JP2003238305A - マイクロカプセル - Google Patents

マイクロカプセル

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JP2003238305A
JP2003238305A JP2002033239A JP2002033239A JP2003238305A JP 2003238305 A JP2003238305 A JP 2003238305A JP 2002033239 A JP2002033239 A JP 2002033239A JP 2002033239 A JP2002033239 A JP 2002033239A JP 2003238305 A JP2003238305 A JP 2003238305A
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farnesylacetone
microcapsules
family
mites
microcapsule
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JP2002033239A
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Kenichi Hino
憲一 日野
Michiya Shimamura
三智也 嶋村
Hidekazu Yoshizawa
秀和 吉澤
Yoshiro Kitamura
吉朗 北村
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダニ防除作用の持続性に優れたファルネシル
アセトン製剤の提供、ファルネシルアセトンのダニ防除
作用の持続化方法の提供。 【解決手段】 ファルネシルアセトンを含有するマイク
ロカプセルであり、当該マイクロカプセルがポリ乳酸ま
たはポリ乳酸系ポリマーから形成されているマイクロカ
プセル。ファルネシルアセトンをポリ乳酸またはポリ乳
酸系ポリマーから形成されているマイクロカプセルに内
包させることを特徴とするファルネシルアセトンのダニ
防除作用の持続化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファルネシルアセ
トンを含有するマイクロカプセルに関し、例えば、ダニ
に対する忌避作用を有するファルネシルアセトンを長期
間にわたって住居内にその活性を持続させつつ、徐放さ
せることにより、ダニの嫌う環境を作り、住居内のダニ
の屋外への退去を促すと同時に新たな侵入を防ぐために
使用する、ファルネシルアセトンをダニ防除用成分とし
て含有するマイクロカプセルに関する。また、本発明は
ファルネシルアセトンのダニ防除作用の持続化方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】害虫は人間に対して不快感を与えるのみ
でなく、日本脳炎、マラリア、赤痢、ペスト、ツツガム
シ病などの重篤な病気を媒介することがよく知られてお
り、現在、屋内の害虫駆除はペストコントロールと呼ば
れている。近年、国内の衛生思想の普及と清潔度の向上
に伴い、蚊や蝿、蚤に起因する病気は少なくなってきた
が、その反面、アレルギー疾患の増加が見られ、アトピ
ー性皮膚炎、気管支喘息、鼻炎などの原因の一つは屋内
のダニが原因と考えられている。屋内のダニの増加は、
わが国の居住環境の向上によるところが大きく、高気密
住宅の普及、冬季の室内暖房の性能向上、内装の洋風化
に伴う繊維製品の増加など、ダニにとって好適な環境の
増加が被害を拡大していると考えられ、これらの対策が
強く求められている。
【0003】本発明者らは、ファルネシルアセトンがダ
ニ忌避性を有することを見出し、ファルネシルアセトン
を含有するダニ防除剤を提案した(特開平10−316
507号公報参照)。このダニ防除剤は、従来公知の有
機リン系、ピレスロイド系またはカルバメート系その他
の殺ダニ剤と比較して、(1)ダニを殺さないため、薬
剤耐性を有するダニ成虫を生き残らせ、耐性の高い子孫
のみを繁栄させるような危険性がない点、(2)強力な
アレルゲンであるダニの死骸を環境中に残すことなくダ
ニを排除することができる点、(3)人や家畜に対する
安全性も高い点などの利点を有するものである。また、
本発明者らは、ファルネシルアセトンは害虫防除作用を
有していることを見いだし、ファルネシルアセトンを含
有する害虫防除剤を提案している(未公開)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に殺虫剤やダニ
防除剤は、その作用の持続性が短いので、定期的にそれ
らを交換したり、散布する必要がある。従って、その活
性の持続性を高めることは大きな課題である。従って、
本発明の目的は活性の持続性に優れたファルネシルアセ
トン製剤の提供である。また、本発明は、ファルネシル
アセトンの活性持続化方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは作用の持続
性に優れ、実用性の高いダニ防除剤、害虫防除剤を開発
すべく種々検討を重ねてきた来たところ、ファルネシル
アセトンの気化をコントロールする必要性があることに
着目した。また、一連の研究の過程でファルネシルアセ
トンが酸化され易く、酸化によってその活性が低下する
ことを見いだした。かかる観点に立脚して、本発明者ら
は鋭意検討の結果、上記課題の解決には、ファルネシル
アセトンをマイクロカプセルに内包することが有効であ
り、かつポリ乳酸またはポリ乳酸系ポリマーから形成さ
れたマイクロカプセルが、本発明の目的の達成におい
て、特に有用であることを見出し本発明に至った。
【0006】即ち、本発明は下記の通りである。 ファルネシルアセトンを含有するマイクロカプセルで
あり、当該マイクロカプセルがポリ乳酸またはポリ乳酸
系ポリマーから形成されていることを特徴とするマイク
ロカプセル。 ファルネシルアセトンをポリ乳酸またはポリ乳酸系ポ
リマーから形成されているマイクロカプセルに内包させ
ることを特徴とするファルネシルアセトンの活性持続化
方法。
【0007】本発明のマイクロカプセルの好適な実施形
態は次の通りである。 単一または複数、好ましくは複数の空孔を有する有孔
構造を有し、その空孔率は3〜60%であること。 ファルネシルアセトンは主として当該空孔内に内包さ
れていること。 常温で放置した際に、マイクロカプセル粒子の表面が
べたつき粒子同士が凝集してしまう程、ファルネシルア
セトンはマイクロカプセルから漏れ出ないこと。 ダニ防除剤または害虫防除剤(特に、ダニ防除剤)と
して使用されること。 本発明において、「空孔」とは、マイクロカプセルの壁
材によって覆われている孔をいう。即ち、「空孔」はマ
イクロカプセルの外部とは連通していないものである。
また、「ファルネシルアセトンは主として空孔内に内包
される」とは、マイクロカプセルに含有されるファルネ
シルアセトンの70〜99.9重量%、好ましくは90
〜99.9重量%、さらに好ましくは95〜99.9重
量%が空孔内に内包され、残りのファルネシルアセトン
はマイクロカプセルの壁を構成するポリ乳酸またはポリ
乳酸系ポリマーと相溶状態にあることをいう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるファルネシル
アセトンは、ダニ、害虫(特に、ダニ)に対して忌避作
用を有する。ここに「ダニ」とは、節足動物門クモ綱ダ
ニ目Acarinaに属する陸生動物を示し、例えば、ケナガ
コナダニやゴミコナダニなどのコナダニ科に属するダ
ニ;コナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニなどヒョウヒ
ダニ科に属するダニ;ミナミツメダニやクワガタツメダ
ニなどのツメダニ科に属するダニ;イエニクダニなどの
ニクダニ科に属するダニ;ナミホコリダニなどのホコリ
ダニ科に属するダニ;イエハリクチダニなどのハリクチ
ダニ科に属するダニ;イエダニなどのオオサシダニ科に
属するダニ;ヒゼンダニなどのヒゼンダニ科に属するダ
ニ;フトゲツツガムシやタテツツガムシなどのツツガム
シ科に属するダニ;アシノワハダニやナミハダニやスミ
スハダニなどのハダニ科に属するダニ;ブドウヒメハダ
ニなどのヒメハダニ科に属するダニ;ブドウサビダニや
ブドウハモグリダニなどのフシダニ科に属するダニ;サ
トウダニなどのサトウダニ科に属するダニ;などがこれ
に含まれる。
【0009】また、害虫とは節足動物門の昆虫綱に属す
るものをいい、これには、例えば、ミゾガシラシロアリ
科、シロアリ科などの等翅目に属する害虫;チャバネゴ
キブリ科、ゴキブリ科、バッタ科、キリギリス科、コオ
ロギ科、ケラ科などの直翅目に属する害虫;アブラムシ
科、ウンカ科、ヨコバイ科、ヒメヨコバイ科、カメムシ
科、ツチカメムシ科、マルカメムシ科、ツノカメムシ
科、ヘリカメムシ科、ナガカメムシ科、メクラカメムシ
科、コナカイガラムシ科、カタカイガラムシ科、マルカ
イガラムシ科、コナジラミ科、キジラミ科などの半翅目
に属する害虫;カツオブシムシ科、コガネムシ科、テン
トウムシ科、カミキリムシ科、ハムシ科、キクイムシ
科、ゾウムシ科、オサゾウムシ科、マメゾウムシ科など
の甲虫目に属する害虫;アリ科、ハバチ科、スズメバチ
科、キバチ科、タマバチ科などの膜翅目に属する害虫;
カ科、イエバエ科、タマバエ科、キモグリバエ科、ミバ
エ科、ハモグリバエ科、ユスリカ科、ハナバエ科などの
双翅目に属する害虫;およびスガ科、ヤガ科、ヒロズコ
ガ科、ハモグリガ科、ホソガ科、コハモグリ科、スズメ
ガ科、スカシバガ科、ハマキガ科、メイガ科、ドクガ
科、スズメガ科、アゲハチョウ科、シロチョウ科などの
鱗翅目に属する害虫などが挙げられる。
【0010】より具体的に、例えば、ヤマトシロアリ、
イエシロアリなどのミゾガシラシロアリ科に属する害
虫;チャバネゴキブリ、ヒメチャバネゴキブリなどのチ
ャバネゴキブリ科に属する害虫;クロゴキブリ、ワモン
ゴキブリなどのゴキブリ科に属する害虫;ツチバッタ、
ツチイナゴなどのバッタ科に属する害虫;エンドウヒゲ
ナガアブラムシ、リンゴアブラムシ、ダイコンアブラム
シなどのアブラムシ科に属する害虫;ヒメトビウンカな
どのウンカ科に属する害虫;イネマダラヨコバイ、リン
ゴマダラヨコバイなどのヨコバイ科に属する害虫;アオ
クサカメムシ、イネカメムシなどのカメムシ科に属する
害虫;イネネコナカイガラムシ、ミカンコナカイガラム
シなどのコナカイガラムシ科に属する害虫;イチゴコナ
ジラミ、オンシツコナジラミなどのコナジラミ科に属す
る害虫;リンゴキジラミ、ナシキジラミなどのキジラミ
科に属する害虫;ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオ
ブシムシなどのカツオブシムシ科に属する害虫;カナブ
ン、クロコガネ、ハナムグリなどのコガネムシ科に属す
る害虫;ジュウニマダラテントウ、ニジュウヤホシテン
トウなどのテントウムシ科に属する害虫;ゴマダラカミ
キリ、リンゴカミキリ、ノコギリカミキリなどのカミキ
リムシ科に属する害虫;ウリハムシ、イチゴハムシ、イ
ネネクイハムシなどのハムシ科に属する害虫;ニホンキ
クイムシ、マツノキクイムシ、ミカンノキクイムシなど
のキクイムシ科に属する害虫;クロオオアリ、ミカドオ
オアリ、クロヤマアリなどのアリ科に属する害虫;イチ
ゴハバチ、モモハバチなどのハバチ科に属する害虫;ス
ズメバチ、キイロスズメバチなどのスズメバチ科に属す
る害虫;アカイエカ、コガタアカイエカなどのカ科に属
する害虫;イエバエ、クロイエバエ、オオイエバエなど
のイエバエ科に属する害虫;ミカンツボミタマバエ、リ
ンゴツボミタマバエなどのタマバエ科に属する害虫;イ
ネキモグリバエ、ムギキモグリバエなどのキモグリバエ
科に属する害虫;ミカンバエ、ウリミバエ、カボチャミ
バエなどのミバエ科に属する害虫;イネハモグリバエ、
アブラナハモグリバエなどのハモグリバエ科に属する害
虫;イネユスリカなどのユスリカ科に属する害虫;コナ
ガ、リンゴスガなどのスガ科に属する害虫;タマナキン
ウワバ、イネヨトウなどのヤガ科に属する害虫;コク
ガ、イガなどのヒロズコガ科に属する害虫;モモハモグ
リガなどのハモグリガ科に属する害虫;リンゴホソガ、
ナシホソガなどのホソガ科に属する害虫;ミカンハモグ
リガ、ブドウハモグリガなどのコハモグリ科に属する害
虫;ブドウスズメ、モモスズメなどのスズメガ科に属す
る害虫;コスカシバ、ブドウスカシバなどのスカシバガ
科に属する害虫;リンゴモンハマキ、イチゴオオハマキ
などのハマキガ科に属する害虫;モモノメイガ、ニカメ
イガなどのメイガ科に属する害虫;マイマイガ、リンゴ
ドクガガなどのドクガ科に属する害虫;モモスズメなど
のスズメガ科に属する害虫;モンシロチョウ、モンキチ
ョウなどのシロチョウ科に属する害虫;アゲハ、クロア
ゲハなどのアゲハチョウ科に属する害虫などが挙げられ
る。
【0011】ファルネシルアセトンは、例えばビタミン
EやビタミンK2の側鎖を合成するための原料として化
学合成法により多量に製造されている化合物であり、4
種の幾何異性体(シス−シス体、シス−トランス体、ト
ランス−シス体およびトランス−トランス体)を有す
る。本発明において使用されるファルネシルアセトン
は、いずれの幾何異性体であってもよく、それらの幾何
異性体の2種以上の混合物であってもよく、それらの混
合比率は特に制限されることはない。ファルネシルアセ
トンは、次のデータが示すとおり極めて安全性が高い。
【0012】試験対象:ファルネシルアセトン(混合
比:シス−シス体/シス−トランス体およびトランス−
シス体/トランス−トランス体=15/50/35) エイムス変異原性試験: 陰性 ラット経口急性毒性試験: LD50>10,000mg
/kg
【0013】本発明のマイクロカプセルの壁材はポリ乳
酸またはポリ乳酸系ポリマーで構成される。ポリ乳酸系
ポリマーとは、乳酸と他のヒドロキシカルボン酸との共
重合体をいい、他のヒドロキシカルボン酸としては、例
えばグリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキ
シ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、4−ヒドロキシ吉草
酸、6−ヒドロキシカプロン酸などが挙げられる。乳酸
と他のヒドロキシカルボン酸との共重合比は100/0
〜20/80の範囲から任意に選択できる。その共重合
比は100/0〜30/70であるのが好ましく、10
0/0〜50/50であるのがより好ましい。本発明に
おいて、ポリ乳酸またはポリ乳酸系ポリマーの数平均分
子量は、2,000〜50万であるのが好ましく、1万
〜20万であるのがより好ましく、3万〜15万である
のが更に好ましい。また、ポリ乳酸またはポリ乳酸系ポ
リマーの重量平均分子量は、4,000〜90万である
のが好ましく、2万〜40万であるのがより好ましく、
5万〜30万であるのが更に好ましい。かかる、平均分
子量のものは熱的安定性がよく、生産再現性が良好であ
るので好ましい。
【0014】ポリ乳酸またはポリ乳酸系ポリマーとして
は、市販品を使用することができ、また乳酸または乳酸
と他のヒドロキシカルボン酸から直接脱水重縮合するこ
とにより調製されたものを使用することもできる。乳酸
の代りに乳酸の環状2量体であるラクタイドを、またヒ
ドロキシカルボン酸の代りにヒドロキシカルボン酸の環
状エステル中間体、例えばグリコール酸の2量体である
グリコライド、6−ヒドロキシカプロン酸の環状エステ
ルであるε−カプロラクトンなどを使用してもよい。脱
水重縮合反応は、乳酸または乳酸と他のヒドロキシカル
ボン酸を有機溶媒の存在下に共沸脱水縮合させ、共沸留
出した溶媒を、それより水を除去後、反応系に戻す方法
により行うのが好ましい。
【0015】原料として使用する乳酸としては、L体、
D体またはそれらの混合物のいずれでもよいが、L体と
D体の比率L/Dが75/25〜99/1の範囲である
混合物が好ましく、該比率が80/20〜98/2の範
囲である混合物がより好ましい。L体の比率が低い場合
には、得られるポリマーの融点が低く、マイクロカプセ
ルの調製がし易くなる。一方、L体の比率が高い場合に
は、得られるポリマーの融点が高くなることから、マイ
クロカプセルの融点が高く熱安定性がよくなる。
【0016】ファルネシルアセトンを含有するポリ乳酸
またはポリ乳酸系ポリマーからなるマイクロカプセルの
調製は、液中乾燥法やスプレードライ法またはこれらの
類似方法により行うのが好ましい。これらの方法によれ
ば、ファルネシルアセトンに過度の熱を加える必要がな
く、ファルネシルアセトンを変性させることなく、安定
にマイクロカプセル化することができる。
【0017】液中乾燥法としては、例えば、ポリ乳酸ま
たはポリ乳酸系ポリマーとファルネシルアセトンを同時
に水非混和性の有機溶媒に溶解させ、得られた溶液を、
アニオン性界面活性剤(例えば、脂肪族石鹸、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ア
ルカンスルホン酸塩など)または非イオン性界面活性剤
(例えば、脂肪酸(ポリ)エチレングリコールエステル
またはエーテル、モノ脂肪酸グリセリンエステル、脂肪
酸ソルビタンエステル、脂肪酸ソルビタンエステルポリ
オキシエチレン、アルキルフェニルポリオキシエチレン
エーテルなど)とポリビニルアルコール、ゼラチンなど
の分散安定剤を添加した水に加え、プロペラ型撹拌機、
タービン型撹拌機、ホモジナイザー、超音波発生器など
の装置を用いて攪拌して懸濁または乳化させ、得られた
懸濁液または乳化液から減圧下に有機溶媒を除去する方
法、ファルネシルアセトンおよびポリ乳酸を上記と同様
の分散安定剤と上記と同様の界面活性剤を配合した少量
の水に加えて分散させ、得られたエマルジョンを前記の
分散安定剤と界面活性剤を配合した大量の水に加え、攪
拌しながら減圧乾燥させる方法が挙げられる。水非混和
性の有機溶媒としては、沸点が高過ぎないものが好まし
く、例えばトルエン、ハロゲン化アルカン(例えばジク
ロロメタン、クロロホルム、クロロエタン、トリクロロ
エタン、四塩化炭素など)、酢酸エチルなどを使用する
のが好ましい。
【0018】また、スプレードライ法としては、例え
ば、多重同心円型ノズルを備えたスプレードライ装置を
用いて、ファルネシルアセトンとポリ乳酸またはポリ乳
酸系ポリマーを上記と同様の水非混和性の有機溶媒に溶
解させて得られた溶液をスプレーし、急激に温度を低下
させるか、急激に有機溶媒を蒸発させる方法が挙げられ
る。
【0019】上記の方法によって調製されたマイクロカ
プセルは、内部に非常に多数の空孔(空孔率は3〜60
%が好ましく、5〜50%がより好ましく、10〜40
%が更に好ましい。)を有し、壁材に解け込まなかった
ファルネシルアセトン、即ち大部分のファルネシルアセ
トンは空孔内に収納される。これにより、ファルネシル
アセトンは適度に空気との接触が妨げられて酸化が抑制
され、また蒸発(気化)が制限されて、安定に長期間に
わたって徐々に蒸散するようになり、ファルネシルアセ
トンのダニ防除効果の持続性が飛躍的に改善される。
【0020】マイクロカプセルの比較的内部の孔に収納
されたファルネシルアセトンは、その外側に位置する独
立した多数のファルネシルアセトンを内包する孔により
十重二重に取り囲まれており、マイクロカプセルの表面
から侵入する酸素はカプセル表面近傍の孔内のファルネ
シルアセトンにトラップされ、内部の孔内のファルネシ
ルアセトンには影響が及ばず、酸化による活性の低下が
少なく、そのダニ防除作用が持続される。
【0021】本発明のマイクロカプセルにおいては、ポ
リ乳酸またはポリ乳酸系ポリマーから形成される膜材
(壁材)の強度は大きく、その強度がファルネシルアセ
トンの熱膨張や蒸気圧を上回る限り、マイクロカプセル
の破壊によるファルネシルアセトンの気化は抑制され
る。したがって、本発明のマイクロカプセルを熱可塑性
樹脂に練りこむ際にはファルネシルアセトンの気化によ
る消失が殆どなく、また本発明のマイクロカプセルを練
り込まれた熱可塑性樹脂からのファルネシルアセトンの
ブリードを効果的に抑制することが容易となり、広範な
分野においてファルネシルアセトンの活性を発現するこ
とができる。
【0022】本発明のマイクロカプセルは、ファルネシ
ルアセトンにより可塑化されることがなく、軟化した
り、マイクロカプセル同士が付着することがなく、ファ
ルネシルアセトンを内包した場合においても、マイクロ
カプセルは流動性を有する。したがって、本発明のマイ
クロカプセルを他の材料に配合する際、秤量や分散がし
やすく、操作性に優れる。
【0023】また、本発明のマイクロカプセルにおいて
は、ファルネシルアセトンがマイクロカプセルにより保
護されるため、液体のままの保存や使用に比べて過度の
流動性が抑えられ、発火の危険性も低く、使用上の操作
性と安全性が著しく向上する。
【0024】マイクロカプセルにおける空孔率が余りに
高い場合には、機械的強度が弱く、マイクロカプセルの
調製時や使用時に空孔が潰れることがあり、一方、空孔
率が低過ぎる場合には、内包されるファルネシルアセト
ンの量が少なくなり、ファルネシルアセトンのマイクロ
カプセルの有効期間が短くなる。そのため、空孔率は3
〜60%の範囲であるのが好ましく、5〜50%の範囲
であるのがより好ましく、さらに好ましくは10〜40
%の範囲である。本発明のマイクロカプセルの平均粒子
径は特に限定されるものではないが、10μm〜1mm
の範囲であるのが好ましく、20μm〜500μmの範
囲であるのがより好ましい。その理由は、細か過ぎる場
合には、短期間に内部のファルネシルアセトンが放出さ
れ、また酸化されて、マイクロカプセルの有効期間が短
くなる。一方、余りに粗い場合には、成形品への練り込
み等が困難になり、これを配合し得る物品の種類が限定
される。例えば、繊維製品にバインターを用いてマイク
ロカプセルを接着させた場合、マイクロカプセルは明ら
かな異物と見なされて人為的に排除されたり、意図的に
押し潰されて繊維製品を汚したりすることになる。
【0025】本発明のマイクロカプセルにおいて、ファ
ルネシルアセトンの酸化を防止するために酸化防止剤を
併用することもできる。酸化防止剤としては、例えば、
ビタミンE類、ブチルヒドロキシトルエン、イルガノッ
クス1010、イルガノックス1076などのフェノー
ル型;タンニン酸、没食子酸などのポリフェノール型の
酸化防止剤が使用される。その使用量は、ファルネシル
アセトンに対して0.001〜10重量%の範囲である
のが好ましく、0.1〜5重量%の範囲であるのがより
好ましい。
【0026】本発明のマイクロカプセルにおいては、フ
ァルネシルアセトン以外の他のダニ・害虫忌避剤等を併
用することができ、また必要に応じて他の成分、例え
ば、香料、着色料、溶剤などを加えることもできる。他
のダニ・害虫忌避剤としては、例えばジエチルトルアミ
ド、2,3,4,5−ビス(△2−ブチレン)−テトラ
ヒドロフルフラール、ジ−n−プロピルイソシンコメロ
ネート・ジ−n−ブチルサクシネート、2−ヒドロキシ
エチルオクチルサルファイド、2−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシアニソール、3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
アニソール、1−エチニル−2−メチル−ペンテニル
2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキ
シレート、N−ヘキシル−3,4−ジクロルマレイミド
などが使用される。
【0027】香料や着色料を配合する場合には、本発明
のファルネシルアセトン含有マイクロカプセルの交換時
期を知らせるようなインジケーター機能を持たせること
が好ましい。例えば、ファルネシルアセトンよりも沸点
が低く、ファルネシルアセトンが消失してしまう前に、
当該マイクロカプセルの使用当初の香りが無くなるか、
その変化が明らかに判別できるような香料を配合するこ
とが好ましい。さらに、ファルネシルアセトンを希釈し
たり、ファルネシルアセトンと他の成分との溶解性を改
良するために配合する溶剤としては、例えばシリコーン
オイル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ホホバオイル、スクアラン、流動パラフィン、
菜種油、綿実油、桐油、椿油、その他の植物油(高沸点
油)などが挙げられる。
【0028】本発明のマイクロカプセルを、例えば開口
を有する容器に入れ、マイクロカプセルよりファルネシ
ルアセトンを長期間にわたって住居内などのダニ、害虫
の忌避を意図する空間に徐放させることにより、ダニ、
害虫の嫌う環境を作り、該空間からのダニなどの退去を
促すと同時に新たな該空間への侵入を防ぐことができ
る。忌避を意図する空間におけるファルネシルアセトン
の濃度は、0.001〜20,000μg/Lであるの
が好ましく、0.01〜2,000μg/Lであるのが
より好ましく、0.01〜1,000μg/Lであるの
が更に好ましい。かかる濃度を達成するためのマイクロ
カプセルの使用量は、室内などの忌避を意図する空間
に、1平方m当たり3g以上であるのが好ましく、5g
以上であるのがより好ましい。マイクロカプセルからの
ファルネシルアセトンの放出は非常に少なく制限されて
おり、多量に使用する場合においても、生活環境的に問
題は生じないが、経済的な理由、また非常に臭気に敏感
でファルネシルアセトンの臭気を好まない人も居ること
を考慮すれば、1平方m当り100g以下であるのが好
ましく、50g以下であるのがより好ましい。通常ダニ
は、床、床近傍の高さに生息するので、例えば意図する
空間(例えば室内)全体の濃度をダニ忌避効果を発揮す
る濃度にする必要はなく、ダニの生息する場所における
濃度が重要であり、1平方m当りの使用量が重要であ
る。
【0029】本発明のマイクロカプセルを熱可塑性樹脂
に練り込んで成形することにより、ダニ防除性が付与さ
れたテープ、フィルム、シート、繊維、その他成形品と
することができる。これらの成形品を加工することによ
り、ダニ防除性が付与された押入れ用敷材、配置材、衣
装用敷材、家具裏用配置材、畳下敷材、床用敷材、絨毯
用敷材、自動車用内装材、ベッドマット、マットレス、
動物用ダニ駆除バンド(首輪)、ペット動物用衣料、ペ
ット動物用敷材などとすることができる。また、本発明
のマイクロカプセルをバインダーを用いて繊維製品に付
着させることにより、広範な繊維製品にダニ防除性を付
与することができ、ダニ防除性が付与された寝具やコタ
ツ用布団などの繊維製品に加工することができる。本発
明のマイクロカプセルは塗料、糊剤や噴霧剤に配合する
ことができ、建材用塗料、接着材として用いたり、ペッ
トや動物の小屋やその備品、または動物の体に吹きかけ
ることにより、小屋や動物の体に付いたダニを追い出す
ことができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。
【0031】参考例1 ファルネシルアセトン(混合比:シス−シス体/シス−
トランス体およびトランス−シス体/トランス−トラン
ス体=15/50/35)の0.1916gをNo.5
cの濾紙(アドバンテック東洋株式会社製)に染み込ま
せたものを、ガラス製の標本ビンの中にフタを閉めた状
態で吊るして、21〜24℃に空調された室内に放置
し、定期的にその重量を測定した。なお、放置中はフタ
を閉めているが、重量測定時にはフタを開けて空気を入
れ替えた後、重量測定を行った。その結果を表1に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】表1より、時間の経過とともに重量増加が
認められ、ファルネシルアセトンは空気酸化されること
が分かる。
【0034】試験例1 参考例1において、ファルネシルアセトンを濾紙に染込
ませたものの代わりに実施例1で得られたファルネシル
アセトンを内包するマイクロカプセル1gを用いた以外
は同様にして、重量を測定した。その結果を表2に示
す。
【0035】
【表2】
【0036】表2において、試験開始直後の重量減少
は、マイクロカプセルに微量残存した水分の影響と推定
される。マイクロカプセルに内包されたファルネシルア
セトンの空気酸化による重量増加は大幅に軽減されてい
る。
【0037】実施例1 ファルネシルアセトン2gおよびポリ乳酸(カーギル社
製、数平均分子量87,000、重量平均分子量16
3,300、D/L比8/92)10gをジクロロメタ
ン100mLに溶かして得られた分散相と、4%のポリ
ビニルアルコール水溶液1400mLおよび界面活性剤
(Q12S)10.4gからなる連続相とを混合し、3
0℃でプロペラ型撹拌機を用いて100rpmの攪拌速
度で30分間攪拌し、次いで段階的に反応器の減圧度を
上げ、アスピレーターによる減圧下に6時間攪拌を続
け、ジクロロメタンを蒸発させた。得られた懸濁液をガ
ラスフィルターで濾過し、数回水洗した後、一昼夜凍結
乾燥することにより、ファルネシルアセトンを内包した
マイクロカプセルを得た。得られたマイクロカプセル
は、平均粒径0.4mmの略球状粒子であり、砂粒のよ
うなサラサラした流動性を示した。マイクロカプセルの
空孔率は17%であった。
【0038】実施例2 実施例1で得られたマイクロカプセルについて、ヤケヒ
ョウヒダニに対する忌避率を、ダニ忌避試験法(侵入阻
止法:「加工技術」第33巻第2号、153−155頁
(1998年発行)「題目:防ダニ加工製品忌避試験基
本マニュアル」(アパレル製品等品質性能対策協議
会))により求めたところ、99%であった。この試験
法では60%以上の忌避率を示した場合に有効とみなさ
れる。さらに、実施例1で得られたマイクロカプセルを
フタのない容器に入れ、室温で2ケ月間または6ケ月間
放置して同様の試験を行ったところ、2ケ月後には99
%、6ケ月後には81%の忌避率を示し、非常に長期間
効力を保ち続けていることが立証できた。
【0039】実施例3 ファルネシルアセトン2gおよび乳酸とグリコール酸の
共重合体(モル比75/25、数平均分子量10,00
0) 10gをジクロロメタン100mLに溶かして得ら
れた分散相と、4%のポリビニルアルコール水溶液14
00mLおよび界面活性剤(Q12S)10.4gから
なる連続相とを混合し、30℃でプロペラ型撹拌機を用
いて150rpmの攪拌速度で30分間攪拌し、次いで
段階的に反応器の減圧度を上げ、アスピレーターによる
減圧下に6時間攪拌を続け、ジクロロメタンを蒸発させ
た。得られた懸濁液をガラスフィルターで濾過し、数回
水洗した後、一昼夜凍結乾燥することにより、ファルネ
シルアセトンを内包するマイクロカプセルを得た。得ら
れたマイクロカプセルは、平均粒径0.3mmの略球状
粒子であり、砂のようにサラサラした流動性を示した。
マイクロカプセルの空孔率は17%であった。
【0040】実施例4 実施例3で得られたマイクロカプセルについて、ヤケヒ
ョウヒダニに対する忌避率を、実施例2と同様にして求
めたところ、99%であった。
【0041】実施例5 実施例1で得られたマイクロカプセル30gを軟質アク
リル系樹脂粉(商品名パラペットSA−N、株式会社ク
ラレ製)100gに混合し、二本ロール混錬機により1
55℃で1分間溶融混錬し、160℃で50kg/cm
で1分間プレス成形した後、冷却してシートを得た。
マイクロカプセルはシート内に均一に分散されており、
成形過程で発煙などの異常は見られなかった。
【0042】比較例1 ファルネシルアセトン10gを軟質アクリル系樹脂粉
(商品名パラペットSA−N、株式会社クラレ製)10
0gに混合し、室温で15分間なじませた後、二本ロー
ル混錬機により155℃で1分間溶融混錬し、160℃
にて50kg/cmで1分間プレス成形した後、冷却
してシートを得た。成形過程でファルネシルアセトンの
一部が気化することによる発煙が認められた。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ファルネシルアセトン
の優れたダニ忌避性を効果的に発現し得る、実用性の高
いダニ防除用マイクロカプセルが提供される。本発明の
マイクロカプセルにより、ファルネシルアセトンの使用
上の操作性と安全性が著しく向上し、しかもダニ防除効
果の持続性が飛躍的に改善される。
フロントページの続き (72)発明者 吉澤 秀和 岡山県岡山市津島東2丁目4番23号 (72)発明者 北村 吉朗 岡山県岡山市芳賀5113番地の135 Fターム(参考) 4H011 AC06 BA01 BB05 BC03 BC06 BC07 BC19 DA06 DC05 DC08 DD05 DF03 DH04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファルネシルアセトンを含有するマイク
    ロカプセルであり、当該マイクロカプセルがポリ乳酸ま
    たはポリ乳酸系ポリマーから形成されていることを特徴
    とするマイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 空孔率が3〜60%である有孔構造を有
    し、かつファルネシルアセトンが空孔内に内包されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のマイクロカプセル。
  3. 【請求項3】 ダニ防除に使用される請求項1または2
    に記載のマイクロカプセル。
  4. 【請求項4】 ファルネシルアセトンをポリ乳酸または
    ポリ乳酸系ポリマーから形成されているマイクロカプセ
    ルに内包させることを特徴とするファルネシルアセトン
    の活性持続化方法。
  5. 【請求項5】 マイクロカプセルが空孔率3〜60%で
    ある有孔構造を有し、かつファルネシルアセトンが空孔
    内に内包されていることを特徴とする請求項4記載の持
    続化方法。
  6. 【請求項6】 ダニ防除活性の持続化方法である請求項
    4または5に記載の持続化方法。
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