JP2003232963A - レンズ交換型コリメータを備えた機能性光結合モジュール - Google Patents

レンズ交換型コリメータを備えた機能性光結合モジュール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズを迅速且つ平易に交換可能であり、小
型且つ耐久性に優れたレンズ交換型コリメータ、及びこ
のレンズ交換型コリメータを備える小型の機能性光結合
モジュールを提供する。 【解決手段】 光ファイバを保持するフェルールから成
る光ファイバ・ユニット、コリメートするレンズ・ユニ
ット、及び光ファイバ・ユニットとレンズ・ユニットと
の位置合わせを行う一体化手段として、レンズ・ユニッ
ト7に設けられた貫通孔8を貫通するガイドピン、更に
はクリップ、ラッチ等を設ける。更に、このレンズ交換
型のコリメータと光機能部品を組み合わせた機能性光結
合モジュールを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等に用いら
れるレンズ交換型のコリメータと、このコリメータを備
えた光ビームに対して所定の作用を及ぼす光機能部品を
備える光結合モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の光結合モジュール10
0の概略図である。なお、光結合モジュール100は、
光機能部品として可変光減衰器を備えるが、説明を容易
にするため、光の減衰を行う光吸収フィルタ101のみ
を記載し、これを駆動させる駆動部等の記載は省略して
いる。
【0003】光吸収フィルタ101は、図面上縦方向に
厚さ勾配を有する光吸収材であり、光ファイバと接続さ
れたコリメータ102−1から出射される光ビーム10
3の直角方向に配置され、矢印A又はBの方向に移動さ
れ、光ビーム103の吸収率を変化させることにより光
ビームの減衰を行う。光吸収フィルタ101により減衰
された光ビーム103は、コリメータ102−2に入射
される。
【0004】コリメータの並列化においては、例えばシ
リコン基板上やガラス基板上にファイバ・ガイド用のV
字型溝を設け、そこにSM(シングル・モード)ファイ
バ先端にGI(グレーデッド・インデックス)ファイバ
を所定長融着接続してレンズ機能を付与した光ファイバ
・コリメータを配置することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のコリメータ、光機能部品、これらを備える
光結合モジュールを、DWDM(Dense Wavelength Div
ision Multiplexing:狭帯域波長分割多重)通信方式で
用いるにあたっては、以下の問題点が存在する。
【0006】まず、DWDM通信の各波長で従来の光機
能部品を使用する場合、その数は100を超えると予想
される。この場合、1個の光機能部品の大きさからし
て、装置全体が非常に大きな容積を占有してしまうこと
となる。AWG(Array Wave Guide Grating)光合分波
器に付いても、単一のチップ上に各種部品が集積化され
ているとはいえ、現状では数cmの大きさがあり、これ
にもまた容積の問題が存在する。
【0007】また、半導体製造技術を用いて製作された
チップ上にファイバ・ガイドを並列に設けた光コネクタ
の場合、ファイバ・ガイドに光ファイバを取り付ける作
業は困難を伴う。また、組立時における光ファイバの折
損、付加損失等の発生を防止するためにチップから取り
出された光ファイバの取り回しを慎重に行う必要があ
る。
【0008】また、前述の光ファイバの折損、付加損失
等の発生を恒久的に防止するには、筐体等の保護部材を
設けることにより空気中の塵等から部品を保護する必要
があり、このため、製造工程がより複雑化し、製造設備
もより大型化するという問題点がある。このような問題
点は、AWG光合分波器にも存在し、各導波路と光ファ
イバとの接続作業及び光ファイバの取り回しは困難を伴
う。
【0009】また、前述のV字型溝に光ファイバを配置
する場合、基板上にV字型溝の終端部から外部に向けて
レンズ固定用の貫通孔を設ける必要がある。この場合、
光ファイバ及びレンズの配置の都合上、レンズのサイズ
は、V字型溝のピッチ以下に制限される。さらに、レン
ズの寸法精度が不精確であると光ビームの光軸の位置、
方向に偏移が生じ、所定の機能を発揮することが不可能
となる。
【0010】上記の問題点は、前述のSMファイバの先
端にGIファイバを融着した光ファイバ・コリメータを
用いるにあたっては発生しないが、この光ファイバ・コ
リメータには以下の問題点がある。光機能部品は、その
種類によって光学特性が異なり、例えばレーザ発光素子
の場合、レーザ発光素子の光学特性と、レンズの光学特
性が一致していないと光結合が適切に行われず、所定の
効果が得られない。したがって、光機能部品を別のもの
へ交換する場合、同時にレンズもその光機能部品の光学
特性と一致したものへ交換する必要がある。
【0011】しかし、光ファイバ・コリメータは、前述
のとおり、レンズと光ファイバは融着されているため、
レンズのみを交換することが不可能である。レンズを交
換する場合は、光ファイバと再度の融着をする必要があ
る。これは、保護部材の取り外し、光ファイバの光軸合
わせ等の煩雑な作業を伴い、コスト、設備、及び作業効
率面で当業者に多大な負担を強いるものであり、事実上
実施不可能である。
【0012】このような事情に鑑み、本発明は、レンズ
を迅速且つ容易に交換可能であり、小型且つ耐久性に優
れたレンズ交換型コリメータ、及びこのレンズ交換型コ
リメータを備える機能性光結合モジュールを提供するこ
とをその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以下に本発明の態様を開
示する。
【0014】発明の第1の態様は、下記の部材を備える
ことを特徴とする機能性光結合モジュールである。 (a)1本以上の光ファイバを保持するフェルールから
成る光ファイバ・ユニットと、(b)前記光ファイバ・
ユニットに接触可能な1個以上のコリメート・レンズを
保持するレンズ・ユニットを1個以上備えるレンズ部
と、(c)前記レンズ・ユニットと接触可能であり、前
記光ファイバから入射される光ビームに所定の作用を及
ぼす光機能部品と、(d)前記光ファイバ部、前記レン
ズユニット、及び前記光機能部品を一体化し、互いの位
置合わせを行う一体化手段。上記機能性光結合モジュー
ルは小型で剛性の優れた光結合モジュールを提供する。
【0015】発明の第2の態様は、前記光機能部品が、
光減衰器であることを特徴とする機能性光結合モジュー
ルである。
【0016】発明の第3の態様は、前記光機能部品が、
面発光レーザ装置であることを特徴とする機能性光結合
モジュールである。
【0017】発明の第4の態様は、前記光ファイバ・ユ
ニットは、第1及び第2の光ファイバ・ユニットを備
え、前記レンズ・ユニットは第1及び第2のレンズ・ユ
ニットを備え、前記第1の光ファイバ・ユニット、第1
レンズ・ユニット、前記光機能部品、第2レンズ・ユニ
ット、第2光ファイバ・ユニットの順に配列されている
ことを特徴とする機能性光結合モジュールである。上記
モジュールはレンズ・ユニット、機能性光機能部品を容
易に交換できるため、種々の光機能モジュールを提供で
きる。
【0018】発明の第5の態様は、前記コリメート・レ
ンズから出射される光ビームは、広がり角度±2度以内
の並行光線であり、該平行光線に対して所定の作用を及
ぼす前記光機能部品の厚みは、前記コリメート・レンズ
の焦点距離の2倍以下であることを特徴とする機能性光
結合モジュールである。
【0019】発明の第6の態様は、前記コリメート・レ
ンズは、レンズ中心に対して屈折率が略2乗分布をとる
ことを特徴とする機能性光結合モジュールである。
【0020】発明第7の態様は、前記コリメート・レン
ズが、レンズの片側又は両側の端部に無反射コーティン
グが施されていることを特徴とする機能性光結合モジュ
ールである。
【0021】発明の第8の態様は、前記コリメート・レ
ンズは、グレーデッド・インデックス・ファイバ製であ
ることを特徴とする機能性光結合モジュールである。
【0022】発明の第9の態様は、前記一体化手段は、
前記光ファイバ・ユニットに固定され、前記レンズ・ユ
ニット、前記光機能部品、又は他のレンズ・ユニット及
び他の光ファイバ・ユニットのフェルールのそれぞれに
設けられた貫通孔に嵌合するガイドピンから成ることを
特徴とする機能性光結合モジュールである。
【0023】発明の第10の態様は、前記一体化手段
は、さらに前記光ファイバ・ユニット及び前記レンズ・
ユニット、前記光機能部品を密着させるクリップ部材を
備えることを特徴とする機能性光結合モジュールであ
る。
【0024】発明の第11の態様は、前記一体化手段
は、さらに、前記光ファイバ・ユニットのフェルールの
一方に設けられ、前記レンズ・ユニット、前記光機能部
品、又は他の光ファイバ・ユニットのフェルールに設け
られた係合部と係合するラッチ部材を備えることを特徴
とする機能性光結合モジュールである。
【0025】発明の第12の態様は、機能性光結合モジ
ュール用の下記の部材を備えることを特徴とするレンズ
交換型コリメータである。 (a)1本以上の光ファイバを保持するフェルールから
成る光ファイバ・ユニットと、(b)前記光ファイバ・
ユニットに接して配設される1個以上のコリメート・レ
ンズを備えたレンズ・ユニットと、(c)前記光ファイ
バ・ユニットと前記レンズ・ユニットとを一体化し、互
いの位置合わせを行う一体化手段。上記レンズ交換型コ
リメータは、前記機能性光結合モジュール用部品として
利用される物である。
【0026】発明の第13の態様は、前記コリメート・
レンズから出射される光ビームは、広がり角度±2度以
内の並行光線であることを特徴とするレンズ交換型コリ
メータである。
【0027】発明の第14の態様は、前記コリメート・
レンズは、屈折率が略2乗分布をとることを特徴とする
レンズ交換型コリメータである。
【0028】発明の第15の態様は、前記コリメート・
レンズは、片側又は両側の端部に無反射コーティングが
施されていることを特徴とするレンズ交換型コリメータ
である。
【0029】発明の第16の態様は、前記コリメート・
レンズは、グレーデッド・インデックス・ファイバ製で
あることを特徴とするレンズ交換型コリメータである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いつつ本発明のレ
ンズ交換型コリメータ及び機能性光結合モジュールにつ
いての説明を行う。なお、以下の実施の形態は、あくま
でも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を
制限するものではない。したがって、当業者であれば、
これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を
採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本
発明の範囲に含まれる。
【0031】(第1の実施形態)図1(a)は、本発明
の第1の実施形態にかかるレンズ交換型コリメータ1の
構成を示す斜視図である。レンズ交換型コリメータ1
は、光ファイバ・テープ心線(以下光ファイバと略す)
2、光ファイバ2を保持するフェルール3とから成る光
ファイバ・ユニット4、例えば4個のコリメート・レン
ズ5、コリメート・レンズ5を保持するレンズ・ユニッ
ト7、及び光ファイバ・ユニット4とレンズ・ユニット
7とを一体化する一体化手段を備える。
【0032】一体化手段は、フェルール3に設けられ、
レンズ・ユニット7の貫通孔8を貫通するガイドピン9
から成る。フェルールは光ファイバを固定して保持する
プラスチック、セラミクス等で構成したブロックであ
る。
【0033】光ファイバ・ユニット4は、サブミクロン
単位(±0.1μm)の高位置精度を有するMT(Mech
anically Transferable)コネクタを基に製作したもの
であり、図1(a)では、例えば4本の光ファイバ10
を並列化した状態で保持する場合を示すが、これに限定
されず、例えば、光ファイバ10を1本のみを保持する
構成の他、複数段に配置された複数本の光ファイバ10
を並列化した状態で保持する構成とすることも可能であ
る。また、光ファイバ・ユニットは、ハウジングやクリ
ップを備えるMPOやMT−RJコネクタ等を基に製作
することも可能である。
【0034】コリメート・レンズ5は、その屈折率が略
2乗分布をとり、出射される光ビームが広がり角度±2
度以内の平行光線となるように調製することができる。
このように光ビームを平行光線とすることにより、複数
個のレンズ交換型コリメータ1を対向配置させ、これら
の間で光ビームを送受させる際の光の損失を最低限に抑
制することが可能である。
【0035】また、コリメート・レンズ5は、片側又は
両側に反射による光の損失を防止するための無反射コー
ティングが施されており、前述の光損失の防止をより確
実にすることが可能である。また、図1においては、コ
リメート・レンズ5は、所定の長さで切断したGIファ
イバ製とすることができるが、必ずしもこれに限定され
ない。
【0036】レンズ・ユニット7は、レンズを所定の間
隔で例えば合成樹脂に埋め込んで固定したものであり、
光ファイバ・ユニット4と同じくサブミクロン単位の高
位置精度を有し、コリメート・レンズ5の保持位置は、
光ファイバ10との間で光の損失を最低限に抑制して光
ビームを送受できるように厳密に調整されている。その
ため、レンズの位置と光ファイバ心線の先端距離は必要
により適時調整されている。
【0037】また、貫通孔8とガイドピン9の位置は、
コリメート・レンズ5と光ファイバ10の最適位置を保
持するように厳密に調整されている。そして、図2
(b)に示すように貫通孔8をガイドピン9が貫通し、
光ファイバ・ユニット4とレンズ・ユニット7とが一体
化されることによりコリメート・レンズ5と光ファイバ
10は厳密に位置合わせされ、両者はこの最適位置で確
実に保持される。
【0038】また、ガイドピン9は、さらに貫通孔8と
同様の貫通孔を備える図示しない光機能部品、別のレン
ズ・ユニット、及び別の光ファイバ・ユニットを一体化
するに足る長さを有する。従来、光機能部品を用いる
際、その種類によって光学特性が異なり、これと一致す
る光学特性をもつコリメート・レンズと交換する必要が
あり当業者に多大な負担を強いている点は前述した。
【0039】これに対して、本発明のレンズ交換型コリ
メータ1は、前述のとおり、貫通孔及びガイドピンによ
りレンズ・ユニットの着脱及びレンズ・ユニット(コリ
メート・レンズ)と光ファイバ・ユニット(光ファイ
バ)の位置決めを正確に行える。従って、本発明のレン
ズ交換型コリメータ1は、それぞれ異なる光学特性をも
つレンズを備えるレンズ・ユニットを複数個用意してお
き、このレンズ・ユニットを交換することにより、種々
の光機能部品に対応したレンズへの交換作業を平易且つ
迅速に行うことができ、上記の問題点を解消可能であ
る。
【0040】(第2の実施の形態)図2(a)は、本発
明の第2の実施形態にかかる機能性光結合モジュール1
1の構成を示す斜視図である。機能性光結合モジュール
11は、図1で示した本発明の第1の実施形態にかかる
レンズ交換型コリメータ1を2個用いたものである。
【0041】機能性光結合モジュール11は、図1の光
ファイバ・ユニット4と同様の光ファイバ・ユニット4
−1及び4−2から成る光ファイバ部と、図1のレンズ
・ユニット7と同様のレンズ・ユニット7−1及び7−
2から成るレンズ部と、レンズ・ユニット7−1及び7
−2と接触可能であり、所定の作用を及ぼした光ビーム
をレンズ・ユニット7−1又は7−2のコリメート・レ
ンズ5へ入射させる光機能部品11と、光ファイバ・ユ
ニット4−1、レンズ・ユニット7−1、光機能部品1
2、レンズ・ユニット7−2、及び光ファイバ・ユニッ
ト4−2を一体化し、互いの位置合わせを行う一体化手
段と備える。
【0042】一体化手段は、光ファイバ・ユニット4−
1のフェルールに設けられ、レンズ・ユニット7−1、
光機能部品12に設けられた貫通孔8を貫通し、光ファ
イバ・ユニット4−2のフェルールに設けられた穴部1
3に挿入されるガイドピン9から成る。
【0043】また、本実施の形態では、一体化手段が前
記のガイドピン9に加えてクリップ部材14を備える場
合を示している。クリップ部材14は、レンズ・ユニッ
ト4−1及び4−2其々のフェルールに圧力を加えるこ
とにより光ファイバ・ユニット4−1、レンズ・ユニッ
ト7−1、光機能部品12、レンズ・ユニット7−2、
光ファイバ・ユニット4−2の位置を固定させる。これ
により、ガイドピン9によって行われた位置決め及び状
態保持をより確実にすることが可能である。
【0044】図2(b)は、上記の一体化手段により光
ファイバ・ユニット4−1、レンズ・ユニット7−1、
光機能部品12、レンズ・ユニット7−2、及び光ファ
イバ・ユニット4−2が一体化された状態、つまり2個
のレンズ交換型コリメータによって光機能部品12が狭
持された状態を示す斜視図である。
【0045】また、本実施の形態においては、光機能部
品12は、例えば光の減衰量を自由に変更可能な可変光
減衰器12である場合を示している。可変光減衰器12
は、MEMS技術を用いて製作され、その厚みは、コリ
メート・レンズの焦点距離により規定される。本実施の
形態にかかるコリメート・レンズ5(図1)の作動距離
は例えば約500μmであり、これを備えるレンズ・ユ
ニット7−1と7−2が理論的に最も小さな損失で光ビ
ームを送受可能な距離、つまりレンズ・ユニット7−1
と7−2の対向距離は、コリメート・レンズの作動距離
の2倍である約1mmとなる。従って、可変光減衰器1
2の厚みは1mmとなっている。
【0046】図3(a)は、可変光減衰装置12の概要
図であり、図3(b)は、図3(a)の可変光減衰装置
12の拡大図である。可変光減衰装置12は、例えば櫛
歯型アクチュエータ15(15−1、15−2)と、駆
動用バネ16と、遮光板17を備え、これらの部材は互
いに接合されている。櫛歯型アクチュエータ15(15
−1、15−2)は、静電力で駆動し、駆動用16バネ
との反発力を利用して遮光板17を移動させ、光の遮断
面積を変化させることにより光ビーム103の減衰量を
変化させる。
【0047】この可変光減衰装置12は、図1に示した
レンズ・ユニット7−1と7−2との間で送受される光
ビーム103に対して正確に減衰作用を及ぼすように寸
法、遮光板16の位置等が厳密に調整されている。な
お、図示しないが、遮光板17の先端部形状を四角形に
代えて任意の多角形状、例えば逆V字型とすることもで
きる。このような形状では光減衰量の偏波依存性を小さ
くすることができる。
【0048】(第3の実施形態)図4(a)は、本発明
の第3の実施形態にかかる光結合モジュール18の構成
を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)の全て
の部材が一体化された状態を示す斜視図である。機能性
光結合モジュール18は、図2に示した本発明の第2の
実施形態にかかる機能性光結合モジュール11の一体化
手段に変更を加えたものである。
【0049】図2の機能性光結合モジュール11の一体
化手段は、光ケーブル・ユニット4−2に設けられた穴
部13にガイドピン9が挿入される構成をとっていた。
これに対して、機能性光結合モジュール18の一体化手
段は、図2の穴部13に代えて光ファイバ・ユニット4
−3のフェルールに設けらえた貫通孔8を貫通するガイ
ドピン9と、貫通したガイドピン9を固定することによ
り全体を固定するキャップ状の固定部材19とを備える
構成をとる。
【0050】また、ガイドピン9にねじ山を設け、この
ねじ山に対応しためねじを固定部材19の内面に設ける
ことにより、ガイドピンと固定部材をより強く係合させ
る構成とすることも可能である。
【0051】なお、前述のとおり、本実施の形態にかか
る機能性光結合モジュール18の光ファイバ・ユニット
4−3には貫通孔8が設けられ、一方、図2の機能性光
結合モジュール11の光ファイバ・ユニット4−1には
穴部13が設けられている点から、それぞれ異なった番
号を付与し、両者を区別したが、両者の相違点は上記の
点のみであり、その他の機能・構成等は同一である。ま
た、機能性光結合モジュール18の光ファイバ・ユニッ
ト4−3以外の部材の機能・構成等も図2の機能性光結
合モジュール11の場合と同様である。
【0052】(第4の実施形態)図5(a)は、本発明
の第4の実施形態にかかる光結合モジュール20の構成
を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)の全て
の部材が一体化された状態を示す斜視図である。機能性
光結合モジュール20は、図2に示した本発明の第2の
実施の形態にかかる機能性光港内機能性光結合モジュー
ル11の一体化手段に変更を加えたものである。
【0053】図2の機能性光結合モジュール11及び図
4の機能性光結合モジュール18の一体化手段は、クリ
ップ部材14を備える構成としていたが、機能性光結合
モジュール20の一体化手段は、クリップ部材14に代
えて光ファイバ・ユニット4−4に設けられたラッチ部
材21を備える。ラッチ部材21は、光ファイバ・ユニ
ット4−5に設けられ、内部に溝を備える係合部22と
係合することにより光ファイバ・ユニット4−4、レン
ズ・ユニット7−1、光機能部品12、レンズ・ユニッ
ト7−2、光ファイバ・ユニット4−5を密着させる。
【0054】なお、光ファイバ・ユニット4−4の機能
・構成等は、ラッチ部材21が設けられている点以外は
図2の光ファイバ・ユニット4−1と同一であり、光フ
ァイバ・ユニット4−5の機能・構成等は、係合部22
が設けられている点以外は図2の光ファイバ・ユニット
4−2と同一である。また、機能性光結合モジュール2
0の光ファイバ・ユニット4−4及び4−5以外の部材
の機能・構成等も図2の機能性光結合モジュール11の
場合と同様である。
【0055】また、本図の光機能部品20は、ラッチ部
材21を光ファイバ・ユニット4−4に設け、係合部2
2を光ファイバ・ユニット4−5に設ける構成としてい
るが、ラッチ部材21を光ファイバ・ユニット4−5に
設け、係合部材22を光ファイバ・ユニット4−4に設
ける構成とすることも可能である。
【0056】また、本実施の形態にかかるラッチ部材2
1及び係合部22は、図2の機能性光結合モジュール1
1及び図4の機能性光結合モジュール18に設けること
も可能である。
【0057】(第5の実施形態)図6(a)は、本発明
の第5の実施形態にかかる機能性光結合モジュール23
の構成を示す斜視図であり、図6(b)は、図6(a)
の全ての部材が一体化された状態を示す斜視図である。
光機能モジュール23は、図2から図5で示した本発明
の第2から第4の実施の形態にかかる機能性光結合モジ
ュール11、18、及び20が、図1で示した本発明の
第1の実施形態にかかるレンズ交換型コリメータ1を2
個備えるのに対し、1個のレンズ交換型コリメータ1を
備える構成としたものである。
【0058】機能性光結合モジュール11は、光ファイ
バ・ユニット4−6から成る光ファイバ部と、レンズ・
ユニット7−3から成るレンズ部と、レンズ・ユニット
7−3と接触可能であり、所定の作用を及ぼした光ビー
ムをレンズ・ユニット7−3のコリメート・レンズ5へ
入射させる光機能部品24と、光ファイバ・ユニット4
−6、レンズ・ユニット7−3、及び光機能部品24を
一体化し、互いの位置合わせを行う一体化手段と備え
る。
【0059】光ファイバ・ユニット4−6は、図1の光
ファイバ・ユニット4に変更を加えたものであり、例え
ば縦5×横12で配列された60本の光ファイバ10を
保持しているが、光ファイバ10の数量以外の構成・機
能等は光ファイバ・ユニット4と同様である。
【0060】レンズ・ユニット7−3は、図1のレンズ
・ユニット7に変更を加えたものであり、例えば縦5×
横12で配列された60個のコリメート・レンズ5を保
持しているが、コリメート・レンズ5の数量以外の構成
・機能等はレンズ・ユニット4と同様である。
【0061】一体化手段は、光ファイバ・ユニット4−
6のフェルールに設けられ、レンズ・ユニット7−3の
レンズ・ユニットに設けられた貫通孔8を貫通し、光機
能部品24に設けられた穴部13に挿入されるガイドピ
ン9から成る。
【0062】また、本実施形態では、一体化手段が前記
のガイドピン9に加えてクリップ部材25を備える場合
を示している。クリップ部材25は、光ファイバ・ユニ
ット4−6のフェルール及び光機能部品24其々に圧力
を加えることにより光ファイバ・ユニット4−6、レン
ズ・ユニット7−3、及び光機能部品24を密着させ
る。これにより、ガイドピン9によって行われた位置決
め及び状態保持をより確実にすることが可能である。
【0063】また、本実施形態においては、光機能部品
24は、複数個のレーザ発光素子が2次元的配列された
面発光レーザ装置24である場合を示している。
【0064】図7(a)は、面発光レーザ装置24の構
成を示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の装
置本体26の正面拡大図である。面発光レーザ装置24
は、レーザの発振及び照射を行う装置本体26、及びス
ペーサ27を備える。装置本体26は、例えば正面にGa
As等の半導体の積層薄膜から構成された60個のレーザ
発光素子28を備え、これらのレーザ発光素子28は、
前述のコリメート・レンズ5や光ファイバ10と同じく
例えば縦5×横12で配列されている。
【0065】スペーサ27は、装置本体26とレンズ・
ユニット7−3(図6)との間に位置し、レーザ発光素
子28がレンズ・ユニット7−3へ向けてレーザ・ビー
ムを照射する際、このレーザ・ビームが伝播する空間を
設けるためのものであり、ガイドピン9(図6)が貫通
する貫通孔8を備え、これにより容易且つ迅速に着脱交
換が可能である。また、スペーサ27の厚さは、レーザ
・ビームの光特性によって規定され、一例としては25
0μmのものが挙げられる。
【0066】これまでレーザ発光素子を2次元的に配置
したレーザ装置は作製されてはいたが、コリメート・レ
ンズと光ファイバとの光結合を低い損失で行うことが困
難であり、そのためレーザ発光素子を2次元的に配置す
ることが実用化されていなかった。
【0067】これに対して本実施の形態の面発光レーザ
装置24では、異なる厚みをもつスペーサを複数個用意
しておき、レーザの光特性に適合したスペーサに交換す
ることにより上記の問題を解消可能である。これに加え
て、スペーサ27は、前述のように着脱交換を容易且つ
迅速に行うことが可能である点と、第1の実施の形態で
述べたレンズ交換型コリメータ1の簡便性とにより更な
る作業効率の改善が実現できる。
【0068】上記のような面発光レーザ装置24は、装
置本体26とスペーサ27の寸法調整及び位置決めを含
め、コリメート・レンズ(図6)に対して正確にレーザ
・ビームを入射できるようにコリメート・レンズ及びレ
ンズ・ブロック7−3(図6)との寸法調整及び位置等
が厳密に調整されている。なお、本実施に形態において
は、装置本体26とスペーサ27は別個の部材である場
合を示したが、これに限定されず、両者を一体構造とす
ることも可能である。
【0069】(第6の実施形態)図8(a)は、本発明
の第5の実施形態にかかる機能性光結合モジュール29
の構成を示す斜視図であり、図8(b)は、図8(a)
の全ての部材が一体化された状態を示す斜視図である。
機能性光結合モジュール29は、調整手段に対して図4
に示す第3実施形態にかかる機能性光結合モジュール1
8の場合と同様の変更を加えたものである。
【0070】つまり、機能性光結合モジュール29は、
図7の穴部13に代わる貫通孔8を面発光レーザ装置2
6に設け、貫通孔8を貫通したガイドピン9をキャップ
状の固定部材19で固定する構成としたものであり、面
発光レーザ装置26の機能・構成等は、貫通孔8を設け
た点を除いて図6及び図7の面発光レーザ装置24と同
様であり、その他の部材の機能・構成等についても図6
の機能性光結合モジュール23の場合と同様である。
【0071】また、ガイドピン9にねじを設け、このね
じに対応しためねじを固定部材19に設けることによ
り、ガイドピンと固定部材をより強く係合させる構成と
することも可能である。
【0072】(第7の実施形態)図9(a)は、本発明
の第5の実施形態にかかる機能性光結合モジュール30
の構成を示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)
の全ての部材が一体化された状態を示す斜視図である。
機能性光結合モジュール30は、調整手段に対して図5
の第4の実施形態にかかる機能性光結合モジュール20
の場合と同様の変更を加えたものである。
【0073】つまり、機能性光結合モジュール30は、
図6及び図8のクリップ部材25に代わるラッチ部材3
1を光ファイバ・ブロック4−7に設け、さらに、内部
に溝を備える係合部32を面発光レーザ装置24−2に
設け、ラッチ部材31を係合部32と係合させることに
より光ファイバ・ブロック4−7、レンズ・ユニット7
−3、及び面発光レーザ装置24−2を密着させる構成
としたものである。
【0074】なお、光ファイバ・ブロック4−7の機能
・構成等は、ラッチ部材31を設けた点を除いて図6及
び図8の光ファイバ・ブロック4−6と同様であり、面
発光レーザ装置24−2の機能・構成等は、係合部材3
2を設けた点を除いて図6及び図7の面発光レーザ装置
24と同様であり、その他の部材の機能・構成等につい
ても図6の機能性光結合モジュール23及び図9の機能
性光結合モジュール29の場合と同様である。
【0075】また、本図の光機能部品30は、ラッチ部
材31を光ファイバ・ユニット4−7に設け、係合部3
2を面発光レーザ装置24−2に設ける構成としている
が、ラッチ部材31を面発光レーザ装置24−2に設
け、係合部32を光ファイバ・ユニット4−7に設ける
構成とすることも可能である。また、本実施の形態にか
かるラッチ部材31及び係合部32は、図6の機能性光
結合モジュール23及び図8の機能性光結合モジュール
29に設けることも可能である。
【0076】なお、上記の実施形態のおいては、機能性
光結合モジュールが備えるレンズ交換型コリメータは、
1個又は2個である場合を示したが、これに限定され
ず、3個以上のレンズ交換型コリメータを備える構成と
することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明においては、
レンズ交換型コリメータに、この光ファイバを保持する
フェルールとから成る光ファイバ部、コリメート・レン
ズと、このコリメート・レンズを保持するレンズ・ユニ
ット、及び両者を一体化し、互いの位置合わせを行う一
体化手段を設け、さらに、光ファイバ・ユニットとレン
ズ・ユニットを自由に着脱可能な構成とした。
【0078】また、機能性光結合モジュールを、上記の
レンズ交換型コリメータと、このレンズ交換型コリメー
タと正確に一体化する光機能部品を備え、この光機能部
品も自由に着脱できる構成とした。
【0079】また、光ファイバ部の光ファイバは、フェ
ルール部材に保持されているため折損の危険性がなく、
さらに、複数の光ファイバが単一のフェルールに並列化
配置されているため機能性光結合モジュール自体の小型
化も実現されている。
【0080】上記の点から、レンズだけでなく光機能部
品も迅速且つ平易に交換可能であり、小型且つ耐久性に
優れたレンズ交換型コリメータ、及びこのレンズ交換型
コリメータを備える小型の機能性光結合モジュールを提
供することが可能となった。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態にかかるレ
ンズ交換型コリメータの構成を示す斜視図である。
(b)は、図1(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図2(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図3】(a)は、可変光減衰装置の概要図である。
(b)は、図3(a)に示す可変光減衰装置の拡大図で
ある。
【図4】(a)は、本発明の第3の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図4(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図5】(a)は、本発明の第4の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図5(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の第5の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図6(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図7】(a)は、面発光レーザ装置の構成を示す斜視
図である。(b)は、図7(a)の装置本体の拡大図で
ある。
【図8】(a)は、本発明の第6の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図8(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図9】(a)は、本発明の第7の実施形態にかかる機
能性光結合モジュールの構成を示す斜視図である。
(b)は、図9(a)の全ての部材が一体化された状態
を示す斜視図である。
【図10】従来の光結合モジュール100の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズ交換型コリメータ 2 光ファイバ・テープ心線(光ファイバ) 3 フェルール 4 光ファイバ・ユニット 5 コリメート・レンズ 7 レンズ・ユニット 8 貫通孔 9 ガイドピン 10 光ファイバ 11、18、20、23、29、30 機能性光結合モ
ジュール 12 可変光減衰装置 13 穴部 14、25 クリップ部材 15 櫛歯型アクチュエータ 16 駆動用バネ 17 遮光板 19 固定部材 21、31 ラッチ部材 22、32 係合部 24 面発光レーザ装置 25 面発光レーザ本体 26 レーザ装置本体 27 スペーサ 28 レーザ発光素子 100 従来の光結合モジュール 101 従来の光吸収フィルタ 102 従来のコリメータ 103 光ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎野 雅人 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 風味 創 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 BA12 BA32 CA09 CA12 CA21 DA03 DA05 DA11 DA17 DA18 DA31

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の部材を備えることを特徴とする機
    能性光結合モジュール。 (a)1本以上の光ファイバを保持するフェルールから
    成る光ファイバ・ユニットと、 (b)前記光ファイバ・ユニットに接触可能な1個以上
    のコリメート・レンズを保持するレンズ・ユニットを1
    個以上備えるレンズ部と、 (c)前記レンズ・ユニットと接触可能であり、前記光
    ファイバから入射される光ビームに所定の作用を及ぼす
    光機能部品と、 (d)前記光ファイバ部、前記レンズ・ユニット、及び
    前記光機能部品を一体化し、互いの位置合わせを行う一
    体化手段。
  2. 【請求項2】 前記光機能部品が、光減衰器であること
    を特徴とする請求項1記載の機能性光結合モジュール。
  3. 【請求項3】 前記光機能部品が、面発光レーザ装置で
    あることを特徴とする請求項1記載の機能性光結合モジ
    ュール。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバ・ユニットは、第1及び
    第2の光ファイバ・ユニットを備え、前記レンズ・ユニ
    ットは第1及び第2のレンズ・ユニットを備え、前記第
    1の光ファイバ・ユニット、第1レンズ・ユニット、前
    記光機能部品、第2レンズ・ユニット、第2光ファイバ
    ・ユニットの順に配列されていることを特徴とする請求
    項1記載の機能性光結合モジュール。
  5. 【請求項5】 前記コリメート・レンズから出射される
    光ビームは、広がり角度±2度以内の並行光線であり、
    該平行光線に対して所定の作用を及ぼす前記光機能部品
    の厚みは、前記コリメート・レンズの焦点距離の2倍以
    下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の機能性光結合モジュール。
  6. 【請求項6】 前記コリメート・レンズは、レンズ中心
    に対して屈折率が略2乗分布をとることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の機能性光結合モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 前記コリメート・レンズは、片側又は両
    側の端部に無反射コーティングが施されていることを特
    徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の機能性
    光結合モジュール。
  8. 【請求項8】 前記コリメート・レンズは、グレーデッ
    ド・インデックス・ファイバ製であることを特徴とする
    請求項1から7のいずれか1項に記載の機能性光結合モ
    ジュール。
  9. 【請求項9】 前記一体化手段は、前記光ファイバ・ユ
    ニットに固定され、前記レンズ・ユニット、前記光機能
    部品、又は他のレンズ・ユニット及び他の光ファイバ・
    ユニットのフェルールのそれぞれに設けられた貫通孔に
    嵌合するガイドピンから成ることを特徴とする請求項1
    から8のいずれかに記載の機能性光結合モジュール。
  10. 【請求項10】 前記一体化手段は、さらに前記光ファ
    イバ・ユニット及び前記レンズ・ユニット、前記光機能
    部品を密着させるクリップ部材を備えることを特徴とす
    る請求項1から9に記載の機能性光結合モジュール。
  11. 【請求項11】 前記一体化手段は、さらに、前記光フ
    ァイバ・ユニットのフェルールの一方に設けられ、前記
    レンズ・ユニット、前記光機能部品、又は他の光ファイ
    バ・ユニットのフェルールに設けられた係合部と係合す
    るラッチ部材を備えることを特徴とする請求項1から1
    0のいずれかに記載の機能性光結合モジュール。
  12. 【請求項12】 機能性光結合モジュール用の下記の部
    材を備えることを特徴とするレンズ交換型コリメータ。 (a)1本以上の光ファイバを保持するフェルールから
    成る光ファイバ・ユニットと、 (b)前記光ファイバ・ユニットに接して配設される1
    個以上のコリメート・レンズを備えたレンズ・ユニット
    と、 (c)前記光ファイバ・ユニットと前記レンズ・ユニッ
    トとを一体化し、互いの位置合わせを行う一体化手段。
  13. 【請求項13】 前記コリメート・レンズから出射され
    る光ビームは、広がり角度±2度以内の並行光線である
    ことを特徴とする請求項12に記載のレンズ交換型コリ
    メータ。
  14. 【請求項14】 前記コリメート・レンズは、屈折率が
    略2乗分布をとることを特徴とする請求項12又は13
    に記載のレンズ交換型コリメータ。
  15. 【請求項15】 前記コリメート・レンズは、片側又は
    両側の端部に無反射コーティングが施されていることを
    特徴とする請求項11から14のいずれかに記載のレン
    ズ交換型コリメータ。
  16. 【請求項16】 前記コリメート・レンズは、グレーデ
    ッド・インデックス・ファイバ製であることを特徴とす
    る請求項15から15のいずれか1項に記載のレンズ交
    換型コリメータ。
  17. 【請求項17】 前記一体化手段は、前記フェルールに
    固定され、前記レンズ・ユニットに設けられた貫通孔を
    貫通するガイドピンから成ることを特徴とする請求項1
    2から16の何れかに記載のレンズ交換型コリメータ。
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