JP2003240478A - 熱交換器用管板ユニットの構造及び管板ユニットの交換方法 - Google Patents

熱交換器用管板ユニットの構造及び管板ユニットの交換方法

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JP2003240478A
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賢 平岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の管板に溶接により固着された多数の伝
熱管を配設してなる熱交換器用管板ユニットにおいて、
該管板ユニットの交換作業工数及び作業コストを低減す
るとともに、交換済み装置における流体のシール性を良
好に保持しかつ十分な強度を保持し得る構造及び該管板
ユニットの交換方法を提供する。 【解決手段】 ユニットを複数組連結してなることを特
徴とする熱交換器用管板ユニットの構造で、相対向して
配置され一面側が流体室に臨む2つの管板の間に、両端
部が該管板の他面側に溶接により固着された多数の伝熱
管を配設してなる熱交換器用管板ユニットにおいて、前
記管板ユニットは前記管板の板面に対して直角な平行面
で分割された分割ユニットを複数組連結してなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力原子力プラン
トの復水器等に適用され、一面側が流体室に臨む2つの
管板の間に両端部が該管板に溶接により固着された多数
の伝熱管を配設してなる熱交換器用管板ユニットの構造
及び該管板ユニットの交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は火力原子力プラント用復水器20
0の要部概略構成図である。図において203は復水器
ケース、202は冷却剤としての海水の出入口である水
室である。201は管板ユニットで、一面側が前記水室
202に臨む2つの管板1、1の間に両端部が該管板
1、1に溶接により固着された多数の伝熱管4を配設し
てなる。5は前記多数の伝熱管4を支持する管支持板で
ある。
【0003】かかる復水器において、前記伝熱管4にチ
タン材からなる伝熱管が用いられているものがある。こ
のチタン材製の伝熱管4を備えたユニット201におい
ては、管板1には材料コスト等の面から炭素鋼等の鋼鈑
にチタン材からなる表層板を爆着等の手段により固着し
た材料が採用されておりクラッド鋼板と称する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示される火力原
子力プラント用復水器において、プラントの老朽化等に
より伝熱管4を交換するにあたっては、交換対象の伝熱
管4、管板1、管支持板5を一体モジュールとした管板
ユニット201を工場にて製作し、該管板ユニット20
1をプラント設置場所に搬入して既設管板ユニットと交
換する方式が工期が短く低コストで実施できる。しかし
ながら管板ユニット201を交換するには、復水器20
0の構造上、該管板ユニット201を復水器200の側
部から該復水器200に組込まなければならない。
【0005】しかして、図7に示されるように、通常、
復水器200は低圧タービンの下方に設置されているた
め、管板ユニット201全体あるいはその大部分が前記
プラントの床板204よりも下方に位置している。この
ため、管板1に多数の伝熱管4を溶接してなる管板ユニ
ット201にあっては、該管板ユニット201の組立状
態では、前記のように管板ユニット201全体あるいは
その大部分が前記プラントの床板204よりも下方に位
置しているため該管板ユニット201が基礎205に干
渉することから、該管板ユニット201の組立状態のま
までは復水器200への組付けは不可能となる。
【0006】かかる問題点があるため、従来は、工場で
はなく現地で、管支持板5および管板1を復水器ケース
203内に部品毎に据え付け、伝熱管4を1本ずつ管板
1及び管支持板5に挿入し、次いで管板1に溶接する手
法を採用していた。このためかかる従来手段にあって
は、現地の低級な作業環境により、伝熱管4を含む管板
ユニット201の交換作業に多大な工数を要し、交換作
業コストが高騰するという問題点を有している。
【0007】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、一
対の管板に溶接により固着された多数の伝熱管を配設し
てなる熱交換器用管板ユニットにおいて、該管板ユニッ
トの交換作業工数及び作業コストを低減するとともに、
交換済み装置における流体のシール性を良好に保持しか
つ十分な強度を保持し得る構造及び該管板ユニットの交
換方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、相対向して配
置され一面側が流体室に臨む2つの管板の間に、両端部
が該管板の他面側に溶接により固着された多数の伝熱管
を配設してなる熱交換器用管板ユニットにおいて、前記
管板ユニットは前記管板の板面に対して直角な平行面で
分割された分割ユニットを複数組連結してなることを特
徴とする熱交換器用管板ユニットの構造を提案する。
【0009】請求項10記載の発明は、請求項1に係る
熱交換器用管板ユニットの交換方法に係り、相対向して
配置され一面側が流体室に臨む2つの管板の間に、両端
部が該管板の他面側に溶接により固着された多数の伝熱
管を配設してなる熱交換器用管板ユニットを交換する交
換方法において、前記管板ユニットを前記管板の板面に
対して直角な平行面で複数組に分割して分割ユニットと
し、該分割ユニットを現地にて順次復水器内に組み込
み、次いで、分割部を接合する交換方式とすることを特
徴とする。
【0010】請求項1及び請求項10記載の発明によれ
ば、前記管板ユニットを管板の板面に対して直角な平行
面で複数組に分割してなる分割ユニットを工場にて製作
し、各分割ユニットをプラント設置場所に搬入し順次組
み込み、流体密かつ十分な結合強度でもって各分割ユニ
ットを連結することにより、管板ユニットを交換する。
かかる交換時において、前記管板ユニットを管板の板面
に対して直角な平行面で複数組に分割して形成された分
割ユニットを順次組み込むので火力原子力プラント用復
水器のように装置(熱交換器)がプラントの据え付け用
床面よりも下方に位置していて、管板ユニットの組立状
態では装置への組み込みが困難な場合でも、適切な大き
さに分割された分割ユニット単位で装置への組み込みを
容易に行うことができる。
【0011】これにより、従来技術のように、管板ユニ
ットの交換時に作業環境の低級な現地にて、個々の部品
を据え付け、伝熱管の挿入、溶接作業を実施する必要が
無くなり、管板ユニットの交換作業が簡単化されるとと
もに、交換作業工数が少なくなって交換作業コストが低
減される。
【0012】請求項2ないし8記載の発明は前記管板ユ
ニットにおける結合部構造に係り、請求項2記載の発明
は請求項1において、前記管板は鋼板と該鋼板の前記流
体室に臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよ
りなるクラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユ
ニット間の連結部は、前記管板の表層板とは反対側の部
位において相隣る前記分割ユニット間に結合部材を架設
して、該分割ユニットの夫々と該結合部材とをボルトに
て締付け固定し、前記ボルトの頭部を含むボルト挿入部
をカバープレートで覆うとともに該カバープレートの周
囲を前記表層板にシール溶接して構成されたことを特徴
とする。
【0013】請求項2のように構成すれば、相隣る前記
分割ユニット間に架設した結合部材とボルトとにより分
割ユニット同士を強固に結合できて連結部の曲げ強度が
向上するとともに、設置場所での溶接部が変形を殆ど伴
わないシール溶接のみであるので溶接部における変形や
強度低下を防止できる。またボルト挿入部を覆うカバー
プレートの周囲にシール溶接を施しているため分割ユニ
ット間の連結部からの流体漏洩を確実に防止できる。さ
らにチタン材からなる伝熱管を用いる場合において表層
板をチタン材とする場合においては、カバープレートを
チタン材として表層板と溶接することによりチタン材と
鋼板との間の電気腐食を回避できる。
【0014】請求項3記載の発明は請求項1において、
前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に臨む一面側に固
着されたチタン板等の表層板とよりなるクラッド鋼板に
構成されるとともに、前記分割ユニット間の連結部は、
前記管板の両面において相隣る前記分割ユニット間に前
後の結合部材を夫々架設して、前記前後の結合部材間に
前記分割ユニットの管板を挟み込み、前記前後の結合部
材と前記分割ユニットの管板とを貫通するボルトにより
前記前後の結合部材と相隣る前記分割ユニットとを締付
け固定し、さらに前記水室側の結合部材とボルト及びチ
タン製の表層板とをシール溶接して構成されたことを特
徴とする。
【0015】請求項3のように構成すれば、結合部材を
分割ユニット連結部の前後に設けて分割ユニットの管板
を挟み込み、ボルトにより前後の結合部材と相隣る分割
ユニットとを締付け固定するので、分割ユニット連結部
の曲げ強度がさらに向上する。
【0016】請求項4記載の発明は請求項1において、
前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に臨む一面側に固
着されたチタン板等の表層板とよりなるクラッド鋼板に
構成されるとともに、前記分割ユニット間の連結部は、
相隣る分割ユニットの連結面から一定長さ前記表層板を
除去し該管板の前記表層板除去部にフランジを突設して
ボルトにより該フランジを締着し、前記フランジの合せ
部及びボルトの挿通部にシール溶接を施してなることを
特徴とする。
【0017】請求項4において、好ましくは請求項5記
載のように、前記フランジ及びボルト締結部の外側に非
金属材料からなる充填物を充填し、該充填物の外周を非
金属の薄板材料からなるライニング部材で覆ってなる。
【0018】請求項6記載の発明は請求項1において、
前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に臨む一面側に固
着されたチタン板等の表層板とよりなるクラッド鋼板に
構成されるとともに、前記分割ユニット間の連結部は、
前記管板の表層板とは反対側の部位において相隣る前記
分割ユニット間に結合部材を架設して、該分割ユニット
の夫々と該結合部材とを両ネジボルトにて締付け固定
し、さらに前記表層板側には非金属の薄板にてライニン
グされた当て板を架設し、ナット(袋ナット)により、
該両ネジボルトにて締め付け固定してなることを特徴と
する。
【0019】請求項6において、好ましくは請求項7記
載のように、前記表層板側の結合部材及びボルト締結部
の外側に非金属材料からなる充填物を充填し、該充填物
の外周を非金属の薄板材料からなるライニング部材で覆
うのがよい。
【0020】請求項4ないし7のように構成すれば、請
求項4、5のように分割ユニットの連結部にフランジを
突設してボルトにより該フランジを締着する構造とし、
また請求項6、7のように上下の結合部材と分割ユニッ
トの管板とをボルトにより固定する構造としたので、分
割ユニットの連結部の曲げ強度が増大して分割ユニット
を強固に連結でき、また前記フランジの合せ部及びボル
トの挿通部等の流体シールを要する全ての部位にシール
溶接を施しているため分割ユニット間の連結部からの流
体漏洩を確実に防止できる。さらに請求項5、7のよう
に、フランジ及びボルト締結部の外側に非金属材料から
なる充填物を充填してその外周を非金属材料製のライニ
ング部材で覆うので、流体室側と分割ユニットの連結部
とが完全に遮断され、該連結部近傍の腐食を回避でき
る。
【0021】請求項8記載の発明は請求項1において、
前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に臨む一面側に固
着されたチタン板等の表層板とよりなるクラッド鋼板に
構成されるとともに、前記分割ユニット間の連結部は、
前記管板の伝熱管側面において相隣る前記分割ユニット
間に結合部材を架設して、該分割ユニット間に隙間を設
け、該分割ユニットの夫々と該結合部材とをボルトにて
締付け固定し、該分割ユニット間の隙間に非金属材料か
らなる充填材を充填し、さらに前記管板の表層板側面に
おいて相隣る前記分割ユニット間に補強部材を架設して
該補強部材と前記分割ユニットの夫々とを締付面にガス
ケットを介装して第2のボルトにて締付け固定して構成
されたことを特徴とする。
【0022】請求項8において、好ましくは請求項9の
ように、前記相隣る分割ユニットの連結部端面間に空間
を形成し、該空間内に非金属材料からなる充填材を充填
してなる。
【0023】請求項8ないし9のように構成すれば、反
表層板側の分割ユニット間に結合部材を架設して該結合
部材と分割ユニットとをボルトにて締付け固定するとと
もに表層板の分割ユニット間に補強部材を架設して補強
部材と分割ユニットの夫々とを締付け固定したので、分
割ユニットの表、裏に架設された補強部材及び結合部材
夫々を独立にボルトにて分割ユニットに固定することと
なり、連結部の剛性がさらに大きくなり曲げ強度が上昇
する。また、補強部材と分割ユニットの夫々との締付面
にガスケットを介装しているので、連結部の流体シール
性が向上し該連結部からの流体漏洩を確実に防止でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0025】図1は本発明の実施例に係る火力原子力プ
ラント用復水器の管板ユニットの構造を示す外観斜視図
である。図2は前記管板ユニットにおける分割ユニット
連結部の第1実施例の要部断面図(図1のA―A線断面
図)である。図3は分割ユニット連結部の第2実施例を
示す図2対応図、図4は分割ユニット連結部の第3実施
例を示す図2対応図、図5は分割ユニット連結部の第4
実施例を示す図2対応図、図6は分割ユニット連結部の
第5実施例を示す図2対応図である。図7は本発明が適
用される火力原子力プラント用復水器の概略側面図であ
る。
【0026】本発明が適用される火力原子力プラント用
復水器の概略を示す図7において、203は復水器ケー
ス、202は冷却剤としての海水の出入口である水室で
ある。201は管板ユニットで、一面側が前記水室20
2に臨む2つの管板1、1の間に両端部が該管板1、1
に溶接により固着された多数の伝熱管4を配設して構成
される。5は前記多数の伝熱管4を支持する管支持板で
ある。かかる復水器において、低圧タービン(図示省
略)からの蒸気は管板ユニット201を構成する多数の
伝熱管4の間を流れる際に、水室202から送られて該
伝熱管4内を流動する海水によって冷却され水となって
復水器ポンプ(図示省略)により給水側に送られる。
【0027】本発明は、かかる復水器を含む熱交換器に
おける管板ユニットの構造及び該管板ユニットの組み換
え交換方法に関するものである。管板ユニット201の
実施例を示す図1において、1は対をなして設けられた
管板、4は該管板1の間に架設された多数の伝熱管で該
管板1に溶接により固着されている。5は前記伝熱管4
の長手方向複数箇所に固定されて該伝熱管4を支持する
管支持板、6は両端部が前記管板1の内側にフランジ等
により接続固定され、管板ユニット201の剛性を保つ
とともに前記管支持板5を支持する役割を持つ補強管で
ある。
【0028】本発明においては、以上の構成からなる管
板ユニット201を管板1の板面に対して直角な平行面
07で分割した分割ユニット100を2組(複数組であ
ればよい)、連結部7において連結している。
【0029】かかる実施例において、前記2組の分割ユ
ニット1を既設の復水器200に組み込むにあたって
は、前記2組の分割ユニット100を工場にて製作し、
この分割ユニット100をプラント設置場所に搬入し、
順次組み立てる。そして後述する連結構造でもって連結
することにより管板ユニット201を交換する。なお、
交換される既設管板ユニットは廃材となり、自由に切断
分解が可能であり、取り外し方法の記述は省略する。
【0030】管板ユニット201の組立状態では復水器
200への組み込みが困難な場合でも、適切な大きさに
分割された前記分割ユニット100を順次復水器200
へ容易に組み込むことが出来る。これにより、従来のご
とく、工場ではなく現地で、管支持板5および管板1を
復水器ケース203内に部品毎に据え付け、伝熱管4を
1本ずつ管板1及び管支持板5に挿入し、次いで管板1
に溶接する手法を採用する必要が無くなる。
【0031】図2ないし図6は前記2組の隣合う分割ユ
ニット100の組込み状態における連結部の構造に係る
第1ないし第5実施例を示す図1のA―A線断面図であ
る。尚、次の各実施例における分割ユニット100の連
結部の固定及びシール溶接は全て管板ユニット201の
設置場所で行われる。図2に示される分割ユニット連結
部の第1実施例において、前記分割ユニット100の管
板1は、鋼板2と該鋼板2の前記水室202(図7参
照)に臨む一面側に爆着により固着されたチタン材製の
表層板3とよりなるクラッド鋼板に構成される。
【0032】前記分割ユニット100間の連結部7(図
1参照)は、前記管板1の表層板3とは反対側の部位、
つまり前記伝熱管4側の部位において、相隣る前記分割
ユニット100間に伝熱管側当て板10を架設して該伝
熱管側当て板10を前記鋼板2の一方にシール溶接す
る。そして、前記各分割ユニット100を構成する管板
1のチタン材製の表層板3を該管板1の端面から一定長
さ剥ぎ取り、各分割ユニット100の鋼板2と前記伝熱
管側当て板10とをボルト11にて締付ける。これによ
り、前記各分割ユニット100は前記伝熱管側当て板1
0を介して強固に連結される。さらに、前記ボルト11
の頭部を含む前記表層板3の剥ぎ取り部をチタン材から
なるカバープレート12で覆い、該カバープレート12
の周囲を前記表層板にシール溶接する(13はシール溶
接部)。
【0033】かかる実施例によれば、相隣る分割ユニッ
ト100間に架設した伝熱管側当て板10とボルト11
とにより分割ユニット100同士を強固に結合できて連
結部7の曲げ強度が上昇する。また前記復水器200設
置場所での溶接部が変形を殆ど伴わないシール溶接のみ
であるので、溶接部における変形や強度低下が回避され
る。またボルト11の頭部011を覆うカバープレート
12の周囲にシール溶接を施しているため前記連結部7
からの流体漏洩が確実に回避される。さらにチタン材か
らなる伝熱管を用い表層板3をチタン材としていること
から、前記カバープレート12をチタン材として表層板
3と溶接することにより、水室202側からのチタン材
と鋼板2との間の電気腐食を回避できる。
【0034】図3に示される分割ユニット連結部の第2
実施例において、前記分割ユニット100の管板1は、
第1実施例と同様な鋼板2と該鋼板2に固着されたチタ
ン材製の表層板3とよりなるクラッド鋼板に構成され
る。前記分割ユニット100間の連結部7(図1参照)
は、第1実施例と同様に、前記管板1の伝熱管4側の部
位において、相隣る前記分割ユニット100間に伝熱管
側当て板10を架設して該伝熱管側当て板10を前記鋼
板2の一方にシール溶接する。
【0035】そして、前記表層板3側にも表層板側当て
板14を架設することにより、前記管板1の両面におい
て相隣る分割ユニット100間に前後の当て板14、1
0を夫々架設することとなり、これによって前後の当て
板14、10間に前記2つの管板1を挟み込み、前記表
層板側当て板14から管板1を貫通するボルト11によ
り伝熱管側当て板10を締め付け、前記前後の当て板1
4、10と相隣る分割ユニット100の管板1とを締付
け固定する。さらに、前記表層板3と当て板14の周囲
及びボルトの頭部011と当て板14をシール溶接する
(13はシール溶接部)。なお、当て板14、ボルト1
1は表層板3と同じく水室202内海水に晒されるの
で、チタン材製とする。
【0036】かかる実施例によれば、前記当て板14、
10を分割ユニット100の連結部7の前後に設けて分
割ユニットの管板1を挟み込み、ボルト11により上下
の当て板14、10と相隣る分割ユニット100の管板
1とを締付け固定するので、分割ユニット連結部7の曲
げ強度がさらに上昇する。さらに、水室202側はすべ
てチタン材で製作され、継ぎ目はシール溶接されるの
で、流体漏洩の可能性は回避され、かつ電気腐食も起こ
り得ない。
【0037】図4に示される分割ユニット連結部の第3
実施例において、前記分割ユニット100の管板1は、
第1実施例と同様な鋼板2と該鋼板2に固着されたチタ
ン材製の表層板3とよりなるクラッド鋼板に構成され
る。前記分割ユニット100間の連結部7は、相隣る分
割ユニット100の連結面070から一定長さに亘り前
記表層板3を除去し、各管板1の前記表層板3除去部に
フランジ16を突設してボルト17により該フランジ1
6を締着ししている。そして、前記フランジ16の接合
部、ボルト17の締付面などの流体シールを要する部位
にはシール溶接を施している。21及び22はシール溶
接部である。
【0038】18は可撓性材料からなるライニング材
で、前記表層板3の除去部から表層板3の表面に亘って
固着されている。また、前記フランジ16及びボルト1
7締結部及び前記ライニング材18の外面を覆うように
非金属材料からなる充填物20が充填されている。19
は可撓性薄膜からなるライニング材で、前記充填物20
の外周を覆っているので、水室202内の海水から遮断
される。
【0039】かかる実施例によれば、分割ユニット10
0の連結部7にフランジ16を突設してボルト17によ
り該フランジ16を締着する構造としたので、分割ユニ
ット100の連結部7の曲げ強度が増大して該分割ユニ
ット100を強固に連結でき、また前記フランジ16の
合せ部及びボルト17の挿通部等の流体シールを要する
全ての部位にシール溶接を施しているため前記連結部か
らの流体漏洩を確実に回避できる。また、前記フランジ
16及びボルト締結部の外側に非金属材料からなる充填
物20を充填してその外周を非金属薄膜材料製のライニ
ング材19で覆っているので、水室202内の海水から
分割ユニット100の連結部7が完全に遮断され、該連
結部7近傍の腐食が回避される。
【0040】図5に示される分割ユニット連結部の第4
実施例において、前記分割ユニット100の管板1は、
第1実施例と同様な鋼板2と該鋼板2に固着されたチタ
ン材製の表層板3とよりなるクラッド鋼板に構成され
る。前記分割ユニット100間の連結部7は、前記管板
1の伝熱管4側の部位において、相隣る分割ユニット1
00間に伝熱管側当て板10を架設して該伝熱管側当て
板10を前記鋼板2の一方にシール溶接する(014は
シール溶接部)。そして、両ネジボルト26により、鋼
板2と当て板10を締め付け固定する。この際、両ネジ
ボルト26の締め付け部の表層板3はあらかじめはがし
ておく。次いで前記表層板3側には非金属の薄板29で
ライニングされた表層板側当て板14を架設し、該両ネ
ジボルト26と袋ナット27により当て板14を締め付
け固定する。前記表層板側当て板14から管板1を貫通
する両ネジボルト26及びナット27により、前記前後
の当て板14、10と相隣る分割ユニット100の管板
1とを締付け固定している。
【0041】また前記表層板側当て板14の外面と前記
表層板3との間に可撓性材料からなるライニング材28
を介装し、さらに、前記表層板側当て板14の外周を可
撓性材料からなるライニング材29で覆っている。さら
に、前記ボルト26締結部及び前記ライニング材28の
外面を覆うように非金属材料からなる充填物20が充填
されている。19は可撓性薄膜からなるライニング材
で、前記充填物20の外周を覆って水室202から遮断
している。
【0042】かかる実施例によれば、上下の当て板1
4、10と分割ユニット100の管板1とを両ネジボル
ト26により固定する構造としたので、分割ユニット1
00の連結部の曲げ強度が増大して分割ユニットを強固
に連結できる。表層板側当て板14とチタン材からなる
表層板3との締付面をライニング材28、29でシール
しているため分割ユニットの連結部7からの流体漏洩を
確実に防止できる。さらにボルト締結部の外側に非金属
材料からなる充填物20を充填してその外周を可撓性材
料からなるライニング材19で覆うので、水室202側
と分割ユニット100の連結部7とが完全に遮断され、
該連結部7近傍の腐食が回避される。
【0043】図6に示される分割ユニット連結部の第5
実施例において、前記分割ユニット100の管板1は、
第1実施例と同様な鋼板2と該鋼板2に固着されたチタ
ン材製の表層板3とよりなるクラッド鋼板に構成され
る。前記分割ユニット100の連結部7は、前記管板1
の伝熱管4側の面において相隣る分割ユニット100間
に伝熱管側当て板10を架設し該分割ユニット100の
鋼板2の夫々と該伝熱管側当て板10をボルト31にて
締付け固定すした後、該分割ユニット間に設けられた隙
間から該伝熱管側当て板10と該分割ユニット100の
鋼板2の夫々にシール溶接する。(21はシール溶接
部)次いで、分割ユニット100間の隙間に非金属材料
からなる充填材35を充填する。
【0044】また、前記管板1の表層板3側の面におい
て、相隣る分割ユニット100間に補強板30を架設し
て該補強板30と前記分割ユニット100の夫々とを締
付面に2枚のガスケット33、34を介装して第2のボ
ルト32にて締付け固定する。36は前記第2のボルト
32の頭部周りを覆うシール材である。
【0045】かかる実施例によれば、伝熱管側の分割ユ
ニット100間に伝熱管側当て板10を架設して該伝熱
管側当て板10と分割ユニット100とをボルト31に
て締付け固定するとともに、表層板側3の分割ユニット
100間に補強板30を架設して該補強板30と分割ユ
ニット100の夫々とを締付け固定したので、分割ユニ
ットの表、裏に架設された補強板30及び伝熱管側当て
板10の夫々を独立にボルト31、32にて分割ユニッ
ト100に固定することとなり、連結部7の剛性がさら
に大きくなり曲げ強度が上昇する。また、補強板30と
分割ユニット100の夫々との締付面にガスケット3
3、34を介装しているので、連結部7の流体シール性
が向上し該連結部7からの流体漏洩を確実に回避でき
る。
【0046】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1及び請求項10
記載の発明によれば、管板ユニットを管板の板面に対し
て直角な平行面で複数組に分割してなる分割ユニットの
交換時において、前記管板ユニットを前記分割ユニット
毎に組み込むので、火力原子力プラント用復水器のよう
に装置(熱交換器)がプラントの据え付け用床面よりも
下方に位置していて、管板ユニットの組立状態では装置
への組み込みが困難な場合でも、適切な大きさに分割さ
れた分割ユニット単位で装置への組み込みを容易に行う
ことができる。
【0047】これにより、従来技術のように、工場では
なく現地で、管支持板5および管板1を復水器ケース2
03内に部品毎に据え付け、伝熱管4を1本ずつ管板1
及び管支持板5に挿入し、次いで管板1に溶接する方式
を採用する必要が無くなり、管板ユニットの交換作業を
簡単化できるとともに、交換作業工数が少なくなって交
換作業コストを低減できる。
【0048】請求項2のように構成すれば、相隣る分割
ユニット間に架設した結合部材とボルトとにより分割ユ
ニット同士を強固に結合できて連結部の曲げ強度が上昇
するとともに、設置場所での溶接部が変形を殆ど伴わな
いシール溶接のみであるので溶接部における変形や強度
低下を防止できる。また流体シールを要する全ての部位
にシール溶接を施しているため分割ユニット間の連結部
からの流体漏洩を確実に防止できる。さらにチタン材か
らなる伝熱管を用いる場合において表層板をチタン材と
する場合においては、カバープレートをチタン材として
表層板と溶接することによりチタン材と鋼板との間の電
気腐食を回避できる。
【0049】請求項3のように構成すれば、結合部材を
分割ユニット連結部の前後に設けて分割ユニットの管板
を挟み込み、ボルトにより前後の結合部材と相隣る分割
ユニットとを締付け固定するので、分割ユニット連結部
の曲げ強度がさらに上昇する。
【0050】請求項4ないし5のように構成すれば、請
求項4、5のように分割ユニットの連結部にフランジを
突設してボルトにより該フランジを締着する構造とし、
また請求項4、5のように前後の結合部材と分割ユニッ
トの管板とをボルトにより固定する構造としたので、分
割ユニットの連結部の曲げ強度が増大して分割ユニット
を強固に連結でき、また前記フランジの合せ部及びボル
トの挿通部等の流体シールを要する全ての部位にシール
溶接を施しているため分割ユニット間の連結部からの流
体漏洩を確実に防止できる。さらに請求項5のように、
フランジ及びボルト締結部の外側に非金属材料からなる
充填物を充填してその外周を非金属材料製のライニング
部材で覆うので、流体室側と分割ユニットの連結部とが
完全に遮断され、該連結部近傍の腐食を回避できる。
【0051】請求項6のように構成すれば、分割ユニッ
ト夫々と結合部材とを両ネジボルトにより固定する構造
としたので、分割ユニットの連結部の曲げ強度が増大し
て分割ユニットを強固に連結できる。また、表層板側の
当て板と表層板との締付面を薄板からなるライニング材
でシールしているため、分割ユニットの連結部からの流
体漏洩を確実に防止できる。また、請求項7のように構
成すれば、ボルト締付面の外側に非金属材料からなる充
填物を充填してその外周を可撓性材料からなるライニン
グ部材で覆うので、水室側と分割ユニットの連結部とが
完全に遮断され、該連結部近傍の腐食が回避される。
【0052】請求項8ないし9のように構成すれば、伝
熱管側の分割ユニット間に結合部材を架設して該結合部
材と分割ユニットとをボルトにて締付け固定するととも
に表層板の分割ユニット間に補強部材を架設して補強部
材と分割ユニットの夫々とを締付け固定したので、分割
ユニットの表、裏に架設された補強部材及び結合部材夫
々を独立にボルトにて分割ユニットに固定することとな
り、連結部の剛性がさらに大きくなり曲げ強度が上昇す
る。また、補強部材と分割ユニットの夫々との締付面に
ガスケットを介装しているので、連結部の流体シール性
が向上し該連結部からの流体漏洩を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る火力原子力プラント用
復水器の管板ユニットの構造を示す外観斜視図である。
【図2】 前記管板ユニットにおける分割ユニット連結
部の第1実施例の要部断面図(図1のA―A線断面図)
である。
【図3】 分割ユニット連結部の第2実施例を示す図2
対応図である。
【図4】 分割ユニット連結部の第3実施例を示す図2
対応図である。
【図5】 分割ユニット連結部の第4実施例を示す図2
対応図である。
【図6】 分割ユニット連結部の第5実施例を示す図2
対応図である。
【図7】 本発明が適用される火力原子力プラント用復
水器の概略側面図である。
【符号の説明】
1 管板 2 鋼板 3 表層板 4 伝熱管 6 補強管 7 連結部 10 伝熱管側当て板 11、17 ボルト 12 カバープレート 13、014、21、22、23、24 シール溶接部 14 表層板側当て板 16 フランジ 18、19、28、29 ライニング材 20 充填物 26 両ネジボルト 27 袋ナット 30 補強板 33、34 ガスケット 35 充填材 100 分割ユニット 200 復水器 201 管板ユニット 202 水室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岡 賢 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 中前 博次 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 3L065 AA17 AA27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向して配置され一面側が流体室に臨
    む2つの管板の間に、両端部が該管板の他面側に溶接に
    より固着された多数の伝熱管を配設してなる熱交換器用
    管板ユニットにおいて、前記管板ユニットは前記管板の
    板面に対して直角な平行面で分割された分割ユニットを
    複数組連結してなることを特徴とする熱交換器用管板ユ
    ニットの構造。
  2. 【請求項2】 前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に
    臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよりなる
    クラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユニット
    間の連結部は、前記管板の表層板とは反対側の部位にお
    いて相隣る前記分割ユニット間に結合部材を架設して、
    該分割ユニットの夫々と該結合部材とをボルトにて締付
    け固定し、前記ボルトの頭部を含むボルト挿入部をカバ
    ープレートで覆うとともに該カバープレートの周囲を前
    記表層板にシール溶接して構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の熱交換器用管板ユニットの構造。
  3. 【請求項3】 前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に
    臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよりなる
    クラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユニット
    間の連結部は、前記管板の両面において相隣る前記分割
    ユニット間に前後の結合部材を夫々架設して、前記前後
    の結合部材間に前記分割ユニットの管板を挟み込み、前
    記前後の結合部材と前記分割ユニットの管板とを貫通す
    るボルトにより前記前後の結合部材と相隣る前記分割ユ
    ニットとを締付け固定し、さらに前記水室側の結合部材
    とボルト及びチタン製の表層板とをシール溶接して構成
    されたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器用管板
    ユニットの構造。
  4. 【請求項4】 前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に
    臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよりなる
    クラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユニット
    間の連結部は、相隣る分割ユニットの連結面から一定長
    さ前記表層板を除去し該管板の前記表層板除去部にフラ
    ンジを突設してボルトにより該フランジを締着し、前記
    フランジの合せ部及びボルトの挿通部にシール溶接を施
    してなることを特徴とする請求項1記載の熱交換器用管
    板ユニットの構造。
  5. 【請求項5】 前記フランジ及びボルト締結部の外側に
    非金属材料からなる充填物を充填し、該充填物の外周を
    非金属の薄板材料からなるライニング部材で覆ってなる
    ことを特徴とする請求項4記載の熱交換器用管板ユニッ
    トの構造。
  6. 【請求項6】 前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に
    臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよりなる
    クラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユニット
    間の連結部は、前記管板の表層板とは反対側の部位にお
    いて相隣る前記分割ユニット間に結合部材を架設して、
    該分割ユニットの夫々と該結合部材とを両ネジボルトの
    一方にて締付け固定し、さらに前記表層板側には非金属
    の薄板にてライニングされた当て板を架設し、ナットに
    より、該両ネジボルトにて締め付け固定してなることを
    特徴とする請求項1記載の熱交換器用管板ユニットの構
    造。
  7. 【請求項7】 前記表層板側の結合部材及びボルト締結
    部の外側に非金属材料からなる充填物を充填し、該充填
    物の外周を非金属の薄板材料からなるライニング部材で
    覆ってなることを特徴とする請求項6記載の熱交換器用
    管板ユニットの構造。
  8. 【請求項8】 前記管板は鋼板と該鋼板の前記流体室に
    臨む一面側に固着されたチタン板等の表層板とよりなる
    クラッド鋼板に構成されるとともに、前記分割ユニット
    間の連結部は、前記管板の伝熱管側面において相隣る前
    記分割ユニット間に結合部材を架設して、該分割ユニッ
    ト間に隙間を設け、該分割ユニットの夫々と該結合部材
    とをボルトにて締付け固定し、該分割ユニット間の隙間
    に非金属材料からなる充填材を充填し、さらに前記管板
    の表層板側面において相隣る前記分割ユニット間に補強
    部材を架設して該補強部材と前記分割ユニットの夫々と
    を締付面にガスケットを介装して第2のボルトにて締付
    け固定して構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    熱交換器用管板ユニットの構造。
  9. 【請求項9】 前記相隣る分割ユニットの連結部端面間
    に空間を形成し、該空間内に非金属材料からなる充填材
    を充填してなることを特徴とする請求項8記載の熱交換
    器用管板ユニットの構造。
  10. 【請求項10】 相対向して配置され一面側が流体室に
    臨む2つの管板の間に、両端部が該管板の他面側に溶接
    により固着された多数の伝熱管を配設してなる熱交換器
    用管板ユニットを交換する交換方法において、前記管板
    ユニットを前記管板の板面に対して直角な平行面で複数
    組に分割し順次据え付けることを特徴とする熱交換器用
    管板ユニットの交換方法。
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