JP2003230303A - 水田除草機 - Google Patents

水田除草機

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JP2003230303A
JP2003230303A JP2002029657A JP2002029657A JP2003230303A JP 2003230303 A JP2003230303 A JP 2003230303A JP 2002029657 A JP2002029657 A JP 2002029657A JP 2002029657 A JP2002029657 A JP 2002029657A JP 2003230303 A JP2003230303 A JP 2003230303A
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JP
Japan
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weeding
tooth
weeds
swinging
rotary drum
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JP2002029657A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Miyahara
佳彦 宮原
Takahiro Shikanuma
隆宏 鹿沼
Fumio Kuroiwa
二三男 黒岩
Norihiro Uejima
徳弘 上島
Takanori Izumitani
隆徳 泉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雑草を除草するときに、次に除草する隣接部の
植付苗を押し倒したり、又は埋没させることを防止しよ
うとするものである。 【解決手段】左右へ揺動移動して雑草を除草する左右揺
動ツース式除草装置4a,4bと、回転して除草する回
転ドラム式除草装置5とは、前後に並設すると共に、該
回転ドラム式除草装置5の側方部の左右両側には、左右
へ揺動移動して雑草を除草する揺動ツース装置6を設
け、又、左右揺動ツース式除草装置4a,4bは上下調
節可能な構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、左右へ揺動移動
して雑草を除草する左右揺動ツース式除草装置と、回転
して除草する回転ドラム式除草装置を、前後に並設する
と共に、該回転ドラム式除草装置の側方部の左右両側に
は、左右へ揺動移動して雑草を除草する揺動ツース装置
を設けた技術であり、水田除草機の除草装置として利用
できる。
【0002】
【従来の技術】水田除草機としては、左右方向に所定間
隔をあけて設けた複数本の揺動ツースを左右方向に揺動
させてツース下部を水田内の雑草の根部あるいは茎葉部
へ作用させ、雑草を掘起すタイプのものと、左右方向に
設けた複数個の回転ドラムを回転させて水田内の雑草を
掘起すタイプのものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水田除草機の除草装置
は、左右揺動ツース式除草装置であると、株間は略除草
できるが、条間は確実に除草できないことがあり、又、
回転ドラム式除草装置であると、条間は略除草できる
が、株間は除草できないことがあり、更に次に除草する
隣接部の条間が苗植付けのときに、狭くなっていたり、
隣接作業時の重ね代を大きく重合させると、このときに
は、ドラム外周に設けた除草爪でその部分の苗を押し倒
すと共に、埋没させることがあったが、この発明によ
り、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、左右方向に揺動
移動して除草する左右揺動ツース式除草装置4a,4b
と、回転して除草する回転ドラム式除草装置5を、長手
方向を左右にして前後に並設した構成とし、回転ドラム
式除草装置5の側方部の左右両側には、揺動移動して除
草する揺動ツース装置6を設けたことを特徴とする水田
除草機としたものである。
【0005】この構成により、水を貯めた状態の水田に
碁盤目状に植え付けた活着苗の条間部に、回転ドラム式
除草装置5の回転ドラム部を位置させて走行すると、条
間部に植生した雑草を取り除ける。また、活着苗株間に
は、左右揺動ツース式除草装置4a,4bのツース部が
作用して雑草を取り除く。
【0006】さらに、回転ドラム式除草装置5の左右の
揺動ツース装置6により、苗植付時の幅狭状の条の苗部
回りや、隣接作業重合部の苗回りの雑草を取り除くこと
ができる。請求項2に記載の発明においては、前記左右
揺動ツース式除草装置4a,4bは作用深さを上下調節
可能としたことを特徴とする請求項1に記載の水田除草
機としたものである。
【0007】この構成により、活着苗の回りに植生した
雑草が、その種類や経過日数の差により根部の深さが変
化しても、容易に雑草を取り除くことがてきる。請求項
3に記載の発明においては、前記左右揺動ツース式除草
装置4a,4bは、上下方向に複数位置の掻出部45を
有するツース形状としたことを特徴とする請求項1に記
載の水田除草機としたものである。
【0008】この構成により、雑草の根部や葉部の複数
位置にツースの掻出部が触れ易くなり、雑草を抜きやす
くなる。又、雑草の根部の深さが多岐に亘っていてもツ
ースの上下調節が容易に行なえる。請求項4に記載の発
明においては、前記左右揺動ツース式除草装置4a,4
bは、掻出部45を弾性材で覆っていることを特徴とす
る請求項1に記載の水田除草機としたものである。
【0009】この構成により、雑草除去時にツースの掻
出部が活着苗に接当しても、苗には弾性材を介して触れ
苗葉の折れや引きちぎりを生じにくい。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、走行
車両の後方部の前後には、左右揺動ツース式除草装置4
a,4bと、回転ドラム式除草装置5と、この回転ドラ
ム式除草装置5の側方部の左右両側には、揺動ツース装
置6、6とを設けたことにより、これら左右揺動ツース
式除草装置4a,4bと、左右両側の揺動ツース装置
6、6とにより、主に株間の雑草は除去され、又、回転
ドラム式除草装置5で主に条間の雑草が除去されること
により、圃場内の条間、及び株間の雑草は一度で確実に
除去される。又、次に除草する隣接部は条間が苗植付け
のときに狭くなっていたり、隣接作業時の重ね代を大き
く重合させても、左右揺動ツース式除草装置4a,4b
と、左右両側の揺動ツース装置6、6との両者で除草さ
れ、この狭くなった条間部を回転ドラム式除草装置5の
回転ドラムが通過することがなくなり、植付苗を押し倒
したり、又埋没させることがなくなった。
【0011】請求項2の発明においては、左右揺動ツー
ス式除草装置4a,4bの作用深さが調節できることに
より、株間の除草だけの作用深さを深くすることがで
き、雑草がその種類や経過日数の差により根部の深さが
変化しても除草効果を向上させることができる。
【0012】請求項3の発明においては、左右揺動ツー
ス式除草装置4a,4bは上下方向に複数位置の掻出部
を有したツース形状としているので、雑草の根部や葉部
の複数位置にツースの掻出部が触れ易くなり、雑草を抜
きやすくなる。又、雑草の根部の深さが多岐に亘ってい
てもツースの上下調節が容易に行なえる。
【0013】請求項4の発明においては、左右揺動ツー
ス式除草装置4a,4bのツース掻出部を弾性材で覆っ
ているので、雑草除去時にツースの掻出部が活着苗に接
当しても、苗には弾性材を介して触れ苗葉の折れや引き
ちぎりを生じにくい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。水田除草機1は、走行車両2と、こ
の走行車両2の後部に設けた除草装置3とよりなる構成
である。この除草装置3は、その前部に設けて左右へ揺
動移動して、雑草を除草する左右揺動ツース式除草装置
4a,4bと、後部に設けて回転して、雑草を除草する
回転ドラム式除草装置5と、この回転ドラム式除草装置
5の側方部の左右両側に設けて左右へ揺動移動して、雑
草を除草する揺動ツース装置6とよりなる構成である。
これら左右揺動ツース式除草装置4a,4bと、回転ド
ラム式除草装置5と、揺動ツース装置6とを主に図して
説明する。
【0015】前記走行車両2は、図4で示す如く車体フ
レーム7の下側前部の左右両側には、一対の前輪8aを
設けると共に、下側後部の左右両側には、一対の後輪8
bを設けた構成である。車体フレーム7の上側前部に
は、ハンドル9を設けると共に、上側後部には、操縦す
る作業者が搭乗する操縦席10を設け、ハンドル9の操
作により、前輪8aが操作される。これら前・後輪8
a,8b共に、駆動され、繰舵される。四輪駆動の四輪
繰舵式の構成である。
【0016】前記車体フレーム7の上側でハンドル9の
前方部には、図4で示す如くボンネットカバー11で覆
われたエンジンルーム内には、エンジン12を内装した
設けた構成である。又、車体フレーム7の後端部には、
出力ギヤーケース13を設けて、この出力ギヤーケース
13に内装した伝動機構13aからの出力により、除草
装置3を駆動する構成である。
【0017】前記出力ギヤーケース13の後側には、図
1、及び図2で示す如く伝動機構14aを内装した入力
ギヤーケース14を装着して設け、この入力ギヤーケー
ス14の下部には、伝動機構14aから前方へ突出する
入力軸14bを設けた構成である。この入力軸14bに
は、円形状の左・右カム板15a,15bを一方側及び
他方側へ変位させて前後に設け、これら左・右カム板1
5a,15bには、左・右支持ピン15c,15dを前
方側へ突出した構成としている。
【0018】前記除草装置3の揺動ツース式除草装置4
a,4bは、図1〜図3で示す如く断面四角形状の上支
持杆16はコ字形状の支持板16eを固着して設け、こ
の支持板16eを入力ギヤーケース14へボルト等によ
り、装着した構成であり、この上支持杆16の略中央近
傍の左右両側と、左右両側端部との前側面には、内ピン
16aを固着した内取付板16cと、外ピン16bを固
着した外取付板16dとを固着して設けた構成である。
【0019】前記上支持杆16の前方下部には、四角形
状の左・右下支持杆17a,17bを設け、これら左・
右下支持杆17a,17bの上側面の内外端の近傍部に
は、各支持メタル18をボルト等によって装着した構成
である。左・右下支持杆17a,17bの外側端部以外
の前側面には、複数本の揺動ツース19をボルト等によ
り、各植付苗の左右両側の所定位置へ装着して設けると
共に、後側面には、複数本の揺動ツース19をボルト等
により、各植付苗の略中央位置へ装着して設けた構成で
ある。
【0020】該ツース19は図2で示すように、突出先
端側を水平方向に複数個の山形と谷形の形状としてお
り、この部分を掻出部45として左右揺動進行時に、水
中又は土中に位置する雑草の茎葉部や根部に当たりやす
くしている。これら左・右下支持杆17a,17bの外
側端部の前側面には、揺動ツース19をボルト等によ
り、植付苗の条間の中央部から左右両側の所定位置へ装
着して設けると共に、後側面には、揺動ツース19をボ
ルト等により、植付苗の条間の略中央位置へ装着して設
けた構成である。内側部に設けた各支持メタル18に
は、上方へ突出する上下調節ハンドル18aを回動自在
に設けた構成である。
【0021】前記揺動ツース装置6は、図1で示す如く
左右揺動ツース式除草装置4a,4bの後方部で、詳細
後逑する回転ドラム式除草装置5の側方部の左右両側に
設けた構成である。前記左右両側の揺動ツース装置6は
左・右ツース式除草装置4a,4bの左・右下支持杆1
7a,17bの外側面には、図1で示す如く左・右受板
20a,20bを固着して設け、この左・右受板20
a,20bの後端部の内側面には、四角形状の支持杆2
1を設けた構成である。
【0022】前記支持杆21の前側面には、揺動ツース
装置6の各揺動ツース22をボルト等により、植付苗の
条間の中央部から左右両側の所定位置へ装着して設ける
と共に、後側面には、揺動ツース22をボルト等によ
り、植付苗の条間の略中央位置へ装着した構成である。
【0023】前記左・右下支持杆17a,17bに設け
た外側の支持メタル18には、図1〜図3で示す如く支
持ボス23aを設けた外支持具23を支持ピン23bで
回動自在に軸支した構成である。又、内側の支持メタル
18には、支持ボス24aと上下調節板24bとを設け
た内支持具24を支持ピン23bで回動自在に軸支した
構成である。上下調節板24bには、調節溝24cを設
けた構成である。
【0024】前記上支持杆16に設けた各外取付板16
dの各外ピン16bと、左・右下支持杆17a,17b
に設けた各外支持具23の各支持ボス23aとは、外支
持アーム25aを設けて接続して、左・右下支持杆17
a,17bを支持した構成である。又、上支持杆16に
設けた各内取付板16cの各内ピン16aと、左・右下
支持杆17a,17bに設けた各内支持具24の各支持
ボス24aとは、内支持アーム25bを設けて接続し
て、左・右下支持杆17a,17bを支持した構成であ
る。これら外・内支持アーム25a,25bは抜け止め
を施した構成である。
【0025】前記各内支持アーム25bに設けた各支持
ピン25cと、入力軸14bに設けた左・右カム板15
a,15bの支持ピン15c,15dとは、左・右カム
アーム26a,26bを設けて接続して、左・右下支持
杆17a,17bを左右へ揺動移動させる構成である。
これら左・右カムアーム26a,26bは抜け止めを施
した構成である。入力軸14bの回転駆動により、左右
揺動ツース式除草装置4a,4bの左・右カム板15
a,15b、各左・右カムアーム26a,26b、各内
アーム25b、各内支持具24、各支持メタル18等を
介して、左・右下支持杆17a,17bは進行方向に対
して、左右方向へ揺動移動する構成である。この揺動移
動作用によって、これら左・右下支持杆17a,17b
に設け各揺動ツース19により、主として植付苗の株間
に作用して、雑草の根部あるいは、茎葉部へ作用して、
雑草を掘起して水面へ浮き上がらせて除草する構成であ
る。この除草作業を行うときは、圃場内には、水を貯め
た状態で除草作業を行う。
【0026】前記左・右下支持杆17a,17bの揺動
移動により、左右両側の外端部側の各揺動ツース19
と、この各揺動ツース19の後側で、回転ドラム式除草
装置5の側方部の左右両側に位置すべく左・右下支持杆
17a,17bの外側面部に設けた各揺動ツース装置6
の左・右受板20a,20bの各支持杆21の各揺動ツ
ース22が揺動移動され、この各揺動ツース22によ
り、主として植付苗の条間に作用して、雑草の根部ある
いは、茎葉部へ作用して、雑草を掘起して水面へ浮き上
がらせて除去する構成である。
【0027】前記左右揺動ツース式除草装置4a,4b
の外端部の条間に位置する各揺動ツース19と、左右両
側の揺動ツース装置6の各揺動ツース22とにより、条
間の除草が行われることにより、この除草された条間に
は、次の除草のときに、回転ドラム式除草装置5の回転
ドラム32が通過する必要がなく、植付苗が押し倒され
たり、又、埋没することをなくした構成である。
【0028】前記左右揺動ツース式除草装置4a,4
b、及び左右両側の揺動ツース装置6は、図1〜図3で
示す如く、左・右下支持杆17a,17bに設けた内側
の支持メタル18に回動自在に設けた上下調節ハンドル
18aを回動操作して、内支持具24の上下調節板24
bに設けた調節溝24cへ挿入する挿入位置を変更する
ことにより、上下調節移動可能な構成としている。左右
揺動ツース式除草装置4a,4b、及び各揺動ツース装
置6の作用深さがワンタッチ調節できることにより、株
間の除草だけの作用深さを深くすることができて、除草
効果の向上を図ることができる構成である。
【0029】前記回転ドラム式除草装置5は、図1、及
び図2で示す如く入力ギヤーケース14の左右両側に
は、伝動機構27aを内装した伝動ケース27と、支持
ケース28とを設け、伝動ケース27の外側には、伝動
機構29aを内装した左伝動ケース29を設け、支持ケ
ース28の外側には、右支持ケース30を設けた構成で
ある。
【0030】前記左伝動ケース29と右支持ケース30
とにより、回転軸31を回転自在に軸支した構成であ
る。この回転軸31には、複数個の回転ドラム32を回
転自在に軸支した構成であり、この回転ドラム32の外
周部には、鋸刃形状の除草爪32aを円周方向に複数列
を固着して設けた構成である。この回転ドラム32は植
付苗の条間より、若干狭巾として条間へ位置させて設け
た構成である。
【0031】前記回転ドラム式除草装置5は、入力ギヤ
ーケース14の伝動機構14aにより、伝動ケース27
の伝動機構27a、左伝動ケース29の伝動機構29a
を介して、回転軸31が回転駆動されて、回転ドラム3
2が回転駆動される構成である。この回転ドラム32の
回転により、主として植付苗の条間の雑草の根部あるい
は、茎葉部へ作用し、雑草を掘起して水面へ浮き上がら
せて除草する構成である。
【0032】前記左右揺動ツース式除草装置4a,4b
の左・右下支持杆17a,17bへボルト等により、装
着する揺動ツース33は、図5で示す如く上下方向に所
定間隔(A)は、例えば、40〜50mm間隔で上後方
向に上下ツース33aを固着して設けた構成である。
【0033】該上下ツース33aの後端突出端部は掻出
部45としており、掻出部45は水中又は土中に位置す
る雑草の茎葉部や根部を左右に押し動かして雑草を抜き
取る。圃場の雑草は、図5で示す如く根の深さは、例え
ば10〜200mm程度に雑草の種類により、生育して
いることがある。
【0034】これにより、雑草の根の深さは雑草の生
育、種類等によって異なるが、揺動ツース33に上下ツ
ース33aを所定間隔で設けたことにより、各種の根の
深さに対応することができて、雑草除草の効果の拡大が
できる。又、揺動ツース33の本数を減少させることが
できて軽量化、及びコストダウンが可能になる。
【0035】前記左右揺動ツース式除草装置4a,4b
の左・右下支持杆17a,17bへボルト等で装着する
線材よりなる揺動ツース19の突出端部には、図6、及
び図7で示す如く弾性材のゴム材、又は樹脂材等よりな
る補助揺動ツース34を挿入して、この揺動ツース19
の外径部を径大にした構成である。図例では、補助揺動
ツース34を揺動ツース19端から長く突出している
が、突出量をほとんど無くしていても良い。
【0036】これにより、揺動ツース19の外径形状が
径大になることにより、作用効果が拡大すると共に、植
付苗の損傷を防止することができる。又、ツース端から
長く突出すると、柔らかに押動できたり、慣性力により
側方へ幅広く除草することもできる。
【0037】前記除草装置3の後方部には、図8、及び
図9で示す如く除草されて浮いた雑草を集積する箱形状
の集積箱35を上下回動自在に設け、この集積箱35は
線材を横方向へ所定間隔に設けて、除草装置3と略同じ
巾に形成した構成であると共に、この集積箱35を回動
させる油圧駆動式の上下収縮シリンダ36を設けた構成
である。
【0038】前記集積箱35内へ所定量の除草した雑草
が集積されると、旋回したときに、伸縮シリンダ36を
始動させて、集積箱35を上方へ回動させ、集積した雑
草を畦上へ排出させる構成である。これにより、除草し
た雑草を集積して排出することにより、再度活着する雑
草を防止することができる。
【0039】前記除草装置37は、図10、及び図11
で示す如く、例えば、6条植付毎に除草する構成である
と、走行車台2へ直接装着する除草杆38は4条分と
し、この除草杆38の左右両側には、継手杆39を挿入
して設け、この左右両側の継手杆39には、1条分の左
・右補助除草杆40、40を挿入して、各継手杆39に
設けた各挿入孔39aと、各左・右補助除草杆40に設
けた各挿入孔40aとは重合させて、これら各挿入孔3
9aと、各挿入孔40aとには、接続ピン41で接続し
た構成である。
【0040】前記左・右補助除草杆40、40を一方側
へ寄せて装着するときは、図11で示す如く連結杆42
を設けて接続する構成である。前記除草装置37での除
草は、通常は年に3回程度行われることが多く、このた
めに、走行車両2の前・後輪8a,8bが3回同じ箇所
を通ることになり、このために、圃場表面に凹溝ができ
るが、これを図12で示す如く除草杆38に対して、左
・右補助除草杆40、40の組替えにより、これを防止
した構成である。
【0041】前記除草杆38、及び左・右補助除草杆4
0、40には、図1で示す如く所定間隔に複数本の除草
用のツース43を設けた構成であり、この各ツース43
で除草する構成である。これにより、前記走行車両2の
前・後輪8a,8bが同じ箇所を通過することがなくな
り、圃場面に凹溝の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 除草装置の拡大平面図
【図2】 除草装置の拡大側面図
【図3】 除草装置の揺動部の拡大正面斜視図
【図4】 水田除草機の全体側面図
【図5】 他の実施例を示す図で、揺動ツースの拡大
側面図
【図6】 他の実施例を示す図で、揺動ツースの拡大
側面図
【図7】 他の実施例を示す図で、揺動ツースの拡大
平面図
【図8】 他の実施例を示す図で、集積箱部の拡大集
積作用図
【図9】 他の実施例を示す図で、集積箱部の拡大排
出作用図
【図10】 他の実施例を示す図で、除草装置の除草杆
部の組合せ拡大側面斜視図
【図11】 他の実施例を示す図で、除草装置の除草杆
部の組合せ拡大側面斜視図
【図12】 他の実施例を示す図で、除草装置の除草杆
部の組合せ作業状態図
【符号の説明】
4a 左揺動ツース式除草装置 4b 右揺動ツース式除草装置 5 回転ドラム式除草装置 6 揺動ツース装置 45 掻出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 二三男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 上島 徳弘 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 泉谷 隆徳 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B034 AA07 BB01 BC06 HA16 HB02 HB14 HB21 HB27 HB42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に揺動移動して除草する左右揺
    動ツース式除草装置4a,4bと、回転して除草する回
    転ドラム式除草装置5を、長手方向を左右にして前後に
    並設した構成とし、回転ドラム式除草装置5の側方部の
    左右両側には、揺動移動して除草する揺動ツース装置6
    を設けたことを特徴とする水田除草機。
  2. 【請求項2】 前記左右揺動ツース式除草装置4a,4
    bは、作用深さを上下調節可能としたことを特徴とする
    請求項1に記載の水田除草機。
  3. 【請求項3】 前記左右揺動ツース式除草装置4a,4
    bは、上下方向に複数位置の掻出部45を有するツース
    形状としたことを特徴とする請求項1に記載の水田除草
    機。
  4. 【請求項4】 前記左右揺動ツース式除草装置4a,4
    bは、掻出部45を弾性材で覆っていることを特徴とす
    る請求項1に記載の水田除草機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1330229C (zh) * 2004-07-26 2007-08-08 张德福 弹齿式水稻除草机
JP2015130849A (ja) * 2014-01-16 2015-07-23 みのる産業株式会社 除草機
CN106888669A (zh) * 2017-02-23 2017-06-27 新疆振隆农机制造有限公司 一种抽条式打草除草装置及其应用

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