JP2003240154A - 凍結防止弁 - Google Patents
凍結防止弁Info
- Publication number
- JP2003240154A JP2003240154A JP2002038716A JP2002038716A JP2003240154A JP 2003240154 A JP2003240154 A JP 2003240154A JP 2002038716 A JP2002038716 A JP 2002038716A JP 2002038716 A JP2002038716 A JP 2002038716A JP 2003240154 A JP2003240154 A JP 2003240154A
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- JP
- Japan
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- inlet
- float
- valve seat
- outlet
- annular valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スチームトラップが復水を排出できなくなっ
ても低温復水を系外に排除できる凍結防止弁を提供す
る。 【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2からなる弁
ケーシングで入口4と出口5と環状弁座6を同軸上に形
成する。環状弁座6の入口4側にフロート7を配置す
る。フロート7は液体中に完全に埋没した状態において
入口4側の圧力が所定以下まで降下したときに環状弁座
6から離座し、出口5を開口して低温復水を系外に排除
する。環状弁座6の入口4側に温度応動部材としてのバ
イメタル8を配置する。バイメタル8は断面形状がほぼ
逆U字状で入口2側の流体温度が所定以下まで低下した
ときにU字状が拡がるように変形し、他端側でフロート
7を斜め上方に押し上げて環状弁座6から離座させ、出
口5を開口して低温復水を系外に排除する。
ても低温復水を系外に排除できる凍結防止弁を提供す
る。 【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2からなる弁
ケーシングで入口4と出口5と環状弁座6を同軸上に形
成する。環状弁座6の入口4側にフロート7を配置す
る。フロート7は液体中に完全に埋没した状態において
入口4側の圧力が所定以下まで降下したときに環状弁座
6から離座し、出口5を開口して低温復水を系外に排除
する。環状弁座6の入口4側に温度応動部材としてのバ
イメタル8を配置する。バイメタル8は断面形状がほぼ
逆U字状で入口2側の流体温度が所定以下まで低下した
ときにU字状が拡がるように変形し、他端側でフロート
7を斜め上方に押し上げて環状弁座6から離座させ、出
口5を開口して低温復水を系外に排除する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凍結防止弁、詳細に
は、例えば蒸気使用装置が運転停止したときに自動的に
開弁して、蒸気使用装置やそれに付属する配管、スチー
ムトラップ、弁類等の内部にある低温復水を外部に排除
することによって、凍結割れを防止する凍結防止弁に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来の凍結防止弁は、例えば、特公昭5
3−8366号公報に示されている。この公報に開示さ
れたものは、弁ケーシングで入口と出口を形成し、入口
と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の入口側にフロ
ートを配置し、フロートが液体中に完全に埋没した状態
において入口側圧力が所定以下まで降下したときに環状
弁座から離座するものである。 【0003】この凍結防止弁は、入口がスチームトラッ
プの底部に連結され、出口が系外に連結されて使用され
る。蒸気配管系の運転時にはフロートは、入口側の流体
圧力により液体中に完全に埋没した状態で環状弁座に着
座して出口を閉口している。そして、蒸気配管系の運転
が停止されて入口側の流体圧力が所定以下まで降下した
ときにフロートは浮上して環状弁座から離座し、出口を
開口して低温復水を系外に排除する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の凍結防止弁
は、スチームトラップが故障して開弁不能に陥り復水を
排出できなくなると、入口側の流体の温度は低下するが
圧力は低下しないために開弁できなくなり、低温復水を
系外に排除できなくなる問題点があった。 【0005】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、スチームトラップが復水を排出できなくなっても
低温復水を系外に排除できる凍結防止弁を提供すること
を技術的課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシング
で入口と出口を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設
け、環状弁座の入口側にフロートを配置し、フロートが
液体中に完全に埋没した状態において入口側圧力が所定
以下まで降下したときに環状弁座から離座するものにお
いて、入口側温度が所定以下まで低下したときにフロー
トを環状弁座から離座させる温度応動部材を設けたこと
を特徴とする凍結防止弁弁にある。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の凍結防止弁は、従来技術
と同様に、蒸気配管系の運転時にはフロートは、入口側
の流体圧力により液体中に完全に埋没した状態で環状弁
座に着座して出口を閉口している。そして、蒸気配管系
の運転が停止されて入口側の流体圧力が所定以下まで降
下したときにフロートは浮上して環状弁座から離座し、
出口を開口して低温復水を系外に排除する。 【0008】そして、本発明の凍結防止弁は、入口側温
度が所定以下まで低下したときにフロートを環状弁座か
ら離座させる温度応動部材を設けたものであるので、ス
チームトラップが復水を排出できなくなっても入口側の
流体温度が所定以下まで低下したときに温度応動部材が
フロートを環状弁座から離座させて出口を開口し、低温
復水を系外に排除する。 【0009】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁ケーシングは入口側部材1と出
口側部材2をねじ結合して構成し、内部にほぼ円柱状の
弁室3を形成する。入口側部材1に入口4を形成し、出
口側部材2に出口5を形成する。入口4と出口5は同一
軸上に形成する。 【0010】出口側部材2の弁室3側開口端に環状弁座
6を形成する。環状弁座6は入口4及び出口5と同一軸
上に形成する。環状弁座6の入口4側の弁室3内にステ
ンレス鋼薄板で作った中空球形のフロート7を配置す
る。フロート7は液体中に完全に埋没した状態において
入口4側の圧力が所定以下まで降下したときに環状弁座
6から離座し、出口5を開口して低温復水を系外に排除
する。 【0011】環状弁座6の入口4側の弁室3内に温度応
動部材としてのバイメタル8を配置する。バイメタル8
は断面形状がほぼ逆U字状で一端側をビス9で入口側部
材1の内周壁に固定する。バイメタル8は入口2側の流
体温度が所定以下まで低下したときにU字状が拡がるよ
うに変形し、他端側でフロート7を斜め上方に押し上げ
て環状弁座6から離座させ、出口5を開口して低温復水
を系外に排除する。入口側部材1の内周壁にリブ10を
2個設けて、浮上したフロート7が入口2を塞ぐことを
防止する。 【0012】上記実施例の凍結防止弁は、入口4がスチ
ームトラップの底部に連結され、出口5が系外に連結さ
れて使用される。蒸気配管系の運転時にはフロート7
は、入口4側の流体圧力により液体中に完全に埋没した
状態で環状弁座6に着座して出口5を閉口している。こ
のとき、バイメタル8は、U字状が狭まるように変形
し、フロート7に干渉しない。 【0013】そして、蒸気配管系の運転が停止されて入
口4側の流体圧力が所定以下まで降下したときにフロー
ト7は浮上して環状弁座6から離座し、出口5を開口し
て低温復水を系外に排除する。また、スチームトラップ
が復水を排出できなくなっても入口4側の流体の温度が
所定以下まで低下すると、バイメタル8が拡がってフロ
ート7を環状弁座6から離座させて出口5を開口し、低
温復水を系外に排除する。 【0014】 【発明の効果】上記のように本発明による凍結防止弁
は、入口側温度が所定以下まで低下したときにフロート
を環状弁座から離座させる温度応動部材を設けたことに
より、スチームトラップが復水を排出できなくなっても
入口側の流体の温度が所定以下になると、温度応動部材
がフロートを環状弁座から離座させて出口を開口し、低
温復水を系外に排除できるという優れた効果がある。
は、例えば蒸気使用装置が運転停止したときに自動的に
開弁して、蒸気使用装置やそれに付属する配管、スチー
ムトラップ、弁類等の内部にある低温復水を外部に排除
することによって、凍結割れを防止する凍結防止弁に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来の凍結防止弁は、例えば、特公昭5
3−8366号公報に示されている。この公報に開示さ
れたものは、弁ケーシングで入口と出口を形成し、入口
と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の入口側にフロ
ートを配置し、フロートが液体中に完全に埋没した状態
において入口側圧力が所定以下まで降下したときに環状
弁座から離座するものである。 【0003】この凍結防止弁は、入口がスチームトラッ
プの底部に連結され、出口が系外に連結されて使用され
る。蒸気配管系の運転時にはフロートは、入口側の流体
圧力により液体中に完全に埋没した状態で環状弁座に着
座して出口を閉口している。そして、蒸気配管系の運転
が停止されて入口側の流体圧力が所定以下まで降下した
ときにフロートは浮上して環状弁座から離座し、出口を
開口して低温復水を系外に排除する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の凍結防止弁
は、スチームトラップが故障して開弁不能に陥り復水を
排出できなくなると、入口側の流体の温度は低下するが
圧力は低下しないために開弁できなくなり、低温復水を
系外に排除できなくなる問題点があった。 【0005】本発明は、従来技術の上記した問題点に注
目し、スチームトラップが復水を排出できなくなっても
低温復水を系外に排除できる凍結防止弁を提供すること
を技術的課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシング
で入口と出口を形成し、入口と出口の間に環状弁座を設
け、環状弁座の入口側にフロートを配置し、フロートが
液体中に完全に埋没した状態において入口側圧力が所定
以下まで降下したときに環状弁座から離座するものにお
いて、入口側温度が所定以下まで低下したときにフロー
トを環状弁座から離座させる温度応動部材を設けたこと
を特徴とする凍結防止弁弁にある。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の凍結防止弁は、従来技術
と同様に、蒸気配管系の運転時にはフロートは、入口側
の流体圧力により液体中に完全に埋没した状態で環状弁
座に着座して出口を閉口している。そして、蒸気配管系
の運転が停止されて入口側の流体圧力が所定以下まで降
下したときにフロートは浮上して環状弁座から離座し、
出口を開口して低温復水を系外に排除する。 【0008】そして、本発明の凍結防止弁は、入口側温
度が所定以下まで低下したときにフロートを環状弁座か
ら離座させる温度応動部材を設けたものであるので、ス
チームトラップが復水を排出できなくなっても入口側の
流体温度が所定以下まで低下したときに温度応動部材が
フロートを環状弁座から離座させて出口を開口し、低温
復水を系外に排除する。 【0009】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。弁ケーシングは入口側部材1と出
口側部材2をねじ結合して構成し、内部にほぼ円柱状の
弁室3を形成する。入口側部材1に入口4を形成し、出
口側部材2に出口5を形成する。入口4と出口5は同一
軸上に形成する。 【0010】出口側部材2の弁室3側開口端に環状弁座
6を形成する。環状弁座6は入口4及び出口5と同一軸
上に形成する。環状弁座6の入口4側の弁室3内にステ
ンレス鋼薄板で作った中空球形のフロート7を配置す
る。フロート7は液体中に完全に埋没した状態において
入口4側の圧力が所定以下まで降下したときに環状弁座
6から離座し、出口5を開口して低温復水を系外に排除
する。 【0011】環状弁座6の入口4側の弁室3内に温度応
動部材としてのバイメタル8を配置する。バイメタル8
は断面形状がほぼ逆U字状で一端側をビス9で入口側部
材1の内周壁に固定する。バイメタル8は入口2側の流
体温度が所定以下まで低下したときにU字状が拡がるよ
うに変形し、他端側でフロート7を斜め上方に押し上げ
て環状弁座6から離座させ、出口5を開口して低温復水
を系外に排除する。入口側部材1の内周壁にリブ10を
2個設けて、浮上したフロート7が入口2を塞ぐことを
防止する。 【0012】上記実施例の凍結防止弁は、入口4がスチ
ームトラップの底部に連結され、出口5が系外に連結さ
れて使用される。蒸気配管系の運転時にはフロート7
は、入口4側の流体圧力により液体中に完全に埋没した
状態で環状弁座6に着座して出口5を閉口している。こ
のとき、バイメタル8は、U字状が狭まるように変形
し、フロート7に干渉しない。 【0013】そして、蒸気配管系の運転が停止されて入
口4側の流体圧力が所定以下まで降下したときにフロー
ト7は浮上して環状弁座6から離座し、出口5を開口し
て低温復水を系外に排除する。また、スチームトラップ
が復水を排出できなくなっても入口4側の流体の温度が
所定以下まで低下すると、バイメタル8が拡がってフロ
ート7を環状弁座6から離座させて出口5を開口し、低
温復水を系外に排除する。 【0014】 【発明の効果】上記のように本発明による凍結防止弁
は、入口側温度が所定以下まで低下したときにフロート
を環状弁座から離座させる温度応動部材を設けたことに
より、スチームトラップが復水を排出できなくなっても
入口側の流体の温度が所定以下になると、温度応動部材
がフロートを環状弁座から離座させて出口を開口し、低
温復水を系外に排除できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凍結防止弁の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 入口側部材
2 出口側部材
3 弁室
4 入口
5 出口
6 環状弁座
7 フロート
8 バイメタル
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 弁ケーシングで入口と出口を形成し、入
口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の入口側にフ
ロートを配置し、フロートが液体中に完全に埋没した状
態において入口側圧力が所定以下まで降下したときに環
状弁座から離座するものにおいて、入口側温度が所定以
下まで低下したときにフロートを環状弁座から離座させ
る温度応動部材を設けたことを特徴とする凍結防止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038716A JP2003240154A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 凍結防止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038716A JP2003240154A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 凍結防止弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240154A true JP2003240154A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27779953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002038716A Pending JP2003240154A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 凍結防止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003240154A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112441A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Motoyama Eng Works Ltd | バイメタルを用いた弁装置およびスチームトラップ装置のエア抜き弁 |
JP2009068442A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Tlv Co Ltd | 液体圧送装置 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038716A patent/JP2003240154A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112441A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Motoyama Eng Works Ltd | バイメタルを用いた弁装置およびスチームトラップ装置のエア抜き弁 |
JP2009068442A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Tlv Co Ltd | 液体圧送装置 |
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