JP2003235596A - 環状四糖の製造方法 - Google Patents
環状四糖の製造方法Info
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Abstract
ル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→
6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D
−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四糖
の新規製造法を提供することを課題とする。 【解決手段】 サイクロ{→6)−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1
→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−
D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四
糖産生能を有するサッカロマイセス属に属する酵母を、
栄養培地に培養して環状四糖を産生せしめた培養物と
し、この培養物から、環状四糖を採取することを特徴と
する環状四糖の新規製造方法を提供することにより解決
する。
Description
−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グ
ルコピラノシル−(1→6)−α−D−グルコピラノシ
ル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→}
の構造を有する環状四糖の製造方法に関する。
ば、澱粉を原料として製造される澱粉部分分解物として
は、アミロース、アミロデキストリン、マルトデキスト
リン、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖などが知ら
れている。これらの糖質は、通常、分子の両端の何れか
一方が非還元生末端で他方が還元性末端であって、還元
性を示すことが知られている。一般に、澱粉部分分解物
は、固形物当りの還元力の大きさをデキストロース・イ
クイバレント(Dextrose Equivalen
t=DE)として表される。この値の大きいものは、通
常、低分子、低粘度で、甘味及び反応性が強く、アミノ
酸や蛋白質などのアミノ基を有する物質とアミノカルボ
ニル反応を起し易く、褐変し悪臭を発生し、得られる製
品の品質を劣化し易いとの欠点を有することが知られて
いる。斯かる欠点を改善するために、澱粉部分分解物の
構成糖であるグルコースを変えることなく、その還元力
を低減、若しくは消滅させる方法が古くから望まれてい
た。例えば、『ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサイエティー(Journal of Amer
ican Chemical Society)』、第
71巻、353乃至358頁(1949年)に開示され
ているように、澱粉にマセランス アミラーゼ(mac
erans amylase)を作用させることによ
り、6乃至8分子のグルコースがα−1,4グルコシル
結合したα−、β−またはγ−環状デキストリンを生成
させる方法が知られている。現在では、澱粉からこれら
環状デキストリンが工業的規模で生産され、それらが有
する非還元性、無味性、包接能などの特性を生かした各
種用途に利用されている。また、先に、本出願人が、特
開平7−143876号公報、及び特開平7−2132
83号公報などで開示したように、マルトオリゴ糖など
の澱粉部分分解物に、非還元性糖質生成酵素及びトレハ
ロース遊離酵素を作用させることにより、2分子のグル
コースがα,α−結合したトレハロースを生成させる方
法も知られている。現在では、このトレハロースは澱粉
から工業的規模で生産され、その非還元性で、温和で高
品質な甘味特性などを生かした用途に利用されている。
このように、グルコースを構成糖とする非還元性糖質と
して、グルコース重合度が2のα,α−トレハロース、
グルコース重合度が6乃至8のα−、β−、γ−環状デ
キストリンは工業的規模で生産され、それらの特性を生
かした各種用途に利用されているものの、斯かる非還元
性糖質の種類には限りがあり、更に多種多様な非還元性
糖質乃至低還元性糖質の確立が待たれている。
たな環状の四糖類が報告された。即ち、『ヨーロピアン
・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Europ
ian Journal of Biochemist
ry)』、第226巻、641乃至648(1994
年)には、主として、グルコース残基がα−1,3結合
とα−1,6結合とが交互に連なっているアルテルナン
(alternan)に、加水分解酵素アルテルナナー
ゼ(alternanase)を作用させることによ
り、サイクロ{→6)−α−D−グルコピラノシル−
(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→6)−
α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グル
コピラノシル−(1→}の構造を有する環状四糖(以
下、本明細書では本糖質を「環状四糖」と略称すること
もある。)が生成することが示されている。斯かる環状
構造を有する環状四糖は、非還元性の糖質で、包接能を
示し、揮発性有機物を安定化する作用を有するととも
に、アミノカルボニル反応を起こさず、褐変、劣化を懸
念することなく各種用途に利用、加工できることが期待
される。
料のアルテルナンや酵素のアルテルナナーゼの入手が困
難であるばかりでなく、斯かる酵素を産生する微生物も
容易に入手できる状態にはない。
特許公開番号WO01/90338A1明細書で開示し
たように、土壌からの分離菌バチルス(Bacillu
s)属およびアルスロバクター(Arthrobact
er)属に属するα−イソマルトシル転移酵素産生微生
物C9株、C11株、N75株およびA19株が、α−
イソマルトシルグルコ糖質生成酵素及びα−イソマルト
シル転移酵素をも産生することを見出し、豊富で安価に
供給される澱粉を原料とする澱粉部分分解物に、α−イ
ソマルトシルグルコ糖質生成酵素とα−イソマルトシル
転移酵素とを作用させることにより、高収率で環状四糖
を生成できることを見出し、α−イソマルトシルグルコ
糖質生成酵素及びα−イソマルトシル転移酵素の諸性質
を明らかにすると共に、その製造方法を確立し、更に
は、両酵素を併用した環状四糖又はこれを含む糖質及び
その製造方法、併せて、これら方法により得られる環状
四糖、又はこれを含む糖質を含有せしめた飲食物、化粧
品、医薬品などの組成物を確立した。しかしながら、環
状四糖の製造方法として、更なる新規な方法の提供が望
まれる。
新規製造方法を提供することを課題とするものである。
を解決するために、環状四糖を産生する微生物を広く検
索してきた。その結果、意外にも、先に見いだしたバチ
ルス属、アルスロバクター属などの細菌とは全く異なる
サッカロマイセス(Saccharomyces)属に
属する酵母が、菌体中に環状四糖を著量生成することを
発見した。
から環状四糖を採取することによる環状四糖の新規製造
方法を確立し、本発明を完成した。
−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1
→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有
する環状四糖産生能を有するサッカロマイセス(Sac
charomyces)属に属する酵母であればよく、
その由来は問わない。例えば、サッカロマイセス・セレ
ビシアエ(Saccharomyces cerevi
siae)が有利に用いられ、例えば、IFO030
4、ATCC9763などや、更には、パン酵母、ビー
ル酵母、ワイン酵母、清酒酵母、焼酎酵母などからの酵
母であってもよい。
が生育でき、環状四糖を産生しうる栄養培地であればよ
く、合成培地および天然培地のいずれでもよい。炭素源
としては、酵母が生育に利用できる物であればよく、例
えば、D−グルコース、D−フラクトース、ラクトー
ス、スクロース、マンニトール、L−ソルビトール、糖
蜜など糖質、植物由来の澱粉やフィトグリコーゲン、動
物や微生物由来のグリコーゲンやプルラン、また、これ
らの部分分解物や、また、クエン酸、コハク酸などの有
機酸、エタノールなどのアルコール類も使用することが
できる。培地におけるこれらの炭素源の濃度は炭素源の
種類により適宜選択される。窒素源としては、例えば、
アンモニウム塩、硝酸塩などの無機窒素化合物および、
例えば、尿素、コーン・スティープ・リカー、カゼイ
ン、ペプトン、酵母エキス、肉エキスなどの有機窒素含
有物が用いられる。また、無機成分としては、例えば、
カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、ナトリウ
ム塩、リン酸塩、マンガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、モ
リブデン塩、コバルト塩などが適宜用いられる。更に、
必要に応じて、アミノ酸、ビタミンなども適宜用いられ
る。
くは10乃至37℃、pH4乃至10、好ましくは2乃
至9から選ばれる条件で行われる。培養時間は酵母が増
殖し環状四糖を産生しうる時間であればよく、好ましく
は10時間乃至500時間である。また、培養液の溶存
酸素濃度には特に制限はなく、通常は、0.5乃至20
ppmが好ましい。そのために、通気量を調節したり、
攪拌したり、通気に酸素を追加したり、また、ファーメ
ンター内の圧力を高めるなどの手段が採用される。ま
た、培養方式は、回分培養または連続培養のいずれでも
よい。
養物から環状四糖を回収する。環状四糖は、主に酵母菌
体中に認められ、菌体そのものを環状四糖含有物として
採取することも、培養物全体を環状四糖含有物として用
いることもできる。菌体を回収するには公知の固液分離
法が採用される。例えば、培養物そのものを遠心分離す
る方法、あるいは、プレコートフィルターなどを用いて
濾過分離する方法、平膜、中空糸膜などの膜濾過により
分離する方法などが適宜採用される。また、公知の方法
によって、環状四糖を菌体から抽出、さらに、精製し
て、利用することもできる。抽出する方法としては、水
抽出、熱水抽出、アルコールなど溶媒抽出、細胞壁分解
酵素など酵素処理、超音波やフレンチプレスなどの破砕
処理、ガラスビーズやアルミナなどを用いた磨砕処理な
どが採用される。精製方法としては、公知の方法を適宜
採用すればよく、例えば、活性炭での脱色、H型、OH
型イオン交換樹脂での脱塩、イオン交換カラムクロマト
グラフィー、活性炭カラムクロマトグラフィー、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーなどのカラムクロマトグ
ラフィーによる分画、アルコールおよびアセトンなど有
機溶媒による分別、適度な分離性能を有する膜による分
離、更には、環状四糖を利用せず夾雑物質を資化又は分
解する微生物、例えば、乳酸菌、酢酸菌、酵母などによ
る発酵処理、アルカリ処理などによる残存している還元
性糖質の分解除去などの方法を1種または2種以上を組
み合わせた精製方法が有利に採用できる。
れの含量を向上させた水溶液は、通常、環状四糖を、固
形物当り、1w/w%(以下、本明細書では、特にこと
わらない限り、w/w%を%と略称する。)以上、望ま
しくは10%以上含有する水溶液で、通常、これを濃縮
し、シラップ状製品とする。更に、乾燥して粉末状製品
にすることも随意である。
製造するには、通常、前記の精製方法を用いた、望まし
くは環状四糖を、固形物当り約40%以上含有する水溶
液が用いられる。結晶の形態として、5乃至6含水結晶
を製造する場合には、通常、この水溶液を環状四糖の過
飽和水溶液、例えば、濃度約40%乃至90%水溶液と
し、これを助晶缶にとり、約0.1乃至20%の種結晶
共存下で、過飽和を保つ温度、望ましくは10乃至90
℃の範囲で、攪拌しつつ徐冷し、結晶を含有するマスキ
ットを製造する。1含水結晶や無水結晶を晶出させる場
合には、一般的には、更に高濃度、高温度での過飽和条
件が採用される。マスキットから結晶またはこれを含有
する含蜜結晶を製造する方法は、例えば、分蜜方法、ブ
ロック粉砕方法、流動造粒方法、噴霧乾燥方法など公知
の方法を採用すればよい。また、1含水結晶や無水結晶
は5乃至6含水結晶を脱水又は乾燥させて製造すること
もできる。このようにして製造される本発明の環状四糖
結晶又はこれの高含有粉末は、上品で温和な低甘味を有
する非還元性乃至低還元性の白色粉末で、耐酸性、耐熱
性に優れた安定な糖質であり、他の素材、特にアミノ
酸、オリゴペプチド、蛋白質などのアミノ酸を有する物
質と混合、加工しても、褐変することも、異臭を発生す
ることも少なく、混合した他の素材を損なうことも少な
い。また、吸湿性も低く、粉末状物の付着、固結を防止
できる。
ることから、香気成分、有効成分などの揮散、品質劣化
が防止されることから、香気成分、有効成分の安定化保
持に極めて優れており、保香剤、安定剤などとして好適
である。この際、必要ならば、他の環状糖質、例えば、
環状デキストリン類、分岐環状デキストリン類、環状デ
キストラン類、環状フラクタン類などを併用して、安定
化を強化することも有利に実施できる。
グルコシダーゼによって分解されないことから、経口摂
取しても消化吸収されず、また、腸内細菌によって醗酵
されにくく、極めて低カロリーの水溶性食物繊維として
利用することができる。換言すれば、環状四糖を摂取す
れば、糖質としての重量、容量があるので、満腹感が得
られるものの実質的に消化されず、低カロリー食品素
材、ダイエット食品素材として好適である。また、虫歯
誘発菌などによっても、醗酵されにくく、虫歯を起こし
にくい甘味料としても利用できる。
リ性、耐熱性に優れた無毒、無害の天然甘味料である。
ことにより、結晶製品の場合には、プルラン、ヒドロキ
シエチルスターチ、ポリビニルピロリドンなどの結合剤
と併用して錠剤や糖衣錠として利用することも有利に実
施できる。また、浸透圧調節性、賦形性、照り付与性、
保湿性、粘性、離水防止性、固結防止性、保香性、安定
性、他の糖の晶出防止性、難醗酵性、澱粉老化防止性、
蛋白質変性防止性、脂質劣化防止性などの性質を具備し
ている。
含有物は、甘味料、難醗酵性食品素材、難消化性食品素
材、低う蝕性食品素材、低カロリー食品素材、呈味改良
剤、風味改良剤、品質改良剤、離水防止剤、固結防止
剤、保香剤、澱粉老化防止剤、蛋白質変性防止剤、脂質
劣化防止剤、安定剤、賦形剤、包接剤、粉末化基材など
として、そのままで、又は必要に応じて、公知材料と適
宜併用して、各種組成物、例えば、飲食物、嗜好物、飼
料、餌料、化粧品、医薬品などに有利に利用できる。公
知の材料としては、例えば、呈味料、着色料、着香料、
強化剤、乳化剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、薬効成分
などが適宜利用できる。
は、そのまま甘味付のための調味料として使用できる。
必要ならば、例えば、粉飴、ブドウ糖、果糖、異性化
糖、砂糖、麦芽糖、トレハロース(α,α)、蜂蜜、メ
ープルシュガー、エリスリトール、キシリトール、ソル
ビトール、マルチトール、ジヒドロカルコン、ステビオ
シド、α−グリコシルステビオシド、ラカンカ甘味物、
グリチルリチン、ソーマチン、L−アスパルチル−L−
フェニルアラニンメチルエステル、サッカリン、アセス
ルファムK、スクラロース、グリシン、アラニンなどの
ような他の甘味料と併用して使用することも、また、デ
キストリン、澱粉、乳糖などのような増量剤と混合して
使用することもできる。とりわけ、エリスリトール、キ
シリトール、マルチトールなどの低カロリー甘味料やα
−グリコシルステビオシド、ソーマチン、L−アスパル
チル−L−フェニルアラニンメチルエステル、サッカリ
ン、アセスルファムK、スクラロースなどの高甘味度甘
味料などと併用して、低カロリー甘味料又はダイエット
甘味料などとして利用することも好適である。
有物の粉末乃至結晶状製品は、そのままで、または必要
に応じて、増量剤、賦形剤、結合剤などと混合して、顆
粒、球状、短棒状、板状、立方体、錠剤など各種形状に
成形して使用することも随意である。
有物の甘味は、酸味、塩から味、渋味、旨味、苦味など
の他の呈味を有する各種の物質とよく調和し、耐酸性、
耐熱性も大きいので、一般の飲食物の甘味付、呈味改良
に、風味改良に、また品質改良などに有利に利用でき
る。
噌、もろみ、ひしお、粉末みりん、粉末アルコール、ふ
りかけ、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯酢、粉
末すし酢、中華の素、天つゆ、麺つゆ、ソース、ケチャ
ップ、焼き肉のたれ、カレールウ、シチューの素、スー
プの素、ダシの素、複合調味料、みりん、新みりん、テ
ーブルシュガー、コーヒーシュガーなどの各種調味料へ
甘味料、呈味改良剤、風味改良剤、品質改良剤などとし
て使用することも有利に実施できる。また、例えば、せ
んべい、あられ、おこし、求肥、餅類、まんじゅう、う
いろう、あん類、羊羹、水羊羹、錦玉、ゼリー、カステ
ラ、飴玉などの各種和菓子、パン、ビスケット、クラッ
カー、クッキー、パイ、プリン、バタークリーム、カス
タードクリーム、シュークリーム、ワッフル、スポンジ
ケーキ、ドーナツ、チョコレート、チューインガム、キ
ャラメル、ヌガー、キャンディーなどの各種洋菓子、ア
イスクリーム、シャーベットなどの氷菓、果実のシロッ
プ漬、氷蜜などのシロップ類、フラワーペースト、ピー
ナッツペースト、フルーツペーストなどのペースト類、
ジャム、マーマレード、シロップ漬、糖果などの果実、
野菜の加工食品類、福神漬け、べったら漬、千枚漬、ら
っきょう漬などの漬物類、たくあん漬の素、白菜漬の素
などの漬物の素、ハム、ソーセージなどの畜肉製品類、
魚肉ハム、魚肉ソーセージ、カマボコ、チクワ、天ぷら
などの魚肉製品、ウニ、イカの塩辛、酢コンブ、さきす
るめ、ふぐのみりん干し、タラ、タイ、エビなどの田麩
などの各種珍味類、海苔、山菜、するめ、小魚、貝など
で製造される佃煮類、煮豆、ポテトサラダ、コンブ巻な
どの惣菜食品、乳製品、魚肉、畜肉、果実、野菜の瓶
詰、缶詰類、合成酒、増醸酒、果実酒、ウィスキー、清
酒、ビール、発泡酒、リキュール、カクテル、スピリッ
ツ類、焼酎などの酒類、珈琲、ココア、ジュース、炭酸
飲料、乳酸飲料、乳酸菌飲料などの清涼飲料水、プリン
ミックス、ホットケーキミックス、即席ジュース、即席
コーヒー、即席しるこ、即席スープなどの即席食品、更
には、離乳食、治療食、ドリンク剤、アミノ酸含有飲
料、ペプチド食品、冷凍食品などの各種飲食物への甘味
付に、呈味改良に、風味改良に、品質改良などに有利に
実施できる。
などの飼育動物のための飼料、餌料など嗜好性を向上又
はカロリーを低減させるなどの目的で使用することもで
きる。その他、タバコ、練歯磨、口紅、リップクリー
ム、内服液、錠剤、トローチ、肝油ドロップ、口中清涼
剤、口中香剤、うがい剤など各種の固形物、ペースト
状、液状などで嗜好物、化粧品、医薬品などの各種組成
物への甘味剤として、または呈味改良剤、矯味剤とし
て、さらに品質改良剤、安定剤などとして有利に利用で
きる。
活性など失い易い各種生理活性物質またはこれを含む健
康食品、化粧品、医薬品などに有利に適用できる。例え
ば、インターフェロン−α、−β、−γ、ツモア・ネク
ロシス・ファクター−α、−β、マクロファージ遊走阻
止因子、コロニー刺激因子、トランスファーファクタ
ー、インターロイキンIIなどのリンホカイン含有液、
インシュリン、成長ホルモン、プロラクチン、エリトロ
ポエチン、卵細胞刺激ホルモンなどのホルモン含有液、
BCGワクチン、日本脳炎ワクチン、はしかワクチン、
ポリオ生ワクチン、痘苗、破傷風トキソイド、ハブ抗毒
素、ヒト免疫グロブリンなどの生物製剤含有液、ペニシ
リン、エリスロマイシン、クロラムフェニコール、テト
ラサイクリン、ストレプトマイシン、硫酸カナマイシン
などの抗生物質含有液、チアミン、リボフラビン、L−
アスコルビン酸、肝油、カロチノイド、エルゴステロー
ル、トコフェロールなどのビタミン含有液、リパーゼ、
エステラーゼ、ウロキナーゼ、プロテアーゼ、β−アミ
ラーゼ、イソアミラーゼ、グルカナーゼ、ラクターゼな
どの酵素含有液、薬用人参エキス、スッポンエキス、ク
ロレラエキス、アロエエキス、クマザサエキス、モモの
葉エキス、ビワの葉エキス、ユズの皮エキス、プロポリ
スエキスなどのエキス類、ウイルス、乳酸菌、酵母など
の生菌ペースト、ローヤルゼリーなどの各種生理活性物
質も、その有効成分、活性を失うことなく、安定で高品
質の液状、ペースト状または固状の健康食品、化粧品、
医薬品などを容易に製造できることとなる。
はこれを含む含有物を含有させる方法としては、その製
品が完成するまでの工程に含有せしめればよく、例え
ば、混和、混捏、溶解、融解、浸漬、浸透、散布、塗
布、被覆、噴霧、注入、晶析、固化など公知の方法が適
宜選ばれる。その量は、環状四糖の種々の特性、とりわ
け包接作用、呈味改良、風味改良などを発揮させるため
には、環状四糖として、固形物当たり0.1%未満では
不充分で、通常0.1%以上、望ましくは1%以上含有
せしめるのが好適である。
1.0w/v%、ポリペプトン(日本製薬製)0.5w
/v%、酵母抽出物(商品名『粉末酵母エキス−S』、
日本製薬株式会社製)0.3w/v%、麦芽抽出物(商
品名『Malt Extract、 Bacto』、デ
ィフコ社製)0.3w/v%、および水からなる液体培
地をpH6.0に調整した後、500ml容三角フラス
コに100mlずつ入れ、オートクレーブで120℃、
20分間滅菌し、冷却して、酵母サッカロマイセス セ
レビシアエ(Saccharomyces cerev
isiae)ATCC9763を接種し、27℃、23
0rpmで72時間回転振盪培養したものを種培養とし
た。
水和物0.3w/v%、硫酸マグネシウム七水和物0.
3w/v%、リン酸一カリウム0.1w/v%、および
水からなる液体培地をpH5.5に調整した後、3l容
三角フラスコに1.6lずつ入れ、オートクレーブで1
20℃、20分間滅菌し、冷却して温度27℃とした
後、種培養液200mlを接種し、温度27℃で25日
間静置培養した。この培養液に、予めオートクレーブ
(120℃、20分間)した濃度66.7%のスクロー
ス水溶液600gを加えて、さらに温度27℃で14日
間静置培養を続けた。得られた培養液約18lを遠心分
離(10,000rpm、20分間)して、湿菌体重量
として酵母菌体約84gを回収した。
/v%エタノール水溶液672mlを加え懸濁し、温度
85℃で還流抽出を30分間行った後、珪藻土濾過して
濾過液を回収した。得られた濾液をエバポレーターで減
圧濃縮してエタノールを留去し、さらに水約600ml
を加えた後、エタノール臭が無くなるまで約300ml
に減圧濃縮した。得られた濃縮液を珪藻土濾過して不溶
物を除去した後、再度減圧濃縮して濃縮抽出液約50m
lを得た。
1Mの水酸化ナトリウム水溶液50mlを加え、温度約
100℃で1時間加熱して、混在する還元糖をアルカリ
分解した後、塩酸で中和し、イオン交換樹脂で脱塩し、
エバポレーターで減圧濃縮して、固形分濃度約11w/
v%の濃縮液約3mlを得た。この濃縮液を分取用高速
液体クロマトグラフィーカラムODS−AQ R−35
5−15AQ(内径50mm、長さ500mm、ワイ・
エム・シー株式会社製造)に注入し、溶離液には水を用
いてカラム温度35℃、流速30ml/minの条件で
溶出させ、溶出時間約32分乃至39分の溶出液約21
0mlを回収し、エバポレーターで減圧濃縮し、真空乾
燥して固形分として約240mgの糖質粉末を得た。
マトグラフィー法(HLPC)で純度を分析したとこ
ろ、溶出時間約11.1分に溶出ピークを示す糖質の本
糖質粉末中の純度は約98.2%であり、高純度の糖質
標品であることがわかった。また、対照として国際特許
公開番号WO01/90338 A1明細書の実験23
に記載の方法で調製した環状四糖を用いて同様にHPL
Cを行ったところ、同一の溶出時間の約11.1分に溶
出ピークを示すことも判明した。尚、HPLCは、カラ
ムにODS AQ−303カラム(内径4.6mm、長
さ250mm、ワイ・エム・シー株式会社製造)を、溶
離液に水を用いてカラム温度40℃、流速0.5ml/
minの条件で行い、検出は示差屈折計RI−8012
(東ソー株式会社製造)を用いて行なった。
法による質量分析(通称FAB−MS)したところ、質
量数649のプロトン付加分子イオンが顕著に検出さ
れ、本糖質の質量数が648であり、環状四糖の質量数
と同じであることが判明した。
し、ガスクロマトグラフィー法で構成糖を調べたとこ
ろ、D−グルコースのみが検出され、得られた糖質の構
成糖はD−グルコースであり、環状四糖の構成糖と同じ
であることも判明した。
共鳴法(以下、NMRと略称する)を行ったところ、図
1に示す1H−NMRスペクトルと、図2に示す13C
−NMRスペクトルが得られ、これらスペクトルを環状
四糖標品のものと異同を比較したところ、実質的に同一
であることが判明した。
した糖質がサイクロ{→6)−α−D−グルコピラノシ
ル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→
6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D
−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四糖
であることが判明した。
の酒粕(兵庫県加東郡滝野町、山田酒造食品(株)製
造)1kgに80v/v%エタノール水溶液約6lを加
え懸濁し、温度85℃で還流抽出を30分間行った後、
珪藻土濾過して濾過液を回収した。得られた濾液をエバ
ポレーターで減圧濃縮してエタノールを留去し、さらに
水約3lを加えた後、エタノール臭が無くなるまで減圧
濃縮した。得られた濃縮液を珪藻土濾過して不溶物を除
去した後、再度減圧濃縮して、固形分を約58g含む抽
出液約1000mlを得た。
に調整し、α−グルコシダーゼ(商品名『トランスグル
コシダーゼL』天野製薬製造)を固形分1g当たり1
0,000単位を加え、温度50℃で24時間保持した
後、温度約100℃で10分間加熱し、水冷し、珪藻土
濾過して不溶物を除去した。得られた濾過液に水酸化ナ
トリウム23gを加え溶解させた後、温度約100℃で
1時間加熱して、混在する還元糖をアルカリ分解した
後、塩酸で中和し、イオン交換樹脂で脱塩し、エバポレ
ーターで減圧濃縮して、固形分として約2gを含む糖液
約13.9mlを得た。
体クロマトグラフィーカラムODS−AQ R−355
−15AQ(内径50mm、長さ500mm、ワイ・エ
ム・シー株式会社製造)に注入し、溶離液に水を用いて
カラム温度35℃、流速30ml/minの条件で溶出
させ、示差屈折計ERC−7530(エルマ社製造)で
モニターして溶出時間約34分乃至36分の溶出液約1
80ml(約90ml×2回)を回収し、エバポレータ
ーで減圧濃縮して、真空乾燥して約227mgの糖粉末
を得た。得られた糖粉末について、実施例1で用いたの
と同様のHPLCで分析したところ、糖組成として環状
四糖の純度が約97.5%であることが判明した。
l容)に移し、それに水0.25mlを加え、加熱して
完全に溶解させた後、密栓して室温で24時間放置した
ところ、結晶が析出した。遠心分離(10000rp
m、2分間)して、結晶と蜜を分離し、結晶を回収し、
温度60℃で常圧乾燥して約120mgの結晶粉末を得
た。得られた結晶粉末について、実施例1に記載のHP
LCで分析したところ、糖組成として環状四糖の純度が
約99%以上で極めて高純度であることが判明した。さ
らに、粉末X線回折法で分析したところ、得られた粉末
X線回折スペクトルが環状四糖5乃至6含水結晶のもの
と一致することがわかり、得られた結晶粉末が環状四糖
5乃至6含水結晶であることが判明した。
ば、酵母の培養菌体よりサイクロ{→6)−α−D−グ
ルコピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシ
ル−(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→
3)−α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有
する環状四糖を製造することが可能となる。
のみが知られていたサイクロ{→6)−α−D−グルコ
ピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−
(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−
α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環
状四糖の製造方法に加え、サッカロマイセス属に属する
酵母を用いた培養物からの新規な製造方法を提供し、そ
の製造法の幅を広げ、必要に応じて製造方法を使い分け
ることを可能とするものである。
ATCC9763の培養菌体より得られた環状四糖の核
磁気共鳴スペクトル(1H−NMRスペクトル)を示す
図である。
ATCC9763の培養菌体より得られた環状四糖の核
磁気共鳴スペクトル(13C−NMRスペクトル)を示
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 サイクロ{→6)−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1
→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−
D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四
糖産生能を有するサッカロマイセス属に属する酵母を、
栄養培地に培養してサイクロ{→6)−α−D−グルコ
ピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−
(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−
α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環
状四糖を産生せしめた培養物とし、この培養物から、サ
イクロ{→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→
3)−α−D−グルコピラノシル−(1→6)−α−D
−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→}の構造を有する環状四糖を採取するこ
とを特徴とするサイクロ{→6)−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1
→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−
D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四
糖の製造方法。 - 【請求項2】 サッカロマイセス属に属する酵母が、サ
ッカロマイセス セレビシアエであることを特徴とする
請求項1記載の環状四糖の製造方法。 - 【請求項3】 培養物が、酵母または酵母含有物である
請求項1または2記載の環状四糖の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041576A JP4102573B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 環状四糖の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002041576A JP4102573B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 環状四糖の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003235596A true JP2003235596A (ja) | 2003-08-26 |
JP2003235596A5 JP2003235596A5 (ja) | 2005-08-11 |
JP4102573B2 JP4102573B2 (ja) | 2008-06-18 |
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JP2002041576A Expired - Lifetime JP4102573B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 環状四糖の製造方法 |
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JP (1) | JP4102573B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007040163A1 (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-12 | Kaneka Corporation | ポリウレタン誘導体、ポリウレタンフォーム及びそれらの製造方法 |
JP2010213581A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Kikuji Yamaguchi | 水溶性粉末ハチミツ |
CN108865906A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-11-23 | 杭州娃哈哈科技有限公司 | 一株具有高增殖性能的海洋酵母菌 |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041576A patent/JP4102573B2/ja not_active Expired - Lifetime
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