JP2004052781A - 復水排出装置 - Google Patents

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JP2004052781A
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hole
condensate discharge
discharge hole
orifice hole
condensate
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JP2002206570A
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Takeshi Yokoyama
横山  武志
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TLV Co Ltd
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TLV Co Ltd
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Abstract

【課題】復水排出孔の表面とオリフィス孔の表面に付着する金属イオンを取除くことのできる復水排出装置を提供する。
【解決手段】上ケーシング1と下ケーシング2からなる弁ケーシングで入口4と弁室3と出口5を形成する。下ケーシング2に導出路7を開けた弁座部材8をねじ結合する。弁座部材8の上方に導出路7を開閉する温度制御機素10をスナップリング20で保持する。導出路7は、復水排出孔21と、復水排出孔21よりも開口面積の小さなオリフィス孔23とから成る。オリフィス孔23を貫通して転動部材25を配置する。転動部材25の上端は復水排出孔21内に位置し、膨らみ部26はオリフィス孔23の上端に載り、球状部27はオリフィス孔23の下方に位置する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する復水排出装置に関し、特に流体中に溶解している金属イオンが復水排出孔の表面に堆積して閉塞してしまうことを防止したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の復水排出装置を特開平9−303686号公報を参照して説明する。これは、復水排出孔の下流側に復水排出孔よりも開口面積の小さなオリフィス孔を形成し、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置したものである。復水排出孔の下流側に開口面積の小さなオリフィス孔を形成して、復水排出孔の圧力をその上流側の圧力に近い高圧に保ち、復水を緩やかに復水排出孔を流下させることにより、復水排出孔の表面に金属イオンが付着することを防止する。復水はオリフィス孔を高速に流れ、金属イオンがオリフィス孔の表面に付着することとなるが、このオリフィス孔の表面に付着する金属イオンを復水流によって転動する転動部材によって取除くものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の復水排出装置では、復水排出孔の上流側の圧力とオリフィス孔の下流側の圧力との圧力差が大きい場合には、復水排出孔の圧力とその上流側の圧力との圧力差も大きくなるために、復水排出孔の表面に金属イオンが付着してしまい改良の余地を残すものであった。従って、本発明の技術的課題は、復水排出孔の表面とオリフィス孔の表面に付着する金属イオンを取除くことのできる復水排出装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、復水排出孔の下流側に復水排出孔よりも開口面積の小さなオリフィス孔を形成し、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置したものにおいて、転動部材の上端を復水排出孔内に位置せしめたことを特徴とする復水排出装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置し、この転動部材の上端を復水排出孔内に位置せしめたものである。そのため、オリフィス孔の表面に付着する金属イオンを、転動部材のオリフィス孔を貫通する部位で取除き、復水排出孔の表面に付着する金属イオンを、転動部材の復水排出孔内に位置する部位で取除くことができる。
【0006】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。本実施例は熱応動式スチームトラップに適用したものである。上ケーシング1と下ケーシング2とをねじ結合して、内部に弁室3を有する弁ケーシングが形成される。上ケーシング1に入口4が、下ケーシング2に出口5が形成される。入口4と出口5は同軸に形成されている。下ケーシング2の横断壁6に、弁室3と出口5を連通する導出路7を有する弁座部材8がねじ結合される。上ケーシング1と下ケーシング2及び弁座部材8は夫々ステンレス鋼で形成される。
【0007】
弁座部材8の上方に温度制御機素10が配置される。温度制御機素10は、注入口11を有する壁部材12と、注入口11を密封する栓部材13と、壁部材12との間に収容室14を形成するダイヤフラム15と、収容室14に密封した膨脹媒体16と、ダイヤフラム15に固着した弁部材17と、ダイヤフラム15の外周縁を壁部材12との間に挟んで固着する固着壁部材18とから形成される。温度制御機素10は、下ケーシング2の内周に固定されたスナップリング20によって保持され、固着壁部材18の下面外周が下ケーシング2の内周に形成された複数個のリブ19の段部に当っている。温度制御機素10とスナップリング20は共にステンレス鋼で形成される。膨脹媒体16は、水、水より沸点の低い液体、或いはそれらの混合物で形成される。
【0008】
弁座部材8の導出路7は、弁室3側から出口5側に順次形成された、復水排出孔21と、復水排出孔21よりも開口面積の小さなオリフィス孔23とから成る。オリフィス孔23は、導出路7に圧入固定されたオリフィス部材24に形成される。オリフィス孔23を貫通して転動部材25を配置する。転動部材25は、細長い棒材を曲げて、中段にオリフィス孔23よりも大きな外形の膨らみ部26を形成し、下端に溶接によってオリフィス孔23よりも大きな外形の球状部27を形成したものである。転動部材25の上端は復水排出孔21内に位置し、膨らみ部26はオリフィス孔23の上端に載り、球状部27はオリフィス孔23の下方に位置する。オリフィス部材24と転動部材25は夫々ステンレス鋼で形成される。番号28はスクリーンである。
【0009】
上記の復水排出装置の作動は次の通りである。入口4から弁室3に流入してくる流体の温度が低い場合、膨脹媒体16は収縮し、ダイヤフラム15が壁部材12側に変位し、弁部材17が弁座部材8から離座して導出路7を開口している。これにより、復水を導出路7から出口5に排出する。このとき、転動部材25が復水流によって転動し、復水排出孔21の表面とオリフィス孔23の表面に付着する金属イオンを取除き、金属イオンを復水と共に出口5に排出する。
【0010】
復水の排出によって弁室3内に蒸気が流入してくると、膨脹媒体16が膨脹し、ダイヤフラム15が固着壁部材18側に変位し、弁部材17が弁座部材8に着座して導出路7を閉止する。これにより、蒸気の流出を防止する。
【0011】
上記実施例では熱応動式スチームトラップに適用した復水排出装置を例示したが、本発明はフロート式やディスク式やオリフィス式等の他の型式のスチームトラップにも適用できるものである。
【0012】
【発明の効果】
本発明は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本発明によれば、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置し、この転動部材の上端を復水排出孔内に位置せしめることにより、復水排出孔の表面とオリフィス孔の表面に付着する金属イオンを取除くことができる。そのため、排出流量の減少や、ひいては復水排出孔を閉塞してしまうことがなく、復水排出装置としての本来の機能を長期に渡って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の復水排出装置の断面図。
【符号の説明】
21  復水排出孔
23  オリフィス孔
25  転動部材

Claims (1)

  1. 復水排出孔の下流側に復水排出孔よりも開口面積の小さなオリフィス孔を形成し、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置したものにおいて、転動部材の上端を復水排出孔内に位置せしめたことを特徴とする復水排出装置。
JP2002206570A 2002-07-16 2002-07-16 復水排出装置 Pending JP2004052781A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169979A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Tlv Co Ltd 熱応動式スチームトラップ

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