JP2003236194A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003236194A
JP2003236194A JP2002040702A JP2002040702A JP2003236194A JP 2003236194 A JP2003236194 A JP 2003236194A JP 2002040702 A JP2002040702 A JP 2002040702A JP 2002040702 A JP2002040702 A JP 2002040702A JP 2003236194 A JP2003236194 A JP 2003236194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技球を零すことなく、上貯留部
の遊技球を下貯留部に移動させることができるととも
に、遊技球のブリッジを解消することができる遊技機を
提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる遊技機は、発射装置によ
り遊技球発射軌道を介して遊技領域内に遊技球を発射
し、該遊技球が特定の受球口に入球し、且つ入賞確定す
ることで獲得する遊技球、或いは、外部から補給する遊
技球の少なくとも何れか一方を貯留する貯留部を前面に
備えた遊技機において、前記貯留部は、上下に重ねられ
た上貯留部と下貯留部とを備え、しかも前記上貯留部
は、発射装置に遊技球を供給可能に接続されるととも
に、該上貯留部の底部を開閉して上貯留部と下貯留部と
を連通及び遮断させる開閉機構を備えてなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域内に遊技
球を発射し、特定の受球口に当該遊技球が入り、入賞確
定した際に賞球としての遊技球を獲得する遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から発射装置により遊技領域内に遊
技球を打ち出し、該遊技球が特定の受球口に入球するこ
とで賞球が得られたり、特定の受球口に遊技球が入球す
ることで抽選処理を実行し、その抽選結果が大入賞に当
選すれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態となって
賞球が得られたりする遊技機(いわゆるパチンコ遊技
機)が周知である。
【0003】かかるパチンコ遊技機は、図7に示す如
く、パチンコ店(ホール)内に配置され、複数の遊技機
が群を成して設置される設置台(図示せず)、いわゆる
島に固定される外枠体(図示せず)と、該外枠体に開閉
可能に設けられた内枠体50と、枠体51内にガラス板
が嵌め込まれ、前記枠体51が内枠体50の前面に枢着
されて開閉可能に設けられたガラス扉52と、一方の面
に遊技領域が形成され、該遊技領域がガラス扉52を介
して視認できるように、内枠体50内に設けられるとと
もに、遊技領域内に遊技球を打ち出す発射装置53を備
えた遊技盤54と、該遊技盤54の遊技領域とは反対面
に設けられるとともに、ホールの設置台に設けられた遊
技球供給装置(図示せず)に接続され、該遊技球供給装
置から供給される遊技球の数量を計量して後述する上部
貯留皿56に供給する遊技球路(図示せず)を備えた機
構盤(図示せず)とで構成されている。
【0004】前記ガラス扉52が取り付けられた内枠体
50の前面の下部には、前記発射装置53を動作させる
ハンドル55と、遊技球を一列に整列させて前記発射装
置53に順次供給する供給路(図示せず)が形成され、
外部から補給する遊技球、或いは入賞等により獲得した
賞球を貯留する上部貯留皿56と、該上部貯留皿56の
下方に位置して設けられ、上部貯留皿56によって貯留
しきれない遊技球を貯留する下部貯留皿57とを備えて
いる。なお、上部貯留皿56に形成された発射装置53
への供給路は、所定位置で分岐され、下部貯留皿57に
接続されており、切換部材58を操作することで、上貯
留部56に貯留された遊技球が、発射装置53に供給さ
れることなく、下貯留部57に流れるように構成されて
いる。
【0005】前記上部貯留皿56は、上述の如く、外部
から遊技球を補給し得るように上部が開放状態とされる
とともに、前記機構盤の遊技球路と接続された払出口5
9を内在させるように設けられている。すなわち、上部
貯留皿56は、大入賞や入賞により獲得した賞球が、遊
技球路及び払出口59を介して上部貯留皿56に払い出
されるように構成されている。
【0006】前記下部貯留皿57は、貯留した遊技球を
別途用意した容器(いわゆる、ドル箱)に取り出し可能
なように、底部に開閉可能なシャッター(図示せず)が
設けられるとともに、前記遊技球路に連結され、上部貯
留皿56内の遊技球が満杯状態となった際に、上部貯留
皿56に供給されるはずの遊技球が、遊技球路を介して
下部貯留皿57に流れるように構成されている。その
上、上部貯留皿56と下部貯留皿57とを接続した部分
の遊技球路には、遊技球満杯検知センサー(図示せず)
が設けられており、上部貯留皿56のみならず、下部貯
留皿57も満杯になった際に、遊技者やパチンコ店の店
員などに上部貯留皿56及び下部貯留皿57が満杯状態
であることを知らしめるように構成されている。
【0007】上記構成の遊技機は、下部貯留皿57内の
遊技球が満杯になった場合や、遊技を終了する場合に
は、下部貯留皿57のシャッターを開けることにより、
下部貯留皿57に貯留されていた遊技球をドル箱に移す
ことができる。また、上部貯留皿56に貯留された遊技
球を取り出すには、切換体58を操作することで、上部
貯留皿56の遊技球を下部貯留皿57に流し、下部貯留
皿57のシャッターを介してドル箱に移すことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ遊技機は、供給路に設けられた切換体58によ
って流路を切り換え、遊技球を下部貯留皿57に移して
から上部貯留皿56に貯留していた遊技球を取り出すよ
うに構成されているが、上部貯留皿56の遊技球が満杯
状態である場合、供給路に流れ込もうとする複数の遊技
球が互いに緩衝し(いわゆる、ブリッジを起こし)、供
給路に遊技球が円滑に流れ込まなくなり、当該遊技球を
上部貯留皿56から下部貯留皿57に移すことできなく
なる場合がある。このため、遊技者が、ブリッジを解消
して上部貯留皿56内の遊技球を供給路に導くべく、ブ
リッジを起こした複数の遊技球を移動させようとする
が、満杯状態にある上部貯留皿56の遊技球を移動させ
るため、上部貯留皿56内の遊技球が零れ出してしまう
ことがあった。
【0009】また、遊技者が上部貯留皿56の遊技球を
掴んで下部貯留皿57に移した後に、上部貯留皿56内
のブリッジを起こした遊技球を移動させ(遊技球をなら
して)ブリッジを解消する場合もあるが、遊技者が遊技
球を掴む際に遊技球を上部貯留皿56から零してしまう
ことがあった。
【0010】そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、遊
技球を零すことなく、上貯留部の遊技球を下貯留部に移
動させることができるとともに、遊技球のブリッジを解
消することができる遊技機を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる遊技機は、請求項1記載の如く、発射装
置により遊技球発射軌道を介して遊技領域内に遊技球を
発射し、該遊技球が特定の受球口に入球し、且つ入賞確
定することで獲得する遊技球、或いは、外部から補給す
る遊技球の少なくとも何れか一方を貯留する貯留部を前
面に備えた遊技機において、前記貯留部は、上下に重ね
られた上貯留部と下貯留部とを備え、しかも前記上貯留
部は、発射装置に遊技球を供給可能に接続されるととも
に、該上貯留部の底部を開閉して上貯留部と下貯留部と
を連通及び遮断させる開閉機構を備えてなることを特徴
とする。
【0012】上記構成の遊技機によれば、上貯留部の底
部を開閉し、上貯留部と下貯留部とを連通及び遮断する
開閉機構を備えているので、開閉機構を操作して上貯留
部の底部を開けることで、上貯留部に貯留された遊技球
を、開放された底部を介して上貯留部の下方に位置する
下貯留部に取り出すことができる。したがって、遊技者
が遊技球を掴んだり、遊技球を移動させたりすることな
く、遊技球を上貯留部から取り出すことができるので、
遊技球を取り出す際に貯留部から遊技球が零れ出るとい
った事態を防止することができる。また、上貯留部の遊
技球を取り出すことにより上貯留部内の遊技球の数量を
少ない状態とすることができるので、発射装置に供給さ
れる遊技球が上貯留部内でブリッジを起こしても、上貯
留部の遊技球を零すことなくブリッジを起こした遊技球
を移動させることができ、ブリッジを解消することがで
きる。
【0013】また、請求項2記載の如く、前記開閉機構
は、下貯留部の底部を開閉可能に構成されれば、下貯留
部に取り出された遊技球を、下貯留部の底部の開放部分
を介して別途容易された貯留容器に確実に取り出すこと
ができる。したがって、遊技者が遊技球を掴んで貯留容
器に取り出す必要がなく、遊技球が外部に零れるといっ
た事態を防止することができる。
【0014】さらに、請求項3記載の如く、前記開閉機
構は、下貯留部の底部を開けた後に、上貯留部の底部を
開けるよう構成されてもよい。このようにすれば、例え
ば遊技機が、誤射された遊技球(ファール球)等を下貯
留部に戻すような構成にされた場合、上貯留部で遊技球
を貯留させたまま、下貯留部内に位置する遊技球のみを
取り出すことができる。
【0015】また、請求項4記載の如く、前記開閉機構
は、略水平方向に移動して上貯留部の底部を開閉する第
一シャッターと、略水平方向に移動して下貯留部の底部
を開閉する第二シャッターと、前記第一シャッター及び
第二シャッターを移動させる操作体とを備え、前記操作
体は、第二シャッターに当接して該第二シャッターを移
動させる第一当接部と、該第一当接部が第二シャッター
を移動させた後に第一シャッターに当接して該第一シャ
ッターを移動させる第二当接部とを備えてもよい。
【0016】このようにすれば、最初に第一当接部が第
二シャッターを移動させることができるので、第一シャ
ッターの閉鎖を維持させた状態で第二シャッターのみを
開くことができ、下貯留部に戻された遊技球のみを取り
出すことができる。また、第二シャッターの開状態を維
持させた状態で、第二当接部が第一シャッターを当接移
動させて、上貯留部の底部を開けるので、上貯留部の遊
技球を円滑に取り出すことができる。すなわち、第一当
接部が第二シャッターを移動させた後に第二当接部が第
一シャッターを移動させる位置関係となるように、第一
当接部及び第二当接部を設けたので、下貯留部の遊技球
と上貯留部の遊技球を段階的に取り出すことができる。
【0017】さらに、請求項5記載の如く、前記操作体
が、前記第一シャッター及び第二シャッターの移動方向
に対して略平行をなして移動可能に設けられれば、操作
体をスライドさせるといった簡単な操作で第一シャッタ
ー及び第二シャッターを移動させて、上貯留部の底部及
び下貯留部の底部を開閉することができる。
【0018】また、請求項6記載の如く、前記上貯留部
は、前記発射装置に遊技球を導く供給路と、該供給路に
接続された第一受皿部と、第一受皿部に隣接して設けら
れた第一受皿部の深さより深い第二受皿部とで構成され
てなれば、下貯留部における遊技球の許容貯留量が少な
い場合であっても、上貯留部のみで必要な遊技球を貯留
することができる。すなわち、従来の上貯留皿と下貯留
皿とで貯留していた数量の遊技球を、上貯留部のみで貯
留することができる。また、下貯留部を従来の下貯留皿
と同等量の遊技球を貯留し得る内容量にすれば、一層多
くの遊技球を貯留することができることは、勿論のこと
である。
【0019】さらに、請求項7記載の如く、前記第一受
皿部と第二受皿部との境界部分が、第一受皿部側に先上
がりした傾斜面により構成されてなれば、発射装置に接
続された第一受皿部内の遊技球を消費し、第二受皿部内
の遊技球を第一受皿部に移す際に、第二受皿部内の遊技
球を傾斜面に沿わせるように、第一受皿部に掻き上げれ
ば良い。つまり、遊技者が遊技球を掴むなどという動作
を必要としないので、遊技球が外部に零れることなく、
第一受皿部に遊技球を円滑に補給することができ、遊技
者は、遊技に集中することができる。
【0020】また、請求項8記載の如く、前記第一シャ
ッターが、前記第二受皿部の底部を開閉するように構成
されれば、第二受皿部に貯留された遊技球を下貯留部、
或いは下貯留部を介して別途容易した貯留容器に取り出
すことができる。また、第一受皿部の遊技球を傾斜面に
沿うように第二受皿部に掻き出せば、第一受皿部の遊技
球を下貯留部を介して取り出すことができる。
【0021】さらに、請求項9記載の如く、前記下貯留
部は、発射装置によって誤射されて再度発射装置内に戻
る遊技球、或いは、発射装置に過剰供給された遊技球を
発射装置内から除去する遊技球除去路に接続されてもよ
い。このようにすれば、発射装置内に二球以上の遊技球
が位置した場合であっても、発射装置内に位置した二球
以上の遊技球のうち、一球を発射装置内に残して他の遊
技球を下貯留部に確実に戻すことができる。したがっ
て、発射装置内に二球以上の遊技球が位置するのを防止
することができ、一球の遊技球を遊技領域に打ち出す
(発射する)ことができる。また、遊技者は、下貯留部
に戻された遊技球を使用して再度遊技することができ、
最初に保有した全ての遊技球を使用して遊技を楽しむこ
とができる。その上、発射装置内に位置していた他の遊
技球を、遊技に使用する遊技球などで満杯状態となる可
能性のある上貯留部に戻さずに、満杯状態となる可能性
の少ない下貯留部、すなわち遊技球が払い出されたり、
外部から供給される可能性の少ない下貯留部に戻すよう
にしたので、発射装置から遊技球が除去される際の遊技
球除去路内での球詰まりを防止することができ、遊技球
を円滑に回収することができる。
【0022】また、請求項10記載の如く、前記遊技球
発射軌道は、発射装置近傍で下方に向けて分岐され、且
つ遊技球の発射方向に並列状態をなした一対の回収路を
備えるとともに、該一対の回収路のうち少なくとも何れ
か一方が前記上貯留部に接続されてもよい。このように
すれば、発射装置による遊技球の打ち出し力が弱く、遊
技球が遊技領域に到達せずに遊技球発射軌道を逆戻りし
た際に、次の遊技球が発射装置によって打ち出された場
合、逆戻りする遊技球と打ち出された遊技球とが衝突す
るが、逆戻りする遊技球は、打ち出された遊技球との衝
突により運動エネルギーが減少しているため、発射装置
側に移動することなく、発射装置と隣接していない一方
の回収路内に落下し、回収される。
【0023】一方、発射装置により打ち出された遊技球
は、運動エネルギーが大きいため、逆戻りする遊技球と
の衝突による飛距離が長くなり、発射装置近傍まで弾き
飛ばされるが、打ち出された遊技球も、逆戻りする遊技
球との衝突により運動エネルギーが吸収されて減少して
いるため、発射装置に到達することなく、発射装置に隣
接した他方の回収路内に落下する。したがって、従来の
ように、運動エネルギーが減少しても遊技球発射軌道に
沿って移動することにより発射装置まで逆戻りしていた
遊技球を、発射装置に到達させることなく回収すること
ができるので、発射装置は、円滑に次の遊技球を打ち出
すことができる。また、上述の如く、一対の回収路のう
ち少なくとも一方が、発射装置に接続された上貯留部に
接続されているため、遊技者は、上貯留部に回収された
該遊技球を用いて連続的に遊技を行うことができる。
【0024】そして、請求項11記載の如く、前記一対
の回収路のうち、他方の回収路が下貯留部に接続されて
もよい。このようにすれば、回収される遊技球が、満杯
状態となる可能性の少ない下貯留部で回収されるので、
遊技球が下貯留部に向かって移動する際に、回収路内で
発生する球詰まりを防止することができる。つまり、下
貯留部は、遊技に必要とされる遊技球(発射装置に供給
する遊技球)を貯留しないので、下貯留部が満杯状態に
なって遊技球が蓄積されて回収路内に到達するといった
事態が発生しにくく、回収路内に落下した遊技球を円滑
に下貯留部へと導くことができる。
【0025】また、請求項12記載の如く、前記一対の
回収路のそれぞれは、遊技球発射軌道における発射装置
近傍の所定位置から垂設された流路区分体により区分さ
れ、該流路区分体は、凹状の湾曲面が上下方向に形成さ
れ、且つ遊技球発射軌道を逆行する遊技球と対向するよ
うに設けられても良い。このようにすれば、発射装置に
隣接しない一方の回収路内に落下する遊技球が、想定以
上に運動エネルギーが大きく、流路区分体に衝突するよ
うに落下しても、当該遊技球が湾曲面に沿って移動する
ので、発射装置側に向いて(逆戻り方向に)移動する遊
技球の移動方向を、湾曲面の形状に対応して下方乃至発
射装置から発射される遊技球の発射方向に変えることが
でき、上貯留部や下貯留部の配置に対応して遊技球を導
き出すことができる。つまり、遊技球の移動方向を湾曲
面によって変えることで、貯留部における最適な場所に
回収した遊技球を導くことができる。
【0026】さらに、請求項13記載の如く、前記流路
区分体が、板材からなれば、一方の面が凹状の湾曲面を
形成し、他方の面が凸状の湾曲面を形成することにな
る。したがって、凸状の湾曲面を形成する他方の面は、
発射装置側に位置するので、一方の回収路より発射装置
側に逆戻りする遊技球が、凸状の湾曲面に沿って、他方
の回収路に案内される。これにより、逆戻りする遊技球
が流路区分体に緩衝して発射装置内に弾き飛ばされた
り、遊技球発射軌道内で弾んだりするといった事態を防
止して確実に遊技球を回収することができる。したがっ
て、発射装置は、次の遊技球を円滑に遊技領域へ打ち出
すことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる遊技機の一
実施形態について、図面を参酌しつつ説明する。
【0028】本実施形態にかかる遊技機(以下、パチン
コ遊技機という)は、図1及び図2に示す如く、パチン
コ店(ホール)内に適宜設置され、複数のパチンコ遊技
機を所定間隔で設置する設置台(図示せず)に固定され
る略矩形状の外枠体(図示せず)と、該外枠体の前面に
開閉可能に設けられた外形矩形状の内枠体1と、一方の
面に遊技領域Pが形成され、該遊技領域Pが前面に位置
するように内枠体1内に嵌め込まれた遊技盤2と、前記
内枠体1に開閉可能に取り付けられ、遊技盤2の遊技領
域Pを覆うガラス窓3と、外枠体に開閉可能に取り付け
られ、前記遊技領域Pのみを視認できるように、ガラス
窓3の枠体4等を覆う化粧枠5と、前記外枠体内に設け
られ、設置台に設けられた遊技球供給装置(図示せず)
に接続されて所定量の遊技球を後述する貯留部12の上
貯留部である貯留皿13に供給する(払い出す)機構盤
(図示せず)と、遊技の演出等を制御する制御部(図示
せず)とで構成されている。
【0029】前記外枠体は、外形が矩形状をなすよう
に、木材からなる枠材を枠組して形成されたものであ
り、該外枠体の長手方向が上下方向となるように配置さ
れ、上下の枠材が設置台に釘付けされて固定されてい
る。なお、パチンコ遊技機の前面側となる外枠体の下端
部には、遊技の演出を向上させるべく音楽等の音響を発
する一対のスピーカーSが取り付けられた装飾用カバー
Cが設けられている。かかる装飾用カバーCは、所定高
さを有し且つ外枠体の幅に対応するように形状設定され
ている。
【0030】前記内枠体1は、外枠体と同等の幅に設定
され、且つ外枠体の高さから前記装飾用カバーCの高さ
を差し引いた高さに設定された外形略長方形状をなした
ものである。前記内枠体1の下端部、すなわちパチンコ
遊技機の下部に該当する部分には、前記遊技領域Pに打
ち出す遊技球の貯留や発射(打ち出し)等のハンドリン
グを行う遊技球操作領域Bhが形成され、該遊技球操作
領域Bhの上方に前記遊技盤2を嵌め込む略正方形状の
開口が形成されている。上記構成の内枠体1は、前記装
飾用カバーCの上方に位置し、且つ外枠体と対応するよ
うに、短手方向の一端部が外枠体の短手方向の一端部に
蝶着され、開閉可能に設けられている。
【0031】前記遊技球操作領域Bhは、遊技領域Pに
遊技球を打ち出す発射装置6と、該発射装置6を動作さ
せるべく軸回りに回転可能な棒状のハンドル11と、前
記発射装置6に供給する遊技球を貯留する貯留部12と
で構成されている。
【0032】前記発射装置6は、遊技球操作領域Bhの
長手方向の一端側、(内枠体1の短手方向の他端部近
傍)に設けられている。かかる発射装置6は、電磁式の
発射装置であり、前記ハンドル11を回転させること
で、発射装置内に電気的に磁場を発生させ、この磁場の
磁力で鉄球である遊技球に反発力を生じさせて、該遊技
球を遊技領域P内に打ち出されるように構成されてい
る。なお、発射装置6は、内枠体1の短手方向の一端側
上方(後述する遊技球発射軌道Bo)に向かって遊技球
を発射(打ち出)し得るように構成されている。
【0033】前記遊技盤2は、前記内枠体1の内寸に対
応した略正方形状の板材であり、内枠体1の開口に嵌め
込まれた際に前面となる一方の面には、遊技領域Pを含
む遊技装飾領域Pdが形成されている。
【0034】前記遊技装飾領域Pdは、実際に遊技を行
う上述した遊技領域Pと、前記化粧枠3に覆われる被覆
領域Cとで構成されており、遊技領域Pは、平面視略円
形状をなしている。
【0035】かかる遊技領域Pには、後述する発射装置
6によって打ち出される遊技球を確実に遊技領域P内へ
と導くべく、発射装置6から所定距離離れた位置(以
下、起点という)から遊技領域Pの外縁に沿って板材か
らなるレール7が取り付けられ、前記発射装置6と起点
に位置するレール7の端部との間及びレール7によっ
て、打ち出された遊技球の軌道となる遊技球発射軌道B
oが形成されている。なお、前記起点(レール7の端
部)は、発射装置6における遊技球の打ち出し力などの
性能や遊技球の打ち出し角度等により、レール7の端部
の位置が決定されており、本実施形態における起点は、
発射装置4から打ち出される遊技球がレール7の内周面
に接触可能な位置に位置している。
【0036】さらに遊技領域Pには、打ち出された遊技
球の方向性を変化させる複数の釘(図示せず)及び回転
体8(いわゆる、風車)が適宜取り付けられるととも
に、所定位置に遊技球を受け入れる受球口9が設けられ
ている。かかる受球口9は、遊技球が入球することによ
り、制御部に抽選を行うように指示する指示信号が発信
されるように構成されている。また、遊技領域Pの略中
央には、制御部の抽選結果を表示する表示部10が設け
られている。
【0037】前記貯留部12は、図3に示す如く、機構
盤から払い出される遊技球、或いは外部から補給される
遊技球を貯留する上貯留部である貯留皿13と、該貯留
皿13の下方に設けられた下貯留部である筒状の貯留筒
14と、前記貯留皿13の底部及び貯留筒14の下端開
口の開閉を行う開閉機構15とで構成されている。な
お、貯留筒14と開閉機構15とは、一体的に組み立て
られている。
【0038】前記貯留皿13は、前記発射装置6に遊技
球を供給すべく発射装置6に向けて先下がりに傾斜した
供給路16が形成された第一受皿部である第一貯留皿1
7と、該第一貯留皿17と連設され、しかも底部が第一
貯留皿17の底部よりも低い位置、すなわち第一貯留皿
17の深さより深い深さに設定された第二受皿部である
第二貯留皿18とで構成されている。
【0039】前記第一貯留皿17の底部は、機構盤に接
続されて遊技球を供給する(払い出す)払出口19の開
口と対向する位置に設けられている。すなわち、払出口
19から払い出された遊技球が供給路16に導かれやす
いよういに、払出口19と第一貯留皿17の底部が対向
配置されているのである。なお、払出口19は、角管が
L字状に曲げられたものであり、一方の開口端が下向き
となるように、遊技領域Pの下方に位置し、且つ遊技盤
2から前方に延出して設けられ、他方の開口端が遊技盤
2を介して機構盤の後述する遊技球切出路に接続される
ように構成されている。
【0040】前記第二貯留皿18は、上述の如く、深さ
が第一貯留皿17の深さよりも深く設定されており、底
部には、円形状の開口20が形成されている。また、第
一貯留皿17と第二貯留皿18との境界部分は、傾斜面
をなしており、第二貯留皿18の遊技球を該傾斜面に沿
って掻き上げることで、第一貯留皿17に遊技球を供給
し得るように構成されている。
【0041】前記貯留筒14は、図4に示す如く、前記
第二貯留皿18に形成された開口20の径に対応した内
径を備えた筒体であり、上端開口部の一部が切り欠かれ
て遊技球を通過させる通過部21が形成されている。ま
た、前記貯留皿13に貯留筒14及び開閉機構15を取
り付けるべく、貯留筒14は、平面視矩形状をなした板
状の取付部材22に挿通された状態をなしている。かか
る取付部材22の四隅には、貯留筒14及び開閉機構1
5の位置決めを行う円柱状の位置決部23が形成されて
おり、この位置決部23を介してネジ部材を貯留皿13
の底面に螺着させることにより、該貯留筒14の上端開
口と第二貯留皿18の開口20とが対応して、貯留筒1
4が位置決めされるように構成されている。
【0042】また、取付部材22の短手方向の一端部に
は、後述する操作体24の移動方向を取付部材22の長
手方向に案内する案内レール25が、該一端部に沿って
上方に突出して形成されている。
【0043】前記開閉機構15は、貯留筒14の上端開
口(第二貯留皿18の開口20)を開閉する第一シャッ
ター26と、貯留筒14の下端開口を開閉する第二シャ
ッター27と、第一シャッター26及び第二シャッター
27を移動させる上述した操作体24とで構成されてい
る。なお、貯留筒14の下端には、貯留筒14と略同等
の内径を有し、遊技球を取り出す際に当該遊技球を案内
する筒体からなるノズル42が取り付けられている。
【0044】前記第一シャッター26は、板材で形成さ
れており、貯留筒14の上端開口の形状に対応し、該上
端開口を閉鎖する第一閉鎖部28と、該第一閉鎖部28
から延出するように形成され、第一閉鎖部28を所定半
径で水平方向に回転させる板状の第一アーム部29とで
構成され、前記第一閉鎖部28の一方の面(下面)で貯
留筒14の上端開口を閉鎖できるように、第一アーム部
29が前記取付部材22の上面における長手方向の一端
部にピン30を介して枢着されている。
【0045】また、第一アーム部29における枢着され
た部分と第一閉鎖部28との間の一端部には、操作体2
4の後述する第一押圧部31によって押圧されるアーム
当接部32が形成されている。
【0046】そして、第一シャッター26は、操作体2
4が操作されていない時、すなわちアーム当接部32と
第一押圧部31とが当接していない時に、第一閉鎖部2
8を貯留筒14の上端開口を閉鎖する位置に位置させる
べく、捻りコイルバネ33で付勢されている。
【0047】前記第二シャッター27は、貯留筒14の
下端開口の形状に対応した形状の板材で形成された第二
閉鎖部34と、該第二閉鎖部34に延設され、該第二閉
鎖部34を所定半径回転させる第二アーム部35とで構
成されており、前記第二閉鎖部34の一方の面(上面)
で貯留筒14の下端開口を閉鎖できるように、第二アー
ム部35の略中間部分が前記取付部材22の下面におけ
る他端部にピン36を介して枢着されている。また、第
二アーム部35の先端部には、操作体24に形成された
後述する案内溝37に遊嵌されるピン部38が上方に向
かって延出するように形成されている。
【0048】前記操作体24は、前面略中央部に凸状の
取手39が形成された樹脂製の略角柱体であり、背面側
には、案内レール25に沿って移動できるように、該案
内レール25に掛止する掛止部40が形成されている。
また、上面略中央部には、第一押圧部31が形成されて
おり、該第一押圧部31は、案内レール25に掛止部4
0を掛止し、且つ第一シャッター26の第一閉鎖部28
が貯留筒14の上端開口を閉鎖している状態でアーム当
接部32と所定間隔で対向する傾斜面を有している。
【0049】また、取付部材22の他端部と対応する操
作体24の下面の一端部には、操作体24の長手方向に
所定長さを有し、他端側の端部が前面側に曲がった形
状、すなわちL字状の案内溝37が形成されている。か
かる案内溝37は、前記第二閉鎖部34が貯留筒14の
下端開口を閉鎖している時(操作体24は、操作されて
いない時)に、第二アーム部35の先端部に形成された
ピン部38が第一当接部である案内溝37の他端部(前
面側に曲がった端部)内に位置するように構成されてい
る。なお、操作体24は、操作されていない時に、取付
部材22の他端側に位置するように、捻りコイルバネ4
1で付勢されている。
【0050】したがって、上記構成の開閉機構15の操
作体24を取付部材22の案内レール25に沿って、取
付部材22の長手方向の一端側に移動させるように操作
すると、まず、第二シャッター27のピン部38と案内
溝37の他端部とが係合し、案内溝37の他端部がピン
部38を押して第二シャッター27を回転させて第二閉
鎖部34による貯留筒14の下端開口の閉鎖が解除され
る。さらに操作体24を取付部材22の長手方向の一端
側に移動させると、第二シャッター27のピン部38と
案内溝37の他端部との係合が解除され、案内溝37が
ピン部38に沿って移動するとともに、操作体24の第
一押圧部31が、第一シャッター26のアーム当接部3
2を押圧すことにより、貯留筒14の下端開口の閉鎖の
解除を維持しつつ、第一シャッター26が回転して貯留
筒14の上端開口の閉鎖が解除される。
【0051】一方、操作体24の操作を解除すると、操
作体24が捻りコイルバネ41の付勢により、操作体2
4が長手方向の他端側に移動するとともに、第一シャッ
ター26が捻りコイルバネ33の付勢により、第一閉鎖
部28が貯留筒14の上端開口を閉鎖する位置まで回転
する。この時、案内溝37が第二シャッター27のピン
部38に沿って他端側に移動しているので、第二シャッ
ター27が回転せずに、貯留筒14の下端開口の開放が
維持される。その後、操作体24の案内溝37の他端部
がピン部38と再度係合し、案内溝37の他端部がピン
部38を押すと、第二シャッター27が回転して貯留筒
14の下端開口を閉鎖する。
【0052】遊技装飾領域Pdと遊技球操作領域Bhと
の境界近傍における、前記発射装置6の遊技球を打ち出
す打出口(図示せず)の下部と、上述した遊技領域Pの
外縁に沿って設けられた前記起点に位置するレール7の
端部との間(レール7が配置されていない部分)には、
図5に示す如く、遊技球発射軌道Boから下方に向けて
延出するように、流路区分体である案内部材43が設け
られて発射装置6とレール7の端部との間が遊技盤2の
正面左右方向に二分され、一対の回収路44,45が形
成されている。換言すれば、発射装置6近傍における遊
技球発射軌道Boは、下方に向かって形成された一対の
回収路44,45によって分岐された状態をなしてい
る。
【0053】前記案内部材43は、U字状に曲げられた
板材で構成されており、発射装置6側に凸状をなした外
面が位置するように、一端が発射装置6の打出口とレー
ル7の端部を結ぶ仮想線上に略位置し、他端が垂設され
た状態をなして前記第一貯留皿17の壁面に形成された
開口46の下端に接続されている。すなわち、案内部材
43は、遊技球発射軌道Boにおける遊技球の打ち出し
方向側(逆戻り方向に対して対面)に、凹状の湾曲面を
形成するように設けられている。
【0054】かかる一対の回収路44,45のうち、レ
ール7の端部に隣接する一方の回収路44は、上述の如
く、案内部材43の他端が貯留皿13の第一貯留皿17
の壁面に形成された開口46の下端に接続され、前記発
射装置6に隣接する他方の回収路45は、角管状のバイ
パス47を介して前記貯留筒14の通過部21に接続さ
れている。
【0055】したがって、発射装置6による遊技球の打
ち出し力が弱く、遊技球が遊技領域Pに到達せずに遊技
球発射軌道Boを逆戻りするとともに、次の遊技球が発
射装置6によって打ち出され、逆戻りする遊技球と打ち
出された遊技球とが衝突した場合、逆戻りする遊技球
は、運動エネルギーが小さくなっているため、案内部材
43に当たることなく、或いは凹状をなした案内部材4
3の湾曲面に沿うように、レール7に隣接する一方の回
収路44内に落下して第一貯留皿17に回収される一
方、打ち出された遊技球は、逆戻りする遊技球より大き
な運動エネルギーを持っているため、発射装置6側に大
きく弾き飛ばされ、他方の回収路45内に落下する。つ
まり、打ち出された遊技球の運動エネルギーは、逆戻り
する遊技球の運動エネルギーよりも大きいが、遊技球同
士の衝突により打ち出された遊技球の運動エネルギーが
吸収されて小さくなり、該遊技球は発射装置6に到達す
ることなく、他方の回収路45内に落下し、バイパス4
7を介して貯留筒14に回収される。
【0056】これにより、一方の回収路44によって回
収された遊技球は、第一貯留皿17に導かれ、遊技者
は、遊技球を移動させることなく、当該遊技球を連続的
に使用することができる。
【0057】また、他方の回収路45に落下し、バイパ
ス47を介して貯留筒14に導かれる遊技球は、遊技者
の必要に応じて遊技筒14から取り出し、遊技に使用し
たり、景品交換したりすることができる。
【0058】さらに、他方の回収路45が、遊技に直接
的に使用する遊技球を貯留しない(貯留筒14内が遊技
球で満杯状態となることが少ない)貯留筒14に接続さ
れているので、遊技球が他方の回収路45内に到達する
ようなことがなく、他方の回収路45及びバイパス47
の内部で遊技球のブリッジが発生するのを防止すること
ができる。
【0059】また、前記貯留筒14の通過部21に接続
された他方の回収路45は、前記貯留筒14の通過部2
1近傍で、供給される遊技球が位置する発射装置6の内
部と接続された図6に示す遊技球除去路48と合流して
いる。
【0060】かかる遊技球除去路48は、貯留筒14の
通過部21に向けて先下がりに傾斜するように設けられ
た角管路であり、該角管路の一端部が貯留筒14の通過
部21近傍で前記他方の回収路45と合流するように構
成されている。また、遊技球除去路48の他端部は、打
ち出される遊技球が位置する発射装置6内と連通してい
る。
【0061】遊技球除去路48の他端部における発射装
置6内と連通した部分は、発射装置6内に供給されて通
常位置に位置した遊技球と略接触状態をなして遊技球の
打ち出し側に位置する過剰供給された遊技球が通過し得
るように、開口が形成されている。
【0062】したがって、発射装置6内に二球の遊技球
が供給された場合、通常位置にある一方の遊技球は、発
射装置6内で安定状態にあるが、過剰供給された他方の
遊技球は打ち出される遊技球と点接触して不安定状態に
あるため、該不安定状態にある遊技球が前記開口を介し
て遊技球除去路48側に転がり、遊技球除去路48を介
して貯留筒14に案内されて回収されることとなる。ま
た、発射装置6内に遊技球が位置した状態で、遊技球発
射軌道Boを逆戻りする遊技球と打ち出された遊技球と
が衝突し、打ち出された遊技球の運動エネルギーの吸収
が少なく想定以上に弾き飛ばされたり、衝突位置が発射
装置6と極めて近い位置であったりした場合、仮に当該
遊技球が当該発射装置6内に戻されたとしても、遊技球
除去路48を介して発射装置6内に戻された遊技球を除
去することができ、発射装置6で一球の遊技球のみを打
ち出すことができる。
【0063】図2に戻り、前記ガラス窓3は、遊技領域
Pの大きさに対応した金属製の枠体4と、該枠体4内に
嵌め込まれた板ガラスGとで構成されており、遊技盤2
の遊技領域Pを視認可能に、前記枠体4を形成する一方
の側枠部が内枠体1の短手方向の一方(一端側)の枠に
枢着されている。かかるガラス窓3は、内枠体1及び化
粧枠5とそれぞれ独立して開閉し得るように構成されて
おり、内枠体1の短手方向に他方(他端側)の枠の内面
に設けられた磁石(図示せず)によって、不用意にガラ
ス窓3が開かないように構成されている。
【0064】図1に戻り、化粧枠5は、内枠体1から遊
技球操作領域Bhを差し引いた外形に設定されており、
遊技盤2の遊技領域Pに対応した円形の開口が形成され
ている。かかる化粧枠5の前面には、色とりどりのレン
ズ体L内にランプ(図示せず)が設けられた、いわゆる
電飾Eが適宜配置されている。
【0065】かかる電飾Eは、遊技領域P内に打ち出さ
れた遊技球が、所定の受給口9に入球し、前記制御部に
よって行われる抽選途中の演出、特別遊技状態に突入す
る予告(いわゆる、リーチ予告)、入賞確定などを報知
するように構成されている。なお、上述した遊技球操作
領域Bhにも、化粧枠5のデザインに対応したカバーC
が、前記貯留皿12などを覆うように取り付けられてい
る。
【0066】前記機構盤は、ホールの島に設置された遊
技球供給装置から供給される遊技球を一時的に貯留する
ホッパーと、該ホッパーに連結され、ホッパーに貯留さ
れた遊技球を所定数量ずつ切り出し、前記貯留皿13に
払い出す一対の遊技球切出路とで構成されている。
【0067】前記ホッパーは、外枠体の上部に位置する
ように設けられた平面視略矩形状を成し、底部の略中央
に開口が形成された容器であり、底部内面は、開口に向
かって先下りした傾斜面をなしている。かかる容器の長
手方向の長さは外枠体の内幅よりやや小さく、奥行きが
外枠体の幅と略同等に設定されている。
【0068】前記一対の遊技球切出路のそれぞれは、遊
技球が通過し得る内径に設定された角管路であり、一端
がホッパーの開口に接続されるとともに、他端開口が貯
留皿の上方に位置して形成された払出口19に接続され
るように構成されている。また、一対の遊技球切出路の
それぞれにおける長さ方向の略中間部位には、供給或い
は払い出す遊技球の数量が、投入された貨幣の額に対応
した数量、或いは抽選などの結果に基づいて制御部から
指示される数量となるように、ホッパーから供給される
遊技球を計量し、所定数量の遊技球を払出口19を介し
て第一貯留皿17に供給する切出装置が設けられてい
る。
【0069】以上のように、上記構成からなるパチンコ
遊技機は、貯留皿13の第二貯留皿18の底部に形成さ
れた開口、及び貯留筒14の下端開口を開閉する開閉機
構15が設けられているので、開閉機構15の操作体2
4を操作することで、第二貯留皿18内の遊技球を貯留
筒14を介して別途容易されたドル箱に取り出すことが
できる。したがって、第一貯留皿17と連続して形成さ
れた第二貯留皿18内の遊技球が取り出されることによ
り、貯留皿13の満杯状態を解消することができ、喩え
第一貯留皿17に形成された供給路16で、遊技球のブ
リッジが生じても、貯留皿13から遊技球を外部に零す
ことなく、第一貯留皿17内の遊技球を移動させてブリ
ッジを解消することができる。
【0070】また、開閉機構15の第二シャッター27
を開けた後に、第一シャッター26を開ける構成とした
ので、貯留皿12内の遊技球を貯留したまま、貯留筒1
4内の遊技球のみを取り出すことができる。また、操作
体24のみを横方向にスライドさせるだけで、第一シャ
ッター26と第二シャッター27とを断続的に操作する
ことができ、遊技球を取り出す際の操作性を向上させる
ことができる。
【0071】さらに、貯留皿12が発射装置6に接続さ
れた第一貯留皿17と、該第一貯留皿17と隣接し、且
つ該第一貯留皿17よりも深さの深い第二貯留皿18と
で構成したので、従来遊技者が遊技球を掴んで取り出し
たり、下部貯留皿に移すために生じていた遊技球の零れ
を防止することができる。その上、第一貯留皿17と第
二貯留皿18との境界部分を、第一貯留皿17側に先上
がりに傾斜した傾斜面で構成したので、遊技者が遊技球
を該傾斜面に沿うように移動させるだけで、遊技球を第
一貯留皿17と第二貯留皿18との間で外部に零すこと
なく移動させることができる。
【0072】また、発射装置6とレール7の端部との間
に案内部材43を設け、発射装置6に隣接する他方の回
収路45と、レール7に隣接する一方の回収路44とを
形成したので、遊技球発射軌道Boを逆戻りする遊技球
と、打ち出された遊技球とが衝突してこの二球の遊技球
が異なる方向、或いは飛距離で発射装置6側に戻されて
も、発射装置6内に戻されることなく、上記一対の回収
路44,45によって確実に回収することができる。
【0073】また、遊技球が位置する発射装置6内と、
前記貯留筒14とを接続する遊技球除去路48を設けた
ので、発射装置6内に遊技球が過剰供給されたり、遊技
球発射軌道を逆戻りする遊技球と打ち出される遊技球と
が発射装置6近傍で衝突し、何れか一方の遊技球が発射
装置6内に戻ったとしても、遊技球除去路48を介して
かかる遊技球を貯留筒14に回収することができる。
【0074】したがって、本実施形態にかかるパチンコ
遊技機は、他方の回収路45及び遊技球除去路48によ
り、確実に発射装置6内に一球の遊技球のみを位置させ
ることができ、発射装置6を円滑に駆動させることがで
きる。
【0075】また、他方の回収路45及び遊技球除去路
48を、発射装置6に供給する遊技球を貯留しない、す
なわち満杯状態となりにくい貯留筒14に接続したの
で、貯留された遊技球が他方の回収路45及び遊技球除
去路48にまで至るといった事態が生じにくく、他方の
回収路45及び遊技球除去路48内での遊技球のブリッ
ジを防止することができる。
【0076】したがって、戻される遊技球が他方の回収
路45及び遊技球除去路48内に堆積したり、ブリッジ
を起こしたりするのを防止することができるので、パチ
ンコ店の店員がパチンコ遊技機内のブリッジを解消する
といった作業を軽減することができる。
【0077】尚、本発明にかかる遊技機は、上記実施形
態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0078】本実施形態において、開閉機構15の第一
シャッター26及び第二シャッター27が、第二貯留皿
18の底部、及び貯留筒14の下端と略平行を成すよう
に、取付部材22に枢着されたが、第一シャッター26
及び第二シャッター27は、必ずしも回転可能に設ける
必要はなく、例えば、第一シャッター26及び第二シャ
ッター27のそれぞれが、第二貯留皿18の底部及び貯
留筒14の下端面に沿って、スライド可能に設けられて
もよい。この場合、操作体24に第一シャッター26及
び第二シャッター27を移動させる、第一当接部及び第
二当接部を適宜設けることは勿論のことである。
【0079】また、本実施形態において、案内溝37の
他端部(第一当接部)と第二シャッター27のピン部3
8とを係合させて第二シャッター27を操作するように
したが、必ずしも案内溝38にピン部38を遊嵌させる
ような構成にする必要はなく、例えば、ピン部38を突
起に係合させるような構成であってもよい。この場合、
本実施形態と同様の作用を生じさせるには、第二当接部
である一対の突起を所定間隔を有し、且つ第二シャッタ
ー27のピン部38と所定位置で接触できる位置に設け
ればよい。
【0080】さらに、本実施形態において、下貯留部で
ある貯留筒14を筒体としたが、必ずしも下貯留部を筒
体にする必要はなく、例えば、貯留皿12と同等の形
態、或いは第二貯留皿18と同等の形態などの単なる受
け皿のような形態にしてもよい。このようにすれば、下
貯留部での遊技球の貯留量をさらに多くすることができ
る。
【0081】また、本実施形態において、貯留皿13を
第一貯留皿17と第二貯留皿18とで構成したが、必ず
しも貯留皿13を連続して形成された二つの貯留皿で構
成する必要はなく、例えば第一貯留皿17のみで貯留皿
13を構成してもよい。この場合においては、第一貯留
皿17の底部に開口を形成し、開閉機構15で開閉可能
にすることは、勿論のことである。また第一貯留皿17
のみで貯留皿13を構成する場合、第一貯留皿17の深
さを本実施形態よりも深くすることが好ましい。具体的
には、少なくとも従来のパチンコ遊技機の上部貯留皿と
下部貯留皿で貯留することができた数量の遊技球を貯留
し得る深さ(容量)に設定することが好ましい。
【0082】
【発明の効果】以上の如く、本発明の効果として、遊技
球を貯留する貯留部を積層した上貯留部と下貯留部とで
構成するとともに、該上貯留部の底部を開閉して上貯留
部と下貯留部とを連通及び遮断する開閉機構を設けたの
で、開閉機構を操作して上貯留部の底部を開けること
で、上貯留部に貯留された遊技球を下方に位置する下貯
留部に直接取り出すことができる。したがって、遊技者
が遊技球を掴んだり、遊技球を移動させたりすることな
く、遊技球を上貯留部から取り出せることができるの
で、遊技球の取り出しの際に貯留部から遊技球が零れ出
るといった事態を防止することができる。
【0083】また、上貯留部の遊技球の取り出しにより
上貯留部内の遊技球の数量を少ない状態とすることがで
きるので、発射装置に供給される遊技球が上貯留部内で
ブリッジを起こしても、上貯留部の遊技球を零すことな
くブリッジを起こした遊技球を移動させてブリッジを解
消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるパチンコ遊技機の
全体正面図。
【図2】同実施形態にかかる化粧枠を取り除いた状態に
おける遊技機の正面図。
【図3】同実施形態にかかる貯留皿、貯留筒及び開閉機
構の斜視図。
【図4】同実施形態にかかる貯留筒及び開閉機構の分解
斜視図。
【図5】同実施形態にかかる一対の回収路を説明するた
めの概略説明図。
【図6】同実施形態にかかる遊技球除去路を説明するた
めの概略説明図。
【図7】従来のパチンコ遊技機の全体正面図。
【符号の説明】
1…内枠体、2…遊技盤、3…ガラス窓、4…枠体、5
…化粧枠、6…発射装置、7…レール、8…回転体(風
車)、9…受球口、10…表示部、11…ハンドル、1
2…貯留部、13…貯留皿(上貯留部)、14…貯留筒
(下貯留部)、15…開閉機構、16…供給路、17…
第一貯留皿(第一受皿部)、18…第二貯留皿(第二受
皿部)、19…払出口、20…開口、21…通過部、2
2…取付部材、23…位置決部、24…操作体、25…
案内レール、26…第一シャッター、27…第二シャッ
ター、28…第一閉鎖部、29…第一アーム部、30…
ピン、31…第一押圧部(第一当接部)、32…アーム
当接部、33…捻りコイルバネ、34…第二閉鎖部、3
5…第二アーム部、36…ピン、37…案内溝、38…
ピン部、39…取手、40…掛止部、41…捻りコイル
バネ、42…ノズル、43…案内部材(流路区分体)、
44,45…回収路、46…開口、47…バイパス、4
8…遊技球除去路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置により遊技球発射軌道を介して
    遊技領域内に遊技球を発射し、該遊技球が特定の受球口
    に入球し、且つ入賞確定することで獲得する遊技球、或
    いは、外部から補給する遊技球の少なくとも何れか一方
    を貯留する貯留部を前面に備えた遊技機において、前記
    貯留部は、上下に重ねられた上貯留部と下貯留部とを備
    え、しかも前記上貯留部は、発射装置に遊技球を供給可
    能に接続されるとともに、該上貯留部の底部を開閉して
    上貯留部と下貯留部とを連通及び遮断させる開閉機構を
    備えてなることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記開閉機構は、下貯留部の底部を開閉
    可能に構成されてなる請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記開閉機構は、下貯留部の底部を開け
    た後に、上貯留部の底部を開けるよう構成されてなる請
    求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記開閉機構は、略水平方向に移動して
    上貯留部の底部を開閉する第一シャッターと、略水平方
    向に移動して下貯留部の底部を開閉する第二シャッター
    と、前記第一シャッター及び第二シャッターを移動させ
    る操作体とを備え、前記操作体は、第二シャッターに当
    接して該第二シャッターを移動させる第一当接部と、該
    第一当接部が第二シャッターを移動させた後に第一シャ
    ッターに当接して該第一シャッターを移動させる第二当
    接部とを備えてなる請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記操作体が、前記第一シャッター及び
    第二シャッターの移動方向に対して略平行をなして移動
    可能に設けられてなる請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記上貯留部は、前記発射装置に遊技球
    を導く供給路と、該供給路に接続された第一受皿部と、
    第一受皿部に隣接して設けられた第一受皿部の深さより
    深い第二受皿部とで構成されてなる請求項1乃至5の何
    れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記第一受皿部と第二受皿部との境界部
    分が、第一受皿部側に先上がりした傾斜面により構成さ
    れてなる請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記第一シャッターが、前記第二受皿部
    の底部を開閉するように構成されてなる請求項6又は7
    記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記下貯留部は、発射装置によって誤射
    されて再度発射装置内に戻る遊技球、或いは、発射装置
    に過剰供給された遊技球を発射装置内から除去する遊技
    球除去路に接続されてなる請求項1乃至9の何れかに記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記遊技球発射軌道は、発射装置近傍
    で下方に向けて分岐され、且つ遊技球の発射方向に並列
    状態をなした一対の回収路を備えるとともに、該一対の
    回収路のうち少なくとも何れか一方が前記上貯留部に接
    続されてなる請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記一対の回収路のうち、他方の回収
    路が下貯留部に接続されてなる請求項10記載の遊技
    機。
  12. 【請求項12】 前記一対の回収路のそれぞれは、遊技
    球発射軌道における発射装置近傍の所定位置から垂設さ
    れた流路区分体により区分され、該流路区分体は、凹状
    の湾曲面が上下方向に形成され、且つ遊技球発射軌道を
    逆行する遊技球と対向するように設けられてなる請求項
    10又は11記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記流路区分体が、板材からなる請求
    項12記載の遊技機。
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