JP2001327639A - 効果的身体運動の提供方法 - Google Patents

効果的身体運動の提供方法

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JP2001327639A JP2000147587A JP2000147587A JP2001327639A JP 2001327639 A JP2001327639 A JP 2001327639A JP 2000147587 A JP2000147587 A JP 2000147587A JP 2000147587 A JP2000147587 A JP 2000147587A JP 2001327639 A JP2001327639 A JP 2001327639A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特殊な運動や動きであっても利用者にわかり
やすく開示でき、かつ利用者が長期に渡って楽しみなが
ら取り組むことのできるようにすること。 【解決手段】 サーバコンピュータを用いて利用者に合
致した効果的身体運動の提供方法であって、利用者が鍛
えたい或いは機能回復したい身体部位の情報を含む個的
情報を受け付ける個的情報受付ステップと、前記個的情
報に基づいて利用者に合致した効果的な身体運動メニュ
ーを構築する運動構築ステップと、身体運動メニューに
対応する動作を人物或いは動物モデルに実行させるため
の運動制御データの生成を行う運動制御データ生成ステ
ップと、該運動制御データを前記利用者コンピュータに
返信する返信ステップと、前記送信されたきた運動制御
データに基づいて効果的身体運動を実行する人物或いは
動物モデルを表示画面に表示する表示ステップと、を含
むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のコンピュータネットワークに接続されたサーバコンピ
ュータを用いて、利用者に合致した効果的な身体運動の
提供を行う効果的身体運動の提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報通信技術、特にコンピュータ
ネットワークであるインターネットの急速な普及に伴
い、これらコンピュータネットワークを利用して様々な
サービスを利用者に対して提供することが実施されてい
る。
【0003】これらコンピュータネットワークを用いた
サービスの提供方法は、サービスが提供される店舗等の
場所に出向いたり、営業時間に制約されることがなく、
利用者は自宅等に居ながらにして好きな時間にサービス
をうけることが可能となることから、これらサービスの
利用者が急増してきている。
【0004】とりわけ、近年の健康志向とともに高齢化
の急速な移行に伴い、健康の自己管理意識の高まりを受
けて、自分に合った効果的な身体運動(エクササイズ)
を提供することが実施されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来における効果的な身体運動(エクササイズ)の提供
方法としては、身体運動(エクササイズ)のメニュー、
例えばジョギングやラジオ体操、腕立て伏等と言ったメ
ニュー項目を利用者に開示するものであるために、より
効果的な運動、例えば腹部の筋肉を強化する際により効
果的となる腹部の動かし方等を提供したくても、前記の
ようにメニュー項目だけの開示では前記の特殊な腹部の
動かし方を利用者に開示、提供することが不可能である
とともに、利用者は前記メニューを寡黙に実践する必要
があることから、これら効果的な身体運動(エクササイ
ズ)を長期にわたって継続して実施できる人が少なく、
多くの利用者が長続きしないという問題があった。
【0006】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、特殊な運動や動きであっても利用者
にわかりやすく開示でき、かつ利用者が長期に渡って楽
しみながら取り組むことのできる効果的身体運動の提供
方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の効果的身体運動の提供方法は、データ
通信可能に接続された複数のコンピュータ端末から成る
コンピュータネットワークに接続されたサーバコンピュ
ータを用いて、利用者に合致した効果的な身体運動の提
供を行う効果的身体運動の提供方法であって、利用者の
コンピュータにおいて実施される、少なくとも利用者が
鍛えたい或いは機能回復したい身体部位の情報を含む個
的情報を受け付ける個的情報受付ステップと、該受け付
けた個的情報を前記サーバコンピュータに送信する送信
ステップと、を含むとともに、前記サーバコンピュータ
において実施される、送信されてきた前記個的情報に基
づいて利用者に合致した効果的な身体運動メニューを構
築する運動構築ステップと、該運動構築ステップにて構
築された身体運動メニューに対応する動作を人物或いは
動物モデルに実行させるための運動制御データの生成を
行う運動制御データ生成ステップと、該運動制御データ
を前記利用者コンピュータに返信する返信ステップと、
を含み、利用者のコンピュータにおいて実施される、前
記送信されてきた運動制御データに基づいて効果的身体
運動を実行する人物或いは動物モデルを表示画面に表示
する表示ステップと、を含むことを特徴としている。こ
の特徴によれば、利用者は、従来のように身体運動のメ
ニューではなく、運動自体をモデルの動きにより複雑や
特殊な動きであっても容易に理解できるようになるばか
りか、これらモデルの動きに合わせて身体運動(エクサ
サイズ)を実施することで、利用者は楽しみながら身体
運動(エクササイズ)を実施できるようになり、より多
くの利用者が長期に渡って身体運動(エクササイズ)を
継続して実施できるようになり、より効果的な身体運動
を行うことができる。
【0008】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記個的情報受付ステップにおいては、利用者の身体の大
きさに関する情報が受付られて前記個的情報に登録され
るとともに、前記サーバコンピュータにおいては、送信
されてきた前記個的情報に基づいて前記利用者コンピュ
ータの表示画面に表示される人物或いは動物モデルを利
用者の身体形状に合致するように変形させるためのモデ
ル個性化データを生成する個性化データ生成ステップが
実施され、該モデル個性化データが前記返信ステップに
て前記利用者コンピュータに返信され、該モデル個性化
データに基づき利用者の身体形状に合致するように変形
された人物或いは動物モデルが表示されることが好まし
い。このようにすれば、表示される人物或いは動物モデ
ルの身体形状が、利用者のものに合致したものとなるた
め、利用者が表示モデルに親近感をもてるようになるば
かりか、例えば減量等のエクササイズの場合には、減量
が進むにつれて表示モデルの身体形状も減量後の身体形
状に変化するようになるため、身体運動の成果をモデル
を通じて目視にて認識できるようになる。
【0009】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記人物或いは動物モデルが利用者のコンピュータの表示
装置に立体的モデルとして表示されることが好ましい。
このようにすれば、人物或いは動物モデルを立体的モデ
ルとすることで、利用者は身体運動の動作内容をより現
実的に把握することができる。
【0010】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記利用者のコンピュータには、人物或いは動物モデルの
各身体部位において複数種の3次元形状データが記述さ
れた形状データベースが記憶されているとともに、前記
サーバコンピュータからは前記人物或いは動物モデルの
各身体部位においてどの種類の3次元形状データを使用
するかが記録された組立データが送信されることが好ま
しい。このようにすれば、立体的モデルの表示するため
に、サーバコンピュータからは前記組立データのみを送
れば良く、立体的モデルの各身体部位の3次元形状デー
タを逐次配信する必要がないために、通信負荷を低減で
き、同一のサーバコンピュータにおいてより多くの利用
者へのサービス提供を実施することができる。
【0011】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記身体部位の要素が予め定められた所定数とされ、前記
運動制御データが、前記各要素毎の動きが数値化された
数値情報にて記述されていることが好ましい。このよう
にすれば、前記運動制御データのデータ容量を低減する
ことで通信負荷を低減でき、同一のサーバコンピュータ
においてより多くの利用者へのサービス提供を実施する
ことができる。
【0012】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記各要素毎の動きを数値化する手法が、各要素の動きの
パターンを識別可能な固有の数値とされていることが好
ましい。このようにすれば、身体運動の内容が同一動作
を切り返し実施する反復運動である場合においては、そ
の繰り返しの運動単位を1つのパターンとすることで、
前記運動制御データのデータ容量をより一層低減するこ
とができる。
【0013】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記サーバコンピュータは、前記利用者のコンピュータへ
の返信ステップにおいて他の特定利用者の身体運動によ
る成果情報も返信し、該他の特定利用者の成果情報が表
示されることが好ましい。このようにすれば、他の特定
利用者、例えば同一の身体運動を同時期に始めた他の利
用者の成果を認識することで、自分の状況と比較するこ
とができるようになる。
【0014】本発明の効果的身体運動の提供方法は、前
記成果情報が、他の特定利用者のモデル個性化データで
あって、該他の特定利用者のモデル個性化データに基づ
く人物或いは動物モデルが表示されることが好ましい。
このようにすれば、モデルにより直感的に特定利用者の
成果を認識することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (実施例)まず図1は、本発明の効果的身体運動の提供
方法が適用された効果的身体運動提供システムの構成を
示すブロック図であり、図2は、本実施例において用い
た利用者のコンピュータを示すブロック図、図3は、本
実施例において用いたサーバコンピュータを示すブロッ
ク図である。
【0016】本実施例の効果的身体運動提供システム
は、前記図1に示すように、利用者が所有するコンピュ
ータ端末1a,1bと、効果的身体運動であるエアロビ
クスのサービスを提供するサービス事業者が所有するサ
ーバコンピュータ3と、から主に構成されており、これ
ら各コンピュータは、各通信装置2a,2b,4を介し
てコンピュータネットワークであるインターネット網5
に接続されていて、各コンピュータ間において双方にデ
ータの送受が可能とされている。
【0017】まず、本実施例において用いた前記利用者
が使用するコンピュータ端末1a,1bの構成は、図2
に示すように、コンピュ−タ1内部にてデ−タの送受を
行うデ−タバス10に、ブラウザソフトによる前記サー
バコンピュータ3へのアクセス処理や、立体的な3次元
人物モデルの生成並びに該モデルを画面上において動作
させる動作制御処理等を行う中央演算処理装置(CP
U)11や、RAM12、現在の時刻情報や任意の年月
日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアルタイム
クロック(RTC)17と、キーボード等の入力装置1
6並びにディスプレイ等の表示装置14と、前記通信装
置2a,2bに接続されてデータの送受信を行う通信イ
ンターフェイス13と、磁気ディスクや光磁気ディスク
から成り、前記中央演算処理装置(CPU)11が実施
する、表示装置に表示される前記立体的な3次元人物モ
デルの生成並びに該モデルを画面上において動作させる
動作制御処理が記述された3次元モデル生成プログラム
や、前記サーバコンピュータ3へのアクセスにおいて使
用されるブラウザソフトや、後述するように前記サーバ
コンピュータ3より送信されてくる前記人物モデルをカ
スタム化するためのモデル個性化データや該人物モデル
を画面上において構築された運動内容に動作させるため
の運動制御データ等が記憶されている記憶装置15と、
が接続された通常のコンピュ−タとされている。
【0018】また、本実施例の前記3次元モデル生成プ
ログラムには、図7に示すように、人物モデルを構成す
る各部位の3次元形状が記述された形状データベース
(ライブラリ)とともに、図8に示すように、パターン
化された運動毎に該運動を識別可能な識別符号が付与さ
れた運動パターンデータベース(ライブラリ)とが格納
されており、これら各データベースのデータは、前記サ
ーバコンピュータへのアクセス時において逐次最新の情
報に更新されるようになっている。
【0019】また、本実施例において用いサービス提供
者の前記サーバコンピュータ3は、図3に示すように、
コンピュ−タ内部にて比較的高速にてデ−タの送受を行
うデ−タバス30に、利用者のコンピュータ1a,1b
より送信されてくる個的情報データに基づき、該利用者
のプロフィールである年齢や性別、身長、体重に合致す
るように前記人物モデルを編集するモデル編集処理や、
前記個的情報データに含まれる利用者が鍛えたい或いは
機能回復したい身体部位の情報に基づき運動内容を構築
するとともに、該運動内容を前記人物モデルに実行させ
るための運動制御データの生成処理等の各種処理を比較
的高速に実施可能な演算能力に優れた中央演算処理装置
(CPU)31や、RAM32、現在の時刻情報や任意
の年月日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリアル
タイムクロック(RTC)37と、前記通信装置4に接
続されてデータの送受信を行う通信インターフェイス3
3と、磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、前記中
央演算処理装置(CPU)31が実施する、前述のモデ
ル編集処理が記述されたモデル編集プログラムや、前記
運動制御データの生成処理が記述された運動構築プログ
ラムとともに、各利用者のIDやパスワード並びにその
利用者の運動による成果の内容が成果情報として登録さ
れている利用者データベース(DB)並びに利用者の使
用する各コンピュータ端末1a,1bのプラットホーム
(オペレーションシステム)等に依存せずに、どのプラ
ットホームにおいても相互に使用可能なHTML(ハイ
パーテキストメーリングラングエッジ)言語にて記述さ
れ、各プラットホームにおいて動作するインターネット
エクスプローラ(米国、マイクロソフト社製ホームペー
ジ閲覧ソフト)等のブラウザソフトを用いて情報の閲
覧、入力が実施できるホームページ形式のWWW(ワー
ルドワイドウェッブ)データが記憶されている記憶装置
35と、が接続された比較的処理能力に優れたコンピュ
−タとされていて、前記WWW(ワールドワイドウェッ
ブ)データと前記各処理プログラムとが協調してエアロ
ビクスサービスの提供処理を実施するようになってい
る。
【0020】まず、本実施例の特徴である利用者のコン
ピュータ端末1a,1bの表示画面に、例えば図6に示
すように表示される立体的で且つ利用者のプロフィール
に合致した人物モデルが生成される処理内容について以
下に説明する。
【0021】まず、本実施例において用い立体人物モデ
ルは、図4に示すように、身体の各部位が23部位に分
割されていて、これら各部位の立体パーツを組み合わせ
ることで立体の人物モデルを生成するようになってい
る。
【0022】これら各部位の立体パーツには、例えば頭
であれば若い女性(20代)の顔をした頭、初老(60
代)の男性の顔をした頭のように、種々のタイプが設け
られており、これら各タイプの立体パーツデータ(ファ
イル)がパーツコードに対応付けられて登録された立体
パーツライブラリが前記形状DBに登録されているとと
もに、同様の立体パーツライブラリが前記サーバコンピ
ュータ3の記憶装置35にも記憶されている。
【0023】また、人物モデルには標準的モデル、例え
ば身長170センチ、体重60キログラムのように、身
長並びに体重の所定値毎の標準モデルが設けられてい
て、これら各標準モデルは、図7に示すように、前記2
3部位の立体パーツとして前記形状DBに登録されてい
るどの立体パーツを使用するかを示すパーツコードとと
もに、各立体パーツが配置される3次元座標データとで
構成されたモデルファイルにて記述されており、これら
各モデルファイルにはそれぞれに固有のタイプコードが
付与されて標準モデルライブラリとされており、該標準
モデルライブラリが前記立体パーツライブラリと同様に
前記形状DBに登録されているともに、同様の標準モデ
ルライブラリが前記サーバコンピュータ3の記憶装置3
5にも記憶されている。
【0024】ここで、利用者が後述する初回アクセスに
おけるユーザー設定のアンケートにおいて、性別、年
齢、身長、体重等を入力すると、これらの個的情報が前
記サーバコンピュータ3に送信されて、該サーバコンピ
ュータ3は、この送られてきた利用者の個的情報に基づ
いて人物モデルのカスタム化を実施する。
【0025】これらカスタム化処理を行うモデル編集プ
ログラムの処理の内容は、まず、利用者の性別、年齢、
身長、体重より、最も近い標準モデルを選出する。具体
的には、利用者の性別が男性で、年齢が35才、身長が
174センチ、体重が64キログラムである場合には、
前述の身長170センチ、体重60キログラムの標準モ
デルが最も近い標準モデルとして選出され、そのモデル
のタイプコードが前記標準モデルライブラリより抽出さ
れる。
【0026】次いで、標準モデルを利用者に合致するた
めの補正が実施される。具体的には、前記にて選出され
た標準モデルの頭(Head)の立体パーツを、前記年
齢35才に合致した30代の立体パーツへ変更する変更
データ、並びに、モデルの縦方向並びに横方向に補正す
る倍率データ、例えば標準モデルの身長が170センチ
であり利用者の身長が174センチである場合には、1
74を170で除算した値である1.023が縦方向の
補正倍率として算出され、横方向としては、図4に示す
男性の各身長における各年齢の平均体重と利用者との体
重を比率、具体的には、利用者の身長が174センチで
年齢が35才である場合には、平均体重が67.2キロ
グラムであることから、利用者の体重である64キログ
ラムを該平均体重である67.2キログラムにて除算し
た値=0.952が横方向の補正倍率データとされる。
【0027】これら前記にて選出或いは算出された標準
モデルのタイプコード並びに立体パーツの変更データと
縦方向並びに横方向の補正倍率データとが、モデル個性
化データとして前記サーバコンピュータ3より利用者の
コンピュータ端末1a,1bへ送信される。
【0028】利用者のコンピュータ端末1a,1bは、
これら送信されてきた前記モデル個性化データに基づ
き、標準モデルのタイプコードと立体パーツの変更デー
タとから変更標準モデルを組立て生成し、該生成した変
更標準モデルを前記補正倍率データに従って、縦方向並
びに横方向に拡大或いは縮小して利用者のプロフィール
に合致した人物モデルを生成して表示画面に表示するよ
うになっている。
【0029】このように、利用者のコンピュータ端末1
a,1bとサーバコンピュータ3の双方に前述の立体パ
ーツライブラリや標準モデルライブラリを有し、サーバ
コンピュータ3から準モデルのタイプコード並びに立体
パーツの変更データと縦方向並びに横方向の補正倍率デ
ータから成る前記モデル個性化データを送信するように
することは、これら利用者のプロフィールに合致した人
物モデルを利用者のコンピュータ端末1a,1bに表示
させるために、人物モデルの3次元データ全てを送信す
る場合に比較して、送信データの容量を著しく小さくで
きることから好ましいが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0030】以下、前記利用者のコンピュータ端末1
a,1bから前記サーバコンピュータ3へアクセスして
利用者がエアロビクスサービスを受ける際の具体的な処
理内容について、図5に示すフロー図に基づいて説明す
る。
【0031】まず、利用者は、前記記憶装置15に記憶
されているブラウザソフトを起動して、ホームページア
ドレスに前記サーバコンピュータ3のアドレスを入力し
てサーバコンピュータ3にアクセスする。
【0032】この際、サーバコンピュータ3では、アク
セス者が新規のユーザーであるか否かが識別され、アク
セス者が新規の利用者(ユーザー)である場合には、利
用者登録ページに移行して、利用者の氏名や住所等の個
人情報の入力を受けて利用者を識別可能なIDとパスワ
ードとが発行され、該発行された利用者を識別可能なI
Dとパスワードが前記利用者DBに新規登録されるとと
もに、前記立体的な人物モデルを生成する3次元モデル
生成プログラムが利用者のコンピュータ端末1a,1b
にダウンロードされて、前記識別可能なIDとパスワー
ド並びに3次元モデル生成プログラムが前記記憶装置1
5に登録又は記憶される。
【0033】また、既にIDとパスワードの発行を受け
ている登録利用者は、前記アクセス者が新規のユーザー
であるか否かの識別において登録済み者として識別され
て、認証処理ページにおいてIDとパスワードが前記発
行されたIDとパスワードと一致するかの比較による利
用者の認証が実施され、認証において正規の登録利用者
であると判断された利用者は、利用者のコンピュータ端
末1a,1bにおいて起動されている3次元モデル生成
プログラムのバージョンが最新のデータであるかが判断
され、バージョンが最新のものではない場合において
は、更新データが利用者のコンピュータ端末1a,1b
に送信されて、3次元モデル生成プログラムが更新され
る。
【0034】次いで、アクセス利用者のアクセスが初回
であるか否かが判断されて、初回である場合には、利用
者のコンピュータ端末1a,1bにおいて所定のアンケ
ート項目に回答を入力することで実施されるユーザー設
定処理が実施される。
【0035】このアンケートの項目中には、利用者の年
齢や性別、身長や体重等の身体項目とともに、利用者が
鍛えたい身体部位や機能回復(リハビリ)したい身体部
位の情報が個的情報として前記サーバコンピュータ3へ
送信される。前記利用者が鍛えたい身体部位や機能回復
(リハビリ)したい身体部位の情報の入力においては、
具体的な例として、利用者が減量(ダイエット)を所望
する場合には、鍛えたい身体部位の項目に全身(減量)
を選択し、目標とする減量後の体重を入力するようにな
っている。
【0036】これら利用者のコンピュータ端末1a,1
bより送信されてきた前記アンケートデータは、前記サ
ーバコンピュータ3の記憶装置35に記憶されている利
用者DBの該利用者の識別符号(ID)に対応付けて登
録されるとともに、前記モデル編集プログラムによっ
て、前記アンケートデータ中の利用者の身体特徴(性
別、年齢、身長、体重)から、利用者のコンピュータ端
末1a,1bに表示される立体的人物モデルを、該利用
者に合致した体型となるように、モデルのカスタム化
(編集)が実施されて人物モデルに使用する23部位の
身体部位モデルの種別識別符号と、該種別識別符号の身
体部位モデルにより生成される基本モデルの高さ方向と
幅方向の変形量(拡大・縮小倍率)等からなるモデル個
性化データが生成され、該生成されたモデル個性化デー
タがが利用者のコンピュータ端末1a,1bに返信され
て、利用者に合致した体型を有する立体的モデルが生成
されるようになる。
【0037】更に、前記記憶装置35に記憶されている
運動構築プログラムにより、前記アンケートデータに基
づいて利用者の運動メニューが、身体部位や機能回復
(リハビリ)したい身体部位の情報、例えば前記減量目
的である場合には、身長、体重並びに目的の体重との差
等の各情報から、運動により消費するカロリー等を指標
として該利用者向けの運動メニューが構築され、該運動
メニューにおける動作を前記人物モデルに実施されるた
めの運動制御データが生成される。
【0038】これら運動制御データの生成の際には、図
8に示すようにモデルが実施する各動作、例えば右足を
上げる動作や、左手を回す動作等の各動作データが該動
作毎に付与された動作符号に対応付けて登録された動作
データDB(ライブラリ)が使用され、該動作データD
B(ライブラリ)の動作符号が組み合わされて運動制御
データが生成されて前記利用者DBの該利用者の識別符
号(ID)に対応付けて登録されるようになっている。
【0039】このように、人物モデルに前記運動メニュ
ーに対応する各運動の動作を実施させるための運動制御
データを、前記動作データDB(ライブラリ)の動作符
号を適宜に組み合わせて実施するようにすることは、人
物モデル各部の位置座標等の変化を記述して運動データ
とする手法に比較して、生成される運動制御データのデ
ータ容量を少なくできるため、運動制御データの送信に
おける通信時間を短縮できるようになり、より多くの利
用者が並行して前記サーバコンピュータを利用できるよ
うになることから好ましいが、本発明はこれに限定され
るものではなく、これら運動制御データの記述手法等
は、使用するモデルやモデル生成プログラムの手法等に
より適宜に選択すれば良い。
【0040】これらのモデルのカスタム化並びに運動メ
ニューの構築が終了した後、利用者が実施する各項目が
表示されたメニュー選択画面である「ロビー」画面が表
示され、該「ロビー」画面には、「エクササイズ」、
「他人の成果を見る」、「個人レッスン」並びに「終
了」の項目が設けられており、利用者が自分向けに構築
された運動を実施したい場合には「エクササイズ」を選
択入力し、運動開始時において予め登録された自分以外
の特定の相手の運動成果を閲覧したり、自分の運動成果
と相手の運動成果とのリンク(データ開示)の設定登録
を実施する際には「他人の成果を見る」を選択し、構築
された運動メニューの説明を受けたり、運動メニューや
鍛えたい身体部位や機能回復(リハビリ)したい身体部
位の変更等を実施したい場合には「個人レッスン」を選
択入力し、終了したい場合には「終了」を選択入力す
る。
【0041】このロビー画面において、前記「エクササ
イズ」の項目を選択入力した場合には、前記にて運動構
築プログラムにより生成されて利用者DBの該利用者の
識別符号(ID)に対応付けて登録されている構築され
た運動メニューに対応する運動制御データが利用者のコ
ンピュータ端末1a,1bに送信され、該利用者のコン
ピュータ端末1a,1bにおいては、図6に示すよう
に、該運動制御データに基づいて構築された運動メニュ
ーの動作を行う立体的な人物モデルが表示されるエクサ
サイズルーム画面が表示されるようになっており、利用
者は、表示された人物モデルに合わせて運動すること
で、複雑な運動でも容易に理解して同様の効果的な運動
を実施することができるようになっている。
【0042】また、本実施例では、該エクササイズルー
ム画面に成果入力を行うための成果入力部を設けてお
り、例えば前記減量の場合においては、エクササイズの
実施後における体重等の入力を行えるようになってい
て、該入力された成果データが前記サーバコンピュータ
3に送信されて、前記利用者DBの利用記録とともに運
動成果として登録されるようになっている。
【0043】これら運動成果は、予め登録されている特
定の相手、例えば一緒に減量を実施している仲間等が、
自分の成果とともに減量仲間である相手の成果、つまり
は、前記利用者DBに登録されている利用記録と現在体
重等を閲覧することができ、相手がどの位運動を実施し
ているか、どの程度の成果が得られているかを特定の相
手が閲覧し、自分の状況と比較できるようになってい
る。
【0044】このように、特定の相手の成果を閲覧でき
るようにすることは、自分の成果と相手の成果を比較で
きるようになり、利用者の競争心を向上させることでエ
クササイズを長く継続できるようになることから好まし
いが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0045】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0046】尚、本発明において利用者が鍛えたい或い
は機能回復したい身体部位の情報としては、前記実施例
においても説示しているように、減量(ダイエット)等
も全身運動として含むことは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0048】(a)請求項1項の発明によれば、利用者
は、従来のように身体運動のメニューではなく、運動自
体をモデルの動きにより複雑や特殊な動きであっても容
易に理解できるようになるばかりか、これらモデルの動
きに合わせて身体運動(エクササイズ)を実施すること
で、利用者は楽しみながら身体運動(エクササイズ)を
実施できるようになり、より多くの利用者が長期に渡っ
て身体運動(エクササイズ)を継続して実施できるよう
になり、より効果的な身体運動を行うことができる。
【0049】(b)請求項2項の発明によれば、表示さ
れる人物或いは動物モデルの身体形状が、利用者のもの
に合致したものとなるため、利用者が表示モデルに親近
感をもてるようになるばかりか、例えば減量等のエクサ
サイズの場合には、減量が進むにつれて表示モデルの身
体形状も減量後の身体形状に変化するようになるため、
身体運動の成果をモデルを通じて目視にて認識できるよ
うになる。
【0050】(c)請求項3項の発明によれば、人物或
いは動物モデルを立体的モデルとすることで、利用者は
身体運動の動作内容をより現実的に把握することができ
る。
【0051】(d)請求項4項の発明によれば、立体的
モデルの表示するために、サーバコンピュータからは前
記組立データのみを送れば良く、立体的モデルの各身体
部位の3次元形状データを逐次配信する必要がないため
に、通信負荷を低減でき、同一のサーバコンピュータに
おいてより多くの利用者へのサービス提供を実施するこ
とができる。
【0052】(e)請求項5項の発明によれば、前記運
動制御データのデータ容量を低減することで通信負荷を
低減でき、同一のサーバコンピュータにおいてより多く
の利用者へのサービス提供を実施することができる。
【0053】(f)請求項6項の発明によれば、身体運
動の内容が同一動作を切り返し実施する反復運動である
場合においては、その繰り返しの運動単位を1つのパタ
ーンとすることで、前記運動制御データのデータ容量を
より一層低減することができる。
【0054】(g)請求項7項の発明によれば、他の特
定利用者、例えば同一の身体運動を同時期に始めた他の
利用者の成果を認識することで、自分の状況と比較する
ことができるようになる。
【0055】(h)請求項8項の発明によれば、モデル
により直感的に特定利用者の成果を認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の効果的身体運動の提供方法が適用され
た本実施例の効果的身体運動提供システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の本実施例において用いた利用者のコン
ピュータを示すブロック図である。
【図3】本発明の本実施例において用いたサーバコンピ
ュータを示すブロック図である。
【図4】本実施例において用いた立体人物モデルを説明
する図である。
【図5】本発明の本実施例における効果的身体運動の提
供処理の流れを示すフロー図である。
【図6】本実施例の利用者のコンピュータにおける立体
人物モデルの表示状況を示す図である。
【図7】本実施例において用いた標準モデルファイルの
構成を示す図である。
【図8】本実施例において用いた動作データデータベー
ス(ライブラリ)の構成を示す図である。
【符号の説明】
1a コンピュータ(利用者) 1b コンピュータ(利用者) 2a 通信装置 2b 通信装置 3 サーバコンピュータ(サービス提供者) 4 通信装置 5 インターネット網 10 データバス 11 中央演算処理回路(CPU) 12 RAM 13 通信インターフェイス 14 表示装置 15 記憶装置 16 入力装置 17 リアルタイムクロック(RTC) 30 データバス 31 中央演算処理回路(CPU) 32 RAM 33 通信インターフェイス 35 記憶装置 37 リアルタイムクロック(RTC)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 BB41 CC02 DD00 DD05 EE03 EE07 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信可能に接続された複数のコン
    ピュータ端末から成るコンピュータネットワークに接続
    されたサーバコンピュータを用いて、利用者に合致した
    効果的な身体運動の提供を行う効果的身体運動の提供方
    法であって、利用者のコンピュータにおいて実施され
    る、少なくとも利用者が鍛えたい或いは機能回復したい
    身体部位の情報を含む個的情報を受け付ける個的情報受
    付ステップと、該受け付けた個的情報を前記サーバコン
    ピュータに送信する送信ステップと、を含むとともに、
    前記サーバコンピュータにおいて実施される、送信され
    てきた前記個的情報に基づいて利用者に合致した効果的
    な身体運動メニューを構築する運動構築ステップと、該
    運動構築ステップにて構築された身体運動メニューに対
    応する動作を人物或いは動物モデルに実行させるための
    運動制御データの生成を行う運動制御データ生成ステッ
    プと、該運動制御データを前記利用者コンピュータに返
    信する返信ステップと、を含み、利用者のコンピュータ
    において実施される、前記送信されてきた運動制御デー
    タに基づいて効果的身体運動を実行する人物或いは動物
    モデルを表示画面に表示する表示ステップと、を含むこ
    とを特徴とする効果的身体運動の提供方法。
  2. 【請求項2】 前記個的情報受付ステップにおいては、
    利用者の身体の大きさに関する情報が受付られて前記個
    的情報に登録されるとともに、前記サーバコンピュータ
    においては、送信されてきた前記個的情報に基づいて前
    記利用者コンピュータの表示画面に表示される人物或い
    は動物モデルを利用者の身体形状に合致するように変形
    させるためのモデル個性化データを生成する個性化デー
    タ生成ステップが実施され、該モデル個性化データが前
    記返信ステップにて前記利用者コンピュータに返信さ
    れ、該モデル個性化データに基づき利用者の身体形状に
    合致するように変形された人物或いは動物モデルが表示
    される請求項1に記載の効果的身体運動の提供方法。
  3. 【請求項3】 前記人物或いは動物モデルが利用者のコ
    ンピュータの表示装置に立体的モデルとして表示される
    請求項1または2に記載の効果的身体運動の提供方法。
  4. 【請求項4】 前記利用者のコンピュータには、人物或
    いは動物モデルの各身体部位において複数種の3次元形
    状データが記述された形状データベースが記憶されてい
    るとともに、前記サーバコンピュータからは前記人物或
    いは動物モデルの各身体部位においてどの種類の3次元
    形状データを使用するかが記録された組立データが送信
    される請求項3に記載の効果的身体運動の提供方法。
  5. 【請求項5】 前記身体部位の要素が予め定められた所
    定数とされ、前記運動制御データが、前記各要素毎の動
    きが数値化された数値情報にて記述されている請求項1
    〜4のいずれかに記載の効果的身体運動の提供方法。
  6. 【請求項6】 前記各要素毎の動きを数値化する手法
    が、各要素の動きのパターンを識別可能な固有の数値と
    されている請求項5に記載の効果的身体運動の提供方
    法。
  7. 【請求項7】 前記サーバコンピュータは、前記利用者
    のコンピュータへの返信ステップにおいて他の特定利用
    者の身体運動による成果情報も返信し、該他の特定利用
    者の成果情報が表示される請求項2〜6のいずれかに記
    載の効果的身体運動の提供方法。
  8. 【請求項8】 前記成果情報が、他の特定利用者のモデ
    ル個性化データであって、該他の特定利用者のモデル個
    性化データに基づく人物或いは動物モデルが表示される
    請求項7に記載の効果的身体運動の提供方法。
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