JP3049497U - コンクリートミキサー用攪拌羽根 - Google Patents

コンクリートミキサー用攪拌羽根

Info

Publication number
JP3049497U
JP3049497U JP1997011157U JP1115797U JP3049497U JP 3049497 U JP3049497 U JP 3049497U JP 1997011157 U JP1997011157 U JP 1997011157U JP 1115797 U JP1115797 U JP 1115797U JP 3049497 U JP3049497 U JP 3049497U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
stirring
arm
stirring blade
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997011157U
Other languages
English (en)
Inventor
増雄 和泉
Original Assignee
和泉工機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和泉工機株式会社 filed Critical 和泉工機株式会社
Priority to JP1997011157U priority Critical patent/JP3049497U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049497U publication Critical patent/JP3049497U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】精度の高いコンクリートを従来よりも短時間で
混練することが可能なコンクリートミキサー用攪拌羽根
を提供する。 【解決手段】回転軸1に複数本の攪拌アーム2を放射状
に植設する。攪拌アーム2は、回転軸1の両端がわに左
右一対の内送りアーム3を設ける。各内送りアーム3か
ら回転軸1の中央がわに間隔をおいて外送りアーム4を
順次配設する。各内送りアーム3を起点として外送りア
ーム4を回転軸1の回転方向に90度づつ順次移転させ
る。コンクリート素材を内送りアーム3で回転軸1の中
央方向に送り込み、外送りアーム4で回転軸1の両端方
向へ送り込んで攪拌する。左右の内送りアーム3は、回
転軸1に対して夫々180 度移転した位置から更に45度移
転した位置に配する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリートを混練するコンクリートミキサー用攪拌羽根に係るも ので、特に、砂利、砂、セメント等のコンクリート素材と水とが均一に分散した 高品質のコンクリートを短時間で混練するコンクリートミキサー用攪拌羽根に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリートを混練する装置については数多くの装置が提供されて いる。例えば、特開昭54-147565 号公報には、掻き寄せ混合ブレードと剪断ブレ ードと鎖とを使用して良質のコンクリートを得られるようにしたコンクリート混 練、搬送装置が記載されている。この装置では、隣接する剪断ブレードの先端に 鎖を連結し、この鎖の作用でコンクリートの混練を迅速かつ均一に混練しようと するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述の如き剪断ブレードの先端に鎖を連結した装置では、モルタル 等の攪拌については効果的に行なえても、攪拌時の抵抗によって鎖の位置が変わ り易い構成になっているため、砂利等の抵抗の多い骨材が鎖に当ると、鎖の位置 が変化し、モルタルの中に骨材を均一に攪拌することは困難であった。
【0004】 そこで、当出願人は、モルタルの中の骨材までも均一に混練できるようにする ため、図5に示す如き攪拌羽根を開発した。この攪拌羽根は、水平な回転軸10 から周囲四方に向けて攪拌アーム20を植設したもので、各攪拌アーム20は、 回転軸10に対して四方に放射状に配設した攪拌羽根である。この装置によって 、モルタルの中の骨材までも均一に混練できるようになった(コンクリート中の 単位容積重量差=1.34%< 5%(JIS 規格))。
【0005】 ところが、コンクリート建築技術の飛躍的な進歩により、更に混練精度の高い コンクリートの需要が高まり、しかも、より短時間で混練できる攪拌羽根の提供 が望まれていた。しかしながら、図5に示す攪拌羽根では、更に混練精度を高め ようとしても、横並びになる各攪拌アーム20のパドル21にコンクリートを抱 き合わせた状態になってコンクリートの負荷が同時にかかるため、逆にコンクリ ートの拡散が悪くなってしまうものであった。しかも、図5に示す攪拌羽根は、 各攪拌アーム20の外パドル21Aと内パドル21Bとで、それぞれのコンクリ ート送り方向を逆に設定したものである。そのため、横並びになる一部のパドル 21によって、コンクリートの流れが互いに干渉し合い、攪拌効果が妨げられる ことがわかった。
【0006】 そこで、本考案は、叙上のような諸事情に鑑み創出されたもので、これまで実 現できなかった精度の高いコンクリートを従来よりも短時間で混練することが可 能なコンクリートミキサー用攪拌羽根の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案の第1の手段は、水平な回転軸1に直交す る複数本の攪拌アーム2を放射状に植設した攪拌羽根であって、攪拌アーム2は 、回転軸1の両端がわに配された左右一対の内送りアーム3と、各内送りアーム 3から回転軸1の中央がわに間隔をおいて順次配されると共に、各内送りアーム 3を起点として回転軸1の回転方向に90度づつ順次移転した位置に配された左右 三対の外送りアーム4とから成り、コンクリート素材を内送りアーム3で回転軸 1の中央方向に送り込むと共に、外送りアーム4で回転軸1の両端方向へ送り込 んで攪拌することにある。
【0008】 また、第2の手段の左右一対の内送りアーム3は、回転軸1に対して夫々180 度移転した位置から更に45度移転した位置に配し、これらの内送りアーム3を起 点として左右の外送りアーム4を夫々配設する。
【0009】 そして、第3の手段の外送りアーム4は、連結軸1の先端側に設けた外パドル 4Baと、基端部側に設けた内パドル4Bbとからなり、内パドル4Bbは、横 長の板体状を成すと共に、連結軸4Aの先端方向に突出する扇形に湾曲形成した ことを課題解消のための手段とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。図1において示される符 号1は、混練容器P内に水平に配設された回転軸1であり、所定の駆動装置(図 示せず)によって回転する。そして、この回転軸1に直交する複数本の攪拌アー ム2を放射状に植設する。
【0011】 攪拌アーム2は、内送りアーム3と外送りアーム4との2種類から成る。内送 りアーム3は、回転軸1の両端がわに左右一対配している。一方、外送りアーム 4は、左右の内送りアーム3から回転軸1の中央がわに間隔をおいて順次配され たもので、左右に三対、計6本設けている。また、この外送りアーム4は、左右 の内送りアーム3を起点として回転軸1の回転方向に90度づつ順次移転した位置 に設けている。したがって、左右の内送りアーム3と外送りアーム4との関係は 、各内送りアーム3と左右各3本づつの外送りアーム4とが左右で夫々四方に放 射した状態に設けている。
【0012】 そこで、左右の内送りアーム3の位置を、予め回転軸1に対して夫々 180度移 転した位置から更に45度移転した位置に配し、この位置から左右の外送りアーム 4を夫々配設する(図3、図4参照)。この結果、四方に放射した状態にある左 右夫々の攪拌アーム2は、回転軸1への植設位置が左右によって 225度若しくは 135度異なった位置に設けられることになる。
【0013】
【表1】 表1は、左右の内送りアーム3の位置を、回転軸1に対して夫々 180度移転し た位置から更に45度移転した位置の攪拌アーム2を使用した本考案攪拌羽根の練 り性能を示す表である(30秒練り)。
【0014】
【表2】 表2は、左右の内送りアーム3の位置を、回転軸1に対して夫々 180度移転し た位置の攪拌アーム2を使用した攪拌羽根の練り性能を示す表である(50秒練り )。
【0015】 これら二つの攪拌羽根の練り性能を比較すると、本考案攪拌羽根による、コン クリート中の単位容積重量差は、0.38%であり、JIS 規格範囲の5.0 %を約13倍 以上の練り効果が認められる。この数値は、従来のコンクリートミキサーで、3. 0 〜4.0 %が平均であり、当出願人が先に開発した表2のタイプでも1.34%とい った数値が限界であったことから、本考案攪拌羽根による0.38%といった混練数 値が、いかに高い水準にあることがわかる。しかも、表2では、50秒もの時間を 要しているのに対し、表1では、このような練り性能を、わずか30秒で提供でき る。このように、練り性能を格段に高めるだけでなく、従来よりも短時間で混練 することが可能になった。
【0016】 尚、表1で使用した外送りアーム4は、連結軸1の先端側に設けた外パドル4 Baと、基端部側に設けた内パドル4Bbとからなり、内パドル4Bbは、横長 の板体状を成すと共に、連結軸4Aの先端方向に突出する扇形に湾曲形成したも のを使用した。
【0017】
【考案の効果】
本考案によると、これまで実現できなかった精度の高いコンクリートを従来よ りも短時間で混練することが可能になった。
【0018】 すなわち、請求項1により、コンクリートの流れは、中央部分から両端部分へ 移動し、また、両端部分から中央部分へ移動するので、均一な混練が行われ、混 練時間を短縮することができた。
【0019】 特に、請求項2により、横並びになるパドルが一つもなくなり、コンクリート の流れを妨げずに極めてスムーズな混練ができるようになった。この結果、コン クリート中の単位容積重量差が0.38%といった精度の高いコンクリートを、わず か30秒で提供できるものになっている。
【0020】 更に、請求項3により、混練容器P内での外送りアーム4の回転を滑らかにす ることができ、回転軸1の中央部分に集まったコンクリートを回転軸1の両端部 方向に向けてスムーズに送り込むことができる。
【0021】 この結果、コンクリート建築技術の飛躍的な進歩により切望されていた混練精 度の高いコンクリートを短時間で混練できる攪拌羽根を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した攪拌羽根の正面図で
ある。
【図2】本考案の一実施例を示した攪拌羽根の回転状態
を示す正面図である。
【図3】本考案の図2(イ)に示す一部を省略した矢視
III-III 線側面図である。
【図4】本考案の図2(イ)に示す矢視IV-IV 線側面図
である。
【図5】各攪拌アームを連結軸から四方に配設した攪拌
羽根の正面図である。
【符号の説明】
P 混練容器 1 回転軸 2 攪拌アーム 3 内送りアーム 3A 連結軸 3B 係止部 4 外送りアーム 4A 連結軸 4B 補強圧着片 4Ba 外パドル 4Bb 内パドル 10 回転軸 20 攪拌アーム 21 パドル 21A 外パドル 21B 内パドル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平な回転軸に直交する複数本の攪拌ア
    ームを放射状に植設した攪拌羽根であって、攪拌アーム
    は、回転軸の両端がわに配された左右一対の内送りアー
    ムと、各内送りアームから回転軸の中央がわに間隔をお
    いて順次配されると共に、各内送りアームを起点として
    回転軸の回転方向に90度づつ順次移転した位置に配され
    た左右三対の外送りアームとから成り、コンクリート素
    材を内送りアームで回転軸の中央方向に送り込むと共
    に、外送りアームで回転軸の両端方向へ送り込んで攪拌
    することを特徴とするコンクリートミキサー用攪拌羽
    根。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の内送りアームは、回転軸
    に対して夫々180 度移転した位置から更に45度移転した
    位置に配し、これらの内送りアームを起点として各外送
    りアームを夫々順次配設した請求項1記載のコンクリー
    トミキサー用攪拌羽根。
  3. 【請求項3】 前記外送りアームは、連結軸の先端側に
    設けた外パドルと、基端部側に設けた内パドルとからな
    り、内パドルは、横長の板体状を成すと共に、連結軸の
    先端方向に突出する扇形に湾曲形成された請求項1又は
    2記載のコンクリートミキサー用攪拌羽根。
JP1997011157U 1997-12-04 1997-12-04 コンクリートミキサー用攪拌羽根 Expired - Lifetime JP3049497U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011157U JP3049497U (ja) 1997-12-04 1997-12-04 コンクリートミキサー用攪拌羽根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997011157U JP3049497U (ja) 1997-12-04 1997-12-04 コンクリートミキサー用攪拌羽根

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3049497U true JP3049497U (ja) 1998-06-09

Family

ID=43183741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997011157U Expired - Lifetime JP3049497U (ja) 1997-12-04 1997-12-04 コンクリートミキサー用攪拌羽根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049497U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117301302A (zh) * 2023-10-27 2023-12-29 济南建凯机械有限公司 一种混凝土自动搅拌装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117301302A (zh) * 2023-10-27 2023-12-29 济南建凯机械有限公司 一种混凝土自动搅拌装置
CN117301302B (zh) * 2023-10-27 2024-03-08 济南建凯机械有限公司 一种混凝土自动搅拌装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008212888A (ja) 粘性流体混練用2軸ミキサ
US5470148A (en) Portable cement-mixing apparatus having upper and lower notched plates affixed to a shaft
JP4009665B2 (ja) コンクリートミキサー用攪拌羽根
JP3049497U (ja) コンクリートミキサー用攪拌羽根
WO2005000455A1 (ja) 二軸混合機
JPH0559781B2 (ja)
JP2003191224A (ja) 生コンクリートの製造方法および製造装置
CN108114626A (zh) 一种提高烧结矿制粒均匀度的混料机
JP2565430B2 (ja) コンクリートモルタルミキサーに於ける撹拌装置及び撹拌羽根体
CN210905873U (zh) 一种高效率食品工程用搅拌釜
JP4195699B2 (ja) 麺生地のミキシング方法
JP2002234023A (ja) ミキサ
JPH10136870A (ja) 麺用ミキサの駆動方法
JP4046833B2 (ja) コンクリートミキサ
JPH11291234A (ja) コンクリートミキサ
JP2867266B2 (ja) セメント混練物の調整方法およびその装置
CN218019337U (zh) 一种高效干混砂浆混合机
JPH10136868A (ja) 麺用ミキサ
CN218422115U (zh) 一种新型组合式搅拌桨
CN216884583U (zh) 一种用于制备防水砂浆的砂浆混合机
KR200322004Y1 (ko) 콘크리트 믹서기
CN207711071U (zh) 一种建材搅拌机
KR200433876Y1 (ko) 연속식 다목적 믹서기
KR100751837B1 (ko) 연속식 다목적 믹서기
JPS58488Y2 (ja) パン型コンクリ−トミキサ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term