に関する情報を含むことを特徴とする請求項10に記
    載の情報管理システム。
  12. 【請求項12】前記無線基地局のうちの少なくとも一つ
    は、前記レジスタ装置の近傍に配置されたものであるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の情報管理システム。
  13. 【請求項13】前記レジスタ装置の近傍に配置された無
    線基地局は、 前記無線LANを介して前記無線携帯端末から電子クー
    ポンを回収する手段と、 前記無線携帯端末から回収した電子クーポンを前記サー
    バ装置へ通知する手段とを更に備え、 前記サーバ装置は、通知された前記電子クーポンに対応
    するサービスの実行を指示する手段とを更に備えたこと
    を特徴とする請求項12に記載の情報管理システム。
  14. 【請求項14】前記管理情報は、各端末識別子の無線携
    帯端末に送付した電子クーポンに関する情報及び各端末
    識別子の無線携帯端末から回収した電子クーポンに関す
    る情報をも含むことを特徴とする請求項13に記載の情
    報管理システム。
  15. 【請求項15】電子クーポンに関係する情報を管理する
    サーバ装置及び無線LANの無線基地局を備え、無線L
    ANを用いて無線携帯端末に電子クーポンを送付する電
    子クーポン送付システムであって、 前記無線基地局は、 自局の管轄内に移動してきた無線携帯端末へ前記無線L
    ANを介して端末識別子の通知を要求する手段と、 前記無線LANを介して前記無線携帯端末から端末識別
    子を受信する手段と、 受信した前記端末識別子を前記サーバ装置に通知する手
    段と、 前記サーバ装置から前記無線携帯端末へ送付すべき電子
    クーポンまたはそのクーポン識別子を受信する手段と、 前記サーバ装置から受信した電子クーポンまたは前記サ
    ーバ装置から受信したクーポン識別子により示される電
    子クーポンを前記無線LANを介して前記無線携帯端末
    に送信する手段とを備え、 前記サーバ装置は、 前記無線基地局から前記端末識別子の通知を受ける手段
    と、 電子クーポンの送付対象とする無線携帯端末の端末識別
    子に関する情報を参照して、受信した前記端末識別子を
    持つ無線携帯端末が電子クーポンの送付対象か否かを判
    断する手段と、 前記端末識別子を持つ無線携帯端末が電子クーポンの送
    付対象であると判断された場合に、該無線携帯端末に送
    付すべき電子クーポンを特定する手段と、 前記端末識別子と前記無線携帯端末へ送付した電子クー
    ポンを示すクーポン識別子と送付時間とを含む情報を参
    照して、特定された前記電子クーポンが、一定時間以内
    に、同一の無線携帯端末に既に送付されたか否かを判断
    する手段と、 特定された前記電子クーポンのうち、一定時間以内に、
    同一の無線携帯端末に未だ送付されていないと判断され
    た電子クーポンまたはそのクーポン識別子のみを、前記
    無線基地局に送信する手段とを備えたことを特徴とする
    電子クーポン送付システム。
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