JP2004073460A - 運動管理システム、及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、会員番号のように個人を識別する情報を利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューを提供させる運動管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】個人識別情報を検出する個人情報検出部(11)と、個人の体調情報を検出する体調情報検出部(12)と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録部(22)と、前記個人情報記録部(22)に記録された体力情報と前記検出された体調情報とに基づいて運動メニューを生成する運動メニュー管理部(23)と、運動器具を調整する運動器具調整部(13)と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整部(13)を制御する制御部(16、21)と、を備える運動管理システム。
【選択図】 図2
【解決手段】個人識別情報を検出する個人情報検出部(11)と、個人の体調情報を検出する体調情報検出部(12)と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録部(22)と、前記個人情報記録部(22)に記録された体力情報と前記検出された体調情報とに基づいて運動メニューを生成する運動メニュー管理部(23)と、運動器具を調整する運動器具調整部(13)と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整部(13)を制御する制御部(16、21)と、を備える運動管理システム。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動器具を用いた利用者の運動を一元管理する技術に関し、特に利用者に割り当てられた個人識別情報をトリガとして運動器具を個別に設定するシステムまたはその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、無酸素運動や有酸素運動などの運動に使用されるものとして様々な運動器具が各社で製品化されている。これらの運動器具は、個人的に手軽に使用できる小型のものから、複数種類を所有して複数人で共有して使用される大型のものまで幅広く存在する。そして、登録制のスポーツジムなどにおいては小型の運動器具から大型の運動器具を複数種類所有し、これらを複数人で共有して使用させている。
【0003】
通常、スポーツジムでは、運動器具の利用者に会員登録をしてもらって利用者に会員番号を付与し、この会員番号の下、受け付けでの入退場管理、月々や年単位での使用料金の支払い管理、または専用端末からの各会員の入力による運動内容の記録が行なわれている。
【0004】
受け付けを済ませた利用者が運動器具を利用する場合、利用者は未使用の運動器具を探して、使用する運動器具毎に所望の運動メニューを設定して、それから運動を開始する。運動器具に所望の運動メニューを設定する操作は、運動器具毎に組み込まれたプログラムに沿って備え付けの操作画面から行なわなければならず、年齢や体重などの情報や、運動継続時間や負荷レベルなどの情報を、利用者が使用する運動器具毎に設定して、それから運動を開始しなければならない。
【0005】
なお、運動器具によるが、この操作には複雑なものが多く、通常はインストラクターなどの指導の下で操作を学ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一度その操作を学んだ利用者は次回から自分で各種設定を行なう場合が多く、その設定内容は利用者の好き好きに設定され、慣れてくるとその操作を簡略化して所定の運動メニューに沿ったものではないワンパターンな設定がなされ、利用者にとっては非常に効率悪い運動が繰り返し行なわれてしまう。例え運動メニューが紙出力されて利用者に手渡されてとしても、運動器具の設定操作は面倒なものであることから、その運動メニューに沿って繰り返し運動器具を設定する利用者の負担は大きく、運動を目的とする利用者にとってはそのことが大きな弊害となってしまう。
【0007】
また、利用者が目的の運動器具で運動を開始する際、その目的の運動器具が使用中である場合には、いつ他人の使用が終わるか分からない運動器具を次に使用するために待っていたり、他の未使用の運動器具を探したりと、一々注意していなければならず、少ない時間で効率の良い運動を行なうには時間をロスする要素が多すぎる。
【0008】
そこで本発明は、会員番号のように個人を識別する情報を利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューを提供させる運動管理システム及びその方法を提供し、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に行なわせることが可能な運動管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために以下のように構成する。
すなわち本発明の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、前記検出された個人識別情報に関連付けて記録された前記個人情報記録手段の運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0010】
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて、該個人識別情報に関連付けられた運動メニューに応じた設定が運動器具に施される。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0011】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて該個人識別情報に関連付けられた体力情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定が運動器具に施される。
【0012】
また、本発明の他の態様の一つは、個人の体調情報を検出する体調情報検出手段をさらに有し、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記検出された体調情報とに基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0013】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて該個人識別情報に関連付けられた体力情報と例えばその個人のリアルタイムな心拍数や発汗量などを示す体調情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定(体調情報を加えたことによるより個人にあった設定)が運動器具に施される。
【0014】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、を少なくとも備える運動器具に対し、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)とを関連付けて記録する個人情報記録手段が通信を介して接続され、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される運動メニューへの参照、及び該運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成する。
【0015】
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて、通信を介した個人情報記録手段に記録された該個人識別情報と関連付けられた運動メニューに応じた設定が通信を介して運動器具に施される。
【0016】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、を少なくとも備える運動器具に対し、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、が通信を介して接続され、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、及び該体力情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成する。
【0017】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて通信を介した運動メニュー生成手段で該個人識別情報に関連付けされた体力情報に応じた運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定が通信を介して運動器具に施される。
【0018】
なお、本構成においては、個人の体調情報を検出する体調情報検出手段を前記運動器具にさらに備え、前記運動メニュー生成手段は、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記体調情報検出手段に検出された体調情報に基づいて運動メニューを生成し、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、前記体調情報検出手段に検出された体調情報の前記運動メニュー生成手段への送信、及び前記記録された体力情報と前記送信された体調情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成してもよい。
【0019】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて通信を介した運動メニュー生成手段で該個人識別情報に関連付けられた体力情報と例えばその個人のリアルタイムな心拍数や発汗量などを示す体調情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定(体調情報を加えたことによるより個人にあった設定)が通信を介して運動器具に施される。
【0020】
また、上述した全ての態様において、前記個人識別情報を有する個人は、該個人を特定する無線識別素子(それ自体に個人識別情報が記憶され、無線により相手に該個人識別情報を送信することができる素子)を携帯することが望ましい。
【0021】
このようにすれば、個人は無線で前記個人識別情報検出手段に特定されるようになる。
また、上述した全ての態様において、各運動器具の利用スケジュールを管理する該運動器具とネットワーク接続されたスケジュール管理手段をさらに備え、前記制御手段は、さらに、前記運動器具に対する利用者の利用スケジュールを前記スケジュール管理手段に生成させ、該生成した利用スケジュールを前記運動器具にネットワークを介して送信させる、ように構成してもよい。
【0022】
このように構成することによって、運動器具においては、ネットワーク接続される運動器具の利用スケジュールを送信により受け取ることができる。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出装置で検出し、前記検出された個人識別情報に関連付けて記録装置に記録した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0023】
このようにすれば、個人識別情報の検出に基づいて各個人に対応する運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、検出装置で検出される個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、運動メニューを生成し、前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0024】
このようにすれば、個人識別情報の検出に基づいて各個人に対応する体力情報に基づく運動メニューが生成され、その運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
【0025】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、運動器具を含む所定領域内に位置する前記個人を自動で特定し、前記特定された個人の有する個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、前記個人ごとに運動メニューを生成し、前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0026】
このようにすれば、運動器具の所定領域内においては、該運動器具によって個人が特定されるようになり、特定された個人に対応する体力情報に基づいて運動メニューが生成され、その運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の運動管理システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【0028】
同図は、例えばウォーキングやジョギングの運動を目的としたトレッドミルや自転車走行運動を目的としたエアロバイク(登録商標)などの運動器具1と、運動器具1を利用する利用者2と、利用者2の運動を支援する運動管理サーバ3とが、LANやイーサネット(登録商標)などのネットワーク4で互いに接続されて構成されている。
【0029】
同図には示されていないが、この利用者2には、一人一人を識別するための個人識別情報が付与され、運動器具1には、当該運動器具1の利用者2の個人識別情報とその利用者2の体調を示す体調情報とを収集する個人情報収集機能が設けられている。
【0030】
同図では、運動器具1で収集した当該運動器具1の利用者2の個人識別情報と体調情報とを基に、当該利用者2による当該運動器具1での運動を、運動管理サーバ3からネットワーク4を介して支援する。
【0031】
図2は、図1の運動器具1と利用者2と運動管理サーバ3における各種機能を示したブロック図である。なお、ここでは任意の運動器具1とその運動器具1の利用者2と運動管理サーバ3との構成を示す。
【0032】
同図は、個人識別情報検出部11と体調情報検出部12と運動器具調整部13と出力部14と入力部15と第一の制御部16と第二の制御部21と個人情報記録部22と運動メニュー管理部23とで構成されている。
【0033】
本実施の形態において、個人識別情報検出部11はRFID(Radio Frequency Identification)システムで構成し、体調情報検出部12は無線通信システムで構成するものとする。
【0034】
このRFIDシステムは、従来から利用されているデータキャリア技術が適用されるもので、電子的に保持した情報を電磁誘導により非接触で取得する無線通信を実現する。このRFIDシステムの典型的な構成は、送受信回路と制御回路とアンテナとメモリからなるRFIDタグと、送受信回路と制御回路とアンテナからなるリーダとで、構成される。そして、リーダがRFIDタグのメモリの情報を読み取る通信手順は、リーダがRFIDタグに対して電磁波を送信し、電磁波を受けたRFIDタグでは、その電磁波に基づく電磁誘導によって生成される電力を使用してメモリに記憶された情報をリーダに送信する。リーダでその送信された情報を受信すると、その情報は、例えば、デジタル変換処理されたり、さらにそのデジタルデータがリーダと接続されたコンピュータなどでデータ処理されたりする。
【0035】
このように、多くのRFIDタグは、電磁誘導によって動作に必要な電力が供給されるため、無電源で動作する。また、このRFIDシステムは、センサ等の他の装置と組み合わせて使用されることにも適している。
【0036】
さて、このようなRFIDシステムを適用する場合、図2の個人識別情報検出部11については、例えば、個人識別情報の一例である数字8桁を組み合わせて構成される個人識別IDがメモリに記憶されたRFIDタグを、図1の利用者2の腕に巻きつけさせたり首からぶら下げさせたりするなどして利用者2に携帯させるようにし、一方の図1の運動器具1にリーダを取り付けてRFIDシステムを構成させるなどして、個人識別IDを運動器具1で検出できるようにすることができる。
【0037】
また、体調情報検出部12については、例えば、利用者2が携帯するRFIDタグに利用者2の体調情報を測定する装置、本実施の形態においては心拍数や発汗量などを測定する装置を構成させるなどして、運動器具1に無線で体調情報を送信できるようにする。言うまでもなくこの体調情報は、上記心拍数や発汗量に限られず、例えば血圧や体温や呼吸代謝などの利用者2の体調を認識できる他の情報も含まれ、それらの測定にあたっては各種の測定装置を本実施の形態においてはRFIDタグに構成すればよい。
【0038】
なお、本実施の形態において詳細には示さないが、図2の個人識別情報検出部11においては、図1の運動器具1に、バーコードスキャナや、カードリーダや、例えばキーボードやタッチパネルなどの個人識別ID入力操作子などを構成して、利用者2に与えられた個人識別IDをバーコード入力やカード入力や手入力などの入力行為に基づいて運動器具1に検出させるようにしてもよい。
【0039】
また、体調情報検出部12においては、図1の運動器具1に利用者2の体調情報を測定する装置(例えば、各種センサが有線接続された測定装置など)を構成して、利用者2の体調情報を運動器具1に直接取り込めるようにさせてもよい。
【0040】
また、図1の利用者2の個人識別IDを記憶する記憶装置とその利用者2の体調情報を測定する測定装置とを共に赤外線通信を行なう送信機に構成し、この送信機を利用者2に携帯させ、他方の運動器具1に赤外線通信を行なう受信機を構成して、上述した各種情報を赤外線を介して利用者2から運動器具1に送信させるようにしてもよい。
【0041】
以上のように構成することによって、運動器具1の利用者2をその運動器具1で特定することができるようになり、その際、その利用者2の体調情報もその運動器具1に取り込むことができる。
【0042】
続いて、図2の運動器具調整部13は図1の運動器具1に構成され、運動器具1のパラメータを設定し、その運動器具1で利用者2が運動を開始できる状態に運動器具1を調整する。このパラメータとは、例えば運動継続時間や運動負荷や運動メニューの処理速度(時間/セット)や運動器具の調節位置など、各運動器具1に設定される変数である。
【0043】
続いて、図2の出力部14は、図1の運動器具1に構成され、液晶やLEDなどで構成される表示装置や、印刷装置であり、上記パラメータを設定するための設定用画面や上記パラメータの設定確認画面を表示したり、上記パラメータに設定した内容を印刷したり、運動メニューを印刷したりする。
【0044】
続いて、入力部15は、図1の運動器具1に構成され、例えば上記パラメータをマニュアル設定するなど、各種入力用の入力装置である。
続いて、第一の制御部16は、上記各部(図2の個人識別情報検出部11と体調情報検出部12と運動器具調整部13と出力部14と入力部15)の制御、または、本実施の形態においては通信回線を介した、第二の制御部21の制御を行なう。
【0045】
続いて、個人情報記録部22は、本実施の形態においては図1の運動管理サーバ3に構成され、例えば、利用者2の、個人識別ID、名前や年齢などの個人情報、身長や体重や各部の筋力測定値や持久力測定値などの基礎体力情報、過去に利用した運動器具やその利用日やパラメータの設定内容や実際に運動した運動内容を記録した運動履歴情報、所定時刻ごとに体調情報検出部12から取得されて通信を介して図1の運動管理サーバ3に送られる体調情報、またはこれから行なう運動の内容(例えば運動継続時間や運動負荷や運動メニューの処理速度や運動器具の調節位置が、個人ごと、運動器具1ごと、などの単位で示される情報)が算出されてなる運動メニューなど、個人別情報を記録する。
【0046】
続いて、運動メニュー管理部23は、本実施の形態においては図1の運動管理サーバ3に構成され、例えば個人別情報などに基づいて各個人の運動メニューを生成し、生成した運動メニューを記録する。この運動メニューの生成方法は、例えば、運動履歴情報の最新日時の運動量に所定パーセントを乗じたり、所定時間ごとに変化する体調情報の所定の基準値からの上下動に基づいて運動量を増減させたり、ここでは詳細に示さないが、運動メニューを生成するための種々のアルゴリズムに基づいて運動メニューを生成させてよい。
【0047】
最後に、第二の制御部21は、上記各部(図2の個人情報記録部22、及び運動メニュー管理部23)の制御、または本実施の形態においては通信回線を介して、第一の制御部16の制御を行なう。
【0048】
ここで、図2の個人情報記録部22に記録される個人別情報の一例として、個人情報管理テーブル及び体調情報管理テーブルを以下に説明する。
図3の(a)には、個人情報管理テーブルが示されている。
【0049】
同図の各項目は、左から、個人識別ID、名前及び年齢を示す個人情報、身長及び体重を示す基礎体力情報、運動器具及びその利用日及びその運動器具の設定内容を利用した運動器具の数だけ時系列順に繰り返し示す運動履歴情報とで構成され、各レコードは個人識別番号の「00000001」から「00000003」までしか同図には示されていないが、登録されている個人識別IDに対応するレコードがそのID番号順に縦に配列されている。
【0050】
同図の各レコードが有するデータの意味は、仮に個人識別番号「00000001」に対応するレコードを例に挙げると、個人識別IDは個人に付与された8桁の数字であり、名前は氏「山田」であり、年齢は現在の年齢「20歳」であり、身長は「170cm(センチメートル)」であり、体重は「60kg(キログラム)」であり、運動器具は、運動器具の名称の一つ「エアロバイク」であり、利用日は運動器具を利用した日付「6月10日」であり、設定内容は運動器具の設定内容を記号で示したものであり、この後に繰り返し続く運動器具から設定内容のデータは、上記と同様にそれぞれ、運動器具は、運動器具の名称であり、利用日は運動器具を利用した日付であり、設定内容は運動器具の設定内容を記号で示したものとなる。
【0051】
なお、ここで述べた記号は、例えば、「B」は、エアロバイクの運動継続時間が1時間で負荷が50W(ワット)で、トレッドミルの運動継続時間が30分で負荷が100W(ワット)など、各種の設定値の組み合わせを予め記号で対応させたものである。
【0052】
また、同図の(b)には、体調情報を記録した体調情報管理テーブルが示されている。
同図は、現在、個人識別ID「00000001」の利用者2が運動を開始する状態にあるものとした場合の例である。ここで運動を開始する状態にあるとは、利用者2が運動器具1の位置に位置して、利用者2の体調情報が運動器具1に送信されており、この送信に基づいて運動器具1の設定が調整されるのを利用者2が待機している状態をいう。
【0053】
同図の各項目は、左から、個人識別ID、測定日時、測定時刻、心拍数、発汗量に分けられ、測定日、測定時刻、心拍数、及び発汗量を1セットとして、同図には2回分の測定結果しか示されていないが、本例では体調情報の測定中であれば1分間置きに繰り返し記録されるものとする。同図のレコードに記されている内容の意味は、仮に個人識別番号「00000001」に対応するレコードを例に挙げると、個人識別IDは8桁の数字であり、日付は測定日「8月1日」であり、時刻は測定時刻「10時」であり、心拍数は測定時刻に測定された心拍数「100回/分」であり、発汗量は測定時刻に測定された測定開始からの発汗量「10cc」であり、この後に繰り返し続く日付から発汗量のデータは、上記と同様にそれぞれ、日付は測定日であり、時刻は測定時刻であり、心拍数は測定時刻に測定された心拍数であり、発汗量は測定時刻に測定された測定開始からの発汗量である。
【0054】
同図には個人識別番号の「00000001」から「00000003」までのレコードしか示されていないが、登録されている個人識別IDに対応するレコードがそのID番号順に縦に配列されている。
【0055】
図4は、図3で示した記録情報に基づいて運動メニュー管理部23で生成された運動メニューが記録された運動メニューテーブルの一例である。
なお、同図に示す運動メニューテーブルは、個人識別番号「00000001」に対する例であり、各利用者の運動メニューは個人識別IDごと上記同様に管理され、特に図示はされていないが、個人識別IDごとに、運動メニューの生成日時も管理できるようになっている。
【0056】
同図の各項目は、左から、利用対象の運動器具1、その運動器具1に与えられるパラメータの設定値(本例では、運動継続時間及び運動負荷の設定値のみを扱うものとする)、及び利用する運動器具の優先順位で構成され、同図にはエアロバイクの下にトレッドミルに関するレコードしか記されていないが、利用する運動器具の優先順にレコードが縦に配列される。同図の各項目に記されている内容の意味は、仮に運動器具がエアロバイクに対応するレコードを例に挙げると、運動継続時間は「1時間」であり、運動負荷は「50W(ワット)」であり、優先順位は優先して利用する順番「1番」である。
【0057】
なお、図3及び図4に示したテーブルの分け方は一例であり、テーブルを分ける方法やテーブル内に設定する項目や配列は適宜設計してよい。
ここで、上記個人情報管理テーブル及び体調情報管理テーブルを個人情報記録部22に有し、上記運動メニューテーブルを運動メニュー管理部23に有する、本発明の実施の形態の運動管理システムの制御を図2のブロック図で示した番号を用いて以下に説明する。
【0058】
図5は、図1の利用者2が運動器具1を利用する際の運動管理システムの制御の一例である。
先ず、図1において、利用者2が運動器具1周辺の所定領域内に入り、運動器具1に構成されたリーダから発信される電磁波に対して利用者2が携帯するRFIDタグが反応し、RFIDタグのメモリに記憶された8桁の数字からなる個人識別IDが運動器具1のリーダに送信されて運動器具1において個人識別IDが検出されるように、図2の個人識別情報検出部11で利用者の個人識別IDが検出される(S501)。そして、図1において、利用者2の心拍数と発汗量を示す体調情報が1分置きに利用者2が携帯するRFIDタグに構成された各種装置で検出されて、所定のタイミングで運動器具1の受信機に送信されるように、図2の体調情報検出部12で体調情報が検出される(S503)。上記ステップS501及びステップS503で検出した各種の情報は、図1において運動器具1から運動管理サーバ3に通信を介して送信されるように、図2の第一の制御部16から第二の制御部21へ通信を介して送信される(S505)。ステップS505で送信された体調情報を、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに個人情報記録部22の体調情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する位置に記録し、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに、図2の個人情報記録部22に記録される個人情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する各種情報と体調情報管理テーブルに記録されたその個人識別IDに対応する体調情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを生成し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルにその個人識別IDと対応させて記録する(S507)。ステップS507で運動メニューテーブルに記録された運動メニューは、図2の第二の制御部21から第一の制御部16へ通信を介して送信される(S509)。第一の制御部16は、ステップS509において送信された運動メニューを基に運動器具を調整するよう運動器具調整部13に指示し、運動器具調整部13は運動器具のパラメータを設定して運動器具を調整して、運動器具をスタンバイさせる(S511)。
【0059】
なお、図2の入力部15から上記動作を停止させる操作を行い、出力部14の表示装置に表示される運動メニュー設定画面を見ながら入力部15で運動メニューをマニュアル作成して、第一の制御部16に運動器具1を調整するよう運動器具調整部13に指示させるようにしてもよい。この時に作成した運動メニューは運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録させることもできる。
【0060】
また、今回行なった運動は、運動メニューテーブルに記録された今回の運動メニューを当該運動器具1の運動終了後、例えば図2の入力部15からの運動停止操作をトリガとして、個人情報記録部22の個人情報管理テーブルの運動履歴情報に記録させることができる。但し、運動メニューテーブルの設定値は、特に図には示されていないが、予め取り決めたランク表に基づいて、設定された組み合わせを記号化して個人情報記録部22の運動履歴情報の設定内容の項目に記録させることができる。
【0061】
また、ステップS507のタイミングで行なった運動メニューの生成は、例えば、1日の終わりの所定の時刻に次回の運動メニューを予め生成して運動メニュー管理部23に記録しておき、ステップS507のタイミングでは、ステップS505で送信された体調情報を、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに個人情報記録部22の体調情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する位置に記録し、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに、図2の運動メニュー管理部23に記録される運動メニューテーブルのその個人識別IDに対応する運動メニューと個人情報記録部22の体調情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを微調整し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録されていた運動メニューに新たに生成された運動メニューを上書きするようにしてもよい。
【0062】
続いて、運動中も利用者の運動を管理する運動管理システムについて説明する。
図6は、入力部15から運動開始指示を出した後の運動管理システムの動作フローの一例である。但し、この間も個人識別IDは検出によって特定されているものとする。
【0063】
先ず、体調情報検出部12で1分置きに検出される利用者2の体調情報を第一の制御部16から第二の制御部21に通信を介して送信し、第二の制御部21によって個人情報記録部22の体調情報管理テーブルの所定の個人識別IDに対応する位置にこの体調情報を記録させる(S601)。ステップS601で体調情報管理テーブルに記録された体調情報と個人情報管理テーブルの当該個人識別IDに対応する各種情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを逐次生成し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルや、図示されてはいないが運動メニューテーブルの設定値を所定時間別に記録できる時間別設定テーブルに、記録する(S603)。ステップS603で運動メニューテーブルまたは時間別設定テーブルに記録された運動メニューは、図2の第二の制御部21から第一の制御部16へ通信を介して送信される(S605)。制御部16は、ステップS605において送信された運動メニューを基に運動器具1を調整するよう運動器具調整部13に指示し、運動器具調整部13は運動器具のパラメータを設定して運動器具1を調整する(S607)。このステップS601からステップS607までの処理は、当該運動器具1の運動を終了するまで(S609)、例えば図2の入力部15からの運動停止操作があるまで繰り返し行なわれる。
【0064】
なお、体調情報管理テーブルに記録された体調情報と個人情報管理テーブルの各種情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを生成するステップS603においては、体調情報から利用者の極度の疲労を算出した時は、運動を強制的に停止させるようにしてもよい。
【0065】
図3及び図4に示すテーブル構成で、図5及び図6に示した制御を運動管理システムに行なわせれば、利用者2は何の操作もせずして運動器具1に個人が特定され、その個人に合った運動メニューに基づいて利用する運動器具1が自動調整されるので、利用者2は運動器具1の調整を気にしないで運動に集中でき、運動メニューに沿った効率の良い運動ができるようになる。
【0066】
次に、運動管理サーバ3にネットワーク接続された各運動器具1の利用をスケジュール管理させる機能を加えた構成について説明する。
図7は、図2に示したブロック構成に加え、運動器具1の利用スケジュールを生成するスケジュール管理部24が構成されている。
【0067】
同図のスケジュール管理部24は、運動管理サーバ3に構成され、運動管理サーバ3にネットワーク接続された各運動器具1の利用状況を管理する。
図8は、図7の構成下における運動管理システムの動作フローの一例を示したものである。なお、各種テーブルには図3及び図5に示されるテーブルが適用され、運動器具1の調整には、図5及び図6に示される動作フローが適用されるものとし、ここでは利用者2の運動メニューの生成後に行なう利用状況確認のみの動作フローについて説明する。
【0068】
図8において、先ず、運動器具1の個人識別情報検出部11で個人識別IDが検出される(S801)。ステップS801で検出された個人識別IDは図2の第一の制御部16から第二の制御部21へ通信を介して送信される(S803)。ステップS803で第二の制御部21に送信された個人識別IDをトリガとして運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録された全ての個人識別IDに対する各種情報を第二の制御部21で抽出する(S805)。ステップS805で抽出した各種の情報をスケジュール管理部24に送り、例えば後述する図9に示すスケジュール生成アルゴリズムに基づいて各運動器具1の利用スケジュールを生成する(S807)。ステップS807において、スケジュール管理部24に生成された利用スケジュールの一覧情報や当該個人識別IDに関係する情報が第二の制御部21から当該運動器具1または全ての運動器具1に構成される第一の制御部16に通信を介して送信され、各運動器具1の出力部14に出力される(S809)。
【0069】
なお、図8に示す動作フローは、図5に示す動作フローに含ませることもできる。すなわち、図5のステップS507及びステップS509の間に図8のステップS807及びステップS809の処理を順次行なわせてもよい。
【0070】
また、スケジュール管理部24に生成された利用スケジュールの一覧情報や当該個人識別IDに関係する情報は、個人識別IDが検出された運動器具1に対してのみ送るようにしてもよいし、利用されている運動器具1全てに対して送るようにしてもよい。
【0071】
図9は、図8に示すスケジュール生成アルゴリズムの一例である。
但し、説明を簡単化するために運動メニューの運動継続時間は運動器具1が利用できる時間を時間帯で分けた一つの利用時間枠に納まるものとし、運動器具毎に設定される一つの利用時間枠に利用者は一名しか設定されないものとする。
【0072】
先ず、スケジュール管理部24に送られてきた各個人識別IDごとの各種の情報の内、運動メニュー生成日時を参照して生成日時の早い順に個人識別IDとこれに対応する運動メニューの各種情報(運動器具、運動継続時間、優先順位)を1セットとして上から下に並べる(S901)。次に、各個人識別ID単位で優先順位の項目を見て、ステップS901において並べられた個人識別IDの順番を維持したまま上記項目の優先順位の高い方から個人識別IDと利用する運動器具及び運動継続時間を抜き出して上から下に並べ替える(S903)。各運動器具に設定された利用時間枠の早い方から、ステップS903で並べ替えられた順に個人識別IDを埋めていく(S905)。ステップS905において各利用時間枠に個人識別IDを埋めていく際、同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定されるかどうかを判断し(S907)、同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定される場合には、ステップS903で並べ替えられた順においてその運動器具を利用する直後の個人識別IDを優先させ、それに該当する個人識別IDがない場合はその利用時間枠を飛ばして、上記同一の個人識別IDは次の利用時間枠に埋める(S909)。ステップS905からステップS909の処理は、ステップS911において運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDがなくなると判断されるまで、繰り返し行なわれる。
【0073】
また、ステップS907において同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定されない場合には、ステップS905で利用時間枠に埋めた状態を維持し、ステップS909の処理を飛ばして、ステップS911の処理に移行する。そして、ステップS911において、運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDが残っていると判断された場合はステップS905の処理に戻り、運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDがないと判断された場合は本処理を終了する。
【0074】
上述した一例のように、上記スケジュール生成アルゴリズムの下、各運動器具1の利用スケジュールが生成される。
このように、運動器具1の利用スケジュールを管理し、利用スケジュールの情報を利用者2に送信できるようにすることによって、利用者2は、未使用の運動器具1を探したり、目的の運動器具が使用中である場合には、いつ他人の使用が終わるか分からない運動器具を次に使用するために待っていたり、といった行動をとる必要がなくなり、効率よく運動を行なうことができるようになる。
【0075】
なお、本実施の形態においては、ネットワーク4を介した運動管理サーバ3から利用者2による運動器具1での運動を支援しているように示されているが、運動管理サーバ3に設けた機能をネットワーク上に分散させて構成してもよい。
【0076】
また、本実施の形態においては、ネットワーク4を介した運動管理サーバ3から利用者2による運動器具1での運動を支援しているが、各運動器具1に運動管理サーバ3に示した機能を設けてスタンドアロンで管理させてもよい。
【0077】
この場合、図2の第一の制御部16と第二の制御部21とは一体のものとする。
また、本実施の形態に示した体調情報の検出機能は、あることが望ましいものであり、必須ではない。
【0078】
また、本実施の形態において特に詳細には示さなかったが、利用者2が携帯するRFIDタグやバーコードタグや赤外線通信装置などの無線識別素子に構成された受信機に対し運動器具側に構成された送信機から情報を送信する機能を利用して、運動器具1から利用者2に各種通知が行なえるようにしてもよい。
【0079】
また、本実施の形態において、個人識別IDの特定に例えばICカードなどの磁気記録媒体を利用する場合には、図2及び図7の個人識別情報検出部11として運動器具1にリーダ/ライタ部を構成し、図2及び図7の個人情報記録部22を磁気記録媒体で構成して、前者の個人識別情報検出部11に個人識別IDと他の記録情報(個人情報テーブルの内容)を読み取ることができるものとし、同図に示されていないが、後者の個人情報記録部22の信号線を同図の第二の制御部21から外して個人識別情報検出部11と直接、相互に、送受信させるようにしてもよい。なお、上記磁気記録媒体とリーダ/ライタ部との間の信号の送受信は、接触によるもののみに限られず、例えば赤外線通信などの無線通信を利用した非接触によるものであってもよい。
【0080】
また、本実施の形態において、図1のネットワーク4上に利用者閲覧端末を設けて、利用者閲覧端末から個人情報管理テーブルや運動メニューテーブルなどへの入力操作が行なえるようにしても良い。この利用者閲覧端末にRFIDシステムなどの個人識別情報検出手段を構成することで、この利用者閲覧端末においても個人を特定できる。
【0081】
また、本実施の形態において、図1のネットワーク4上に会計システムを設ければ、利用者2が利用する運動器具や利用時間に応じて柔軟に料金を変える課金処理が可能となる。例えば、運動器具1の個人識別情報検出手段11で検出された個人による、その運動器具1の利用情報(例えば利用した時間など)をデータで管理し、その利用情報に対して課金設定(例えば10分あたり100円などの利用料金の設定)に基づく課金処理を行い、利用した運動器具1のトータルの利用料金を算出して利用者に請求する。このような構成にすれば、利用者2は、運動器具1を利用した分だけ料金を支払うので、従来のように1月単位で所定額を支払うよりもより納得できるようになる。そして、料金体系においてもより柔軟に自由に設定することができるようになる。さらに、利用した時間に応じて例えば割引などのサービスを提供することも可能となる。
【0082】
以上のように、本発明の実施の形態においては、個人識別IDを利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューが提供できるようになり、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に提供できるようになる。
【0083】
また、利用者閲覧端末の導入や会計システムを導入することで、スポーツジム内における利用者2の全ての行為を、個人識別情報をキーとして一括管理することができるようになり、この会計システムの導入によってより分かり易い料金体系を利用者2に提供できるようになる。
【0084】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、会員番号のように個人を識別する情報を利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューが提供できるようになり、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運動管理システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】運動器具1と利用者2と運動管理サーバ3における各種機能を示したブロック図の一例である。
【図3】個人情報管理テーブルと体調情報管理テーブルの一例である。
【図4】運動メニューテーブルの一例である
【図5】利用者2が運動器具1を利用する際の運動管理システムの動作フローの一例である。
【図6】運動開始指示後の運動管理システムの動作フローの一例である。
【図7】図2にスケジュール管理部24を構成したブロック構成図の一例である。
【図8】図7のブロック構成下における運動管理システムの動作フローの一例である。
【図9】スケジュール生成アルゴリズムの一例である。
【符号の説明】
11 個人識別情報検出部
12 体調情報検出部
13 運動器具調整部
16 第一の制御部
21 第二の制御部
22 個人情報記録部
23 運動メニュー管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動器具を用いた利用者の運動を一元管理する技術に関し、特に利用者に割り当てられた個人識別情報をトリガとして運動器具を個別に設定するシステムまたはその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、無酸素運動や有酸素運動などの運動に使用されるものとして様々な運動器具が各社で製品化されている。これらの運動器具は、個人的に手軽に使用できる小型のものから、複数種類を所有して複数人で共有して使用される大型のものまで幅広く存在する。そして、登録制のスポーツジムなどにおいては小型の運動器具から大型の運動器具を複数種類所有し、これらを複数人で共有して使用させている。
【0003】
通常、スポーツジムでは、運動器具の利用者に会員登録をしてもらって利用者に会員番号を付与し、この会員番号の下、受け付けでの入退場管理、月々や年単位での使用料金の支払い管理、または専用端末からの各会員の入力による運動内容の記録が行なわれている。
【0004】
受け付けを済ませた利用者が運動器具を利用する場合、利用者は未使用の運動器具を探して、使用する運動器具毎に所望の運動メニューを設定して、それから運動を開始する。運動器具に所望の運動メニューを設定する操作は、運動器具毎に組み込まれたプログラムに沿って備え付けの操作画面から行なわなければならず、年齢や体重などの情報や、運動継続時間や負荷レベルなどの情報を、利用者が使用する運動器具毎に設定して、それから運動を開始しなければならない。
【0005】
なお、運動器具によるが、この操作には複雑なものが多く、通常はインストラクターなどの指導の下で操作を学ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一度その操作を学んだ利用者は次回から自分で各種設定を行なう場合が多く、その設定内容は利用者の好き好きに設定され、慣れてくるとその操作を簡略化して所定の運動メニューに沿ったものではないワンパターンな設定がなされ、利用者にとっては非常に効率悪い運動が繰り返し行なわれてしまう。例え運動メニューが紙出力されて利用者に手渡されてとしても、運動器具の設定操作は面倒なものであることから、その運動メニューに沿って繰り返し運動器具を設定する利用者の負担は大きく、運動を目的とする利用者にとってはそのことが大きな弊害となってしまう。
【0007】
また、利用者が目的の運動器具で運動を開始する際、その目的の運動器具が使用中である場合には、いつ他人の使用が終わるか分からない運動器具を次に使用するために待っていたり、他の未使用の運動器具を探したりと、一々注意していなければならず、少ない時間で効率の良い運動を行なうには時間をロスする要素が多すぎる。
【0008】
そこで本発明は、会員番号のように個人を識別する情報を利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューを提供させる運動管理システム及びその方法を提供し、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に行なわせることが可能な運動管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために以下のように構成する。
すなわち本発明の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、前記検出された個人識別情報に関連付けて記録された前記個人情報記録手段の運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0010】
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて、該個人識別情報に関連付けられた運動メニューに応じた設定が運動器具に施される。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0011】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて該個人識別情報に関連付けられた体力情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定が運動器具に施される。
【0012】
また、本発明の他の態様の一つは、個人の体調情報を検出する体調情報検出手段をさらに有し、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記検出された体調情報とに基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、を備えるように構成する。
【0013】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて該個人識別情報に関連付けられた体力情報と例えばその個人のリアルタイムな心拍数や発汗量などを示す体調情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定(体調情報を加えたことによるより個人にあった設定)が運動器具に施される。
【0014】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、を少なくとも備える運動器具に対し、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)とを関連付けて記録する個人情報記録手段が通信を介して接続され、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される運動メニューへの参照、及び該運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成する。
【0015】
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて、通信を介した個人情報記録手段に記録された該個人識別情報と関連付けられた運動メニューに応じた設定が通信を介して運動器具に施される。
【0016】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、運動器具を調整する運動器具調整手段と、を少なくとも備える運動器具に対し、前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニュー(例えば、運動器具に設定できる変数の値など)を生成する運動メニュー生成手段と、が通信を介して接続され、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、及び該体力情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成する。
【0017】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて通信を介した運動メニュー生成手段で該個人識別情報に関連付けされた体力情報に応じた運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定が通信を介して運動器具に施される。
【0018】
なお、本構成においては、個人の体調情報を検出する体調情報検出手段を前記運動器具にさらに備え、前記運動メニュー生成手段は、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記体調情報検出手段に検出された体調情報に基づいて運動メニューを生成し、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、前記体調情報検出手段に検出された体調情報の前記運動メニュー生成手段への送信、及び前記記録された体力情報と前記送信された体調情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、備えられるように構成してもよい。
【0019】
そして、本構成においては、体力情報を過去に行なった運動実績の情報を扱った運動履歴情報とすることが望ましい。
このように構成することによって、個人識別情報の検出に基づいて通信を介した運動メニュー生成手段で該個人識別情報に関連付けられた体力情報と例えばその個人のリアルタイムな心拍数や発汗量などを示す体調情報を基に該個人識別情報を有する個人の運動メニューが生成され、生成された運動メニューに応じた設定(体調情報を加えたことによるより個人にあった設定)が通信を介して運動器具に施される。
【0020】
また、上述した全ての態様において、前記個人識別情報を有する個人は、該個人を特定する無線識別素子(それ自体に個人識別情報が記憶され、無線により相手に該個人識別情報を送信することができる素子)を携帯することが望ましい。
【0021】
このようにすれば、個人は無線で前記個人識別情報検出手段に特定されるようになる。
また、上述した全ての態様において、各運動器具の利用スケジュールを管理する該運動器具とネットワーク接続されたスケジュール管理手段をさらに備え、前記制御手段は、さらに、前記運動器具に対する利用者の利用スケジュールを前記スケジュール管理手段に生成させ、該生成した利用スケジュールを前記運動器具にネットワークを介して送信させる、ように構成してもよい。
【0022】
このように構成することによって、運動器具においては、ネットワーク接続される運動器具の利用スケジュールを送信により受け取ることができる。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報を検出装置で検出し、前記検出された個人識別情報に関連付けて記録装置に記録した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0023】
このようにすれば、個人識別情報の検出に基づいて各個人に対応する運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、検出装置で検出される個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、運動メニューを生成し、前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0024】
このようにすれば、個人識別情報の検出に基づいて各個人に対応する体力情報に基づく運動メニューが生成され、その運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
【0025】
また、本発明の他の態様の一つは、個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、運動器具を含む所定領域内に位置する前記個人を自動で特定し、前記特定された個人の有する個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、前記個人ごとに運動メニューを生成し、前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、ようにする。
【0026】
このようにすれば、運動器具の所定領域内においては、該運動器具によって個人が特定されるようになり、特定された個人に対応する体力情報に基づいて運動メニューが生成され、その運動メニューに応じた調整が運動器具に自動で施される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の運動管理システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【0028】
同図は、例えばウォーキングやジョギングの運動を目的としたトレッドミルや自転車走行運動を目的としたエアロバイク(登録商標)などの運動器具1と、運動器具1を利用する利用者2と、利用者2の運動を支援する運動管理サーバ3とが、LANやイーサネット(登録商標)などのネットワーク4で互いに接続されて構成されている。
【0029】
同図には示されていないが、この利用者2には、一人一人を識別するための個人識別情報が付与され、運動器具1には、当該運動器具1の利用者2の個人識別情報とその利用者2の体調を示す体調情報とを収集する個人情報収集機能が設けられている。
【0030】
同図では、運動器具1で収集した当該運動器具1の利用者2の個人識別情報と体調情報とを基に、当該利用者2による当該運動器具1での運動を、運動管理サーバ3からネットワーク4を介して支援する。
【0031】
図2は、図1の運動器具1と利用者2と運動管理サーバ3における各種機能を示したブロック図である。なお、ここでは任意の運動器具1とその運動器具1の利用者2と運動管理サーバ3との構成を示す。
【0032】
同図は、個人識別情報検出部11と体調情報検出部12と運動器具調整部13と出力部14と入力部15と第一の制御部16と第二の制御部21と個人情報記録部22と運動メニュー管理部23とで構成されている。
【0033】
本実施の形態において、個人識別情報検出部11はRFID(Radio Frequency Identification)システムで構成し、体調情報検出部12は無線通信システムで構成するものとする。
【0034】
このRFIDシステムは、従来から利用されているデータキャリア技術が適用されるもので、電子的に保持した情報を電磁誘導により非接触で取得する無線通信を実現する。このRFIDシステムの典型的な構成は、送受信回路と制御回路とアンテナとメモリからなるRFIDタグと、送受信回路と制御回路とアンテナからなるリーダとで、構成される。そして、リーダがRFIDタグのメモリの情報を読み取る通信手順は、リーダがRFIDタグに対して電磁波を送信し、電磁波を受けたRFIDタグでは、その電磁波に基づく電磁誘導によって生成される電力を使用してメモリに記憶された情報をリーダに送信する。リーダでその送信された情報を受信すると、その情報は、例えば、デジタル変換処理されたり、さらにそのデジタルデータがリーダと接続されたコンピュータなどでデータ処理されたりする。
【0035】
このように、多くのRFIDタグは、電磁誘導によって動作に必要な電力が供給されるため、無電源で動作する。また、このRFIDシステムは、センサ等の他の装置と組み合わせて使用されることにも適している。
【0036】
さて、このようなRFIDシステムを適用する場合、図2の個人識別情報検出部11については、例えば、個人識別情報の一例である数字8桁を組み合わせて構成される個人識別IDがメモリに記憶されたRFIDタグを、図1の利用者2の腕に巻きつけさせたり首からぶら下げさせたりするなどして利用者2に携帯させるようにし、一方の図1の運動器具1にリーダを取り付けてRFIDシステムを構成させるなどして、個人識別IDを運動器具1で検出できるようにすることができる。
【0037】
また、体調情報検出部12については、例えば、利用者2が携帯するRFIDタグに利用者2の体調情報を測定する装置、本実施の形態においては心拍数や発汗量などを測定する装置を構成させるなどして、運動器具1に無線で体調情報を送信できるようにする。言うまでもなくこの体調情報は、上記心拍数や発汗量に限られず、例えば血圧や体温や呼吸代謝などの利用者2の体調を認識できる他の情報も含まれ、それらの測定にあたっては各種の測定装置を本実施の形態においてはRFIDタグに構成すればよい。
【0038】
なお、本実施の形態において詳細には示さないが、図2の個人識別情報検出部11においては、図1の運動器具1に、バーコードスキャナや、カードリーダや、例えばキーボードやタッチパネルなどの個人識別ID入力操作子などを構成して、利用者2に与えられた個人識別IDをバーコード入力やカード入力や手入力などの入力行為に基づいて運動器具1に検出させるようにしてもよい。
【0039】
また、体調情報検出部12においては、図1の運動器具1に利用者2の体調情報を測定する装置(例えば、各種センサが有線接続された測定装置など)を構成して、利用者2の体調情報を運動器具1に直接取り込めるようにさせてもよい。
【0040】
また、図1の利用者2の個人識別IDを記憶する記憶装置とその利用者2の体調情報を測定する測定装置とを共に赤外線通信を行なう送信機に構成し、この送信機を利用者2に携帯させ、他方の運動器具1に赤外線通信を行なう受信機を構成して、上述した各種情報を赤外線を介して利用者2から運動器具1に送信させるようにしてもよい。
【0041】
以上のように構成することによって、運動器具1の利用者2をその運動器具1で特定することができるようになり、その際、その利用者2の体調情報もその運動器具1に取り込むことができる。
【0042】
続いて、図2の運動器具調整部13は図1の運動器具1に構成され、運動器具1のパラメータを設定し、その運動器具1で利用者2が運動を開始できる状態に運動器具1を調整する。このパラメータとは、例えば運動継続時間や運動負荷や運動メニューの処理速度(時間/セット)や運動器具の調節位置など、各運動器具1に設定される変数である。
【0043】
続いて、図2の出力部14は、図1の運動器具1に構成され、液晶やLEDなどで構成される表示装置や、印刷装置であり、上記パラメータを設定するための設定用画面や上記パラメータの設定確認画面を表示したり、上記パラメータに設定した内容を印刷したり、運動メニューを印刷したりする。
【0044】
続いて、入力部15は、図1の運動器具1に構成され、例えば上記パラメータをマニュアル設定するなど、各種入力用の入力装置である。
続いて、第一の制御部16は、上記各部(図2の個人識別情報検出部11と体調情報検出部12と運動器具調整部13と出力部14と入力部15)の制御、または、本実施の形態においては通信回線を介した、第二の制御部21の制御を行なう。
【0045】
続いて、個人情報記録部22は、本実施の形態においては図1の運動管理サーバ3に構成され、例えば、利用者2の、個人識別ID、名前や年齢などの個人情報、身長や体重や各部の筋力測定値や持久力測定値などの基礎体力情報、過去に利用した運動器具やその利用日やパラメータの設定内容や実際に運動した運動内容を記録した運動履歴情報、所定時刻ごとに体調情報検出部12から取得されて通信を介して図1の運動管理サーバ3に送られる体調情報、またはこれから行なう運動の内容(例えば運動継続時間や運動負荷や運動メニューの処理速度や運動器具の調節位置が、個人ごと、運動器具1ごと、などの単位で示される情報)が算出されてなる運動メニューなど、個人別情報を記録する。
【0046】
続いて、運動メニュー管理部23は、本実施の形態においては図1の運動管理サーバ3に構成され、例えば個人別情報などに基づいて各個人の運動メニューを生成し、生成した運動メニューを記録する。この運動メニューの生成方法は、例えば、運動履歴情報の最新日時の運動量に所定パーセントを乗じたり、所定時間ごとに変化する体調情報の所定の基準値からの上下動に基づいて運動量を増減させたり、ここでは詳細に示さないが、運動メニューを生成するための種々のアルゴリズムに基づいて運動メニューを生成させてよい。
【0047】
最後に、第二の制御部21は、上記各部(図2の個人情報記録部22、及び運動メニュー管理部23)の制御、または本実施の形態においては通信回線を介して、第一の制御部16の制御を行なう。
【0048】
ここで、図2の個人情報記録部22に記録される個人別情報の一例として、個人情報管理テーブル及び体調情報管理テーブルを以下に説明する。
図3の(a)には、個人情報管理テーブルが示されている。
【0049】
同図の各項目は、左から、個人識別ID、名前及び年齢を示す個人情報、身長及び体重を示す基礎体力情報、運動器具及びその利用日及びその運動器具の設定内容を利用した運動器具の数だけ時系列順に繰り返し示す運動履歴情報とで構成され、各レコードは個人識別番号の「00000001」から「00000003」までしか同図には示されていないが、登録されている個人識別IDに対応するレコードがそのID番号順に縦に配列されている。
【0050】
同図の各レコードが有するデータの意味は、仮に個人識別番号「00000001」に対応するレコードを例に挙げると、個人識別IDは個人に付与された8桁の数字であり、名前は氏「山田」であり、年齢は現在の年齢「20歳」であり、身長は「170cm(センチメートル)」であり、体重は「60kg(キログラム)」であり、運動器具は、運動器具の名称の一つ「エアロバイク」であり、利用日は運動器具を利用した日付「6月10日」であり、設定内容は運動器具の設定内容を記号で示したものであり、この後に繰り返し続く運動器具から設定内容のデータは、上記と同様にそれぞれ、運動器具は、運動器具の名称であり、利用日は運動器具を利用した日付であり、設定内容は運動器具の設定内容を記号で示したものとなる。
【0051】
なお、ここで述べた記号は、例えば、「B」は、エアロバイクの運動継続時間が1時間で負荷が50W(ワット)で、トレッドミルの運動継続時間が30分で負荷が100W(ワット)など、各種の設定値の組み合わせを予め記号で対応させたものである。
【0052】
また、同図の(b)には、体調情報を記録した体調情報管理テーブルが示されている。
同図は、現在、個人識別ID「00000001」の利用者2が運動を開始する状態にあるものとした場合の例である。ここで運動を開始する状態にあるとは、利用者2が運動器具1の位置に位置して、利用者2の体調情報が運動器具1に送信されており、この送信に基づいて運動器具1の設定が調整されるのを利用者2が待機している状態をいう。
【0053】
同図の各項目は、左から、個人識別ID、測定日時、測定時刻、心拍数、発汗量に分けられ、測定日、測定時刻、心拍数、及び発汗量を1セットとして、同図には2回分の測定結果しか示されていないが、本例では体調情報の測定中であれば1分間置きに繰り返し記録されるものとする。同図のレコードに記されている内容の意味は、仮に個人識別番号「00000001」に対応するレコードを例に挙げると、個人識別IDは8桁の数字であり、日付は測定日「8月1日」であり、時刻は測定時刻「10時」であり、心拍数は測定時刻に測定された心拍数「100回/分」であり、発汗量は測定時刻に測定された測定開始からの発汗量「10cc」であり、この後に繰り返し続く日付から発汗量のデータは、上記と同様にそれぞれ、日付は測定日であり、時刻は測定時刻であり、心拍数は測定時刻に測定された心拍数であり、発汗量は測定時刻に測定された測定開始からの発汗量である。
【0054】
同図には個人識別番号の「00000001」から「00000003」までのレコードしか示されていないが、登録されている個人識別IDに対応するレコードがそのID番号順に縦に配列されている。
【0055】
図4は、図3で示した記録情報に基づいて運動メニュー管理部23で生成された運動メニューが記録された運動メニューテーブルの一例である。
なお、同図に示す運動メニューテーブルは、個人識別番号「00000001」に対する例であり、各利用者の運動メニューは個人識別IDごと上記同様に管理され、特に図示はされていないが、個人識別IDごとに、運動メニューの生成日時も管理できるようになっている。
【0056】
同図の各項目は、左から、利用対象の運動器具1、その運動器具1に与えられるパラメータの設定値(本例では、運動継続時間及び運動負荷の設定値のみを扱うものとする)、及び利用する運動器具の優先順位で構成され、同図にはエアロバイクの下にトレッドミルに関するレコードしか記されていないが、利用する運動器具の優先順にレコードが縦に配列される。同図の各項目に記されている内容の意味は、仮に運動器具がエアロバイクに対応するレコードを例に挙げると、運動継続時間は「1時間」であり、運動負荷は「50W(ワット)」であり、優先順位は優先して利用する順番「1番」である。
【0057】
なお、図3及び図4に示したテーブルの分け方は一例であり、テーブルを分ける方法やテーブル内に設定する項目や配列は適宜設計してよい。
ここで、上記個人情報管理テーブル及び体調情報管理テーブルを個人情報記録部22に有し、上記運動メニューテーブルを運動メニュー管理部23に有する、本発明の実施の形態の運動管理システムの制御を図2のブロック図で示した番号を用いて以下に説明する。
【0058】
図5は、図1の利用者2が運動器具1を利用する際の運動管理システムの制御の一例である。
先ず、図1において、利用者2が運動器具1周辺の所定領域内に入り、運動器具1に構成されたリーダから発信される電磁波に対して利用者2が携帯するRFIDタグが反応し、RFIDタグのメモリに記憶された8桁の数字からなる個人識別IDが運動器具1のリーダに送信されて運動器具1において個人識別IDが検出されるように、図2の個人識別情報検出部11で利用者の個人識別IDが検出される(S501)。そして、図1において、利用者2の心拍数と発汗量を示す体調情報が1分置きに利用者2が携帯するRFIDタグに構成された各種装置で検出されて、所定のタイミングで運動器具1の受信機に送信されるように、図2の体調情報検出部12で体調情報が検出される(S503)。上記ステップS501及びステップS503で検出した各種の情報は、図1において運動器具1から運動管理サーバ3に通信を介して送信されるように、図2の第一の制御部16から第二の制御部21へ通信を介して送信される(S505)。ステップS505で送信された体調情報を、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに個人情報記録部22の体調情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する位置に記録し、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに、図2の個人情報記録部22に記録される個人情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する各種情報と体調情報管理テーブルに記録されたその個人識別IDに対応する体調情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを生成し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルにその個人識別IDと対応させて記録する(S507)。ステップS507で運動メニューテーブルに記録された運動メニューは、図2の第二の制御部21から第一の制御部16へ通信を介して送信される(S509)。第一の制御部16は、ステップS509において送信された運動メニューを基に運動器具を調整するよう運動器具調整部13に指示し、運動器具調整部13は運動器具のパラメータを設定して運動器具を調整して、運動器具をスタンバイさせる(S511)。
【0059】
なお、図2の入力部15から上記動作を停止させる操作を行い、出力部14の表示装置に表示される運動メニュー設定画面を見ながら入力部15で運動メニューをマニュアル作成して、第一の制御部16に運動器具1を調整するよう運動器具調整部13に指示させるようにしてもよい。この時に作成した運動メニューは運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録させることもできる。
【0060】
また、今回行なった運動は、運動メニューテーブルに記録された今回の運動メニューを当該運動器具1の運動終了後、例えば図2の入力部15からの運動停止操作をトリガとして、個人情報記録部22の個人情報管理テーブルの運動履歴情報に記録させることができる。但し、運動メニューテーブルの設定値は、特に図には示されていないが、予め取り決めたランク表に基づいて、設定された組み合わせを記号化して個人情報記録部22の運動履歴情報の設定内容の項目に記録させることができる。
【0061】
また、ステップS507のタイミングで行なった運動メニューの生成は、例えば、1日の終わりの所定の時刻に次回の運動メニューを予め生成して運動メニュー管理部23に記録しておき、ステップS507のタイミングでは、ステップS505で送信された体調情報を、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに個人情報記録部22の体調情報管理テーブルのその個人識別IDに対応する位置に記録し、ステップS505で送信された個人識別IDをキーに、図2の運動メニュー管理部23に記録される運動メニューテーブルのその個人識別IDに対応する運動メニューと個人情報記録部22の体調情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを微調整し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録されていた運動メニューに新たに生成された運動メニューを上書きするようにしてもよい。
【0062】
続いて、運動中も利用者の運動を管理する運動管理システムについて説明する。
図6は、入力部15から運動開始指示を出した後の運動管理システムの動作フローの一例である。但し、この間も個人識別IDは検出によって特定されているものとする。
【0063】
先ず、体調情報検出部12で1分置きに検出される利用者2の体調情報を第一の制御部16から第二の制御部21に通信を介して送信し、第二の制御部21によって個人情報記録部22の体調情報管理テーブルの所定の個人識別IDに対応する位置にこの体調情報を記録させる(S601)。ステップS601で体調情報管理テーブルに記録された体調情報と個人情報管理テーブルの当該個人識別IDに対応する各種情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを逐次生成し、運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルや、図示されてはいないが運動メニューテーブルの設定値を所定時間別に記録できる時間別設定テーブルに、記録する(S603)。ステップS603で運動メニューテーブルまたは時間別設定テーブルに記録された運動メニューは、図2の第二の制御部21から第一の制御部16へ通信を介して送信される(S605)。制御部16は、ステップS605において送信された運動メニューを基に運動器具1を調整するよう運動器具調整部13に指示し、運動器具調整部13は運動器具のパラメータを設定して運動器具1を調整する(S607)。このステップS601からステップS607までの処理は、当該運動器具1の運動を終了するまで(S609)、例えば図2の入力部15からの運動停止操作があるまで繰り返し行なわれる。
【0064】
なお、体調情報管理テーブルに記録された体調情報と個人情報管理テーブルの各種情報とを基礎情報として運動メニュー管理部23で運動メニューを生成するステップS603においては、体調情報から利用者の極度の疲労を算出した時は、運動を強制的に停止させるようにしてもよい。
【0065】
図3及び図4に示すテーブル構成で、図5及び図6に示した制御を運動管理システムに行なわせれば、利用者2は何の操作もせずして運動器具1に個人が特定され、その個人に合った運動メニューに基づいて利用する運動器具1が自動調整されるので、利用者2は運動器具1の調整を気にしないで運動に集中でき、運動メニューに沿った効率の良い運動ができるようになる。
【0066】
次に、運動管理サーバ3にネットワーク接続された各運動器具1の利用をスケジュール管理させる機能を加えた構成について説明する。
図7は、図2に示したブロック構成に加え、運動器具1の利用スケジュールを生成するスケジュール管理部24が構成されている。
【0067】
同図のスケジュール管理部24は、運動管理サーバ3に構成され、運動管理サーバ3にネットワーク接続された各運動器具1の利用状況を管理する。
図8は、図7の構成下における運動管理システムの動作フローの一例を示したものである。なお、各種テーブルには図3及び図5に示されるテーブルが適用され、運動器具1の調整には、図5及び図6に示される動作フローが適用されるものとし、ここでは利用者2の運動メニューの生成後に行なう利用状況確認のみの動作フローについて説明する。
【0068】
図8において、先ず、運動器具1の個人識別情報検出部11で個人識別IDが検出される(S801)。ステップS801で検出された個人識別IDは図2の第一の制御部16から第二の制御部21へ通信を介して送信される(S803)。ステップS803で第二の制御部21に送信された個人識別IDをトリガとして運動メニュー管理部23の運動メニューテーブルに記録された全ての個人識別IDに対する各種情報を第二の制御部21で抽出する(S805)。ステップS805で抽出した各種の情報をスケジュール管理部24に送り、例えば後述する図9に示すスケジュール生成アルゴリズムに基づいて各運動器具1の利用スケジュールを生成する(S807)。ステップS807において、スケジュール管理部24に生成された利用スケジュールの一覧情報や当該個人識別IDに関係する情報が第二の制御部21から当該運動器具1または全ての運動器具1に構成される第一の制御部16に通信を介して送信され、各運動器具1の出力部14に出力される(S809)。
【0069】
なお、図8に示す動作フローは、図5に示す動作フローに含ませることもできる。すなわち、図5のステップS507及びステップS509の間に図8のステップS807及びステップS809の処理を順次行なわせてもよい。
【0070】
また、スケジュール管理部24に生成された利用スケジュールの一覧情報や当該個人識別IDに関係する情報は、個人識別IDが検出された運動器具1に対してのみ送るようにしてもよいし、利用されている運動器具1全てに対して送るようにしてもよい。
【0071】
図9は、図8に示すスケジュール生成アルゴリズムの一例である。
但し、説明を簡単化するために運動メニューの運動継続時間は運動器具1が利用できる時間を時間帯で分けた一つの利用時間枠に納まるものとし、運動器具毎に設定される一つの利用時間枠に利用者は一名しか設定されないものとする。
【0072】
先ず、スケジュール管理部24に送られてきた各個人識別IDごとの各種の情報の内、運動メニュー生成日時を参照して生成日時の早い順に個人識別IDとこれに対応する運動メニューの各種情報(運動器具、運動継続時間、優先順位)を1セットとして上から下に並べる(S901)。次に、各個人識別ID単位で優先順位の項目を見て、ステップS901において並べられた個人識別IDの順番を維持したまま上記項目の優先順位の高い方から個人識別IDと利用する運動器具及び運動継続時間を抜き出して上から下に並べ替える(S903)。各運動器具に設定された利用時間枠の早い方から、ステップS903で並べ替えられた順に個人識別IDを埋めていく(S905)。ステップS905において各利用時間枠に個人識別IDを埋めていく際、同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定されるかどうかを判断し(S907)、同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定される場合には、ステップS903で並べ替えられた順においてその運動器具を利用する直後の個人識別IDを優先させ、それに該当する個人識別IDがない場合はその利用時間枠を飛ばして、上記同一の個人識別IDは次の利用時間枠に埋める(S909)。ステップS905からステップS909の処理は、ステップS911において運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDがなくなると判断されるまで、繰り返し行なわれる。
【0073】
また、ステップS907において同一の利用時間枠に同一の個人識別IDが設定されない場合には、ステップS905で利用時間枠に埋めた状態を維持し、ステップS909の処理を飛ばして、ステップS911の処理に移行する。そして、ステップS911において、運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDが残っていると判断された場合はステップS905の処理に戻り、運動器具と運動継続時間が対応付けられている個人識別IDがないと判断された場合は本処理を終了する。
【0074】
上述した一例のように、上記スケジュール生成アルゴリズムの下、各運動器具1の利用スケジュールが生成される。
このように、運動器具1の利用スケジュールを管理し、利用スケジュールの情報を利用者2に送信できるようにすることによって、利用者2は、未使用の運動器具1を探したり、目的の運動器具が使用中である場合には、いつ他人の使用が終わるか分からない運動器具を次に使用するために待っていたり、といった行動をとる必要がなくなり、効率よく運動を行なうことができるようになる。
【0075】
なお、本実施の形態においては、ネットワーク4を介した運動管理サーバ3から利用者2による運動器具1での運動を支援しているように示されているが、運動管理サーバ3に設けた機能をネットワーク上に分散させて構成してもよい。
【0076】
また、本実施の形態においては、ネットワーク4を介した運動管理サーバ3から利用者2による運動器具1での運動を支援しているが、各運動器具1に運動管理サーバ3に示した機能を設けてスタンドアロンで管理させてもよい。
【0077】
この場合、図2の第一の制御部16と第二の制御部21とは一体のものとする。
また、本実施の形態に示した体調情報の検出機能は、あることが望ましいものであり、必須ではない。
【0078】
また、本実施の形態において特に詳細には示さなかったが、利用者2が携帯するRFIDタグやバーコードタグや赤外線通信装置などの無線識別素子に構成された受信機に対し運動器具側に構成された送信機から情報を送信する機能を利用して、運動器具1から利用者2に各種通知が行なえるようにしてもよい。
【0079】
また、本実施の形態において、個人識別IDの特定に例えばICカードなどの磁気記録媒体を利用する場合には、図2及び図7の個人識別情報検出部11として運動器具1にリーダ/ライタ部を構成し、図2及び図7の個人情報記録部22を磁気記録媒体で構成して、前者の個人識別情報検出部11に個人識別IDと他の記録情報(個人情報テーブルの内容)を読み取ることができるものとし、同図に示されていないが、後者の個人情報記録部22の信号線を同図の第二の制御部21から外して個人識別情報検出部11と直接、相互に、送受信させるようにしてもよい。なお、上記磁気記録媒体とリーダ/ライタ部との間の信号の送受信は、接触によるもののみに限られず、例えば赤外線通信などの無線通信を利用した非接触によるものであってもよい。
【0080】
また、本実施の形態において、図1のネットワーク4上に利用者閲覧端末を設けて、利用者閲覧端末から個人情報管理テーブルや運動メニューテーブルなどへの入力操作が行なえるようにしても良い。この利用者閲覧端末にRFIDシステムなどの個人識別情報検出手段を構成することで、この利用者閲覧端末においても個人を特定できる。
【0081】
また、本実施の形態において、図1のネットワーク4上に会計システムを設ければ、利用者2が利用する運動器具や利用時間に応じて柔軟に料金を変える課金処理が可能となる。例えば、運動器具1の個人識別情報検出手段11で検出された個人による、その運動器具1の利用情報(例えば利用した時間など)をデータで管理し、その利用情報に対して課金設定(例えば10分あたり100円などの利用料金の設定)に基づく課金処理を行い、利用した運動器具1のトータルの利用料金を算出して利用者に請求する。このような構成にすれば、利用者2は、運動器具1を利用した分だけ料金を支払うので、従来のように1月単位で所定額を支払うよりもより納得できるようになる。そして、料金体系においてもより柔軟に自由に設定することができるようになる。さらに、利用した時間に応じて例えば割引などのサービスを提供することも可能となる。
【0082】
以上のように、本発明の実施の形態においては、個人識別IDを利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューが提供できるようになり、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に提供できるようになる。
【0083】
また、利用者閲覧端末の導入や会計システムを導入することで、スポーツジム内における利用者2の全ての行為を、個人識別情報をキーとして一括管理することができるようになり、この会計システムの導入によってより分かり易い料金体系を利用者2に提供できるようになる。
【0084】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、会員番号のように個人を識別する情報を利用して運動器具毎にその利用者に最適な運動メニューが提供できるようになり、さらに、運動器具全般の利用スケジュールを管理して効率の良い運動を利用者に提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運動管理システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】運動器具1と利用者2と運動管理サーバ3における各種機能を示したブロック図の一例である。
【図3】個人情報管理テーブルと体調情報管理テーブルの一例である。
【図4】運動メニューテーブルの一例である
【図5】利用者2が運動器具1を利用する際の運動管理システムの動作フローの一例である。
【図6】運動開始指示後の運動管理システムの動作フローの一例である。
【図7】図2にスケジュール管理部24を構成したブロック構成図の一例である。
【図8】図7のブロック構成下における運動管理システムの動作フローの一例である。
【図9】スケジュール生成アルゴリズムの一例である。
【符号の説明】
11 個人識別情報検出部
12 体調情報検出部
13 運動器具調整部
16 第一の制御部
21 第二の制御部
22 個人情報記録部
23 運動メニュー管理部
Claims (12)
- 個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、
前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニューとを関連付けて記録する個人情報記録手段と、
運動器具を調整する運動器具調整手段と、
前記検出された個人識別情報に関連付けて記録された前記個人情報記録手段の運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする運動管理システム。 - 個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、
前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、
前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニューを生成する運動メニュー生成手段と、
運動器具を調整する運動器具調整手段と、
前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする運動管理システム。 - 個人の体調情報を検出する体調情報検出手段をさらに有し、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記検出された体調情報とに基づいて運動メニューを生成する運動メニュー生成手段と、
前記検出された個人識別情報に対応する前記生成された運動メニューに基づいて前記運動器具調整手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の運動管理システム。 - 個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、
運動器具を調整する運動器具調整手段と、
を少なくとも備える運動器具に対し、
前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の運動メニューとを関連付けて記録する個人情報記録手段が通信を介して接続され、
前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される運動メニューへの参照、及び該運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、
備えられることを特徴とする運動管理システム。 - 個人識別情報を検出する個人情報検出手段と、
運動器具を調整する運動器具調整手段と、
を少なくとも備える運動器具に対し、
前記個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録する個人情報記録手段と、
前記個人情報記録手段に記録された体力情報に基づいて運動メニューを生成する運動メニュー生成手段と、
が通信を介して接続され、
前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、及び該体力情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、
備えられることを特徴とする運動管理システム。 - 個人の体調情報を検出する体調情報検出手段を前記運動器具にさらに備え、
前記運動メニュー生成手段は、前記個人情報記録手段に記録された体力情報と前記体調情報検出手段に検出された体調情報に基づいて運動メニューを生成し、前記個人情報検出手段で検出される個人識別情報に対応する、前記個人情報記録手段に記録される体力情報への参照、前記体調情報検出手段に検出された体調情報の前記運動メニュー生成手段への送信、及び前記記録された体力情報と前記送信された体調情報に基づいて前記運動メニュー生成手段によって生成された運動メニューに基づく前記運動器具調整手段への調整指示を、前記通信を介して行なう制御手段が、
備えられることを特徴とする請求項5に記載の運動管理システム。 - 前記体力情報は、運動履歴情報であることを特徴とする請求項2、3、5、または6に記載の運動管理システム。
- 前記個人識別情報を有する個人は、該個人を特定する無線識別素子を携帯することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の運動管理システム。
- 各運動器具の利用スケジュールを管理する該運動器具とネットワーク接続されたスケジュール管理手段をさらに備え、
前記制御手段は、さらに、前記運動器具に対する利用者の利用スケジュールを前記スケジュール管理手段に生成させ、該生成した利用スケジュールを前記運動器具にネットワークを介して送信させる、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一つに記載の運動管理システム。 - 個人識別情報を検出装置で検出し、
前記検出された個人識別情報に関連付けて記録装置に記録した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、
ことを特徴とする運動管理方法。 - 個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、
検出装置で検出される個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、運動メニューを生成し、
前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、
ことを特徴とする運動管理方法。 - 個人識別情報と該個人識別情報を有する個人の体力情報とを関連付けて記録装置に記録し、
運動器具を含む所定領域内に位置する前記個人を自動で特定し、
前記特定された個人の有する個人識別情報に対応する、前記記録装置に記録された体力情報に基づいて、前記個人ごとに運動メニューを生成し、
前記生成した運動メニューに基づいて運動器具を自動調整する、
ことを特徴とする運動管理方法。
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