以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<<<ディスプレイ駆動システムの概要>>>>
図1は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10又は運動コンテンツ表示システム10’の配置の態様を示す図である。これらの運動コンテンツ表示装置10と運動コンテンツ表示システム10’との相違については、後で詳述する。以下では、これらを特に区別する必要がない場合には、運動コンテンツ表示装置10として説明する。
図1は、後述する第1の実施の形態〜第6の実施の形態に共通する。図1(a−1)は、ディスプレイ部100(ディスプレイ装置102)を、縦長の方向に向けて高位置に位置づけたときの状態を示す概略図であり、図1(a−2)は、ディスプレイ部100を、縦長の方向に向けて低位置に位置づけたときの状態を示す概略図である。また、図1(b−1)は、ディスプレイ部100を、横長の方向に向けて高位置に位置づけたときの状態を示す概略図であり、図1(b−2)は、ディスプレイ部100を、横長の方向に向けて低位置に位置づけたときの状態を示す概略図である。
このように、ディスプレイ部100を、一定の位置に固定的に位置づけるのではなく、高位置又は低位置に位置づけたり、縦長の方向や横長の方向に向けたりすることによって、利用者が練習したい運動の種類に応じてディスプレイ部100の位置や向きを調整でき、長時間に亘って練習をしても、首を痛めたりするような不都合を防止できる。
<<<ディスプレイ部100(ディスプレイ装置102)の位置及び向き>>>
図1に示すように、運動コンテンツ表示装置10は、ディスプレイ部100と支持台20と支柱30とユーザーインターフェイス部200とを含む。支持台20は、運動コンテンツ表示装置10を床面に設置するためのもので、所定の重量及び設置面積を有する。このようにすることで、ディスプレイ部100が支柱30上で移動しても、運動コンテンツ表示装置10が、傾いたり倒れたりしないようにして、運動コンテンツ表示装置10を安定して床面に設置できる。
支柱30は、支持台20から上に向かって延出するように設けられている。ディスプレイ部100は、後述するように、上下移動用のモータ106と回転用のモータ108とを含む。上下移動用のモータ106は、ディスプレイ部100を支持台20に沿って上下方向に移動させるためのものである。また、回転用のモータ108は、ディスプレイ部100を支持台20の一定の位置で回転させるためのものである。運動コンテンツ表示装置10は、これらの上下移動用のモータ106と回転用のモータ108とを駆動制御することによって、ディスプレイ部100を、支持台20の所望する位置に位置づけ、所望する向きに向けることができる。
ユーザーインターフェイス部200は、後述する図4、図6、図8〜図10、図12〜図17のフローチャートに示す処理を実行するときに、操作者(運動コンテンツ表示装置10の利用者)によって操作される。このユーザーインターフェイス部200は、操作パネル210と会員カードリーダ220とを含む。操作パネル210は、データ入力用のキーボード等の同様の機能を有し、処理を進めるために操作者によって操作される。会員カードリーダ220は、後述する操作者の個人情報を識別するための会員カードやIDカードを読み取るための装置である。会員カードリーダ220は、矩形の開口を有し、操作者が開口から会員カードやIDカードを挿入することで、会員カードやIDカードに記憶された情報が読み出される。
なお、図1に示した例では、このユーザーインターフェイス部200が、ディスプレイ部100に固定的に設けられているものを示したが、ユーザーインターフェイス部200をディスプレイ部100に着脱可能に設けるようにしてもよい。特に、ユーザーインターフェイス部200が、赤外線を発するようなリモコン装置であったり、携帯電話等の携帯端末装置であったりしてもよい。
<<<操作パネル210(選択手段)>>>
図2は、ユーザーインターフェイス部200を構成する操作パネル210を示す。操作パネル210は、操作者が操作することができる5つのキー215a〜215eが配置されている。5つのキー215a〜215eは、具体的には、「△」キー215aと、「決定」キー215bと、「▽」キー215cと、「戻る」キー215dと、「終了」キー215eとからなる。
「△」キー215aは、一般的なパーソナルコンピュータで用いるキーボードの「↑」と同等の機能を実行するためのスイッチである。ディスプレイ装置102に表示されたメニュー画面などで、カーソルや反転表示位置を上向きに移動させるためのものである。
「決定」キー215bは、一般的なパーソナルコンピュータで用いるキーボードの「ENTER」と同等の機能を実行するためのスイッチである。ディスプレイ装置102に表示されたメニュー画面などで、所望する位置の項目を確定させるためのものである。
「▽」キー215cは、一般的なパーソナルコンピュータで用いるキーボードの「↓」と同等の機能を実行するためのスイッチである。ディスプレイ装置102に表示されたメニュー画面などで、カーソルや反転表示位置を下向きに移動させるためのものである。
「戻る」キー215dは、一般的なパーソナルコンピュータで用いるキーボードの「ESC」や「BACK SPACE」等と同等の機能を実行するためのスイッチである。ディスプレイ装置102に表示された画面などを1つ前に表示した画面に戻して表示させるためのものである。
「終了」キー215eは、ディスプレイ装置102に表示されたメニュー0画面などを消去して本来の画面を表示させるためのものである。
これらの5つのキー215a〜215eは、後述する図4、図6、図8〜図10、図12〜図17のフローチャートに示す処理を実行するときに、操作者によって操作されて各種の処理が進められる。これらの5つのキー215a〜215eが、「選択手段」に対応する。
<<<運動コンテンツ表示装置10の構成>>>
図3は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10及び運動コンテンツ表示システム10’の構成を示す機能ブロック図である。運動コンテンツ表示装置10及び運動コンテンツ表示システム10’は、ディスプレイ部100とユーザーインターフェイス部200と制御装置部300とによって構成される。
<<制御装置部300(駆動制御手段、表示制御手段、制御手段)>>
制御装置部300を構成する各種の装置は、入出力バス318に電気的に接続され、入出力バス318を介して、各種のデータ信号やアドレス信号が、これら各種の装置の間で送受信できるようにされている。
制御装置部300は、CPU302と、メモリやハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段304と、運動コンテンツデータ記憶手段306と、制御用データテーブル記憶手段308と、会員情報データベース記憶手段310と、オーディオif(インターフェイス)312と、グラフィックif(インターフェイス)314と、シリアル通信if(インターフェイス)316と、を含む。
CPU302は、中央処理装置であり、後述する図4、図6、図8〜図10、図12〜図17に示すプログラムを実行して、プログラムに応じた各種の処理を行う。
記憶手段304は、ROM(リードオンリーメモリ)(図示せず)や、RAM(ランダムアクセスメモリ)(図示せず)や、上述したHDDからなる。また、これらのほかに、コンパクトディスクドライブやDVDドライブなどの外部記憶装置を用いて構成してもよい。HDDは、基本的なオペレーティングシステムや、後述する図4、図6、図8〜図10、図12〜図17に示すプログラムを記憶する。RAMは、これらのプログラムを実行するときに、実行可能に展開したり、これらのプログラムを実行したときに用いる変数やフラグの値を記憶したりする。ROM(図示せず)は、固定的なプログラムやデータを記憶する。
運動コンテンツデータ記憶手段306は、ディスプレイ装置102に表示するための運動コンテンツのデータを記憶する。このデータは、動画データのような形式のものであっても、動画を生成するためのパラメータからなるデータであってもよい。このパラメータは、そのパラメータの値によって、表示すべき画像をその都度生成し、生成した画像を順次表示することにより、動画のように表示するためのものである。
制御用データテーブル記憶手段308は、後述する図7に示す制御用データテーブルを記憶する。この制御用データテーブルは、主として、ディスプレイ装置102の駆動を制御するためのデータを記憶させるテーブルである。会員情報データベース記憶手段310は、図11(b)や図19に示す会員情報データベースを記憶する。
オーディオif312は、後述するスピーカ112と電気的に接続され、スピーカ112を駆動制御するためのインターフェイス回路であり、グラフィックif314は、ディスプレイ装置102と電気的に接続され、ディスプレイ装置102を駆動制御するためのインターフェイス回路である。また、シリアル通信if316は、後述するディスプレイ制御基板104や、操作パネル210や、会員カードリーダ220と、電気的に又は通信可能に接続し、ディスプレイ制御基板104や、操作パネル210や、会員カードリーダ220を駆動制御するものである。
<<ディスプレイ部100>>
ディスプレイ部100は、上述したディスプレイ装置(画像表示装置)102と、ディスプレイ制御基板104と、上下移動用のモータ106と、回転用のモータ108と、リミットセンサ110と、スピーカ112とを含む。
ディスプレイ装置(画像表示装置)102には、上述したグラフィックif314が電気的に接続されている。上述した制御装置部300では、操作者による操作パネル210の操作に基づいて、運動コンテンツが選択コンテンツとして選択され、選択コンテンツに対応する運動コンテンツデータが、運動コンテンツデータ記憶手段306から読み出され、グラフィックif314は、その運動コンテンツデータに応じて映像信号を生成してディスプレイ装置102に供給する。このようにすることで、ディスプレイ装置102には、操作者が所望する各種の運動コンテンツが表示される。
ディスプレイ制御基板104には、上述したシリアル通信if316が電気的に接続されている。また、ディスプレイ制御基板104には、上下移動用のモータ106と、回転用のモータ108とリミットセンサ110も、電気的に接続されている。上述した制御装置部300では、操作者による操作パネル210の操作に基づいて、運動コンテンツが選択コンテンツとして選択され、選択コンテンツに応じて、制御用データテーブル記憶手段308から制御用データが読み出される。読み出した制御用データに応じて、シリアル通信if316は、制御信号を生成して、ディスプレイ制御基板104に供給する。ディスプレイ制御基板104は、供給された制御信号に基づいて、駆動信号を生成して、上下移動用のモータ106と回転用のモータ108とに供給する。この駆動信号に応じて、上下移動用のモータ106が駆動され、ディスプレイ装置102は、ディスプレイ装置102を支柱30に沿って上下方向に移動させ、支柱30の所望する位置に位置づける。また、回転用のモータ108に送られた駆動信号によって、回転用のモータ108が駆動され、ディスプレイ装置102を支柱30の一定の位置で回転させて、所望する向きに向ける。
また、支柱30の上端部には、リミットセンサ110が設けられている。上下移動用のモータ106が駆動されて、ディスプレイ装置102が、支柱30の上端部に移動したときに、ディスプレイ装置102が支柱30から離脱しないようにするために、リミットセンサ110は、ディスプレイ装置102が上端部に到達したことを示すリミット信号を発する。リミットセンサ110から発せられたリミット信号は、後述するように、制御装置部300に送られる。この制御装置部300にリミット信号が供給されたときには、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に停止制御信号を送り、上下移動用のモータ106の駆動を中止する。このようにすることで、支柱30からディスプレイ装置102が離脱することを的確に防止することができる。
<<ユーザーインターフェイス部200(受付端末、)>>
ユーザーインターフェイス部200は、上述したように、操作パネル210と会員カードリーダ220とを含む。
上述したように、操作パネル210は、操作者によって操作されるもので、データ入力用のキーボード等の同様の機能を有する。操作者が操作パネル210を操作することによって、後述する図4、図6、図8〜図10、図12〜図17に示すプログラムの処理を進めることができる。
会員カードリーダ220は、後述するように、操作者の個人情報によって、操作者を識別するための会員カードやIDカードを読み取る装置である。会員カードリーダ220は、矩形の開口を有し、操作者が開口から会員カードやIDカードを挿入することで、会員カードやIDカードに記憶された情報が読み出される。読み出された情報は、制御装置部300に供給される。制御装置部300は、供給された情報に基づいて、会員情報データベース記憶手段310にアクセスして、該当する会員の会員情報を会員情報データベース記憶手段310から読み出し、記憶手段304に一時的に記憶させる。なお。会員情報データベースについては、後で詳述する。
<<運動コンテンツ表示装置10と運動コンテンツ表示システム10’>>
上述したように、ユーザーインターフェイス部200を、ディスプレイ部100に固定的に一体になるように設けても、ディスプレイ部100とは別体にしてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス部200として、赤外線を発するようなリモコン装置にしたり、携帯電話等の携帯端末装置にしたりすることができる。
ユーザーインターフェイス部200を、ディスプレイ部100と一体になるように設けた場合には、ディスプレイ部100とユーザーインターフェイス部200と制御装置部300とによって運動コンテンツ表示装置10が構成される。一方、ユーザーインターフェイス部200が別体になるように構成した場合には、運動コンテンツ表示装置10には、ユーザーインターフェイス部200は含まれず、ディスプレイ部100と制御装置部300とから運動コンテンツ表示装置10が構成され、この運動コンテンツ表示装置10とユーザーインターフェイス部200とから運動コンテンツ表示システム10’が構成される。この運動コンテンツ表示システム10’におけるユーザーインターフェイス部200が「受付端末」に対応する。
<<<<ディスプレイ駆動システムにおける処理の態様>>>>
制御装置部300において実行される各種のプログラムを示すフローチャートを図4、図6、図8〜図10、図12〜図17に示す。
<<<第1の初期処理>>>
図4は、後述する第1の実施の形態〜第3の実施の形態で共通して実行される第1の初期処理を示すフローチャートである。
最初に、ディスプレイ装置102に開始画面1−Aを表示する(ステップS401)。例えば、図5(a)に示すような画面を開始画面1−Aとしてディスプレイ装置102に表示する。この図5(a)に示した例では、「Let’s Fit’s 開始は[決定]」なる文字情報が表示され、操作パネル210の「決定」キー215bを、操作者が操作すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS402)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、開始画面1−Bをディスプレイ装置102に表示する(ステップS403)。例えば、図5(b)に示すような画面を開始画面1−Bとしてディスプレイ装置102に表示する。この図5(b)に示した例では、男女が踊っている様子を示す画像と、「開始は[決定]」なる文字情報とが表示され、操作パネル210の「決定」キー215bを、操作者が操作すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS404)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、上述したステップS401に処理を戻す。
上述したステップS402の判断処理で、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(YES)、又はステップS404の処理を実行したときには、メニュー画面1−Cをディスプレイ装置102に表示する(ステップS405)。例えば、図5(c)に示すような画面をメニュー画面1−Cとしてディスプレイ装置102に表示する。この図5(c)に示した例では、「Select! ●ヨガ、○フラダンス、○エクササイズ」なる文字情報が表示される。次いで、メニュー画面1−Cがディスプレイ装置102に表示されてから所定時間経過したか否か、すなわち、タイムアウトに至ったか否かを判断する(ステップS406)。タイムアウトに至ったと判別したとき(YES)には、上述したステップS401に処理を戻す。一方、タイムアウトに至っていないと判別したとき(NO)には、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたか否かを判断する(ステップS407)。操作者が「△」キー215aを操作したときには、メニュー画面1−Cで黒丸●として反転表示されている箇所が1つ上に移動する。一方、操作者が「▽」キー215cを操作したときには、メニュー画面1−Cで黒丸●として反転表示されている箇所が上に移動する。
ステップS407の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されていないと判別したとき(NO)には、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS408)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(YES)には、本サブルーチンを終了する。
一方、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、メニュー選択位置を変更して表示して(ステップS409)、上述したステップS405に処理を戻す。
上述したステップS407〜S409の処理を実行することによって、このように、「△」キー215a又は「▽」キー215cを操作者が操作することによって、操作者が所望するタイプの運動を選択し、「決定」キー215bを操作者が操作することによって、その選択したタイプの運動に決定することができる。
例えば、図5(c)に示した例で、最初、「Select! ●ヨガ、○フラダンス、○エクササイズ」と表示されているときに、操作者が、「▽」キー215cを1回操作すると、「Select! ○ヨガ、●フラダンス、○エクササイズ」と表示される。このように、「ヨガ」から「フラダンス」へ選択コンテンツを変更することができる。さらに、操作者が、「▽」キー215cを1回操作すると、「Select! ○ヨガ、○フラダンス、●エクササイズ」と表示される。このように、「フラダンス」から「エクササイズ」へ選択コンテンツを変更することができる。「△」キー215aを操作者が操作したときも同様に選択コンテンツを変更することができる。
この図4に示した第1の初期処理のサブルーチンを実行することによって、操作者の操作に応じて運動コンテンツを選択コンテンツとして選択することができる。
<<<第1の実施の形態>>>
図6は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10の第1の実施の形態による第1のディスプレイ駆動制御の処理を示すフローチャートである。
最初に、図4に示した第1の初期処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS601)、図7(a)に示す第1の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「位置」の領域に記憶されているデータを読み出す(ステップS602)。例えば、ステップS601の処理によって、操作者が、「ヨガ」を選択したときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「ヨガ」に対応した「位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」を読み出す。また、ステップS601の処理によって、操作者が、「フラダンス」を選択したときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「フラダンス」に対応した「位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出す。さらに、ステップS601の処理によって、操作者が、「エクササイズ」を選択したときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「エクササイズ」に対応した「位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出す。
上述した「位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」は、ディスプレイ装置102が下位置に位置づけることを意味し、データ「HIGH」は、ディスプレイ装置102が上位置に位置づけることを意味する。ここでは、上位置も下位置も、それぞれ予め定められた所定の高さを意味し、上位置は、下位置よりも高い位置である。
上述したステップS602の処理によって、読み出した「位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」であるか否かを判断する(ステップS603)。読み出した「位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」であると判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102が下位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する(ステップS604)。一方、ステップS603の判断処理で、読み出した「位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」でないと判別したとき(NO)には、ディスプレイ装置102が上位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する(ステップS605)。
上述したステップS604又はS605の処理を実行したときには、再び、図7(a)に示す第1の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「ファイル名」の領域に記憶されているデータを読み出して取得する(ステップS606)。例えば、操作者によって、「ヨガ」が選択されたときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\yoga.mpg」を読み出す。また、操作者によって、「フラダンス」が選択されたときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\hula.mpg」を読み出す。さらに、操作者によって、「エクササイズ」が選択されたときには、図7(a)に示す第1の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\excz.mpg」を読み出す。
次いで、取得したファイル名が示す運動コンテンツのデータ(例えば、動画データ)を読み出して、再生を開始する(ステップS607)。このステップS607の処理を実行することによって、この図6に示すサブルーチンの処理とは、別のタスクにより、運動コンテンツの再生の処理が実行される。次に、別のタスクとして開始した運動コンテンツの再生が終了したか否かを判断する(ステップS608)。運動コンテンツの再生が終了していないと判別したとき(NO)には、ステップS608に処理を戻す。一方、運動コンテンツの再生が終了したと判別したとき(YES)には、本サブルーチンを終了する。
この図6に示したサブルーチンの処理を実行することによって、運動コンテンツの種類に応じて、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に位置づけることができる。例えば、操作者が「ヨガ」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は下位置に位置づけられるように制御される。これに対して、操作者が、「フラダンス」や「エクササイズ」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は上位置に位置づけられるように制御される。
このように、第1の実施の形態による第1のディスプレイ駆動制御の処理では、操作者が選択した運動コンテンツの種類に応じて、時間の経過にかかわらず、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に定常的に位置づけることができる。
<<<第2の実施の形態>>>
図8は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10の第2の実施の形態による第2のディスプレイ駆動制御の処理を示すフローチャートである。
最初に、第1の実施の形態と同様に、図4に示した第1の初期処理のサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS801)。このステップS801の処理を実行することによって、操作者の操作により所望する運動コンテンツが選択される。
次いで、図7(b)に示す第2の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータを読み出す(ステップS802)。例えば、ステップS801の処理によって、操作者が、「ヨガ」を選択したときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「ヨガ」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」を読み出す。また、ステップS801の処理によって、操作者が、「フラダンス」を選択したときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「フラダンス」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出す。さらに、ステップS801の処理によって、操作者が、「エクササイズ」を選択したときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「エクササイズ」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出す。
上述した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」は、ディスプレイ装置102が下位置に位置づけることを意味し、データ「HIGH」は、ディスプレイ装置102が上位置に位置づけることを意味する。ここでは、上位置も下位置も、それぞれ予め定められた所定の高さを意味し、上位置は、下位置よりも高い位置である。
上述したステップS802の処理によって、読み出した「初期位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」であるか否かを判断する(ステップS803)。読み出した「初期位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」であると判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102が下位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する(ステップS804)。一方、ステップS603の判断処理で、読み出した「初期位置」の領域に記憶されているデータが「LOW」でないと判別したとき(NO)には、ディスプレイ装置102が上位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する(ステップS805)。
上述したステップS804又はS805の処理を実行したときには、再び、図7(b)に示す第2の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「ファイル名」の領域に記憶されているデータを読み出して取得する(ステップS806)。例えば、操作者によって、「ヨガ」が選択されたときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\yoga.mpg」を読み出す。また、操作者によって、「フラダンス」が選択されたときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\hula.mpg」を読み出す。さらに、操作者によって、「エクササイズ」が選択されたときには、図7(b)に示す第2の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\excz.mpg」を読み出す。
次いで、取得したファイル名が示す運動コンテンツのデータ(例えば、動画データ)を読み出して、再生を開始する(ステップS807)。このステップS807の処理を実行することによって、この図8に示すサブルーチンの処理とは、別のタスクによって、運動コンテンツの再生の処理が実行される。
次に、タイマーを起動することによって、経過時間カウンターをスタートさせる(ステップS808)。この後、経過時間を示す値が常時更新されていく。次いで、ポインタの値を1にして初期化する(ステップS809)。このポインタは、運動コンテンツの進行の度合いやステップを示すものである。
さらに、図7(b)に示す第2の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「1」〜「7」の領域のうち、ポインタの値に一致する領域に記憶されているデータを読み出す(ステップS810)。例えば、操作者によって選択された運動コンテンツが、「エクササイズ」であり、ポインタの値が、3であるときには、「エクササイズ」の「3」に記憶されている「1:55」という値を読み出して取得する。上述した図7(b)に示す第2の制御テーブルの「1」〜「7」の領域には、ディスプレイ装置102の位置を変更すべき時間が記憶されている。このディスプレイ装置102の位置の変更は、ディスプレイ装置102の位置が高位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が低位置になるように変更し、一方、ディスプレイ装置102の位置が低位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が高位置になるように変更するものである。なお、後述するように、第2の制御テーブルの「1」〜「7」の領域に時間「0:00」の値が記憶されているときには、そのタイミングでは、ディスプレイ装置102の位置を変更しないことを意味する。すなわち、ディスプレイ装置102の位置が高位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置を高位置に維持し、一方、ディスプレイ装置102の位置が低位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置を低位置に維持する。この第2の制御テーブルの「1」〜「7」の領域に記憶されている時間は、その運動コンテンツの内容に応じて予め定められて記憶されたものである。
ステップS810の処理で取得した値が「0:00」であるか否かを判断する(ステップS811)。ステップS810の処理で取得した値が「0:00」とは、ディスプレイ装置102の位置を変更しないことを意味する。ステップS811の判断処理で、取得した値が「0:00」であると判別したとき(NO)には、ステップS808の処理で開始した経過時間の値が、ステップS810の処理で取得した値よりも大きいか否かを判断する(ステップS812)。経過時間の値が、取得した値よりも大きいと判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102の位置を逆の位置に変更する(ステップS813)。すなわち、ディスプレイ装置102の位置が高位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が低位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する。一方、ディスプレイ装置102の位置が低位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が高位置になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する。
次いで、ポインタの値を1だけ増やし(ステップS814)、上述したステップS810に処理を戻す。
一方、上述したステップS811の判断処理で、経過時間の値が、取得した値よりも大きくないと判別したとき(NO)には、上述したステップS807の処理で別のタスクとして開始した運動コンテンツの再生が終了したか否かを判断する(ステップS815)。運動コンテンツの再生が終了していないと判別したとき(NO)には、ステップS815に処理を戻す。一方、運動コンテンツの再生が終了したと判別したとき(YES)には、本サブルーチンを終了する。
この図8に示したサブルーチンの処理を実行することによって、運動コンテンツの種類と時間の経過とに応じて、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に位置づけることができる。
例えば、図7(b)に示す第2の制御テーブルを用いた場合に、操作者が「ヨガ」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は、初期位置で下位置に位置づけられ、時刻2:30で下位置から上位置に変更され、時刻4:15で上位置から下位置に変更される。その後、下位置が維持される。
また、操作者が、「フラダンス」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は、初期位置で上位置に位置づけられ、その後、上位置が維持される。
さらに、操作者が、「エクササイズ」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は、初期位置で上位置に位置づけられ、その後、ポインタの値が5になるまで、上位置と下位置とが交互に変更される。
このように、第2の実施の形態による第2のディスプレイ駆動制御の処理は、操作者が選択した運動コンテンツの種類と、運動コンテンツの再生の経過時間とに応じて、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に位置づけることができ、運動コンテンツの種類や運動コンテンツの内容の進行に応じてディスプレイ装置102を位置づけることができる。
<<<第3の実施の形態>>>
図9は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10の第3の実施の形態による第3のディスプレイ駆動制御の処理を示すフローチャートである。
最初に、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に、図4に示した第1の初期処理のサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS901)。このステップS901の処理を実行することによって、操作者の操作により所望する運動コンテンツが選択される。
次いで、図7(c)に示す第3の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「初期位置」と「初期方向」との領域に記憶されているデータを読み出す(ステップS902)。
例えば、ステップS901の処理によって、操作者が、「ヨガ」を選択したときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「ヨガ」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」を読み出し、「初期方向」の領域に記憶されているデータ「H」を読み出す。また、ステップS901の処理によって、操作者が、「フラダンス」を選択したときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「フラダンス」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出し、「初期方向」の領域に記憶されているデータ「V」を読み出す。さらに、ステップS901の処理によって、操作者が、「エクササイズ」を選択したときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「エクササイズ」に対応した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「HIGH」を読み出し、「初期方向」の領域に記憶されているデータ「V」を読み出す。
上述した「初期位置」の領域に記憶されているデータ「LOW」は、ディスプレイ装置102が下位置に位置づけることを意味し、データ「HIGH」は、ディスプレイ装置102が上位置に位置づけることを意味する。ここでは、上位置も下位置も、それぞれ予め定められた所定の高さを意味し、上位置は、下位置よりも高い位置である。
また、上述した「初期方向」の領域に記憶されているデータ「H」は、ディスプレイ装置102を横長方向に向けることを意味し、データ「V」は、ディスプレイ装置102を縦長方向に向けることを意味する。
次に、ステップS902で読み出した「初期位置」が示す位置になるように、また、「初期方向」が示す方向になるように、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する(ステップS903)。
図7(c)に示す第3の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「ファイル名」の領域に記憶されているデータを読み出して取得する(ステップS904)。例えば、操作者によって、「ヨガ」が選択されたときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\yoga.mpg」を読み出す。また、操作者によって、「フラダンス」が選択されたときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\hula.mpg」を読み出す。さらに、操作者によって、「エクササイズ」が選択されたときには、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「ファイル名」の領域に記憶されているデータ「c:\data\excz.mpg」を読み出す。
次いで、取得したファイル名が示す運動コンテンツのデータ(例えば、動画データ)を読み出して、再生を開始する(ステップS905)。このステップS905の処理を実行することによって、この図9に示すサブルーチンの処理とは、別のタスクによって、運動コンテンツの再生の処理が実行される。
次に、タイマーを起動することによって、経過時間カウンターをスタートさせる(ステップS906)。この後、経過時間を示す値が常時更新されていく。次いで、ポインタの値を1にして初期化する(ステップS907)。このポインタは、運動コンテンツの進行の度合いやステップを示すものである。
さらに、図7(c)に示す第3の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「1」〜「7」の領域のうち、ポインタの値に一致する領域に記憶されているデータを読み出す(ステップS908)。例えば、操作者によって選択された運動コンテンツが、「エクササイズ」であり、ポインタの値が、5であるときには、「エクササイズ」の「5」に記憶されている「3:45」という値を読み出して取得する。上述した図7(c)に示す第3の制御テーブルの「1」〜「7」の領域には、ディスプレイ装置102の位置を変更すべき時間が記憶されている。このディスプレイ装置102の位置の変更は、ディスプレイ装置102の位置が高位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が低位置になるように変更し、一方、ディスプレイ装置102の位置が低位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置が高位置になるように変更するものである。なお、第2の実施の形態と同様に、第2の制御テーブルの「1」〜「7」の領域に時間「0:00」の値が記憶されているときには、そのタイミングでは、ディスプレイ装置102の位置を変更しないことを意味する。すなわち、ディスプレイ装置102の位置が高位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置を高位置に維持し、一方、ディスプレイ装置102の位置が低位置であるときには、ディスプレイ装置102の位置を低位置に維持する。この第2の制御テーブルの「1」〜「7」の領域に記憶されている時間は、その運動コンテンツの内容に応じて予め定められて記憶されたものである。
ステップS908の処理で取得した値が「0:00」であるか否かを判断する(ステップS909)。ステップS908の処理で取得した値が「0:00」とは、ディスプレイ装置102の位置を変更しないことを意味する。ステップS909の判断処理で、取得した値が「0:00」であると判別したとき(NO)には、ステップS906の処理で開始した経過時間の値が、ステップS908の処理で取得した値よりも大きいか否かを判断する(ステップS910)。経過時間の値が、取得した値よりも大きいと判別したとき(YES)には、図7(c)に示す第3の制御テーブルの「1」〜「7」の領域のうち、ポインタの値に一致する領域に記憶されている位置と方向とのデータを読み出して取得する(ステップS911)。次いで、ステップS911の処理で読み出した位置と方向とのデータに応じて、ディスプレイ装置102の位置を変更すると共に、ディスプレイ装置102の向きを変更し(ステップS912)、ポインタの値を1だけ増やし(ステップS913)、上述したステップS908に処理を戻す。
一方、上述したステップS909の判断処理で、経過時間の値が、取得した値よりも大きくないと判別したとき(NO)には、上述したステップS905の処理で別のタスクとして開始した運動コンテンツの再生が終了したか否かを判断する(ステップS914)。運動コンテンツの再生が終了していないと判別したとき(NO)には、ステップS914に処理を戻す。一方、運動コンテンツの再生が終了したと判別したとき(YES)には、本サブルーチンを終了する。
この図9に示したサブルーチンの処理を実行することによって、運動コンテンツの種類と時間の経過とに応じて、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に位置づけると共に、横長方向又は縦長方向に向けることができる。例えば、操作者が「ヨガ」を運動コンテンツ(選択コンテンツ)として選択したときには、ディスプレイ装置102は、初期位置として下位置に位置づけられ、横長方向に向けられるように制御される。その後、ポインタの値が増えるたびに、位置と向きとのデータに応じて、ディスプレイ装置102を、上位置又は下位置に位置づけると共に、横長方向又は縦長方向に向ける。
このように、第3の実施の形態による第3のディスプレイ駆動制御の処理は、操作者が選択した運動コンテンツの種類と、運動コンテンツの再生の経過時間とに応じて、ディスプレイ装置102を上位置又は下位置に位置づけると共に、横長方向又は縦長方向に向けることができ、運動コンテンツの種類や運動コンテンツの内容の進行に応じてディスプレイ装置102を配置させることができる。
<<<第4の実施の形態>>>
<<第4の実施の形態における第2の初期処理>>
図10は、後述する第4の実施の形態による第2の初期処理を示すフローチャートである。
最初に、開始画面1−Dを表示する(ステップS1001)。例えば、図11(a)に示すような画面を開始画面1−Dとしてディスプレイ装置102に表示する。この図11(a)に示した例では、「Welcome! 会員カードをカードリーダに挿入してください」なる文字情報が表示され、会員カードリーダ220の開口に会員カードを挿入すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されたか否かを判断する(ステップS1002)。会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されていないと判別したとき(NO)には、ステップS1002に処理を戻す。
会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されたと判別したとき(YES)には、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースにアクセスする(ステップS1003)。
会員カードに記憶されている会員の識別情報を読み出して、会員情報データベースに記憶されているデータと比較して、会員カードを会員カードリーダ220に挿入した操作者が、既に登録されている人物であるか否かを判断する(ステップS1004)。既に登録されている人物であると判別したとき(YES)には、上述した図4に示した第1の初期処理を呼び出して実行し(ステップS1005)、本サブルーチンを終了する。一方、既に登録されている人物でないと判別したとき(YES)には、会員登録のための処理を実行し(ステップS1006)、本サブルーチンを終了する。
図11(b)は、上述したステップS1003の処理で読み出される会員情報データベースの具体例を示す表である。上述したように、会員情報データベースは、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている。図11(b)に示した例では、会員情報データベースは、会員番号、会員氏名、性別、会員カードを識別するためのカード番号、立ち位置、身長、体重が、データベースとして記憶されている。ここで、立ち位置とは、操作者(会員)が、起立した姿勢のときに、ディスプレイ装置102が見やすい高さであり、この立ち位置が、上述した上位置に対応する。この立ち位置は、所定の演算式を用いて操作者の身長の値から算出するようにしても、操作者が、操作パネル210の5つのキー215a〜215eなどを操作することによって、操作者の所望する値を入力するようにしてもよい。
上述したステップS1004の判断処理で、既に登録されている人物であると判別したときには、会員情報データベースのうち、該当するデータが、会員情報データベース記憶手段310から読み出され、制御装置部300の記憶手段304に一時的に記憶される。
<<第4の実施の形態における第4のディスプレイ駆動制御の処理>>
図12は、本発明に係る運動コンテンツ表示装置10の第4の実施の形態で実行される第4のディスプレイ駆動制御の処理を示すフローチャートである。
最初に、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様に、図10に示した第2の初期処理のサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS1201)。このステップS1201の処理を実行することによって、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースのうち、読み出すべきデータを特定することができる。すなわち、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースを参照し、会員カードの記憶されている情報が会員情報データベースの会員カード番号に一致する人物の会員情報を、会員情報データベースから取得する(ステップS1202)。
なお、上述したステップS1201の処理を実行することによって、図10のステップS1005の処理により、図4に示した第1の初期処理のサブルーチンも呼び出されて実行される。
次に、取得した会員情報に含まれる「立ち位置」の値を、上位置を示す変数に代入すると共に、下位置を示す変数に、一定の所定の値を代入する(ステップS1203)。上述したように、会員情報に含まれる「立ち位置」は、操作者(会員)が、起立した姿勢のときに、ディスプレイ装置102が見やすい高さであり、上位置を示す変数に、この高さの値を代入することによって、操作者(会員)の身長に応じた適切な上位置にしたり、操作者の好みに合わせた上位置にしたりすることができ、操作者の各々に応じて上位置をカスタマイズすることができる。
次いで、図7(c)に示す第3の制御テーブルを参照して、操作者によって選択された運動コンテンツに対応した「初期位置」と「初期方向」との領域に記憶されているデータを読み出して取得し(ステップS1204)、ステップS1204で読み出した「初期位置」が示す位置になるように(ステップS1205)、また、「初期方向」が示す方向になるように(ステップS1206)、制御装置部300は、ディスプレイ制御基板104に制御信号を発する。なお、上述したステップS1204〜S1206の処理は、上述したステップS902及びS903の処理と同等のものである。
上述したステップS1206の処理を実行した後、図13に示すフローチャートの処理を実行する。図13は、図12に示した処理の続きの処理を示すフローチャートである。図13に示すように、この処理は、ステップS904〜S914の処理であり、上述した図9に示したステップS904〜S914の処理と同様のものである。
上述した図12及び図13の処理を実行することにより、会員カードに記憶されている会員の識別情報に基づいて、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースを参照して、会員の各々の身長や好みに応じた上位置(立ち位置)を定めることができるので、操作が操作者の負担になったり煩雑になったりしないようにでき、容易に上位置を決定することができ、ディスプレイ装置102を会員の各々「立ち位置」の情報に応じて位置づけることができ、運動コンテンツの再生の処理を速やかに開始することができる。
<<<第5の実施の形態>>>
図14は、後述する第5の実施の形態による第3の初期処理を示すフローチャートである。この第3の初期処理は、CCDカメラ等の撮像手段を用いて、操作者(会員)を体、例えば上半身を撮像し、撮像して得られた画像データから「立ち位置」の値を取得するものである。このようにすることで、より容易にかつ簡便に、「立ち位置」の値を定めることができる。なお、この図14に示したサブルーチンを実行するときには、CCDカメラ等の撮像手段は、予め電源が投入されて、定常的に動作できるようにされているものとする。
最初に、上述した第2の初期処理のサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS1401)。上述したように、第2の初期処理のサブルーチンから、第1の初期処理のサブルーチンも呼び出されて実行される。この第1の初期処理を実行することによって、操作者(会員)が所望する運動の種類、すなわち、操作者(会員)が所望する運動コンテンツを選択することできる。また、第2の初期処理を実行することによって、会員の各々の身長や好みに応じた上位置(立ち位置)を定めるようにできる。
ステップS1301の処理を実行した後、ディスプレイ装置102に高さ調整画面2−A(図示せず)を表示する(ステップS1402)。この調整画面2−Aは、CCDカメラ等の撮像手段で、撮像した操作者の上半身を表示する画面である。
次に、CCDカメラ等の撮像手段によって撮像した操作者の上半身の画像に対して、画像解析を行って、操作者の顔を検出して、顔の中心の高さを算出する(ステップS1403)。次いで、所定の時間だけ経過したか否かを判断、すなわち、ステップS1403の処理で、例えば、15秒以内に顔の位置の検出が行われずに、タイムアウトになったか否かを判断する(ステップS1404)。
ステップS1404の判断でタイムアウトになったと判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102に高さ調整画面2−B(図示せず)を表示する(ステップS1405)。この高さ調整画面2−Bは、操作者の顔を検出して、顔の中心の高さを算出する処理が、適切に行うことができなかった旨の操作者に伝えるための画面で、例えば、「高さ調節がうまくできませんでしたので、標準にあわせます。」なるメッセージを表示する。次いで、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースにアクセスして、該当する会員の会員情報を会員情報データベース記憶手段310から読み出し(ステップS1406)、読み出した会員情報の「立ち位置」の値が空欄であるか否かを判断する(ステップS1407)。例えば、図19に示した会員情報データベースの例では、会員Noが、003の「中山 マサ」氏と004の「山縣 有朋」氏との「立ち位置」の値が空欄である。ステップS1407の判断処理で、このように、読み出した会員情報データベースの「立ち位置」の値が空欄であると判別したとき(YES)には、会員情報の「立ち位置」の値を標準値にして更新し(ステップS1408)、本サブルーチンを終了する。この標準値は、例えば、会員の身長の80%の値にすればよい。一方、ステップS1407の判断処理で、読み出した会員情報の「立ち位置」の値が空欄でないと判別したとき(NO)には、直ちに本サブルーチンを終了する。なお、図19に示した会員情報データベースについては、後で詳述する。
上述したステップS1404の判断処理で、タイムアウトになっていないと判別したとき(NO)には、ステップS1403の処理で取得した顔の中心の高さを「適切な高さ」とする(ステップS1409)。なお、この例では、顔の中心の高さを「適切な高さ」としたが、顔の中心の高さの95%の値を「適切な高さ」とするように、所定の演算をすることによって、顔の中心の高さから「適切な高さ」を導出してもよい。
次に、会員情報データベース記憶手段310にアクセスして、該当する会員の会員情報を会員情報データベース記憶手段310から読み出し(ステップS1410)、読み出した会員情報の「立ち位置」の値を、ステップS1409の処理で算出した値に書き換えて、会員情報データベースを更新し(ステップS1411)、本サブルーチンを終了する。
この図14に示した第5の実施の形態による第3の初期処理は、操作者の顔の位置に基づいて「立ち位置」の値を決定するので、操作者が煩雑な操作をすることなく「立ち位置」を決定することができ、ディスプレイ装置102の上位置を簡易かつ簡便に定めて記憶させることができる。
上述した第5の実施の形態による第3の初期処理では、検出した操作者の顔の中心の位置に基づいて「立ち位置」を決定する場合を示したが、操作者の体の特徴に基づいて「立ち位置」を決定するものであればよい。例えば、操作者の目の輪郭を画像処理によって抽出して、抽出した目の中心の位置を「立ち位置」として決定したり、操作者の肩を画像処理によって抽出して、抽出した肩の位置を「立ち位置」として決定したりしてもよい。
この第5の実施の形態において用いたCCDカメラ等の撮像手段が、「検出手段」に対応する。CCDカメラ等の撮像手段は、電気的に制御装置部300と接続されており、から発せられる検出信号は、制御装置部300に供給される。制御装置部300は、CCDカメラ等の撮像手段から供給された検出信号に基づいて、操作者の顔の画像データを生成し、生成した画像データに対して画像処理を行うことで、操作者の顔の輪郭を抽出して顔の中心の位置を算出することができる。
<<<第6の実施の形態>>>
図15は、後述する第6の実施の形態による第4の初期処理を示すフローチャートである。この第6の実施の形態では、一定期間ごと、例えば6ヶ月ごとに、ディスプレイ装置102の高さを更新できるようにするものである。ディスプレイ装置102の高さを調整するときには、ディスプレイ装置102を実際に操作者の前で上下方向に移動させて、操作者が所望した高さを記憶させる。このようにすることで育ち盛りの子供などに対しても容易かつ的確に用いることができる。また、実際にディスプレイ装置102を操作者が視認しながら行うので、より的確な高さ又はより好みに合った高さにディスプレイ装置102を位置づけることができる。
最初に、図18(A)に示すような画面3−Aをディスプレイ装置102に表示する(ステップS1501)。図18(A)に示した例では、「Welcome! 会員カードをカードリーダに挿入してください」という文字情報が表示され、会員カードリーダ220の開口に会員カードを挿入すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されたか否かを判断する(ステップS1502)。会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されていないと判別したとき(NO)には、ステップS1502に処理を戻す。
会員カードが、会員カードリーダ220に挿入されたと判別したとき(YES)には、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている会員情報データベースにアクセスする(ステップS1503)。このステップS1503の処理でアクセスする会員情報データベースの例を図19に示す。
図19に示した会員情報データベースは、図11に示した会員情報データベースと同様に、会員情報データベース記憶手段310に記憶されている。図19に示した例では、会員情報データベースは、会員番号、会員氏名、性別、会員カードを識別するためのカード番号、立ち位置、前回設定日、身長、体重が、データベースとして記憶されている。図11に示した会員情報データベースと同様に、立ち位置とは、操作者(会員)が、起立した姿勢のときに、ディスプレイ装置102が見やすい高さであり、この立ち位置が、上述した上位置に対応する。この立ち位置は、所定の演算式を用いて操作者の身長の値から算出するようにしても、操作者が、操作パネル210の5つのキー215a〜215eなどを操作することによって、操作者の所望する値を入力するようにしてもよい。また、図11に示した会員情報データベースには含まれておらず、図19に示した会員情報データベースに含まれている前回設定日は、前回、立ち位置を測定して更新した年月日を記憶するためのものである。この前回設定日に記憶されている年月日を読み出すことで、後述するように、前回から経過した月日を算出することができる。
会員カードに記憶されている会員の識別情報を読み出して、会員情報データベースに記憶されているデータと比較して、会員カードを会員カードリーダ220に挿入した操作者が、既に登録されている人物であるか否かを判断する(ステップS1504)。既に登録されている人物でないと判別したとき(NO)には、会員登録のための処理を実行し(ステップS1505)、本サブルーチンを終了する。
ステップS1504の判断処理で、既に登録されている人物であると判別したとき(YES)には、図19に示す会員情報データベースに記憶されている前回設定日の年月日が0000/00/00であるか否かを判断する(ステップS1506)。前回設定日の年月日が0000/00/00であると判別したとき(NO)には、前回設定日の年月日が6ヶ月以上前であるか否かを判断する(ステップS1507)。前回設定日の年月日が6ヶ月以上前でないと判別したとき(NO)には、後述する図17のステップS1701に処理を移す。
上述したステップS1506の判断処理で、前回設定日の年月日が0000/00/00であると判別したとき(YES)、又はステップS1507の判断処理で、前回設定日の年月日が6ヶ月以上前であると判別したとき(YES)には、図18(B)に示すような画面3−Bをディスプレイ装置102に表示する(ステップS1508)。図18(B)に示した例では、「画面調整 画面の高さ調整をしますか。△▽で選んで決定ボタンを押してください ●調整する ○調整しない」という文字情報が表示され、ディスプレイ装置102の高さ調整をするか否かの選択をすべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS1509)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたか否かを判断する(ステップS1510)。
ステップS1510の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されていないと判別したとき(NO)には、上述したステップS1509に処理を戻す。一方、ステップS1510の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたと判別したとき(YES)には、操作者が「△」キー215aを操作することで、画面3−Bで黒丸●として反転表示されている箇所を1つ上に移動させ、一方、操作者が「▽」キー215cを操作することで、画面3−Bで黒丸●として反転表示されている箇所を上に移動させて(ステップS1511)、上述したステップS1509に処理を戻す。
上述したステップS1509の判断処理で、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(NO)には、操作者によって、「△」キー215a又は「▽」キー215cが操作されたことにより、「調整する」が選択されたか否かを判断する(ステップS1512)。「調整する」が選択されたと判別したとき(YES)には、後述する図16のステップS1601に処理を移し、「調整する」が選択されていないと判別したとき(NO)には、後述する図17のステップS1701に処理を移す。
上述したステップS1512の判断処理で、「調整する」が選択されたと判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102の現在の高さを取得する(ステップS1601)。この処理は、上述したシリアル通信if316を介して、ディスプレイ部100のディスプレイ制御基板104から、ディスプレイ装置102の現在の高さに関する情報を制御装置部300に送信することによって取得することができる。次いで、ステップS1601の処理によって取得したディスプレイ装置102の現在の高さを、図18(C)に示すような画面3−Cとしてディスプレイ装置102に表示する(ステップS1602)。図18(C)に示した例では、「画面調整 △▽で高さを調節してください。よろしければ決定ボタンを押してください。 現在の高さ:120cm」という文字情報が表示され、ディスプレイ装置102の高さが表示される。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS1603)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたか否かを判断する(ステップS1604)。
ステップS1604の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されていないと判別したとき(NO)には、上述したステップS1603に処理を戻す。一方、ステップS1604の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたと判別したとき(YES)には、操作されたキーに応じてディスプレイ装置102を上下に移動させる(ステップS1605)。具体的には、「△」キー215aが操作されたときには、ディスプレイ装置102を所定の長さだけ上方向に移動させる。一方、「▽」キー215cが操作されたときには、ディスプレイ装置102を所定の長さだけ下方向に移動させる。この「△」キー215a又は「▽」キー215cの操作に応じて、制御装置部300は、シリアル通信if316を介して、ディスプレイ部100のディスプレイ制御基板104に、所定の長さだけ移動させる旨の信号を送信する。
次に、ディスプレイ装置102が所定の長さだけ移動したか否かを判断する(ステップS1606)。この判断処理は、シリアル通信if316を介して、ディスプレイ部100のディスプレイ制御基板104から移動完了の情報が送信されたか否かを判断することによって行うことができる。ディスプレイ装置102が所定の長さだけ移動していないと判別したとき(NO)には、ステップS1606に処理を戻す。一方、ディスプレイ装置102が所定の長さだけ移動したと判別したとき(YES)には、ディスプレイ制御基板104から送信された移動完了の情報に含まれているディスプレイ装置102の現在の高さを取得し(ステップS1607)、取得したディスプレイ装置102の現在の高さをディスプレイ装置102に表示し(ステップS1608)、上述したステップS1603に処理を戻す。
上述したステップS1603の判断処理で、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(YES)には、ディスプレイ装置102の現在の高さを、制御装置部300の記憶手段304に記憶させ(ステップS1609)、ディスプレイ装置102の現在の高さを設定した日を本日の日付に変更するために、制御装置部300の記憶手段304に本日の日付を記憶させ(ステップS1610)、図18(D)に示すような画面3−Dをディスプレイ装置102に3秒間表示し(ステップS1611)、後述する図17のステップS1701に処理を移す。図18(D)に示した例では、「画面調整 画面の高さ調節が終わりました。」という文字情報が表示される。
上述した図15のステップS1507の判断処理で、前回設定日が6ヶ月以上前でないと判別したとき(NO)、又は図16のステップS1611の処理を実行したときには、図18(E)に示すような画面3−Eをディスプレイ装置102に3秒間表示する(ステップS1701)。図18(E)に示した例では、「Let’s Fit’s 開始は[決定]を押す」という文字情報が表示され、操作パネル210の「決定」キー215bを、操作者が操作すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS1702)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、図18(F)に示すような画面3−Fをディスプレイ装置102に3秒間表示する(ステップS1703)。図18(E)に示した例では、男女が踊っている様子を示す画像と、「開始は[決定]」なる文字情報とが表示され、操作パネル210の「決定」キー215bを、操作者が操作すべき旨を示すメッセージを表示する。
次に、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS1704)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、上述したステップS1701に処理を戻す。
上述したステップS1702又はS1704の判断処理で、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(YES)には、タイマーを起動し(ステップS1705)、図18(G)に示すような画面3−Gをディスプレイ装置102に表示する(ステップS1706)。図18(G)に示した例では、「Select! ●ヨガ ○フラダンス ○エクササイズ」という文字情報が表示される。
次いで、画面3−Gがディスプレイ装置102に表示されてから所定時間経過したか否か、すなわち、タイムアウトに至ったか否かを判断する(ステップS1707)。タイムアウトに至ったと判別したとき(YES)には、上述したステップS1701に処理を戻す。一方、タイムアウトに至っていないと判別したとき(NO)には、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されたか否かを判断する(ステップS1708)。操作者が「△」キー215aを操作したときには、画面3−Gで黒丸●として反転表示されている箇所が1つ上に移動する。一方、操作者が「▽」キー215cを操作したときには、画面3−Gで黒丸●として反転表示されている箇所が上に移動する。
ステップS1708の判断処理で、「△」キー215a又は「▽」キー215cが、操作者によって操作されていないと判別したとき(NO)には、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたか否かを判断する(ステップS1709)。操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されたと判別したとき(YES)には、本サブルーチンを終了する。
一方、操作者によって、操作パネル210の「決定」キー215bが操作されていないと判別したとき(NO)には、画面3−Gに示した選択位置を変更して表示して(ステップS1710)、上述したステップS1706に処理を戻す。
上述した第6の実施の形態による第4の初期処理は、所定の期間を経過するごとに、「立ち位置」を調整することができるので。操作者の体の具合や調子や、体の成長の度合いなどに応じて、操作者の最良と思われる位置や好みの位置を、「立ち位置」として決定でき、ディスプレイ装置102の上位置を簡易かつ簡便に定めて記憶させることができ、ディスプレイ装置102を上位置に位置づけることができる。