JP2003230758A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003230758A
JP2003230758A JP2002035652A JP2002035652A JP2003230758A JP 2003230758 A JP2003230758 A JP 2003230758A JP 2002035652 A JP2002035652 A JP 2002035652A JP 2002035652 A JP2002035652 A JP 2002035652A JP 2003230758 A JP2003230758 A JP 2003230758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
environment
player
game
adjustment
adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002035652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4074101B2 (ja
Inventor
Masayoshi Kii
真嘉 逵井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2002035652A priority Critical patent/JP4074101B2/ja
Publication of JP2003230758A publication Critical patent/JP2003230758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4074101B2 publication Critical patent/JP4074101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の遊技者が最適に遊技を行える環境を容
易に作り出すことができる遊技機を提供することにあ
る。 【解決手段】 主制御基板20(メインCPU20a)
は、遊技者の身体的特徴(座高の高さ)を検知する人検
知センサSE1の検知結果に基づき、図柄表示装置18
の可視表示部の配置(上下位置)を調節するための環境
調節情報を生成する。また、メインCPU20aは、生
成した環境調節情報に基づく調節信号S1を調節部25
に出力する。そして、調節部25は、該調節信号S1の
指示内容に基づき可視表示部の配置を自動調節する。そ
の結果、遊技者の身体的特徴に応じて、該遊技者が最適
に遊技を行える環境を自動的に作り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技を行う遊技者
に対する遊技機本体を構成する各種の機構成部材の環境
を任意に調節可能に構成された遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種であるパチンコ機
は、図柄組み合わせゲームが行われる図柄表示装置、遊
技領域に遊技球を発射する発射装置、及び遊技中に各種
音声を出力する音声出力装置(スピーカ)などの各種の
機構成部材を備えている。このようなパチンコ機では、
遊技者が発射装置を操作すると遊技領域内に遊技球が発
射され、該遊技球が所定の入賞口(始動入賞口)に入賞
することにより、図柄表示装置では図柄組み合わせゲー
ムが行われるようになっている。また、音声出力装置で
は、図柄組み合わせゲームの進行状況に応じて所定の効
果音などが出力されるようになっている。そして、これ
らの各種の機構成部材は、パチンコ機本体に対して一義
的に決められた配置(所定の位置、角度)や動作状態
(表示の明暗、音量など)で設けられている。
【0003】ところで、遊技を行う遊技者は、個々にそ
の体格(又は体型)が異なっている。また、ある遊技者
は図柄表示装置の表示が見易いと感じたのに他の遊技者
は図柄表示装置の表示が見難いと感じたりするなど、遊
技者の感覚も様々であった。換言すれば、個々の遊技者
が最適に遊技を行っていると感じることができる環境
(機構成部材の配置や動作状態など)は、遊技者の体格
や感覚に応じて異なっている。そのため、前述のよう
に、パチンコ機本体に対して一義的に決められた配置や
動作状態で各種の機構成部材が設けられたパチンコ機に
あっては、全ての遊技者が、個々の体格や感覚に応じた
最適な環境下で遊技を行っているとは言い難かった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば、特開平10−113427号公報に示され
た構成(以下、「従来構成」という。)が提案されてい
る。この従来構成では、発射装置の配置が調節可能に構
成されており、遊技者が、自身の体格や好みに合わせて
発射装置の配置を任意に調節できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成においては、遊技者が遊技を行う度に(パチンコ機の
前に設置された椅子に着座する度に)、発射装置などの
機構成部材の配置を調節することを前提としている。ま
た、パチンコ機は、複数の遊技者により遊技が行われる
ため、発射装置などの機構成部材の配置は、個々の遊技
者が自身の好みに合わせて任意に調節してしまうことが
考えられる。そのため、遊技者が遊技を行う度に機構成
部材の調節を行う場合には、前回の遊技時に作り出した
最適に遊技を行える環境を再び作り出すことが難しいと
共に煩わしかった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、個々の遊技者が最適に遊技を行える環境を容易に作
り出すことができる遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、遊技を行う遊技者に対
する遊技機本体を構成する各種の機構成部材の環境を任
意に調節可能に構成された遊技機において、遊技者の身
体的特徴及び遊技姿勢のうち少なくともいずれか一方の
遊技者情報を検知する遊技者情報検知手段の検知結果に
基づき、前記機構成部材の環境を調節するための環境調
節情報を生成する環境調節情報生成手段と、該環境調節
情報生成手段が生成した前記環境調節情報に基づき、前
記機構成部材の環境を自動調節する調節手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、遊技を行う遊技
者に対する遊技機本体を構成する各種の機構成部材の環
境を任意に調節可能に構成された遊技機において、遊技
場の遊技環境を検知する遊技環境検知手段の検知結果に
基づき、前記機構成部材の環境を調節するための環境調
節情報を生成する環境調節情報生成手段と、該環境調節
情報生成手段が生成した前記環境調節情報に基づき、前
記機構成部材の環境を自動調節する調節手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の遊技機において、前記調節手段により自
動調節された前記機構成部材の環境を遊技者が再調節す
るための再調節手段をさらに備えたことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその一種であるパ
チンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という。)に具体
化した一実施形態を図1〜図8に基づき説明する。な
お、以下の説明における「上」「下」「左」「右」は、
特に断りのない場合、機表側から見た場合の「上」
「下」「左」「右」を示すものとする。
【0011】図1にはパチンコ機(遊技機本体)10の
機表側が略示されており、パチンコ機10において機体
の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の機構成
部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自
在に組み付けられている。また、中枠12の前面側に
は、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するため
のガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き
状態で開閉可能に組み付け整合されている。さらに、上
球皿15の両側方には、所定の音声(効果音)を出力す
るための音声出力装置としてのスピーカ16が機裏側に
配置されるように設けられている。さらに、中枠12の
下部には下球皿17、発射装置18等が装着されてい
る。また、発射装置18には、遊技者が該発射装置18
を操作する際に把持するグリップ部18aが備えられて
いる。
【0012】また、遊技盤13の遊技領域13aの略中
央には、図柄を可変(変動)させて図柄組み合わせゲー
ムを行う図柄表示装置19が配設されている。そして、
図柄表示装置19には、液晶画面からなる可視表示部H
が設けられており、当該可視表示部Hには、複数列(例
えば、3列)の図柄が各列毎に表示されるようになって
いる。従って、遊技者は、可視表示部Hに表示された各
列の図柄の組み合わせから大当り状態、リーチ状態又は
はずれ状態のいずれかの状態を認識することができる。
そして、図柄組み合わせゲームの結果、全列の図柄が同
一の図柄からなる組み合わせとなった場合には、多数の
遊技球(賞球)を獲得できるチャンスが遊技者に付与さ
れるようになっている。
【0013】そして、パチンコ機10は、遊技場に据え
付けられた通称「島」とも呼ばれる設置枠台Kに設置さ
れるようになっている。また、設置枠台Kに設置された
各パチンコ機10には、その前方側に椅子CH(図3に
示す。)が設置されており、遊技者(図3において符号
Pで示す。)は、椅子CHに着座した状態で遊技を行う
ことができるようになっている。
【0014】一方、パチンコ機10の機裏側には、遊技
全体を制御するために各種の制御信号を出力する主制御
基板(以下、「主基板」という。)20が装着されてい
る(図1に破線で示す。)。また、主基板20には、図
柄表示装置19に対して図柄制御を実行する図柄制御基
板(以下、「図柄基板」という。)21が接続されてい
る(図1に破線で示す。)。また、主基板20には、ス
ピーカ16からの音声出力(効果音など)を制御(音声
制御)する音声制御基板(以下、「音声基板」とい
う。)22が接続されている(図1に破線で示す。)。
さらに、パチンコ機10の機裏側には、遊技者が発射装
置18を操作することにより、遊技領域13aに発射さ
れる遊技球の発射制御を行う発射制御基板(以下、「発
射基板」という。)23が装着されている(図1に破線
で示す。)。
【0015】ここで、本実施形態における主基板20、
図柄基板21、音声基板22及び発射基板23の具体的
構成及び接続態様を図2に基づき説明する。まず、主基
板20は、パチンコ機10全体を制御するメインCPU
20aを備えており、該メインCPU20aにはROM
20b及びRAM20cが接続されている。そして、R
OM20bには、パチンコ機10を制御するための各種
制御プログラムが記憶保持されている。また、RAM2
0cには、パチンコ機10の稼動中に適宜書き換えられ
る各種制御情報が記憶保持されるようになっている。
【0016】また、図柄基板21は、主基板20(メイ
ンCPU20a)から入力した制御信号に対応する制御
コマンドに基づき図柄制御を実行するサブCPU21a
を備えている。また、サブCPU21aには、ROM2
1b及びRAM21cが接続されている。そして、RO
M21bには、図柄制御を実行するための制御プログラ
ムが記憶保持されている。また、RAM21cには、パ
チンコ機10の稼動中に適宜書き換えられる各種情報な
どが記憶保持されるようになっている。
【0017】また、音声基板22は、主基板20(メイ
ンCPU20a)から入力した制御信号に対応する制御
コマンドに基づき音声制御を実行するサブCPU22a
を備えている。また、サブCPU22aには、ROM2
2b及びRAM22cが接続されている。そして、RO
M22bには、音声制御を実行するための制御プログラ
ムが記憶保持されている。また、RAM22cには、パ
チンコ機10の稼動中に適宜書き換えられる各種情報な
どが記憶保持されるようになっている。
【0018】また、発射基板23は、発射装置18と接
続され、該発射基板23は、遊技者が発射装置18を操
作することにより、遊技領域13aに発射される遊技球
の発射制御を行うようになっている。具体的には、発射
基板23は、発射装置18に対して、遊技球が所定の発
射タイミング(例えば、100個/分)で発射されるよ
うに発射制御信号を出力するようになっている。
【0019】そして、本実施形態のパチンコ機10は、
該パチンコ機10で遊技を行う遊技者に対する各種の機
構成部材(特に、スピーカ16、発射装置18、図柄表
示装置19(可視表示部H))の環境を任意に調節可能
に構成されている。なお、以下の説明において、特に断
りのない場合、「機構成部材」としては、スピーカ1
6、発射装置18、図柄表示装置19(可視表示部H)
を示すものとする。また、「遊技者に対する機構成部材
の環境」とは、遊技者に対する機構成部材の視覚的環
境、聴覚的環境、触覚的環境及び操作的環境である。
【0020】なお、「視覚的環境」とは、遊技者の視覚
器官(目)に関係する環境である。この視覚的環境とし
ては、視覚情報(図柄など)を表示する図柄表示装置1
9(可視表示部H)の配置(上下位置、傾き)や動作状
態(表示の明暗(濃淡)などの表示具合)が該当する。
また、「聴覚的環境」とは、遊技者の聴覚器官(耳)に
関係する環境である。この聴覚的環境としては、聴覚情
報(効果音など)を出力するスピーカ16の配置(スピ
ーカ16の向き)や動作状態(音量などの音声出力具
合)が該当する。また、「触覚的環境」とは、遊技者の
触覚器官(手(掌))に関係する環境である。この触覚
的環境としては、遊技者が遊技球を発射する際に把持す
る発射装置18のグリップ部18aの状態(温度など)
が該当する。また、「操作的環境」とは、遊技者の操作
性に関係する環境である。この操作的環境としては、遊
技者が遊技球を発射する際に操作する発射装置18の配
置(上下左右斜め前後位置)が該当する。
【0021】そして、本実施形態では、前述の各種環境
を遊技者が最適と感じるように機構成部材の配置や動作
状態などを自動調節又は手動調節できるようになってい
る。最初に、自動調節を行うための具体的な構成につい
て図1〜図3に基づき説明する。なお、本実施形態で
は、自動調節により、図柄表示装置19(可視表示部
H)の配置(上下位置)及び動作状態(明暗)を、スピ
ーカ16の動作状態(音量)を、グリップ部18aの状
態(温度)を調節できるようになっている。
【0022】この自動調節の場合には、遊技者の身体的
特徴(遊技者情報)や遊技場の遊技環境を各種センサで
検知し、該検知内容に基づき機構成部材の配置や動作状
態などを調節するようになっている。なお、「遊技者の
身体的特徴」とは、遊技を行う遊技者の身体の特徴であ
り、遊技者固有の身長や座高などの体格(体型)や、体
調又は外的要因(気候、室温など)に応じて変動する手
(掌)の温度などである。また、「遊技場の遊技環境」
とは、遊技場で遊技を行う遊技者が置かれている環境で
あり、遊技場の光量(明るさ)や騒音量(騒がしさ)な
どである。例えば、照明器具が多く設置されている遊技
場では、遊技者が明るい環境に置かれていることにな
る。また、パチンコ機10の設置台数や稼動数が多い遊
技場又は音楽や場内アナウンスを大音量で流している遊
技場では、遊技者が騒がしい環境に置かれていることに
なる。
【0023】そして、遊技者の身体的特徴や遊技場の遊
技環境を検知する各種センサは、設置枠台Kに設置され
た各パチンコ機10に対応するように配設されている。
また、各種センサの検知内容は、各パチンコ機10の主
基板20(メインCPU20a)に出力されるようにな
っている。そして、メインCPU20aは、各種センサ
の検知内容から遊技者の身体的特徴や遊技場の遊技環境
を判別し、その判別結果から遊技者が最適に遊技を行う
ことができる環境を自動調節により作り出すための環境
調節情報を生成するようになっている。従って、主基板
20のメインCPU20aは、環境調節情報を生成する
環境調節情報生成手段として機能する。
【0024】以下、前述した各種センサについて具体的
に説明する。前記パチンコ機10の上部には、遊技者情
報検知手段としての人検知センサSE1が配設されてい
る。この人検知センサSE1は、図3に示すように、椅
子CHに着座した遊技者の頭の位置付近を検知範囲とし
てあり、該検知範囲に存在する遊技者の頭の位置を検知
している。そして、人検知センサSE1は、着座状態に
ある遊技者の頭の位置が、前記検知範囲において予め定
めた複数の分割領域(上位置、中位置、下位置)のうち
どの領域に存在するかを検知している。
【0025】また、椅子CHの着座部CHaには、該椅
子CHに遊技者が着座しているか否かを検知する着座セ
ンサSE2が配設されている(図3に示す。)。この着
座センサSE2は、着座部CHaに対する荷重の変化に
より、遊技者が着座したか否かを検知している。そし
て、着座センサSE2は、パチンコ機10に遊技者が存
在するか否かを検知する遊技者存在検知手段として機能
する。また、発射装置18のグリップ部18aには、遊
技者情報検知手段としての温度センサSE3が配設され
ている(図1に示す。)。この温度センサSE3は、発
射装置18のグリップ部18aを把持する遊技者の手
(掌)の温度を検知している。
【0026】また、設置枠台Kには、パチンコ機10の
上部に位置するように光検知センサSE4及び音検知セ
ンサSE5(共に遊技環境検知手段となる)が配設され
ている。前記光検知センサSE4は遊技場の光量(明る
さ)を検知していると共に、音検知センサSE5は遊技
場の騒音量(騒がしさ)を検知している。
【0027】そして、メインCPU20aは、着座セン
サSE2が遊技者の着座を検知した状態(ON信号を出
力した状態)において、人検知センサSE1及び温度セ
ンサSE3の検知内容から遊技者の身体的特徴(座高
(身長)の高さ、手の温度)を判別するようになってい
る。また、メインCPU20aは、着座センサSE2が
遊技者の着座を検知した状態(ON信号を出力した状
態)において、光検知センサSE4及び音検知センサS
E5の検知内容から遊技場の遊技環境(明るさ、騒がし
さ)を判別するようになっている。このようにメインC
PU20aは、着座センサSE2が遊技者の着座を検知
した状態において、各センサSE1,SE3〜SE5の
検知内容から遊技者の身体的特徴や遊技場の遊技環境を
判別することで、遊技者が存在することを前提に機構成
部材の配置や動作状態などを調節することができる。例
えば、人検知センサSE1及び着座センサSE2の検知
内容から遊技者の身体的特徴を判別することで、設置枠
台K間の遊技場通路を歩いている遊技者や椅子CHに着
座していない遊技者と、遊技を行う(又は行おうとして
いる)遊技者との判別を行うことができる。
【0028】そして、メインCPU20aは、人検知セ
ンサSE1及び着座センサSE2の検知内容から、どの
ような座高(身長)の遊技者が椅子CHに着座したかを
判別している。例えば、着座センサSE2がON信号を
出力し、人検知センサSE1が上位置を検知した場合、
メインCPU20aは、該検知内容から座高の高い(又
は身長の高い)遊技者であることを判別できる。また、
着座センサSE2がON信号を出力し、人検知センサS
E1が下位置を検知した場合、メインCPU20aは、
該検知内容から座高の低い(又は身長の低い)遊技者で
あることを判別できる。また、着座センサSE2がON
信号を出力し、人検知センサSE1が中位置を検知した
場合、メインCPU20aは、該検知内容から標準的な
(設計時の想定による)座高(又は身長)の遊技者であ
ることを判別できる。
【0029】また、メインCPU20aは、温度センサ
SE3及び着座センサSE2の検知内容から、遊技者が
どのような手の温度であるかを判別している。例えば、
着座センサSE2がON信号を出力し、温度センサSE
3が低温度を検知した場合、メインCPU20aは、該
検知内容から手の温度が低い遊技者であることを判別で
きる。また、着座センサSE2がON信号を出力し、温
度センサSE3が高温度を検知した場合、メインCPU
20aは、該検知内容から手の温度が高い遊技者である
ことを判別できる。
【0030】また、メインCPU20aは、光検知セン
サSE4及び着座センサSE2の検知内容から、遊技者
がどのような明るさの中で遊技を行っているかを判別し
ている。例えば、着座センサSE2がON信号を出力
し、光検知センサSE4が光量多を検知した場合、メイ
ンCPU20aは、該検知内容から明るい環境の中で遊
技者が遊技を行っていることを判別できる。また、着座
センサSE2がON信号を出力し、光検知センサSE4
が光量少を検知した場合、メインCPU20aは、該検
知内容から暗い環境の中で遊技者が遊技を行っているこ
とを判別できる。
【0031】また、メインCPU20aは、音検知セン
サSE5及び着座センサSE2の検知内容から、遊技者
がどのような騒がしさの中で遊技を行っているかを判別
している。例えば、着座センサSE2がON信号を出力
し、音検知センサSE5が騒音大を検知した場合、メイ
ンCPU20aは、該検知内容から騒がしい環境の中で
遊技者が遊技を行っていることを判別できる。また、着
座センサSE2がON信号を出力し、音検知センサSE
5が騒音小を検知した場合、メインCPU20aは、該
検知内容から静かな環境の中で遊技者が遊技を行ってい
ることを判別できる。
【0032】そして、図2に示すように、メインCPU
20aには、図柄基板21に接続された図柄表示装置1
9(可視表示部H)の配置や動作状態を調節する調節部
25が接続されている。この調節部25は、可視表示部
Hの配置や動作状態を調節する調節機構26と、該調節
機構26を制御する制御回路27を備えている。従っ
て、制御回路27からの指示に基づき調節機構26は、
可視表示部Hの配置として上下位置及び角度(遊技盤1
3の表面に対する可視表示部Hの傾き)を調節できるよ
うになっている。なお、「遊技盤13の表面に対する可
視表示部Hの傾き」とは、パチンコ機10の前後方向へ
の傾きである。また、調節機構26は、可視表示部Hの
動作状態として表示の明暗を調節できるようになってい
る。
【0033】そして、メインCPU20aは、遊技者の
座高(身長)に対して該遊技者が最適に遊技を行うこと
ができるように可視表示部Hの上下位置を調節するため
の環境調節情報を生成する。また、メインCPU20a
は、遊技場の明るさに対して遊技者が最適に遊技を行う
ことができるように可視表示部Hの表示の明暗を調節す
るための環境調節情報を生成する。そして、メインCP
U20aは、環境調節情報を調節信号S1として調節部
25の制御回路27に出力し、該制御回路27は、調節
信号S1に基づき調節機構26を制御する。
【0034】また、メインCPU20aには、音声基板
22に接続されたスピーカ16の配置や動作状態を調節
する調節部28が接続されている。この調節部28は、
スピーカ16の配置や動作状態を調節する調節機構29
と、該調節機構29を制御する制御回路30を備えてい
る。従って、制御回路30からの指示に基づき調節機構
29は、スピーカ16の配置として上下左右の向きを、
スピーカ16の動作状態として音量を調節できるように
なっている。
【0035】そして、メインCPU20aは、遊技場の
騒がしさに対して遊技者が最適に遊技を行うことができ
るようにスピーカ16の音量を調節するための環境調節
情報を生成する。そして、メインCPU20aは、環境
調節情報を調節信号S2として調節部28の制御回路3
0に出力し、該制御回路30は、調節信号S2に基づき
調節機構29を制御する。
【0036】また、メインCPU20aには、発射基板
23に接続された発射装置18の配置やグリップ部18
aの温度を調節する調節部31が接続されている。この
調節部31は、発射装置18の配置やグリップ部18a
の温度を調節する調節機構32と、該調節機構32を制
御する制御回路33を備えている。従って、制御回路3
3からの指示に基づき調節機構32は、発射装置18の
配置として上下左右斜め位置及びグリップ部18aの温
度を調節できるようになっている。
【0037】そして、メインCPU20aは、遊技者の
手の温度に対して該遊技者が最適に遊技を行うことがで
きるようにグリップ部18aの温度を調節するための環
境調節情報を生成する。そして、メインCPU20a
は、環境調節情報を調節信号S3として調節部31の制
御回路33に出力し、該制御回路33は、調節信号S3
に基づき調節機構32を制御する。
【0038】次に、遊技者の指示(又は遊技者の操作)
による手動調節によって機構成部材の配置や動作状態を
調節するための構成を図1及び図6に基づき説明する。
なお、本実施形態では、手動調節により、図柄表示装置
19(可視表示部H)の配置(上下位置、傾き)及び動
作状態(明暗)を、スピーカ16の配置(上下左右の向
き)及び動作状態(音量)を調節できるようになってい
る。また、同じく手動調節により、発射装置18の配置
(上下左右斜め)及びグリップ部18aの状態(温度)
を調節できるようになっている。
【0039】この手動調節の場合には、遊技者が機構成
部材の配置や動作状態などを直接指示することにより、
自身の好みに応じて環境を調節できるようになってい
る。そして、図1に示すように、上球皿15の前面側略
中央には、遊技者が機構成部材の配置や動作状態を調節
する際に、その調節内容を指示するための調節操作部C
が設けられている。以下、図6に基づき調節操作部Cを
説明する。
【0040】この調節操作部Cには、可視表示部Hの配
置や動作状態を指示するための表示装置調節操作部(以
下、「表示操作部」という。)HCが設けられている。
前記表示操作部HCは、可視表示部Hの上下位置を3段
階に調節できるように、基本位置ボタン40、上位置ボ
タン41及び下位置ボタン42を備えている。そして、
基本位置ボタン40は、可視表示部Hが上下方向におい
て基本位置となるように調節を指示するボタンとされて
いる。なお、可視表示部Hの基本位置は、パチンコ機1
0の設計仕様に基づき適宜決定され、例えば、機前面側
から見た場合に図柄表示装置19の略中央となる位置で
ある。また、上位置ボタン41は該基本位置よりも可視
表示部Hが上方の位置となるように調節を指示するボタ
ンとされる一方で、下位置ボタン42は該基本位置より
も可視表示部Hが下方の位置となるように調節を指示す
るボタンとされている。
【0041】また、表示操作部HCは、可視表示部Hの
傾きを3段階に調節できるように、基本位置ボタン4
3、前傾位置ボタン44及び後傾位置ボタン45を備え
ている。そして、基本位置ボタン43は、可視表示部H
が遊技盤13の表面に対する傾き(角度)において基本
位置となるように調節を指示するボタンとされている。
なお、可視表示部Hの基本位置は、パチンコ機10の設
計仕様に基づき適宜決定され、例えば、可視表示部Hの
表面(表示面)が遊技盤13の表面に対して傾きが略0
(零)度となる位置である。また、前傾位置ボタン44
は該基本位置に対して可視表示部Hが前傾する位置とな
るように調節を指示するボタンとされる一方で、後傾位
置ボタン45は該基本位置に対して可視表示部Hが後傾
する位置となるように調節を指示するボタンとされてい
る。
【0042】また、表示操作部HCは、可視表示部Hの
表示の明暗を段階的に調節できるように、明ボタン46
及び暗ボタン47を備えている。そして、明ボタン46
は可視表示部Hの表示の明るさが暗→明となるように調
節を指示するボタンとされる一方で、暗ボタン47は可
視表示部Hの表示の明るさが明→暗となるように調節を
指示するボタンとされている。なお、可視表示部Hの表
示の明暗は、両ボタン46,47の操作により、予め定
めた範囲内(例えば、基準の明るさに対して明暗両方向
に各3段階)において指示できるようになっている。
【0043】そして、可視表示部Hは、遊技中に遊技者
が最も注目する部位であると共に、遊技者に対して視覚
情報を表示するようになっている。従って、この可視表
示部Hの配置や動作状態を調節できるようにすること
で、遊技者は視覚的な面において最適な環境下(最適な
視覚的環境下)で遊技を行うことができる。
【0044】また、調節操作部Cには、スピーカ16の
配置や動作状態を指示するためのスピーカ調節操作部
(以下、「音操作部」という。)SCが設けられてい
る。前記音操作部SCは、スピーカ16の向きを5方向
に調節できるように、基本ボタン48、上方向ボタン4
9、下方向ボタン50、左方向ボタン51及び右方向ボ
タン52を備えている。そして、基本ボタン48は、ス
ピーカ16が基本方向を向くように調節を指示するボタ
ンとされている。なお、スピーカ16の基本方向は、パ
チンコ機10の設計仕様に基づき適宜決定され、例え
ば、遊技者に対して略正面(略対向)に向けられる方向
である。また、上方向ボタン49は該基本方向よりもス
ピーカ16が上方の方向を向くように調節を指示するボ
タンとされる一方で、下方向ボタン50は該基本方向よ
りもスピーカ16が下方の方向を向くように調節を指示
するボタンとされている。また、左方向ボタン51は該
基本方向よりもスピーカ16が左方の方向を向くように
調節を指示するボタンとされる一方で、右方向ボタン5
2は該基本方向よりもスピーカ16が右方の方向を向く
ように調節を指示するボタンとされている。
【0045】また、音操作部SCは、スピーカ16の音
量を段階的に調節できるように、音量大ボタン53及び
音量小ボタン54を備えている。そして、音量大ボタン
53は、スピーカ16の音量が小→大となるように調節
を指示するボタンとされる一方で、音量小ボタン54
は、スピーカ16の音量が大→小となるように調節を指
示するボタンとされている。なお、スピーカ16の音量
は、両ボタン53,54の操作により、予め定めた範囲
内(例えば、基準の音量に対して大小両方向に各3段
階)において指示できるようになっている。
【0046】そして、スピーカ16は、遊技中、遊技者
に対して聴覚情報である各種音声(効果音)が出力され
る部位となっている。従って、このスピーカ16の配置
や動作状態を調節できるようにすることで、遊技者は聴
覚的な面において最適な環境下(最適な聴覚的環境下)
で遊技を行うことができる。
【0047】また、調節操作部Cには、発射装置18の
配置やグリップ部18aの温度を指示するための発射装
置調節操作部(以下、「発射操作部」という。)LCが
設けられている。
【0048】前記発射操作部LCは、発射装置18の配
置を9位置に調節できるように、基本位置ボタン57、
上位置ボタン58、下位置ボタン59、左位置ボタン6
0、右位置ボタン61、左上位置ボタン62、左下位置
ボタン63、右上位置ボタン64及び右下位置ボタン6
5を備えている。そして、基本位置ボタン57は、発射
装置18が基本位置となるように調節を指示するボタン
とされている。なお、発射装置18の基本位置は、パチ
ンコ機10の設計仕様に基づき適宜決定され、例えば、
前記8位置(上下左右斜め)の略中央となる位置であ
る。
【0049】また、上位置ボタン58及び下位置ボタン
59は、該基本位置よりも発射装置18が上方の位置又
は下方の位置となるように調節を指示するボタンとされ
ている。また、左位置ボタン60及び右位置ボタン61
は、該基本位置よりも発射装置18が左方の位置又は右
方の位置となるように調節を指示するボタンとされてい
る。また、左上位置ボタン62及び左下位置ボタン63
は、該基本位置よりも発射装置18が左斜め上の位置又
は左斜め下の位置となるように調節を指示するボタンと
されている。また、右上位置ボタン64及び右下位置ボ
タン65は、該基本位置よりも発射装置18が右斜め上
の位置又は右斜め下の位置となるように調節を指示する
ボタンとされている。
【0050】また、発射操作部LCは、グリップ部18
aの温度を段階的に調節できるように、高温ボタン66
及び低温ボタン67を備えている。そして、高温ボタン
66は、グリップ部18aの温度が低温→高温となるよ
うに調節を指示するボタンとされる一方で、低温ボタン
67は、グリップ部18aの温度が高温→低温となるよ
うに調節を指示するボタンとされている。なお、グリッ
プ部18aの温度は、両ボタン66,67の操作によ
り、予め定めた範囲内(例えば、基準の温度に対して高
低両方向に各3段階)において指示できるようになって
いる。
【0051】そして、発射装置18は、遊技領域13a
に遊技球を発射する際に遊技者が操作する部位となって
いる。従って、この発射装置18の配置を調節できるよ
うにすることで、遊技者は操作的な面において最適な環
境下(最適な操作的環境下)で遊技を行うことができ
る。さらに、発射装置18のグリップ部18aは、遊技
中、遊技者が把持する部位であり、このグリップ部18
aの温度を調節できるようにすることで、遊技者は触覚
的な面において最適な環境下(最適な触覚的環境下)で
遊技を行うことができる。
【0052】そして、図2に示すように、調節操作部C
には、該調節操作部Cの操作による指示内容(機構成部
材の調節内容)を検知する検知部70が接続されてい
る。この検知部70は、調節操作部Cに設けられた表示
操作部HC、音操作部SC、発射操作部LCの操作に基
づく遊技者の指示内容を検知するようになっている。
【0053】また、検知部70には、調節部25,2
8,31が各別に接続されている。そして、検知部70
は、表示操作部HCが操作されると、その指示内容を検
知すると共に該指示内容に基づく調節信号S4を調節部
25の制御回路27に出力するようになっている。この
調節信号S4を入力した制御回路27は、その指示内容
に基づき調節機構26を制御するようになっている。ま
た、検知部70は、音操作部SCが操作されると、その
指示内容を検知すると共に該指示内容に基づく調節信号
S5を調節部28の制御回路30に出力するようになっ
ている。この調節信号S5を入力した制御回路30は、
その指示内容に基づき調節機構29を制御するようにな
っている。また、検知部70は、発射操作部LCが操作
されると、その指示内容を検知すると共に該指示内容に
基づく調節信号S6を調節部31の制御回路33に出力
するようになっている。この調節信号S6を入力した制
御回路33は、その指示内容に基づき調節機構32を制
御するようになっている。
【0054】また、検知部70は、主基板20(メイン
CPU20a)とも接続され、調節操作部Cの指示内容
に基づく調節信号S4〜S6をメインCPU20aに出
力するようになっている。そして、メインCPU20a
は、入力した調節信号S4〜S6に対応する指示内容を
RAM20cに記憶するようになっている。また、主基
板20には、RAM20cに記憶保持された指示内容を
環境情報として外部出力する出力手段としてのリード/
ライト装置(以下、「R/W装置」という。)71が双
方向に信号の入出力が可能な形態で接続されている。
【0055】このR/W装置71は、図1に破線で示す
ように、上球皿15の内部であって、調節操作部Cの左
方に配設されている。また、R/W装置71には、メイ
ンCPU20aからの指示により、環境情報が書込まれ
る記憶媒体としての磁気カード72(図2に示す。)を
挿入する挿入口73が設けられている。また、メインC
PU20aは、R/W装置71に磁気カード72が挿入
された状態で、調節操作部Cに設けられた返却ボタンR
(図6に示す。)が操作されると、R/W装置71に対
して環境情報の書込み指示をするようになっている。そ
して、該指示を受けたR/W装置71は環境情報を磁気
カード72に書込み、該磁気カード72を挿入口73か
ら遊技者に返却するようになっている。従って、遊技者
は、環境情報が書込まれた磁気カード72を自身で保有
することができる。なお、磁気カード72は、パチンコ
機10から自動発行される形態又は遊技店が発行する形
態のいずれであっても良い。
【0056】一方、メインCPU20aは、R/W装置
71に環境情報が書込まれた磁気カード72が挿入され
ると、R/W装置71を介して環境情報を読込みRAM
20cに記憶するようになっている。そして、メインC
PU20aは、RAM20cに記憶させた環境情報の内
容に基づき各調節部25,28,31に対して調節信号
S7,S8,S9を出力するようになっている。また、
該調節信号S7,S8,S9を入力した各調節部25,
28,31は、前述同様に、機構成部材の配置や動作状
態を調節するようになっている。
【0057】次に、各調節部25,28,31の調節機
構26,29,32のうち、調節機構26における可視
表示部Hの配置を調節するための機構の一例を図7及び
図8に基づき説明する。なお、以下の説明において、可
視表示部Hの配置を調節するための機構を「位置角度調
節機構P」という。そして、図7(a)〜(c)に示し
た位置角度調節機構Pは、右側が機表側、左側が機裏側
となっている。また、図8(a)〜(c)は、機裏側か
ら見た位置角度調節機構Pを図示している。
【0058】前記位置角度調節機構Pは、制御回路27
に接続され、該制御回路27からの指示を受けて、可視
表示部Hの上下位置を調節する際に該可視表示部Hを上
下移動させる正逆回転可能なモータ75を備えている。
また、位置角度調節機構Pは、制御回路27に接続さ
れ、該制御回路27からの指示を受けて、可視表示部H
の角度(傾き)を調節する際に該可視表示部Hを揺動さ
せる油圧又はエア式のシリンダ76を備えている。
【0059】そして、モータ75及びシリンダ76は、
上下方向に延びるように配設された左右一対の案内レー
ル77,78を支持する左右方向に延びる複数本(本実
施形態では4本)の支持板79に装着されている。具体
的には、モータ75は2本の支持板79に本体が固定配
置されていると共に、シリンダ76は、そのロッド80
の先端が最上方に位置する支持板79に取り付けられて
いる。また、両案内レール77,78の下端側には、該
案内レール77,78を支持すると共に、該両案内レー
ル77,78の揺動(前傾動作及び後傾動作)を許容す
る支持軸81が設けられている。
【0060】また、両案内レール77,78には、図柄
表示装置19の可視表示部Hが固定される固定板82が
上下方向に摺動自在に装着されている。この固定板82
には、両案内レール77,78と対応する位置に断面凹
状をなす左右一対の案内部材83,84が上下方向に所
定の間隔を空けて2組設けられている。そのため、固定
板82は、両案内レール77,78に各案内部材83,
84が係合されることにより、両案内レール77,78
に対して摺動自在に装着されることになる。また、固定
板82には、モータ75の回転軸85に連結されたピニ
オン86に噛合されるラック87が上下方向に延設され
ている。
【0061】従って、制御回路27からの指示を受けて
回転駆動するモータ75の正回転方向又は逆回転方向の
回転力は、ピニオン86を介してラック87に動力伝達
され、該ラック87により直線移動(上下移動)時の推
力に変換される。そして、固定板82に装着された可視
表示部Hは、モータ75が正回転(=時計回り方向への
回転)すると、図8(c)に示すように、両案内レール
77,78に摺動案内されながら下方位置(下降位置)
に移動する。その結果、可視表示部Hは、図8(a)に
示す基本位置に対して下方の位置に配置される。また、
固定板82に装着された可視表示部Hは、モータ75が
逆回転(=反時計回り方向への回転)すると、図8
(b)に示すように、両案内レール77,78に摺動案
内されながら上方位置(上昇位置)に移動する。その結
果、可視表示部Hは、図8(a)に示す基本位置に対し
て上方の位置に配置される。
【0062】そして、案内レール78には、可視表示部
H(固定板82)が基本位置、上昇位置又は下降位置の
いずれの位置に配置されているかを検知する上昇位置セ
ンサSE6及び下降位置センサSE7が設けられてい
る。前記上昇位置センサSE6は、可視表示部Hが基本
位置よりも上方の位置に移動した際に、固定板82の上
端部82a側を検知できる位置に設けられている。その
一方で、下降位置センサSE7は、可視表示部Hが基本
位置よりも下方の位置に移動した際に、固定板82の下
端部82b側を検知できる位置に設けられている。ま
た、両位置センサSE6,SE7は、可視表示部Hが基
本位置に配置されている状態で、固定板82の上端部8
2a側及び下端部82b側を検知できない位置に設けら
れている。
【0063】そして、両位置センサSE6,SE7は、
図2に示すように、主基板20のメインCPU20aに
接続されており、固定板82を検知すると、メインCP
U20aにON信号を出力するようになっている。な
お、両位置センサSE6,SE7は、固定板82を検知
していない場合、メインCPU20aにOFF信号を出
力するようになっている。
【0064】また、制御回路27からの指示を受けて伸
縮駆動するシリンダ76の伸びる方向又は縮む方向の推
力は、ロッド80を介して両案内レール77,78に動
力伝達される。そして、固定板82に装着された可視表
示部Hは、ロッド80を介して伸びる方向への推力が動
力伝達されると、図7(b)に示すように、支持軸81
を揺動基点として前傾位置に傾動する。その結果、可視
表示部Hは、図7(a)に示す基本位置に対して前傾し
た位置に配置される。また、固定板82に装着された可
視表示部Hは、ロッド80を介して縮む方向への推力が
動力伝達されると、図7(c)に示すように、支持軸8
1を揺動基点として後傾位置に傾動する。その結果、可
視表示部Hは、図7(a)に示す基本位置に対して後傾
した位置に配置される。
【0065】次に、このように構成されたパチンコ機1
0において、機構成部材の配置や動作状態を調節し、遊
技者が最適に感じることができる環境を作り出すための
態様を具体的に説明する。なお、以下の説明では、その
一例として、可視表示部Hの配置(上下位置)を自動調
節又は手動調節で調節する態様を中心に説明する。
【0066】最初に、可視表示部Hの配置が自動調節に
より調節される態様を図2〜図5に基づき説明する。図
3に示すように、遊技者が椅子CHに着座すると、着座
部CHaに配設された着座センサSE2は、主基板20
のメインCPU20aにON信号を出力する。また、パ
チンコ機10の上部に配設された人検知センサSE1
は、遊技者の頭の位置が上位置、中位置又は下位置のど
の領域に存在するか検知し、該検知信号をメインCPU
20aに出力する。一方、メインCPU20aは、人検
知センサSE1及び着座センサSE2の検知内容から遊
技者の身体的特徴(座高の高低)を判別する。そして、
メインCPU20aは、該判別結果(遊技者の身体的特
徴)から該遊技者に適する可視表示部Hの配置を決定す
る。
【0067】具体的には、図4に示すように、人検知セ
ンサSE1の検知内容が上位置の場合、座高の高い遊技
者であることを判別し、目線の位置が高い遊技者に合わ
せて可視表示部Hの配置として上昇位置を決定する。ま
た、人検知センサSE1の検知内容が下位置の場合、座
高の低い遊技者であることを判別し、目線の位置が低い
遊技者に合わせて可視表示部Hの配置として下降位置を
決定する。また、人検知センサSE1の検知内容が中位
置の場合、標準的な座高の遊技者であることを判別し、
目線の位置が標準的な遊技者に合わせて可視表示部Hの
配置として基本位置を決定する。
【0068】そして、遊技者に適する可視表示部Hの配
置を決定したメインCPU20aは、図7及び図8に示
した位置角度調節機構Pに設けられた上昇位置センサS
E6及び下降位置センサSE7の検知内容から可視表示
部Hの現在の配置を判定する。また、メインCPU20
aは、その判定結果に基づき可視表示部Hが遊技者に適
する配置となるように自動調節するための環境調節情報
を生成する。
【0069】具体的には、図5(a)〜(c)に示すよ
うに、メインCPU20aは、上昇位置センサSE6か
らON信号を入力し、かつ、下降位置センサSE7から
OFF信号を入力している場合、可視表示部Hが上昇位
置(図8(b))に配置されていることを判定する。ま
た、メインCPU20aは、上昇位置センサSE6から
OFF信号を入力し、かつ、下降位置センサSE7から
OFF信号を入力している場合、可視表示部Hが基本位
置(図8(a))に配置されていることを判定する。ま
た、メインCPU20aは、上昇位置センサSE6から
OFF信号を入力し、かつ、下降位置センサSE7から
ON信号を入力している場合、可視表示部Hが下降位置
(図8(c))に配置されていることを判定する。
【0070】そして、メインCPU20aは、可視表示
部Hを上昇位置に配置する場合(図5(a))、可視表
示部Hが既に上昇位置に配置されていれば、その状態を
維持させるための環境調節情報を生成する。また、メイ
ンCPU20aは、可視表示部Hが基本位置に配置され
ていれば、該基本位置から上昇位置まで上昇移動させる
ための環境調節情報を生成する。また、メインCPU2
0aは、可視表示部Hが下降位置に配置されていれば、
該下降位置から上昇位置まで上昇移動させるための環境
調節情報を生成する。
【0071】また、メインCPU20aは、可視表示部
Hを基本位置に配置する場合(図5(b))、可視表示
部Hが上昇位置に配置されていれば、該上昇位置から基
本位置まで下降移動させるための環境調節情報を生成す
る。また、メインCPU20aは、可視表示部Hが既に
基本位置に配置されていれば、その状態を維持させるた
めの環境調節情報を生成する。また、メインCPU20
aは、可視表示部Hが下降位置に配置されていれば、該
下降位置から基本位置まで上昇移動させるための環境調
節情報を生成する。
【0072】また、メインCPU20aは、可視表示部
Hを下降位置に配置する場合(図5(c))、可視表示
部Hが上昇位置に配置されていれば、該上昇位置から下
降位置まで下降移動させるための環境調節情報を生成す
る。また、メインCPU20aは、可視表示部Hが基本
位置に配置されていれば、該基本位置から下降位置まで
下降移動させるための環境調節情報を生成する。また、
メインCPU20aは、可視表示部Hが既に下降位置に
配置されていれば、その状態を維持させるための環境調
節情報を生成する。
【0073】そして、メインCPU20aは、生成した
環境調節情報に基づき調節信号S1を調節部25の制御
回路27に出力する。また、制御回路27は、該調節信
号S1の指示内容に基づき、調節機構26(この場合、
位置角度調節機構P)を制御し、該調節機構26は、可
視表示部Hの配置を自動調節する。その結果、可視表示
部Hの配置は、遊技者の身体的特徴(座高の高さ)に適
する位置に配置される。そのため、遊技者は、椅子CH
に着座した段階で、最適と感じられる視覚的環境下で遊
技を開始することができる。そして、遊技者は、可視表
示部Hの表示内容を略水平目線に近い状態で視認するこ
とができる。
【0074】また、メインCPU20aは、温度センサ
SE3の検知内容から発射装置18のグリップ部18a
の温度を調節するための環境調節情報を生成する。即
ち、手の温度が低い遊技者の場合には、グリップ部18
aの温度を高くするための環境調節情報を生成し、手の
温度が高い遊技者の場合には、グリップ部18aの温度
を低くするための環境調節情報を生成する。そして、メ
インCPU20aは、生成した環境調節情報に基づき調
節信号S3を調節部31の制御回路33に出力する。ま
た、制御回路33は、該調節信号S3の指示内容に基づ
き、調節機構32を制御し、該調節機構32は、グリッ
プ部18aの温度を自動調節する。従って、遊技者は、
椅子CHに着座した段階で、最適と感じられる触覚的環
境下で遊技を開始することができる。
【0075】また、メインCPU20aは、光検知セン
サSE4の検知内容から可視表示部Hの表示の明暗を調
節するための環境調節情報を生成する。即ち、遊技場の
光量が多い場合には、可視表示部Hの表示を明るくする
ための環境調節情報を生成し、遊技場の光量が少ない場
合には、可視表示部Hの表示を暗くするための環境調節
情報を生成する。そして、メインCPU20aは、生成
した環境調節情報に基づき調節信号S1を調節部25の
制御回路27に出力する。また、制御回路27は、該調
節信号S1の指示内容に基づき、調節機構26を制御
し、該調節機構26は、可視表示部Hの表示の明暗を自
動調節する。従って、遊技者は、椅子CHに着座した段
階で、最適と感じられる視覚的環境下で遊技を開始する
ことができる。
【0076】また、メインCPU20aは、音検知セン
サSE5の検知内容からスピーカ16の音量を調節する
ための環境調節情報を生成する。即ち、遊技場が騒がし
い場合には、スピーカ16の音量を大きくするための環
境調節情報を生成し、遊技場が静かな場合には、スピー
カ16の音量を小さくするための環境調節情報を生成す
る。そして、メインCPU20aは、生成した環境調節
情報に基づき調節信号S2を調節部28の制御回路30
に出力する。また、制御回路30は、該調節信号S2の
指示内容に基づき、調節機構29を制御し、該調節機構
29は、スピーカ16の音量を自動調節する。従って、
遊技者は、椅子CHに着座した段階で、最適と感じられ
る聴覚的環境下で遊技を開始することができる。
【0077】このように、各調節部25,28,31
は、メインCPU20aが生成した環境調節情報に基づ
き、可視表示部Hの配置や表示の明暗、スピーカ16の
音量、グリップ部18aの温度を夫々自動調節してお
り、調節手段として機能する。
【0078】次に、可視表示部Hの配置が手動調節によ
り調節される態様を図2及び図6に基づき説明する。な
お、遊技者が椅子CHに着座すると、可視表示部Hの配
置は、前述した自動調節により調節が行われるようにな
っており、遊技者による手動調節は、該自動調節後に行
われることになる。
【0079】即ち、遊技者は、自動調節後の可視表示部
Hの配置に対して調節操作部C(表示操作部HC)を操
作することにより再調節を行うことができる。例えば、
自動調節後の可視表示部Hの配置が基本位置であって、
該配置を上方に変更したい場合、遊技者は、表示操作部
HCの上位置ボタン41を押下操作する。すると、検知
部70は、上位置ボタン41の押下操作に基づく指示内
容(可視表示部Hを上昇位置にする。)を検知する。ま
た、検知部70は、該検知結果に基づく調節信号S4を
調節部25の制御回路27及び主基板20のメインCP
U20aに対して出力する。この調節信号S4を入力し
た制御回路27は、該指示内容に基づき調節機構26
(位置角度調節機構P)を制御する。そして、調節機構
26は、可視表示部Hを基本位置(図8(a))から上
昇位置(図8(b)まで上昇移動させる。その結果、移
動後の可視表示部Hは基本位置よりも上方の配置となる
上昇位置に配置される。一方、調節信号S4を入力した
メインCPU20aは、該指示内容をRAM20cに記
憶する。
【0080】また、遊技者は、自動調節された可視表示
部Hの表示の明暗、スピーカ16の音量及びグリップ部
18aの温度についても、前述同様に、調節操作部C
(表示操作部HC、音操作部SC、発射操作部LC)を
操作することにより再調節を行うことができる。
【0081】具体的には、可視表示部Hの表示の明暗を
再調節する場合、遊技者は、表示操作部HCの明ボタン
46又は暗ボタン47のいずれかを操作する。また、ス
ピーカ16の音量を再調節する場合、遊技者は、音操作
部SCの音量大ボタン53又は音量小ボタン54のいず
れかを操作する。また、グリップ部18aの温度を再調
節する場合、遊技者は、発射操作部LCの高温ボタン6
6又は低温ボタン67のいずれかを操作する。そして、
検知部70は、これらの指示内容を検知し、各調節部2
5,28,31(各制御回路27,30,33)及びメ
インCPU20aに対して調節信号S4〜S6を出力す
る。また、調節信号S4〜S6を入力した各制御回路2
7,30,33は、該指示内容に基づき各々調節機構2
6,29,32を制御する。一方、調節信号S4〜S6
を入力したメインCPU20aは、該指示内容をRAM
20cに記憶する。
【0082】このように、遊技者は、調節操作部Cを操
作することにより、可視表示部Hの配置や表示の明暗、
スピーカ16の音量、グリップ部18aの温度を夫々手
動調節できるようになっており、調節操作部Cは再調節
手段として機能する。
【0083】さらに、遊技者は、調節操作部Cを操作す
ることにより、スピーカ16の配置や発射装置18の配
置を手動調節することもできる。そして、検知部70
は、これらの指示内容を検知し、調節部28,31(制
御回路30,33)及びメインCPU20aに対して調
節信号S5,S6を出力する。また、調節信号S5,S
6を入力した各制御回路30,33は、該指示内容に基
づき各々調節機構29,32を制御する。一方、調節信
号S5,S6を入力したメインCPU20aは、該指示
内容をRAM20cに記憶する。
【0084】従って、遊技者は、調節操作部Cの操作に
より、機構成部材の配置や動作状態などを調節すること
で、自身の好みに応じた最適な環境を作り出すことがで
きる。また、自動調節で作り出された環境を遊技者の指
示により再調節できるようにすることで、遊技者の好み
を反映させた環境を作り出すことができる。
【0085】また、遊技を終了した遊技者は、次回の遊
技時においても同一の環境下で遊技を行えるように、手
動調節後の機構成部材の配置や動作状態などをパチンコ
機10から出力する。即ち、遊技者は、磁気カード72
をR/W装置71の挿入口73に挿入し、調節操作部C
に設けられた返却ボタンRを押下操作する。すると、主
基板20のメインCPU20aは、RAM20cに記憶
した手動調節時の指示内容を環境情報として書込むよう
にR/W装置71に指示する。そして、該指示を受けた
R/W装置71は、環境情報を磁気カード72に書込
み、該磁気カード72を遊技者に返却する。
【0086】そして、次回、来店した遊技者は、自身の
保有する磁気カード72をR/W装置71の挿入口73
に挿入する。すると、磁気カード72に書込まれた環境
情報が読込まれ、メインCPU20aは読込んだ環境情
報をRAM20cに記憶する。そして、メインCPU2
0aは、該環境情報に基づき調節信号S7〜S9を各調
節部25,28,31(各制御回路27,30,33)
に出力する。また、該調節信号S4〜S6を入力した各
制御回路27,30,33は、該指示内容に基づき各々
調節機構26,29,32を制御する。その結果、機構
成部材の配置や動作状態などは、前回の遊技時と同一の
環境となるように調節される。なお、環境情報に基づく
調節は、前述した自動調節後に行われるようになってい
る。従って、遊技者は、前回の遊技時と同一の環境下で
遊技を行うことができると共に、該環境を容易に作り出
すことができる。
【0087】このように、主基板20のメインCPU2
0aは、磁気カード72から読込んだ環境情報に基づき
機構成部材の配置や動作状態などを調節するように各調
節部25,28,31を制御しており、制御手段として
も機能する。
【0088】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1)遊技者の身体的特徴(実施形態では座高(身長)
の高低など)に基づき、機構成部材の配置や動作状態な
どの環境を自動調節するように構成されている。そのた
め、遊技者は、遊技を行う度に機構成部材の配置や動作
状態などが自身の体型(体格)などに適合するか否かを
考えながら調節する必要がなくなる。従って、個々の遊
技者が最適に遊技を行える環境を容易に作り出すことが
できる。
【0089】(2)また、遊技場の遊技環境(実施形態
では明るさ、騒がしさ)に基づき、機構成部材の配置や
動作状態などの環境を自動調節するように構成されてい
る。従って、遊技者の体型(体格)だけではなく、遊技
場の遊技環境に対しても個々の遊技者が最適に遊技を行
える環境を容易に作り出すことができる。
【0090】(3)また、機構成部材の配置や動作状態
などが自動調節されるため、遊技者は、椅子CHに着座
するだけで、最適に遊技を行える環境を得ることができ
る。また、遊技者の身体的特徴や遊技場の遊技環境から
遊技者にとって最適と考えられる環境(機構成部材の配
置や動作状態など)を遊技者に対して自動的に付与(提
供)することができる。
【0091】(4)メインCPU20aは、各種センサ
SE1〜SE5の検知内容から遊技者の身体的特徴や遊
技場の遊技環境を判別し、その判別結果から自動調節を
行うための環境調節情報を生成している。そのため、個
々の遊技者によって異なる身体的特徴や遊技場毎(又は
その時々の遊技場の状況毎)に異なる遊技環境に対して
柔軟に対応でき、これらの状況に応じて最適に遊技を行
える環境を作り出すことができる。また、機構成部材の
配置や動作状態などを自動調節するための構成が簡単で
あり、導入に掛かる費用(パチンコ機10の導入費、設
置枠台Kの改造費など)の増加を抑制することができ
る。
【0092】(5)自動調節後の機構成部材の配置や動
作状態などを調節操作部Cの操作により遊技者が手動で
再調節できるようになっている。従って、遊技者は、自
身の好み、個性又は感覚などを反映させた環境を作り出
すことができる。即ち、遊技者は、自身にとってより最
適な環境を作り出すことができる。
【0093】(6)調節操作部Cの操作によって調節さ
れた機構成部材の配置や動作状態などは、環境情報とし
て遊技者に出力されるようになっている。そのため、遊
技者は、自身が最適に遊技を行える環境を保有すること
ができる。また、環境情報は磁気カード72に書込まれ
ると共に、メインCPU20aは磁気カード72に書込
まれた環境情報に基づき機構成部材の配置や動作状態な
どを調節するようなっている。そのため、遊技者は、前
回の遊技時と同様に最適に遊技を行える環境を迅速、か
つ、容易に作り出すことができる。
【0094】(7)可視表示部Hの配置や動作状態を調
節できるようになっている。そのため、遊技者は、遊技
中に最も注目する部位の調節がなされることで、視覚的
な面において最適な環境で遊技を行うことができる。従
って、遊技者は、可視表示部Hの表示内容が見易くな
り、表示演出を十分に楽しむことができる。
【0095】(8)スピーカ16の配置や動作状態を調
節できるようになっている。そのため、遊技者は、遊技
中の各種音声(効果音)が出力される部位の調節がなさ
れることで、聴覚的な面において最適な環境で遊技を行
うことができる。従って、遊技者は、スピーカ16から
出力される音声が聞き易くなり、音声演出を十分に楽し
むことができる。
【0096】(9)発射装置18の配置を調節できるよ
うになっている。そのため、遊技者は、遊技球を発射す
る際に操作する部位の調節がなされることで、操作性の
面において最適な環境で遊技を行うことができる。従っ
て、遊技者は、長時間に亘って遊技を行っても疲労感が
感じにくく、疲労の少ない環境で遊技を楽しむことがで
きる。また、発射装置18のグリップ部18aの温度を
調節できるようになっている。そのため、遊技者は、触
覚的な面において最適な環境で遊技を行うことができ
る。
【0097】なお、前記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・前記実施形態において、スピーカ16は、配置及び動
作状態のうち少なくともいずれか一方を調節できるよう
に構成しても良い。また、スピーカ16の動作状態とし
て音域、音質、音声内容又は複数のスピーカ16が配設
されている場合には音声出力バランスなどその他の音声
出力具合を調節できるようにしても良い。また、スピー
カ16の配置として、上下左右斜め位置や角度などを調
節できるようにしても良い。即ち、調節可能とするスピ
ーカ16の配置及び動作状態は任意に選択することがで
きる。さらに、これらの調節は、自動調節又は手動調節
のいずれであっても良い。
【0098】・前記実施形態において、可視表示部H
は、配置及び動作状態のうち少なくともいずれか一方を
調節できるように構成しても良い。また、可視表示部H
の動作状態として色合い(色の配合)、文字やキャラク
タの大きさ(表示形態)などその他の表示具合を調節で
きるようにしても良い。即ち、調節可能とする可視表示
部Hの配置及び動作状態は任意に選択することができ
る。さらに、これらの調節は、自動調節又は手動調節の
いずれであっても良い。
【0099】・前記実施形態において、発射装置18
は、配置及び動作状態のうち少なくともいずれか一方を
調節できるように構成しても良い。例えば、発射装置1
8の動作状態として単位時間当りの発射球数や打ち出し
の強弱などの球発射具合を調節できるようにしても良
い。また、発射装置18の配置として、角度(傾き)な
どを調節できるようにしても良い。即ち、調節可能とす
るスピーカ16の配置及び動作状態は任意に選択するこ
とができる。さらに、これらの調節は、自動調節又は手
動調節のいずれであっても良い。
【0100】・前記実施形態では、機構成部材の配置や
動作状態を各調節部25,28,31の各調節機構2
6,29,32で調節するようになっているが、機構成
部材の動作状態を図柄基板21、音声基板22、発射基
板23の指示により調節を行うようにしても良い。即
ち、主基板20(メインCPU20a)又は検知部70
は、動作状態の調節に関する調節信号S1〜S9を前記
各基板21〜23に出力し、該信号を入力した前記各基
板21〜23が動作状態を調節するようにしても良い。
この場合、各基板21〜23は、調節手段又は再調節手
段として機能する。
【0101】・前記実施形態において、遊技中の遊技者
の姿勢(椅子CHへの凭れ具合)を検知し、該検知内容
に基づき可視表示部Hの配置を自動調節するようにして
も良い。この場合、遊技者の姿勢を検知する姿勢検知セ
ンサとして例えば圧力センサなどを椅子CHの背凭れに
配設し、該センサの検知内容に基づきメインCPU20
aが環境調節情報を生成する。なお、姿勢検知センサ
は、遊技者の遊技姿勢(遊技者情報)を検知する遊技者
情報検知手段として機能する。
【0102】・前記実施形態において、人検知センサS
E1、光検知センサSE4及び音検知センサSE5は、
パチンコ機10の本体側又は設置枠台K側のいずれに配
設されていても良い。
【0103】・前記実施形態では、遊技者が調節操作部
Cを操作することにより、機構成部材の配置や動作状態
を手動調節しているが、調節操作部Cを省略しても良
い。即ち、可視表示部H、スピーカ16及び発射装置1
8を遊技者の手で直接触れて操作し、その配置などを調
節できるようにしても良い。この場合、直接操作する手
段が再調節手段として機能する。
【0104】・前記実施形態では、環境情報を磁気カー
ド72に書込むようになっているが、R/W装置71が
環境情報を外部出力する形態は適宜変更しても良い。例
えば、ICチップ内蔵式カードなどその他の記憶媒体に
環境情報を書込み外部出力しても良い。また、環境情報
をバーコード等の情報に変換した後、用紙に印刷して外
部出力しても良い。そして、該用紙に印刷されたバーコ
ードから環境情報を読込むようにしても良い。さらに、
R/W装置71に代えて、パチンコ機10にプリンタを
設け、環境情報をプリント出力しても良い。この場合、
遊技者は、次回の遊技時、プリント出力された環境情報
の内容を見ながら調節操作部Cを操作して手動調節を行
うことができる。
【0105】・前記実施形態では、環境情報を読込んだ
主基板20(メインCPU20a)の指示により機構成
部材の配置や動作状態などが調節されているが、主基板
20に代えて他の制御手段の指示により機構成部材の配
置や動作状態などを調節するようにしても良い。例え
ば、他の制御手段として、図柄基板21、音声基板22
又は発射基板23でも良いし、機構成部材の配置や動作
状態などの調節を専門的に行う専用基板であっても良
い。
【0106】・前記実施形態では、可視表示部H、スピ
ーカ16及び発射装置18の配置や動作状態などを調節
(自動又は手動)できるようになっているが、他の機構
成部材の配置や動作状態などを調節(自動又は手動)で
きるようにしても良い。例えば、下球皿17の角度(中
枠12の表面に対する傾き)などの配置を調節できるよ
うにしても良い。また、前枠14の上部側に設けられた
電飾ランプ88(図1に示す)の色合いや明暗などの電
飾表示具合(動作状態)を調節できるようにしても良
い。
【0107】・前記実施形態は、パチンコ機10に具体
化したが、スロットマシン(パチスロ)、遊技球を遊技
媒体としたスロットマシン、アレンジボール機、雀球機
など他の遊技機に具体化することもできる。例えば、ス
ロットマシンでは、図柄表示装置、スタートレバー及び
ストップボタンなどの配置を調節(自動又は手動)でき
るようにしても良い。
【0108】次に前記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想を以下に追記する。・前記再調節手段による
調節後の前記機構成部材の環境を環境情報として所定の
出力形態で外部出力する出力手段をさらに備えた請求項
3に記載の遊技機。以下、この技術的思想を「技術的思
想1」とする。
【0109】・前記出力手段は、前記環境情報を所定の
記憶媒体に書込み、該記憶媒体を外部出力するように構
成されていると共に、外部出力された前記記憶媒体から
前記環境情報を読込み、該環境情報に基づき、前記機構
成部材の環境を調節するように前記調節手段を制御する
制御手段をさらに備えた前記技術的思想1に記載の遊技
機。
【0110】・前記調節手段は、遊技者に対する前記機
構成部材の視覚的環境、聴覚的環境、触覚的環境及び操
作的環境のうち少なくともいずれか一つの環境を調節す
るように構成された請求項1〜請求項3のうちいずれか
一項に記載の遊技機。
【0111】・前記調節手段は、前記環境調節情報に基
づき、遊技領域に設けられた図柄表示装置の配置及び表
示具合のうち少なくともいずれか一方を調節するように
構成された請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記
載の遊技機。
【0112】・前記調節手段は、前記遊技環境検知手段
が検知した遊技場の明るさに関する環境調節情報に基づ
き、遊技領域に設けられた図柄表示装置の表示具合を調
節するように構成された請求項2に記載の遊技機。
【0113】・前記調節手段は、前記環境調節情報に基
づき、遊技領域に遊技球を発射する発射装置の配置及び
球発射具合のうち少なくともいずれか一方を調節するよ
うに構成された請求項1〜請求項3のうちいずれか一項
に記載の遊技機。
【0114】・前記調節手段は、前記遊技者情報検知手
段が検知した遊技者の掌の温度に関する環境調節情報に
基づき、遊技領域に遊技球を発射する発射装置を構成
し、該発射装置を操作する際に遊技者が把持するグリッ
プ部の温度を調節するように構成された請求項1に記載
の遊技機。
【0115】・前記調節手段は、前記環境調節情報に基
づき、遊技中に各種音声を出力する音声出力装置の配置
及び音声出力具合のうち少なくともいずれか一方を調節
するように構成された請求項1〜請求項3のうちいずれ
か一項に記載の遊技機。
【0116】・前記調節手段は、前記遊技環境検知手段
が検知した遊技場の騒音に関する環境調節情報に基づ
き、遊技中に各種音声を出力する音声出力装置の音声出
力具合を調節するように構成された請求項2に記載の遊
技機。
【0117】・前記再調節手段は、遊技者の指示又は遊
技者の操作により、遊技領域に設けられた図柄表示装置
の配置及び表示具合のうち少なくともいずれか一方を調
節するように構成された請求項3に記載の遊技機。
【0118】・前記再調節手段は、遊技者の指示又は遊
技者の操作により、遊技領域に遊技球を発射する発射装
置の配置及び球発射具合のうち少なくともいずれか一方
を調節するように構成された請求項3に記載の遊技機。
【0119】・前記再調節手段は、遊技者の指示又は遊
技者の操作により、遊技中に各種音声を出力する音声出
力装置の配置及び音声出力具合のうち少なくともいずれ
か一方を調節するように構成された請求項3に記載の遊
技機。
【0120】・遊技者の身体的特徴及び遊技姿勢のうち
少なくともいずれか一方の遊技者情報を検知する遊技者
情報検知手段と、該遊技者情報検知手段の検知結果に基
づき、遊技機本体を構成する各種の機構成部材の環境を
調節するための環境調節情報を生成する環境調節情報生
成手段と、該環境調節情報生成手段が生成した前記環境
調節情報に基づき、遊技者に対する前記機構成部材の環
境を自動調節する調節手段とを備えた遊技システム。
【0121】・遊技場の遊技環境を検知する遊技環境検
知手段と、該遊技環境検知手段の検知結果に基づき、遊
技機本体を構成する各種の機構成部材の環境を調節する
ための環境調節情報を生成する環境調節情報生成手段
と、該環境調節情報生成手段が生成した前記環境調節情
報に基づき、遊技者に対する前記機構成部材の環境を自
動調節する調節手段とを備えた遊技システム。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、個々の遊技者が最適に
遊技を行える環境を容易に作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】 機構成部材の配置や動作状態などを調節する
ための電気的構成を示すブロック図。
【図3】 椅子に着座した状態の遊技者を示す模式図。
【図4】 人検知センサ及び着座センサの検知内容から
決定される可視表示部の配置を説明する説明図。
【図5】 (a)は可視表示部を上昇位置に調節するた
めに生成される環境調節情報を説明する説明図、(b)
は可視表示部を基本位置に調節するために生成される環
境調節情報を説明する説明図、(c)は可視表示部を下
降位置に調節するために生成される環境調節情報を説明
する説明図。
【図6】 調節操作部を示す平面図。
【図7】 (a)は可視表示部が基本位置に配置された
状態を示す側面図、(b)は可視表示部が前傾位置に配
置された状態を示す側面図、(c)は可視表示部が後傾
位置に配置された状態を示す側面図。
【図8】 (a)は可視表示部が基本位置に配置された
状態を示す背面図、(b)は可視表示部が上昇位置に配
置された状態を示す背面図、(c)は可視表示部が下降
位置に配置された状態を示す背面図。
【符号の説明】
C…調節操作部(再調節手段)、H…可視表示部(機構
成部材)、SE1…人検知センサ(遊技者情報検知手
段)、SE3…温度センサ(遊技者情報検知手段)、S
E4…光検知センサ(遊技環境検知手段)、SE5…音
検知センサ(遊技環境検知手段)、10…パチンコ機
(遊技機)、16…スピーカ(機構成部材、音声出力装
置)、18…発射装置(機構成部材)、18a…グリッ
プ部(機構成部材)、19…図柄表示装置(機構成部
材)、20a…メインCPU(環境調節情報生成手
段)、25,28,31…調節部(調節手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技を行う遊技者に対する遊技機本体を
    構成する各種の機構成部材の環境を任意に調節可能に構
    成された遊技機において、 遊技者の身体的特徴及び遊技姿勢のうち少なくともいず
    れか一方の遊技者情報を検知する遊技者情報検知手段の
    検知結果に基づき、前記機構成部材の環境を調節するた
    めの環境調節情報を生成する環境調節情報生成手段と、 該環境調節情報生成手段が生成した前記環境調節情報に
    基づき、前記機構成部材の環境を自動調節する調節手段
    とを備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技を行う遊技者に対する遊技機本体を
    構成する各種の機構成部材の環境を任意に調節可能に構
    成された遊技機において、 遊技場の遊技環境を検知する遊技環境検知手段の検知結
    果に基づき、前記機構成部材の環境を調節するための環
    境調節情報を生成する環境調節情報生成手段と、 該環境調節情報生成手段が生成した前記環境調節情報に
    基づき、前記機構成部材の環境を自動調節する調節手段
    とを備えた遊技機。
  3. 【請求項3】 前記調節手段により自動調節された前記
    機構成部材の環境を遊技者が再調節するための再調節手
    段をさらに備えた請求項1又は請求項2に記載の遊技
    機。
JP2002035652A 2002-02-13 2002-02-13 遊技機及び遊技システム Expired - Fee Related JP4074101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002035652A JP4074101B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 遊技機及び遊技システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002035652A JP4074101B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 遊技機及び遊技システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007186307A Division JP4579948B2 (ja) 2007-07-17 2007-07-17 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003230758A true JP2003230758A (ja) 2003-08-19
JP4074101B2 JP4074101B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=27777780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002035652A Expired - Fee Related JP4074101B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 遊技機及び遊技システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4074101B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034867A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機
JP2006034869A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機
JP2006198058A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Aruze Corp 遊技機
JP2006204692A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2006204693A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2006263011A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Yamaha Corp 遊技機、及び遊技機用スピーカ装置
JP2006271719A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Aruze Corp 遊技機
JP2007202792A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2009195445A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Brother Ind Ltd 運動コンテンツ表示システム及び運動コンテンツ表示装置
EP2535880A1 (en) * 2011-06-16 2012-12-19 Igt Methods and apparatus for providing an adaptive gaming machine display
JP2015027433A (ja) * 2013-07-01 2015-02-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2015139470A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015154830A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016013248A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 マミヤ・オーピー・ネクオス株式会社 遊技台用台間機
JP2016215073A (ja) * 2016-10-06 2016-12-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017079960A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 株式会社三共 遊技機
JP2018167069A (ja) * 2018-07-06 2018-11-01 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019176949A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社三洋物産 遊技機
CN114445957A (zh) * 2021-12-31 2022-05-06 广州卓腾科技有限公司 一种自助缴费一体机

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034867A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機
JP2006034869A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Aruze Corp 遊技機
JP2006198058A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Aruze Corp 遊技機
JP2006204692A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2006204693A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Aruze Corp 遊技機
JP2006263011A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Yamaha Corp 遊技機、及び遊技機用スピーカ装置
JP2006271719A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Aruze Corp 遊技機
JP2007202792A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2009195445A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Brother Ind Ltd 運動コンテンツ表示システム及び運動コンテンツ表示装置
EP2535880A1 (en) * 2011-06-16 2012-12-19 Igt Methods and apparatus for providing an adaptive gaming machine display
JP2015027433A (ja) * 2013-07-01 2015-02-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2015139470A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2015154830A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016013248A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 マミヤ・オーピー・ネクオス株式会社 遊技台用台間機
JP2017079960A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 株式会社三共 遊技機
JP2016215073A (ja) * 2016-10-06 2016-12-22 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2019176949A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP7015480B2 (ja) 2018-03-30 2022-02-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018167069A (ja) * 2018-07-06 2018-11-01 株式会社三洋物産 遊技機
CN114445957A (zh) * 2021-12-31 2022-05-06 广州卓腾科技有限公司 一种自助缴费一体机
CN114445957B (zh) * 2021-12-31 2023-01-24 广州卓腾科技有限公司 一种自助缴费一体机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4074101B2 (ja) 2008-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074101B2 (ja) 遊技機及び遊技システム
US9504913B2 (en) Electronic gaming machine
JP2016202717A (ja) 遊技機
JP2003190414A (ja) 遊技機
JP2004215805A (ja) 遊技機
JP2012223390A5 (ja)
JP6532811B2 (ja) 遊技機
JP4579948B2 (ja) 遊技機
JP6485869B2 (ja) 遊技機
JP2005177116A (ja) 弾球遊技機
JP5367942B2 (ja) 遊技機
JP7286187B2 (ja) 遊技機
JP6337263B2 (ja) 遊技機
JP3162116U (ja) 遊技機
JP2017148597A (ja) 遊技機
JP6532812B2 (ja) 遊技機
JP2006223589A (ja) ゲーム筐体
JP6143811B2 (ja) 遊技機
JP6831580B2 (ja) 遊技機
JP6810195B2 (ja) 遊技機
KR200371560Y1 (ko) 게임의자
JP6898654B2 (ja) 遊技機
JPH05228256A (ja) パチンコ機用椅子
JP2018094081A (ja) 遊技機
JP5631293B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4074101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees