JP2003238495A - 化学発光性ポリフェノールデンドリマー - Google Patents
化学発光性ポリフェノールデンドリマーInfo
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Abstract
末端部位に有する、高感度化学発光試薬として利用でき
る新規な化学発光性ポリフェノールデンドリマーを提供
する。 【解決手段】 コア部位、分岐部位及び末端部位を備
え、該末端部位が一般式(1)で示されることを特徴と
する化学発光性ポリフェノールデンドリマー。 (式中、R1は水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環式炭
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する)
Description
用いられる高感度化学発光試薬として利用できる新規な
化学発光性ポリフェノールデンドリマーに関する。
て光源を必要としない超高感度で簡便な光分析法として
一般的に知られており、測定対象物質の官能基との共有
結合に基づいたラベル化法が主流であった。例えば、ル
ミノール(Luminol)誘導体及びアクリディウムエステ
ル(Acridium ester)を用いる化学発光イムノアッセイ
によるコルチゾール(Cortisol)やチロイドスチミュレ
ーチングホルモン(Thyroid stimulating hormone)
(TSH)等の高感度化学発光計測、及び化学発光基質
にジオキセタン(Dioxetane)誘導体を用いるアルカリ
ホスファターゼ活性測定、及び核酸のドット・ハイブリ
ダイゼーションアッセイ等があり、広く生化学の分野で
適用されている。特に、ルミノール(Luminol)誘導体
やアクリディウムエステル(Acridium ester)は、化学
発光ラベル化試薬として、アミノ酸やホルモン類の化学
発光計測に用いられている。
は、酸・塩基や加熱反応等、測定対象物質と化学発光試
薬の反応条件が複雑であり、適用範囲の広い化学発光計
測法には至っていない。現在、非共有結合(水素結合、
疎水結合等)に基づくHost−Guest相互作用を用いる化
学発光計測法の開発はほとんどなされていないが、一例
として、Ma H等は、ルミノール(Luminol)にカリック
ス[4]アレン(calix[4]arene)を結合させた分子で
あるルミノール結合カリックス[4]アレン(Luminol
−linked calix[4]arene)を合成し、その発光特性を報
告している (Ma H, Jarzak U, Thiemann W., Anal. Chi
m. Acta, 362, 121-129 (1998))。ところが、ルミノー
ル結合カリックス[4]アレン(Luminol−linked cali
x[4]arene)は、強アルカリ水溶液には溶解するが、種
々の有機溶媒に溶けにくい欠点があり、ホスト−ゲスト
(Host−Guest)認識を評価するための1H−NMR測
定が困難で、ホスト分子としての有用性を評価し難いと
いう問題がある。
ノール骨格を有するピロガロールや没食子酸(GA)
は、アルカリ溶液中、H2O2存在下、一重項酸素を生
成し発光することが知られている。即ち、ポリフェノー
ルの2つの水酸基が酸化されケト型となり、更に酸化反
応が進みセミキノン体を形成し、ポリフェノールのポリ
マーと478nmの光を放出する一重項酸素が生成す
る。このポリマーは一重項酸素により励起され、それが
再び基底状態に戻るときに634nmの光を放出する。
これらの反応は競合的に起こると考えられており、ポリ
フェノール化合物の化学発光は、主として後者の経路に
よる634nmの発光であると考えられている。しかし
ながら、ポリフェノール化合物の化学発光強度は弱く、
高感度なポリフェノール化学発光計測を行うには、ポリ
フェノール化学発光自体の増感剤が不可欠である等の問
題がある。このため、新たに有用なポリフェノール化学
発光体の開発が切望されている。一方、デンドリマー
は、触媒や光化学に基づく材料工学分野及びドラッグデ
リーシステムをはじめとする製剤学分野において機能性
分子として近年注目されている。
対象物と水素結合を形成可能な水酸基を末端部位に有す
る、高感度化学発光試薬として利用できる新規な化学発
光性ポリフェノールデンドリマーを提供することにあ
る。
を解決するため鋭意検討した結果、ポリフェノールを誘
導化することにより、デンドリマー形成による化学発光
体が高感度化学発光試薬になり得ることを見出し、本発
明を完成するに至った。
[3]に記載した事項により特定される。 [1]コア部位、分岐部位及び末端部位を備え、該末端
部位が一般式(1)(化5)で示されることを特徴とす
る化学発光性ポリフェノールデンドリマー。
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する)
備え、該コア部位が一般式(2)(化6)で示され、
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn1は
1〜6の整数を表す)該分岐部位が一般式(3)(化
7)で示され、
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn2は
1〜5の整数を表し、Xは世代を示し1以上の整数を表
す) 該末端部位が一般式(4)(化8)で示されることを特
徴とする化学発光性ポリフェノールデンドリマー。
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する)
ルデンドリマーとジシクロヘキシルカルボジイミド(D
CC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(EDC)、セチルトリメチルアン
モニウムブロマイド(CTAB)、ジドデシルジメチル
アンモニウムブロマイド(DAB)、ドデシルスルホン
酸ナトリウム(SDS)、ポリオキシエチレン(20)
ソルビタンモノラウレート(Tween20)、及びポ
リオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート
(Tween85)から選択される少なくとも1種を含
有することを特徴とする化学発光性ポリフェノールデン
ドリマー組成物。
本発明は、コア部位、分岐部位及び末端部位を備え、該
末端部位が一般式(1)で示される化学発光性デンドリ
マーであり、この末端部位の水酸基と測定対象物が水素
結合を形成することにより、化学発光特性が見られる。
キシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(ED
C)、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CT
AB)、ジドデシルジメチルアンモニウムブロマイド
(DAB)、ドデシルスルホン酸ナトリウム(SD
S)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウ
レート(Tween20)、及びポリオキシエチレン
(20)ソルビタントリオレエート(Tween85)
から選択される1種又は2種以上の増感剤を含有するこ
とにより、化学発光に顕著な増感効果を与える。
た樹木状高分子化合物の総称であり、分子中央部(コア
部位)から外表面に向かって規則正しく枝分かれをして
いる構造を有し、分子中央部から、コア部位、分岐部
位、及び末端部位から構成される。
において末端部位は、一般式(1)に示される。式中、
R1は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオ
ペンチル基、ヘキシル基、ビニル基、1−プロペニル
基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル基、2
−ブテニル基、2−ペンテニル基、エテニル基等の脂肪
族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、1−シクロヘキセニル基等の脂環式
炭化水素基、フェニル基、ビフェニル基、ピレン基、ト
リル基、キシリル基、メシチル基、クメニル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基、α−メチルベンジル基、トリ
フェニルメチル基、スチリル基、シンナミル基、ビフェ
ニリル基、ナフチル基、アンスリル基、フェナンスリル
基等の芳香族炭化水素基、フルオロ基、クロロ基、ブロ
モ基、ヨード基、ヨードシル基、ヨージル基等のハロゲ
ン基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、ペンチロキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ
基等のエーテル基、メトキシカルボニル基、アセトキシ
基、ベンゾイルオキシ基等のエステル基、アセチル基、
プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル
基、ヘキサノイル基、アシロイル基、メタクリロイル
基、ピルボイル基、メトキサリル基、エトキサリル基、
シクロヘキシルカルボニル基、ベンゾイル基、o−,m
−、p−トルオイル基、シンナモイル基等のアシル基、
アセトニル基、フェナシル基、o−,m−,p−アニシ
ル基、o−,m−,p−アニソイル基、メチルチオ基、
フェニルチオ基、チオアセチル基、スルフィノ基、スル
ホ基、メシル基、ベンゼンスルホニル基、o−,m−ト
リルスルホニル基、トシル基、アミノ基、メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アニリノ基、o−,m−,p−
トルイジノ基、キシリジノ基、シアノ基、イソシアノ
基、アセタミド基、ベンザミド基、ニトロ基、又は2−
フリル基、フルフリル基、2−チエニル基、2−テニル
基、2−テノイル基、2−ピロリル基、2−ピリジル
基、ピペリジノ基、4−ピペリジル基、モルフォリノ
基、2−モルフォリニル基、2−キノリル基等の複素環
基を表し、これらの基は置換基を有していてもよく、同
一又は異なっていてもよい。また3つの水酸基は互いに
隣接する。
中、R1が水素原子である式(5)(化9)で示される
ものが挙げられる。
(4)に示されるものが挙げられる。式中、R4は水素
原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
ヘキシル基、ビニル基、1−プロペニル基、アリル基、
イソプロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、
2−ペンテニル基、エテニル基等の脂肪族炭化水素基、
シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、1−シクロヘキセニル基等の脂環式炭化水素基、フ
ェニル基、ビフェニル基、ピレン基、トリル基、キシリ
ル基、メシチル基、クメニル基、ベンジル基、フェニル
エチル基、α−メチルベンジル基、トリフェニルメチル
基、スチリル基、シンナミル基、ビフェニリル基、ナフ
チル基、アンスリル基、フェナンスリル基等の芳香族炭
化水素基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード
基、ヨードシル基、ヨージル基等のハロゲン基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチ
ロキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基等のエーテ
ル基、メトキシカルボニル基、アセトキシ基、ベンゾイ
ルオキシ基等のエステル基、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基、ヘキサノ
イル基、アシロイル基、メタクリロイル基、ピルボイル
基、メトキサリル基、エトキサリル基、シクロヘキシル
カルボニル基、ベンゾイル基、o−,m−、p−トルオ
イル基、シンナモイル基等のアシル基、アセトニル基、
フェナシル基、o−,m−,p−アニシル基、o−,m
−,p−アニソイル基、メチルチオ基、フェニルチオ
基、チオアセチル基、スルフィノ基、スルホ基、メシル
基、ベンゼンスルホニル基、o−,m−トリルスルホニ
ル基、トシル基、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチル
アミノ基、アニリノ基、o−,m−,p−トルイジノ
基、キシリジノ基、シアノ基、イソシアノ基、アセタミ
ド基、ベンザミド基、ニトロ基、又は2−フリル基、フ
ルフリル基、2−チエニル基、2−テニル基、2−テノ
イル基、2−ピロリル基、2−ピリジル基、ピペリジノ
基、4−ピペリジル基、モルフォリノ基、2−モルフォ
リニル基、2−キノリル基等の複素環基を表し、これら
の基は置換基を有していてもよく、同一又は異なってい
てもよい。
(4)の式中、R4が水素原子である式(6)(化1
0)で示されるものが挙げられる。
製造原料は、デンドリマーの種類により適宜選択するこ
とができる。具体的には、2,3,4−トリベンジルオ
キシル安息香酸クロリド、3,4,5−トリベンジルオ
キシル安息香酸クロリド及び4,5,6−トリベンジル
オキシル安息香酸クロリド等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
1以上の枝が結合した構造を有するが、その構造は特に
限定されるものではないが、多世代デンドリマー合成を
可能にするある一定以上の空間が必要との点から、3つ
以上の枝を有する構造が好ましい。例えば、1原子で構
成されるものとしては、式(7)(化11)、(8)
(化12)で示すものが挙げられる。
(化13)、(10)(化14)、(11)(化13)
で示すものが挙げられる。
は、一般式(2)で示されるものが挙げられる。式中、
R2は、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオ
ペンチル基、ヘキシル基、ビニル基、1−プロペニル
基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル基、2
−ブテニル基、2−ペンテニル基、エテニル基等の脂肪
族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、1−シクロヘキセニル基等の脂環式
炭化水素基、フェニル基、ビフェニル基、ピレン基、ト
リル基、キシリル基、メシチル基、クメニル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基、α−メチルベンジル基、トリ
フェニルメチル基、スチリル基、シンナミル基、ビフェ
ニリル基、ナフチル基、アンスリル基、フェナンスリル
基等の芳香族炭化水素基、フルオロ基、クロロ基、ブロ
モ基、ヨード基、ヨードシル基、ヨージル基等のハロゲ
ン基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、ペンチロキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ
基等のエーテル基、メトキシカルボニル基、アセトキシ
基、ベンゾイルオキシ基等のエステル基、アセチル基、
プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル
基、ヘキサノイル基、アシロイル基、メタクリロイル
基、ピルボイル基、メトキサリル基、エトキサリル基、
シクロヘキシルカルボニル基、ベンゾイル基、o−,m
−、p−トルオイル基、シンナモイル基等のアシル基、
アセトニル基、フェナシル基、o−,m−,p−アニシ
ル基、o−,m−,p−アニソイル基、メチルチオ基、
フェニルチオ基、チオアセチル基、スルフィノ基、スル
ホ基、メシル基、ベンゼンスルホニル基、o−,m−ト
リルスルホニル基、トシル基、アミノ基、メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アニリノ基、o−,m−,p−
トルイジノ基、キシリジノ基、シアノ基、イソシアノ
基、アセタミド基、ベンザミド基、ニトロ基、又は2−
フリル基、フルフリル基、2−チエニル基、2−テニル
基、2−テノイル基、2−ピロリル基、2−ピリジル
基、ピペリジノ基、4−ピペリジル基、モルフォリノ
基、2−モルフォリニル基、2−キノリル基等の複素環
基を表し、これらの基は置換基を有していてもよく、同
一又は異なっていてもよい。またn1は1〜6の整数を
表す。
素原子、n1がそれぞれ2、3である式(12)(化1
6)、式(13)(化17)で示されるものが挙げられ
る。
及びルシゲニン誘導体等もコア部位として例示すること
ができる。
製造原料は、デンドリマーの種類により適宜選択するこ
とができる。具体的には、フェノール、2−ヒドロキシ
フェノール、3−ヒドロキシフェノール、4−ヒドロキ
シフェノール、2,3−ジヒドロキシフェノール、2,
4−ジヒドロキシフェノール、2,5−ジヒドロキシフ
ェノール、2,6−ジヒドロキシフェノール、3,4−
ジヒドロキシフェノール、3,5−ジヒドロキシフェノ
ール、2,3,4−トリヒドロキシフェノール、2,
3,5−トリヒドロキシフェノール、2,3,6−トリ
ヒドロキシフェノール、2,4,5−トリヒドロキシフ
ェノール、2,4,6−トリヒドロキシフェノール、
3,4,5−トリヒドロキシフェノール、2,3,4,
5−テトラヒドロキシフェノール、2,3,4,6−テ
トラヒドロキシフェノール、2,3,5,6−テトラヒ
ドロキシフェノール、2,3,5,6−テトラヒドロキ
シフェノール、ヘキサヒドロキシベンゼン等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
1以上の枝が結合した構造を有するが、その構造は特に
限定されるものではない。例えば、1原子で構成される
ものとしては、式(7)、(8)で示すものが挙げら
れ、環状化合物で構成されるものとしては、式(9)、
(10)、(11)で示すものが挙げられる。
は、一般式(3)で示されるものが挙げられる。式中、
R3は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオ
ペンチル基、ヘキシル基、ビニル基、1−プロペニル
基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル基、2
−ブテニル基、2−ペンテニル基、エテニル基等の脂肪
族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、1−シクロヘキセニル基等の脂環式
炭化水素基、フェニル基、ビフェニル基、ピレン基、ト
リル基、キシリル基、メシチル基、クメニル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基、α−メチルベンジル基、トリ
フェニルメチル基、スチリル基、シンナミル基、ビフェ
ニリル基、ナフチル基、アンスリル基、フェナンスリル
基等の芳香族炭化水素基、フルオロ基、クロロ基、ブロ
モ基、ヨード基、ヨードシル基、ヨージル基等のハロゲ
ン基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、ペンチロキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ
基等のエーテル基、メトキシカルボニル基、アセトキシ
基、ベンゾイルオキシ基等のエステル基、アセチル基、
プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、ピバロイル
基、ヘキサノイル基、アシロイル基、メタクリロイル
基、ピルボイル基、メトキサリル基、エトキサリル基、
シクロヘキシルカルボニル基、ベンゾイル基、o−,m
−、p−トルオイル基、シンナモイル基等のアシル基、
アセトニル基、フェナシル基、o−,m−,p−アニシ
ル基、o−,m−,p−アニソイル基、メチルチオ基、
フェニルチオ基、チオアセチル基、スルフィノ基、スル
ホ基、メシル基、ベンゼンスルホニル基、o−,m−ト
リルスルホニル基、トシル基、アミノ基、メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アニリノ基、o−,m−,p−
トルイジノ基、キシリジノ基、シアノ基、イソシアノ
基、アセタミド基、ベンザミド基、ニトロ基、又は2−
フリル基、フルフリル基、2−チエニル基、2−テニル
基、2−テノイル基、2−ピロリル基、2−ピリジル
基、ピペリジノ基、4−ピペリジル基、モルフォリノ
基、2−モルフォリニル基、2−キノリル基等の複素環
基を表し、これらの基は置換基を有していてもよく、同
一又は異なっていてもよい。またn2は1〜5の整数を
表し、Xは世代を示し1以上の整数を表す。
の式中、R3が水素原子、n2が3、Xが1である式
(14)(化18)で示されるものが挙げられる。
最も好ましい例として式(15)(化19)、(16)
(化20)を例示することができる。
その大きさは世代(ジェネレーション)で示される。本
発明において、コア化合物から出発した分岐構造体を第
0世代デンドリマーといい、第0世代の全末端部位から
分岐した分岐構造を有する構造体を第1世代という。本
発明に係るデンドリマーの大きさは、特に限定されるも
のではないが、好ましくは第1〜3世代である。ここ
で、第3世代より大きくなるにつれ末端部位の分子が存
在できる空間が狭くなるという傾向が見られるので、好
ましくない。
岐部位及び末端部位に位置特異的に置換基を導入するこ
とができる。導入できる置換基は、特に限定されるもの
ではない。
ては、特に限定されるものではないが、本発明に係る、
コア部位が一般式(2)であり、分岐部位が一般式
(3)であり、末端部位が一般式(4)であるデンドリ
マーは、例えば、一般式(17)(化21)で示される
フェノール誘導体を、溶媒中、塩基の存在下、一般式
(18)(化22)で示されるベンゾイルハライド誘導
体のヒドロキシ基の末端をベンジル基等の保護基で保護
した化合物と反応してエステル化し、得られた化合物を
水素と反応して脱ベンジル化等、保護基を脱離した後、
さらに、塩基の存在下、一般式(19)(化23)で示
されるベンゾイルハライド誘導体のヒドロキシ基の末端
をベンジル基等の保護基で保護した化合物と反応してエ
ステル化し、得られた化合物を水素と反応して脱ベンジ
ル化等、保護基を脱離して得られる。
ロゲン原子を表す)
表し、3つの水酸基は互いに隣接する)
はないが、一般式(17)及び(18)の化合物を溶解
できるものが好ましい。使用する塩基は、ピリジン及び
トリエチルアミンが用いられ、エステル化における触媒
として4−ジメチルアミノピリジンが用いられる。
は、例えば、ピロカテコールをクロロホルムに溶解し、
ピリジン及び4−ジメチルアミノピリジン存在下、3,
4,5−トリベンジルオキシベンゾイルクロライドでエ
ステル化し、水素による脱ベンジル化を行う。得られた
化合物を有機溶媒に溶解し、さらにピリジン及び2当量
の4−ジメチルアミノピリジン存在下、8当量の3,
4,5−トリベンジルオキシベンゾイルクロライドでエ
ステル化し、室温でメタノール−クロロホルム溶液中、
還元触媒としてパラジウム−ブラックを用い水素による
脱ベンジル化を行うことにより得られる。
は、1,3,5−トリハイドロキシベンゼンをクロロホ
ルムに溶解し、ピリジン及び4−ジメチルアミノピリジ
ン存在下、3,4,5−トリベンジルオキシベンゾイル
クロライドでエステル化し、水素による脱ベンジル化を
行う。得られた化合物を有機溶媒に溶解し、さらにピリ
ジン及び2当量の4−ジメチルアミノピリジン存在下、
10当量の3,4,5−トリベンジルオキシベンゾイル
クロライドでエステル化し、室温でメタノール−クロロ
ホルム溶液中、還元触媒としてパラジウム−ブラックを
用い水素による脱ベンジル化を行うことにより得られ
る。水酸基の保護基として、メトキシ基があるが、塩酸
などの酸性溶液で脱メソキシ化を行うとエステル結合の
加水分解がおきる。
用いられる有機溶媒としては、特に限定されるものでな
いが、クロロホルム及びメタノール等の1種又は2種以
上の混合物が用いられる。混合有機溶媒の混合比率は、
用いられる有機溶媒の種類にもよるが、例えば、クロロ
ホルムとメタノールの混合物の場合、クロロホルム:メ
タノール=1:1が好ましい。
プレパラティブクロマトグラフィー(Silicagel 60F254
X 1mm、クロロホルム:メタノール=100:1)等が用いられ
るが、これらに限定されるものではない。3,4,5−
トリベンジルオキシル安息香酸クロリドによるエステル
化において、溶媒は必ず、安定剤としてアミレン入りの
クロロホルムを使用する。溶媒に安定剤としてエタノー
ル使用のクロロホルムを用いると、3,4,5−トリベ
ンジルオキシル安息香酸クロリドとエタノールが反応し
3,4,5−トリベンジルオキシル安息香酸エチルを生
成する。
できる増感剤としては、具体的には、ジシクロヘキシル
カルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)、セ
チルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)、
ジドデシルジメチルアンモニウムブロマイド(DA
B)、ドデシルスルホン酸ナトリウム(SDS)、ポリ
オキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(T
ween20)、及びポリオキシエチレン(20)ソル
ビタントリオレエート(Tween85)等が挙げら
れ、単独あるいは2種以上の混合物が用いられる。これ
らの増感剤の配合量は増感剤の種類にもよるが、例え
ば、EDCの場合、試験例の基準操作において、NaO
H非存在下、1M−EDC100μl添加で一般式(1
5)に対し約3.5倍、0.75M−EDC100μl
添加で一般式(16)に対し約1.5倍の増感が得られ
る。
明するが、これらの例は単なる実例であって本発明を限
定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範
囲で変更させてもよい。
ム(安定剤:アミレン)10mlに溶解し、ピリジン
0.5ml、4−ジメチルアミノピリジン0.12g
(1mmol)及び3,4,5−トリベンジルオキシベ
ンゾイルクロライド0.92g(2mmol)を加え
て、室温で4時間攪拌した。次いで、反応溶液を減圧濃
縮後、カラムクロマトグラフィー(Silicagel 60N,クロ
ロホルム:メタノール=40:1)で精製し微黄色粉末0.5
4g(収率:56.8%)を得た。物性値は以下の通り
である。 m.p.:122℃1 H-NMR(CDCl3):4.91(s,8H,BenzylH),4.99(s,4H,Benzyl
H),7.19(m,34H,ArH),7.43(s,4H,ArH)
l)を(クロロホルム:メタノール=3:4)溶液70
mlに溶解し、パラジウム−黒0.2gを加え、窒素置
換し室温で10分間攪拌し水素ガスを加え、室温で2時
間攪拌後、反応液を濾過し減圧濃縮した。次いで、カラ
ムクロマトグラフィー(Silicagel 60N,クロロホルム:
メタノール=1:1)後、メタノール400mlを加え加熱
濾過、減圧濃縮し、黄色粉末0.19g(収率:91.
3%)を得た。物性値は以下の通りである。 m.p.:245℃1 H-NMR(DMSO-d6):6.96(s,4H,ArH),7.33(s,4H,ArH)
ol)をピリジン10mlに溶解し、4−ジメチルアミ
ノピリジン0.024g(0.2mmol)及び3,
4,5−トリベンジルオキシベンゾイルクロライド0.
37g(0.8mmol)を加えて、室温で20時間攪
拌した。次いで、反応溶液を減圧濃縮後、プレパラティ
ブクロマトグラフィー(Silicagel 60F254X 1mm,クロロ
ホルム:メタノール=100:1)後、(クロロホルム:メタ
ノール=5:1)溶液100mlで抽出し、減圧濃縮
し、無色粉末0.07g(収率:24.1%)を得た。
物性値は以下の通りである。 m.p.:60℃1 H-NMR(CDCl3):4.69(m,36H,Benzyl H),7.11(m,110H,Ar
H)MALDI-TOF-MS,2974.94[M+Na]+
ol)を(クロロホルム:メタノール=1:1)溶液4
0mlに溶解し、パラジウム−黒0.07gを加え、窒
素置換し室温で10分間攪拌し、水素ガスを加え、室温
で2時間30分攪拌し、反応液を濾過後、減圧濃縮し、
灰色粉末0.03g(収率:85.7%)を得た。物性
値は以下の通りである。 m.p.:240℃1 H-NMR(CD3OD):6.98(s,4H,ArH),7.08(s,8H,ArH),7.41
(m,4H,ArH),8.00(s,4H,ArH) 1H−NMRスペクトル図を図1に示す。
(0.3mmol)をクロロホルム(安定剤:アミレ
ン)20mlに溶解し、ピリジン2ml、4−ジメチル
アミノピリジン0.037g(0.3mmol)及び
3,4,5−トリベンジルオキシベンゾイルクロライド
0.55g(1.2mmol)を加えて、室温で18時
間攪拌した。次いで、反応液を減圧濃縮後、プレパラテ
ィブクロマトグラフィー(Silicagel 60F254X 1mm,クロ
ロホルム:メタノール=100:1)後、(クロロホルム:メ
タノール=10:1)溶液100mlで抽出し、減圧濃
縮し、無色粉末0.13g(収率:31%)を得た。物
性値は以下の通りである。 m.p.:185℃1 H-NMR(CDCl3),5.15(s,18H,Benzyl H),7.07-7.50(m,54
H,ArH)
ol)を(クロロホルム:メタノール=2:1)溶液1
50mlに溶解し、パラジウム−黒0.12gを加え、
窒素置換し室温で5分間攪拌し、水素ガスを加え、室温
で4時間攪拌後、反応液を濾過し、減圧濃縮し、無色粉
末0.05g(収率:86.2%)を得た。物性値は以
下の通りである。 m.p.:222℃1 H-NMR(CD3OD):7.02(s,3H,ArH),7.20(s,6H,ArH) MALDI-TOF-MS,605.303[M+Na]+
ol)をクロロホルム40mlに溶解し、ピリジン10
ml、4−ジメチルアミノピリジン0.017g(0.
14mmol)及び3,4,5−トリベンジルオキシベ
ンゾイルクロライド0.32g(0.69mmol)を
加えて、室温で16時間攪拌した。物性値は以下の通り
である。次いで、反応液を減圧濃縮後、プレパラティブ
クロマトグラフィー(Silicagel 60F254X 1mm,クロロホ
ルム:メタノール=100:1)後、(クロロホルム:メタノ
ール=10:1)溶液100mlで抽出し、減圧濃縮
し、無色粉末0.04g(収率:15.4%)を得た。
物性値は以下の通りである。 m.p.:75℃1 H-NMR(CDCl3):4.78-5.02(m,54H,Benzyl H),7.12-7.45
(m,162H,ArH)
ol)を(クロロホルム:メタノール=2:1)溶液9
0mlに溶解し、パラジウム−黒0.07gを加え、窒
素置換し室温で5分間攪拌し、水素ガスを加え、室温で
16時間攪拌し、反応液を減圧濃縮し、微褐色粉末0.
02g(収率:100%)を得た。物性値は以下の通り
である。 m.p.:240℃1 H-NMR(DMSO-d6):6.89-8.11(m,27H,ArH),9.15-9.36(m,2
7H,Phenol OH) MALDI-TOF-MS,1975.19[M+Na]+ 1H−NMRスペクトル図を図2に示す。
液存在下、H2O2水溶液を加え化学発光強度を計測し
た。合成例4及び合成例8で得られたそれぞれの化合物
0.1mMのメタノール溶液200μlに、10−25
0mM NaOH水溶液100μlを加えた。次いで、
25秒後に500mM H2O2水溶液100μlを自
動注入し、化学発光をLumat 9501(Berthold社製)を用い
て5分間の積算発光量を測定した。その結果を図3に示
す。図3より、合成例4及び合成例8で得られた化合物
は、500mM H2O2存在下、75mM NaOH
水溶液で最大発光を与えた。合成例4で得られた化合物
は、図4に示すように、75mM NaOH水溶液及び
500mM H2O2水溶液存在下、H2O2注入後、
約50秒後において最大発光を与えた。更に、この化合
物の化学発光は、H2O2注入後、5分後においても最
大発光の約2分の1と発光時間の延長が見られた。ま
た、合成例8で得られた化合物は、図5に示すように、
75mM NaOH水溶液及び500mM H2O2水
溶液存在下、H2O2注入後、約60秒後において最大
発光を与えた。更に、この化合物の化学発光は、H2O
2注入後、5分後においても最大発光の約2分の1と発
光時間の延長が見られた。合成例4及び合成例8で得ら
れた化合物は、没食子酸の同溶液中の積算発光量のそれ
ぞれ約400倍及び約600倍であり、発光時間の延長
も見られた。このように、デンドリマー形成による没食
子酸化学発光体は、高感度化学発光試薬になり得ること
を見出した。
は、測定対象物と水素結合を形成可能な水酸基を末端部
位に有する新規な化学発光性デンドリマーであり、高感
度化学発光試薬として利用することができる。また、E
DC及び界面活性剤等の増感剤を含有させることによ
り、化学発光強度を増感させることができ、高感度化学
発光計測法が可能である。
ーの1H−NMRスペクトル図
ーの1H−NMRスペクトル図
ルデンドリマーの化学発光における水酸化ナトリウム濃
度の影響を示す図
ーの化学発光特性を示す図
ーの化学発光特性を示す図
13)
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn1は
1〜6の整数を表す)該分岐部位が一般式(3)(化
3)で示され、
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn2は
1〜5の整数を表し、Xは世代を示し1以上の整数を表
す) 該末端部位が一般式(4)(化4)で示されることを特
徴とする化学発光性ポリフェノールデンドリマー。
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する)
備え、該コア部位が一般式(2)(化6)で示され、
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn1は
1〜6の整数を表す) 該分岐部位が一般式(3)(化7)で示され、
Claims (3)
- 【請求項1】 コア部位、分岐部位及び末端部位を備
え、該末端部位が一般式(1)(化1)で示されること
を特徴とする化学発光性ポリフェノールデンドリマー。 【化1】 (式中、R1は水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環式炭
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する) - 【請求項2】 コア部位、分岐部位及び末端部位を備
え、該コア部位が一般式(2)(化2)で示され、 【化2】 (式中、R2は水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環式炭
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn1は
1〜6の整数を表す)該分岐部位が一般式(3)(化
3)で示され、 【化3】 (式中、R3は水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環式炭
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、またn2は
1〜5の整数を表し、Xは世代を示し1以上の整数を表
す) 該末端部位が一般式(4)(化4)で示されることを特
徴とする化学発光性ポリフェノールデンドリマー。 【化4】 (式中、R4は水素原子、脂肪族炭化水素基、脂環式炭
化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン基、エーテル
基、エステル基、アシル基、アミノ基、シアノ基、ニト
ロ基又は複素環基を表し、これらの基は置換基を有して
いてもよく、同一又は異なっていてもよく、また3つの
水酸基は互いに隣接する) - 【請求項3】請求項1又は2記載のポリフェノールデン
ドリマーとジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(EDC)、セチルトリメチルアン
モニウムブロマイド(CTAB)、ジドデシルジメチル
アンモニウムブロマイド(DAB)、ドデシルスルホン
酸ナトリウム(SDS)、ポリオキシエチレン(20)
ソルビタンモノラウレート(Tween20)、及びポ
リオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート
(Tween85)から選択される少なくとも1種を含
有することを特徴とする化学発光性ポリフェノールデン
ドリマー組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002044398A JP2003238495A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 化学発光性ポリフェノールデンドリマー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002044398A JP2003238495A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 化学発光性ポリフェノールデンドリマー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003238495A true JP2003238495A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27783798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002044398A Pending JP2003238495A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 化学発光性ポリフェノールデンドリマー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003238495A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150118624A1 (en) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | Az Electronic Materials (Luxembourg) S.A.R.L. | Composition for forming resist underlayer |
WO2022131371A1 (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | 凸版印刷株式会社 | ポリフェノール誘導体及び高分子材料 |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002044398A patent/JP2003238495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150118624A1 (en) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | Az Electronic Materials (Luxembourg) S.A.R.L. | Composition for forming resist underlayer |
US9328198B2 (en) * | 2013-10-24 | 2016-05-03 | Az Electronic Materials (Luxembourg) S.A.R.L. | Composition for forming resist underlayer |
WO2022131371A1 (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | 凸版印刷株式会社 | ポリフェノール誘導体及び高分子材料 |
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