JP5254053B2 - 熱応動式スチームトラップ - Google Patents

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本発明は、加熱されて膨脹し冷却されて収縮する媒体を含む温度制御機素を用いて、各種蒸気使用機器や蒸気配管で発生する復水を自動的に排出する熱応動式スチームトラップに関し、特に、温度制御機素により開閉される弁孔の内面に付着した異物を洗浄できるものに関する。
従来の熱応動式スチームトラップは、例えば特許文献1に開示されている。これは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置したものにおいて、弁孔の下流側に弁孔よりも開口面積の小さなオリフィス孔を形成し、オリフィス孔の上端に一部を位置せしめた転動部材をオリフィス孔を貫通して配置したものである。
特開平9−303686号公報
上記従来の熱応動式スチームトラップは、弁孔の下流側に開口面積の小さなオリフィス孔を形成して、弁孔の圧力をその上流側の圧力に近い高圧に保ち、復水を緩やかに弁孔を流下させることにより、弁孔の表面に異物が付着することを防止する。復水はオリフィス孔を高速に流れ、異物がオリフィス孔の表面に付着することとなるが、このオリフィス孔の表面に付着する異物を復水流によって転動する転動部材によって取除くものである。しかしながら、弁孔の下流側に開口面積の小さなオリフィス孔を形成したものであるので、復水の排出流量が低下する問題点があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、復水の排出流量を低下させずに弁孔の弁室側の内面に付着した異物を洗浄できる熱応動式スチームトラップを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の熱応動式スチームトラップは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置したものにおいて、弁座部材を球形に形成すると共に弁孔をT字状に形成した球形弁座部材をケーシングに回転操作可能に配置し、入口と球形弁座部材を連通するバイパス通路をケーシングに形成し、球形弁座部材を外部から回転操作することによりT字状の弁孔の長通路の一端から短通路を通して弁室と出口側とを連通しバイパス通路と出口側とを球形弁座部材により常時遮断すると共に温度応動部材によりT字状の弁孔の長通路の一端を開閉する第1状態とT字状の弁孔の長通路の他端から長通路の一端を通してバイパス通路と出口側とを常時連通し弁室と出口側とを球形弁座部材により常時遮断する第2状態とに切り替えることができることを特徴とするものである。
本発明によれば、球形弁座部材を外部から回転操作してT字状の弁孔の長通路の他端から長通路の一端を通してバイパス通路と出口側とを常時連通し弁室と出口側とを球形弁座部材により常時遮断する第2状態とすることにより、入口側の高圧蒸気が高速でT字状の弁孔を長通路の他端から長通路の一端へ流下して長通路の一端の内面を逆洗するので、通常は弁孔の弁室側である長通路の一端の内面に付着した異物を簡単に確実に洗浄できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係わる熱応動式スチームトラップの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本体1に蓋2を締結して内部に弁室3を有するケーシングを形成する。本体1は入口4と出口5を有すると共に入口4を弁室3に連通する入口通路6と入口4を下記の球形弁座部材7に連通するバイパス通路8と球形弁座部材7を出口5に連通する出口通路9を有する。弁室3の下方にT字状の弁孔10を開けた球形弁座部材7を配置する。球形弁座部材7は点線で示す弁軸11を本体1から外部に貫通して連結することにより回転操作可能に取り付ける。
弁室5内に温度制御機素12を配置する。温度制御機素12は上壁部材14と、上壁部材14との間に膨脹媒体18を密封したダイヤフラム部材17と、ダイヤフラム部材17に固着した弁部材19と、ダイヤフラム部材17の外周縁を上壁部材14との間に挟んで固着した下壁部材20と、から形成される。膨脹媒体18は、水、水より沸点の低い液体、あるいはそれらの混合物で形成される。
図示は球形弁座部材7により、T字状の弁孔10の長通路の一端10aから短通路10bを通して弁室3と出口通路9が連通され、バイパス通路8と出口通路9が遮断された第1状態を示している。図示の位置から弁軸11を回転操作して球形弁座部材7を90度時計回り方向へ回転させることにより、T字状の弁孔10の長通路の他端10cから長通路の一端10aを通してバイパス通路8と出口通路9が連通され、弁室3と出口通路9が遮断された第2状態となる。
上記の熱応動式スチームトラップの動作は次の通りである。通常は図示の第1状態に球形弁座部材7を回転させて使用する。始動時、弁室3内は低温であり、膨脹媒体18は収縮し、ダイヤフラム部材17が上方に変位し、弁部材19が球形弁座部材7から離座してT字状の弁孔10の長通路の一端10aを開口している。これにより入口4から入口通路6を通して弁室3に流入する低温の復水や空気をT字状の弁孔10の長通路の一端10aから短通路10bを通して出口通路9から出口5へ排出する。低温流体の排出によって入口4から流入する流体温度が上昇し、弁室3内が所定温度以上になると、膨脹媒体18は膨脹し、ダイヤフラム部材17が下方に変位し、弁部材19が球形弁座部材7に着座してT字状の弁孔10の長通路の一端10aを閉止する。これにより蒸気の漏出を防止する。放熱によって弁室3内が所定温度以下になると、膨脹媒体18は収縮し、ダイヤフラム部材17が上方に変位し、弁部材19が球形弁座部材7から離座してT字状の弁孔10の長通路の一端10aを開口する。
T字状の弁孔10の長通路の一端10aの内面に付着した異物を洗浄する場合は、図示の第1状態から弁軸11を回転操作して球形弁座部材7を90度時計回り方向へ回転させることにより、長通路の他端10cから長通路の一端10aを通してバイパス通路8と出口通路9を連通し、弁室3と出口通路9を遮断した第2状態とする。これにより、入口4側の高圧蒸気が高速で長通路の他端10cから長通路の一端10aを流下して長通路の一端10aを逆洗するので、T字状の弁孔10の長通路の一端10aの内面に付着した異物を簡単に確実に洗浄できる。
本発明は、温度制御機素を用いて弁孔を開閉するあらゆる種類の熱応動式スチームトラップに利用することができる。
1 本体
2 蓋
3 弁室
4 入口
5 出口
6 入口通路
7 球形弁座部材
8 バイパス通路
9 出口通路
10 T字状の弁孔
10a T字状の弁孔の長通路の一端
10b T字状の弁孔の短通路
10c T字状の弁孔の長通路の他端
11 弁軸
12 温度制御機素
14 上壁部材
17 ダイヤフラム部材
18 膨脹媒体
19 弁部材
20 下壁部材

Claims (1)

  1. ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を弁室と出口との間に配置し、壁部材とダイヤフラム部材と両部材の間に密封した膨脹媒体とダイヤフラム部材の弁座部材側に連結した弁部材とから成る温度制御機素を弁室内に配置したものにおいて、弁座部材を球形に形成すると共に弁孔をT字状に形成した球形弁座部材をケーシングに回転操作可能に配置し、入口と球形弁座部材を連通するバイパス通路をケーシングに形成し、球形弁座部材を外部から回転操作することによりT字状の弁孔の長通路の一端から短通路を通して弁室と出口側とを連通しバイパス通路と出口側とを球形弁座部材により常時遮断すると共に温度応動部材によりT字状の弁孔の長通路の一端を開閉する第1状態とT字状の弁孔の長通路の他端から長通路の一端を通してバイパス通路と出口側とを常時連通し弁室と出口側とを球形弁座部材により常時遮断する第2状態とに切り替えることができることを特徴とする熱応動式スチームトラップ。
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