JP2003232472A - 管状部材の取付構造 - Google Patents
管状部材の取付構造Info
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- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16L41/08—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
- F16L41/088—Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe fixed using an elastic grommet between the extremity of the tube and the wall
Abstract
できる管状部材の取付構造を提供する。 【解決手段】 本発明の管状部材の取付構造は、管状部
材であるドレンホース1の外面に凸状部であるツメ11
が設けられると共に、保持部材であるグロメット2の保
持孔21の内面に環状の凹状部22が形成され、このツ
メ11と凹状部22とで凹凸嵌合することによって、ド
レンホースはボディパネル3に支持されるグロメット2
に容易に抜けないようにしっかりと保持される。ドレン
ホースの外面には、差込量の目安となる目印12が設け
られている。
Description
に関し、特に車両用空調装置の蒸発器から流出する凝縮
水を排出するドレンホースの取付構造に用いて有効であ
る。
れる冷媒蒸発器においては、この冷媒蒸発器の内部を通
過する冷媒が、冷媒蒸発器を通過する空気と熱交換して
空気を冷却する。このとき、空気中の水分が結露して凝
縮水となり、冷媒蒸発器の表面に付着し、流れ落ちる。
冷媒蒸発器の下方には、凝縮水を受け取るドレンパンが
設けてあり、このドレンパンには、凝縮水を車室外に排
出するドレンホースが接続している。冷媒蒸発器は車室
内側に設けられており、この冷媒蒸発器から発生する凝
縮水を車室外に排出するために、ドレンホースによりエ
ンジンルーム側へと導く。
ーム側へ取り出す際に、車室内とエンジンルームとを隔
てる壁(ボディパネル)に貫通された挿通孔から通し、
かつ装着するために、従来よりグロメットを用いてい
る。この場合、ドレンホースとグロメットとを一体成形
にて製作したものを挿通孔に通し、エンジンルーム側か
ら引っ張ることで、グロメットがボディパネルの挿通孔
に嵌まり、固定する構造のものがある。
次元化)に伴い、ドレンホースとグロメットとを一体成
形することができない形状のものがあり、その場合は、
ドレンホースとグロメットとを別々に製造して取り付け
なければならなかった。
別々に製造するドレンホースの取付構造においては、ド
レンホースが挿通孔を経て車室内からエンジンルーム側
へ引き出され、その後、エンジンルーム側からグロメッ
トを挿通孔に取り付け、ボディパネルの挿通孔に対して
ドレンホースを所定位置に装着するという作業性の悪い
作業順序を採らざるを得なかった。また、ドレンホース
を所定位置に装着する位置が一義的に決まらず、位置決
め作業が容易では無かった。
319079号公報によって開示されたドレンホースの
取付構造が知られている。この取付構造は、ドレンホー
スに大径部と小径部及びそれらを連結する連結部とを形
成し、このドレンホースの連結部と小径部とに渡って、
内面全周に2つの突起部が形成されたグロメットを、そ
の外周に当接するように嵌合したものである。
ても、グロメットの内面全周に2つの突起部が形成され
てはいるものの、ドレンホースをグロメットに単に差し
込んでいるだけであるため、組み付け後、ドレンホース
がグロメットから抜け易くなっている。そのため、衝撃
等によりドレンホースがグロメットから抜けてしまうと
いう問題があった。また、ドレンホースが複雑な形状を
しており、単一径の管を使用するのに比べ、その製造が
難しく、コストがかかる。
鑑みてなされたもので、その目的は、グロメットからの
ドレンホースの抜けを防止できる管状部材の取付構造を
提供する。
決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に
記載の管状部材の取付構造を提供する。請求項1に記載
の管状部材の取付構造は、管状部材の外面に円周の全体
又は一部に渡って凸状部又は凹状部を設けると共に、保
持部材の保持孔の内面にも円周の全体又は一部に渡って
凹状部又は凸状部を設けて、管状部材と保持部材とが凹
凸嵌合するようにしたものである。これによって、管状
部材が保持部材から抜けてしまうという不具合を防止で
き、しっかりと保持される。
られた凸状部又は凹状部の断面形状を三角形状にしたも
のであり、これにより、管状部材の保持部材への挿入を
容易にし、かつ抜き難くしている。請求項3の該取付構
造は、管状部材の外周面に、管状部材の保持部材への挿
入量を確認できる目印を設けたものであり、これによ
り、管状部材の保持部材への挿入不足又は挿入過多が防
止でき、管状部材を所定の位置に保持できる。
の形態の管状部材の取付構造について説明する。なお、
以下の説明では本発明の管状部材の取付構造を車両用空
調装置(具体的には自動車用空調装置)に適用した例と
して説明するが、この取付構造は、一般の管状部材の取
り付けにも、当然適用可能なものである。
却ユニット4が冷凍サイクルの冷媒蒸発器(図示略)を
内蔵すると共に車室A内に配置され、車室Aとエンジン
ルームBとを区画する、取付対象部材であるボディパネ
ル3に取り付けられている。冷却ユニット4の底部には
冷媒蒸発器から排出される凝縮水(ドレン水)を排出す
るドレンパイプ5が設けられ、このドレンパイプ5に
は、管状部材であるドレンホース1が結合され、このド
レンホース1は保持部材としてのグロメット2を介し
て、ボディパネル3を貫通し、エンジンルームB側に延
長され、ここから車室外へドレン水を排出する。
形成する受液器(図示略)からの液冷媒が流入している
高圧配管6が配設されている。この高圧配管6は、グロ
メット2′を介して車室A内に突出し、冷媒蒸発器の入
口側配管7と螺合している。
ト2″を介してボディパネル3を貫通してエンジンルー
ムB側に突出し、ここで圧縮機(図示せず)の吸入側配
管9と螺合している。
ンホース(管状部材)1をグロメット(保持部材)2を
介してボディパネル(取付対象部材)3に取り付ける際
の取付構造に特に好適である。
取付構造の要部断面図及び平面図である。管状部材であ
るドレンホース1は、柔軟なゴム等の材料から形成され
ており、その外周面には円周の一部分に凸状部であるツ
メ11が、図1においては、2つ設けられている。この
ツメ11は、ドレンホース1の外周面の円周の全体に渡
って設けられてよいし、また円周の一部分に複数個設け
られてもよい。また、ツメ11の断面形状は、好ましく
は三角形状をしており、図1に示されるように特に直角
三角形でその短辺が他の2辺より上方に位置しドレンホ
ース1の外周面と直交するような形の直角三角形状であ
ることが望ましい。
方のドレンホース1の外周面には、ドレンホース1のグ
ロメット2への挿入量の目安となる目印12が設けられ
ている。この目印12は、リブ等の突起であってもよい
し、また単なる目盛りでもよい。
水、油等に対するシール機能をもったゴム等の材料から
形成されている。グロメット2には、ドレンホース1を
受け入れるための貫通した保持孔21が設けられてお
り、内面には複数の環状の凹状部22が形成されてい
る。図1では、3つの環状の凹状部22が設けられてい
るが、1つでもよい。但し、このグロメット2の環状の
凹状部22は、ドレンホース1のツメ11を受容するだ
けの大きさの深さと幅を有している。また、グロメット
2の保持孔21の下部には、ドレンホース1の端面1a
に当接する環状の突部23が設けられている。したがっ
て、グロメット2に挿入されるドレンホース1は、突部
33にその端面1aが当接することで挿入が止められ
る。
24が形成されており、この溝24の上側の壁24a
は、下側の壁24bよりも半径方向に延出している。ボ
ディパネル3の挿通孔の周縁31が、グロメット2の外
周面の溝24に嵌合されることで、グロメット2に挿入
したドレンホース1がボディパネル3にしっかりと固定
される。
の取付構造を示している。本実施例では、図2に示され
るようにドレンホース1の側にその外周面に環状の凹状
部13が形成され、グロメット2の側にその保持孔21
の上部の内面に環状の凸状部25が形成されている。こ
のドレンホース1の環状の凹状部13とグロメット2の
環状の凸状部25とが凹凸嵌合することにより、ドレン
ホース1がグロメット2にしっかりと固定される。他の
構成については、上述した実施形態と同様である。
ドレンホースとグロメットとを凹凸嵌合することによっ
て両者がしっかりと固定され、衝撃等によってドレンホ
ースがグロメットから抜けてしまうというような不具合
を解消できる。
面図と平面図である。
の断面図と平面図である。
凍装置の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状の管状部材と、 取付対象部材に設けられた挿通孔に対し、該挿通孔の周
縁を嵌合する溝と、前記管状部材が挿入される保持孔と
を有する保持部材と、 を備えていて、前記管状部材を前記保持部材を介して前
記取付対象部材に固定する管状部材の取付構造におい
て、 前記管状部材の外面に円周の全体又は一部に渡って設け
られた凸状部又は凹状部と、前記保持部材の前記保持孔
の内面に円周の全体又は一部に渡って設けられた凹状部
又は凸状部とが、凹凸嵌合することを特徴とする管状部
材の取付構造。 - 【請求項2】 前記管状部材を前記保持部材の前記保持
孔に挿入し易くし、かつ抜けにくくするために、前記管
状部材に形成された前記凸状部又は前記凹状部の断面形
状が、三角形状に形成されていることを特徴とする請求
項1に記載の管状部材の取付構造。 - 【請求項3】 前記保持部材の前記保持孔への前記管状
部材の挿入時に、前記管状部材の挿入量を確認するため
に、前記管状部材の外周面に目印を設けたことを特徴と
する請求項1又は2に記載の管状部材の取付構造。
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