JP2003232044A - 仮締切工法 - Google Patents

仮締切工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工能率の向上。 【解決手段】 仮締切工法は、橋脚1の外周を筒型仮締
切壁14で囲撓し、内部を排水して、補強工事を行い、
工事の終了後に仮締切壁14を撤去する。仮締切壁14
は、周方向に沿って、鉛直方向に分断した複数のパネル
ユニット16に分割形成されている。仮締切壁14を形
成する際には、橋梁1のフーチング2部上にガイド枠1
0を設置し、各パネルユニット16の内面側を、ガイド
枠10に係止するようにして、パネルユニット16を垂
設支持する。この後に、パネルユニット16の下端側
を、フーチング部2の外周に沿った水底地盤3中にコン
クリート打設により止水固定する。この場合に、周方向
に隣接するパネルユニット16間に止水パッキンを介装
して、水密性を確保しながら、パネルユニット16を周
方向に連結して筒型形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮締切工法に関
し、特に、水中構造物の補修,補強などの改修を行う際
に好適な仮締切工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設水中橋脚などの水中構造物の補修,
補強工事に採用される仮締切工法としては、従来、鋼管
矢板二重締切工法、鋼管矢板一重締切工法が一般的に採
用されていた。これらの工法は、実積もあり、信頼性の
ある工法であるが、コストが高いという問題があった。
【0003】近年、これに代わる工法として、水中構造
物のフーチング上に鋼製の仮締切壁を設置する仮締切工
法が開発され、そのコストメリットからこの種の工法を
徐々に採用するケースが増加している。
【0004】しかしながら、このような仮締切工法に
は、以下に説明する課題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、新たに開発
された仮締切工法では、既設橋脚フーチング上に仮締切
壁を設置するため、仮締切壁と橋脚との間隔が狭くな
り、橋脚の補修,補強作業が困難になり、施工能率が低
下する一因になっていた。
【0006】また、例えば、既設橋脚が円形の場合に
は、仮締切壁も円形になるので、リングコンプレッショ
ン効果で、壁体の構造をスリム化できるが、既設橋脚が
小判型の場合には、直線部は、水平方向の曲げを受ける
ために、厚い壁にするか、切梁を設けるなどの対策が必
要になり、このような対策を施すと、さらに間隔が狭く
なって、より一層作業が困難になるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、補
修,補強作業を容易に行えるようにして、能率の低下を
回避することができる仮締切工法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、橋梁基礎などの水中構造物の外周を筒型
仮締切壁で囲撓し、前記筒型仮締切壁の内部を排水し
て、前記水中構造物の補修,補強などの改修を行い、改
修工事の終了後に前記筒型仮締切壁を撤去する仮締切工
法において、前記仮締切壁は、周方向に沿って、鉛直方
向に分断した複数のパネルユニットに分割形成され、前
記水中構造物のフーチング部上にガイド枠を設置し、各
パネルユニットの内面側を、前記ガイド枠に係止するよ
うにして、前記パネルユニットを垂設支持した後に、前
記パネルユニットの下端側を、前記フーチング部の外周
に沿った水底地盤中に止水固定し、かつ、周方向に隣接
する前記パネルユニット間に止水パッキンを介装して、
水密性を確保しながら、前記パネルユニットを周方向に
連結して前記筒型仮締切壁を形成するようにした。
【0009】このように構成した仮締切工法によれば、
仮締切壁は、周方向に沿って、鉛直方向に分断した複数
のパネルユニットに分割形成され、水中構造物のフーチ
ング部上にガイド枠を設置し、各パネルユニットの内面
側を、ガイド枠に係止するようにして、パネルユニット
を垂設支持した後に、パネルユニットの下端側を、フー
チング部の外周に沿った水底地盤中に止水固定し、か
つ、周方向に隣接するパネルユニット間に止水パッキン
を介装して、水密性を確保しながら、パネルユニットを
周方向に連結して筒型仮締切壁を形成するので、形成さ
れた筒型仮締切壁は、フーチング部の外側に配置され、
仮締切壁をフーチング部上に設置する場合よりも、仮締
切壁と水中構造物との間に、大きな作業空間を確保する
ことができる。
【0010】大きな作業空間が確保されると、例えば、
小判型断面の橋脚の場合でも、筒型仮締切壁の厚みを薄
くしても、その内面側に、作業能率を低下することな
く、腹起し材や切梁を設置することができる。
【0011】前記ガイド枠は、前記筒型仮締切壁の内面
に当接固定される腹起し材が設けられ、前記パネルユニ
ットを垂設支持する際に、前記腹起し材を前記パネルユ
ニットの係止部と兼用することができる。
【0012】本発明では、前記筒型仮締切壁を形成した
後に、前記ガイド枠を撤去して、前記腹起し材と前記水
中構造物との間に切梁を設置することができる。
【0013】前記切梁は、前記水中構造物の補強工中に
埋設される台座金物を介して、前記水中構造物に固定す
ることができる。
【0014】本発明では、前記パネルユニットを垂設設
置する前に、前記フーチング部の外周に沿った水底地盤
を掘削して、各パネルユニットの下端側が挿入される凹
部を形成し、前記凹部内にコンクリートを打設すること
に前記パネルユニットを止水固定することができる。
【0015】また、本発明では、前記パネルユニットを
垂設設置する前に、前記フーチング部の外周に沿った水
底地盤を掘削して、各パネルユニットの下端側が挿入さ
れる凹部を形成し、前記凹部内にコンクリートを打設す
る際に、打設コンクリート中に各パネルユニットの下端
側が挿入される凹溝を形成し、前記凹溝内に前記パネル
ユニットの下端側を挿入した状態で、前記凹溝内にベン
トナイトなどの充填材を充填して止水固定することがで
きる。
【0016】前記パネルユニットは、鋼矢板を連結し
て、凹凸状に形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図22は、本発明にかかる仮締切工法の一実施例を示
している。同図に示した仮締切工法は、本発明を橋梁基
礎である橋脚1(水中構造物)の補強工事に適用した場
合を例示している。
【0018】本実施例で施工する補強工事では、橋脚1
は、小判型の断面形状を備え、その下端に橋脚1よりも
径が大きい小判型のフーチング部2を備えており、フー
チング部2は、水底地盤3中に埋設されている。このよ
うな橋脚1の補強工事を行う際には、まず、図1,2に
示すように、作業船4を使用して、水中土留め壁5が設
けられる。水中土留め壁5には、例えば、鋼矢板を用い
ることができる。
【0019】土留め壁5は、作業船4に搭載されたクレ
ーン6に矢板打設機7を取付けて、これにより鋼矢板
を、フーチング部2の外周の水底地盤3に、順次連結し
ながら打設することで形成される。
【0020】水中土留め壁5が設けられると、次に、図
3,4に示すように、作業船4のクレーン6にクラムシ
ェル8を取付けて、フーチング部2の外周、および上部
側の水底地盤3を掘削除去して、フーチング部2の外周
に沿って、所定の幅、および深さを有する凹部9を形成
するとともに、フーチング部2の上端面を水中に露出さ
せる。
【0021】なお、本実施例の場合、フーチング部2が
埋設されている水底地盤3の一方に斜面が存在している
ので、この部分の崩壊を防止するために水中土留め壁5
を斜面の近傍に設けているが、この土留め壁5は、フー
チング部2を囲繞するように形成してもよいし、地盤3
の性状によっては必ずしも形成する必要はない。
【0022】凹部9の形成が終了すると、次に、図5,
6に示すように、フーチング部2の上部側にガイド枠1
0を設置する。本実施例の場合、ガイド枠10は、図5
に示すように、小判型のフーチング部2の側部上に設置
される4個の四角枠10aと、両端側の湾曲部に設置さ
れる2個の湾曲枠10bとから構成されている。
【0023】これらの四角枠10aおよび湾曲枠10b
は、予め所定の形状に組み立てられていて、作業船4の
クレーン6を使用して、フーチング部2上に設置され
る。ガイド枠10は、図19にその設置状態の詳細を示
すように、フーチング部2の上面に下端がアンカーによ
り固定され、垂設状態に設置される複数本の支柱100
と、支柱100と橋脚1の側面との間に両端が固定され
る複数本の支持ステー101とを備えている。
【0024】支柱100の外端側には、腹起し材12の
取付ブラケット102が、上下方向に所定の間隔を隔て
て、多段状に固設されている。ガイド枠10の設置およ
び固定が終了すると、次に、図7,8に示すように、腹
起し材12の設置が、作業船4のクレーン6を使用して
行われる。
【0025】本実施例の場合、腹起し材12は、H型鋼
が使用され、このH型鋼が、取付ブラケット102上に
それぞれ固設される。この腹起し材12は、図7に示す
ように、橋脚1ないしはフーチング部2と相似形の小判
型になるように、周回状に形成され、本実施例の場合に
は、この腹起し材12は、後述するパネルユニット16
を垂設支持する際の係止部を兼用している。
【0026】腹起し材12の設置が終了すると、次に、
図9,10に示すように、仮締切壁14の形成が行われ
る。本実施例の場合、仮締切壁14は、水平断面がフー
チング部2と相似形の小判型であって、上下端が開口し
た筒体に形成され、周方向に沿って、鉛直方向に分断さ
れた8枚のパネルユニット16から構成されている。
【0027】パネルユニット16は、図20に示すよう
に、両端に嵌合部が設けられた凹形形状の鋼矢板を、交
互に連結して、凹凸状に形成したものであって、背面側
に連結材17が固設されている。
【0028】また、各パネルユニット16の背面には、
図19に示すように、腹起し材12と係止可能な係止突
起18が多段状に突設配置されている。各パネルユニッ
ト16は、図19に示すように、下端側がフーチング部
2の外周に沿って設けられた凹部9内に挿入される。な
お、パネルユニット16を水中に設置する際には、作業
船4にパネルユニット16を垂設状態に支持する支持枠
19が設けられる。
【0029】パネルユニット16を設置する際には、そ
の背面側の係止突起18が腹起し材12に嵌合係止さ
れ、これにより、パネルユニット16が垂設状態に支持
され、この状態で、図11,12に示すように、凹部9
内に水中コンクリート20を打設することにより、パネ
ルユニット16の下端側が止水状態でフーチング部2の
外側面に止水固定される。
【0030】なお、各パネルユニット16をフーチング
部2の外周側に固定する方法は、上述したように、水中
コンクリート20を凹部9内に打設して直接止水固定す
ることだけでなく、以下の方法でもよい。
【0031】すなわち、凹部9内にコンクリート20を
打設する際に、図19に示すように、打設したコンクリ
ート20中に各パネルユニット16の下端側が挿入され
る凹溝20aを形成し、コンクリート20の強度が発現
された後に、この凹溝20a内にパネルユニット16の
下端側を挿入した状態で、凹溝20a内にベントナイト
などの充填材を充填して止水固定することできる。
【0032】なお、図19に符号21で示した部材は、
パネルユニット16の背面下端側に設けられた止水ゴム
であって、この止水ゴム21は、パネルユニット16を
水中コンクリート20で止水固定した際に、その上面側
に摺接して、止水シールの補助機能を有している。
【0033】各パネルユニット16は、順次、フーチン
グ部2の外側面に沿って配置され、最終的には、フーチ
ング部2を外側から囲繞する小判型断面で、筒型に形成
されるが、周方向に隣接するパネルユニット16間に
は、図20に示すように、止水パッキン22が、その鉛
直方向の全長に亘って介装される。
【0034】本実施例の場合には、各パネルユニット1
6は、凹状の鋼矢板を連結した凹凸状になっているの
で、この凹凸を利用して、凹部間同士の間に止水パッキ
ン22を狭着保持させている。
【0035】このような止水パッキン22には、例え
ば、袋体内にセメント,ベントナイトを充填したもの
や、ゴムなどを用いることができる。仮締切壁14がフ
ーチング部2の周面外方に固定され、橋脚1の外周を囲
繞するようにして小判型に形成されると、次に、ガイド
枠10を撤去して、切梁24が設置される。
【0036】切梁24は、図13,14に示すように、
腹起し材12と橋脚1との間に、周方向に沿って所定の
間隔を隔て、かつ、上下方向に所定の間隔を隔てて、複
数本設置される。
【0037】各切梁24を設置する際には、橋脚1の補
強工26中に、一部が埋設される台座金物28が用いら
れる。図21にこの台座金物28の詳細を示している。
同図に示した台座金物28は、一対の平板28aと、平
行に配置される平板28a間に両端が固設された複数の
管材28bとを有している。
【0038】台座金物28の一方の平板28aは、橋脚
1の外面にケミカルアンカーなどにより固設され、他方
の平板28aには、切梁24の端部がボルトナットによ
り固設される。
【0039】切梁24の設置が終了すると、仮締切壁1
4内の水が排除され、仮締切壁14内がドライな状態に
保たれ、次に、図22(A)に示すように、橋脚1の外
周に補強工26が施工される。
【0040】補強工26は、橋脚1の外周に補強鉄筋3
0を組み付けて、補強コンクリート32を打設すること
により行われ、この際に、台座金物28の一方の平板2
8aと、管材28bの一部が補強コンクリート32中に
埋設される。
【0041】補強コンクリート32の強度が発現される
と、図22(B)に示すように、管材28bの先端を切
断し、補強コンクリート32の表面側に埋め込み材34
を塗布して、補強工26を完成させる。
【0042】補強工26が完成すると、次に、図15,
16に示すように、仮締切壁14のパネルユニット16
を撤去し、その後に、腹起し材12と切梁24を撤去し
た後に、フーチング部2を埋め戻すと、図17,18に
示すように、橋脚1の補強工事が完了する。なお、パネ
ルユニット16を撤去する際には、水中コンクリート2
0の上端で、これを切断し、下端側が水中コンクリート
20中に残置させる。
【0043】さて、以上のように構成した仮締切工法に
よれば、仮締切壁14は、周方向に沿って、鉛直方向に
分断した複数のパネルユニット16に分割形成され、橋
脚1(水中構造物)のフーチング部2上にガイド枠10
を設置し、各パネルユニット16の内面側を、ガイド枠
10に係止するようにして、パネルユニット16を垂設
支持した後に、パネルユニット16の下端側を、フーチ
ング部2の外周に沿った水底地盤3中にコンクリート打
設により止水固定し、かつ、周方向に隣接するパネルユ
ニット16間に止水パッキン22を介装して、水密性を
確保しながら、パネルユニット16を周方向に連結して
筒型仮締切壁14を形成する。
【0044】このため、形成された筒型仮締切壁14
は、フーチング部2の外側に配置され、仮締切壁14を
フーチング部2上に設置する場合よりも、仮締切壁14
と橋脚1(水中構造物)との間に、大きな作業空間を確
保することができる。
【0045】大きな作業空間が確保されると、本実施例
のように、小判型断面の橋脚1の補強工事の場合でも、
筒型仮締切壁14を鋼矢板で構成して、その厚みを薄く
しても、その内面側に、作業能率を低下することなく、
腹起し材12や切梁24を設置することができる。
【0046】また、大きな作業空間が確保されると、補
強工26の配筋作業なども容易に行えるので、施工能率
の低下が回避される。なお、上記実施例では、本発明を
小判型断面の橋脚1の補強工事に適用した場合を例示し
たが、本発明の実施は、これに限定されることはなく、
例えば、円形,角形断面の橋脚1の補強,補修工事にも
適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる仮締切工法によれば、補修,補強作業を容易に行
えるようにして、能率の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる仮締切工法の最初の工程を示す
平面図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3】図1の工程に引き続いて行われる工程の平面図
である。
【図4】図3の側面説明図である。
【図5】図3の工程に引き続いて行われる工程の平面図
である。
【図6】図5の側面説明図である。
【図7】図5の工程に引き続いて行われる工程の平面図
である。
【図8】図7の側面説明図である。
【図9】図7の工程に引き続いて行われる工程の平面図
である。
【図10】図9の側面説明図である。
【図11】図9の工程に引き続いて行われる工程の平面
図である。
【図12】図11の側面説明図である。
【図13】図11の工程に引き続いて行われる工程の平
面図である。
【図14】図13の側面説明図である。
【図15】図13の工程に引き続いて行われる工程の平
面図である。
【図16】図15の側面説明図である。
【図17】図15の工程に引き続いて行われる工程の平
面図である。
【図18】図17の側面説明図である。
【図19】図9の要部拡大断面図である。
【図20】図10に示したパネルユニットの要部拡大正
面図である。
【図21】図13に示した切梁の取付用金具の正面図と
側面図である。
【図22】本発明に係る仮締切工法を適用して施工され
る補強工の工事工程を示す側面説明図である。
【符号の説明】
1 橋脚 2 フーチング部 3 水底地盤 4 作業船 9 凹部 10 ガイド枠 12 腹起し材 14 仮締切壁 16 パネルユニット 20 水中コンクリート 22 止水パッキン 24 切梁 26 補強工

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋梁基礎などの水中構造物の外周を筒型
    仮締切壁で囲撓し、前記筒型仮締切壁の内部を排水し
    て、前記水中構造物の補修,補強などの改修を行い、改
    修工事の終了後に前記筒型仮締切壁を撤去する仮締切工
    法において、 前記仮締切壁は、周方向に沿って、鉛直方向に分断した
    複数のパネルユニットに分割形成され、 前記水中構造物のフーチング部上にガイド枠を設置し、 各パネルユニットの内面側を、前記ガイド枠に係止する
    ようにして、前記パネルユニットを垂設支持した後に、
    前記パネルユニットの下端側を、前記フーチング部の外
    周に沿った水底地盤中に止水固定し、 かつ、周方向に隣接する前記パネルユニット間に止水パ
    ッキンを介装して、水密性を確保しながら、前記パネル
    ユニットを周方向に連結して前記筒型仮締切壁を形成す
    ることを特徴とする仮締切工法。
  2. 【請求項2】 前記ガイド枠は、前記筒型仮締切壁の内
    面に当接固定される腹起し材が設けられ、前記パネルユ
    ニットを垂設支持する際に、前記腹起し材を前記パネル
    ユニットの係止部と兼用することを特徴とする請求項1
    記載の仮締切工法。
  3. 【請求項3】 前記筒型仮締切壁を形成した後に、前記
    ガイド枠を撤去して、前記腹起し材と前記水中構造物と
    の間に切梁を設置することを特徴とする請求項2記載の
    仮締切工法。
  4. 【請求項4】 前記切梁は、前記水中構造物の補強工中
    に一部が埋設される台座金物を介して、前記水中構造物
    に固定されることを特徴とする請求項3記載の仮締切工
    法。
  5. 【請求項5】 前記パネルユニットを垂設設置する前
    に、前記フーチング部の外周に沿った水底地盤を掘削し
    て、各パネルユニットの下端側が挿入される凹部を形成
    し、前記凹部内にコンクリートを打設することに前記パ
    ネルユニットを止水固定することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項記載の仮締切工法。
  6. 【請求項6】 前記パネルユニットを垂設設置する前
    に、前記フーチング部の外周に沿った水底地盤を掘削し
    て、各パネルユニットの下端側が挿入される凹部を形成
    し、前記凹部内にコンクリートを打設する際に、打設コ
    ンクリート中に各パネルユニットの下端側が挿入される
    凹溝を形成し、前記凹溝内に前記パネルユニットの下端
    側を挿入した状態で、前記凹溝内にベントナイトなどの
    充填材を充填して止水固定することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項記載の仮締切工法。
  7. 【請求項7】 前記パネルユニットは、鋼矢板を連結し
    て、凹凸状に形成されることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項記載の仮締切工法。
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