JP2003231643A - 抗変異原性剤 - Google Patents

抗変異原性剤

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JP2003231643A JP2002236381A JP2002236381A JP2003231643A JP 2003231643 A JP2003231643 A JP 2003231643A JP 2002236381 A JP2002236381 A JP 2002236381A JP 2002236381 A JP2002236381 A JP 2002236381A JP 2003231643 A JP2003231643 A JP 2003231643A
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三雄 宮澤
Fukuzo Kubo
福造 久保
Hiroyuki Kubo
博幸 久保
Akikazu Oshima
映和 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、変異原の活性を抑制できる新
規な抗変異原性剤を提供することであり、詳しくは、食
品として使用できる成分を原料とした、安全性が高く、
しかも変異原に対する優れた抑制作用を有する新規な抗
変異原性剤、並びに該抗変異原性剤からなる食品添加剤
及び化粧品添加剤を提供することである。 【解決手段】米糠及び玄米からなる群から選ばれた少な
くとも一種からの抽出物を有効成分とする抗変異原性剤
等に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米糠、玄米から得
られる抽出物を有効成分とする抗変異原性剤、並びに該
抗変異原性剤からなる食品添加剤及び化粧品添加剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、癌にならないための予防措置の重
要性が広く叫ばれており、発癌の原因となる変異原性物
質に関する研究も数多くなされている。例えば、さんま
を食塩で処理することによって、さんま中に存在するメ
チオニンから生成される物質である、2−クロロ−4−
メチルチオ酪酸(CMBA)に変異原性があることが報
告されている。(Chen,W., et al., Nature, 374, 599
(1995);Chen,W., et al., Chem. Res. Toxicol., 9, 58
-66 (1996))。さらに、動物実験の結果によると、CM
BAが胃癌の原因となる可能性もあることも示されてい
る(Weisburger,J.H., et al., J. Natl. Cancer Ins
t., 64, 163-167 (1980);Furihata,C. et al., Cance L
ett., 108, 129-135 (1996))。
【0003】この様に、さんまなどの魚類の成分に変異
原性を有するもととなる物質があるということは、魚類
を多食する日本人にとっては重大な問題である。その
他、食品を含む各種の生活環境中には、変異原性を有す
る物質が数多く存在している。
【0004】このため、癌の発症の予防措置として、変
異原性を有する物質の活性を抑制できる物質の重要性が
大きくなっているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
変異原の活性を抑制できる新規な抗変異原性剤を提供す
ることである。詳しくは、食品として使用できる成分を
原料とした、安全性が高く、しかも変異原に対する優れ
た抑制作用を有する新規な抗変異原性剤、並びに該抗変
異原性剤からなる食品添加剤及び化粧品添加剤を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、米糠又は玄米の
抽出物が変異原に対する優れた抑制作用を有することを
見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、下記の抗変異原性剤を提
供することである。
【0008】項1. 米糠及び玄米からなる群から選ば
れた少なくとも一種からの抽出物を有効成分とする抗変
異原性剤。
【0009】項2. 米糠及び玄米が、有色素米の米糠
及び玄米である項1に記載の抗変異原性剤。
【0010】項3. 抽出物が、水及び極性有機溶媒か
らなる群から選ばれた少なくとも一種の抽出溶媒を用い
て抽出されたものである項1又は2に記載の抗変異原性
剤。
【0011】項4. 抽出溶媒が、水、アルコール、又
は水とアルコールの混合溶媒である項3に記載の抗変異
原性剤。
【0012】項5. 抽出物が一般式(I):
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R1は水素原子又は低級アルキル
基、R2は水素原子又は低級アルキル基、R3は水素原子
又は低級アルキル基を表す)で示される化合物又はその
塩を含む抽出物である項1〜4のいずれかに記載の抗変
異原性剤。
【0015】項6. 一般式(I):
【0016】
【化4】
【0017】(式中、R1は水素原子又は低級アルキル
基、R2は水素原子又は低級アルキル基、R3は水素原子
又は低級アルキル基を表す)で示される化合物又はその
塩を有効成分として含む抗変異原性剤。
【0018】項7. バニリン酸、バニリン酸メチルエ
ステル、バニリン酸エチルエステル、プロトカテク酸、
プロトカテク酸メチルエステル、プロトカテク酸エチル
エステル、ベラトルム酸、ベラトルム酸メチルエステ
ル、及びベラトルム酸エチルエステルからなる群から選
ばれる少なくとも1種を有効成分として含む抗変異原性
剤。
【0019】項8. 項1〜7のいずれかに記載の抗変
異原性剤からなる食品添加剤。
【0020】項9. 項1〜7のいずれかに記載の抗変
異原性剤からなる化粧品用添加剤。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の抗変異原性組成物は、米
糠及び玄米からなる群から選ばれた少なくとも一種から
の抽出物を有効成分とするものである。A.米糠及び玄米 本願において、米糠及び玄米の原料となる米としては、
イネ科に属するものであれば、白米等のいわゆる現代米
のみならず、糠層にアントシアニン系の紫色色素或いは
タンニン系の赤色色素を有する黒米、赤米等と称される
有色素米も用いることができる。特に、本発明において
は、抽出成分の活性の強さなどから、赤米や黒米等の有
色素米が好ましく用いられる。
【0022】また、米糠とは、イネ科に属するイネの種
子から採取されたもみを通常乾燥した後、いわゆるもみ
すりして玄米とした後、搗米する際に生じる果皮、種
皮、外胚乳等の粉砕物をいう。この際、粉砕の程度につ
いては、特に限定はないが、例えば、玄米の15重量%
程度までを粉砕物としたものを用いることができ、玄米
の10重量%程度までを粉砕物としたものが好ましい。
【0023】米糠については、そのまま抽出に供するこ
とができるが、搗精後に得られた糠を乾燥し、更に、よ
り細かく粉砕した後、抽出に供してもよい。
【0024】玄米については、乾燥した後、粉砕するこ
となく使用できるが、通常、粉状にして抽出に供され
る。また、粉末にした後、更に乾燥して抽出に供した
り、水中で粉砕してスラリー状にして抽出に供すること
もできる。B.抽出方法 米糠と玄米は、何れか一方又は両方を混合したものを抽
出に供することができる。
【0025】抽出溶媒としては、特に限定的ではなく、
例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール類、1,3−ブチレングリコー
ル、グリセリン、プロピレングリコール等のグリコール
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等の極性有
機溶媒、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の
無極性有機溶媒等や水等を用いることができる。これら
の抽出溶媒は、一種単独又は二種以上混合して用いるこ
とができる。これらの内で、水及び極性有機溶媒からな
る群から選ばれた少なくとも一種の溶媒は、優れた抗変
異原性活性を有する抽出物を効率よく得ることができる
点で好ましい。特に、メタノール、エタノール等のアル
コール又は水を単独で用いるか、或いは、水とアルコー
ルとの混合溶液を用いる場合には、取り扱いが容易であ
り、しかも優れた活性を有する抽出物を得ることができ
る点で好ましい。この場合、特に抽出物を食品添加物等
の経口摂取する用途で用いる場合には、アルコールとし
ては、エタノールを用いることが好ましい。
【0026】溶媒を混合して用いる場合には、各溶媒の
混合比は、溶媒の種類に応じて適宜調整すればよいが、
例えば、水とアルコールとの混合溶液として用いる場合
には、水:アルコール(重量比)=1:100〜10
0:1程度とすれば良く、1:50〜50:1程度とす
ることが好ましく、ほぼ等重量で用いることがより好ま
しい。
【0027】抽出方法については、特に限定されるもの
ではなく、米糠及び玄米からなる群から選ばれた少なく
とも一種に溶媒を加えた後、抽出物の抗変異原活性を失
活させない程度に加温加熱する加熱抽出法や、超臨界抽
出法等を適宜適用できる。また、一定量の溶媒に米糠及
び玄米からなる群から選ばれた少なくとも一種を浸漬し
てバッチ処理する浸漬抽出法や連続的に溶媒を送り続け
る連続抽出法等、公知の種々の抽出法を適用できる。
【0028】具体的な抽出方法の一例を挙げると、例え
ば、米糠及び玄米からなる群から選ばれた少なくとも一
種の乾燥重量に対して、0.5〜5重量倍程度、好まし
くは、0.8〜1.2重量倍程度の抽出溶媒を加えて浸
漬して加熱し、30〜60分間程度溶媒を還流させるこ
とにより、抗変異原活性を有する成分を抽出することが
できる。或いは、米糠及び玄米からなる群から選ばれた
少なくとも一種の乾燥重量に対して0.5〜5重量倍程
度、好ましくは、0.8〜1.2重量倍程度の抽出溶媒
を加えて浸漬し、室温で1〜14日間程度放置するか、
或いは40〜60℃程度に加熱して10〜20時間程度
加熱することにより有効成分を抽出することも可能であ
る、勿論、溶媒量や加熱温度、加熱時間等については、
優れた抗変異原活性を有する成分を抽出できるように適
宜調整すればよい。
【0029】上記した方法によって米糠及び玄米から選
ばれた少なくとも一種の成分から抽出物を得た後、通
常、濾過、遠心分離等の常法によって残渣と固液分離す
ることによって、抽出液を得ることができる。本発明で
は、得られた抽出液をそのまま抗変異原性剤として用い
ることが可能であるが、活性が低い場合もあるため、適
宜濃縮又は溶媒を留去して、エキス状や粉末状として用
いることもできる。更に、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、クロロホルム、酢酸エチル、
トルエン、ヘキサン、ベンゼン等の有機溶媒を1種又は
2種以上用いた溶媒分画操作により得られた抽出画分か
ら、活性画分を分取したものを抗変異原性剤として用い
ることも可能である。更に、必要に応じて、アルミナカ
ラムクロマトグラフィーやシリカゲルクロマトグラフィ
ー、ゲルろ過クロマトグラフィー、イオン交換クロマト
グラフィー、疎水クロマトグラフィー、高速液体クロマ
トグラフィー等の適当な分離精製手段を1種若しくは2
種以上組み合わせて、変異原の活性抑制作用のある画分
又は化合物を取り出して、抗変異原性剤とすることでき
る。これにより、少量の摂取で優れた活性を発揮させる
ことができる。C.活性化合物の精製・同定 次に、図5を参照して、米糠、玄米からの活性化合物の
精製・同定の手順を具体的に示す。
【0030】黒米糠をアルコール性溶媒(例えば、メタ
ノール、エタノール)で還流し、アルコール抽出物を得
る。この抽出物を水に懸濁させ、ヘキサン、クロロホル
ム、酢酸エチル、ブタノール及び水でそれぞれ再抽出
し、それらの画分を減圧下濃縮して、ヘキサン画分、ク
ロロホルム画分、酢酸エチル画分、ブタノール画分及び
水画分を得る。変異原の活性抑制作用のある酢酸エチル
画分を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分
画する。変異原の活性抑制作用のある画分に弱アルカリ
水(例えば、5%NaHCO3水溶液)を加えて抽出
し、水相を希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出して、
変異原の活性抑制作用のある酸性画分を得る。この画分
を更にシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分画し
て、変異原の活性抑制作用のある活性化合物1と2を得
る。
【0031】各種スペクトル分析により、活性化合物1
及び2は、それぞれバニリン酸(vanillic acid)及び
プロトカテク酸(protocatechuic acid)と同定され
た。
【0032】さらに、バニリン酸及びプロトカテク酸と
化学構造上類似する、ベラトルム酸(veratric acid:
3,4-(MeO)2C6H3CO2H)、バニリン酸メチルエステル、プ
ロトカテク酸メチルエステル、及びベラトルム酸メチル
エステルについても変異原の活性抑制作用のあることが
確認された。
【0033】従って、本発明の抗変異原性剤は、一般式
(I):
【0034】
【化5】
【0035】(式中、R1は水素原子又は低級アルキル
基、R2は水素原子又は低級アルキル基、R3は水素原子
又は低級アルキル基を表す)で示される化合物又はその
塩を含む抽出物、或いは一般式(I)で示される化合物
又はその塩を有効成分として含むものである。
【0036】上記一般式(I)におけるR1、R2、及び
3で表される低級アルキル基としては、直鎖又は分岐
鎖の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。具体的に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチ
ル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基等が例示され
る。
【0037】好ましいR1としては、水素原子、メチル
基、エチル基が挙げられ、より好ましくは、水素原子又
はメチル基である。
【0038】好ましいR2としては、水素原子、メチル
基、エチル基が挙げられ、より好ましくは、水素原子又
はメチル基である。
【0039】好ましいR3としては、水素原子、メチル
基、エチル基が挙げられ、より好ましくは、水素原子又
はメチル基である。
【0040】一般式(I)で示される化合物のうち好ま
しいものとしては、バニリン酸、バニリン酸メチルエス
テル、バニリン酸エチルエステル、プロトカテク酸、プ
ロトカテク酸メチルエステル、プロトカテク酸エチルエ
ステル、ベラトルム酸、ベラトルム酸メチルエステル、
ベラトルム酸エチルエステル等が挙げられる。また、こ
れらからなる群から選ばれる少なくとも一種が挙げられ
る。このうち、バニリン酸、バニリン酸メチルエステ
ル、プロトカテク酸、プロトカテク酸メチルエステル、
ベラトルム酸、ベラトルム酸メチルエステルが好まし
い。
【0041】一般式(I)で示される化合物がカルボキ
シル基を有する場合(R1が水素原子の場合)は、遊離
の形でも塩の形でも本発明の抗変異原性剤として供し得
る。該塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩
等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属塩、塩化アンモニウム、テトラエチルア
ンモニウム、テトラメチルアンモニウム等のアンモニウ
ム塩等が挙げられる。
【0042】一般式(I)で示される化合物は、市販の
バニリン酸、プロトカテク酸、ベラトルム酸、バニリ
ン、プロトカテクアルデヒド、ベラトルアルデヒド等か
ら公知の方法により製造することができる。D.用途 上述の米糠、玄米からの抽出物及び一般式(I)で示さ
れる化合物は、優れた抗変異原作用を有し、人及び動物
に対する抗変異原性剤として用いることができる。特
に、突然変異に基づく諸疾患、例えば、癌等の予防、治
療等に有効に利用することができる。また、これだけで
はなく、広く生化学の分野において、細菌の突然変異を
抑制する必要がある場合、例えば、培養、生化学的分析
等の場合にも使用できる。
【0043】本発明の抗変異原性剤の使用形態について
は、特に限定はなく、経口、非経口の何れも可能である
が、例えば、経口的に摂取する場合には、食品添加剤と
して食品に添加して摂取することができる。また、化粧
品等に添加して皮膚等に塗布することによって、皮膚癌
等の予防にも有効に使用できる。
【0044】食品添加剤として用いる場合には、その添
加量については、特に限定的ではなく、食品の種類に応
じ適宜決めればよい。例えば、清涼飲料、炭酸飲料など
の液体食品や菓子類やその他の各種食品等の固形食品に
添加して用いることができるが、これらの場合の添加量
については、食品の種類に応じて適宜決めればよく、一
例としては、上記した抽出物の乾燥重量として、含有量
が0.005重量%〜5重量%程度の範囲内となるよう
に添加すればよい。
【0045】また、化粧品に添加する場合には、化粧品
の本来の機能を阻害しない範囲において、添加量を適宜
決めればよい。
【0046】また、その他に、本発明の抗変異原性剤を
人体に投与する場合の投与方法及び投与量の一例を示す
と次の通りである。
【0047】投与は、種々の方法で行うことができ、例
えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤等による
経口投与とすることができる。投与量については、経口
投与の場合には、通常、成人において、有効成分量とし
て0.01〜1000mg/kg程度が適当であり、こ
れを1日1回〜数回に分けて投与すればよい。経口投与
剤は、通常の製造方法に従って製造することができる。
例えば、デンプン、乳糖、マンニット等の賦形剤、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース等の結合剤、結晶セルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム等の崩壊剤、タルク、ステ
アリン酸マグネシウム等の滑沢剤、軽質無水ケイ酸等の
流動性向上剤等を適宜組み合わせて処方することによ
り、錠剤、カプセル剤、顆粒剤等として製造することが
できる。
【0048】また、近年ペットとして飼育される動物
(イヌ、ネコ等)の悪性腫瘍が増加の傾向にあるが、こ
れらの動物の餌に本願の抗変異原性剤を添加することに
より、或いは動物に該抗変異原性剤を薬剤として投与す
ることにより悪性腫瘍の予防、治療が可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明の抗変異原性剤は、安全性の高い
米糠又は玄米を原料として得られる抽出物を有効成分と
するものであり、優れた変異原抑制作用を有する。
【0050】また、今回、上記抽出物における活性化合
物を精製・同定することに成功した。つまり、本発明の
抗変異原性剤は、一般式(I)で示される化合物を有効
成分とするものであり、極めて優れた変異原抑制作用を
有する。
【0051】さらに、本発明の抗変異原性剤は、食品添
加剤、化粧用添加剤として利用され得る。
【0052】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。
【0053】実施例1 (1)抽出物 黒米糠1kgに対して、エタノールを1.5リットル添
加し、9時間加熱還流した後、エタノールを留去するこ
とによって、ペースト状のエタノール抽出物186gを
得た。
【0054】次いで、この抽出物に対して水300ml
を加えた後、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル及び
ブタノールの各溶媒を順次用いて再抽出し、溶媒を留去
して各溶媒による抽出物を得た。抽出物の量は、ヘキサ
ン抽出物109.1g、クロロホルム抽出物7.3g、
酢酸エチル抽出物5.3g、ブタノール抽出物21.6
g及び水抽出物42.7gであった。 (2)変異原検出試験 これらの各抽出物について、変異原抑制効果を、SOS
反応の誘導を指標とした変異原物質検出法(UMUテス
ト;科学と工業、第62巻、第4号、142頁、198
8年)により調べた。ここで、「UMUテスト」とは、
大腸菌のDNA損傷時にみられるSOS反応を利用した
変異原検出試験であり、短時間で結果が出るなど多くの
利点を備えている。
【0055】尚、変異原物質としては、フリルフルアミ
ド、4−ニトロキノリン−1−オキサイド(4NQ
O)、N−メチル−N’−ニトロソ−N−ニトロソグア
ニジン(MNNG)及びトリプ−P−1(Trp−P−
1)を用い、菌株としてはネズミチフス菌(Salmonella
typhimurium TA1535/pSK1002)を用いた。試験方法の
概略を以下に説明する。
【0056】即ち、LB培地(トリプトン1%、酵母エ
キス0.5%、食塩0.5%)にて37℃で一夜培養し
た試験菌液を、TGA培地(トリプトン1%、食塩0.
5%、グルコース0.2%にアンピシリンを50μg/
mlの割で加えたもの)に1/50量植菌し、37℃で
振とう培養した。
【0057】そして、菌濃度が対数増殖期(A600
0.25〜0.30)に達したとき、菌液を2.0ml
ずつ試験管にとり、これに変異原物質と0.1Mリン酸
緩衝液(pH7.0)0.3mlを加え、更に下記図1
〜図4の各グラフに示された各濃度となる量の上記抽出
物を加えて、37℃で2時間培養した。尚、変異原物質
の添加量は、フリルフルアミドについては5μg/ml
ジメチルスルホキシド(DMSO)溶液を50μl、4
−ニトロキノリン−1−オキサイドについては20μg
/mlDMSO溶液を50μl、N−メチル−N’−ニ
トロソ−N−ニトロソグアニジンについては20μg/
mlDMSO溶液を50μl、及びトリプ−P−1につ
いては40μg/mlDMSO溶液を50μlとした。
【0058】培養後に菌液を遠沈し集菌した後、菌を生
理的食塩水に再懸濁し、この菌液の一部で菌量を測定
し、他の一部でβ−ガラクトシダーゼ活性を測定した。
尚、ここで、対数増殖期とは、細菌や細胞の数が対数的
に増加していく時期で、指数増殖期ともいわれるもので
ある。
【0059】β−ガラクトシダーゼ活性の測定は、Mill
erの方法(Miller,J.H: Experiments in molecular gen
etics, Cold spring Harbor Laboratory, New York, P3
52-355 (1972))に準じて行った。即ち、Z緩衝液2.2
5mlに上記試験菌液0.25mlを加えた後、0.1
%のドデシル硫酸ナトリウム水溶液50μl及びクロロ
ホルム10μlを加え強く攪拌した。その液に基質(o-
nitrophenyl-β-D-galactopyranoside 4 mg/ml)
0.25mlを加え、28℃で反応させた。そして、1
5分後に1M Na2CO3を1.25ml加えて反応を
止め、分光光度計でA420、A550及びA600(吸光度)
を測定した。
【0060】ここで、β−ガラクトシダーゼ活性値は、
次式により算出した。
【0061】β−ガラクトシダーゼ活性値(unit)=1
000(A420−1.75×A550)/1.5×A600 また、SOS反応抑制率は、次式により算出した。
【0062】SOS反応抑制率(%)=[1−(A−
C)/(B−C)]×100 但し、上式中Aは変異原物質に各抽出物を加えた場合の
β−ガラクトシダーゼ活性値を、Bは変異原物質のみに
より誘導されたβ−ガラクトシダーゼ活性値を、Cはコ
ントロールのβ−ガラクトシダーゼ活性値をそれぞれ示
す。尚、コントロールには同量のDMSOを使用した。
また、各試験は試行を1組として行い、その平均をとっ
た。
【0063】以上の試験結果について、β−ガラクトシ
ダーゼ活性値を下記表1〜4に示し、SOS反応抑制率
を図1〜4においてグラフとして示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】上記表1〜4及び図1〜4の各試験結果よ
り、いずれの試験においても酢酸エチル画分に強いSO
S反応抑制効果が観測された。 実施例2 (1)活性化合物の精製・同定 黒米糠からの活性化合物の精製・同定は、図5で示す手
順により行った。黒米糠(1.0kg)をメタノールで
9時間還流し、メタノール抽出物(186.0g)を得
た。この抽出物を水に懸濁させ、ヘキサン、クロロホル
ム、酢酸エチル、ブタノール及び水でそれぞれ再抽出し
た。それぞれの画分を減圧下濃縮し、ヘキサン画分(5
4.5g)、クロロホルム画分(13.8g)、酢酸エ
チル画分(5.3g)、ブタノール画分(21.6g)
及び水画分(90.8g)を得た。これらの画分をUM
UテストでフリルフルアミドのSOS誘導活性を評価し
たところ、酢酸エチル画分に抑制効果が確認された。
【0069】この酢酸エチル画分を、溶出液としてクロ
ロホルムとアセトンを用いたシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより、画分1と画分2に分画した。画分1
は、フリルフルアミド誘導SOS反応を抑制した。この
画分に5%NaHCO3水溶液及び酢酸エチルを加え
て、水層を分離し希塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出
して酸性画分4(2.4g)を得た。酸性画分4は、フ
リルフルアミドのSOS誘導活性を抑制した。
【0070】この画分4をジアゾメタンでメチル化し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサ
ン−酢酸エチル)で4画分に分画して、それぞれの画分
を1N NaOH水溶液で加水分解して画分5〜8を得
た。そのうち画分6と7にSOS誘導活性の抑制効果が
確認された。
【0071】上記各画分のフリルフルアミドに対するS
OS反応抑制結果を表5に示す。
【0072】
【表5】
【0073】活性画分6と7をそれぞれジアゾメタンで
メチル化し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、さらに1NN
aOH水溶液で加水分解してSOS誘導活性を抑制する
化合物1と2を得た。
【0074】化合物1と2は、GC/MS、IR、1
NMR及び13C NMRのスペクトル分析により、それ
ぞれバニリン酸(vanillic acid:4,3-HO(MeO)C6H3CO
2H)及びプロトカテク酸(protocatechuic acid:3,4-
(HO)2C6H3CO2H)と同定された。
【0075】化合物1: 茶白色粉末; MS, m/z 168 (M+, 100%), 153 (74.3%), 1
25 (16.7%), 97 (34.4%), 79 (8.6%), 53 (6.9%), 51
(14.6%); IR νmax KBr (cm-1) 3427.9, 1674.9, 1598.
7, 1241.0, 1030.0; 1H NMR (C2D6OS) δ 3.82 (3H, s,
OCH3), 6.85 (1H, d, J = 9, H-5), 7.45 (1H, dd, J
= 2, 9, H-6), 7.46 (1H, d, J = 2, H-2); 13C NMR (C
2D6OS) δ 167.02 (COOH), 151.16 (C-3), 147.29 (C-
4), 123.49(C-1), 121.82 (C-6), 115.10 (C-5), 113.2
3 (C-2), 55.77 (OCH3). 化合物2 黄白色粉末; MS, m/z 154 (92.4%), 137 (M+, 100%), 1
09 (29.2%), 97 (5.6%), 81 (14.6%), 63 (15.7%), 53
(20.6%); IR νmax KBr (cm-1) 3266.8, 1667.2, 1600.
6, 1317.1, 1267.0, 765.6; 1H NMR (C2D6OS) δ 6.80
(1H, d, J = 8.5, H-5), 7.30 (1H, dd, J = 2, 8.5, H
-6), 7.35 (1H, d, J = 2, H-2); 13C NMR (C2D6OS) δ
167.28 (COOH), 150.03 (C-4), 144.94 (C-3), 121.97
(C-1),121.93 (C-6), 116.76 (C-2), 115.25 (C-5). (2)変異原検出試験 単離されたバニリン酸(以下「化合物1」と呼ぶ)及び
プロトカテク酸(以下「化合物2」と呼ぶ)に加えて、
ベラトルム酸(veratric acid:3,4-(MeO)2C6H 3CO2H)
(以下「化合物3」と呼ぶ)、バニリン酸メチルエステ
ル(以下「化合物1Me」と呼ぶ)、プロトカテク酸メ
チルエステル(以下「化合物2Me」と呼ぶ)、及びベ
ラトルム酸メチルエステル(以下「化合物3Me」と呼
ぶ)について、実施例1の(2)と同様にして変異原検
出試験を行った。
【0076】ベラトルム酸は市販の試薬を用い、バニリ
ン酸メチルエステル、プロトカテク酸メチルエステル、
及びベラトルム酸メチルエステルは、各原料のカルボン
酸をジアゾメタンで処理することにより製造した。
【0077】今回は変異原物質として、実施例1に記載
のフリルフルアミド、4NQO、MNNG及びTrp−
P−1に加えて、アフラトキシンB1(Aflatoxin B1
AFB1)をも用いて試験を行った。尚、変異原物質ア
フラトキシンB1の添加量は、40μg/mlDMSO
溶液を50μlとした。
【0078】以上の試験結果について、β−ガラクトシ
ターゼ活性値を下記表6〜10に示し、SOS反応抑制
率を図6〜図10においてグラフとして示す。
【0079】
【表6】
【0080】
【表7】
【0081】
【表8】
【0082】
【表9】
【0083】
【表10】
【0084】上記表6〜10及び図6〜10の各試験結
果より、いずれの試験においても各画分に強いSOS反
応抑制効果が観測された。
【0085】次に、上記の試験結果のうち、試料の添加
量を1.20μmol/mlとしたときのSOS反応の
抑制率(%)を、表11に示す。
【0086】
【表11】
【0087】上記表11によれば、メチルエステル体及
びカルボン酸体いずれも抑制率が高いが、メチルエステ
ル体はカルボン酸体に比べ比較的抑制率が高いことが分
かった。特に、プロトカテク酸メチルエステルが高い抑
制率を有していることが分かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるフリルフルアミドに対する抑
制効果を示すグラフ。
【図2】実施例1における4−ニトロキノリン−1−オ
キサイドに対する抑制効果を示すグラフ。
【図3】実施例1におけるN−メチル−N’−ニトロソ
−N−ニトロソグアニジンに対する抑制効果を示すグラ
フ。
【図4】実施例1におけるトリプ−P−1フリルフラミ
ドに対する抑制効果を示すグラフ。
【図5】実施例2における黒米糠の抽出物から活性化合
物を精製する手順を示す図。
【図6】実施例2におけるフリルフルアミドに対する抑
制効果を示すグラフ。
【図7】実施例2における4−ニトロキノリン−1−オ
キサイドに対する抑制効果を示すグラフ。
【図8】実施例2におけるN−メチル−N’−ニトロソ
−N−ニトロソグアニジンに対する抑制効果を示すグラ
フ。
【図9】実施例2におけるトリプ−P−1フリルフラミ
ドに対する抑制効果を示すグラフ。
【図10】実施例2におけるアフラトキシンB1に対す
る抑制効果を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/235 A61K 31/235 A61P 35/00 A61P 35/00 39/00 39/00 43/00 101 43/00 101 111 111 (72)発明者 久保 博幸 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目3番18号 株式会社リアル内 (72)発明者 大島 映和 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目3番18号 株式会社リアル内 Fターム(参考) 4B018 LB08 MD09 MD10 MD49 MD50 ME08 MF01 4C088 AB74 AC04 BA09 BA10 BA23 BA32 CA05 CA06 CA07 CA08 CA11 CA14 ZB21 ZB26 ZC37 4C206 AA01 AA02 DA09 DB17 DB43 KA01 KA18 MA01 MA04 NA14 ZB21 ZB26 ZC37

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米糠及び玄米からなる群から選ばれた少
    なくとも一種からの抽出物を有効成分とする抗変異原性
    剤。
  2. 【請求項2】 米糠及び玄米が、有色素米の米糠及び玄
    米である請求項1に記載の抗変異原性剤。
  3. 【請求項3】 抽出物が、水及び極性有機溶媒からなる
    群から選ばれた少なくとも一種の抽出溶媒を用いて抽出
    されたものである請求項1又は2に記載の抗変異原性
    剤。
  4. 【請求項4】 抽出溶媒が、水、アルコール、又は水と
    アルコールの混合溶媒である請求項3に記載の抗変異原
    性剤。
  5. 【請求項5】 抽出物が一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子又は低級アルキル基、R2は水素
    原子又は低級アルキル基、R3は水素原子又は低級アル
    キル基を表す)で示される化合物又はその塩を含む抽出
    物である請求項1〜4のいずれかに記載の抗変異原性
    剤。
  6. 【請求項6】 一般式(I): 【化2】 (式中、R1は水素原子又は低級アルキル基、R2は水素
    原子又は低級アルキル基、R3は水素原子又は低級アル
    キル基を表す)で示される化合物又はその塩を有効成分
    として含む抗変異原性剤。
  7. 【請求項7】 バニリン酸、バニリン酸メチルエステ
    ル、バニリン酸エチルエステル、プロトカテク酸、プロ
    トカテク酸メチルエステル、プロトカテク酸エチルエス
    テル、ベラトルム酸、ベラトルム酸メチルエステル、及
    びベラトルム酸エチルエステルからなる群から選ばれる
    少なくとも1種を有効成分として含む抗変異原性剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の抗変異
    原性剤からなる食品添加剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載の抗変異
    原性剤からなる化粧品用添加剤。
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