JP2003231965A - 位相シフトマスクブランク、フォトマスクブランク、並びにそれらの製造装置及び製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクブランク、フォトマスクブランク、並びにそれらの製造装置及び製造方法

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JP2003231965A
JP2003231965A JP2003039014A JP2003039014A JP2003231965A JP 2003231965 A JP2003231965 A JP 2003231965A JP 2003039014 A JP2003039014 A JP 2003039014A JP 2003039014 A JP2003039014 A JP 2003039014A JP 2003231965 A JP2003231965 A JP 2003231965A
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Jun Nozawa
順 野澤
Masaru Mitsui
勝 三井
Hitoshi Otsuka
仁 大塚
Hideaki Mitsui
英明 三ッ井
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半透過膜における露光波長の半分程度より
大きい径であるパーティクルとピンホールの合計数が、
1平方センチあたり0.1個以下である位相シフトマス
クブランクを製造できる製造装置及び製造方法等を提供
する。 【解決手段】 ハーフトーン型位相シフトマスクブラン
ク製造用のDCマグネトロンスパッタ装置において、例
えば、ターゲット面を重力方向に対して下向きに配置
し、全面エロージョンカソードを用い、ターゲット端部
の角の部分5a及びアースシールドの角の部分を曲面加
工(R加工)し、ターゲット端部5b、露出しているバ
ッキングプレート面4b及びアースシールド12の表面
を荒らし、アースシールド12をターゲット面dより上
部(バッキングプレート側)に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にArFエキシマレ
ーザー及びF2エキシマレーザーに適した位相シフトマ
スクブランク、並びに位相シフトマスクブランクの製造
装置及び製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フォトリソグラフィーに要求され
る二つの重要な特性である高解像度化と焦点深度の確保
は相反する関係にあり、露光装置のレンズの高NA化、
短波長化だけでは実用解像度を向上できないことが明ら
かにされた(月刊Semiconductor World 1990.12、応用
物理第60巻第11月号(1991)等)。
【0003】このような状況下、次世代のフォトリソグ
ラフィー技術として位相シフトリソグラフィーが注目を
集めており、一部実用化されている。位相シフトリソグ
ラフィーは、光学系には変更を加えず、マスクだけの変
更で光リソグラフィーの解像度を向上させる方法であ
り、フォトマスクを透過する露光光間に位相差を与える
ことにより透過光相互の干渉を利用して解像度を飛躍的
に向上できるようにしたものである。位相シフトマスク
は、光強度情報と位相情報とを併有するマスクであり、
レベンソン(Levenson)型、補助パターン型、自己整合
型(エッジ強調型)などの各種タイプが知られている。
これらの位相シフトマスクは、光強度情報しか有しない
従来のフォトマスクに比べ、構成が複雑で製造にも高度
の技術を要する。
【0004】この位相シフトマスクの一つとして、いわ
ゆるハーフトーン型位相シフトマスクと称される位相シ
フトマスクが近年開発されている。このハーフトーン型
の位相シフトマスクは、光半透過部が、露光光を実質的
に遮断する遮光機能と、光の位相をシフト(通常は反
転)させる位相シフト機能との二つの機能を兼ね備える
ことになるので、遮光膜パターンと位相シフト膜パター
ンを別々に形成する必要がなく、構成が単純で製造も容
易であるという特徴を有している。
【0005】ハーフトーン型の位相シフトマスクは、図
4に示すように、透明基板100上に形成するマスクパ
ターンを、実質的に露光に寄与する強度の光を透過させ
る光透過部(透明基板露出部)200と、実質的に露光
に寄与しない強度の光を透過させる光半透過部(遮光部
兼位相シフタ部)300とで構成し(同図(a))、か
つ、この光半透過部を透過する光の位相をシフトさせ
て、光半透過部を透過した光の位相が光透過部を透過し
た光の位相に対して実質的に反転した関係になるように
することによって(同図(b))、光半透過部と光透過
部との境界部近傍を通過し回折現象によって互いに相手
の領域に回り込んだ光が互いに打ち消しあうようにし、
境界部における光強度をほぼゼロとし境界部のコントラ
ストすなわち解像度を向上させるものである(同図
(c))。
【0006】上述したハーフトーン型の位相シフトマス
クにおける光半透過部(位相シフト層)は、光透過率及
び位相シフト量の双方について、要求される最適な値を
有している必要がある。具体的には、(1)KrF、A
rF、F2エキシマレーザー等の露光波長において透過
率を3から20%の範囲で調整可能であること、(2)
前記露光波長において通常は180°近傍の値に位相角
が調整可能であること、(3)検査波長である257n
m、266nm、364nm、488nm等の波長にお
いて通常は65%以下の検査可能な透過率を有している
こと、が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、ディ
バイス等のさらなる微細加工化が要求されており、その
ために使用する露光波長の短波長化が進んでいる。その
一方で、マスクブランクス上に付着するパーティクルや
マスクに形成されるピンポールの影響がますます問題視
されるようになってきた。即ち、例えば成膜装置内にお
いて成膜中にアークが発生する等の原因により、粒径約
1ミクロン以下のパーティクルが、1平方センチあたり
0.05から0.5個程度の割合で光半透過膜に混入す
る場合がある。また、ターゲット表面に微小な溝や穴が
存在した場合には、粒径約数ミクロン以下のパーティク
ルが、光半透過膜に混入する場合がある。ピンホール
は、光半透過膜に混入したパーティクルが、洗浄工程に
おいて抜け落ちることにより発生するため、ピンホール
の少ないマスクブランクスを作製するためには光半透過
膜形成中におけるパーティクルの数を少なくする必要が
ある。ところが、露光波長として比較的長い波長を用い
ていた従来のi線、KrFエキシマレーザー用マスクブ
ランクスでは、上記のようなパーティクルやピンホール
が多く、従来より微細なパターンを形成する一部のKr
F用フォトマスクブランクや、ArF、F2エキシマレ
ーザーなどの短波長用のマスクブランクスには適用でき
ないという問題点があった。露光波長の短波長化にとも
ない、マスクブランクスに要求されるパーティクルやピ
ンホールの特性はますます厳しくなっており、ArF、
2エキシマレーザーなどの短波長用のマスクブランク
スにおいては、露光波長の半分程度より大きい径である
パーティクルやピンホールの数を極力低減することが実
用化のために必要である。
【0008】本発明は上述した背景の下になされたもの
でり、露光波長と略同等の大きさの径よりも大きい径の
パーティクルやピンホールの数を極力低減した位相シフ
トマスクブランク等の提供を第一の目的とする。また、
露光波長と略同等の大きさの径よりも大きい径のパーテ
ィクルやピンホールの数を極力低減した位相シフトマス
クブランクを製造できる製造装置及び製造方法等の提供
を第二の目的とする。さらに、本発明は、パーティクル
やピンホールの数を極力低減したフォトマスクブランク
等の提供を第三の目的とする。また、パーティクルやピ
ンホールの数を極力低減したフォトマスクブランクを製
造できる製造装置及び製造方法等の提供を第四の目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有する。
【0010】(構成1) 透明基板上に、パターンを形
成するための薄膜を有するフォトマスクブランクの製造
方法であって、前記薄膜をスパッタ成膜する際に、ター
ゲット面を重力方向に対し下向きとし基板表面を上向き
とし、かつ、前記基板の周縁部が成膜されないように遮
蔽することを特徴とするフォトマスクブランクの製造方
法。特に、透明基板上に、光半透過膜を有するハーフト
ーン型位相シフトマスクブランクの製造方法であって、
前記光半透過膜をスパッタ成膜する際に、ターゲット面
を重力方向に対し下向きとし基板表面を上向きとし、か
つ、前記基板の周縁部が成膜されないように遮蔽するこ
とを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクブラン
クの製造方法。
【0011】(構成2) 透明基板上に、パターンを形
成するための薄膜を有するフォトマスクブランクの製造
方法であって、前記薄膜は、真空槽の内部に、スパッタ
リングターゲットと、ターゲットを装着するマグネトロ
ンカソードと、前記ターゲットに対向して配置された基
板ホルダと、真空槽内壁に設置されたシールドとを少な
くとも有するDCマグネトロンスパッタ装置であって、
ターゲット面は重力方向に対して下向きに配置され、タ
ーゲット上のスパッタされない領域及びシールド面への
成膜を低減する機構を有する装置を用いて製造したこと
を特徴とするフォトマスクブランクの製造方法。
【0012】(構成3) 前記ターゲット上のスパッタ
されない領域への成膜を低減する機構が、マグネトロン
カソードとして全面エロージョンカソードを用いる機
構、ターゲット上のスパッタされない領域を遮蔽する機
構、又はターゲット上のスパッタされない部分の表面が
粗れている機構であることを特徴とする請求項2に記載
の製造方法。
【0013】(構成4) 前記ターゲット上のスパッタ
されない領域への成膜を低減する機構が、さらに、ター
ゲットにおける角部を曲面にし、ターゲット端面が粗れ
ている機構を備えることを特徴とする請求項3に記載の
製造方法。
【0014】(構成5) 前記シールド面への成膜を低
減する機構が、シールドを一定温度に保ち、かつ、少な
くともターゲット近くのシールド位置において下記式
(i)における相対膜形成速度tが、基板上の位置にお
ける値よりも大きくならないようにシールドの形状が設
計された機構であることを特徴とする請求項2記載の製
造方法。 t=cosθ1×Sin(θ1−θ2)/r2 (i) (式(i)中、rはターゲット中心とシールド位置との
距離、θ1はターゲット中心とシールド位置を結ぶ線の
ターゲット面の法線に対する角度、θ2はターゲット面
の法線に対するシールド面の角度、tはrとθ1で定義
されるシールド位置における相対的な膜形成速度であ
る。)
【0015】(構成6) 前記シールド面への成膜を低
減する機構が、さらに、シールドにおける角部を曲面と
し、シールド表面が粗れており、かつ、アースシールド
をターゲット面より上部に配置したことを特徴とする請
求項5記載の製造方法。
【0016】(構成7) ターゲットを装着するバッキ
ングプレートを有し、該バッキングプレート面が粗れて
いる請求項2〜6から選ばれる一項に記載の製造方法。
【0017】(構成8) 基板の周辺部が成膜されない
ような遮蔽板を備えることを特徴とする請求項2〜7か
ら選ばれる一項に記載の製造方法。
【0018】(構成9) 請求項1〜8から選ばれる一
項に記載の製造方法を用いて製造されたことを特徴とす
るフォトマスクブランク。
【0019】(構成10) 透明基板上に、パターンを
形成するための薄膜を有するフォトマスクブランクであ
って、前記ブランクをマスクとしたときに使用する露光
波長と略同等の大きさの径よりも大きい径のパーティク
ルとピンホールの合計が、1平方センチあたり0.1個
以下であることを特徴とするフォトマスクブランク。
【0020】(構成11) 透明基板上に、パターンを
形成するための薄膜を有するフォトマスクブランクであ
って、前記ブランクをマスクとしたときに使用する露光
波長が中心波長が193nm又はそれより短い波長であ
り、0.2μmよりも大きい径のパーティクルとピンホ
ールの合計が、1平方センチあたり0.1個以下である
ことを特徴とするフォトマスクブランク。
【0021】(構成12) 前記パターンを形成するた
めの薄膜が光半透過膜であり、前記フォトマスクブラン
クがハーフトーン型位相シフトマスクブランクであるこ
とを特徴とする請求項10又は11に記載のフォトマス
クブランク。
【0022】(構成13) 請求項1〜8から選ばれる
一項に記載の製造方法を実施するための、フォトマスク
ブランクの製造装置。
【0023】(構成14) 請求項9〜12から選ばれ
る一項に記載のフォトマスクブランクにおける薄膜にパ
ターニングを施して製造されたフォトマスク。
【0024】(構成15) 請求項14に記載のフォト
マスクを用いてパターン転写を行うことを特徴とするパ
ターン転写方法。
【0025】
【作用】上記構成1では、ターゲット面を重力方向に対
し下向きとすると必然的に基板表面は上向きとなり、基
板表面の全面及び基板側面に膜が形成されてしまうが、
構成1のように基板の周縁部が成膜されないように遮蔽
することによって、光半透過膜形成後にハンドリングや
洗浄による膜剥がれが原因となって発生するパーティク
ルを著しく低減でき、マスクの歩留まりが著しく向上す
る。これらのことは、ArF、F2エキシマレーザーな
どの短波長用の位相シフトマスクについて特に必要であ
る。
【0026】上記構成2〜6によれば、ターゲット面、
シールド面(アースシールドを含む)あるいはターゲッ
トとアースシールドとの隙間からのパーティクル発生を
確実に防止できる。なお、構成2〜6に記載の各対策は
単独でも効果はあるが、すべてを組み合わせることでタ
ーゲット面、シールド面(アースシールドを含む)ある
いはターゲットとアースシールドとの隙間からのパーテ
ィクル発生を確実に防止できる。
【0027】上記構成7によれば、バッキングプレート
部分からのパーティクル発生を確実に防止できる。
【0028】上記構成8によれば、基板の周縁部が成膜
されないように遮蔽板によって基板周縁部を遮蔽するこ
とによって、光半透過膜形成後にハンドリングや洗浄に
よる膜剥がれが原因となって発生するパーティクルを著
しく低減でき、マスクの歩留まりが著しく向上する。こ
れらのことは、ArF、F2エキシマレーザーなどの短
波長用の位相シフトマスクについて特に必要である。
【0029】上記構成9によれば、低欠陥のフォトマス
クブランクを得ることができる。
【0030】上記構成10によれば、ブランクをマスク
としたときに使用する露光波長と略同等の大きさの径よ
りも大きい径のパーティクルとピンホールの合計数が、
1平方センチあたり0.1個以下であるので、ArF、
2エキシマレーザーなどの短波長用のフォトマスクの
実用化が実現できる。0.1個を超えるとArF、F 2
エキシマレーザーなどの短波長用のフォトマスクの実用
化は困難である。なお、KrFエキシマレーザー用の場
合は、現状においても実用可能であるが、パーティクル
やピンホールの数をさらに低減することが好ましいの
で、構成10記載の発明は、KrFエキシマレーザー用
フォトマスクブランク、特に従来より微細なパターンを
形成する一部のKrF用フォトマスクブランクについて
も適用可能である。また、一般のフォトマスクブランク
についても、パーティクルやピンホールの数をさらに低
減することが好ましいので、適用可能である。ここで、
略同等とは、波長±20%を含む。なお、露光波長の半
分程度の大きさの径より大きい径のパーティクルとピン
ホールの合計数が、1平方センチあたり0.1個以内で
あることが望ましい。ここで、半分程度とは、1/2波
長±20%を含む。
【0031】上記構成11によれば、マスクとしたとき
に使用する露光波長が中心波長が193nm又はそれよ
り短い波長であり、0.2μmよりも大きい径のパーテ
ィクルとピンホールの合計が、1平方センチあたり0.
1個以下であるので、ArF、F2エキシマレーザなど
の短波長用のフォトマスクの実用化が実現できる。な
お、好ましくは、0.15μmよよりも大きい径、さら
に好ましくは0.1μmよりも大きい径のパーティクル
とピンホールの合計が1平方センチあたり0.1個以下
とすることが望ましいが、その実現は欠陥検査装置の感
度の限界によるものであり、より小さい径のパーティク
ルとピンホールを検出するためには、より高感度の欠陥
検査装置が必要である。
【0032】上記構成12によれば、従来より微細なパ
ターンを形成する一部のKrFエキシマレーザー用や、
ArF、F2エキシマレーザーなどの短波長用のハーフ
トーン型位相シフトマスクの実用化が実現できる。
【0033】上記構成13によれば、低欠陥のフォトマ
スクブランクの製造が可能となる。
【0034】上記構成14によれば、低欠陥のフォトマ
スクを得ることができ、従来より微細なパターンを形成
する一部のKrFエキシマレーザー用、ArF、F2
キシマレーザーなどの短波長用のフォトマスクの実用化
が実現できる。
【0035】上記構成15によれば、低欠陥のフォトマ
スクを用い、KrFエキシマレーザー、ArF、F2
キシマレーザーなどの短波長の露光波長を用いて微細パ
ターン加工が実現できる。
【0036】以下本発明を詳細に説明する。
【0037】上述した目的を達成するために、研究を進
めた結果、以下のことがわかった。スパッタリング中に
おける光半透過膜へのパーティクル混入は、真空槽内に
付着した膜剥がれが原因となっている場合がある。膜剥
れが原因となって発生するパーティクルは、ターゲット
表面のスパッタリングされない部分、ターゲットと電気
的に接地された真空槽内壁(アースシールド)との隙
間、真空槽内壁に設置された取り外し可能な膜付着防止
部品(シールド)などから発生する。
【0038】ターゲット表面のスパッタリングされない
部分からのパーティクル発生を防止するためには、(対
策1)全面エロージョンカソード等を用いてターゲット
上のスパッタリングされない部分の面積を小さくするこ
と、あるいは、(対策2)ターゲット表面のスパッタリ
ングされない部分(非エロージョン部分)を遮蔽部材等
で遮蔽すること、(対策3)ターゲット表面のスパッタ
されない部分(非エロージョン部分)をブラスト処理
(機械的・物理的に表面を粗らす処理)などによりに粗
らすことが有効である。
【0039】以下、図1及び図2を参照して説明する
が、これらの図面は対策を施す位置等の説明を容易にす
るための図であって、本発明の装置はこれらの図面の形
態(例えば各部の形状や位置関係(距離))に限定され
るものではない。ターゲット5とアースシールド12と
の隙間13からのパーティクル発生は全面エロージョン
カソードを用い、ターゲット端部を遮蔽部材等で遮蔽し
ない場合において問題となる。この部分からのパーティ
クル発生を防止するためには、(対策4)ターゲット端
部の角5aの部分を曲面加工(R加工)することや、
(対策5)ターゲット端部5bをブラスト処理等の方法
を用いて粗らすこと、(対策6)露出しているバッキン
グプレート面4a,4bをブラスト処理等の方法を用い
て粗らすこと、(対策7)アースシールドの角12aを
R加工すること、(対策8)アースシールド12の表面
をブラスト処理等の方法により粗らすこと、(対策9)
アースシールド12をターゲット面dより上部(バッキ
ングプレート4側)に配置すること、が有効である。
【0040】シールド部分からのパーティクル発生を防
止するためには、以下で説明するように、(対策10)
シールド形状を改善すること、が有効である。真空槽内
に配置されたシールドに付着する膜の形成速度tは本発
明者が考え出した式(i)で定性的に表すことができ
る。 t=cosθ1×Sin(θ1−θ2)/r2 (i) ここで、式(i)における各変数を図1を参照して説明
すると、rはターゲット中心aとシールド位置cとの距
離、θ1はターゲット中心aとシールド位置cを結ぶ線
のターゲット面の法線eに対する角度、θ2はターゲッ
ト面の法線eに対するシールド面11の角度、tはrと
θ1で定義されるシールド位置cにおける相対的な膜形
成速度である。なお、図1ではシールド11が板状であ
るが、シールド11は板状でもブロック状でもかまわな
い。また、シールド11とアースシールド12は電気的
に絶縁され、アースシールド12をアースし、シールド
11に電圧をかけてもよい。ターゲット5近傍(rの値
が光半透過膜を形成する透明基板までの距離より小さい
領域)のシールド位置cにおいて、式(i)における相
対膜形成速度tが、基板上の位置における値より大きく
ならないように、シールド11の形状を設計することが
パーティクル発生の防止に有効である。上記の条件を満
たすためには、膜が多く付着する(θ1が小さい)シー
ルド位置cとターゲット5との距離を十分に離す(rを
大きくする)こと(すなわちターゲット付近のシールド
11をターゲットから遠ざけること)、ターゲット5近
傍の(rが小さい)シールド位置におけるシールド面は
ターゲット面dに対する角度θ3を小さくすること(θ2
を大きくしθ1に近づける)(すなわちターゲット近傍
のシールド面をターゲット面dに水平にすること)が必
要である。
【0041】シールド部分からのパーティクル発生を防
止するためには、(対策11)シールド上において膜が
付着する部分からは鋭利な角部の排除(R加工)や鋭利
なネジを排除すること、(対策12)ブラスト処理等に
よりシールド表面を粗らすことも、パーティクル発生の
防止に有効である。その他、(対策13)加熱等により
膜が付着するシールドを一定温度に保持することも、シ
ールドからのパーティクル発生を減少させる手段として
有効である。ここで、ターゲット近傍のシールド(アー
スシールドを含む)はターゲット上で発生しているプラ
ズマやターゲットからのスパッタ粒子により加熱され
る。成膜の開始、終了を繰り返すと、シールド上の温度
が変化するため、シールドに付着した膜の応力が温度変
化によって変化する。シールド上の膜応力が変化する
と、ひび割れや剥離を生じるため、光半透過膜にパーテ
ィクルが混入する。シールドを一定温度に保持すること
により、膜の応力も一定に保たれるため、シールドから
のパーティクル発生が減少する。シールドの最適な温度
は、シールドの材質や膜の種類により変化するが、本発
明の場合100℃から160℃にシールドの温度を制御
することで、光半透過膜に混入するパーティクルの数を
減少させることができる。
【0042】ターゲット面が上を向いていると、ターゲ
ット面上にパーティクル等が付着し、これが原因で異常
放電を起こし、異常放電によってターゲット面に微小な
溝や穴ができ異常放電を繰り返す。ターゲット面上に付
着したパーティクル等や微小な溝や穴に付着した膜は、
ターゲット近傍のプラズマにより加熱され、蒸発や破裂
を起こし、光半透過膜にパーティクルや不純物が混入す
る。これに対し、ターゲット面が下を向いていると、タ
ーゲット面上にパーティクル等が付着しにくく、したが
って異常放電が起きにくい。このため、パーティクルの
少ない光半透過膜を形成するためには、ターゲット面が
下を向いているスパッタダウン方式が好ましい。
【0043】その他、光半透過膜形成後に発生するパー
ティクルとして、ハンドリングや洗浄による膜剥がれが
原因となる場合がある。これを防止するためには、図2
のように(対策15)成膜前後において透明基板6を保
持する部分6aを遮蔽するに遮蔽板等を設け、この部分
に光半透過膜を形成しない方法がある。なお、遮蔽板
は、基板ホルダーに基板を装着する際には、基板の装着
を妨げぬ位置まで退避でき、基板ホルダーに基板を装着
後には、基板の成膜面と遮蔽板との隙間(クリアラン
ス)を高精度(例えば0.1mm程度の精度)で調整で
きるように、可動式とすることが好ましい。
【0044】上記では、光半透過膜を形成するスパッタ
リング装置内のパーティクル発生防止対策を主に説明し
たが、(対策16)スパッタリング装置に透明基板を導
入するまでのハンドリングをパーティクル発生の少ない
機構にて自動化することや、基板導入部分の雰囲気を無
塵状態にすることは、パーティクル発生対策に必要不可
欠である。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例についてさらに詳細に
説明する。図3に示すようなDCマグネトロンスパッタ
リング装置を用い、表1に示すパーティクル対策の組合
せを表2に示すように変えて、ArFエキシマレーザー
(193nm)用ハーフトーン型位相シフトマスクブラ
ンクスを作製した。具体的には、モリブデン(Mo)と
シリコン(Si)との混合ターゲット(Mo:Si=
8:92mol%)を用い、アルゴン(Ar)と窒素
(N2)との混合ガス雰囲気(Ar:N2=10%:90
%、圧力:0.1Pa)で、反応性スパッタリング(D
Cスパッタリング)により、透明基板上に窒化されたモ
リブデン及びシリコン(MoSiN)の薄膜(膜厚約6
70オンク゛ストローム)を形成して、ArFエキシマレーザー
(波長193nm)用位相シフトマスクブランク(膜組
成:Mo:Si:N=7:45:48)を得た。
【0046】ここで、図3に示すDCマグネトロンスパ
ッタ装置は真空槽1を有しており、この真空槽1の内部
にマグネトロンカソード2及び基板ホルダ3が配置され
ている。マグネトロンカソード2にはバッキングプレー
ト4に接着されたスパッタリングターゲット5が装着さ
れている。実施例では、バッキングプレート4に無酸素
鋼を用い、スパッタリングターゲット5とバッキングプ
レート4の接着にはインジウムを用いている。バッキン
グプレート4は水冷機構により直接または間接的に冷却
されている。マグネトロンカソード2とバッキングプレ
ート4及びスパッタリングターゲット5は電気的に結合
されている。基板ホルダ3には透明基板6が装着されて
いる。真空槽1は排気口7を介して真空ポンプにより排
気されている。真空槽内の雰囲気が形成する膜の特性に
影響しない真空度まで達した後、ガス導入口8から窒素
を含む混合ガスを導入し、DC電源9を用いてマグネト
ロンカソード2に負電圧を加え、スパッタリングを行
う。DC電源9はアーク検出機能を持ち、スパッタリン
グ中の放電状態を監視できる。真空槽1内部の圧力は圧
力計10によって測定されている。透明基板上に形成す
る光半透過膜の透過率は、ガス導入口8から導入するガ
スの種類及び混合比により調整する。混合ガスがアルゴ
ンと窒素である場合には、窒素の比率を大きくすること
で、透過率が上昇する。窒素の比率を調整するだけでは
所望の透過率が得られない場合、窒素を含む混合ガスに
酸素を添加することで、さらに透過率を上昇させること
が可能である。光半透過膜の位相角はスパッタリング時
間により調整し、露光波長における位相角が約180°
に調整した。実施例においては、図2に示すように、透
明基板6におけるスパッタリングターゲット5に向いた
成膜面の端から約2mmの範囲を遮蔽板14で覆うこと
により、保持部分6aに光半透過膜20が形成されない
ようにした。なお、図2における保持部分6aには部位
を説明するためクロス斜線を付けてあるが、この保持部
分6aには当然光半透過膜は形成されていない。
【0047】評価 上記で得られた位相シフトマスクブランクス(サイズ:
152mm角)における174.2cm2の領域につい
て、成膜後における0.2μm以上のパーティクル数及
び0.2μm以上のピンホール数と、洗浄後における
0.2μm以上のパーティクル数及び0.2μm以上の
ピンホール数と、を欠陥検査装置(KLA−Teuco
r社製:KT−353UV)を用いて調べた。その結果
を表2に示す。
【0048】
【表1】
【表2】
【0049】表2から、スパッタダウン方式(対策1
4)、シールド面への成膜を低減する機構として、対策
8、12、14、13、7、11、9、10を、ターゲ
ット上のスパッタされない領域への成膜を低減する機構
として対策1を施した装置を用いた場合、洗浄後のパー
ティクル及びピンホールが二桁となり飛躍的に低減して
いることがわかる。なお、シールド面への成膜を低減す
る機構のうち、対策10と13は、非常に効果的であ
る。また、上記対策に、さらに対策4、5、6を加える
と、さらに欠陥数は低減する。そして、さらに、対策1
5を施すと、さらに欠陥数は低減する。対策15の基板
周辺の遮断に関しては、基板のハンドリング時に発生す
る欠陥発生を防止できるため、非常に効果的である。そ
して、対策2,3を除くすべての対策(1、4〜16)
を施した場合、露光波長(193nm)と略同等より大
きい径(0.2μm以上)であるパーティクルとピンホ
ールの合計数が、1平方センチあたり0.1個以下であ
るArF用ハーフトーン型位相シフトマスクブランクが
得られることがわかる。また、各対策個々についても、
パーティクルやピンホール数が減少していることから効
果があることがわかる。なお、ターゲット面が上向きで
あるインライン型のスパッタ装置で成膜した従来のi
線、KrFエキシマレーザー用マスクブランクスでは、
上記のようなパーティクルやピンホールが多く、Ar
F、F2エキシマレーザーなどの短波長用のマスクブラ
ンクスには適用できないことを確認した。
【0050】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、上記実施例では光半透過膜を有するハーフ
トーン型位相シフトマスクブランクスについて本発明の
方法及び装置を適用したが、本発明はこれに限定され
ず、例えばクロムやクロム化合物からなる遮光膜を有す
るフォトマスクブランクについて本発明の方法及び装置
を適用してもよい。また、光半透過膜を構成する金属と
してモリブデンを用いたが、これに限定されず、ジルコ
ニウム、チタン、バナジウム、ニオブ、タンタル、タン
グステン、ニッケル、パラジウムなどを用いることがで
きる。また、金属とシリコンとを含むターゲットとし
て、モリブデンとシリコンからなるターゲットを用いた
が、これに限定されない。金属とシリコンとを含むター
ゲットにおいて、モリブデンは上記金属の中で特に、透
過率の制御性と金属とケイ素を含有するスパッタリング
ターゲットを用いた場合夕一ゲット密度が大きく、膜中
のパーティクルを少なくすることができるという点にお
いて優れている。チタン、バナジウム、ニオブはアルカ
リ溶液に対する耐久性に優れているが、ターゲット密度
においてモリブデンに若干劣っている。タンタルはアル
カリ溶液に対する耐久性及びタ一ゲット密度において優
れているが、透過率の制御性においてモリブデンに若干
劣っている。タングステンはモリブデンとよく似た性質
を持っているが、スパッタリング時の放電特性において
モリブデンより若干劣っている。ニッケルとパラジウム
は、光学特性、及びアルカリ溶液に対する耐久性の面で
は優れているが、ドライエッチングがやや困難である。
ジルコニウムは、アルカリ溶液に対する耐久性に優れて
いるが、ターゲット密度においてモリブデンに劣ってお
り、かつドライエッチングがやや困難である。これらの
ことを考慮すると現在のところモリブデンが最も好まし
い。窒化されたモリブデン及びシリコン(MoSiN)
の薄膜(光半透過膜)は、耐酸性や耐アルカリ性などの
耐薬品性に優れる点でも、モリブデンが好ましい。
【0051】また、成膜時の放電安定性を確保しつつ位
相シフトマスクとしての諸特性を満足する組成の薄膜を
得るためには、70〜95mol%のシリコンと、金属
とを含んだターゲットを、窒素を含む雰囲気中でDCマ
グネトロンスパッタリングすることにより、窒素、金属
及びシリコンとを含む光半透過膜を形成することが好ま
しい。これは、ターゲット中のシリコン含有量が95m
ol%より多いと、DCスパッタリングにおいては、タ
ーゲット表面上(エロージョン部)に電圧をかけにくく
なる(電気が通りにくくなる)ため、放電が不安定とな
り、また70mol%より少ないと、高光透過率の光半
透過部を構成する膜が得られないからである。また、窒
素ガスとDCスパッタリングとの組合せによって、放電
安定性はさらに向上するからである。なお、成膜時の放
電安定性は膜質にも影響し、放電安定性に優れると良好
な膜質の光半透過膜が得られる。さらに、本発明の製造
装置及び製造方法においては、透明基板とターゲットと
をある角度で対向させ、基板を自転させて、斜めスパッ
タにより成膜する構成とすることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位相シフト
マスクブランクによれば、光半透過膜における露光波長
と略同等の大きさの径よりも大きい径(特に0.2μm
よりも大きい径)のパーティクルとピンホールの合計数
が、1平方センチあたり0.1個以下であるので、Ar
F、F2エキシマレーザーなどの短波長用の位相シフト
マスクの実用化が実現できる。また、本発明の位相シフ
トマスクブランクの製造装置及び製造方法によれば、光
半透過膜における露光波長と略同等の大きさの径よりも
大きい径(特に0.2μmよりも大きい径)のパーティ
クルとピンホールの合計数が、1平方センチあたり0.
1個以下である位相シフトマスクブランクを製造でき
る。さらに、本発明によれば、パーティクルやピンホー
ルの数を極力低減したフォトマスクブランクを提供でき
る。また、パーティクルやピンホールの数を極力低減し
たフォトマスクブランクを製造できる製造装置及び製造
方法等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DCマグネトロンスパッタリング装置における
本発明の対策箇所等を説明するための要部の模式図であ
る。
【図2】DCマグネトロンスパッタリング装置における
本発明の対策箇所等を説明するための要部の模式図であ
る。
【図3】実施例で使用したDCマグネトロンスパッタリ
ング装置の模式図である。
【図4】ハーフトーン型位相シフトマスクの転写原理を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 真空槽 2 マグネトロンカソード 3 基板ホルダ 4 バッキングプレート 5 スパッタリングターゲット 6 透明基板 6a 透明基板を保持する部分 7 排気口 8 ガス導入口 9 DC電源 10 圧力計10 11 シールド 12 アースシールド 13 ターゲットとアースシールドとの隙間 14 遮蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502P (72)発明者 大塚 仁 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 HO YA株式会社内 (72)発明者 三ッ井 英明 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 HO YA株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BA01 BB03 BB25 BB30 BC26 4K029 DA10 DC01 DC20 DC21 DC34 DC39 EA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、パターンを形成するため
    の薄膜を有するフォトマスクブランクの製造方法であっ
    て、 前記薄膜は、真空槽の内部に、スパッタリングターゲッ
    トと、ターゲットを装着するマグネトロンカソードと、
    前記ターゲットに対向して配置された基板ホルダと、真
    空槽内壁に設置されたシールドとを少なくとも有するD
    Cマグネトロンスパッタ装置であって、 ターゲット面は重力方向に対して下向きに配置され、 ターゲット上のスパッタされない領域及びシールド面へ
    の成膜を低減する機構を有する装置を用いて製造したこ
    とを特徴とするフォトマスクブランクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット上のスパッタされない領
    域への成膜を低減する機構が、マグネトロンカソードと
    して全面エロージョンカソードを用いる機構、ターゲッ
    ト上のスパッタされない領域を遮蔽する機構、又はター
    ゲット上のスパッタされない部分の表面が粗れている機
    構であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ターゲット上のスパッタされない領
    域への成膜を低減する機構が、さらに、ターゲットにお
    ける角部を曲面にし、ターゲット端面が粗れている機構
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シールド面への成膜を低減する機構
    が、シールドを一定温度に保ち、かつ、少なくともター
    ゲット近くのシールド位置において下記式(i)におけ
    る相対膜形成速度tが、基板上の位置における値よりも
    大きくならないようにシールドの形状が設計された機構
    であることを特徴とする請求項1記載の製造方法。 t=cosθ1×Sin(θ1−θ2)/r2 (i) (式(i)中、rはターゲット中心とシールド位置との
    距離、θ1はターゲット中心とシールド位置を結ぶ線の
    ターゲット面の法線に対する角度、θ2はターゲット面
    の法線に対するシールド面の角度、tはrとθ1で定義
    されるシールド位置における相対的な膜形成速度であ
    る。)
  5. 【請求項5】 前記シールド面への成膜を低減する機構
    が、さらに、シールドにおける角部を曲面とし、シール
    ド表面が粗れており、かつ、アースシールドをターゲッ
    ト面より上部に配置したことを特徴とする請求項4記載
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 ターゲットを装着するバッキングプレー
    トを有し、該バッキングプレート面が粗れている請求項
    1〜5から選ばれる一項に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板の周辺部が成膜されないような遮蔽
    板を備えることを特徴とする請求項1〜6から選ばれる
    一項に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7から選ばれる一項に記載の
    製造方法を用いて製造されたことを特徴とするフォトマ
    スクブランク。
  9. 【請求項9】 前記フォトマスクブランクがハーフトー
    ン型位相シフトマスクブランクであることを特徴とする
    請求項8に記載のフォトマスクブランク。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7から選ばれる一項に記載
    の製造方法を実施するための、フォトマスクブランクの
    製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9に記載のフォトマスク
    ブランクにおける薄膜にパターニングを施して製造され
    たフォトマスク。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のフォトマスクを用
    いてパターン転写を行うことを特徴とするパターン転写
    方法。
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