JP2003239274A - 地盤改良用撹拌機 - Google Patents

地盤改良用撹拌機

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JP2003239274A
JP2003239274A JP2002044212A JP2002044212A JP2003239274A JP 2003239274 A JP2003239274 A JP 2003239274A JP 2002044212 A JP2002044212 A JP 2002044212A JP 2002044212 A JP2002044212 A JP 2002044212A JP 2003239274 A JP2003239274 A JP 2003239274A
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Japan
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ground improvement
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rotating
ground
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Inventor
Kazusato Shinohara
和郷 篠原
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SHINWA KENSETSU KOGYO KK
TAIHEI SHOKO KK
Original Assignee
SHINWA KENSETSU KOGYO KK
TAIHEI SHOKO KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく短時間で撹拌でき、一度に処理でき
る幅を長く取ることができ、ムラなく撹拌混合ができ、
駆動部を小さくできる地盤改良用撹拌機を提供すること
にある。 【解決手段】 上下に長く所定の間隔で並行に設けた上
下動できる支持部2の下部を連結するように回転軸3を
設け、この回転軸3に薄く四角形状の回転盤4a〜4e
を所定の間隔あけて5枚軸支し、回転盤4a〜4eの四
角形状の角部から立ち上がりしかも回転軸3方向に湾曲
した撹拌羽根5を設け、支持部2の上部に油圧モータ8
を設け、回転軸3と油圧モータ8の出力軸にスプロケッ
ト7を設け、スプロケット7にチェーン6をかけ渡し、
抵抗少なく浅層地盤の撹拌を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟盤な地盤に固化
材を散布して混合させて地盤を改良するのに用いる地盤
改良用撹拌機及び地盤改良用撹拌作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地盤の改良に用いる撹拌機の多く
では、撹拌羽根の同時に土塊と接触する先端部が大き
く、撹拌羽根を支えるアームが断面を十字形状にしてい
ること等から撹拌抵抗が大きいものであった。よって土
塊が塊状のまま回転してしまうとも廻りを起こすことも
あった。また、従来の撹拌機における撹拌羽根は地面に
対して水平で土塊の天地替えを行う構造であった。この
構造の従来の撹拌機では、混合対象土のN値(標準貫入
値)が1以上になると土の抵抗によって撹拌回転数が減
少し、石灰、セメント又はセメントスラリーなどの固化
材と対象土との撹拌混合が不均一となったりして、与え
られる作業時間撹拌混合を完了することが出来ないこと
が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、効率よく
短時間で撹拌でき、一度に処理できる幅を長く取ること
ができ、ムラなく撹拌混合ができ、駆動部を小さくでき
る地盤改良用撹拌機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 上下に長く所定の間隔で並行に設けた一対の支持
部を上下動自在に設け、同支持部の間に回転軸を架設
し、同回転軸に薄い回転盤を所定間隔あけて複数軸支
し、同回転盤の外周部に回転盤の半径方向に伸びた後回
転軸方向に湾曲した板状の撹拌羽根を複数設け、しかも
隣り合う回転盤の撹拌羽根の撹拌領域が一部重なるよう
に撹拌羽根の回転軸方向の長さ又は回転盤の取付間隔を
調整し、抵抗少なく浅層地盤の撹拌を行えるようにした
地盤改良用撹拌機 2) 同じ回転盤に設けた複数の撹拌羽根が回転軸の異
る方向に湾曲するようにした前記1)記載の地盤改良用
撹拌機 3) 撹拌羽根が、その取り付け面から立ち上った後に
その立ち上りの方向と反対方向に湾曲させた前記1)又
は2)記載の地盤改良用撹拌機 4) 撹拌羽根を取り付けた回転盤が略同じ形状・寸法
を有し、回転盤の回転軸に取り付ける位相を変えて取り
付けるようにした前記1)〜3)いずれかに記載の地盤
改良用撹拌機 5) 回転盤の外周より内側位置に撹拌羽根を設けた前
記1)〜4)いずれかに記載の地盤改良用撹拌機 6) 回転軸が支持部の外側に貫通するようにし、回転
軸両端に撹拌羽根を取り付けた構造にした前記1)〜
5)いずれかに記載の地盤改良用撹拌機 7) 撹拌羽根の回転方向の前方端部を刃状にした前記
1)〜6)いずれかに記載の地盤改良用撹拌機 8) 撹拌羽根の羽先が、回転方向に後退する形状であ
る前記1)〜7)いずれかに記載の地盤改良用撹拌機 9) 撹拌羽根が回転方向に対して迎角を有する構造に
した前記1)〜8)いずれかに記載の地盤改良用撹拌機 10) 支持部間に複数の回転軸を上下離して設け、そ
れぞれの回転軸に回転盤及び撹拌羽根を設け、多段で撹
拌できるようにした前記1)〜9)いずれかに記載の地
盤改良用撹拌機 11) 前記1)〜10)いずれかに記載の地盤改良用
撹拌機を自走車に搭載した地盤改良用撹拌作業車 12) 前記1)〜10)いずれかに記載の地盤改良用
撹拌機をレール上を走行する移動車に搭載した地盤改良
用撹拌作業車 13) 前記1)〜10)いずれかに記載の地盤改良用
撹拌機の撹拌羽根を回転させ、支持部を上下動させて撹
拌羽根を浅層地盤に沈めて撹拌し、沈めたまま回転軸と
直交する左右方向に撹拌しながら移動させて次の地盤を
改良することを繰り返して連続的撹拌を行う浅層地盤の
撹拌方法 にある。
【0005】
【作用】本発明では、回転軸に薄い回転盤を取り付ける
構造にすることによって、撹拌羽根を回転方向には強度
高く支持するとともに支持部の上下動方向あるいは前後
方向には厚みの分だけの抵抗となるため土の抵抗を軽減
する。さらに撹拌羽根は回転軸方向に湾曲させているた
め、抵抗少なく土を受けて撹拌する。さらに隣り合う回
転盤の撹拌羽根の撹拌領域が一部重なるようにして未撹
拌の部分を残さないようにする。同じ回転盤に設けた撹
拌羽根が回転軸方向の異る方向に湾曲させるようにした
ものは、同じ回転盤の回転軸方向の両側を撹拌するよう
にして広い幅の処理を行うようにする。撹拌羽根がその
取り付け面から立ち上がった後にその立ち上がりの方向
と反対方向に湾曲させたものは、撹拌羽根が立ち上がっ
た後に反対方向に湾曲することにより、回転盤の外周方
向に撹拌羽根の一部が位置するようにして回転盤の外周
方向も撹拌羽根で撹拌されるようにする。回転盤の回転
方向の取付位置が位相差を持つようにしたものは、各回
転盤の撹拌羽根が土の抵抗を回転方向にズレた位置で受
けるようにして、同時に抵抗を受けないようにし、さら
に土の抵抗を少なくする。回転盤の外周より内側位置に
撹拌羽根を取り付けたものは、異る回転軌跡となる撹拌
羽根で多くの領域を一度に撹拌できるようにする。回転
軸が支持部の外側に貫通するようにし、回転軸両側に撹
拌羽根を取り付けたものは、支持部の外側でも撹拌が行
われるようにして、さらに撹拌混合を行えるようにす
る。撹拌羽根の回転方向の前方端部を刃状にしたもの
は、撹拌羽根が土から受ける抵抗を少なくする。撹拌羽
根の羽先が、回転方向に後退する形状であるものは、撹
拌羽根が羽先から土に入り込まないようにして土の抵抗
をさらに少なくする。撹拌羽根が回転方向に対して迎角
を有する構造にしたものは、撹拌羽根が抵抗少なく土中
に入って行きながらも迎角によって適度に土を受け、移
動させて撹拌混合を行うようにする。支持部間に複数の
回転軸を上下離して設け、多段にしたものは、多段に設
けた撹拌羽根によって多くの撹拌領域を一度に撹拌でき
るようにする。地盤改良用撹拌機を自走車に搭載して地
盤改良用撹拌作業車としたものと地盤改良用撹拌機をレ
ール上を走行する移動車に搭載して地盤改良用撹拌作業
車としたものは、自走車で移動するか又は移動車でレー
ル上を移動しながら地盤改良用撹拌機を作動するように
して広い範囲を処理する。撹拌羽根を浅層地盤に沈めた
まま 撹拌を行う浅層地盤の撹拌方法としたものは、回
転盤と撹拌羽根により土の抵抗が少なくなるので、浅層
地盤に沈めて撹拌しながら移動させて連続的に処理す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】撹拌羽根が回転盤部分の撹拌を行
わないものの場合には、回転盤に別の撹拌羽根を設けて
回転盤部分の撹拌を行うようにしてもよい。回転軸に
は、直接撹拌羽根を設けてさらに撹拌するようにしても
よい。回転盤の形状には、円形状、四角形状、三角形状
などがあり、撹拌羽根の数や配置に適す形状にすればよ
い。回転盤には、貫通する部分を設けて、さらに土から
受ける抵抗を減らすようにしてもよい。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例について図面を参照して具
体的に説明する。 実施例1(図1〜8参照) 図1〜8に示す実施例1は、撹拌羽根の回転方向の前方
端部を刃状にし、同じ回転盤に設けた撹拌羽根が回転軸
方向の異る方向に湾曲させ、隣り合う回転盤に設けた撹
拌羽根の撹拌領域が重なるようにし、回転盤の回転方向
の取付位置が位相差を持つようにし、撹拌羽根の羽先が
回転方向に後退する形状であり、撹拌羽根の湾曲形状が
回転盤の側方両側を覆う形状である地盤改良用撹拌機の
例であって、地盤改良用撹拌機を自走車に搭載した地盤
改良用撹拌作業車の例であって、回転する撹拌羽根を浅
層地盤に沈めたまま移動させる浅層地盤の撹拌方法の例
である。図1,2は実施例1の地盤改良用撹拌機の説明
図である。図3は実施例1の地盤改良用撹拌作業車の説
明図である。図4〜6は実施例1の地盤改良用撹拌機の
説明図である。図7,8は実施例1の地盤改良用撹拌機
の撹拌羽根の説明図である。図中、1は地盤改良用撹拌
機、2は支持部、3は回転軸、4a〜4eは回転盤、5
は撹拌羽根、5aは凸部、5bは湾曲部、5cは刃状
部、6はチェーン、7はスプロケット、8は油圧モー
タ、11は地盤改良用撹拌作業車、12は自走車、13
はアーム、Aは立ち上がり角、Bは後退角、Cは迎え
角、mは土である。
【0008】本実施例1では、自走車12の屈曲自在な
アーム13に地盤改良用撹拌機1を取り付けて地盤改良
用撹拌作業車11としている。地盤改良用撹拌機1は、
図1に示すように上下に長い支持部2を左右に所定の間
隔あけて上部で連結し、支持部2の下部には、両端を左
右の支持部2内に突入させて軸支した回転軸3を設け
る。回転軸3には四角形状の回転盤4a〜4eを5枚が
所定の間隔となるように軸支する。この際には、図6に
示すように、5枚の四角形状の回転盤4a〜4eが各々
18°ずつの位相差を持つようにする。次に回転盤4a
〜4eの四角形状の角部分に撹拌羽根5を取り付ける。
撹拌羽根5は、図7,8に示すような形状で羽元に設け
た凸部5aによって、図5に示すように回転盤4a〜4
eの取り付け面から角度Aで立ち上がるようにし、湾曲
部5bで立ち上がった方向と反対側の回転盤4a〜4e
の側面に向って湾曲するようにしている。さらに撹拌羽
根5は図4に示すように、湾曲部5bから羽先までが、
回転方向の後方に向って湾曲するようにし、かつこの湾
曲及び湾曲部5bの湾曲が迎角Cを有するようにしてい
る。また、回転方向の前方側となる撹拌羽根5には刃状
部5cを形成する。支持部2の上部には、油圧モータ8
を設け、片側の支持部2の内部で軸支した回転軸3と油
圧モータ8の出力軸にスプロケット7を設け、チェーン
6をかけ渡して、油圧モータ8で回転軸3を駆動できる
ようにする。
【0009】本実施例1の地盤改良用撹拌作業車11で
は、所定の位置に自走で移動し、固化材を散布した軟弱
地盤上に地盤改良用撹拌機1を位置させる。次に油圧モ
ータ8を作動させて油圧モータ8の駆動力をチェーン6
で回転軸3に伝達し、回転軸3とともに回転盤4a〜4
e及び撹拌羽根5を回転させる。この状態でアーム13
を屈曲して回転盤4a〜4e及び撹拌羽根5を徐々に所
定の深さまで沈降させながら撹拌を行う。撹拌羽根5
は、回転方向の前方端部の刃状部5cによって土中を抵
抗少なく回転する。また、撹拌羽根5の羽先が回転方向
に後退した形状にしているので、抵抗の大きい土部分に
接触する際も撹拌羽根5の全体が同時に当たらないよう
にして土から受ける抵抗を少なくしている。さらに、5
つの回転盤4a〜4eの回転方向位置は、徐々に位相差
を設けているので、抵抗の大きい土部分に接触する際も
複数の撹拌羽根5が同時に当たらないようにして土から
受ける抵抗を少なくしている。また、回転盤4a〜4e
は回転軸3と直交する方向に薄い構造であるので、さら
に土から受ける抵抗が少ない。よって非常に抵抗少なく
撹拌が行えるため、駆動トルクが小さくて済むために油
圧モータ8を小さいものにすることができる。また、非
常に抵抗が少ないために回転数を速くして撹拌作業の短
時間化ができる。さらに、撹拌羽根5は、湾曲する羽根
部分の根元側が、羽先側と反対側の回転盤の側方外周部
に位置するようにして、回転盤部分を撹拌羽根5が覆う
ようにして回転盤部分を撹拌する。さらに、本実施例1
の撹拌羽根5は、1つの回転盤に取り付ける4本のうち
の2本が回転軸の方向反対側に湾曲するよう取り付ける
ようにしているので、バランスよく広い範囲を撹拌す
る。またさらに、隣り合う回転盤から対向するように向
き合う撹拌羽根5は、回転方向で重なり合うようにして
撹拌領域が重複するようにして、確実な混合ができるよ
うにしている。このように本実施例1の地盤改良用撹拌
作業車11に取り付けた地盤改良用撹拌機1は非常に抵
抗少なく撹拌を行うことができるので、図3に示すよう
に撹拌羽根5を所定深さの地中に沈めた状態で前後に移
動させることができる。よって、地盤改良用撹拌機1の
撹拌領域の幅で前後に移動させて処理でき、非常に効率
よく撹拌作業ができる。
【0010】実施例2(図9参照) 図9に示す実施例2は、支持部に複数の回転軸を設けて
多段で撹拌できるようにした地盤改良用撹拌機の例であ
る。図9は実施例2の地盤改良用撹拌機の説明図であ
る。実施例2では、所定の間隔あけた支持部2の上下に
張り渡すように回転軸3を設け、上下2段で撹拌が行え
るようにしている。このように上下2段で撹拌するよう
にして前後に移動させれば、さらに撹拌作業時間を短縮
することができる。その他符号、構成、作用、使い方は
実施例1と同じである。
【0011】図10に示すのは、実施例2の地盤改良用
撹拌機の他の例である。図中、14は撹拌羽根として用
いたビットである。実施例2の地盤改良用撹拌機の他の
例では、回転軸3の両端を支持部2の外側に突出させ、
回転軸3の両端に別の回転盤を取り付けその回転盤に複
数のビット14を設けている。このようにして、支持部
2の外側でも撹拌すれば、さらに効率よく撹拌作業を行
うことができる。また、両サイドのビット14により前
日の改良地盤との接合をよくすることができる。
【0012】実施例3(図11参照) 図11に示す実施例3は、地盤改良用撹拌機をレール上
を走行する移動車に搭載した地盤改良用撹拌作業車の例
である。図11は実施例3の地盤改良用撹拌作業車の説
明図である。図中、16は地盤改良用撹拌作業車、17
は移動車、17aは上下動アーム、18はレール、19
は移動部、20はレールである。実施例3では、撹拌処
理を行う地盤の両側に並行なレール20を設け、レール
20上を移動する移動部19をそれぞれ設け、両側の移
動部19をはし渡すようにしてレール18を設ける。レ
ール18はレール20にほぼ直行しレール20に沿って
移動自在となる。レール18には移動車17を設け、移
動車17の上下動アーム17aに撹拌機1を取り付けて
いる。本実施例3の地盤改良用撹拌作用車16は、レー
ル18及びレール20を移動することによって、前後左
右に移動して広い範囲に撹拌作業を行うことができる。
その他符号、構成、作用、使い方は実施例1と同じであ
る。
【0013】実施例4(図12参照) 図12に示す実施例4は、回転盤の外周より内側に撹拌
羽根を設けた地盤改良用撹拌機の例である。図12は実
施例4の地盤改良用撹拌機の説明図である。図中、21
は三角形状の回転盤である。実施例4では、回転盤21
を三角形状とし、三角形の角部分と角の間の外周辺に撹
拌羽根5を設けている。回転盤21の角の間の外周辺に
設けた撹拌羽根5は回転盤外周の角部分に設けた撹拌羽
根5より内側で小さい径の回転軌跡を描くように回転す
る。このように回転盤21の外周より内側に撹拌羽根5
を設けてさらに効率よく撹拌が行われるようにしてもよ
く、またこのように回転盤の形状は撹拌羽根の配置で決
めればよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、効率良く短時間で撹拌
でき、一度に処理できる幅を長く取ることができ、ムラ
なく撹拌混合ができ、駆動部を小さくできる。同じ回転
盤に設けた撹拌羽根が回転軸方向の異る方向に湾曲させ
るものは、撹拌領域を広くしてさらに撹拌作業の効率を
向上させる。撹拌羽根がその取り付け面から立ち上がっ
た後にその立ち上がりの方向と反対方向に湾曲させたも
のは、より確実にムラなく撹拌できる。回転盤の回転方
向の取付位置が位相差を持つようにしたものと撹拌羽根
の羽先が回転方向に後退する形状にしたものは、撹拌の
際の土の抵抗をさらに低減して効率よく撹拌できる。回
転盤の外周より内側位置に撹拌羽根を取り付けたもの
は、さに効率よく撹拌できる。撹拌羽根の回転方向の前
方端部を刃面状にしたものは、さらに効率よく短時間で
撹拌できる。撹拌羽根が回転方向に対して迎角を有する
構造にしたものは、確実な混合撹拌ができる。支持部間
に複数の回転軸を上下離して設け、多段にしたものは、
さらに効率のよい撹拌ができるようにする。回転軸が支
持部の外側に貫通するようにし、回転軸両側に撹拌羽根
を取り付けたものは、より確実に撹拌を行うことができ
る。地盤改良用撹拌機を自走車に搭載して地盤改良用撹
拌作業車としたものと、地盤改良用撹拌機をレール上を
走行する移動車に搭載して地盤改良用撹拌作業車とした
ものは、広い範囲を短時間で撹拌処理できる。撹拌羽根
を浅層地盤に沈めたまま撹拌を行う浅層地盤の撹拌方法
としたものは、効率よく短時間で撹拌できる撹拌方法と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図2】実施例1の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図3】実施例1の地盤改良用撹拌作業車である。
【図4】実施例1の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図5】実施例1の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図6】実施例1の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図7】実施例1の地盤改良用撹拌機の撹拌羽根の説明
図である。
【図8】実施例1の地盤改良用撹拌機の撹拌羽根の説明
図である。
【図9】実施例2の地盤改良用撹拌機の説明図である。
【図10】実施例2の地盤改良用撹拌機の他の例の説明
図である。
【図11】実施例3の地盤改良用撹拌作業車の説明図で
ある。
【図12】実施例4の地盤改良用撹拌機の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 地盤改良用撹拌機 2 支持部 3 回転軸 4a〜4e 回転盤 5 撹拌羽根 5a 凸部 5b 湾曲部 5c 刃状部 6 チェーン 7 スプロケット 8 油圧モータ 11 地盤改良用撹拌作業車 12 自走車 13 アーム 14 ビット 16 地盤改良用撹拌作業車 17 移動車 17a 上下動アーム 18 レール 19 移動部 20 レール 21 回転盤 A 立ち上がり角 B 後退角 C 迎え角 m 土

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に長く所定の間隔で並行に設けた一
    対の支持部を上下動自在に設け、同支持部の間に回転軸
    を架設し、同回転軸に薄い回転盤を所定間隔あけて複数
    軸支し、同回転盤の外周部に回転盤の半径方向に伸びた
    後回転軸方向に湾曲した板状の撹拌羽根を複数設け、し
    かも隣り合う回転盤の撹拌羽根の撹拌領域が一部重なる
    ように撹拌羽根の回転軸方向の長さ又は回転盤の取付間
    隔を調整し、抵抗少なく浅層地盤の撹拌を行えるように
    した地盤改良用撹拌機。
  2. 【請求項2】 同じ回転盤に設けた複数の撹拌羽根が回
    転軸の異る方向に湾曲するようにした請求項1記載の地
    盤改良用撹拌機。
  3. 【請求項3】 撹拌羽根が、その取り付け面から立ち上
    った後にその立ち上りの方向と反対方向に湾曲させた請
    求項1又は2記載の地盤改良用撹拌機。
  4. 【請求項4】 撹拌羽根を取り付けた回転盤が略同じ形
    状・寸法を有し、回転盤の回転軸に取り付ける位相を変
    えて取り付けるようにした請求項1〜3いずれかに記載
    の地盤改良用撹拌機。
  5. 【請求項5】 回転盤の外周より内側位置に撹拌羽根を
    設けた請求項1〜4いずれかに記載の地盤改良用撹拌
    機。
  6. 【請求項6】 回転軸が支持部の外側に貫通するように
    し、回転軸両端に撹拌羽根を取り付けた構造にした請求
    項1〜5いずれかに記載の地盤改良用撹拌機。
  7. 【請求項7】 撹拌羽根の回転方向の前方端部を刃状に
    した請求項1〜6いずれかに記載の地盤改良用撹拌機。
  8. 【請求項8】 撹拌羽根の羽先が、回転方向に後退する
    形状である請求項1〜7いずれかに記載の地盤改良用撹
    拌機。
  9. 【請求項9】 撹拌羽根が回転方向に対して迎角を有す
    る構造にした請求項1〜8いずれかに記載の地盤改良用
    撹拌機。
  10. 【請求項10】 支持部間に複数の回転軸を上下離して
    設け、それぞれの回転軸に回転盤及び撹拌羽根を設け、
    多段で撹拌できるようにした請求項1〜9いずれかに記
    載の地盤改良用撹拌機。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10いずれかに記載の地盤
    改良用撹拌機を自走車に搭載した地盤改良用撹拌作業
    車。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10いずれかに記載の地盤
    改良用撹拌機をレール上を走行する移動車に搭載した地
    盤改良用撹拌作業車。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10いずれかに記載の地盤
    改良用撹拌機の撹拌羽根を回転させ、支持部を上下動さ
    せて撹拌羽根を浅層地盤に沈めて撹拌し、沈めたまま回
    転軸と直交する左右方向に撹拌しながら移動させて次の
    地盤を改良することを繰り返して連続的撹拌を行う浅層
    地盤の撹拌方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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