JP3020261B2 - 4位置換7―ヒドロキシクマリン誘導体およびその製法 - Google Patents

4位置換7―ヒドロキシクマリン誘導体およびその製法

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JP3020261B2
JP3020261B2 JP2215658A JP21565890A JP3020261B2 JP 3020261 B2 JP3020261 B2 JP 3020261B2 JP 2215658 A JP2215658 A JP 2215658A JP 21565890 A JP21565890 A JP 21565890A JP 3020261 B2 JP3020261 B2 JP 3020261B2
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    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/06Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 2
    • C07D311/08Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 2 not hydrogenated in the hetero ring
    • C07D311/16Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 2 not hydrogenated in the hetero ring substituted in position 7
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、4位に炭素数が1を越える長さの置換基を
有する蛍光性4−ヒドロキシクマリン化合物およびその
製法に関する。従って、本発明の化合物は、IMx装置ア
ッセイ(アボット・ラボラトリーズ、アボットパーク、
IL)に使用する検出可能な標識である4−メチルウンベ
リフェロン(7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン、ま
たは4−MU)の誘導体である。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) 数多くの蛍光測定標識が当業者に知られている。しか
しながら、適合性の理由により、IMx装置に利用する4
−MUに実質的に類似した電子的性質を有する蛍光団標識
が望まれる。そうでないと、標識は、特別のフィルター
などを備えていない装置では検出できない波長で蛍光を
発することになる。現行の装置に最適化された標識が必
要である。
所望の分子に結合させることができる活性化されたま
たは活性化し得るテザー(tether)を有するクマリンま
たはウンベリフェロン核に対する探究が開始された。そ
のようなクマリンに対するテザーは、過去においてペヒ
マン縮合により得られており、クマリン上で4位メチル
基かまたは3位アルキル置換が得られる[ペヒマン(H.
V.Pechmann)およびジュイスベルク(C.Duisberg)、Ch
em.Ber.16、2119(1983)]。
上記反応式中、Rは活性化し得るテザーを表す。
4−メチル生成物からは活性化し得るテザー基が得ら
れない。クマリンの電子構造に及ぼす3位置換の影響
は、パーマー(Parmar)およびボル(Boll)によって集
められた13C NMRスペクトルで示されている[Mag.Res.C
hem.,26、430〜433(1988)]。上記生成物のRがHで
ある場合はC−3の13C NMRの化学シフトは100ppmであ
るが、RがCH2COOEtである場合はC−3は115ppmで共鳴
する。このことは、アルキル置換によってC−3上での
相対電子密度が減少し、クマリン核の電子構造が妨害さ
れることを意味している。従って、ペヒマン縮合は有用
ではなかった。というのは、ペヒマン縮合によっては4
位置換の物質が得られず3位に置換基を有するものだけ
であり、さらに4−MUと実質的に同じ電子的性質が要求
されるために3位に置換基を有しない化合物が望まれる
からである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、式: (式中、R1は、−G−OZ、−G−SZ、−G−NHY、−S
Z、−NHYおよび式:−G−CH3で示される置換もしくは
非置換アルキル基(式中、Gは炭素数1〜25のアルキレ
ン鎖、Zはt−ブチルジメチルシリル基、テトラヒドロ
ピラン基およびトリフェニルメチル基よりなる群から選
ばれた基、Yは保護基を表す)よりなる群から選ばれた
基; R2は、−J−OH、−J−SH、−J−NH2、−COOH、−J
−OTs、−J−X、−SH、−NH2および−COOR′(式中、
Jは炭素数1〜10のアルキレン鎖、Χはハライド、R′
は炭素数1〜10のアルキレン鎖を表す)よりなる群から
選ばれた基である)で示される化合物; 式: (式中、R1およびR2は前記と同じ)で示される化合物の
製造方法であって、 (a)エステル縮合を行うに充分な条件下で4−ブロモ
メチル−7−メトキシクマリンをモノアルキル化(R1
マロン酸エステルと反応させて、モノアルキル化(2−
ビス(カルブアルコキシ)−2−R1−1−エチル)誘導
体を得、 (b)工程(a)の生成物からカルブアルコキシ基の一
方を除去し、 (c)工程(b)の生成物の脱メチル化を行って7−ヒ
ドロキシクマリン化合物を得、ついで (d)残ったエステルを化学的に修飾して所望のR2を有
する化合物を得る ことを特徴とする方法;および 上記化合物の使用方法であって、 (a)所定の反応に使用するための生物学的巨大分子に
該化合物を結合させ、ついで (b)該化合物の蛍光を測定することにより該巨大分子
の量を決定する、 ことを特徴とする方法、を提供することを目的とする。
一つの態様において、本発明は、上記化合物に関す
る。
他の態様において、本発明は、上記化合物の合成法に
関する。その合成法の工程は上記の通りである。工程
(b)は、NaClおよびDMSOの存在下、高温にてクラプチ
ョ(Krapcho)の方法に従って行うのが好ましい。工程
(c)は、AlCl3およびクロロメタンの存在下、0℃に
てエタンチオール(EtSH)を工程(b)の生成物と反応
させることにより行うのが好ましい。
最後に、本発明は、上記化合物の使用方法に関する。
7−ヒドロキシ−4−メチルクマリンは、蛍光を発する
ことが知られている。この化合物を生物学的巨大分子に
結合させることにより、該巨大分子の存否を定量するこ
とができる。上記に掲げたのは、本発明の化合物の使用
法の一例である。
本発明の化合物は、たとえばイムノアッセインにおけ
る決定のための抗体または抗原などのような特異的結合
ペアの成分に結合させるのが好ましい。本発明の化合物
はまた、オリゴヌクレオチドに結合させ、PCRその他の
ハイブリダイゼーションアッセイに用いることができ
る。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明は、上記化合物、その製法、およびその使用方
法からなる。
化合物: 一つの態様において、本発明は、式: で示される化合物に関する。
式中、R1は、−G−OZ、−G−SZ、−G−NHY、−S
Z、−NHYおよび式:−G−CH3で示される置換もしくは
非置換アルキル基(式中、Gは炭素数1〜25のアルキレ
ン鎖、ZおよびYは保護基である)よりなる群から選ば
れた基である。R2は、−J−OH、−J−SH、−J−N
H2、−COOH、−J−OTs、−J−X、−SH、−NH2および
−COOR′(式中、Jは炭素数1〜10のアルキレン鎖、Χ
はハライド、R′は炭素数1〜10のアルキレン鎖を表
す)よりなる群から選ばれた基である。
任意に、R1は、マロン酸エステルの中央のモノアルキ
ル化R1に由来し、R2は、該エステルのCOOEt末端鎖から
変換されたものである。R1基は、後続の反応に抵抗でき
るように保護基が必要である。ここで「保護基」とは、
官能性残基に結合して、その官能性を損なうことなく将
来の反応条件に対して抵抗することができ、後に除去ま
たは置換させて元の官能基に戻すことができるようなあ
らゆる基をいう。たとえば、アルコールまたはチオール
基を用いる場合には、保護基Zを用いる。アルコールの
場合は、Zはt−ブチルジメチルシリル基またはテトラ
ヒドロピラン基であってよく、チオールの場合に好まし
いZはトリフェニルメチル基である。保護基Yもまた、
アミノ置換基には同様に必要である。この場合には、ア
セチル基が好ましい保護基である。もちろん、他の保護
基も当該技術分野で知られているが、これらも明らかに
本発明の範囲に含まれることは理解されるべきである。
R2は、他の反応が完了した後にCOOEtエステルから変
換されるものであるので一層多くの基であり得る。通常
の有機化学法により、殆どあらゆる基をR2位に置くこと
ができる。もっとも、ある種の基が生成される実際的な
理由はほとんどないといってもよいが。好ましい基は、
所定の生物学的巨大分子上に存在する連結基によって指
示されるであろう(下記参照)。たとえば、巨大分子が
一級アミンを含んでいる場合には、R2はN−ヒドロキシ
スクシンイミドエステルであるかまたはそれに変換され
ることが好ましい。他の好ましいR2基は下記第1表に掲
げてある。トシル(Ts)基もまたR2に生成させることが
でき、下記実施例に示すように他のR2基を生成させるた
めの中間体として有用である。
本明細書において「アルキレン」とは、炭素数50未満
の直鎖または分枝鎖のスペーサー基を意味し、たとえば
−CH2−、−CH(CH3)−、−CH(C2H5)−、−CH(C
H3)CH2−、−(CH2−などが含まれるがこれらに限
られるものではない。アルキレンの長さは、溶解度を大
きくし、立体障害を防ぎ、かつ商業的に容易に入手可能
なように短いのが好ましい。理想的には、アルキレン鎖
Gは1〜約10の炭素原子長であるべきであり、アルキレ
ン鎖Jは1〜約5の炭素原子長であるべきである。いず
れの場合も、アルキレン鎖は置換基を有することができ
る。
「アリール」とは、環構造を有する置換基を意味する
溶解度の理由から、大きなアリール基よりもフェニル基
または置換フェニル基が好ましい。
R1位におけるアルキレン置換基は、置換基を有するこ
とができる。本明細書において「置換基を有する」と
は、アルキレン基に共有結合した残基が存在することを
いい、たとえばハライド(とりわけBrおよびCl)、ニト
ロ基、低級アルコキシ基(1〜6個の炭素原子を有す
る、特にメトキシ基およびエトキシ基)、低級アルキル
基(1〜6個の炭素原子を有する、特にメチル基および
エチル基)、水酸基、およびアミノ基(保護基が必要)
が含まれるがこれらに限られるものではない。有機化学
の限度を越えない限り、置換基はアルキレン置換基上の
いずれの部位にも、またいかなる数でも置くことができ
る。
本発明にとって、R1またはR2の少なくとも一方が、生
物学的巨大分子または下記リンカーと反応するかまたは
反応するように活性化することのできる官能基を有して
いることが重要である。
本発明の化合物は蛍光団としての有用性を有する。特
に、4位にある側鎖によって該化合物が通常の化学に従
って他の分子に共有結合することが可能となり、しかも
蛍光測定能の原因である電子配置にも影響を及ぼすこと
がない。たとえば、オリゴヌクレオチドプライマーなど
の生物学的巨大分子を共有結合的に標識するために、7
−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−4
−プロピオン酸を合成することができる。本発明の化合
物をいかにしてそのように使用するかの例は、本件出願
人による特願平1−224313号明細書に記載されている。
標識した巨大分子は、ついで酵素シグナル増幅によるこ
となく、あらゆる蛍光測定法、たとえばIMx装置上など
で検出することができる。
本発明の化合物はまた、シークエンシングの目的でオ
リゴヌクレオチドの5′末端に染色マーカーとして用い
ることもできる。
合成法: 本発明の化合物は、4−ブロモメチル−7−メトキシ
クマリン(1)(アルドリッチ・ケミカル、ミルウオー
キー、WI)から出発し、3またはそれ以上の工程で化学
的に合成することができる。本発明の化合物を下記のよ
うにして調製した。一般的にいって、下記反応式に示す
ように、NaHの存在下、化合物(1)におけるブロマイ
ドのマロン酸エステル置換により、モノアルキル化され
た化合物(2)が生成される。
クラプチョ脱カルブアルコキシル化反応[クラプチョ
(Krapcho,A.P.)、ワイマスター(Weimaster,J.K.)、
エルドリッジ(Eldridge,J.M.)、ヤーンゲン(Jahnge
n,Jr.,E.G.E)、ラビー(Lovey,A.J.)、ステフェンス
(Stephens,W.D.)、J.Org.Chem.(1978)43:138〜14
7]により2つのエステル基のうちの一方が除去されて
化合物(3)が高収率で得られる。この反応は、下記反
応式に示すように、NaClを用い高温にて最もよく行なわ
れる。
化合物(3)を脱メチル化して7−ヒドロキシクマリ
ン得るを反応は、フジタ(Fujita)の条件下、ノード
(Node)ら、J.Org.Chem.(1980)45:4275〜4277に記載
のようにして行った。簡単にいうと、この条件には強ル
イス酸であるAlCl3、および弱ルイス塩基、プロトン
源、およびやわらかい求核試薬としてのエタンチオール
(EtSH)が含まれる。幾つかの他の方法{BBr3[マッコ
ミー(McOmie)ら、Tetrahedron(1968)24:2289〜229
2];Me3Sil[ホー(Ho)ら、Angew.chem.(1976)rr:84
7];およびNaSEt[ヒュートリル(Feutrill)ら、Tetr
ahedron Letters(1970)161:327〜328]が失敗した
後、フジタの条件が、低収率ではあるにせよ、脱メチル
化して化合物(4)を得るのに最終的に有効であった。
このエステルは、特許請求の範囲中のR2基に含まれ
る。このエステルから直接または他の中間体基から他の
R2基を得るために、通常の有機化学を用いることができ
る。たとえば、下記反応式に示すように、化合物(4)
をけん化することにより酸(5)が得られる。
このエステルかまたは酸から、残りのR2基は以下の反
応により得ることができる。R2がアルコールであるべき
ときは、LiBH4還元により所望の生成物が得られる。こ
のアルコール水酸基は、ついで中間体のヒドロキシトシ
レートを経た後、チオールかまたはアミノに変換するこ
とができる。エステルはまた、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(DIBAL、アルドリッチ・ケミカル)を用いる
ことによりアルデヒドに還元することもできる。長いア
ルキレン鎖は、アルデヒドから適当なウイッティヒまた
はワズワース/エモン(Wadworth/Emmon)試薬を用いて
合成することができる。
使用方法: 最後に本発明はまた上記化合物の使用方法にも関す
る。7−ヒドロキシ−4メチルクマリンは蛍光を発する
ことが知られている。本発明の化合物を生物学的巨大分
子に結合させることにより、該巨大分子の存否を定量す
ることができる。たとえば、イムノアッセイにおいて決
定するために、本発明の化合物を抗体に結合することが
できる。本発明の化合物はまた、オリゴヌクレオチドに
結合させ、PCRその他のハイブリダイゼーションアッセ
イに用いることもできる。
結合は一般に、蛍光団を反応性の基で活性化すること
により行う。標的巨大分子上に存在する一級アミンと反
応させるためのカルボキシルR2の場合は、好ましくはア
クチベーターはNヒドロキシスクシンイミドエステルで
ある。種々のR2基および種々の標的巨大分子結合残基に
対して用いるために、他の活性化基が当該技術分野で知
られている。下記第1表には、幾つかの標的残基の例示
と、適当なR2基および有用なアクチベーターを、それら
すべてを網羅することなく掲げてある。幾つかの場合に
は、結合はリンカーまたはスペーサー分子を用いること
により最適に行われる。リンカーは、状況に応じてヘテ
ロ二官能性であってもホモ二官能性であってもよい。適
当なリンカーはまた当業者によって決定され得る。
つぎに実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれらに限られるものではない。
実施例1 4−(2−カルボキシ−1−エチル)−7−ヒドロキシ
−2−オキソ−2H−1−ベンゾピランの合成: (A) 物質および方法: 化学試薬はアルドリッチから購入した。プロトンNMR
スペクトルは、ジェネラルエレクトリック(General El
ectric)QE−300分光光度計上、300MHzにてTMS内部標準
を参照としながら、ppm(δ)で得られた。カップリン
グ定数はヘルツで与えてある。マススペクトルは、クラ
トス(Kratos)MS 50装置上にて直接化学イオン化を用
いて得られた。アミノモディファイアーIIは、クロンテ
ック・ラボラトリーズ(Clontech Laboratories)(パ
ロアルト、CA)から購入した。TLC分析は、250μmアナ
ルテック(Analtech)シリカゲルプレートを用いて行っ
た。フラッシュカラムクロマトグラフィーは、EMキーゼ
ルゲル−60(Kieselgel−60)(70〜230メッシュ)を用
いて行った。スペクトルおよび元素分析は、分析研究
課、アボット・ラボラトリーズにより行った。
(B) 4−(2−ビス(カルブエトキシ)−1−エチ
ル)−7−メトキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラ
ン(2)の合成: DMF(10ml)中の60%NaH鉱油分散液(240mg)(6ミ
リモル)の懸濁液に、マロン酸ジエチル(961μ、6
ミリモル)を加えた。泡が沈降し懸濁液が透明になって
溶液になった後、4−ブロモメチル−7−メトキシクマ
リン(1346mg、5ミリモル)を一度に加えた。室温にて
4時間攪拌した後、DMFをストリッピングし、残渣を0.0
1M HCl/ヘキサン間に分配した。有機相を濃縮し、真空
乾燥し、ついで50/50 EtOAc/ヘキサン(4ml)中にでき
るだけ多く取った。フラッシュクロマトグラフィーによ
り化合物(2)が白色個体(670mg)として得られた
(収率:49%)。
分析結果:1 H NMR(CDCl3)δ 7.56(d,1H,J=8.8),6.88(dd,1H,
J=2.6、8.8),6.84(br s,1H),4.23(q,2H,J=7.2),
4.22(q,2H,J=7.2),3.88(s,3H),3.74(t,1H,J=7.
4),3.36(dd,2H,J=1.1、7.4),1.27(t,6H,J=7.4) MS m/z 349(100,M+H) IR(フィルム、cm-1)1715(vs),1614(vs) 元素分析値(C18H20O7として)C,H (C) 4−(2−カルブエトキシ−1−エチル)−7
−メトキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン(3)
の合成: DMSO(6ml)中の化合物(2)44.8mg(0.13ミリモ
ル)の溶液にNaCl(15mg)を加え、ついで水(4.6ml)
を加えた。この反応混合物を180℃の油浴中で2.5時間攪
拌し、室温に冷却した。この反応混合物に水(45ml)を
加えた後、得られた懸濁液をEtOAc(2×40ml)で抽出
した。有機相を回転蒸発によって濃縮し、真空乾燥させ
た。ヘキサン中の25%EtOAc(3ml)中に取った後、同じ
溶媒系を用いてフラッシュクロマトグラフィーを行い、
化合物(3)31.4mgを88%の収率で得た。
分析結果:1 H NMR(CDCl3)δ 7.55(d,1H,J=8.8)、6.88(dd,1
H,J=2.6、8.8)、6.83(d,1H,J=2.6),6.13(t,1H,J
=1.1),4.19(q,2H,J=7)、3.88(s,3H),3.06(t,2
H,J=8)、2.71(t,2H,J=8)、1.28(t,3H,J=7) MS 277(100,M+H) IR(フィルム、cm-1)1730(vs),1612(vs) 元素分析値(C15H16O5として)C,H (D) 4−(2−カルブエトキシ−1−エチル)−7
−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン
(4)の合成: 0℃のジクロロメタン(10ml)中のAlCl3(726mg、5.
4ミリモル)の懸濁液にEtSH(4ml)を加えた。この懸濁
液は数秒以内に透明な溶液になった。ついで、ジクロロ
メタン(4ml)中の化合物(3)(298mg、1.08ミリモ
ル)を加えると黄色の溶液が赤色になった。氷浴を除去
し、反応混合物を室温にて3時間攪拌した。溶媒を真空
除去し、残渣を充分に真空乾燥させた。残渣をEtOAc中
にできるだけたくさん抽出し、ついで残渣をEtOAc/ヘキ
サン(30/70)を用いたフラッシュクロマトグラフィー
にかけた。長鎖および短鎖UV活性バンドから化合物
(4)76.7mg(27%)を得た。
分析結果:1 H NMR(CDCl3)δ 7.5(d,1H,J=8.5)、6.9(d,1H,J
=2.6)、6.85(dd,1H,J=8.5、2.6)、6.1(br s,1
H)、4.18(q,2H,J=7.4)、3.08(br t,2H,J=7)、
2.71(br t,2H,J=7)、1.28(t,3H,J=7.4) MS 263(M+H) IR(フィルム、cm-1)3280(s,br)、1730(vs)、1693
(vs)、1608(vs)、1565(s) 元素分析値(C14H14O5として)C,H (E) 4−(2−カルボキシ−1−エチル)−7−ヒ
ドロキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン(5)の
合成: エステル(4)の試料(36.7mg)を水(10ml)中に懸
濁し、50%NaOH水溶液(25ml)を加えた。得られた溶液
を室温にて4時間攪拌した。この時間の後にTLC分析(E
tOAc/ヘキサン=30/70)を行ったところ出発物質は残っ
ていないことが示された。この混合物を1M HCl(1ml)
を用いて酸性にした。酸化により沈澱が生成し、白色個
体を1時間沈澱させた。この固体を濾取し、1M HClで充
分に洗浄した後、真空乾燥させて分析的に純粋な化合物
(5)14.1mg(43%)を得た。
分析結果:1 H NMR(NaOD/D2O)δ 7.5(d,1H,J=8.8)、6.74(dd,
1H,J=2.2、8.8)、6.53(d,1H,J=2.2)、5.97(br s,
1H)、2.91(t,2H,J=7.4)、2.5(t,2H,J=7.4) MS(FAB、H2O)235(M+H) IR(KBr、cm-1)3440(s,br)、1710(vs)、1611(v
s)、1568(vs)、1400(s) 元素分析値(C12H10O5として)C,H (F) 4−(2−カルボキシ−1−エチル)−7−ヒ
ドロキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン・N−ヒ
ドロキシスクシンイミドエステル(6)の合成: MeCN(6ml)中の化合物(5)6.4mg(27.3ミリモル)
の懸濁液に、N−ヒドロキシスクシンイミド4.7mg(41
ミリモル)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCD)
8.4mg(41ミリモル)および4,4−ジメチルアミノピリジ
ン(2mg)を加えた。この反応混合物を室温にて24時間
攪拌し、溶媒を真空除去した。残渣をDMF(750μ)中
に取り、オリゴヌクレオチドと直接カップリングさせ
た。
この生成物のカップリングおよび使用に関しては、特
願平1−224313号明細書に一層詳しく記載されている。
実施例2 4−(2−カルボキシ−2−R1−1−エチル)−7−ヒ
ドロキシ−2−オキソ−2H−1−ベンゾピランの合成: 下記第2表に示したR1を用いて実施例1の手順を繰り
返した。
第2表 R1基 −CH3 −CH2CH3 −CH2CH2−O−t−ブチルジメチルシリル −CH2CH2−NH−アセチル −NH−アセチル 実施例3 アルコール性R2基の合成: 実施例1の化合物(4)を、ブラウン(C.Brown)のH
ydroboration、p245、ベンジャミン、NY、NY(1962)に
記載された条件下、LiBH4で還元することによりアルコ
ール性R2基(−CH2OH)を含むように修飾した。
実施例4 チオール性R2基の合成: 実施例3の化合物を、プライス(Price)およびスタ
シー(Stacy)のOrganic Synthesis Collective vol.
3、p86(1955)に記載の条件下、トシレートを用いて変
換することによりチオール性R2(−CH2SH)を含むよう
に修飾した。
実施例5 アミン性R2基の合成: 実施例3の化合物を、第一級アミンのガブリエル合成
の条件下にトシレートを用いて変換させる方法で、トシ
レートの代わりにフタルイミドナトリウムを用いて変換
することによりアミノ性R2基(−CH2NH2)を含むように
修飾した。フタルイミドをヒドラジンで除去して第一級
アミンを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 33/533 G01N 33/533 (56)参考文献 特開 昭61−37874(JP,A) 特開 昭61−37885(JP,A) 特開 平2−174698(JP,A) Biochemistry,24[3 ](1985)pp.573−581 Ber.Bunsen−Ges.Ph ys.Chem.,88[11](1984)p p.1106−1112 Z.Naturforsch.,C: Bisci.,31C[9−10]pp. 575−588 J.Chem.Soc.,Perki n Trans.1,[2](1979)p p.525−528 J.Chromatogr.,445 [1](1988)pp.49−58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 311/00 - 311/96 REGISTRY(STN) CA(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: (式中、R1は、−G−OZ、−G−SZ、−G−NHY、−S
    Z、−NHYおよび式:−G−CH3で示される置換もしくは
    非置換アルキル基(式中、Gは炭素数1〜25のアルキレ
    ン鎖、Zはt−ブチルジメチルシリル基、テトラヒドロ
    ピラン基およびトリフェニルメチル基よりなる群から選
    ばれた基、Yは保護基を表す)よりなる群から選ばれた
    基; R2は、−J−OH、−J−SH、−J−NH2、−COOH、−J
    −OTs、−J−X、−SH、−NH2および−COOR′(式中、
    Jは炭素数1〜10のアルキレン鎖、Χはハライド、R′
    は炭素数1〜10のアルキル鎖を表す)よりなる群から選
    ばれた基である)で示される化合物。
  2. 【請求項2】Yがアセチル基である請求項(1)に記載
    の化合物。
  3. 【請求項3】式: (式中、R1は、−G−OZ、−G−SZ、−G−NHY、−S
    Z、−NHYおよび式:−G−CH3で示される置換もしくは
    非置換アルキル基(式中、Gは炭素数1〜25のアルキレ
    ン鎖、Zはt−ブチルジメチルシリル基、テトラヒドロ
    ピラン基およびトリフェニルメチル基よりなる群から選
    ばれた基、Yは保護基を表す)よりなる群から選ばれた
    基; R2は、−J−OH、−J−SH、−J−NH2、−COOH、−J
    −OTs、−J−X、−SH、−NH2および−COOR′(式中、
    Jは炭素数1〜10のアルキレン鎖、Χはハライド、R′
    は炭素数1〜10のアルキル鎖を表す)よりなる群から選
    ばれた基である)で示される化合物の製造方法であっ
    て、 (a)エステル縮合を行うに充分な条件下で−ブロモメ
    チル−7−メトキシクマリンをモノアルキル化(R1)マ
    ロン酸エステルと反応させて、モノアルキル化(2−ビ
    ス(カルブアルコキシ)−2−R1−1−エチル)誘導体
    を得、 (b)工程(a)の生成物からカルブアルコキシ基の一
    方を除去し、 (c)工程(b)の生成物の脱メチル化を行って7−ヒ
    ドロキシクマリン化合物を得、ついで (d)残ったエステルを化学的に修飾して所望のR2を有
    する化合物を得ることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】工程(d)が、残るエステルを修飾して、
    −J−OH、−J−SH、−J−NH2、−COOH、−J−OTs、
    −J−X、−SH、−NH2および−COOR′(式中、Jは炭
    素数1〜10のアルキレン鎖、Χはハライド、 R′は炭素数1〜10のアルキル鎖を表す)よりなる群か
    ら選ばれた基に変換する、ことを特徴とする請求項
    (3)に記載の方法。
  5. 【請求項5】(a)所定の反応に使用するための生物学
    的巨大分子に請求項(1)に記載の化合物を結合させ、
    ついで (b)該化合物の蛍光を測定する ことを特徴とする、生物学的巨大分子の量を決定する方
    法。
  6. 【請求項6】生物学的巨大分子が、抗原、ハプテン、抗
    体または12〜100個の塩基を有する核酸のストランドか
    ら選ばれる特異的結合ペアの成員である請求項(5)に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】請求項(1)に記載の化合物と生物学的巨
    大分子との結合を1〜50個のスペーサー原子を有するリ
    ンカーを介して行う、請求項(5)に記載の方法。
  8. 【請求項8】R2にて、1〜50個のスペーサー原子を有す
    るリンカーが結合し、該リンカーに生物学的巨大分子が
    結合する、請求項(1)に記載の化合物。
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J.Chromatogr.,445[1](1988)pp.49−58
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