JP2003231508A - 農作物の包装機 - Google Patents

農作物の包装機

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JP2003231508A
JP2003231508A JP2002031821A JP2002031821A JP2003231508A JP 2003231508 A JP2003231508 A JP 2003231508A JP 2002031821 A JP2002031821 A JP 2002031821A JP 2002031821 A JP2002031821 A JP 2002031821A JP 2003231508 A JP2003231508 A JP 2003231508A
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bag
packaging
packaging bag
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opening
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JP2002031821A
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Kanji Akamatsu
寛二 赤松
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Minoru Industrial Co Ltd
Original Assignee
Minoru Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネギ等の農作物を簡単に袋入れすることがで
きる農作物の包装機を提供する。 【解決手段】 多数の包装袋10を開口10aを上端に
位置させると共に重ねた状態で保持する袋ストック手段
3から、袋粘着取出手段4により包装袋10を1枚粘着
して取り出し、該袋粘着取出手段4で保持された包装袋
10に対して、上方から送風機5により送風を送って袋
10の開口10aを開き、包装袋10の開口10aが開
いた状態で農作物Nを包装袋内に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は農作物の包装機に関
し、特に、ネギ、ホウレン草、シュンギク等の野菜等の
農作物をポリ袋等からなる包装袋に順次収納していくも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、農家等では、ネギ等の農作物をポ
リ袋内に収容して出荷する必要がある場合、手で袋を持
って、袋の口を開き、農作物を開口より入れている。ポ
リ袋は口を開きにくいことがあり、かつ、非常に手数が
かかることより作業効率が極めて悪い問題があった。
【0003】この種の農作物の自動包装機は、従来、特
開平9−104406号、特開平9−165019号、
特開平7−40913号等で種々提案されている。これ
ら自動包装機は、包装シートの自動供給手段と、該包装
シートで農作物を包む自動包装手段、包装シートに粘着
テープを巻き付ける手段とを備えたものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した農作物の自動
包装機は設備が複雑且つ大型であるため、価格が非常に
高く、各農家が使用するには適さない場合が多い。ま
た、自動包装機は包装シートで農作物を包み込むタイプ
が殆どであり、袋にネギ、ホウレン草、シュンギク等の
農作物を袋入れして包装する場合には使用できない。さ
らに、ショウガ、タマネジ、ニンジンの小さい農作物を
複数個まとめて包装する場合には袋入れするが、その場
合にも包装シートを自動巻きする自動包装機は使用でき
ず、高価格の割に用途が限定される問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ネギ等の農作物を簡単に袋入れすることができる農
作物の包装機を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、多数の包装袋を開口を上端に位置させる
と共に重ねた状態で保持する袋ストック手段と、該袋ス
トック手段から包装袋を1枚ずつ粘着して取り出す袋粘
着取出手段と、該袋粘着取出手段で保持された包装袋に
対して送風を送って袋の開口を開く送風機とを備え、上
記包装袋の開口が開いた状態で農作物を包装袋内に挿入
できる構成としていることを特徴とする農作物の包装機
を提供している。
【0007】上記のように、本発明の農作物の包装機で
は、重ねた状態でストックしている包装袋を、袋粘着取
出手段により1枚づつ粘着していき、この状態で、上端
開口に向かって風を吹き込むことにより包装袋の開口を
開いている。この状態になってから、作業員は包装袋内
に開口からネギ等の農作物を投入すればよく、作業員が
包装袋を持ちながら開口を開く必要はなく、作業が非常
に簡単となる。また、農作物を投入後は、包装袋を引っ
張れば粘着を解いて取り出すことができる。
【0008】上記袋粘着取出手段として粘着テープを用
い、該粘着テープで袋の片面を粘着して1枚づつ取り出
し、上記送風手段の下方に位置させて送風により袋の開
口を開く構成としている。上記粘着テープとして両面粘
着テープを用いると、その一面を被固定材に簡単に取り
付けることが出来ると共に、他面で包装袋を粘着でき、
かつ、農作物を包装袋に投入した後に、簡単に取り外す
ことができる。また、粘着力が弱くなると、簡単に交換
でき、余りコストもかからない利点がある。さらに、粘
着テープを用いると、包装袋が樹脂製であっても、紙製
であっても、粘着力で粘着することができる。
【0009】具体的には、基台に上記袋ストック手段、
袋粘着取出手段および送風機を付設し、上記袋ストック
手段は、上記基台上に座板を立設し、該座板の上部にピ
ンを固定し、該ピンを多数の上記袋の上部に突き刺して
上記包装袋をストックし、上記袋ストック手段と間隔を
あけた対向位置に、上記袋粘着取出手段としてバネで初
期位置に付勢した取出板の下端を揺動可に上記基台に軸
支し、該取出板の上部に両面粘着テープを取り付け、か
つ、該取出板を上記バネに抗して袋ストック手段側に押
し出すカムと、該カムを回転させるモータと、該モータ
を駆動するスイッチを備え、かつ、上記基台より立設し
た支柱に、上記取出板の上部を囲む保持棒を設けると共
に該保持棒の上方に農作物投入用兼送風規制用のガイド
枠を設け、上記ガイド枠の上方に上記送風機を配置して
いる。上記保持棒はU字の両端を外開きした形状とし、
包装袋の開口が開いた状態で、開口周縁を囲むようにし
ている。なお、送風機は取出板動作用のスイッチと連動
させてもよいし、使用時には駆動させてもよい。また、
上記スイッチは足踏み式のスイッチとしても良いし、支
柱に付設したスイッチとしてもよい。
【0010】このように、本発明の農作物の包装機は、
包装袋を重ねて止めるピンを突設した座板を基台上の一
側部に設ける一方、基台の他側部に粘着テープを取り付
けた取出板と、その上方に小型送風機を付設した非常に
簡単な構成で、かつ、包装機全体が小型であるため、小
さいスペースに設置することができると共に、所要場所
への移動も簡単にできる。かつ、安価であるため、農家
にとって使い勝手の良いものとなる。
【0011】上記ガイド枠を比較的長尺とし、上記支柱
に対して昇降自在に取り付けると共に該ガイド枠を平滑
材で形成し、該ガイド枠を上位置とした状態で下方に包
装袋を位置させてガイド枠を通した送風で包装袋の開口
し、開口後にガイド枠を下降させて包装袋内に挿入さ
せ、ガイド枠の内部で農作物を投入し、投入後にガイド
枠を上昇させて包装袋から取り出す構成としてもよい。
【0012】上記ガイド枠はテフロン(R)等からなる
平滑素材で形成し、包装袋の内径および長さに対応した
円筒形状としている。このガイド枠は上記支柱に揺動自
在に取り付けたレバーの先端に取り付け、該レバーを操
作して昇降させ、包装袋が送風で開口した時に下降させ
て包装袋内に挿入する。この状態で包装袋は安定した状
態で開き、農作物を内筒の内面に沿って滑らせながらス
ムーズに包装袋内に挿入できる。挿入後はレバー操作で
上昇させて包装袋から取り出している。
【0013】また、包装袋が大きな場合には、上記取出
板は断面円弧状に凹設している一方、上記袋ストック手
段の座板を断面半円弧に突設し、上記取出板の上部に取
り付けた上記粘着テープにより包装袋を粘着した状態を
送風で包装袋を開口した時に包装袋を断面円形に開く構
成としている。上記構成とすると、送風により包装袋の
開口を開いた時に、包装袋を断面円形となるように規制
することができる。
【0014】また、上記ガイド枠には、包装袋内に農作
物を挿入する際に該包装袋の開口状態を保持するための
を開口保持具を取り付けてもよい。具体的には、上記開
口保持具は、上記ガイド枠内に舌状に突出した開口保持
板と、該開口保持板を揺動自在に上記ガイド枠に軸支す
る軸部と、ガイド枠の外部に配置され、該軸部を支点と
して該開口保持板を上方に持ち上げた状態を保持する錘
部とを備えている。
【0015】上記構成とすると、ガイド枠内に向けて突
出する開口保持板が包装袋内にネギ等の農作物を挿入す
る際に、ガイド枠内を通るネギ等の農作物によって錘部
の重力に逆らって下方へ押し込まれることにより、該開
口保持板の先端が包装袋の内周面に当接して開口を押し
広げる。したがって、袋粘着取出手段によって取り出さ
れた包装袋の開口が半開きの状態である場合にも、ネギ
等の農作物を挿入する作業と同時に包装袋の開口が確実
に押し広げられて、農作物を確実に包装袋内に挿入する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図7は第1実施形態を示
す。農作物包装機1は基台2の一側部に袋ストック手段
3を設ける一方、間隔をあけて基台2の他側部に袋粘着
取出手段4と送風機5とを設けている。
【0017】上記基台2は底枠2aの両側に縦枠2bを
連結し、縦枠2bの上端に上部枠2cを固着して組み立
て、上部枠2cの半側部に基板2dを取り付けている。
上記袋ストック手段3は、基台2の上部枠2cの他側部
に傾斜させた立設した座板6と、該座板6の上部に突設
したピン7とからなる。上記座板6に多数の包装袋10
を重ねて載せ、これら包装袋10の上部をピン7で突き
刺してストックしている。包装袋10は、本実施形態で
はネギN用で、下端閉鎖、上端に開口10aを有する細
長い樹脂製袋(所謂ポリ袋)からなる。
【0018】上記袋粘着取出手段4として、上記座板6
と隙間をあけて対向配置する取出板8を備えている。図
3に示すように、取出板8の下部を基板2dの下面側の
駆動部のフレーム2fに支軸11を介して揺動自在に軸
支すると共に、取出板8の下端とフレーム2fとの間に
スプリング12を取り付けて取出板8を垂直な起立状態
に付勢している。該スプリング12と支軸11との間の
位置で取付板8を、フレーム2fの下部に取り付けたモ
ータ13で回転駆動されるカム14に軸14aを介して
連結している。上記モータ13は足踏み式スイッチ17
でオン・オフし、オン時にカム14を回転させて取付板
8を引き込み、支軸11を支点として取付板8の上部側
を座板6側へと傾斜させて押し出すようにしている。
【0019】上記取出板8には、図4に示すように、座
板6と対向する面の上部に間隔をあけてゴム片15を固
着し、該ゴム片15の表面に両面粘着テープ16の片面
を固着すると共に、他面の粘着層16aを包装袋10の
粘着面として露出させている。
【0020】上記基板2dには取出板8の背面側に支柱
18を立設し、取出板8の上部を囲むように保持棒19
を支柱18に取り付けている。該保持棒19はU字の両
端を外開きさせた形状とし、包装袋10の開口10aが
開いた状態で開口上縁を囲むようにしている。上記保持
棒19の上方に農作物投入用兼送風規制用のガイド枠2
0を支柱18に取り付けている。該ガイド枠20は下向
きに縮径する円筒枠で、下端開口の断面積を、包装袋1
0が開いた状態の断面積と略同一断面積に設定してい
る。
【0021】支柱18の上端に小型ドライヤー状の送風
機5を取り付け、該送風機5の送風口5aを上記ガイド
枠20に向けて下向きに配置している。
【0022】次に、上記農作物包装機1により農作物の
ネギNを包装袋10に挿入する作業を図5乃至図7によ
り説明する。
【0023】送風機5から送風している状態で、足踏み
式スイッチ17を踏むとモータ13が駆動してカム14
が回転して取出板8を支軸11を支点として揺動させ
る。図5に示すように、取出板8の上部は座板6の上部
へと傾斜し、粘着テープ16の粘着層16aがピン7で
保持されている最表面の包装袋10の表面に粘着する。
この状態でスイッチ17をオフとすると、取出板8はコ
イルスプリング12により付勢されて初期位置に垂直状
態に戻り、粘着テープ16により粘着された1枚の包装
袋10を取り出す。
【0024】取り出された1枚の包装袋10の上部は保
持棒19で囲まれた状態で保持され、図6に示すよう
に、上方の送風機5からガイド枠20を通して包装袋1
0の上端開口10aに向かって風が送り込まれる。その
結果、閉じていた開口10aが強制的に開かれ、包装袋
10の開口周縁は保持棒19で囲まれた状態となる。
【0025】この状態で、ガイド枠19を通して包装袋
10内にネギNを作業員が縦入れする。挿入後に、作業
員が包装袋10を粘着テープ16から外れるように引っ
張って取り出している。取出後、包装袋10の上端開口
を作業員が粘着テープ等の止め紐を巻き付けて閉鎖して
も良いし、そのままの状態でもよい。
【0026】上記のように、足踏みでスイッチ17を押
すだけで、包装袋10を1枚ずつ粘着テープ16で粘着
して取り出し、取り出した包装袋10の上端開口10a
に風を送りこんで包装袋10を開くまでは自動的に行え
る。よって、農作物の袋入れ作業時、作業員は農作物を
開口10aが開いた包装袋10に挿入し、挿入後に粘着
テープ16より引き離す作業を行うだけでよく、農作物
の袋入れ作業を迅速に行うことができると共に、作業員
にかかる負担を低減できる。
【0027】なお、袋粘着取出手段4の下部に昇降可能
な受台を設けてもよい。該受台を設けることにより、ジ
ャガイモ等の重い農作物を袋入れしても、袋入れした農
作物の底部を受台が保持するため、農作物の重量によ
り、袋入れ作業中に包装袋10が粘着テープ16から外
れ、農作物が落下するおそれがない。
【0028】図8および図9は第2実施形態に係る農作
物包装機1’を示す。第2実施形態では、開口した包装
袋10内にネギN等の農作物の挿入をよりスムーズに行
えるようにガイド枠30を包装袋10の内面に沿って挿
入し、挿入後はガイド枠30を取り出している。上記ガ
イド枠30は、包装袋10の開口が送風で開いた状態で
下降させて包装袋10の内部に挿入し、包装袋10の内
周面に沿って配置されて2重筒構造としている。この状
態でガイド枠30の内部に農作物を挿入すると、スムー
ズに挿入される。農作物挿入後はガイド枠30を上昇さ
せて包装袋10より引き出している。
【0029】詳しくは、ガイド枠30を、上下開口のテ
フロン(R)からなる長尺な円筒とし、その外周に連結
したピン31を支柱18に縦長に穿設しガイド穴18a
に昇降自在に貫通させている。該支持ピン31はレバー
32の先端に連結し、該レバー32の他端を支柱18か
ら突設した受軸33の先端に軸着している。レバー32
の先端には支柱18の上端より突設したバネ受け18c
との間にスプリング37を張架して、レバー32の先端
を上方に付勢している。
【0030】上記レバー32の他端にはロッド38を連
結し、該ロッド38を足踏台39を踏んだ時に下降する
ようにしている。よって、包装袋10がガイド枠30の
下部に保持され、送風により包装袋10が開いた状態で
足踏台39を作業員が踏むと、スプリング37に抗して
レバー32の先端が下降し、連動してピン31が下降す
ることによりガイド枠30が開口した包装袋10の内部
に挿入させる。
【0031】この状態で内周面に滑り性のよいガイド枠
30が配置された包装袋10内に上方より農作物を挿入
すると、農作物がホウソウ草やシュンギク等の葉が包装
袋の内面に引っ掛かりやすい場合であっても、スムーズ
に農作物が包装袋10内に挿入できる。挿入後は、足踏
台39を離すと、スプリング37によりレバー32が上
昇し、ガイド枠30も上昇して包装袋10より上方へと
取り出される。
【0032】なお、袋粘着取出手段の取出板8を作動す
るモータ作動用のスイッチ40は支柱18の上端に付設
している。
【0033】図10は第3実施形態に係る農作物包装機
1”を示す。第3実施形態は、包装袋10’が大きな場
合に好適な場合で、取出板8’を断面円弧状に凹設して
いる一方、上記袋ストック手段3の座板6’を断面半円
弧に突設している。他の構成は第1実施形態と同様であ
るため、説明を省略する。
【0034】上記構成とすると、包装袋が大きい場合に
も、送風により包装袋の開口を開いた時に、包装袋を断
面円形となるように規制することができるため、農作物
の袋入れ作業を迅速に行うことができる。
【0035】図11及び図12は第4実施形態に係る農
作物包装機1’’’を示す。第4実施形態では、ガイド
枠20の上端縁に開口保持具50を取り付けている。ガ
イド枠20の上端縁上に位置する開口保持具50の軸部
51からは、ガイド枠20内に向けて開口保持板52が
突出しており、軸部51を支点として対称位置(ガイド
枠20の外側)には錘部53を備えている。開口保持板
52には多数の通風用穴52aを穿設しており、裏面5
2bの先端部には滑り止め用兼衝撃吸収用のスポンジ5
4を取り付けている。上記開口保持具50は軸部51を
支点として揺動する構成となっており、通常は、錘部5
3が重力により下降し、錘部53のガイド枠20側に突
出した突起53aがガイド枠20の周壁に当接した状態
で、開口保持板52が上方に持ち上げられている。
【0036】図12(A)(B)に示すように、包装袋
10内にネギN等の農作物を挿入する際、ガイド枠20
内を通るネギN等の農作物によって、開口保持板52が
下方へ押し込まれることにより、該開口保持板52の先
端に取り付けたスポンジ54が包装袋10の内周面に当
接して開口部10aを押し広げ、ネギN等の農作物が包
装袋10内に確実に挿入される。ネギN等の農作物が包
装袋10内に挿入された後は、開口保持板52は錘部5
3の重力によって、元の位置に復帰する。他の構成は第
1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0037】上記構成とすると、袋粘着取出手段4によ
って取り出された包装袋10の開口10aが半開きの状
態である場合にも、開口保持具50によって、ネギN等
の農作物を挿入する作業と同時に包装袋10の開口10
aが押し広げられる。よって、開口10aの半開きによ
るネギN等の農作物の挿入の失敗が無くなり、確実に挿
入作業を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、重ねた状態でストックしている包装袋を、袋
粘着取出手段により1枚ずつ粘着していき、この状態
で、上端開口に向かって風を吹き込むことにより包装袋
の開口を開き、この状態になってから、作業員は包装袋
内に開口からネギ等の農作物を投入すればよく、作業員
が包装袋を持ちながら開口を開く必要はなく、作業が非
常に簡単となる。また、農作物を投入後は、包装袋を引
っ張れば粘着を解いて取り出すことができる。
【0039】また、テフロン(R)等からなる平滑素材
でガイド枠を形成し、支柱に対して昇降自在に取り付け
ておき、包装袋が送風で開口した時に下降させて包装袋
内に挿入することにより、包装袋が安定した状態で開
き、農作物をガイド枠の内面に沿って滑らせながらスム
ーズに包装袋内に挿入できる。
【0040】さらに、上記取出板を断面円弧状に凹設し
ている一方、上記袋ストック手段の座板を断面半円弧に
突設することにより、包装袋が大きい場合にも、送風に
より包装袋の開口を開いた時に、包装袋を断面円形とな
るように規制することができるため、農作物の袋入れ作
業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る農作物包装機を
示す全体概略図である。
【図2】 農作物包装機の要部拡大斜視図である。
【図3】 (A)(B)は取出板の揺動構造を示す正面
図である。
【図4】 (A)は取出板の上部を示す正面図、(B)
は要部拡大断面図である。
【図5】 (A)は袋粘着取出手段による包装袋の取り
出す方法を示す斜視図、(B)は包装袋が袋粘着手段に
より粘着される状態を示す平面図である。
【図6】 袋粘着取出手段による包装袋取り出して送風
機の下部に位置させた状態を示す斜視図である。
【図7】 送風機により包装袋を開口し農作物を袋入れ
の状態を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係る農作物の包装機
を示す全体概略図である。
【図9】 第2実施形態の農作物の袋入れ状態を示す斜
視図である。
【図10】 本発明の第3実施形態に係る農作物包装機
を示す要部拡大斜視図である。
【図11】 本発明の第4実施形態に係る農作物包装機
を示す要部拡大斜視図である。
【図12】 (A)(B)は第4実施形態の農作物の袋
入れ状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 農作物包装機 2 基台 3 袋ストック手段 4 袋粘着取出手段 5 送風機 6、6’ 座板 7 ピン 8、8’ 取出板 10、10’ 包装袋 10a 開口 12 コイルスプリング 13 モータ 14 カム 15 ゴム片 16 両面粘着テープ 16a 粘着層 19 保持棒 20、30 ガイド枠 50 開口保持具 52 開口保持板 53 錘部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の包装袋を開口を上端に位置させる
    と共に重ねた状態で保持する袋ストック手段と、該袋ス
    トック手段から包装袋を1枚ずつ粘着して取り出す袋粘
    着取出手段と、該袋粘着取出手段で保持された包装袋に
    対して送風を送って袋の開口を開く送風機とを備え、 上記包装袋の開口が開いた状態で農作物を包装袋内に挿
    入できる構成としていることを特徴とする農作物の包装
    機。
  2. 【請求項2】 上記袋粘着取出手段に粘着テープを用
    い、該粘着テープで袋の片面を粘着して1枚づつ取り出
    し、上記送風手段の下方に位置させて送風により袋の開
    口を開く構成としている請求項1に記載の農作物の包装
    機。
  3. 【請求項3】 基台に上記袋ストック手段、袋粘着取出
    手段および送風機を付設し、 上記袋ストック手段は、上記基台上に座板を立設し、該
    座板の上部にピンを固定し、該ピンを多数の上記袋の上
    部に突き刺して上記包装袋をストックし、 上記袋ストック手段と間隔をあけた対向位置に、上記袋
    粘着取出手段としてバネで初期位置に付勢した取出板の
    下端を揺動可に上記基台に軸支し、該取出板の上部に両
    面粘着テープを取り付け、かつ、該取出板を上記バネに
    抗して袋ストック手段側に押し出すカムと、該カムを回
    転させるモータと、該モータを駆動するスイッチを備
    え、かつ、 上記基台より立設した支柱に、上記取出板の上部を囲む
    保持棒を設けると共に該保持棒の上方に農作物投入用兼
    送風規制用のガイド枠を設け、 上記ガイド枠の上方に上記送風機を配置している請求項
    1または請求項2に記載の農作物の包装機。
  4. 【請求項4】 上記ガイド枠を上記支柱に対して昇降自
    在に取り付けると共に該ガイド枠を平滑材で形成し、該
    ガイド枠を上位置とした状態で下方に包装袋を位置させ
    てガイド枠を通した送風で包装袋の開口し、開口後にガ
    イド枠を下降させて包装袋内に挿入させ、ガイド枠の内
    部で農作物を投入し、投入後にガイド枠を上昇させて包
    装袋から取り出す構成としている請求項3に記載の農作
    物の包装袋。
  5. 【請求項5】 上記取出板は断面円弧状に凹設している
    一方、上記袋ストック手段の座板を断面半円弧に突設
    し、上記取出板の上部に取り付けた上記粘着テープによ
    り包装袋を粘着した状態を送風で包装袋を開口した時に
    包装袋を断面円形に開く構成としている請求項3または
    請求項4に記載の農作物の包装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013142001A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Toyo Jidoki Co Ltd 袋口の開口方法及開口装置

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