JP2003239974A - 動圧軸受装置及びその製造方法 - Google Patents

動圧軸受装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003239974A
JP2003239974A JP2002042624A JP2002042624A JP2003239974A JP 2003239974 A JP2003239974 A JP 2003239974A JP 2002042624 A JP2002042624 A JP 2002042624A JP 2002042624 A JP2002042624 A JP 2002042624A JP 2003239974 A JP2003239974 A JP 2003239974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
housing
thrust
dynamic pressure
thrust bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002042624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3981564B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Yamashita
信好 山下
Masaaki Toda
正明 戸田
Tetsuya Kurimura
栗村  哲弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2002042624A priority Critical patent/JP3981564B2/ja
Publication of JP2003239974A publication Critical patent/JP2003239974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3981564B2 publication Critical patent/JP3981564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C43/00Assembling bearings
    • F16C43/02Assembling sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
    • F16C17/107Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/107Grooves for generating pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減、軸受性能の向上 【解決手段】 軸部材2のフランジ部2bの下側端面2
b2をハウジング7の内底面7c1に当接させ、同時
に、軸受スリーブ8の下側端面8cをフランジ部2bの
上側端面2b1に当接させる。この状態から、軸部材2
を軸受スリーブ8およびシール部材10と伴に、第1ス
ラスト軸受部S1のスラスト軸受隙間(大きさをδ1と
する。)と第2スラスト軸受部S2のスラスト軸受隙間
(大きさをδ2とする。)の合計量に相当する寸法δ
(δ=δ1+δ2)だけ、ハウジング7に対して軸方向
に相対移動させる。そして、軸受スリーブ8およびシー
ル部材10をその位置でハウジング7に固定すると、所
定のスラスト軸受隙間δ(δ=δ1+δ2)が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受隙間に生じる
潤滑油の動圧作用で回転部材を非接触支持する動圧軸受
装置に関する。この軸受装置は、情報機器、例えばHD
D、FDD等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD
−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装
置、MD、MO等の光磁気ディスク装置などのスピンド
ルモータ、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴン
スキャナモータ、あるいは電気機器、例えば軸流ファン
などの小型モータ用として好適である。
【0002】
【従来の技術】上記各種モータには、高回転精度の他、
高速化、低コスト化、低騒音化などが求められている。
これらの要求性能を決定づける構成要素の一つに当該モ
ータのスピンドルを支持する軸受があり、近年では、こ
の種の軸受として、上記要求性能に優れた特性を有する
動圧軸受の使用が検討され、あるいは実際に使用されて
いる。
【0003】例えば、HDD等のディスク装置のスピン
ドルモータに組込まれる動圧軸受装置では、軸部材をラ
ジアル方向に回転自在に非接触支持するラジアル軸受部
と、軸部材をスラスト方向に回転自在に非接触支持する
スラスト軸受部とが設けられ、これら軸受部として、軸
受面に動圧発生用の溝(動圧溝)を有する動圧軸受が用
いられる。ラジアル軸受部の動圧溝は、軸受スリーブの
内周面又は軸部材の外周面に形成され、スラスト軸受部
の動圧溝は、フランジ部を備えた軸部材を用いる場合、
そのフランジ部の両端面、又は、これに対向する面(軸
受スリーブの端面や、ハウジングに固定されるスラスト
部材の端面等)にそれぞれ形成される。通常、軸受スリ
ーブはハウジングの内周の所定位置に固定され、また、
ハウジングの底部をスラスト部材で構成する場合は、該
スラスト部材を位置決めするためのインロー部(段状の
部位)をハウジングに設ける場合が多い(スラスト部材
をインロー部に嵌め合わせることで、ハウジングに対す
るスラスト部材の位置決めを行う。)。さらに、ハウジ
ングの内部空間に注油した潤滑油が外部に漏れるのを防
止するために、ハウジングの開口部にシール部材を配設
する場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の動圧軸受装
置は、ハウジング、軸受スリーブ、軸部材、スラスト部
材、及びシール部材といった部品で構成され、情報機器
の益々の高性能化に伴って必要とされる高い軸受性能を
確保すべく、各部品の加工精度や組立精度を高める努力
がなされている。特に、スラスト軸受隙間の大きさは、
軸部材のフランジ部の軸方向寸法や両端面の面精度、ス
ラスト軸受面となる軸受スリーブおよびスラスト部材の
端面の面精度といった部品精度と、軸受スリーブとスラ
スト部材との間の軸方向スペースといった組立精度の影
響を受けることから、所望値に管理するのが難しく、そ
のために、必要以上に高精度な部品加工や複雑な組立作
業を強いられているのが実状である。一方、情報機器の
低価格化の傾向に伴い、この種の動圧軸受装置に対する
コスト低減の要求も益々厳しくなっている。
【0005】本発明の課題は、より一層低コストな動圧
軸受装置を提供することである。
【0006】本発明の他の課題は、スラスト軸受隙間が
精度良く形成され、より軸受性能に優れた動圧軸受装置
を提供することである。
【0007】本発明の更なる課題は、この種の動圧軸受
装置におけるスラスト軸受隙間を簡易かつ精度良く設定
することができる方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、側部および底部を有するコップ状のハウ
ジングと、ハウジングの内周に固定された軸受スリーブ
と、軸部およびフランジ部を有する軸部材と、軸受スリ
ーブの内周面と軸部の外周面との間に設けられ、ラジア
ル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用で軸部をラジアル
方向に非接触支持するラジアル軸受部と、軸受スリーブ
の一端面とこれに対向するフランジ部の一端面との間に
設けられ、スラスト軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用
でフランジ部をスラスト方向に非接触支持する第1スラ
スト軸受部と、ハウジングの底部の内底面とこれに対向
するフランジ部の他端面との間に設けられ、スラスト軸
受隙間に生じる潤滑油の動圧作用でフランジ部をスラス
ト方向に非接触支持する第2スラスト軸受部とを備え、
ハウジングが型成形により形成されたものである構成を
提供する。
【0009】この構成によれば、側部および底部を有す
るコップ状のハウジングを用いているので、ハウジング
にスラスト部材を固定する場合に比べて、部品点数を削
減して、製造コストの低減を図ることができる。しか
も、ハウジングは型成形により形成されたものであるの
で、ハウジングを旋削等の機械加工により形成する場合
に比べて、加工コストの低減を図ることができる。
【0010】上記構成において、ハウジングは金属製又
は樹脂製とすることができる。前者の場合、マグネシウ
ム等の金属粉末の射出成形、アルミ合金等のダイキャス
ト、金属板のプレス加工(板材又はパイプ材の絞り成
形)等の型成形によりハウジングを形成することができ
る。また、後者の場合、樹脂の射出成形等の型成形によ
りハウジングを形成することができる。
【0011】第2スラスト軸受部を構成する動圧溝はハ
ウジングの内底面およびフランジ部の他端面のうち一方
に設ければよいが、ハウジングの内底面に設ける場合、
該動圧溝を側部および底部と共に型成形により形成する
ことができる。これにより、該動圧溝の別途加工を不要
として、加工コストの低減を図ることができる。
【0012】ここで、上記の金属粉末の射出成形法は
「メタル・インジェクション・モールディング」(MI
M:Metal Injection Molding)と呼ばれている。この
MIM法は、一般に、金属粉末と樹脂バインダとを混練
後、金型に射出して成形し、続いて脱脂してバインダを
除いた成形体を焼結して完成品とする成形法であり(焼
結後、必要に応じて後処理を行う。)、次のような特長
を有している。すなわち、複雑な形状の小物部品をニ
ア・ネット・シェイプで形成することができ、金型形
状を転写し同一形状のものを量産することができ、成
型時の収縮率、脱脂・焼結時の収縮率などを見極めるこ
とにより、寸法精度の高い部品を生産することができ、
金型形状を転写するので、金型の仕上精度と同一の面
精度(面粗度等)を確保することができ、ステンレス
鋼等の難加工材のニア・ネット・シェイプ化が可能であ
る。
【0013】ハウジングを上記のMIM法で形成するこ
とにより、生産性が高まると共に、スラスト軸受面とな
る内底面の面粗度等を精度良く仕上げることができるの
で、加工コストの低減になる。また、成形金型の所要部
位に動圧溝の形状を加工しておくことにより、内底面に
動圧溝を成形と同時に形成(転写)することができるの
で、その後の動圧溝加工を不要として、加工コスト低減
を図ることもできる。
【0014】上記構成において、ハウジングの内底面を
基準として、軸受スリーブのハウジングに対する位置が
設定されることにより、第1スラスト軸受部及び第2ス
ラスト軸受部のスラスト軸受隙間が所定寸法に形成され
ている構成を採用することができる。
【0015】例えば、スラスト部材を具備し、その位置
設定をハウジングに設けたインロー部(段状の部位)で
行う(スラスト部材をインロー部に嵌め合わせること
で、ハウジングに対するスラスト部材の位置決めを行
う。)構成では、ハウジングに対する軸受スリーブの位
置決めを専用の治具で行う必要があるので、各部品を最
終的に組立み合わせたとき、スラスト軸受隙間が、スラ
スト面(フランジ部の両端面、軸受スリーブおよびスラ
スト部材の端面)の面精度の影響を受ける。これに対し
て、本発明の構成では、ハウジングの内底面を基準とし
て、軸受スリーブのハウジングに対する位置が設定され
ているので、スラスト軸受隙間がスラスト面の面精度の
影響を受けない。そのため、スラスト軸受隙間を精度良
く形成することができ、これにより軸受性能の一層の向
上を図ることができる。しかも、スラスト軸受隙間を精
度良く形成するために、必要以上に高精度な部品加工や
複雑な組立作業を行う必要がないので、動圧軸受装置の
製造コスト低減にもなる。
【0016】上記構成において、軸受スリーブをハウジ
ングに固定する手段として、エポキシ系接着剤等による
接着、圧入、レーザビーム溶接(ハウジングの外径側か
ら軸受スリーブの固定部位にレーザビームを照射する。
あるいは、軸受スリーブの固定部位に直接レーザビーム
を照射する。)、高周波パルス接合、加締め等を採用す
ることができる。
【0017】上記構成において、軸受スリーブの他端面
の側に、ハウジングの内部空間をシールするシール手段
を設けることができる。このシール手段は、シール部材
をハウジングに固定することによって形成することがで
きる。この場合、シール部材の固定手段として、エポキ
シ系接着剤等による接着、圧入、レーザビーム溶接(ハ
ウジングの外径側からシール部材の固定部位にレーザビ
ームを照射する。あるいは、シール部材の固定部位に直
接レーザビームを照射する。)、高周波パルス接合、加
締め等を採用することができる。
【0018】上記構成において、軸受スリーブは焼結金
属で形成することができる。
【0019】また、上記課題を解決するため、本発明
は、側部および底部を有するコップ状のハウジングと、
ハウジングの内周に固定された軸受スリーブと、軸部お
よびフランジ部を有する軸部材と、軸受スリーブの内周
面と軸部の外周面との間に設けられ、ラジアル軸受隙間
に生じる潤滑油の動圧作用で軸部をラジアル方向に非接
触支持するラジアル軸受部と、軸受スリーブの一端面と
これに対向するフランジ部の一端面との間に設けられ、
スラスト軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用でフランジ
部をスラスト方向に非接触支持する第1スラスト軸受部
と、ハウジングの底部の内底面とこれに対向するフラン
ジ部の他端面との間に設けられ、スラスト軸受隙間に生
じる潤滑油の動圧作用でフランジ部をスラスト方向に非
接触支持する第2スラスト軸受部とを備えた動圧軸受装
置の製造方法であって、ハウジングの内底面を基準とし
て、軸受スリーブのハウジングに対する位置を設定する
ことにより、第1スラスト軸受部及び第2スラスト軸受
部のスラスト軸受隙間を所定寸法に形成する構成を提供
する。
【0020】この構成によれば、ハウジングの内底面を
基準として、軸受スリーブのハウジングに対する位置を
設定するので、スラスト軸受隙間がスラスト面の面精度
の影響を受けない。そのため、スラスト軸受隙間を精度
良くかつ簡易に形成することができ、これにより軸受性
能の一層の向上を図ることができる。しかも、スラスト
軸受隙間を精度良く形成するために、必要以上に高精度
な部品加工や複雑な組立作業を行う必要がないので、動
圧軸受装置の製造コスト低減にもなる。
【0021】より具体的には、上記の製造方法は、ハウ
ジングの内底面にフランジ部の他端面を当接させると共
に、フランジ部の一端面に軸受スリーブの一端面を当接
させる段階と、軸受スリーブを、第1スラスト軸受部及
び第2スラスト軸受部のスラスト軸受隙間の合計量に相
当する寸法だけ、ハウジングに対して軸方向に相対移動
させる段階とを有する。これにより、スラスト軸受隙間
が、スラスト面の面精度のみならず、フランジ部の軸方
向寸法精度等の影響も受けなくなるので、スラスト軸受
隙間をより一層精度良く形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0023】図1は、この実施形態に係る動圧軸受装置
1を組み込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例
を示している。このスピンドルモータは、HDD等のデ
ィスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自
在に非接触支持する動圧軸受装置1と、軸部材2に装着
されたディスクハブ3と、例えば半径方向のギャップを
介して対向させたモータステータ4およびモータロータ
5とを備えている。ステータ4はケーシング6の外周に
取付けられ、ロータ5はディスクハブ3の内周に取付け
られる。動圧軸受装置1のハウジング7は、ケーシング
6の内周に装着される。ディスクハブ3には、磁気ディ
スク等のディスクDが一又は複数枚保持される。ステー
タ4に通電すると、ステータ4とロータ5との間の励磁
力でロータ5が回転し、それによって、ディスクハブ3
および軸部材2が一体となって回転する。
【0024】図2は、動圧軸受装置1を示している。こ
の動圧軸受装置1は、ハウジング7と、軸受スリーブ8
と、軸部材2と、シール部材10とを構成部品して構成
される。
【0025】軸受スリーブ8の内周面8aと軸部材2の
軸部2aの外周面2a1との間に第1ラジアル軸受部R
1と第2ラジアル軸受部R2とが軸方向に離隔して設け
られる。また、軸受スリーブ8の下側端面8cと軸部材
2のフランジ部2bの上側端面2b1との間に第1スラ
スト軸受部S1が設けられ、ハウジング7の底部7cの
内底面7c1とフランジ部2bの下側端面2b2との間
に第2スラスト軸受部S2が設けられる。尚、説明の便
宜上、ハウジング7の開口部7aの側を上側、底部7c
の側を下側として説明を進める。
【0026】図4(a)に示すように、ハウジング7
は、例えば、マグネシウム等の金属粉末からMIM法で
コップ状に形成され、円筒状の側部7bと、底部7cと
を一体に備えている。側部7bの上端は開口部7aにな
っている。また、第2スラスト軸受部S2のスラスト軸
受面となる、底部7cの内底面7c1には、例えば図4
(b)に示すようなヘリングボーン形状の動圧溝7c2
が形成される。この動圧溝7c2は、側部7bおよび底
部7cと共にMIM法の金型で成形(成形金型で転写)
されたものである。尚、動圧溝の形状として、スパイラ
ル形状や放射溝形状等を採用しても良い。
【0027】軸部材2は、例えば、ステンレス鋼等の金
属材で形成され、軸部2aと、軸部2aの下端に一体又
は別体に設けられたフランジ部2bとを備えている。
【0028】軸受スリーブ8は、例えば、焼結金属から
なる多孔質体、特に銅を主成分とする燒結金属の多孔質
体で円筒状に形成され、接着、圧入、レーザビーム溶
接、高周波パルス接合等の適宜の手段により、ハウジン
グ7の内周の所定位置に固定される。軸受スリーブ8の
上側端面8bはシール部材10に当接している。
【0029】この焼結金属で形成された軸受スリーブ8
の内周面8aには、第1ラジアル軸受部R1と第2ラジ
アル軸受部R2のラジアル軸受面となる上下2つの領域
が軸方向に離隔して設けられ、該2つの領域には、例え
ば図3(a)に示すようなヘリングボーン形状の動圧溝
8a1、8a2がそれぞれ形成される。尚、動圧溝の形
状として、スパイラル形状や軸方向溝形状等を採用して
も良い。
【0030】また、第1スラスト軸受部S1のスラスト
軸受面となる、軸受スリーブ8の下側端面8cには、例
えば図3(b)に示すようなスパイラル形状の動圧溝8
c1が形成される。尚、動圧溝の形状として、ヘリング
ボーン形状や放射溝形状等を採用しても良い。
【0031】軸部材2の軸部2aは軸受スリーブ8の内
周面8aに挿入され、フランジ部2bは軸受スリーブ8
の下側端面8cとハウジング7の内底面7c1との間の
空間部に収容される。
【0032】シール部材10は、接着、圧入、レーザビ
ーム溶接、高周波パルス接合等の適宜の手段によりハウ
ジング7の開口部7aに固定され、その内周面10a
は、軸部2aの外周面2a1と所定のシール空間を介し
て対向する。そして、シール部材10で密封されたハウ
ジング7の内部空間に潤滑油が給油される。
【0033】軸部材2の回転時、軸受スリーブ8の内周
面8aのラジアル軸受面となる領域(上下2箇所の領
域)は、それぞれ、軸部2aの外周面2a1とラジアル
軸受隙間を介して対向する。また、軸受スリーブ8の下
側端面8cのスラスト軸受面となる領域はフランジ部2
bの上側端面2b1とスラスト軸受隙間を介して対向
し、ハウジング7の内底面7c1のスラスト軸受面とな
る領域はフランジ部2bの下側端面2b2とスラスト軸
受隙間を介して対向する。そして、軸部材2の回転に伴
い、上記ラジアル軸受隙間に潤滑油の動圧が発生し、軸
部材2の軸部2aが上記ラジアル軸受隙間内に形成され
る潤滑油の油膜によってラジアル方向に回転自在に非接
触支持される。これにより、軸部材2をラジアル方向に
回転自在に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第
2ラジアル軸受部R2とが構成される。同時に、上記ス
ラスト軸受隙間に潤滑油の動圧が発生し、軸部材2のフ
ランジ部2bが上記スラスト軸受隙間内に形成される潤
滑油の油膜によって両スラスト方向に回転自在に非接触
支持される。これにより、軸部材2をスラスト方向に回
転自在に非接触支持する第1スラスト軸受部S1と第2
スラスト軸受部S2とが構成される。
【0034】この実施形態の動圧軸受装置1は、例え
ば、図5〜図8に示すような態様で組立てる。
【0035】まず、図5に示すように、軸部材2に軸受
スリーブ8を装着し、ハウジング7の内周に挿入する。
尚、軸受スリーブ8はハウジング7の内周に圧入しても
良い。
【0036】つぎに、図6に示すように、軸受スリーブ
8を軸部材2と伴に下方に推し進めて、フランジ部2b
の下側端面2b2をハウジング7の内底面7c1に当接
させ、同時に、軸受スリーブ8の下側端面8cをフラン
ジ部2bの上側端面2b1に当接させる。この状態が、
スラスト軸受隙間ゼロ(第1スラスト軸受部S1および
第2スラスト軸受部S2のスラスト軸受隙間がゼロ)の
状態である。尚、軸部材2を先にハウジング7の内周に
挿入し、その後、軸受スリーブ8を軸部材2に装着する
と共にハウジング7の内周に挿入(又は圧入)して、図
6に示す状態を達成しても良い。
【0037】つぎに、図7に示すように、ハウジング7
の開口部7aにシール部材10を挿入(又は圧入)し
て、軸受スリーブ8の上側端面8bに当接させる。
【0038】つぎに、図8に示すように、軸部材2を軸
受スリーブ8およびシール部材10と伴に、第1スラス
ト軸受部S1のスラスト軸受隙間(大きさをδ1とす
る。)と第2スラスト軸受部S2のスラスト軸受隙間
(大きさをδ2とする。)の合計量に相当する寸法δ
(δ=δ1+δ2)だけ、ハウジング7に対して軸方向
(同図では上方)に相対移動させる。そして、軸受スリ
ーブ8およびシール部材10をその位置でハウジング7
に固定すると、所定のスラスト軸受隙間δ(δ=δ1+
δ2)が形成される。尚、シール部材10は、所定のス
ラスト軸受隙間δ(δ=δ1+δ2)を形成した後、ハ
ウジング7の開口部7aに挿入(又は圧入)しても良
い。
【0039】上記の方法によれば、動圧軸受装置1の各
構成部品を実際に組み合わせてスラスト軸受隙間ゼロの
状態を一旦実現し、その状態から、ハウジング7と軸受
スリーブ8とを軸方向に所定量相対移動させてスラスト
軸受隙間を形成するので、上記の軸方向相対移動量δ
(δ=δ1+δ2)を管理するだけで、スラスト面(8
c、7c1、2b1、2b2)の面精度、フランジ部2
bの軸方向寸法精度等の影響を受けることなく、スラス
ト軸受隙間を精度良く形成することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、より一層低コストで軸
受性能に優れた動圧軸受装置を提供することができる。
【0041】また、本発明の製造方法によれば、部品精
度の影響を受けることなく、スラスト軸受隙間を精度良
くかつ簡易に設定することができる。これにより、部品
の加工コストや組立コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る動圧軸受装置を有する
スピンドルモータの断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る動圧軸受装置を示す断
面図である。
【図3】軸受スリーブの断面図{図3(a)}、下側端
面を示す図{図3(b)}である。
【図4】ハウジングの断面図{図4(a)}、内底面の
平面図{図4(b)}である。
【図5】図2に示す動圧軸受装置の組立工程を示す断面
図である。
【図6】図2に示す動圧軸受装置の組立工程を示す断面
図である。
【図7】図2に示す動圧軸受装置の組立工程を示す断面
図である。
【図8】図2に示す動圧軸受装置の組立工程を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 動圧軸受装置 2 軸部材 2a 軸部 2b フランジ部 2b1 上側端面 2b2 下側端面 7 ハウジング 7b 側部 7c 底部 7c1 内底面 8 軸受スリーブ 8a 内周面 8b 上側端面 8c 下側端面 10 シール部材 R1 第1ラジアル軸受部 R2 第2ラジアル軸受部 S1 第1スラスト軸受部 S2 第2スラスト軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/74 F16C 33/74 Z 5H607 43/02 43/02 H02K 5/16 H02K 5/16 Z 7/08 7/08 A (72)発明者 栗村 哲弥 三重県桑名市大字東方字尾弓田3066 NT N株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA04 AA12 AA20 BA04 CA02 DA01 DA02 JA02 KA02 KA03 LA01 LA05 SB01 SB19 SC01 3J016 AA02 AA03 BB15 3J017 AA01 BA01 DA01 DB07 HA01 4K018 AA04 AA40 BA02 BA20 CA29 DA03 DA11 JA12 KA03 5H605 AA04 AA08 BB05 BB19 CC03 CC04 DD05 EB03 EB06 EB13 5H607 AA04 BB01 BB14 BB17 CC01 DD02 DD03 DD16 GG03 GG09 GG10 GG12 GG15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部および底部を有するコップ状のハウ
    ジングと、該ハウジングの内周に固定された軸受スリー
    ブと、軸部およびフランジ部を有する軸部材と、前記軸
    受スリーブの内周面と前記軸部の外周面との間に設けら
    れ、ラジアル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用で前記
    軸部をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部
    と、前記軸受スリーブの一端面とこれに対向する前記フ
    ランジ部の一端面との間に設けられ、スラスト軸受隙間
    に生じる潤滑油の動圧作用で前記フランジ部をスラスト
    方向に非接触支持する第1スラスト軸受部と、前記ハウ
    ジングの底部の内底面とこれに対向する前記フランジ部
    の他端面との間に設けられ、スラスト軸受隙間に生じる
    潤滑油の動圧作用で前記フランジ部をスラスト方向に非
    接触支持する第2スラスト軸受部とを備え、 前記ハウジングが型成形により形成されたものであるこ
    とを特徴とする動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの内底面に前記第2スラ
    スト軸受部を構成する動圧溝を有し、かつ、該動圧溝が
    前記側部および底部と共に型成形により形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの内底面を基準として、
    前記軸受スリーブの前記ハウジングに対する位置が設定
    されることにより、前記第1スラスト軸受部及び第2ス
    ラスト軸受部のスラスト軸受隙間が所定寸法に形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の動圧軸受
    装置。
  4. 【請求項4】 前記軸受スリーブの他端面の側に、前記
    ハウジングの内部空間をシールするシール手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記
    載の動圧軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記軸受スリーブが焼結金属で形成され
    ていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載
    の動圧軸受装置。
  6. 【請求項6】 側部および底部を有するコップ状のハウ
    ジングと、該ハウジングの内周に固定された軸受スリー
    ブと、軸部およびフランジ部を有する軸部材と、前記軸
    受スリーブの内周面と前記軸部の外周面との間に設けら
    れ、ラジアル軸受隙間に生じる潤滑油の動圧作用で前記
    軸部をラジアル方向に非接触支持するラジアル軸受部
    と、前記軸受スリーブの一端面とこれに対向する前記フ
    ランジ部の一端面との間に設けられ、スラスト軸受隙間
    に生じる潤滑油の動圧作用で前記フランジ部をスラスト
    方向に非接触支持する第1スラスト軸受部と、前記ハウ
    ジングの底部の内底面とこれに対向する前記フランジ部
    の他端面との間に設けられ、スラスト軸受隙間に生じる
    潤滑油の動圧作用で前記フランジ部をスラスト方向に非
    接触支持する第2スラスト軸受部とを備えた動圧軸受装
    置、の製造方法であって、 前記ハウジングの内底面を基準として、前記軸受スリー
    ブの前記ハウジングに対する位置を設定することによ
    り、前記第1スラスト軸受部及び第2スラスト軸受部の
    スラスト軸受隙間を所定寸法に形成することを特徴とす
    る動圧軸受装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングの内底面に前記フランジ
    部の他端面を当接させると共に、前記フランジ部の一端
    面に前記軸受スリーブの一端面を当接させる段階と、前
    記軸受スリーブを、前記第1スラスト軸受部及び第2ス
    ラスト軸受部のスラスト軸受隙間の合計量に相当する寸
    法だけ、前記ハウジングに対して軸方向に相対移動させ
    る段階とを有することを特徴とする請求項6記載の動圧
    軸受装置の製造方法。
JP2002042624A 2002-02-20 2002-02-20 動圧軸受装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3981564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042624A JP3981564B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 動圧軸受装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042624A JP3981564B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 動圧軸受装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003239974A true JP2003239974A (ja) 2003-08-27
JP3981564B2 JP3981564B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=27782653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042624A Expired - Lifetime JP3981564B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 動圧軸受装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3981564B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028892A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Ntn Corporation 流体軸受装置
WO2005098252A1 (ja) * 2004-04-09 2005-10-20 Ntn Corporation 動圧軸受装置
JP2005321089A (ja) * 2004-04-09 2005-11-17 Ntn Corp 動圧軸受装置
JP2006052782A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Ntn Corp Rfid用タグを内蔵したすべり軸受ユニット
JP2006194416A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2007016849A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Ntn Corp 動圧軸受装置
JP2008267531A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Ntn Corp 動圧軸受装置の製造方法
JP2009281464A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2010019289A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ntn Corp 流体動圧軸受装置
JP2010084825A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ntn Corp 流体動圧軸受装置及びその製造方法
US7699527B2 (en) 2003-12-17 2010-04-20 Ntn Corporation Fluid bearing device
US8164850B2 (en) 2007-07-30 2012-04-24 Nidec Corporation Fluid dynamic bearing device, spindle motor, and disk drive apparatus including nickel coated bearing housing
JP2012526189A (ja) * 2009-05-04 2012-10-25 ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー 粉末金属部品を接着および接合する方法
US8403565B2 (en) 2006-03-20 2013-03-26 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device
US8419282B2 (en) 2006-11-30 2013-04-16 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device and process for manufacturing the same
US8672548B2 (en) 2008-09-09 2014-03-18 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device and manufacturing method therefor
CN107002762A (zh) * 2014-11-20 2017-08-01 Ntn株式会社 流体动压轴承装置的制造方法

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7625124B2 (en) 2003-09-18 2009-12-01 Ntn Corporation Fluid bearing device
WO2005028892A1 (ja) * 2003-09-18 2005-03-31 Ntn Corporation 流体軸受装置
CN100400914C (zh) * 2003-09-18 2008-07-09 Ntn株式会社 流体轴承装置
US7699527B2 (en) 2003-12-17 2010-04-20 Ntn Corporation Fluid bearing device
KR101213552B1 (ko) * 2004-04-09 2012-12-18 엔티엔 가부시키가이샤 동압 베어링 장치
JP2005321089A (ja) * 2004-04-09 2005-11-17 Ntn Corp 動圧軸受装置
WO2005098252A1 (ja) * 2004-04-09 2005-10-20 Ntn Corporation 動圧軸受装置
US8782901B2 (en) 2004-04-09 2014-07-22 Ntn Corporation Dynamic bearing device
JP2006052782A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Ntn Corp Rfid用タグを内蔵したすべり軸受ユニット
JP2006194416A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Ntn Corp 流体軸受装置
JP4672379B2 (ja) * 2005-01-17 2011-04-20 Ntn株式会社 流体軸受装置
JP2007016849A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Ntn Corp 動圧軸受装置
JP4588561B2 (ja) * 2005-07-06 2010-12-01 Ntn株式会社 動圧軸受装置
US8403565B2 (en) 2006-03-20 2013-03-26 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device
US8419282B2 (en) 2006-11-30 2013-04-16 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device and process for manufacturing the same
JP2008267531A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Ntn Corp 動圧軸受装置の製造方法
US8578610B2 (en) 2007-04-23 2013-11-12 Ntn Corporation Method for manufacturing fluid dynamic bearing device
WO2008132908A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Ntn Corporation 動圧軸受装置の製造方法
US8164850B2 (en) 2007-07-30 2012-04-24 Nidec Corporation Fluid dynamic bearing device, spindle motor, and disk drive apparatus including nickel coated bearing housing
JP2009281464A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Ntn Corp 流体軸受装置
JP2010019289A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Ntn Corp 流体動圧軸受装置
US8672548B2 (en) 2008-09-09 2014-03-18 Ntn Corporation Fluid dynamic bearing device and manufacturing method therefor
JP2010084825A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ntn Corp 流体動圧軸受装置及びその製造方法
JP2012526189A (ja) * 2009-05-04 2012-10-25 ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー 粉末金属部品を接着および接合する方法
US8857390B2 (en) 2009-05-04 2014-10-14 Gkn Sinter Metals, Llc Adhesive joining for powder metal components
CN107002762A (zh) * 2014-11-20 2017-08-01 Ntn株式会社 流体动压轴承装置的制造方法
US9964144B2 (en) 2014-11-20 2018-05-08 Ntn Corporation Manufacturing method for fluid dynamic bearing devices
CN107002762B (zh) * 2014-11-20 2019-05-28 Ntn株式会社 流体动压轴承装置的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3981564B2 (ja) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4216509B2 (ja) 動圧軸受装置の製造方法
JP3981564B2 (ja) 動圧軸受装置及びその製造方法
US7819585B2 (en) Fluid dynamic bearing apparatus and a motor using the same
JP4531584B2 (ja) 流体動圧軸受装置およびこれを備えたモータ
WO2004029471A1 (ja) 動圧軸受装置
JP3774080B2 (ja) 動圧型軸受ユニット
JP4226559B2 (ja) 動圧軸受装置の製造方法
JP2002061637A (ja) 動圧型軸受装置
JP2003314538A (ja) 動圧軸受装置の製造方法
WO2017126399A1 (ja) 流体動圧軸受スリーブ及びこの製造方法、並びに流体動圧軸受装置
JP4172944B2 (ja) 動圧軸受装置およびその製造方法
JP2004190786A (ja) 動圧軸受装置及びその製造方法
JP2006207787A (ja) 動圧軸受装置用ハウジングおよびその製造方法
JP2004028165A (ja) 流体軸受装置
JP2005130699A (ja) ディスク装置のスピンドルモータ
JP2002276649A (ja) 動圧型軸受ユニット
JP4554324B2 (ja) 動圧軸受装置
JP2000220633A (ja) 動圧型軸受装置およびその製造方法
JP2005143295A (ja) ディスク装置のスピンドルモータ
JP2005140344A (ja) 動圧型軸受装置
JP2003343547A (ja) 流体軸受装置
JP2005090582A (ja) 動圧軸受装置
JP2013053692A (ja) 流体動圧軸受装置及びその製造方法
JP2005140339A (ja) 情報機器用スピンドルモータ
JP2006200582A (ja) 動圧軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060926

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070223

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3981564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term