JPH0487923A - 根菜類を包装するための方法及び包装機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、大根７人参、ゴボウ等の根菜類を包装するた
めの方法及び装置に関するものである。

（従来の技術） 近年、流通販売過程に於けるバーコード処理の実施、販
売店頭での清潔感の強調等の販売側のニーズ、一方生産
農家では、バイオ野菜や有機栽培野菜など商品差別化ニ
ーズにより、現在はとんどの生鮮野菜は包装されて販売
されている。これらの野菜の包装には、それぞれ専用包
装機械が使用されている。

しかしながら長物根菜類、例えは大根５人参。

コポウ等の包装機械類は未だ実用化されておらす、大半
のものか人手による包装或いは未包装のままで販売され
ている。特に人手による大根等の重量根菜は次に述べる
ような問題かあり、多量の根菜包装作業を行う場合の大
きな障害となっている。

（発明が解決しようとする課題） 人手による長物重量根菜類の袋詰作業では、縦長の袋を
手で持ってその入口を吹いて開き、一方の手で約１　ｋ
ｇ重の根菜を持ち上げながら袋の中へ落とし込む。葉部
が入口で引っ掛かれば、根菜が完全に入るまで袋を両手
でゆする。この作業は能率が悪く、また作業者の疲労が
大きいため長続きせず、多量の包装は困難である。

本発明は、比較的簡単な構造の機械治具を使用すること
で袋詰め作業能率を向上させ、又作業者の肉体疲労を軽
減させる効果のある根菜類の包装方法及び包装機の提供
を目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、 （１）根菜類を包装するために、平袋の入口の一部を切
欠いて残りの部分に固定用ピン穴を設けた封筒型の袋を
使用し、角度を自由に調整可能な傾斜フレーム上に前記
平袋を積層固定させて、一枚毎にスプリングで袋を上面
へ送り出しながら最上層の袋に空気を吹き込んで開封し
た後、袋の上方の前記傾斜フレーム上に根菜を乗せて自
重で滑落させ、袋の入口に設けられた弾性板ゲートを根
菜が通過した後、袋へ滑り込ませてその力で袋に入った
根菜毎に前記のピンから袋をもぎ取って包装することを
特徴とする根菜類を包装するための方法。

（２）角度を自由に調整可能な傾斜フレーム上に、上方
から根菜を自重で滑落させるための滑り台と、送風機を
設けた根菜をガイドするための中空円筒部と、平袋の入
口の一部を切欠いて残りの部分に固定用ピン穴を設けた
封筒型の袋を重ねて固定した袋乗せ板とを順次設けたこ
とを特徴とする根菜類を包装するための包装機である。

（実施例） 以下本発明の実施例とその作用を図面に基づいて詳述す
る。

第１図、第２図、第３図に包装機の主要構成を示す。第
１図は包装機の斜視図、第２図は包装機の側面図、第３
図は包装機の背面図である。

箱型の架台ｌの上に傾斜フレーム４がピン１９、支柱３
を介して乗架されている。長い板状の傾斜フレーム４の
上面には滑り台５．入ロガイド６゜小型送風機７．入口
ゲート８９袋乗せ板９．根菜包装用袋１０．シュータ−
１４が取りつけられている。

そしてシュータ−１４の下床面上には根菜受は箱１７が
、さらに踏台２の側には根菜Ａを乗せた根菜置台１８が
置かれている。

架台１の上面には複数個の鋸歯断面形状をした溝１ａが
設けられ、他端側には傾斜フレーム４を支えるブラケッ
トｌｂが固定されている。又架台ｌの側面には箱型の踏
台２が接合されている。

第４図は包装機の支柱３と傾斜フレーム４及び架台１の
接続方法を示す一部断面とした正面図、第５図は包装機
の傾斜フレーム４と架台１の接続方法を示す詳細図であ
り、ブラケットｉｂにはピン穴１ｂ、があけられている
。

次に第４図により支柱３と傾斜フレーム４の接合方法を
説明する。支柱３は長方形の板状で上部にはピン穴３ａ
が開けられている。一方傾斜フレーム４にも支柱３を接
続するためのブラケット４ａが固定され、同じくピン穴
４ａ、が開けられている。それぞれのピン穴３ａ、４ａ
、、を合わせピン１９を差し込めば、支柱３は傾斜フレ
ーム４に接続され、かつ支柱３は傾斜フレーム４に対し
て自由に回転できる。一方支柱３の下端は、架台１の溝
ｌａに差し込まれているので、傾斜フレーム４の重量が
作用しても、傾斜フレーム４の自重の垂直筒重分を溝底
面で水平筒重分を情事直面で受けるので、支柱３の下端
は滑らない。傾斜フレーム、４の角度変更を行う時は角
度に対応する溝１ａの位置を選択し、支柱３の下端を差
し替えればよい。

次に第５図で傾斜フレーム４と架台１の接続方法を述べ
る。傾斜フレーム４の下端下面には支持ブラケット４ｂ
が固定され、そのブラケット４ｂにはピン穴４ｂ、があ
けられている。このピン穴４ｂ１と架台支持ブラケット
１ｂのピン穴１ｂ、と合わせ、ピン２０を差し込めば傾
斜フレーム４と架台１は接続される。傾斜フレーム４の
角度が変わるときは、ピン２０を中心にして傾斜フレー
ム４が回転する。滑り台５は根菜Ｂが滑り落ちるときに
蛇行しないように凹形断面形状を成し、支柱５ａで傾斜
フレーム４に固定されている。

入ロガイト６は薄板製の中空円筒部６ａの入口に円錐形
に成形された案内部６ｂか接続されており、全体として
根菜Ｂがその中を通過するトンネル形になっていて、支
柱６ｅで傾斜フレーム４に固定されている。また中空円
筒部６ａの上部に風導管６ｃが接続され、その端部には
フランジ６が接合されている。そのフランジ６ｄには小
型送風機７か接続されている。送風機を運転すると高速
の空気が風導管６ｃを通って人ロガイト中空円筒部６ａ
の内部へ送風される。

第６図にシュータ１４と傾斜フレーム４の接続方法を示
す。シュータ１４は滑り台５と同様凹形断面形状を成し
、その両端にホルト１４ａが固定されている。一方シュ
ータ１４を支持するＬ型ブラケット４ｃにはポルト１４
ａを差し込むピン１４ｃ１があけられ、そのＬ型底面で
傾斜フレーム４へ接続するホルトナツト１６で接続され
ている。組立の際は、シュータ−ボルト］、４ａにＬ型
ブラケット４ｃを差し込んだ後、両側のＬ型金物４ｃを
傾斜フレーム４上に乗せナツト１５で締めつける。シュ
ータ１４と傾斜フレーム４の相対角度を変更する時はこ
のナツト１５を緩めて調整する。

次に袋装着機構の詳細を第７図〜第９図に示す。

第７図は包装機の袋装着機構の側断面図、第８図は包装
機の袋装着機構の平面図、第９図は包装機の袋装着機構
の袋乗せ板９の平面図である。

第７図において、袋乗せ板９は長方形の厚板で、上端９
０部のみ厚く段差になっており、第９図に示すピン穴９
ｄがあけられている。さらにその下面にピン９ａか固定
されている。この袋乗せ板９の下端９ｂは、傾斜フレー
ム４に固定された支持台４ｄで支持され、他端９ｃに固
定されているピン９ａはスプリング１２を介し傾斜フレ
ーム４のピン穴４ｅに挿入される。支持台４ｄはＬ型で
あるから、袋乗せ板９が傾斜してもその重量の水平垂直
成分を支えるため、袋乗せ板上端位置９ｂは変化しない
。ピン９ａとピン穴４ｅの隙間は大きいので、袋乗せ板
９は下端支持部９ｂの位置が一定のまま上端９ｃがスプ
リング１２の力によって上方へ押上けられる。すなわち
袋乗せ板上端部９１〕を中心に上端９ｃが回転する。袋
乗せ板上端９ｃには袋押さえ１１が傾斜フレーム４に固
定されている。

袋押さえ１１の先端１１ａはＬ型に折り曲けられ、袋１
０の」二面を押さえている。

第１０図は包装機の袋の外観を示す図である。図におい
て、袋１０は平袋の入口片面を封筒型に切欠き、残った
面１０ａにピン穴１０ｃを設ける。この袋ＩＯを袋乗せ
板９の上に積重さね、ピン穴１０ｃと袋乗せ板上のピン
穴９ｄの位置を合わせてからピン１３を差し込むと同時
に、袋乗せ板９を押下げながら装入口面１０ａの端を袋
押さえｌｌａの下に差し込む。

第１１図は入口ゲート８の正面図第１２図はその断面図
である。入口ゲート８は、馬蹄形をした鋼板製のフレー
ム８ａ、８ｂの間にゴム板ゲート８ｃを挟み込み、ポル
トナラｈ８ｄで締め付けている。

ゴム板ゲート８ｃは薄い半円形状ゴム板を第１３図に示
すように中央部尖舌短冊部８ｃ、のように８分割し、そ
の分割切り口根本には逃がし穴８　Ｃ２を設けている。

すなわち第１５図の斜視図に示すうように、コム板８ｃ
の中央部を押せは分割された尖舌短冊部８ｃ、が根本を
中心に折れ曲がって放射状に広がり、袋■０の入口内面
を覆うようになる。

以上述べた構成からなる包装機を使用し、根菜Ａを包装
する過程を第１図を用いて述べる。

まず後述する最適傾斜角へ傾斜フレーム４を調整し、袋
１０を装着した後、傾斜フレーム４の側面にある送風機
運転押しボタン２１を押し、送風機７を運転する。

次に第１６図に示すように、送風機７から高速の空気が
人ロガイト６内下面に衝突した後、下面に沿って袋１０
の入口に向かって吹き出す。この空気流の１部は袋の入
口上下合わせ面１０ａ、１０ｂを押し開きながら袋の中
に流れ込み、袋１０をふくらませる。

包装機操作者は第１，２図に示す踏台２の上面に立ち、
根菜置台１８から根菜Ａを取り上げ傾斜フシーム４上の
滑り台５に乗せる。根菜Ｂは、重力により傾斜した滑り
台５上を下方へ滑り落ち、入口ガイド６の中を通過し、
入口ゲート８へ達する。

入口ゲートゴム板８ｃに衝突した根菜Ｂｌｏｔ第１５図
のゴム板尖舌短冊部８ｃ、を下方に押し広げながら通過
して行く。広げられた尖舌短冊部の先端８ｃ。

は開封状態の袋の入口から袋の内面を覆い、根菜Ｂの誘
導路を形成する。この誘導路は袋ｌＯへ根菜Ｂを導入し
、且つ根菜葉部が装入口端部へ引っ掛かることや葉部の
直撃衝突で袋端部が破損することを防止している。

ゴム板ゲート８を（ぐって袋内へ入った根菜Ｂは、第１
７図（ａ）、　（ｂ）に示すように袋ＩＯの底部に衝突
し、根菜Ｂはその衝突力で袋１０を下方へ押し落下させ
ようとする。この力は袋のピン穴部１０ｃに作用し、袋
１０をピン１３からもぎ取る。根菜Ｂを袋中に収納した
袋１０１は袋乗せ台９から落下し、シュータ−１４を通
過して根菜受は箱１７の中へ滑り落ちる。

袋乗せ板９に積み重ねられている最上部の袋１０が落下
すると、その下に位置している次の袋ＩＯ□が上面に露
出して来る。送風機７は包装作業中連続運転しているの
で、高速の空気流で次の製団。

は瞬間的に開封する。最上部の袋が落下し袋の積層厚が
減少してもスプリング１２により袋１０は常に上方へ押
しあげられ、また最上部の袋は袋押さえ１１ａによって
常に定位置を維持している。

このように根菜へを次々に包装機滑り台５上に乗せれば
非常に能率良く自動的に包装作業が行われ、作業者の肉
体疲労も少ない。またこの包装機は簡単な構造で安価に
製造できる。

傾斜フレーム４の最適傾斜角は、根菜類の種類とその表
面状態、袋素材の組合せにより変化するが、例えば大根
を包装する場合の最適傾斜角度は次の第１表に示す通り
である。

第１表 最適傾斜角度は以上の通りであるが、本発明の包装機に
おいて、入口ゲートを設置しない場合、第２表のデータ
のように大根の不完全挿入（大根の先端が袋の底に到達
せず葉の一部が袋の入口から露出した状態）及び袋の破
損がかなり発生した。

これに対して入口ゲートを設置することにより、これら
の現象は皆無となりその有効性が確認された。

第２表 （発明の効果） 本根菜包装機を使用し大根を袋詰めした時の処理本数は
、袋の装着根菜受は箱入替等の準備時間及び箱詰め作業
を除き、−大作業の場合）　ｌｌ、、１４間て９００〜
１０００本の包装が可能となった。この能力は例えば大
根の生産者農家が一日２５００本の袋詰め出荷を行う場
合、約３時間で終えることになる。従来はこれほど多量
の大根を人手で袋詰めすることは、農家における労働力
確保が困難なため不可能であった。本発明による包装機
および包装方法によれば、安価な手段により簡単な作業
方法で作業者の負荷を軽減し、しかも能率良く多量の根
菜包装を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の包装機を示す斜視図、第２図
は第１図の包装機の側面図、第３図は第１図の包装機の
背面図、第４図は包装機の支柱と傾斜フレーム及び架台
の接続方法を示す一部断面とした正面図、第５図は包装
機の傾斜フレームと架台の接続方法を示す詳細図、第６
図は包装機のシュータと傾斜フレームの接続方法を示す
図、第７図は包装機の袋装着機構の側断面図、第８図は
包装機の袋装着機構の平面図、第９図は包装機の袋乗せ
板の平面図、第１Ｏ図は袋の外観を示す図、第１１図は
包装機の入口ゲートの正面図、第１２図は包装機の入口
ゲートの断面図、第１３図はゴム板ゲートの平面図、第
１４図は同押さえ板の平面図、第１５図は入口ゲートの
作用を示す斜視図、第１６図は袋の開封動作を示す側断
面図、第１７図（ａ、）、　（ｂ）は根菜の挿入から次
の袋が開封状態になるまでを説明した側断面図である。 ■・・・箱型の架台、２・・・踏台、３・・・支柱、４
・・傾斜フレーム、５・・・滑り台、６・・・入ロガイ
ト、７・・・小型送風機、８・・・入口ゲート、９・・
・袋乗せ板、■岬・・根菜包装用袋、１１・・・袋押さ
え、Ｉ２・・・スプリング、１３・・・ピン、１４・・
・シュータ、１５・・・ナツト、１６・ホルトナツト、
１７・・・根菜受は箱、１８・・根菜置台、１９・・合
わせピン、２０・・・合わせピン、２１・・・送風機運
転押しボタン 代理人　弁理士　秋　沢　政　光 他１名 才１３図 ａＣｔ ７Ｆ１４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）根菜類を包装するために、平袋の入口の一部を切
   欠いて残りの部分に固定用ピン穴を設けた封筒型の袋を
   使用し、角度を自由に調整可能な傾斜フレーム上に前記
   平袋を積層固定させて、一枚毎にスプリングで袋を上面
   へ送り出しながら最上層の袋に空気を吹き込んで開封し
   た後、袋の上方の前記傾斜フレーム上に根菜を乗せて自
   重で滑落させ、袋の入口に設けられた弾性板ゲートを根
   菜が通過した後、袋へ滑り込ませてその力で袋に入った
   根菜毎に前記のピンから袋をもぎ取って包装することを
   特徴とする根菜類を包装するための方法。
2. （２）角度を自由に調整可能な傾斜フレーム上に、上方
   から根菜を自重で滑落させるための滑り台と、送風機を
   設けた根菜をガイドするための中空円筒部及び弾性板ゲ
   ートと、平袋の入口の一部を切欠いて残りの部分に固定
   用ピン穴を設けた封筒型の袋を重ねて固定した袋乗せ板
   とを順次設けたことを特徴とする根菜類を包装するため
   の包装機。